みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2015年04月

のまりんの紙芝居♪2015春

2015年4月18日&19日20150418永福のまりん3

我らが”のまりん”こと、野間成之先生の紙芝居劇場、今年もたっぷり楽しみました♪

毎年、春の「子ども読書の日」前後に東京に来て下さるようになって10回目。最初は私がスタッフとして勤務していたH図書館に来ていただいたのが2006年春。今回、第1回目からずっと続けて来ているという男の子もやってきました。なんと今小学校6年生。3歳の時に初めてのまりんに出会って以来、毎年楽しみにしてきたんですって^^中学生になっても来てくれるかなぁ〜
20150418方南のまりん
それから毎年・・・そして私が今の職場に移ってからは、同じ会社が受託する他の地域の図書館にも来て下さるようになりました。今年はなんと4月に5館、5月に3館です。

野間先生とはシンガポール在住時の2001年にシンガポールの日本人学校で初めてその紙芝居に出会い、翌年からシンガポールの自宅で開催していたシンガポールポプラ文庫に来ていただき、それ以来のお付き合いですから、なんと15年!

最初にお会いしたころから全く変わらず、今回4館での公演に同行して「のまりんで〜す!74歳で〜す!」という前ふりを聞いて、「60代の頃と全然変わってないな〜」と思いました。

今回、とても印象的なことがありました。ある館での公演に開場1時間以上前から来ていらしたご家族連れがいました。なんと千葉から遥々いらしたのだとか・・・伺うと上海駐在時に上海虹文庫という日本人向け私設図書館で野間先生の紙芝居に出会い、日本に帰国してまた見たい!というのでわざわざ来て下さったのでした。一度聞いたら忘れられない「のまりんの紙芝居劇場」、それだけ魅力的なのです。

上海虹文庫は、シンガポールポプラ文庫のスタッフのHさんが、転勤で上海へ行かれ、上海にも来てほしい〜と上海虹文庫での招聘をしてくださったのでした。野間先生は2001年よりシンガポールへ毎年恒例で行ってくださっており、昨年秋には久しぶりにシンガポールポプラ文庫で「のまりんの紙芝居劇場」をしてくださいました。
上海虹文庫も恒例になっていて、こちらは10年くらいになるのでしょうか。ご縁がどんどん広がっていくのはとても嬉しいです。(昨年、香港在住の友人に紹介し、香港でも公演。とても好評だったので、今年も行かれるそうです♪)

もうひとつ嬉しい出来事がありました。
ある会場に、少しコミュニケーションに問題のあるお子さんが来ていました。大勢の人が集まる場所が苦手なんだそうです。それでも気になって廊下にいた男の子。ずっと頭を抱えて座り込んでいましたが、のまりんが一たび舞台に立つと・・・最初は入り口の向こうから中を覗き、次に入り口から首を出して覗き、それから後ろの隅の方へ移動して少し高いところから覗き、前の方の横にあるベンチに座り、最後には床に敷いたシートの上にたくさんの子どもたちが座っている中に押し入って座り、だんだん身を乗り出し、夢中で最後までのまりんの紙芝居に聞き入っていました。
そして最後の手遊び「森のきつつきさん」では、お友達にじゃれ合うようにしていたその姿に・・・ああ、こういう上質の笑いは子どもたちの心を解放するんだな・・・誰かを嘲笑したりするのではなく、心の底から楽しい笑いは子どもの心にある壁を取っ払う力があるんだなって思いました。

それは野間先生が教育現場で常に子どもの側に立っていらしたこと、その頃からずっとクラスで読み聞かせや紙芝居を続けていらしたこと、子どもをある枠組みに当てはめようとせずにその子どもの姿そのままを受け止め、寄り添ってくださること、そんなところが声にも表情にも溢れ出ていて、だから子どもを惹きつけて止まないのだと思います。

今年もご一緒出来て、何より私が一番の役得!いろんな重荷を一時的におろして心の底から笑えたことは幸せでした。

のまりんの紙芝居劇場 過去記事まとめ

20150418方南のまりん618日午前のH図書館の「のまりんの紙芝居劇場」は一昨年は消防法で定められた人数以上の参加希望者が押し寄せたため、昨年は人数制限をしたところ、子どもたちが今一つ集中できなかったので、今年度は歩いて1分ほどのところにあるH児童館との共催にし、広々とした会場でたくさんの子どもたちが親子で楽しむことができました。

20150418方南のまりん220150418方南のまりん7







20150418永福のまりん20150418永福のまりん2
18日午後のE図書館は、昨年はH図書館で親子で見られなかった《人数制限のために子どもだけ参加だった》親子連れが午後に押し寄せたため、すごく大勢の参加になりましたが、今年はH図書館と分散されて、ちょうどよいくらいの人数に・・・といっても、どちらも100名前後の参加となりました。
20150418永福のまりん420150418方南のまりん420150418方南のまりん3






20150419狭山ヶ丘のまりん2
19日は初めてのT市立図書館での「のまりんの紙芝居劇場」。西武池袋線の狭山ヶ丘駅から歩いて数分のS分館で午前の公演がありました。
20150419狭山ヶ丘のまりん3
S分館は小さな小さな分館なのですが、公民館と一緒になっていて、大人も子どももたくさん参加してくださいました。

そして・・・なんと!この日の午後は文京区H図書館へ・・・
西武池袋線で池袋→JR山手線で日暮里→そしてタクシーでH図書館へ。準備をしていたらお昼を食べる時間が15分しかないという荒業でしたが・・・なんとか間に合いました♪

20150419本郷のまりん2こちらは今年で3回目。1回目は60人強、昨年は88名(昨年は私自身が他の会場でわらべうた講座をしていたため参加できず〜)、そして今年はなんと114名!

リピーターが増えているようで、大勢の親子連れが午後は雨になったにも関わらず参加してくださいました。20150419本郷のまりん

H図書館には野間先生の息子さん父子も^^懐かしい再会、とても嬉しく思いました♪
どちらの会場でも、ほんとうにみんなが楽しめて、満面の笑顔で満足そうに帰っていく姿がとても印象的でした。
 

ポプラ文庫 4月

4月16日(木)  14:30〜
20150416ポプラ文庫4月2
久しぶりにポプラ文庫のお手伝いに行ってきました。この日は午前中に国際免許証の手続きなど、いろいろな雑用をこなし、午後の時間、久しぶりに子どもたちに絵本を読んできました。

この日に読んだ絵本は・・・
《小さい子の時間》


てじな (幼児絵本シリーズ)
土屋 富士夫
福音館書店
2007-05-10





(私が読んだのは『おおきくなるの』堀内誠一さんの絵がとても素敵な絵本でした)20150416ポプラ文庫4月

《大きい子の時間》
このよで いちばん はやいのは (かがくのとも絵本)
ロバート・フローマン
福音館書店
2011-01-25


(私は『うできき四人きょうだい』を読みました。小学生2人だけの参加でしたが、最後までじっくりと聞いてくれました)

今の会場に移して活動を始めて7年目。当初は押せよ、押せよの大盛況だった文庫も、ここ2年利用者が減って来ています。9年前に分譲が始まった大型マンション。入居者の世代がだいたい同じだったのでしょう。7年前乳幼児だった子どもたちがそのまま成長して小学校中学年以上になり、その下の世代がとても少なくなっているようです。

小学生になってもずっと通ってきていた子達も、いよいよ塾通いが始まったようです。ちょっと寂しいな・・・と思いますが、それでも文庫が開いていることがわかれば、高学年になってもふらりと立ち寄ってくれることもあるでしょう。そんなことを思った文庫の4月でした。 → 2009年5月 この会場での最初の文庫の様子
文庫が賑やかだったころ→2011年4月の文庫の様子

 

ミッフィー展へ

4月15日(水) 19:00〜 松屋銀座20150415ミッフィー展420150415ミッフィー展2

仕事帰りにミッフィー展の初日に行ってきました。4月下旬から5月9日まで日本にいないので、この日しかゆっくりと行けるチャンスはなく・・・初日の夕方ということもあって、ゆっくりと観てくることができました。

会場は思いのほかゆったりとした設営になっています。目玉はやっぱりディック・ブルーナさんの初期の絵本の『りんごぼうや』(1953)と『きいろいことり』(1953、未刊行)そして『Nijntje』(1955)です。

現在、日本で出版されている『りんごぼうや』や『ちいさなうさこちゃん』とは全然違った印象の作品です。
りんごぼうや (ブルーナの絵本)
ディック・ブルーナ
福音館書店
2012-04-04


どれくらい違うかというと・・・・20150415ミッフィー展8こんな感じです!

今のうさこちゃん(ミッフィー)とは全然違う頭でっかちで耳はたれ耳になっているうさこちゃん。

最初の絵本と、次に1963年に出た絵本(↑のアマゾンの『ちいさなうさこちゃん』は、1963年出版のものと同じです)とでは、随分フォルムが違っています。ひとつには絵本の版型が縦長から正方形に変わったこともあるようです。

最初に描かれた『Nijntje』(ナインチェ:ちいさなうさぎ)のままだったら、こんなに世界中に広まっていたかしら・・・とその素朴な絵の前に佇んでしまいました。

20150415ミッフィー展5会場にはミッフィーの立体像がいっぱい。ミッフィー・アートパレードというもので、180センチの高さのあるミッフィーの立体像にアーティストやデザイナーが思い思いのオリジナルミッフィーを描くというもの。

シンプルなものから、極彩色に彩られたもの・・・アーティストの独創性あふれるミッフィーがあちこちに。

また会場の最後のコーナーは、現在NHK Eテレでも放映中のアニメーション作品「ミッフィーとおともだち」の実際に撮影に使われた人形たちも!20150415ミッフィー展3


ところで『ちいさなうさこちゃん』の日本での出版は1964年。実はその初版は長く実家に置いてありました。
20150415ミッフィー展2 
私自身が幼児の時に最初に母に読み聞かせしてもらった絵本がそれだったのです。
今でも子ども心に記憶しています。とくに好きだったのは『うさこちゃんとうみ』でしたけど・・・(あの海水着が欲しくて!欲しくて!)

そして我が子にも読んであげたファーストブックでもあります。
だから、ミッフィー(オランダ語から英訳された時に名付けられた名前)というよりは「うさこちゃん」のほうが馴染があります。「うさこちゃん」誕生からちょうど60年。これからもきっと子どもたちに愛され続けるんだろうな〜
早く孫にも読んであげたい(って、全然そんな予定はしばらく有りそうにありませんが・・・)ミッフィー展20150415

ミッフィー展の間は、松屋銀座の外壁も!またミッフィーです♪

 この目と鼻口だけで、ミッフィーに見えてしまうのですから・・・この意匠、やっぱりすごいです♪

20150415ミッフィー展9この度、60周年記念特別版として『うさこちゃんのたんじょうび』が大型本になりました。

読み聞かせにも向く大判サイズ。これを記念に購入して帰りました♪

連日、残業続きで忙しかった毎日に、ちょっとだけホッとできる時間となりました。 

絵本研究会参加のために横浜へ・・・

4月12日(日) 14;00〜 @アートスペース「と」

20150412絵本研究会4市川駅南図書館でのわらべうた講座を終えて、総武・横須賀線で一気に横浜へ(グリーン車が使えて快適♪)20150412絵本研究会2、そして根岸線に乗り換えて石川町へ・・・

この日、早朝からの山手線事故で都内の交通は大混乱に陥っていました。でもほとんど影響なく移動できました♪

この日の発表は、公文教育研究所白百合女子大生涯発達研究教育センター特別研究員の佐々木丈夫氏による「「絵本と読み聞かせ」への認知科学からのアプローチ」でした。


20150412絵本研究会3公文では全国のさまざまな年齢層の子どもたちの膨大な量のデータがあり、その蓄積の中から成績の伸びる子どもたちの群を分析して行く中で、子ども時代に家庭の中での歌いかけや絵本を読んで聞かせることが」多かった子どもたちが有意に伸びていることがわかったとのこと。
それを科学的に証明するために、認知科学からの研究が、さまざまな大学との連携とで進められているとのこと。とても興味深かったです。

子ども時代の読み聞かせと、その後の成長についての研究は、2013年(平成25年)に御茶ノ水女子大学の研究「平成25年度 全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」にも詳しく書かれているのですが、佐々木先生はそれに加えて脳科学の見地からの研究もなさっていて、とてもわかりやすく説得力のある研究になっていました。

この日の発表については、Facebookの絵本研究会ページでまとめが出されると思いますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

アイトラッカーを使った読み聞かせを受けている子どもたちが、絵本のどこに注目しているかを調べた研究は、年齢によって見る場所が違っていたり、とても面白い結果が出ていました。

なにはともあれ、生後すぐに母親の声を聞き分けることのできる赤ちゃんに、ごく幼い時はわらべうたなどを歌いかけることが、そして絵本を読んで聞かせることが、子どもの脳の発達にもとてもよい影響を与えることが、感覚ではなくきちんと証明されているということは、これから子育てをする若い世代にきちんと伝えていってあげなくちゃと思いました。

公文の研究成果は、一部「公文Baby」のサイトで読めます。→こちらこちら 

4月のわらべうた講座は・・・

今年は4月に3回、わらべうた講座の依頼をいただいています♪20150406わらべうた講座3

初っ端は6日(月)。E図書館で2回、やってきました。
20150406わらべうた講座4

こちらは、前半は生後6か月〜1才くらいのお友達、後半は1歳半以上の歩ける子どもたちとわけました。

わらべうたに関する絵本や、わらべうたや手遊びの本をスタッフの方々が用意をして、終了後には手に取ってもらいました。

ママたちが終了後も去りがたく、同年代の子どもをもつ者同士で情報交換をしていた姿が印象的でした。子育てをいっしょに乗り切っていく仲間と図書館で出会えるっていいですね^^20150406わらべうた講座

20150406わらべうた講座2                             →
← 赤ちゃん絵本もたくさんあって、どれを借りようかな・・・
 子どもたちがママのお膝で読んでもらったり、終了後もそんびりとした時間が流れていました。

20150412わらべうた講座12日(日)はI駅南図書館で2回。こちらは日曜日ということもあり、ご夫婦で参加というのが多かったです。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこしているのはパパのほう。

赤ちゃんを、揺らしたり、こちょこちょしたり、少し高く持ち上げたり・・・というのもパパがやってあげてるのを、とても微笑ましく思いました。

わらべうたは、口承で伝わってきたもの、地域によって少しずつ節回しや言葉が違っています。学生時代を過ごした福岡で演習の時間に習ったわらべうたと、大阪で子育て20150412わらべうたをしていたころに義父母が口にしていたわらべうたと、私が東京子ども図書館の講習で聴いたわらべうたとでは、少しずつ音程や、速度も違っていました。

なので、私の覚えているわらべうたは、オリジナルで採譜して、終了後に参加者にお渡しするようにしています。
家に帰って、家庭でもやってほしいな〜と思います。
わらべうた講座20150424
そして24日(金)の午前中には、江戸川区立M図書館でも!こちらは、終わり次第そのまま成田へ向かうのですが・・・体調をととのえて臨みたいと思います♪

 
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