みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2014年01月

ジルベルトの風になって・・・

1月26日(日) 14:00〜 @高井戸区民センター

 杉並文庫連の大先輩、Kさんを偲ぶ会があって行ってきました。「偲ぶ」・・・秋に76歳で天国に旅立たれた大ジルベルト先輩の思い出を抱えて大勢の方々が集まっていました。

Kさんは1974年に三鷹台団地で土曜文庫を始められ、その後は高井戸の地で長く、ジルベルトの会(子どもの本について学ぶ会)、そして2001年からはジルベルト文庫を続けて来られました。

「偲ぶ会」には、土曜文庫時代からのお仲間や、Kさんが東京女子大の女学生だった時代から参加していた東京大学混声合唱団のOBの方々、またいくつもの女声合唱団のお仲間たち、ジルベルトの会のお仲間、そしてジルベルト文庫の利用者の親子連れ・・・杉並の文庫連の仲間たち・・・ほんとうにたくさんの方が参加していました。

それぞれの会やグループから一人ずつ代表がKさんの思い出を語りましたが、そのどのお話からもKさんの優しくも穏やかな中に凛とした一本筋の通っていらしたお人柄が偲ばれました。

私がKさんに初めてお目にかかったのは、1994年秋のこと。地域文庫だったポプラ文庫を我が家で引き受け、前任の方から杉並の文庫連を紹介していただき、初めて文庫連の会合に出た時のことでした。

当時はまだ次女が幼稚園に上がる前でした。中央図書館に2歳の次女を連れて、恐る恐る文庫連の定例会に参加したのでした。当時は区内にたくさんの文庫がありましたが、ほとんどの文庫が当時すでに20年近く活動を続けてきており、メンバーも私よりも20歳以上年上の錚々たる方々ばかり。

しかも話題は、区への陳情や、区政についてなども、次々取り上げられ、話し合いはお昼過ぎまで続くことも・・・そんな中で、いつも笑顔で包んでくださって、次女にも優しく声をかけてくださったのです。次男を妊娠中も、また生まれた後にも文庫連に連れて行って、いつも優しく声をかけていただいていました。

私たちがシンガポールへ転勤することが決まった時も、シンガポールで文庫活動をぜひ続けなさいと背中を押してくださったのもKさんでした。

ジルベルトの会で出版された本などもプレゼントしてくださいました。それは今でも大切にしています。
アルフィとくらやみ (児童図書館・絵本の部屋)
サリー マイルズ
評論社
2004-12-20

(この絵本はジルベルトの会が翻訳者になっています。)

谷川 俊太郎
エイデル研究所ジルベルト2
1989-06
(ジルベルトの会の例会での、谷川俊太郎さん 、小河内芳子さん、松居直さん、神沢利子さんの講演録)

(こちらもジルベルトの会の例会での、田島征三さん、松谷さやかさん、斎藤惇夫さん、秋山さと子さんの講演録)

2002年にシンガポールポプラ文庫が伊藤忠記念財団の文庫助成をいただき。授与式のために一時帰国した時、ジルベルト文庫も文庫助成を受けられて授与式に参加され、Kさんに再会したことも、大切な思い出です。今回、その授与式でもご一緒だった福岡でご活躍中の徳永明子さん(広松由希子さんのお母様)も、ジルベルトの会の会員として日帰りで駆けつけていらっしゃいました。(徳永さんは福岡へ行かれる前はキリン文庫を杉並でなさっていました。)

若い時に文学を学ばれ、国語教師や学校司書、図書館司書として、また文庫活動の中で子どもたちに本を手渡す活動を真摯に続けて来られ、またずっと子どもの本について学び続けてこられたKさん。今回、偲ぶ会でご主人様とは最初の赴任校で出会って、その4か月後には電撃結婚されたというエピソードも初めて知りました。
小柄で可愛らしい方でしたから、きっとご主人の一目惚れだったのでしょう。

奥様の思い出を語られる時に、言葉に詰まっておられたご主人さまがとても印象的でした。

ジルベルト文庫は、10月にKさんが天国に召された後も、ご家族のご厚意のもと、ジルベルトの会のみなさんによって続けられているのだそうです。

「文庫が生き甲斐なの!」とおっしゃっていたKさんの遺志を、ご家族も、会の方々も大切に継いでいらっしゃることも、また心が温かくなりました。

子どもの本を学ぶ会の名称のもととなった絵本『ジルベルトとかぜ』(マリー・ホール・エッツ)。ジルベルトが目には見えない風を感じて、風と会話をしたように、本を読むことで育っていく心という目には見えないけれど、とても大切なものを大事にし、それを生涯貫かれたKさん。

1996年に出されたジルベルトの会の活動10周年誌に「風が静かに起こるように始まり、その後、風まかせに歩んだジルベルトの会。この小冊子は、その10年の軌跡を振り返ったものである。あえて、形にしてとどめたのは、これから未来に向かって、新しい帆を張り、広い海へとさらに滑り出そうとする、その航路を探るためである。はたして、どのような風をはらみ、何処へ向かうのか。―すべては今後にかかっている。大いなる波よ、さかまけ!新たなる風よ、起これ!」とあります。静かに・・・でも、大きな波を作ってこられたKさん。

Kさんの遺志を伺って、今休止中の我が家での文庫活動も、再開したいなと思った昼下がりでした。

瑞々しい高校生の感性に感動・・・どくしょ甲子園

1月25日(土) 14:00〜 @浜離宮朝日ホール

朝日新聞社と全国学校図書館協議会主催の"どくしょ甲子園”の表彰式を参観させていただきました。どくしょ甲子園

*どくしょ甲子園とは・・・公式サイト 
*受賞作一覧は・・・こちら

公式サイトを読んでもらえればわかるのですが、「どくしょ甲子園」は、”仲間と一緒に本を読んで語り合った成果を一枚の「どくしょボード」に表現する高校生の読書会コンクール。

どの1冊を読むかも、どのように表現するかも自由。だからこそ選書にもボードにも、多様性があります。でも、必ずグループで読書会をし、一緒にボードに表現するというところが、斬新で面白いところ。

表彰式では、選考委員の姜尚中さん、あさのあつこさん、秋田喜代美さん、道尾秀介さんがプレゼンター。そして受け取った生徒達がオリジナルのパフォーマンスで受賞のコメントをするのです。それがすご〜く楽しかったです。

寸劇で喜びを表すグループ、真面目にひと言ずつ話すグループ、緊張でコチコチでそれが却って笑いを取ってるグループ、男子3人でショートコントするグループ・・・ほんとうにさまざまで、それがまた微笑ましくて、若いっていいな〜って思いました。

今回受賞した高校生の応募の動機もさまざまの様子。学校の授業で取り組んだところもあれば、文芸部の部活動の一環として取り組んでいるところも。読書好きの子達ばかりか?というと、山岳部や陸上部でスポーツに打ち込んでいる子たちも・・・

そして取り組んだ本も、最近の話題作なのかと思っていましたが、最優秀賞は梶井基次郎の『檸檬』、優秀賞は村上春樹の『海辺のカフカ』にアントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』、奨励賞は梨木香歩の『西の魔女が死んだ』と大江健三郎の『死者の奢り』。YA向けというより文芸書。しかも大人が読んでも難解な本もあって、それを彼らがどう読んで、どう表現したかが、興味深いものがありました。

作品集をいただいたのですが、瑞々しい感性で読み解いていて、私が以前読んだ時に気が付かなかった視点でどくしょ甲子園2切り込んであったりで、感動しました。

選考委委員長の姜尚中さんが講評の中で、今回の受賞作は完成度が高く、631点の応募作の中でも群を抜いていて、割合とすんなりと決まったということ。「どくしょボード」には、作品の解釈やメッセージをビジュアルにして表現する一方で、裏側には自分たちの読書会のルポを書くようになっているです。(作品集では、見開きで掲載)

表彰式の後は、選考委員の方々と生徒さんたちが壇上で語り合うトークセッション。その場で、生徒たちのさまざまな声が聴けたのですが、ひとつの作品を作り上げる上で、グループ内で意見が対立したり、さまざまな葛藤を重ねているということ、そして対立する中で自分とは違う感じ方をする仲間を知り、その違う意見を尊重し、新しい視点を持つことができたと発言するのには驚きました。

こう解釈するべきだ、と固執するのではなく、意見をぶつけ合う中で、ひとつにとどまる必要はないと思ったという高校生。変化することは、新しい世界を切り拓くことに繋がるということ。それはひとりではなく大勢で取り組んだからこそ到達できたという高校生。本を読むことによって、いろいろなことがわかる、そして言葉を通して世界を知っていく・・・本を読むことは楽しいという高校生。

ほんとうに頼もしいと思いました。

今回、表彰式を観覧するきっかけになったのは、受託図書館の児童担当が集まって自己研さんを積む児童部会で「どくしょ甲子園」が紹介され、それを自分の勤務する図書館でYAコーナーに「どくしょ甲子園」コーナーを設けたスタッフさんに誘われたからでした。そのT市の図書館は、朝日新聞でも紹介されました。

今回、いただいた作品集の担当者座談会に、”公立図書館で「どくしょ甲子園」のコーナーを設けて、入賞ボードを取り上げた本を紹介してくれるところも出てきた。公立図書館で顔を合わせた高校生たちが、学校の枠を超えて読書会に取り組んでくれたりするようになると面白いね” と、書かれており、ぜひそのように取り組んでいけるようにサポートしたいと思いました。

どくしょ甲子園3帰り道は歩いて銀座へ・・・一緒に参加した現場の児童担当さんや一緒に仕事をしている後輩と教文館ナルニア国へ行きました。「きょうぶんかんcafe」で、お茶をしたあと、ナルニア国のご案内。子どもの本のこと、YAの本のことなど、いっぱいお喋りできて楽しい時間となりました。
歌舞伎座←きょうぶんかんcafeでは、グリューワイン飲んだ^^身体ぽっかぽか♪

右は教文館に向かう途中で歌舞伎座をパチリ♪・・・今年こそは、歌舞伎も観たいなあ・・・
 

かぐや姫の罪とは・・・(追記あり)

1月19日(日) 19:45〜 @ユナイテッドシネマとしまえん

かぐや姫
「かぐや姫の物語」を観て来ました。新宿の映画館で成人の日や、仕事帰りの遅い回を観ようと2度ほど足を運んだのですが、いずれも満席で見られなかった映画「かぐや姫の物語」。新宿で観るのは諦めました・・・

日曜日の夕方になって、「やっぱり観たいな〜」と、自転車で20分弱のユナイテッドシネマとしまえんをネットで確認をしたら、夜の回が空いているのが判明。 

思い立って行くことにしました。
twitterで
さて19:45スタートの「かぐや姫の物語」見に行こうかな・・・^^今日、思い切っていかないと、なかなか行くチャンスなさそう。終了22:15。それから帰宅しても十分時間あるな。自転車で20分の距離の映画館へ!
と、呟くと・・・

そうしたら一緒に「おはなしラッコ」の活動をしているググさんが
行くわ。三回目。シート予約したの?昨日会員再度入ったところでネットではまだ割引効かないのよ私。隣相手そうなところにご自分だけ予約して。私カウンターで予約するわ。これから急いで夕食作っていくわ。チャリ?
って、RTしてくれて、急きょ一緒に観ることになりました〜♪

映画は古の女性たちの叫びがそのまま凝縮されているかのよう・・・

竹取物語に出来る限り忠実に描かれているのですが、かぐや姫に瑞々しい感情を持たせたところがジブリの映画の心惹かれるところ。

筍の中から生まれて、まさに筍のごとくあっという間に成長する姫は、山の子ども達にタケノコと呼ばれ、自然豊かな里山を縦横無尽に駆け回る天真爛漫な娘へと成長していきます。そこで出会うのが捨松という山に育った少年です。(この少年の存在は原作にはなく、高畑監督の創作)

ところが竹取の翁はその後、竹の中から砂金や美しい布地が与えられると、「これは高貴な姫として育てよという啓示だ」と理解し、都に大きなお屋敷を建て、教育係を雇い入れてお姫様教育をするのです。

野の鳥や虫、動物たちのように自由に走り回っていた姫が、行儀作法をうるさく躾けられ、手習いをさせられる日々。「高貴な姫として、裕福な殿方に輿入れするのが姫の幸せ」と翁は信じて疑いません。しかも初潮が来たと知るや、翁は「これで高貴な殿方に嫁がせられる」と、有頂天になって裳着の式を盛大に行うのです。

その裳着の式(髪上げの儀)は三日三晩続きます。この視点が完全に男性目線。とくに古の時代は女性は子を産む道具として扱われてきたことは百も承知なのですが、それでも涙が出ました。
かぐや姫は、自分のお祝いだというのに御簾の中にただ座っているだけ。男たちが猥雑な噂をしながら飲めや歌えやの大騒ぎをしているのを見て、そこを飛び出し、十二単をかなぐり捨てながら都の大路を駆け抜け、以前住んでいた里山へたどり着きます。

この疾走するシーンが映画の予告編で使われています。心をもったひとりの女性であることを意識しながら、男性の所有物になることを拒否する、その心情が激しく描かれています。たどり着いた里山は何もかも変わってしまっていて、そこを乞食のようにとぼとぼあるくかぐや姫。このシーンは結局幻であったのか、姫はいつの間にか御簾の中で疲れて寝ています。

幻であっても、修羅の如く自分の意思を貫こうとするかぐや姫の姿に、ホッとするとともに、切ない思いが溢れてきました。歴史を紐解くまでもなく、多くの女性たちが政略結婚をさせられ、家の都合であっちへ、こっちへとやられた。自由でしなやかな気持ちを押し殺し、ずっと我慢を重ねてきたその女性たちの思いが、あの疾走する姫の表情に重ねられているかのようでした。

ここで思い出すのが、翁がかぐや姫を慰めようと、籠に入った小鳥を贈るシーン。かぐや姫はその鳥を籠から放ちます。昔から女性は「籠の中の鳥」のように、自分の意思ではなく、家や男性の意思によって自由を奪われてきた象徴のように・・・解き放った鳥のように、自由を求めていた。だからこその修羅の顔が、あの疾走する姫の表情なのでしょう。(追記部分)

もうひとつ、強く心に残ったシーンがあります。これはジブリのオリジナルなのですが月へ帰る直前、媼と一緒に里山に戻り、そこで捨松に再会し、一緒に逃げようとするシーンです。ここではかぐや姫は幼心に抱いた捨松への憧れを素直に打ち明け、捨松と愛を確かめ、ふたりは天に昇りながら抱き合います。このシーンがまたとても美しいのです。ほんとうに好きな人と出会い、その人と結ばれることの幸せを描ききっているのです。しかし、この美しいシーンも夢か幻だった、というように場面が転換します。
 
 裳着の式は、今でいうなら12、3歳の少女。思春期を迎え、これから自分がどのように生きるのか、真剣に考えはじめるその前に、つまり意志を持つ前に無理やり嫁がされる。しかも求愛にくる殿方は、正妻が既にいるかなり年上ばかり。今ならば性的虐待と言われかねないそのような風習が、歴史の中で繰り返されてきたのだ・・・と思うと、とにかく切なくて泣けてくるのでした。

この映画を通して、女性たちに「生きる」ということを問い直しているとも思います。自分らしく、生きるということはどういうことなのか、ほんとうの幸せとは何なのか・・・

多くの人が感想をネット上にあげていますが、結局姫の罪はなんだったのか明確ではないのです。私には、それは自由意思をもたせてもらえなかった女性が、しなやかな意思をもったことなのかなと漠然と考えました。その当時の女性としてはあるまじき姿だったのですから・・・

ただ、その自由になりたいという思いも遂げられないのがまた悲しい。ジャンヌ・ダルクやマララさんのように最後まで闘ったわけではなく、かぐや姫は無意識にこの運命から逃れたいという声を発してしまい、それで月に戻されることになるのですが、かぐや姫のように逃げたくても逃げられなかった多くの女性たちのことを考えると・・・またさまざまなことを考えてしまいました。

映画の技法的には、手書き風のままアニメーションにするのは、かなり高度なものだとか。先に公開された「風立ちぬ」の総作画枚数が16万枚なのに対して(それもすごい!と思うのに)、なんと「かぐや姫の物語」は50万枚なんだとか。→創作秘話についてはこのサイトに詳しい【1年で365本ひたすら映画を見まくる日記

 一緒に観に行ったググさんが3回も見ているというのも、わかります。私ももう一度観てみたいと思いました。

絵本を肴に・・・

1月18日(日) 18:00〜 @代々木公園ヴィオレット

 クレヨンハウスの「子どもの本の学校」が終わってすぐに、表参道から代々木公園へ急ぎ戻りました。

絵本専門士養成講座オープンフォーラム終了後に絵本仲間さんたちがここでお茶会をしているというので、駆けつけました♪

私が到着したころは、お茶ではなく食事が終わって、みんなまったり飲んでお喋り中!
このお店、お料理がとっても美味しいのだとか・・・

ヴィオレット私はサラダとチーズの盛り合わせ。そして駆けつけ3杯とばかりに、ビールと白ワインとホットサングリアをいただきました♪


集まっていたのは司書をしている人、保育士、学校司書、塾講師などなど子どもたちに普段から本を手渡している9人。絵本を肴に飲む時間って、至福♡

飲みながら盛り上がったのが!忍者読み聞かせ隊♪912792_465410216872508_1082289348_n
また新しく参加する人も増えて、前回とは別グループで活動しようか〜と盛り上がりました。

ヴィオレット2


たっぷりおしゃべりして、お腹もいっぱいになったところで解散♪
おばさまたちは、最後にイケメンのお店のシェフに「オダギリジョーそっくり♪」などと秋波を送りつつ、わいわいとお店を後にしたのでした^^
 

角野栄子さんと金原瑞人さんの対談♪

1月18日(土) 16:00〜17:40 @クレヨンハウス
クレヨンハウス20141
代々木から駆けつけました♪

だって第23期子どもの本の学校の「絵本のはなしをしよう」の9回目は角野栄子さんと金原瑞人さんの対談なんですもの。
この豪華な顔合わせは、角野さんのリクエストなんだそう・・・

お二人の共通点は、アメリカ文学を専攻していたということ・・・今回で角野さんのお話を伺うのは5度目なのですが、初めて知ったのが、角野さんが早稲田の英文科でカーソン・マッカラーズ(Carson McCullers 1927.2.19-1967.9.29)の『心は孤独の狩人』で卒論を書かれたということ。
孤独な狩人―カーソン・マッカラーズ伝
ヴァージニア・スペンサー カー
国書刊行会
1998-03


その後は、金原さんが上手くリードしながら新婚間もない角野さんご夫妻が3か月の船旅でブラジルへ移民として行くその船の中の様子、サントスに到着後、リオデジャネイロへの移動の様子などを聞き出して、ふたりのやりとりもすっごく面白かったです♪

それにしても角野さんは1月1日がお誕生日で79歳になられたのだけれど、そんな風にはまったく見えないくらい若々しく、美しく、色白な肌に赤いワンピースが映えてまるで少女のようです。金原さんと美男美女で、ほんとうに絵になっていました。

さてさて3月に公開の実写映画「魔女の宅急便」でのお楽しみが明かされました♪なんとナレーションは角野さんご自身♡そして・・・本編中にも登場されているのだとか!映画がますます楽しみになってきました。

今回のお二人の共通点は、アメリカ文学という点だけでなく、非常にしなやかで自由な発想力、そして物事をポジティブに捉えなおすということかしら。だからあれだけの作品をどんどん書けて発表できるのですね。

金原さんの「酔っぱらって寝てしまった朝、起きてみると翻訳が進んでいることがある。自分では訳した記憶がないのに・・・小人さんがやってくれた?って思う」なんていう発言。角野さんの「小さい時から、見えないものが向こうからやってくるっていう感覚があった。それは、きっと楽しいことが待っているというわくわくする気持ちだった」ということば。角野さんが、とにかくおはなしを考えるのが小さい時から大好き、たいていは自分が家出して、いろんな冒険をするっている妄想だったのよって。(私も妄想少女でしたが・・・物語は紡ぎだせず。やっぱり才能の違いですね^^)

とにかく自分の知らないこと、知らない世界に対する尽きることのない興味。そんな共通点を感じたのでした。

お二人が質問に答えて、今の一押しの本を最後に紹介してくださいました。
角野さんは・・・
魔女の宅急便 (角川文庫)
角野 栄子
角川書店
2013-04-25

角川文庫版の『魔女の宅急便』6巻セットの箱もすごく素敵です。

魔女の宅急便 6巻セット (角川文庫)
角野 栄子
KADOKAWA/角川書店
2013-12-25

↑ これは欲しい♪
ラスト ラン (カドカワ銀のさじシリーズ)
角野 栄子
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-01-29

 金原さんは古典の翻案ものが一押しとのこと。
仮名手本忠臣蔵
金原 瑞人
偕成社
2012-11-16

わたしはマララ
マララ・ユスフザイ
学研パブリッシング
2014-01-23

マララさんの自伝の翻訳も金原さん。

読んでみたい本がまた増えました。1時間半があっという間でした♪
 
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