みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2016年02月

天現寺〜南麻布〜西麻布〜南青山散歩&〜クレヨンハウスへ

2月11日 午後 

12時からの渋谷での田中弥音ちゃんのライブを聞いた後(ライブの様子は→こちら) 渋谷駅から新橋行のバスで天現寺へ・・・
20160211天現寺
このルート、芝公園に住んでいた頃、よく使ったバスルート。

広尾病院前で降りました。天現寺の庭には緋寒桜が満開に!冬の青空のもと、とても綺麗でした。


天現寺のそばの天現寺ガーデンでまずはランチ。ワインを飲みながら、好きな本を読む至福の時間でした。20160211天現寺ガーデン




ランチのあとは有栖川宮記念公園を抜けて都立中央図書館へ。1月30日から3月21日まで開催の「東京の鉄道史―鉄道が築いた都市、東京―」展を見に行きました。
20160211鉄道展
明治5年に横浜―新橋間で初めて鉄道が開業したのですが、その鉄道時代の幕開けから始まり、現在の鉄道の様子、そして各私鉄の展示にいたるまで、鉄道好きにはたまらない展示でした。 

第1部 東京の鉄道史
 第1章 鉄道時代の幕開け 第2章 私鉄の発達  第3章 路面電車から地下鉄へ
第4章 戦争と鉄道  第5章 高度成長期の鉄道  第6章 これからの都市交通

第2部 東京の鉄道会社
1.地下鉄 2.JR東日本 3.京急 4.東急 5.小田急 6.京王 7.西武 8.東武 9.京成

20160211鉄道展2そして圧巻だったのが都心部の鉄道網を立体的に表現したもの!
20160211鉄道展3
まるで人間の体内の血管網のようでした。地下鉄路線図と同じ色で示されていて、地下でどのように線路が交差しているのかがわかります。とても精巧な作り!
→このブルーのラインは東西線!

20160211鉄道展4←オレンジがJR中央線で、黄色が総武線。そして赤いのが東京メトロ丸ノ内線・・・そう、このあたり杉並区♪方南町から出る支線も・・・

そして展示横のタッチパネルでは、自分の乗りたいラインのシュミレーションも出来ま20160211鉄道展5す。丸ノ内線を動かしてみました。

あっちの線でもこっちの線でも、間隔をあけずたくさんの電車が動いています。ほんとうにすごいことだな・・・と見入ってしまいました。

20160211鉄道展6図書館内のスタンプラリーでカードケースGetという嬉しいおみやげも♪

図書館での展示なので、関連書籍や地図、図録などもたっぷりで見応えありました。20160211南麻布



図書館を出た後、表参道のクレヨンハウスできくちちきさんの『ゆき』原画展へ行くことにして、歩いていくことに♪というのも、この辺り、芝公園に住んでいた頃にママチャリお出掛け圏だったのです。

20160211西麻布どの道を行けば表参道まで行けるか、裏道を知ってるから・・・ちょっと遠いけれど、ちょうどいいお散歩コースです。

こんな裏道^^ 西麻布です。外苑西通りに添って一本西側の路地に入ると、こんな感じ。いつもこの道を通ってクレヨンハウスに自転車で通っていました♪

ここをまっすぐに行くと、南青山の根津美術館の東側の白壁にぶつかります。20160211南青山

この白壁に添って坂を登っていくと、まっすぐ表参道です。



20160211クレヨンハウスクレヨンハウスではきくちちきさんの『ゆき』原画展と、偕成社の『世界のともだち』シリーズの写真展を、じっくりと時間をかけて観て回りました。

ちきさんの『ゆき』の原画、やっぱり冷たい雪なのに色彩が明るくて温かいイメージ。

子どもたちが雪の中を駆け抜けるシーンなんて、子どものさんざめく笑い声が聞こえて来そうでした。20160211クレヨンハウス2



20160211クレヨンハウス3見終わると、すっかり日も暮れていました。


←クレヨンハウスは今年40周年を迎えて、いろいろなイベント満載です



 

薮内竜太さんギャラリートーク@ハックルベリーブックス

2月6日(土) 14:00〜 @柏 ハックルベリーブックス

20160206ハックルベリー6昨年夏の蓼科絵本セミナーの翌日に訪れた山梨、北杜市白州にある薮内正幸美術館の館長、薮内竜太さんのギャラリートークが、柏にあるハックルベリーブックスであるということで、行ってきました。
(昨夏の薮内正幸美術館訪問記は→こちら720160206ハックルベリー

まずはハックルベリーブックス。駅から歩いて10分以内のとても便利な場所に(表通りからは少し中に入った路地)に建っている素敵なお店でした。店内に置いてある本も、なにもかも、私にとってはド直球

ハックルベリーブックスは児童書専門店で、高校教師だった店主が、2010年に早期退職をして始められた素敵なお店。詳しいことはこちらの記事へ→公式サイト内「店長からのお知らせ

薮内竜太さんのギャラリートークの様子も、こちらにアップされていました。→こちら

20160206ハックルベリー2薮内さんのギャラリートークは、店主奥山さんが大好きだというフクロウの絵の話題から始まりました。フクロウが止まり木に止まる時の足の指。手前に2本、後ろに1本。これが正確ではない絵本が結構あるのですって。(ハックルベリーブックスの店内にはフクロウがいるのですが、これがまた綺麗なフクロウでぬいぐるみかと思ってしまいました)

それから以前、薮内正幸美術館を訪れた時にお聞きした薮内正幸さんの少年時代の話を、あの時よりももっと詳しく聞かせていただきました。

正幸さんの祖父が天王寺動物園の園長と親しかったこと、そして祖母は日本画を描いていたことから絵は好きであったこと。そして祖父の友人の関係で動物園に通っていたこと。当時はカメラを持っているわけではないので、とにかく観察をして、それから思20160206ハックルベリー3い出して描く。写真を見て描くということはしなかったのだそうです。

今日はライオンの日と決めると一日中ライオンを観察し、キリンの日はキリンを一日中観察する・・・そして観察してきた動物になりきって、四足で歩いたりしていたそうで・・・動物の身体的特徴を身体で身につけていたというのですから、芯から動物好きだったのですね。

小3の時に、「動物の本」を監修していた動物学者の高島春雄先生に手紙を書き、高島先生は当時日本哺乳動物学会や日本動物分類学会などを創立させるなど動物学の権威であったのにも関わらず、子ども相手にお茶を濁すことなく質問に答えられたとのこと。そんな中で今泉吉典先生を紹介してくださったのだそう。

20160206ハックルベリー3高校3年の1月、(1959年で亥年だった)自分で描いた猪の絵を描いた年賀状を今泉先生に送っていたことが、福音館書店の松居直さんにスカウトされるきっかけになったことなど、以前美術館で聞いた以上に詳しくて、参加者みなさんが前のめりになっていました。

ところで前のブログ記事にも(→こちら)、薮内さんは決して子どもを誤魔化すような絵は描かなかったということを書きましたが、それは決して大袈裟なことではないと思ったことがあったそうです。

竜太さんの息子さんが、「はだしのゲン」を読んだ時に、爆撃を受けて亡くなった人を見て、「この人は死んでいない」と言ったのだそうです。それは倒れた顔の口が、次の場面では形がほんの少し違っていた・・・それに違和感を感じ、死んでいるならこんな風に角度の違いで変化しないから、生きているはずと主張したというのです。

大人はそんな一コマは筋の流れから、死んだものと思いこんで、描かれた口の形まで気にしないけれど、子どもはこういうちょっとした齟齬も見逃さないし、釈然としないんだと感じて以来、やはり薮内正幸さんの子どもに決して嘘をつかないという絵というものの力を信じるようになったとのこと。


「大人は気が付かなくても、子どもは本物かどうか気づく」という言葉は、ズンと胸にきました。20160206ハックルベリー4

会場にいらした多くの方が、薮内正幸さんが観察をし、また骨格を知り尽くして描いていらしたことを伺って、あちこちから感嘆の声があがっていました。

その薮内正幸美術館のことがもっと多くの方に知られてほしい、たくさんの方に訪れてほしいと願い、友人たちのそのために何が出来るだろう?と今真剣に考えています。

これだけの素晴らしい絵を知らないでいるなんて、もったいない。そんなことも思ったのでした。

画像は一緒にいったお友達、そして竜太さん、店長の奥山さんとの記念撮影。(画素数を下げて、ぼかしてます^^) 

あちこちライブ*人生いろいろね♪

2月に入って、お友達に誘われて、小規模なライブに行く機会が重なりました。どれも今まで経験したことがないような小さなライブスペースでの、ライブでした。

そんなあれこれを・・・

2月4日(木) 19:30〜 @高円寺Cafe Bar U-ha

 お友達のうるふさんが、習っているボイストレーニングの先生方のライブだということで誘っていただいて、行ってきました。
この日の出演者は、金魚(男女ユニット)、世古武志小浜田知子

世古さんと小浜田さんが、うるふさんの先生。ふたりとも個性的で歌が上手でした。

世古さんは仏像をテーマに歌うことでファンも多いとか・・・大人絵本会仲間にも「世古さん、面白い」「世古さん、20160204ライブかっこいい」という声が・・・

仏像ソングはウケました。とくにうちは変人の父が牧師でありながら仏教研究をしていて、家に経典が置いてあったり、仏像写真があったりしたから、仏教用語もすんなり入って来て、笑えました。

ただね、ほんとうに反則だと思うけど、1曲だけ真面目なラヴソングを歌ったんだよね。「君に会いたい」って曲。

これは、もう自分でコントロール出来ないくらい、知らないうちに涙が溢れて来てダメでした。まいった!

20160204ライブ2小浜田さんは、コミックソングというジャンルらしく、自虐的な面白い歌を35分間休みなしで歌いあげました。声楽を学んだという本格的な歌声と、その歌の内容の激しさと、そしてご本人は華奢で愛らしいというギャップだらけで、逆に魅力的な方でした。

「こはみん」の公式ブログもそんなチャーミングな雰囲気が満載です。→こちら



2月11日(水・祝) 12:00〜 @渋谷 アンコール渋谷

1月に巣鴨のウッドワーロックで行われたボードゲーム大会で知り合ったアイドルの女の子のファーストライブに行ってきました。

20160211弥音ライブそのアイドルはベリーベリー工房の所属の田中弥音ちゃん。アイドルのライブなんて生まれて初めてなので、おばさんはおどおどしてしまいました。だってね・・・熱烈ファンのちょっと成長し過ぎた男の子(いや、どうみてもおじさん^^;)が最前列に陣取って熱視線を送ってて・・・

でもライブはとても素敵でした。16歳の誕生日間近というまだ高1の女の子には思えない堂々たるステージでのトークや歌。しかも歌が上手い♪高校に通いながら、1か月ほどで三線を弾けるように猛練習をして、チャレンジコーナーで琉球の歌を歌ってくれましたが、これがまた高音が伸びやかで、素敵でした。これからも活躍してほしな〜と思いました 



2月16日(火) 19:30〜 @高円寺ビアカフェ萬感

焼津在住の友人Y子さんから、朝お誘いを受け、行ってきました!Y子さんのお嬢様の一人芝居を観に〜♪20160216七海ワンマン

大学時代、演劇部で活躍をしていたお嬢さん・・・就職してしばらく演劇から離れていたらしいのですが、高円寺の飲み屋でやはり昔演劇をやっていた人と出会って、5年ぶりに一人芝居に挑戦するのだというので、仕事帰りに待ち合わせて行ってき20160216七海ワンマン2ました。

40分ほどの一人芝居でしたが、途中で4回衣裳もチェンジし、熱演でした。客席と舞台が近くて・・・というか、客席も舞台になっていて、最後までほんとうに一気に駆け抜けた演技でした。

友人のお嬢さんの多才さに脱帽!会場には大学時代の演劇仲間もたくさん駆けつけていました。

こんなふうに友人たちに囲まれている姿は、母親であるY子さんにも心強かったのではないかしら。子どもはいつの間にか、育って親とは違う世界を築いていくんだな〜ってしみじみ思いました。(Y子さん、お誘いありがとう〜♪) 

同級生とともに・・・

1月最後の土曜日(1月30日午後)TU700898pm00

大学の同じ学科の友人たちと新宿でランチをしました。

お天気が今ひとつでしたが、眺望のよいレストラン・トライベックスにて・・・ (レストラン画像は公式サイトから)

tribeks_table福岡の大学を卒業して、途中いろいろな場所で仕事をしたり、家族を持ったり・・・そして今は東京都内や近郊に住んでいてこうして一緒にランチをしている・・・学生時代、同じ寮だった友人もいれば、当時は顔見知り程度だった友人もいて。

それでも今はこうして一緒にあの頃を思い出しながら、共通の話題で盛り上がれるという幸せ。

当時、私たちが在籍していた児童教育学科は共学の大学の中で唯一女子だけに門戸が開かれていた特別な学科でした。もともと短大部だった児童教育学科が1974年から大学の文学部に組み込まれて四年制へ。

私たちが卒業した3年後には、取得できる資格が幼稚園教諭、保育士に加えて小学校教諭が加わり、男女共学へ・・・そして2005年には人間科学部として文学部から独立して、現在では児童教育学科、社会福祉学科、心理学科と増えています。

私たちの学科のあった6号館は「女の園」と呼ばれ、大学内でもちょっと特別扱いだったなぁ・・・当時の教授たちは四年制でもあり、女性が社会で活躍することを望みつつも、基本的には「良妻賢母」を育成する視点が強く、私たちは反発しながらも、それが染み付いているね・・・なんて話もしました。

子どもの目線に立つこと・・・これは徹底的に教えられましたね。それから小児栄養学の先生には「食べたものが身体を造る」ということ、だから何をどのように食べるか、またバランスよく摂ることの大切さを徹底的に叩き込まれました。

一番印象に残っているのは、一日三食、味付けひとつとってもそれを長く食べ続けることによって、家族を病気にしてしまうことも出来る・・・つまりは作って食べさせるという食の問題は、その子の一生に関わる土台を作るもの。心をこめて作るということがどれだけ大切かってことを、二十かそこらで刷り込まれたわけですから、私たち、どんなに忙しくても、子育てに忙殺されていても、そこは手を抜けなかったね・・・なんて回想しておりました。別に「こうあらねば!」と自分を縛ったわけでもないけれど、身についてしまっていたんだなぁ。若い時の教育って影響力大きいって改めて思いました。

それは絵本に対する思いもそう・・・大学の時は絵本論のゼミにいて、今思うとガチガチに研究していたわけでもなく、たくさん読んで、話して、自分たちでも制作してみて、ただそれだけだったんだけれど、それが今も脈々と流れる源流水になってるなぁ・・・

児童福祉に対する考え方も(当時は、社会福祉科目もたくさん必須だった)、発達心理学、児童心理学に対する知識も、同じようにその時に身についてきています。そして、子どもに関わる仕事も、家事(これは家を管理し運営するという意味で)も女性が活躍できる科学的でクリエイティヴな遣り甲斐のある仕事なんだと、それを楽しむ精神も教えてもらいました。

あの4年間は、ほんとうに貴重だったね〜と50代を過ぎても思えるありがたさ。一緒に食事をして、喋って、笑って、普段はそれぞれの場でそれぞれに生活しているのに、たまに会うとその距離感がなくなる・・・それが同級生の良さだな〜って思いました。

次にまたみんなに会えるのはいつかなぁ・・・今年は母校が100周年。それに合わせて同窓会もありそう。学科の同窓会をしようと福岡組が動いてるとか。また会えるといいなぁ・・・(2012年の卒業30年目の同窓会は→こちら

第14回ファンタジー研究会『岸辺のヤービ』

1月31日(日) 9:00〜 @代官山蔦屋書店 Anjin


昨年、秋に出版された梨木果歩さんの作品『岸辺のヤービ』がお題本でした。

私は出版されてすぐにこの本を購入。夢中になって読みました。その時の感想を、「本のこまど」という仕事で作20160131ファン研2成しているサイトの新刊紹介記事にこんな風に書いていました。

「 梨木香歩さんが久々に小学高学年からの世代に親しめる美しくも楽しいファンタジー作品を生み出しました。この本は美しい箱入りです。そして箱の内側も見逃してほしくないのですが、図書館の本は箱を外して装備するので残念ですね・・・美しいのは装丁でけではなく、物語の流れもとても美しい 梨木さんの自然への思い、生きとし生けるものへの温かい眼差しを感じる物語です。この物語の舞台はマッドガイド・ウォーターという小さな三日月湖の岸辺です。その近くにある寄宿学校の教師である「わたし」が、湖に浮かべたボートの中で読書をしている時に、はりねずみのような姿をしているクーイ族の小さな男の子ヤービと出会うことで物語が始まります。読み終わって爽やかな一陣の風が吹き渡るような気持ちになりました。多くの子どもたちにもヤービに出会ってほしいと思います。」

20160131ファン研
第1回のファンタジー研究会のお題本が梨木果歩さんの『裏庭』でした。(その時のブログ記事は→こちら

デビュー作の『裏庭』に比べて、とても読みやすく、彼女が描くマッドガイドウォーターという水辺で「わたし」が出会った小さな生き物クーイ族のヤービからその仲間たちの話を聞くという展開も、無理がなく面白く感じました。

その中には梨木さんがずっとエッセイなどで触れて来られた自然との共生や、生命の繋がりについても、確固たるメッセージを投げかけつつも、教訓的には陥らず、物語の流れがとてもスムーズに感じました。

この作品に対して、参加した9名もすごく共感したという人と、情緒的過ぎて苦手だという人と、半々でした。

多くの人の感想に「ムーミン」シリーズやレオ=レオニの『フレデリック』を思い出した・・・とか、『床下の小人たち』、『たのしい川べ』を想い出した・・・と、他の作品の名前があがりました。

ひとつの作品も、読み手によって感じ方はそれぞれ。それがまた面白いなって思います。それはきっと読み手の読書歴や、育った環境にも寄るのかなって思いました。

今回、ひさしぶりに参加した高校生のAちゃんが、「読んでいて心地がよかった。やな感じがしない。そこがよかった」と言っていたのが印象的でした。現実の世界は嫌なことがいっぱいある、そんな中で物語を読んでホッとできる、そんな作品だったそうです。

母の友 2016年3月号
梨木 香歩
福音館書店
2016-02-03

福音館書店の雑誌「母の友2016年3月号」には、梨木さんが「”子どものための物語”について」という文章を寄せておられる。これが、今の彼女の作品へ向かう思いがわかりやすく書かれている文章だと思います。

その中で印象的なのは「人間と言うのは、マトリョーシカの人形のようなものだと思っています。歳を重ね、いろいろな経験を積むにつれて新しい殻を身につけていく。二十歳の自分、十五歳の自分、十歳の自分。そして、その一番奥には核となる自分、頼りない、無力な、心細い、幼い子どもである自分がいる。」という一文。

今回、司会をしてくださったY子さんも、そのあたりのことをおっしゃっていたのですが、私もこの作品は私の中にある幼い自分が感じ取っていた・・・幼い心でその時代に戻って行ける作品だと感じられた・・・だから読み終わって気持ちがよかったんだな〜って思いました。

このヤービの物語は、これから続編が出るとのこと。これからどのように展開して行くのかがとても楽しみです。

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 このファン研のあとは代官山から恵比寿まで歩き、職場の大先輩でもあり、図書館司書としてはキャリア40年以上。人生の師と仰ぐHさんとランチをご一緒させていただきました。Hさんは、キャリアウーマンの草分けとして、子育てしながら学童保育を立ち上げ、キャリアと子育てを両立させ、女性としても出世されてきており、70代を迎えた今でも颯爽としてカッコいいのです。なによりいつまでも衰えない知的好奇心と世の中を俯瞰して見ることの出来る視点をお持ちで、話をしていると時間が経つのも忘れてしまうほど。

それもまた有意義な時間でした♪ 
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