みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2012年08月

夏の美術館巡り(その10)4度目のフェリクス・ホフマン展

8月25日(土) 午後〜 @教文館・ウェンライトホール

4度目のフェリクス・ホフマン展に行ってきました。ホフマンの手作り絵本の展示ページが変わるのを待って♪
最後の展示ページは、「おおかみと七ひきのこやぎ」は、おおかみのお腹からこやぎたちが出てくるシーンに、「赤ずきん」は森の中に入って行く場面、「ながいかみのラプンツェル」が塔の中のふたり、「ねむりひめ」が最後のウェディングケーキの絵に変わっていました。
フェリックス・ホフマンの世界―父から子への贈りものフェリックス・ホフマンの世界―父から子への贈りもの
著者:フェリックス・ホフマン
販売元:小さな絵本美術館
(1998-05)





1回目の様子はこちら、2回目はこちら、 3回目はこちらに書いています。
そんなに広いわけではない展示会場で、30分もあれば全部の絵を見終えることができるのですが、毎回毎回行くたびに発見があるのも、またホフマンの絵の魅力です。

この展覧会を担当されたYさんと会場でばったり。当初はフェリクス・ホフマンの絵だけで人が入るのか?と、上からは心配されたそうです。ホフマンの絵であれば、きっと絵本をよく知る人ならば見に来るはずです・・・ときっぱりお答えになったのだそう。開催まではいろいろ不安もあったようですが、蓋をあけてみると・・・大勢の方がフェリクス・ホフマンの絵を見に訪れてくださったそうです。

こちらこそこんな素敵な企画をしてくださったことに、心から感謝申し上げたいと思います。

なんといっても世界にたった1冊しかない、フェリクス・ホフマンが我が子や孫たちのために丹精込めて描いた手作り絵本を10冊も同時に公開してくださって、じっくりと一堂に会して見ることができる場所・機会なんて、もう絶対ないと言えるでしょう。そんな稀有な機会をくださって、これらの絵や絵本に出会えた私たちは幸せ者としかいいようがありません。

この日は、もうひとつすごく幸せなことがありました。夜7時から3階の第3会場に展示してある個人蔵のフェリクス・ホフマンの本を1つずつガラスケースから取り出して見せていただくイベントに参加できたことです。

Yさんから7時からやりますよ!と、お教えいただいたので、4時半からの松丸本舗でのワークショップに参加したあと、もう一度教文館に戻ってきたのでした。

紹介していただいた本は、日本では未翻訳の本ばかり。スイスやドイツで出版された本です。
『赦された罪』バルザック作/1951年 680部印刷出版された本の中の629番目。つまりホフマンの絵は一枚一枚リトグラフで刷られているんです。羊皮紙を使ってフランス装された本なので、一枚一枚ペーパーナイフで袋綴じ部を切ったあともありました。
緑色の使い方がとても印象的でした。

『破戒の聖僧ヴィタリス』1953年 こちらは700部出版されたうちの497番目の刷。

『すずの兵隊』アンデルセン 1960年 500部の内の105番目の刷。
ホフマンはアンデルセンの童話にも絵を描いていたのですね。 木目を生かした絵になっていて、とてもおしゃれな大人向きのデザインでした。

『雅歌』1964年 400部のうちの8番目の刷。旧約聖書の中の美しい恋愛の歌をとてもきれいな絵で描いていました。愛し合う恋人同士の表現もとても抑えた感じでありながら、ほとばしる熱情が伝わってくるような絵でした。活字もとても変わっていて美しいのです。この本ではヤンソン-アーティカ体の活字を組んだ・・・と記されていました。
『 ゲネシス』1965年 天地創造の7日間・・・旧約聖書の冒頭部分を描いた本でした。475部のうちの186刷め。

これらの本は、装丁の美しさもさることながら、フェリクス・ホフマンの版画とその彩色の美しさ、そしてページ毎の文字組のため息がでるほどの美しさ・・・でした。本がこんなに美しいなんて!
これらの貴重な個人蔵の本を、今回の展示のために貸し出してくださった新潟在住の真壁さんとおっしゃるドイツ文学者にはほんとうに感謝したいと思います。

5冊の本を1ページずつめくって見せていただいたので、それだけで1時間。あっという間に教文館の閉店時間に!でもこうやって7時からのイベントに参加できてよかったです。ほんとうに貴重な素晴らしい本を、見せていただき、ますますフェリクス・ホフマンの残した偉業に頭が下がる思いでした。

デートは美味なるフレンチとワインで♪

8月24日(金) 19:30〜

DSCN6082上野・東京都美術館を後にして長女と向かったのが、東京・丸の内にあるサンス・エ・サヴール。丸ビルの35階にあります♪ 久しぶりの長女とのデートなので、今日はちょっと贅沢をしようと決めていました。DSCN6083

ここは3月に夫とランチを楽しんだところ。→その時の日記


長女は夏休み中も大学院の研究室で毎日実験・・・実験。たまの休みは友達と出かける予定もあって、お盆休みにも実家に戻ってきていませんでした。(8月初めに夫の一時帰国中に長女のマンションに押し掛けたことはありましたが^^)

そんなこともあって、ゆっくりたっぷりお喋りを楽しむことができました。メニュー
DSCN6085
← アミューズ 右よりパルメザンチーズのチョロス 
  豚の頬肉のクロケット オリーヴのサブレ
  ボルチーニ茸のメレンゲ DSCN6086

→一口前菜は、トマトとオレンジのソルベ チーズのふわふわムース
アミューズと一口前菜、前菜はシャンパンを
DSCN6087前菜は・・・
帆立貝のタルタル クレーム・キャビア添え
青リンゴとライムのジュレとレモンコンフィ―のクーリ



DSCN6088魚料理には・・・白ワイン シャルドネ

 いつもは糸よりのポワレなんだけど、この日は天然ほうぼうのポワレ。
アイオリのラヴィオリ ムール貝のソーセージ・ファールシー


DSCN6089肉料理には・・・赤ワイン シラーズ

 ジロール茸の衣を纏った仔牛ロース肉のロティ フォアグラ添え
米茄子とトマトのピュレ クスクスのガレット 
南仏風コンディメントソース


DSCN6090チーズ

長女は少し柔らかくて甘いクリームチーズを
私はブルーチーズを何種類か・・・  ここではデザートワインを



DSCN6091デザートは、パイナップルのグラチネ レモンと生姜風味
ショコラブランムース
サブレ・ブルトン
レモングラスアイスを添えて



DSCN6097そしてバーコーナーで珈琲とミニヤルディーズ(小さな焼き菓子・・・マカロンなど)

窓の外には沈みかけている大きな月が!DSCN6092

→ぶれているけれど真ん中に涙の形をしている光はお月さま。この日は月齢6.5の半月。

DSCN6100窓の外には日比谷、赤坂・六本木方面からお台場あたりまでの夜景が綺麗に見えていました。

サンス・エ・サヴール
DSCN6104

東京タワーも・・・(ガラスにソムリエさんの姿が写り込んでる!)
母娘女子会っていいもんだな〜♪と思った、夜でした。
いろんなことをいっぱい話すこともできたし、何より美味しい食事とワインを一緒に楽しめてHAPPYでした☆

夏の美術館巡り(その9)マウリッツハイス美術館展

8月24日(金) 18:20〜120824_180453

先週の金曜日の仕事帰りに長女と待ち合わせて、上野・東京都美術館へマイリッツハイス美術館展に行ってきました。 6月から前売り券を購入して楽しみにしていた美術館展。

DSCN5188「真珠の耳飾りの少女」を絶対見たいと思っていたのです。

←は、銀座フェルメールセンターに3月に訪れた時に撮影した複製画。

8月初旬の夫の一時帰国で一緒に行こうと思っていたのですが、なんと夫はオランダ出張の時に現地マウリッツハイス美術館で、まったく誰もいないしんと静まった展示室でこの「真珠の耳飾りの少女」に出会っているのです。というわけで長女と一緒に美術館デート♪

美術館に到着したのは18:25頃、入場は10分待ち・・・19:30に丸ビルの上のレストランに予約を入れてあるので、その時点で実際に見る時間は45分くらいと目算。女優の武井咲さんがナビゲーターを務める音声ガイドをそれぞれ借りて、そのガイドの作品だけを見ようと決めました。(音声ガイドの収録時間がちょうど30分)

〈音声ガイド作品リスト〉太字は特に印象に残った作品
「オラニエ公ヴィレム5世の肖像」「ソフィア・ヴィルヘルミナ妃の肖像」ヨーハン・ゲオルク・ツィーゼニス
「帆船の浮かぶ湖」サロモン・ファン・ライスダール
「漂白場のあるハールレムの風景」ヤーコブ・ファン・ライスダール
「狩りに向かう貴族たちのいる、ホフフェイフェル池のほとり」ヘリっと・ベルクヘイデ
「聖母被昇天」ペーテル・パウル・ルーベンス
「シメオンの賛歌」レンブラント・ファン・レイン
「ディアナとニンフたち」ヨハネス・フェルメール

「真珠の耳飾りの少女」ヨハネス・フェルメール
「アンナ・ウェイクの肖像」「ペーテル・ステーフェンスの肖像」アンソニー・ヴァン・ダイク
「笑う少年」フランス・ハルス
「椅子の傍らの少女」ほーフェルト・フリンク
「自画像」レンブラント・ファン・レイン
「万暦染付の花瓶に生けた花」ヤン・ブリューゲル(父)
「燃えるろうそくのある静物」「ヴァニタスの静物」ピーテル・クラースゾーン
「ごしきひわ」カレル・ファブリティウス
「手紙を書く女」へラルト・テル・ポルフ
「親に倣って子も歌う」ヤン・ステーン

そして残りの10分強を「真珠の耳飾りの少女」に当てようと・・・

その試みは上手く行きました。ガイドの7番めが「真珠の耳飾りの少女」
間近で見ることのできる列は30分待ち。1m50cm後ろから見るのは、待ち時間なし。1m50cmのところに張られた規制線の後ろには黒山の人だかり。それでもじわじわと待っていると前に進むことができました。規制線ぎりぎりのところまで行って、そこでじっくり鑑賞することができました。
このコースは大正解。30分以上待っていた方々は、絵の前で立ち止まることができず・・・間近で見ようと立ち止まると学芸員さんが「立ち止まらないで!」と注意しているほど。
1m50cm後方でも、じっと立ち止まって見ることができて、それはそれでラッキー♪でした。(ルーブルの「モナリザ」なんて規制線、絵から2mくらい離れてるものね!)

そんなわけで音声ガイドで紹介してくれていた16の絵を主に見て、後は図録でじっくり〜と、買い物をして美術館の外に出ると19:20。レストラン予約まで残り10分。山手線で東京に駆けつけて、ちょっと遅刻かなあ〜という時間に出ることができました。

マウリッツハイス美術館展: 公式ガイドブック (AERAムック)マウリッツハイス美術館展: 公式ガイドブック (AERAムック)vermeer_ketting01
販売元:朝日新聞出版
(2012-06-07)

この少女の魅力は何なんでしょう。フェルメールの他の絵と比べると少女の姿以外に何も描かれていない。
8月3日に見たベルリン美術館展の「真珠の首飾り」だと、窓から差し込む光、中国製の陶磁器、テーブルの上のもの、カーテンとさまざまな物が描き込まれているのに対して、「真珠の耳飾りの少女」は半身をこちらに向け、じっと注がれる眼差しに今私が見つめられているかのようなドキドキ感がある。
艶やかな肌、濡れた唇・・・そして耳元の大きな真珠。
1vermeer211665年頃の作品だと言うのに、今そこに・・・そのキャンバスの向こうに生身の少女が佇んでいるかのように感じる。魅了するこの絵は、やっぱりマウリッツハイス美術館の混んでいないフロアーで対面したい。黒山の人だかりに押されながら観るのってやっぱり情緒ないなぁ・・・

ということで、たった数分しか対面できなかったリベンジに、いつかオランダ・ハーグへ出かけて行ってみようと長女と心に決めたのでした。フェルメール貯金しなくっちゃ!
 
美術館巡りは夫と一緒か、一人で周ることが多かったので、今回長女と一緒に行けてそれも嬉しかったなぁ♪

月島でもんじゃ初体験♪

8月22日(水) 19:00〜 @月島 近どう本店

偕成社の@kojifujiさんのアレンジで図書館司書や出版社に勤務していたり、子どもたちに本を手渡す活動をしている方々が集まっての月島もんじゃの会に参加してきました♪

なんと月島でのもんじゃは初体験!

といっても、もんじゃ焼きは食べたことがあるのです。シンガポール在住中は、グランドコプトンホテルの中の「なんじゃもんじゃ」によ〜く家族で行っていました。

でも日本では初めての経験。しかもシンガポールから帰国してから9年の間、一度も食べていな〜い。ということでとても楽しみにしていた企画でした。

月島図書館には「もんじゃ姫」がいる♪
もんじゃ焼きが上手な司書さん・・・Mさんの手さばきに見とれながら、美味しいビールともんじゃ焼きを堪能してきました♪
DSCN6078
話題は図書館の児童サービスのことが中心でしたが^^DSCN6079

その日は方南図書館での夏のスペシャルおはなし会が終わった後、駆けつけたのでアルコールが回って、話の内容はあまり覚えていないかも〜

ご一緒していただいた皆様、どうもありがとうございました♪

人形劇したよ♪ 夏のスペシャルおはなし会(追加画像あり)

8月22日(水) 15:00〜 @方南図書館DSCN6073

以前、スタッフとして勤務していた図書館のスペシャルおはなし会に、ボランティアとして参加してきました。昨年は影絵「ブレーメンの音楽隊」をしましたが、今年は人形劇。

「にんじんさん、ごぼうさん、だいこんさん」

昨年と同じメンバーで、またサークルのように練習の時からわいわいがやがや・・・と賑やかでした♪楽しかった〜
この日のために、8月11日と19日にたっぷり練習をしました♪19日なんて丸一日!ほんと部活並み(*゚▽゚*)

DSCN6003DSCN6005
この人形劇はボランティア仲間のNさんが、昨年の影絵の打ち上げ飲み会で発表!つまり一年かけて準備?温めて来た企画でした☆
 
人形も脚本もNさん作。もう、Nさん、才能爆発しまくり♪

 お風呂のシーンでは、シャボン玉を飛ばしたり、ドライアイスの湯気をたっぷりだしたり、ごぼうがお風呂で身体を洗わず遊ぶ所では水鉄砲で水を飛ばしたり!演出も凝っていました☆

本番では、『ふたりはともだち』アーノルド・ローベルから「おてがみ」の人形使いながらの素話。DSCN6049


DSCN6050『おばけ学校の三人の生徒』の素話






DSCN6055御年80になられるSさんのパネルシアターDSCN6054 






DSCN6057Fさんによる大型絵本『わゴムはどのくらいのびるかしら ?』の読み聞かせ。


そして“トリ”を飾ったのが、私たちの人形劇。

私は今年はナレーターだったので、舞台袖からナレーションをしました。

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← 80名以上の子ども達が大喜び♪

  →本番ではドライアイスをいっぱい使ったので、湯気がもくもく!にんじん役のUちゃんが窒息しそうになるほど!


DSCN6011DSCN6012

こちらはリハーサルでの画像。
このだいこんさんはマダムキャラ。少しだけ色っぽく体を洗います。横からシャボン土間がいっぱい♪この役にはKさんの声がぴったり♪

DSCN6019ごぼうはNさん。水鉄砲で左右の的を打っています!

やんちゃキャラはNさん、ハマり役♪

ほんとうにほんとうに楽しくて、素敵な人形劇でした☆DSCN6025 


こうやって時々は、ボランティアとしておはなし会に全力で関わるってことも、児童サービスのことを考えるのに、絶対必要^^

DSCN6075← 人形劇のオールスターキャスト♪

だいこんさんとにんじんさんは、泥んこバージョンと入浴後バージョンの二体☆

だから非常勤という働き方は・・・なかなかやめられませんね〜!
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