みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2014年09月

ファンタジー研究会キックオフ♪

20140921ファンタジー研究会49月21日(日) 8:30〜 @代官山T‐SITE IVY PLACE

8月2日(土)に代官山蔦屋書店で赤木かん子さんのサイエンスブックのブックトークに20140921ファンタジー研究会伺った時に、ご一緒した友人・知人たちとランチをしている時に、「日本の良質なファンタジーを読んで、海外に発信できるようにしたい」という話題に!(その日の日記→こちら

すぐにFacebook上に「ファンタジー研究会」が、言い出しっぺのTさんによって立ち上げられました。8月2日一緒に食事をした5人が中心に友人たちにも輪を広げ、9月21日のキックオフには11人が集まりました。

お互いに仕事に、子育てに、と忙しい身なので、早朝の勉強会にしよう!ということで、日曜日の朝8時半から10時までの1時間半を設定。代官山蔦屋書店は朝7時からオープンしているので、み20140921ファンタジー研究会2んなでそこを会場にしよう〜ということになりました。蔦屋書店内のAnjinは9時オープンということで、同じ敷地内にあるカフェ・ダイニングのIVY PLACEを会場に集まりました。

日曜日の朝、すっきりと晴れて秋の雲が空には広がっていました。7時45分ごろに到着すると、朝市が行われていてお店ももう大勢のお客さんで賑わっていて、なんとか12人掛けの席を確保^^
みんなの到着を待ちました。都内から、横浜から、千葉から・・・みんな朝早く起きて集まりました。

今回のお題本は梨木果歩さんの『裏庭』
裏庭 (新潮文庫)
梨木 香歩20140921ファンタジー研究会3
新潮社
2000-12-26

みんながお題本を読んで来て、自由にその感想を言い合う場、研究会とはいうものの、こう解釈すべきとか、文学的にどうとか、そういうことから解き放たれて、それぞれが思うままに感じたことを、ひとりひとり話しました。

『裏庭』の世界にどっぷりと漬かって楽しめたという人と、自分にはなかなか物語の中に入って行けなかったという人、物語に出てくる植物に興味を持って読んだという人、家族の傷と癒しと読めたという人、11人いれば11人違う感想で、ひとつの物語をいろいろな角度から読めるんだということが
新たな発見でした。

私自身は15年以上前に、当時子どもたちが通っていた幼稚園の読書サークルの課題本として読んで以来の読み直し。あの当時、第4子の子育てに忙しくて物語に入り込んで読む余裕がなかったのですが、今回読んでみて、自分自身の子ども時代の消えない心の傷や、ここ15年の家族の死を看取ったことや、様々な想いが重なって、前回読んだ時とはまったく違う受け止め方をし、癒しの物語だと感じました。

絵本・児童文学研究センターDAWN3号に、梨木果歩さんがこの作品で第1回児童文学ファンタジー大賞を受賞された時の講評が掲載されており、司会者によってその紹介がされると(→こちら)、デビュー作として一生懸命組み立てられた作品なんだなとも感じました。そんなところが、入り込めなかった、という人には敏感に鼻についたのかしらん・・・でも、この主人公の年齢に近い高校生の参加者は、主人公が自分探しをしていく姿に共感を覚える、自分に重ねて読める、なんて発言があると、それはまた思春期での受け止め方と、人生の酸いも甘いも噛み分けてきた大人が読むのとでは、違うのかも、とも思ったりしました。

会は結論を出すということはせず、それぞれの違った見方を、それぞれが受け止め、緩やかに共感しあうという形で終わりました。

20140921ファンタジー研究会5前半は飲み物だけで熱中し、後半は朝食を食べながら歓談しながら、ひとつの作品についてわいわいとお喋りできるのはとても楽しかったです♪

その後は時間のある人は代官山蔦屋書店の児童書売り場で新刊本や話題本のチェック♪

児童書売り場の選書担当の方も、一緒に書架をまわってくださって、様々な情報をいただくことも出来て、とても刺激的な時間となりました♪

次回は、国際アンデルセン賞を受賞した上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』と続きのシリーズがお題本。これもまたとても楽しみです

小林豊さん@クレヨンハウス「子どもの本の学校」

9月20日(土) 16:00〜 @クレヨンハウス20140920小林豊

第24期子どもの本の学校5回目の講師は、小林豊さん。

小林さんの絵本の代表作はやっぱりこれですね。アフガニスタンの小さな村の美しいの様子が描かれているのですが・・・ その美しい光景の向こうに戦争の陰が。

私が大好きなのはこちらの本。『えほん北緯36度線』
えほん北緯36度線
小林 豊
ポプラ社
1999-08


20140920小林豊2今回の講演の中でも、アフガニスタンを旅されていたころの、自然環境に順応して生きる人々の様子をたくさん話してくださいました。戦争状態ではなければ、もう一度訪れて、親しくなった人に会いたいともおっしゃっていました。そして最後に『えほん北緯36度線』のことに触れて、人間が国境を決め、互いに争い殺し合っていることの愚かさについて話されました。

北緯36度線上に点在する街を、町を、村を・・・そこには普通の暮らしがある。誰もそれを壊す権利はないはず。

でも、現実には・・・あの地域では紛争が絶えない。

そこで生まれ、育ち、生きようとしている子どもたちがいることに想いを馳せなければならないということを伝えてくださいました。

アフガニスタンは新しい大統領が選ばれて、少し落ち着いているのでしょうが、周辺国では今もまた空爆が行われています。いったい世界はいつになったら戦争がなくなるのか・・・それを望むのは無理なのか、虚しさも感じますが、それでも平和を願う気持ちを失いたくないなって思いました。 

ちきちき三昧ツアー

9月20日(土) 9:30〜20:30  

きくちちきさんの新作絵本の原画展をはしごする贅沢なツアーをしてきました。20140920ちきちき三昧

朝9時半、東京駅丸の内北口にちきさんファン集合。まずは、昨年秋、お店の上できくちちきさんのライブペインティングを企画した茅野・今井書店のしっぽちゃんが上京。それに合わせて絵本仲間が集まりました^^

まずは丸の内オアゾ丸善の児童書売り場。「ちきばんにゃー原画展」。ここにはえほんやるすばんするかいしゃにはなかった3枚の原画が飾られていました・・・

原画そのものは児童書売り場の柱に3枚。もっとアピールしてほしいと思うほど、さりげなく掲げられていました。
ちきばんにゃー
きくち ちき
学研教育出版
2014-08-26

それから約1時間、じっくりと児童書売り場をいろいろ見て回りました。特に、しっぽちゃんが子どもの本の出版事情をいろいろ解説してくれて、それがとてもよい勉強になりました。

11時から5階のアマルフィイ・モデルナでランチ。
20140920ちきちき三昧620140920ちきちき三昧7






20140920ちきちき三昧820140920ちきちき三昧9







それからお茶の水に移動してTRIギャラリーで開催中の「いっぽとしっぽ」展へ。ここにはちきさんと、ちきさんのお連れ合いや、1歳になった息子くんもいて、もう1冊の新作絵本『みんなうまれる』にサインしていただきました♪20140920ちきちき三昧11

きくち ちき
アリス館
2014-09

ここでは大きな額に入った絵や、木を切ってさまざまな動物に見立てたオブジェ、それからパペットなどが展示さ20140920ちきちき三昧13れていました。

とくに正面のくまと女の子、くまと男の子の大きな額の絵が素敵でした・・・みんな喉から手が出るほど欲しくなる絵。飾る場所のことを考えてぐっと我慢でしたが・・・
20140920ちきちき三昧12
← ちきさんを囲んで記念撮影♪
(この画像だけ、画素数を落してクリックしても拡大表示できないように処理しています)

そこからまた総武線各停で高円寺へ。えほんやるすばんするかいしゃへ。ここでは、午前中参加できなかったSさんも合流。「ちきちきばんばん」展へ。
『ちきばんにゃー』の原画を堪能しました。2階のお店では、『いちにのさん』の版下の展示も見ることが出来ました。
20140920ちきちき三昧14
また1階ギャラリーでは印刷して裁断する前のものを見せていただいたり・・・貴重な体験をすることが出来ました。


その後、私は一旦クレヨンハウス「子どもの本の学校」小林豊さんの講演を聴くために、離脱。

クレヨンハウスの講演とサイン会終了後、新宿でみんなが集まっているところへ再度合流しました。

ちきちき三昧ツアー。充実した一日となりました♪



 

手話寺子屋・基礎講座機―の

9月19日(金) 19:00〜 @WP手話教室「手話寺子屋

昨年4月より始めた手話の勉強。この日で基礎コース1を修了しました。といっても、まだまだ日常会話には不十syuwa分です。もちろん10月からの基礎コース2も受講します。

毎週1回、金曜日の夜、1時間半の手話講座。それ以外の時は、同じ会社の難聴の同僚となんとか手話で会話をしていますが、それも挨拶程度。ほんとうは、会議とか、社内での雑談も手話通訳できるようになるといいな〜と思っているのですが・・・なかなか。

この日は先生も一緒に、講座修了の打ち上げに行ってきました。

先生は先天的に耳が聞こえません。飲みながらの会話も全部手話!手話は見ていないと、話についていけないのですが、それでもみんなで雑談出来て面白かったです。

メンバーのひとりが霊感があるらしく、いろいろな不思議な体験を手話で話してくれて、そういうのが苦手な先生や私は、ぞわっとする、怖い!と手話で返す^^ 
手話って、顔の表情や、ジェスチャーなど全身で表現するので、なんとなく伝わってきます。そうして、こうした雑談でも、間違った手話の使い方をすると、先生が直しを入れてくれるので、それもまたありがたい^^

繰り返し、復習しながら、手話を自分のものに出来るように頑張りたいな♪

勤務先では、一緒に手話教室に通っている同僚キッシーと、同じく同じ部署にいる難聴のOさんが、毎月2回、「図書館員のための手話講座」を、動画で公開しています。ぜひこちらも多くの方に見ていただきたいな~と思っています。
→「司書さんが覚えておきたい手話講座
 

リサ・ラーソン展へ

9月18日(木) 19:15〜 @松屋銀座

仕事帰りに松屋銀座で開催中の「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」に行ってきました。20140917鎌倉30

平日の夜ならば、空いているかしら?と思っていたら、大間違い!とても混みあっていました。それだけ、リサ・ラーソンの作品が多くの方に愛されているのですね。

マイキ−2私がスウェーデンの人気陶芸家リサ・ラーソンを知ったのは、猫の置物。

会場にはマイキ−だけではなく、アフリカシリーズとして、さまざまな動物たちや、さまざまなオブジェが飾られ・・・それから、アトリエやサマーハウスの再現コーナーなど、リサ・ラーソンの魅力を伝える展示になっていました。

1931年生まれのリサ・ラーソンさんは、現在83歳。

20140918リサ展今回の展示の中で一番印象に残ったのは、リサさんとお連れ合いへのインタビュー映像。
夫婦がほんとうにお互いを愛し、労わり合い、尊敬し合い、ここまで歩んできたのだというのがわかる映像でした。

80代を迎えても、こうして夫婦が互いに尊敬し合い、穏やかに笑いあえる関係ってほんとうに素敵♪そうした家族との豊かな時間があるからこそ、今でもずっと芸術活動を続けることが出来ているのだと思いました。

こんな記事も!→「なぜか目が離せなくなる!?
 
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