みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2016年12月

今年もファン研&絵本研合同クリスマス会へ

12月4日(日) 14:00〜 @石川町アートスペース「と」20161204合同クリスマス

昨年に引き続き、ファンタジー研究会と絵本研究会の合同クリスマス会が開催されました♪(昨年の様子→こちら) 

昨年、初めてポットラックパーティーで盛り上がったので、今年もポットラックパーティーになりました♪今年はさらにバージョンアップしていました。ワインの本数も倍増。私も20161204合同クリスマス3神戸RoteRoseから取り寄せたドイツワインを持って行きましたよ^^


またこの日は目玉ゲストにアイヌの歌姫、「イメルア」の酒井美直さんがいらしてくださいました。彼女のパフォーマーとしての活動や、アイヌの歴史的な背景についてお話をしてくださいました。

特に、アイヌであることで差別されてきた歴史、そして中学生までは父がアイヌであることを隠していたこと、 高校1年の時にカナダの先住民族の若者たちと交流するツアーで少数民族である誇りを取り戻したこと、強制的に言葉や文化をはく奪された民族として、その文化を語り継ぐ存在が大切だと感じたこと、大学卒業後アイヌ出身の仲間と20161204合同クリスマス6「アイヌレプルズ」というグループを結成していたこと、しかし「アイヌ」=「被差別民族」という部分だけ取り上げらることへの疑問から、ただの表20161204合同クリスマス7現者として活動をしたいと望んだことなどを、言葉を選びながら丁寧にお話してくださいました。

思わず涙がこぼれそうになる瞬間も・・・

アイヌの楽器ムックリの生演奏もあり、アイヌの歌あり・・・
素敵な時間になりました。

それから、各自の活動報告がありました。(小樽・文化セミナー代官山蔦屋書店・瀬田貞二生誕100年記念トークちひろ美術館・赤羽茂乃講演会
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そして、やっとお楽しみのお食事タイム♡静岡のHさんが塩釜鳥を運んできてくださり、その素晴らしさに感動したり♪

とにかくみなさんの作ってこられたお料理がどれも美味しかったです20161204合同クリスマス11

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そのあと、みんなでおすすめの本の紹介などをしました。

絵本好きな友人たちは、好奇心が強いのか、食いしん坊さんが多いのか、お料理の腕前も素晴らしく、どれも美味しかったです。(ちなみに私はサンフランシスコ・ギラデリのチョコレートブラウニーの素を使って、焼いていっただけでした・・・それっきゃ出来ない私、去年と同じだった・・・^^;)

ファンタジー研究会&絵本研究会のみなさま、主宰のMさん。この一年も楽しい時間をありがとうございました。(今年はなかなか全部に出席できなかったので、来年こそはもっと参加したいと思います)
 

はたこうしろうさんのライブペインティング@茅野・今井書店

12月3日(土) 14:00〜 @茅野・今井書店20161203今井書店

 8月20日(土)に開催された茅野・絵本児童文学研究講座2016「私たちもかぶをうえました」の秋の部、はたこうしろうさんのライブペインティングに参加しました。

今井書店でのはたこうしろうさんのライブペインティングは、今年で3回目です。
2014年のライブペインティング→こちら
2015年のライブペインティング→こちら 

過去2年は今井書店店長しっぽさんの友人のシタール演奏者井上さんの生演奏とともにはたさんが絵を描いていたのですが・・・今年は直前に体調を崩されたとのことでした。井上さん、早く元気になられるよう祈っています。

さて、今回は前半ははたこうしろうさんの新作についてのトークがありました。

20161203今井書店2福音館書店こどものとも年少版4月号で、はたさんの作品が出るそうで、いち早くその作品の紹介と担当編集者による読み聞かせまでありました。『いちばんせんちょう』というタイトルです。20161203ライブペインティング

今から発売が楽しみですね♪

 

それから最近出版された作品の制作裏話!


佐渡さんと組んで制作した『はじめてのオーケストラ』は、音がまるで見えるような素敵な絵本なのですが、その表現はすごく大変だったようです。コンサートホールに見学に行ったり、コンサートを聴いたり、オーケストラの練習を見に行ったりと、取材を重ねて描かれたとのこと。20161203はたさん

特に楽器の描写。ちょっとした細部にもオーケストラ団員からのチェックが入ったそうです。
たとえばチェロとコントラバスの描き分けなど・・・はたさんは最初は戸惑ったそうですが、ご自身が好きな昆虫の場合、たしかに種類が違うと触覚の生え方も全然違うわけで、それを描き分けなければ正確ではない・・・楽器もそうだなと、丁寧に仕上げていかれたようです。

また、佐渡さんの楽屋を訪れたり、佐渡さんのお嬢さんに会われたり・・・それがみんなそのまま絵本になっています。


20161203はたさん2それから先日池袋ジュンク堂でもお話を伺った『わたしたちのカメムシずかん』のことについても、またここでお話が伺えました。

20161203ライブペインティング2
そのあと、ライブペインティング。今回は、はたさんのラフスケッチの様子を、手元カメラでスクリーンに投影するというやり方で見ることができました。

 夏に続いて、たくさんの人が今井書店の2階に集まって、はたさんのお話に耳を傾け、その手元から生み出される絵を注視していました。
20161203ライブペインティング3
この魅力あるイベントに夏に続いて遠く千葉から友人も参加していました。例年は茅野に一泊していくのですが、翌日予定があったので、日帰りでした。午前中の八ヶ岳小さな絵本美術館訪問と合わせて、素敵な絵本三昧の一日でした

八ヶ岳小さな絵本美術館へ三度・・・瀬田貞二展を独り占め!

12月3日(土) 11:30〜 @八ヶ岳小さな絵本美術館20161203八ヶ岳

朝8時30分新宿発のあずさ7号で、今年6回目の長野県茅野行。11時少し前に茅野駅に到着後、レンタカーを借りて、一路隣接する原村にある八ヶ岳小さな絵本美術館へと車を走らせました。

20161203八ヶ岳3雪もなく、凍結もなく、どこまでの青々と晴れ渡った冬の空が広がり、八ヶ岳がくっきりその姿を見せてくれていました。車を停めて何度も何度も写真を撮りました。

11時半すぎに八ヶ岳小さな絵本美術館に到着。実は11月30日で今年の営業を終えて12月からは冬期休館に入ることになっていたのですが、この9月から開催中の「瀬田貞二展」が好評で、12月4日の日曜日まで営業を延期したという知らせをFacebookで見たのです。20161203八ヶ岳小さな絵本美術館2

この日の午後に茅野・今井書店での絵本イベントに参加することになっていたので、朝早く行けば小さな絵本美術館に寄ることが出来る!と、急に思い立ち、前日急遽レンタカーを予約したのでした。
20161203八ヶ岳小さな絵本美術館
美術館の受付で今年3度目の訪問(8月10月に続いて)と伝えると、喜んでくださいました。今回の開館延期はFacebookでしか告知していないとのこと。そのためか、この日13時半に美術館を後にするまでの2時間、完全に独占状態。


20161203八ヶ岳210月の訪問の時は、私たち東京のツアー組と、静岡からのツアー組で館内は満員御礼の状態で、じっくり見たつもりでしたが、もう一度ゆっくり展示を見直したいと思ったのでした。
20161203八ヶ岳小さな絵本美術館3
また11月から、瀬田貞二さんの直筆原稿が展示に加わったということで、それも見たかったのでした。

自分以外、誰もいない展示室で、瀬田貞二さんの俳句をじっくり書き写したり、直筆の原稿を食い入るようにみつめたり・・・

とくに『ねむりひめ』のもうひとつに訳文原稿や、『うみからきたちいさなひと』の文章の推敲のあとなどを見ることが出来ました。まさに至福のひと時を過ごしました。

いやあ、これを幸せな時間と呼ばなきゃ、一体幸せとはなによ・・・というくらい良い時間でした。静寂で、瀬田さんのことばに背筋がしゃんとする・・・そんな時間でした。

20161203八ヶ岳小さな絵本美術館4カフェも独り占め!

南側の窓から燦燦と降り注ぐ冬の陽射しを浴びながら、ハーブティーと肉まん(わざわざ私のために蒸してくださいました)をいただきました。

今回、やっと小さな絵本美術館会員になったので、来年(4月14日まで冬期休館)春になったら、また訪れたいと思います。 

そういえば・・・あずさは開業20161203あずさ50周年。20161203あずさ2

車内には「ありがとう特急あずさ50周年」ステッカーが貼ってありました。

「8時ちょうどのあずさ2号で・・・♪」っていうのが流行ってのは、高校生のころ。あの頃は山口県の田舎町にいたから、まさかこんなにあずさに何回も乗って長野に通うとは思わなかったな〜^^ 

朝活絵本:声を出すということ

11月29日(火) 7:00〜 @水天宮前 芸術家の村

20161129朝活絵本4
 3月から始まったおとな絵本プロジェクトの9回目は、フリーアナウンサーのあーちゃんによる「朝から声に出して読みたい絵本」でした。

1回目〜7回目までは昔話絵本の読み比べや、「行きて帰りし物語」について私がナビゲートそいていましたが、10月、11月は仕事が多忙につき先月は主宰のドンハマさんが「かぐや姫絵本の読み比べ」を担当してくださり、今回はあーちゃんによるワークショップでした。


まずは姿勢を整えて、声を出す準備をするところから。力を入れてしまうといけないこと、そして声帯をマッサージす20161129朝活絵本3ることなど、今まで知らなかった「声」の出し方を教えていただきました。

また呼吸法も・・・腹式呼吸がよいとわかっていてもなかなか出来ないので、その呼吸の整え方も教えていただきました。

20161129朝活絵本2
それからみんなで一緒になって、発声練習。口の形を意識して「あー えー いー うー えー おー あー おー」と、声を出します。

その後で、あーちゃんによる読み聞かせ。今日のテーマにぴったりの絵本として、谷川俊太郎さんの『あいうえおうた』(谷川俊太郎/作 降矢なな/絵 福音館書店)を読んでくださいました。

あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)
谷川 俊太郎
福音館書店
1999-02-10

20161129朝活絵本朝から、しっかりと声を出して、脳も活性化。
とても気持ちよかったです。私たち、声を出すということを日常茶飯事に行っていながら、意識することがなくて、言葉が不明瞭になることも多い私たち。

円滑なコミュニケーションのためにも、「声に出す」ことを、意識することが大事だなぁと思いました。たとえば職場の朝礼などで、報告をする時も、語尾が不明瞭で何を言っているのかわからない・・・という人がいて、注意してみると口元が動いてない・・・つまり口腔を使わずに声を発しているので、聴き取りにくいのだなぁということがあります。

特に難聴の人からすると、そういう発声ではうまく聴き取れないのだとか。

明瞭な発声は、伝えたいことが、伝えたい人にきちんと伝わるというメリットがあるのだから、大切にしなきゃなって思いました。私自身、研修の講師として人前で話すことが多いので、意識したいなと思います。

朝活を終えて職場の近くに移動してもまだ8時半過ぎ。朝食は近くのしぼり屋吉ゑ門でグリーンスムージーと野菜スープ。
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私が持参した「声に出して読みたい絵本」は2冊。長野ヒデ子さんのお嬢さんで現代音楽が専攻の長野麻子さんの『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』(長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社 2010)と、『あーといってよあー』(小野寺悦子/作 堀川理万子絵 福音館書店 2015)。

どちらも読むと元気が出ます。

とくに『あーといってよあー』は、昨年、夫を亡くした時に福岡と長野にいる絵本友達が選んで送ってくれた絵本でした。

泣きたくても、泣くための声が出せなかった時に、この絵本を読んで「あー」「あー」と声を出すうちに、思いっきり泣けたのでした。声を出すことで・・・張りつめていた気持ちが緩んだのを覚えています。

「声に出す絵本」という視点で、レクチャーしてくださったあーちゃん。ありがとうございました


 

薮内美術館「やぶファンの日」の集いへ

11月30日(水) 9:00〜 

晩秋の一日、前日の11月29日(火)に今期の開館日程を終えた薮内正幸美術館に、「やぶファン」こと薮内正幸14572260_1121012891314313_5150331909499337378_n美術館ファンクラブの有志が集まりました。

さて薮内正幸美術館ファンクラブとは何か?

まずはここから始まりました!昨年夏の今井書店・ 蓼科絵本セミナーの翌日、今井書店の店長しっぽさんに車で白州・台ケ原を案内していただき、その足で薮内正幸美術館に連れて行ってもらいました。

ここに薮内正幸美術館があることは、随分前から知っていましたが、小淵沢の駅からも少し距離があり、それまでは実際に訪れたことがありませんでした。

 やっと念願かなって訪れた薮内正幸美術館。その時に館長の薮内竜太さんのお話に感銘を受けたのです。その際に、遠方で美術館に来られ人でも美術館を応援する「友の会」とか「支援会員」制度はないと聞いたところ、無いとおっしゃる。薮内正幸の絵や絵本のファンは全国にたくさんいるはずなので、そういうのがあればいいのにと思いました。

私は、支援会員としてちひろ美術館と、いわむらかずおさんの絵本の丘美術館、そして美術館ではないけれどふきのとう文庫など、いくつかの施設へ毎年寄付をしています。遠くて行けない施設でも、そうやって応援できるのになあと・・・それをしっぽさんに伝えると、彼女もそう思っていたようでした。そこで絵本好き仲間の方々に賛同者を募ったのですが、みなさん「いいね!そういうのがあったら入るよ」とは、言ってくださるけれど、実際に支援のための仕組みを作ろうとは動かない・・・私自身は勝手連的に作っちゃえばいいのになぁ…と思いつつも具体案を見つけられずにいました。

そんな中、ずっと真剣になんとかならないかと考えていたのが、しっぽさん。今年の2月ごろ、具体的に20161130やぶファン4動き出したい、一緒に発起人になってほしいと連絡がありました。そしてしっぽさんが動物写真家で薮内家と家族ぐるみで関わりのあるさとうあきらさんに声をかけてみるということになり、さとうさんからも賛同を得られたというのです。

今年3月21日の春分の日に設立へ向けての準備をするために茅野の今井書店へ向かいました。(ブログ記事「弥生のあれこれ」の一番最後のちょこっと書いてます。→こちら

今井書店2階でさとうさんと初めて会い、ファンクラブ設立に向けて具体的な役割分担と工程を決め、その足で薮内正幸美術館に向かい館長の承認をいただきました。

14448995_1158988267519772_1892965359080854903_n14462869_1158988440853088_3998226689167721934_nして具体的な準備が始まったのですが、私自身は仕事が忙しかったり、6月は半月アメリカに行っていたりで、自分自身のノルマも果たせず、お二人に任せっぱなしになってしまいました。

メーリングリストで連絡を取り合いながら、実務的なことはさとうさんが中心になって、会費納入のための口座開設やチラシの作成など着々と進めてくださり、準備が整ったのが、9月の下旬。テスト入金を私たちがまずやってみて、うまく運用できることを確認して、10月より公式にあちこちでお知らせできることになりました。


そして10月、11月の2か月間で約60名の方が会員になってくださいました。私は、発起人のひとりとして事務局に名前を連ねていますが、メールチェック以外は何も出来ておらず、ほかのお二人が宣伝などしてくださり、実務面ではさとうさんが、進めてくださっています。

休館になった初日にファンの集いをする・・・館内でゆっくり過ごしながら館長のギャラリートークを聞く・・・この企画も夏に今井書店主催わたかぶツアーの時に、さとうさんからアイディアが出ました。

20161130やぶファンそして「やぶファンの日」の企画をさとうさんと館長の間で具体化してくださり、マイクロバスの手配などもしてくださいました。当日は都内から20名、個別に4名ほどが参加することになりました。 

朝、9時にJR中央線国立駅南口に集合。この日、試験休みという国立大付属小の5年生とそのお母さん二組も加わり、さとうさんの運転するマイクロバスで八ヶ岳の麓、白州へと向かいまし20161130やぶファンの日た。

20161130やぶファン2車内は遠足気分でみなさんでお菓子を回したり、とってもにぎやか。さとうさんと同じJPIC読書アドバイザー仲間の方が半数ほどいらして、まだ「やぶファン」に入会していない方もいて、この日車内で3名が入会してくださいました。ほかには、山好き・鳥好きでオープン以来毎年薮内美術館に通っている方もいらして、車が山梨に入ってからはずっと車窓に見える山の解説をしてくださったり・・・と多彩な面々が集まりました。

平日ということもあり中央自動車道も空いていてすいすい。11時過ぎには白州・薮内正幸美術館に到着しました。20161130やぶファン3

近くのサントリーのレストラン「じんぐう」へほうとうを食べに行くグループと、お弁当を館内で食べるグループに分かれしばらくは思い思いにランチタイム♡
20161130やぶファンの日3
私はさとうさんと一緒に動物園でのおはなし会をなさっているNさんにお弁当をわけていただきました♪Nさん、美味しいお弁当をありがとうございました。 
 
レストラン組が戻って来てから、ロビーでお互いの自己紹介をし、その後館長にギャラリートークをしていただきました。

その後は、思い思いにお土産を購入したり、原画をじっくり見たり、お庭を散策したり・・・夕方、白州を出るまで20161130やぶファン5のんびりと晩秋の一日を美術館内で過ごしました。

私は夜、予定があって絶対遅れることができないので、3時半にタクシーを呼んでもらって小淵沢駅へ。(タクシーで15分弱。タクシー代は2300円ほどでした)小淵沢午後420161130やぶファン6時5分発のあずさ24号でみなさんよりも一足先に失礼しました。

やぶファン← この日参加したみなさんで記念撮影♪

今井書店のしっぽさんは、この日月末で仕事がいちばん立て込む時だということで、仕事を休めず参加できなかったのです。やぶファン設立のために一番奔走したしっぽさんがここにいないことが残念でした。次回はご一緒できるといいな!
 
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