みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2015年03月

友、来る・・・

3月27日(金)〜28日(土)

今の家に引っ越してから・・・弟などの親戚、子どもたちの友達以外の、私自身のお友達に我が家に初めて泊っていただきました!

シンガポールから帰国して11年。シンガポールではお客様をお迎えしていたのですが、帰国してからは義父母の介護があったり、仕事に復帰したりで、なんだかいつまで経っても片付かず、お客様を迎えることないまま・・・

そんな我が家に、大学1年の時に同じ女子寮で出会い、ゼミも同じだった友人が九州から泊りがけで遊びに来てくれました。そしていっぱい積もる話をしました。

結局、家の片づけはトイレくらいしか掃除が出来ず、子ども達が使っていた部屋で、引っ越し先に持っていけない荷物がいっぱいあるところに泊ってもらうことになり(両親を呼び寄せて客間を両親の居室にしていて・・・)、申し訳ないと思いつつも、昔の友達だからと甘えて・・・そのまま。ほんと、ごめんね〜

翌28日は東京在住の同じゼミの友人も合流して、一緒にブランチをいただきました。午後は私が別の用事があったので、友人たちとは別行動になってしまいましたが・・・20150328きのこちゃんりかさん3

18歳で出会ってから・・・三十ウン年。

私は大学卒業後にストレートで大学院に進みましたが、彼女は保育現場で4年経験した後に大学院へ。お互いに保育者養成の仕事に就きたいという思いで進んで来ましたが、私は保育現場2年で結婚し、その後はずっと専業主婦、彼女は結婚して子育てしながらも、短大で教鞭をとり、同時に付属幼稚園の園長を長く勤めて来ました。

その間に博士号の学位も取得・・・若くして教授に上り詰めました。

私がしたくて、出来なかったことを実現した友人のことをほんとうに心から敬意を表します。

201503尾崎先生でも、昨日と今日は、もっと違う部分でいっぱい話が出来ました。お互い子育てや、家族のこと、介護の事、仕事のこと、困難にぶつかることもあったし、健康が脅かされた時もありましたが、そんな人生の荒波を乗り越えてきたなぁ〜と、しみじみ感慨深く思いました。それもこれも学生時代に得たゼミでの教え、学校での学びがあったからこそです。すごくいい大学だったなぁ〜よく頑張ったよね〜って、それぞれ進む道は違ってしまったけれど、あの大学の、あの学科の、あのゼミの先生の元で学べたことはすごく素敵なことだったよね・・・って。(左の画像は、そのゼミの先生が折に触れ送ってくださる手紙・・・人生の荒波にもまれていると、その気持ちに寄り添う励ましの言葉が、聖書の言葉と共に贈られてきます。先生の自作の絵葉書なども一緒に!)

18まではお互いに全然違う場所で育ってきたのが、大学の寮で出会い、こうして50代の半ばまでずっと友情を続けてくることが出来たのもほんとうに感謝なことだと思いました。


来年は母校の創立100周年を迎えるにあたり、学科の同窓会を企画しよう〜と、話し合うことに!福岡にいる他の同級生たちにも声をかけなきゃね!楽しみがまたひとつ増えました♪

絵本研究会へ〜

3月22日(土) 14:00〜20150322絵本研究会

横浜・石川町のアートスペース「と」で行われた絵本研究会に参加しました♪

今回のテーマは「絵本で哲学」



20150322絵本研究会4発表者のM・Tさんが、絵本『希望の牧場』に対する子どもたちの反応を中心に、子どもたちにとって、正解の出ないような人の生き方に関するような題材について、子どもに考えさせる契機を与える絵本についての考察をしてくださいました。


その後、それぞれが持ち寄った「絵本で哲学」する絵本の紹介をしあいました。

私たちが生きていくということは、時に厳しい現実に直面したり、自分の思うようにいかないことがあったり、人間関係の壁にぶつかったり・・・さまざまな浮き沈みがあるもの。あるいは先の大震災のように不可抗力の自然災害によって、突然すべてを喪うこともある・・・そんな時に絵本はどう子どもたちに寄り添えるのだろうか・・・

いや、そういう優れた絵本がたくさんあることを伝えたい。そんな想いがたくさん飛び交った時間となりました。

M・Tさんのまとめに「先の見えない時代にあっては、自分の頭で考えられる子を育てていく必要がある。その ためには、正解のない問いを対等に自由に議論しあえる場を作り、曖昧性・複雑性などを 持つ現代絵本を用いるのが有効である。 」と、ありましたが、絵本の可能性はそういうところにも大いにあるなぁと感じました。

20150322絵本研究会220150322絵本研究会3






私が持参した「絵本で哲学」の絵本は次の3冊

たいせつなこと (ほんやく絵本)
マーガレット・ワイズ ブラウン
フレーベル館
2001-09

新装 ぼくを探しに
シェル・シルヴァスタイン
講談社
1979-04-12

 

子どもの本の日フェスティバル2015

3月21日(土) 20150321子どもの本の日7

JBBY(日本国際児童図書評議会)主催の「子どもの本の日フェスティバル2015」のお手伝いに行ってきました。 

朝8時40分に会場に集合。設営からのお手伝いでした。

20150321子どもの本の日3
20150321子どもの本の日4


「世界の子どもの本の部屋」・・・国際アンデルセン賞・上橋菜穂子さんの本、これまでの受賞作家の本の展示のお手伝いをしたり、受付で配布するフライヤーの組み込み20150321子どもの本の日8のお手伝いを午前中かけてしました。

13時からの受付開始からは、シンポジウム終了後にサイン会のお手伝いをするまで、ずっと受付にいました。

図書館で勤務しているスタッフさんに思いがけず出会ったり、お知り合いの方々に受付にいて声をかけていただいたりと嬉しいこともいっぱいありました。

この日のメインイベントは、シンポジウム「「手から手へ展」を終えて」でした。1週間ほど前にクレヨンハウスでお20150321子どもの本の日9話を伺った降矢奈々さんがスロバキアで立ち上げ、ボローニャで2012年に始まった「手から手へ展」のファイナルイベントでした。クレヨンハウスでいつもお目にかかる保育園の園長先生など顔見知りの方も、この日も来ていらっしいました。

受付にいたので、シンポジウムは聞くことが出来なかったのですが、終了後のサイン会では、絵本作家のはたこうしろうさんの隣でサポートの仕事をしたので、参加者とはたさんの会話や、お隣の席の山福朱実さんと参加者の方の会話などから、どんなことが話題に上ったのかが推察できて、それもまた面白かったです♪
20150321子どもの本の日520150321子どもの本の日6
今回はあべ弘士さん監修の「動物の本の部屋」があったり、 2013年横浜展でのライブペインティング作品が展示されていたり・・・見どころ満載でした。

翌日22日はお手伝いに行けませんでしたが、代わりにボランティアに参加してくれた後輩からとても盛況だったと伺いました。22日は『しごとば』の鈴木のりたけさんのワークショップ、あべ弘士さんのトークショー、はいじまのぶひこさ20150321子どもの本の日20150321子どもの本の日2んのワークショップ、三浦太郎さんのワークショップと盛りだくさんで多くの親子連れで賑わっていたそうです♪

フェアリーテール♪

3月15日(日) 12:00〜 @アグネスホテル ラ・コリンヌ

20150315フェアリー4図書館のおはなし会ボランティアの”フェアリーテール”の年に一度の恒例ランチ会。

今から10年前、当時勤務していたのは、新規開館の図書館でした。私は一スタッフとして、児童サービスを担当させてもらっていました。新規オープンだったので、ご近所の方々がおはなし会ボランティアをしたい、と次々声をかけてくださいました。

当時、児童サービスのチーフをしていた方が、別々の日程でおはなし会に入っているボランティアの方々の連絡会をきちんとしたほうがよいとおっしゃって、オープンから半年後に初めてのボランティア連絡会を開催し、それ以降年に3回、それを継続されてきて、間もなく9年半になります。

私はその図書館を2年半弱勤めたあと、辞めたのですが、それからは私もボランティアの一員として関わってきました。20150315フェアリー9

ボランティア連絡会が軌道にのった2006年頃より、6月と12月のスペシャルおはなし会は、ボランティアのみんなが一緒に活動してきました。影絵をやったり、人形劇をやったり、20150315フェアリー今までも様々な催しをやってきました。そしてそんな大きな行事が終わると打ち上げをするようになり、普段は個々に活動をしているのですが、少しずつ絆も深まってきました。

何年前だったかな、グループの名前を”フェアリーテール”と全員一致で決定!(ということを忘れていた私^^;)

そして今年も 神楽坂にあるおしゃれなホテルのフレンチレストランで、8人集まりました♪(去年の様子は→こちら

20150315フェアリー5 ←アミューズはほたるいかのマリネ

 前菜には春の野菜や富山の甘海老など旬のものがいっぱい20150315フェアリー6

 盛り付けも美しくて、目でもお料理を味わえました♪


20150315フェアリー7 メインディッシュは、みんな魚を選択。アトランティックサーモンのソテー。菜の花の付け合わせが春らしい味わいでした。


そして・・・デザート。3種類の中から選べます。

8人がそれぞれ3種類、選んだのでテーブルがとっても華やかでした♪
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私はオレンジのムース、オレンジのキャラメリーゼのせを♪

20150315フェアリー3
クリームチーズのソースとオレンジの酸味がマッチして、すごく美味しいデザートでした。
丁寧な接客と、美味しいお食事を堪能しました。なのに、めちゃくちゃリーズナブル。ここはメンバーのおひとりがグルメな友人にリコメンドされたお店なのだとか・・・

みんなで絵本のことや、子どもたちの事、図書館のこと、そして独身時代の淡い恋の思い出話など・・・話題もバラエティーに富んでいました。
今年も85歳になるというSさんが参加してくださいました。
年代も違う私たちがこうして出会って、一緒に子どもたちに本を手渡す、というところで一致して、和やかにお食事出来るって幸せなことです。来年は、あそこに行こう!このお店もいいね、と今から次回を楽しみにしています♪
(去年のブログを見て、びっくり♪私、同じワンピースで行ってました^^;コートは違うけれど〜きゃあ〜) 

第6回ファンタジー研究会 「かはたれ」

3月15日(日) 9:00〜 代官山蔦屋書店Anjin20150315ファン研

 9月から始まったファンタジー研究会、12月だけお休みでしたが、今日で6回目。今回のお題本は朽木祥さんの『かはたれ』、そして読めるならば続編の『たそかれ』でした。


 
20150315ファン研3私が『かはたれ』に出会ったのは、2年前。朽木さんの『八月の光』を職場のビブリオバトルで取り上げた時に、後輩から『かはたれ』がとても良い作品だと伺ったことでした。

その時にすぐに『かはたれ』だけ、図書館で借りて読みました。その時は、一人ぼっちの河童・八寸が、猫に姿を変えて人間の住むところに修行に出かける・・・そこで母を亡くした小学4年生の麻と出会う。猫だと思って連れ帰った 八寸がお風呂に入れられて河童に姿を変えてしまうのに、麻は八寸を温かく受け入れていく・・・

麻と八寸、そして麻の飼い犬のチェスタトンとの関係・・・

何より、八寸との関係性の中で麻が母を亡くした後の喪失感をみつめ、乗り越えていくところが心に残りましたが、河童という架空の生き物との触れ合いを描いたふんわりと優しい不思議な作品という印象でした。

今回、もう一度読み直し、続編の『たそかれ』を読んで、イメージは変わりました。

この作品を通して、朽木さんが伝えたかったことってなんだろう・・・麻が母親不在の寂しさの中で、母と一緒に四季折々の自然の変化を感じて書き留める「すみれノート」のことを思い出し、「耳に聞こえない音を探そう」と言われたことが、彼女の成長を支えていく・・・愛する人を喪失することの痛み、辛さを乗り越えるために何が必要かということ。そのことに気が付いていく中で、麻の心の成長が丁寧に描かれた作品なんだという印象を受けました。

そして『たそかれ』では、不知という名の別の河童も登場し、不知には戦争の体験が色濃く影を落とし、『かはた20150315ファン研4れ』で麻がいじめっ子に濡れ衣を着せられたのに助け船を出した河井君も登場し、八寸と麻との再会、河童の存在を信じる大人との出会いなどいろいろな物事が重層的に積まれて、物語が深みを増していく・・・そこに私は惹かれて行きました。

ファン研のみなさんの意見は、どちらかというと『かはたれ』のほうが好き、という意見が多かったかな。みなさん、朽木さんの言葉の美しさ、情景描写の細やかさ、自他に目覚める10歳ごろに出会っていたい作品だという意見では一致していました。

鎌倉で小学生の時から高校卒業まで過ごしたというSさんからは、散在が池が実在することを教えてもらい、それが私の好きな北鎌倉の明月院の近くだということも伺いました。まさに物語に描かれている新興住宅地で育ったのだというSさん。帰宅して調べてみると、あのあたり、いろんな伝説もあり、物語が生まれる場所なんですね。

20150315ファン研2今日は名古屋から参加したIさんや、翻訳家として活躍されているTさんが初参加してくださり、お二人の意見も、かたやシュタイナー教育の視点から、かたや現代の子どもたちの生活の言葉に関してのご意見などもあり、またTさんの研究者の立場からの細やかな分析、平安文学を研究されていたYさんからは『かはたれ』『たそかれ』という古語を、今の子どもたちがこの作品を通して味わうことの意義についてのお話があったり、10人が10人、それぞれの見方をしていて、それを聞くことでこの作品への新たな気付きが出来て、とても有意義な時間になりました。

毎回、感じることは、みなさんの読みの深さ。自分は表面的な部分でしかまだ読めていないなぁと感じることも多く、みなさんに知的な刺激を与えてもらっています。
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