みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

2018年07月

広島へ、父の納骨の旅with長女&次男

7月12日(木)午後〜15日(日)


7月4日に一年半ぶりに一時帰国した次男。昨年11月の父(彼にとってのおじいちゃん)の葬儀にはフライトが間に合わず、アメリカからスカイプ経由で葬儀に参列。


そんなこともあり、今度の一時帰国でおじいちゃんの墓参をしたい、またおばあちゃんのところを訪問IMG_1804したいという希望を3月初旬には聞いていて、広島にいる弟一家と14日土曜日の午後に納骨をしようと日程を調整し、国内の学校が夏休みになる前の12日(木)〜15日(日)まで広島に行く計画を3月半ばに立てました。

ところが、12日の午前中に私にどうしても変更できない仕事が入ってしまい、長女と次男が朝から広島へ向けて移動、私は半日遅れて午後東京を発って夕方着く新幹線でと、いきなり別行動になってしまいました。


1週前の木〜土曜日は広島は、記録的な大雨に見舞われ、4年前の豪雨災害に匹敵するかそれ以上の被害が出ていて、ぎりぎりまで延期にするか悩みましたが、市内中心部や母のいるあたりは被害がなく落ち着いているということで、広島行きを決行しました。
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12日(木)は、夕方広島に着いた足で母のところへ。


1月以来の再会に、母はすごく喜んでくれて、私が宿へ向かうため別れを告げると、ずっと廊下に出て見送ってくれました。


豪雨の時も、母のいるケアハウスは山の斜面ではあるけれど、谷筋ではないので無事だったし、広島も連日厳しい暑さが続いているけれど、ホームの中は空調が効いていて、過ごしやすい様子。顔を見るとほっとしました。


この日は、先に到着した長女と次男とは、原爆ドーム近くの牡蠣の美味しいお店で合流。

”食べて支援”とばかり、牡蠣尽くしのごちそうをいただきました。紙屋町、袋町、いっぱい牡蠣専門店があるけれど、このお店、おすすめです。(広島かき酒場MOMIJI



翌日(13日金曜日)は、私は弟が園長をつとめる市内の大学付属幼稚園の保護者有志の集まり“絵本クラブ”で、夏休みのおすすめ絵本ブックトークをさせていただきました。

ここの幼稚園の図書室は、かつて松岡享子さんや中川李枝子さんが選書のアドバイスをしたということで、基本図書とよばれるロングセラーの絵本が並んでいました。
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私が紹介したのは「昆虫と仲良しになろう」では←の6冊



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「夜空を見上げよう」というテーマでは→の5冊を紹介しました。


納骨で広島に来て、こんな楽しい時間を作ってくれた弟には感謝。


合計11冊の絵本、じつは図書室にはなかった模様。さっそく図書室に購入して入れることにしたそうです。物語の絵本はとても充実していた図書室でしたが、科学絵本もぜ充実させてもらえるといいですね。

この幼稚園、実は20年以上から取り組んでいることがあるのです。今はいろいろな幼稚園が取り組んでいるのですが・・・幼稚園と大学キャンパスを隔てる山の斜面を「ぼうけんのもり」として、子ども達と一緒に整備して、自由に遊べる遊び場にしているのです。
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夏の間は、蚊やまむしも出るということで、薄着で入ることは出来ないのですが、春先や秋には子どもたちの歓声がこだましているそうです。
←画像をクリックすると「ぼうけんのもり」マップ大きくなります!
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こんな森が、ずっと続いています。


植生もさまざまなので、季節ごとにさまざまな楽しみ方、遊び方があるようです。

この時は足元にいのししが掘った穴もありました。

野生動物を排除するのではなく、共生することの大切さを子どもの時分から学べるなんでうらやましい限りです。
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「ぼうけんのもり」だけでなく園庭もすごく魅力的。木の幹にはしごがかかっていて、木から木へロープを伝ってわたることができたり・・・

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どうやったら、危険なく木から木へ渡れるか、子ども達は自分の体力と相談しながら、十分に考えて遊ぶんだそうです。

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砂場の上には、ぶどう棚

ぶどうの実がついていました。これから甘さを増してくることでしょう・・・収穫も楽しみ〜
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園庭のすみにはお父さんの会のみなさんが作ったピザ窯が!

園庭で親子キャンプしたりするときに活躍するのだそう・・・


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この日はとても暑い日で、園庭では子どもたちが水遊びをして遊んでいましたが、先生が子ども達のそばで見守りつつも、危険がない限り、子ども達の自主性に任せているところなど、その距離感がすごくいいなあと思いました。

この日の午前中に、長女と次男は宮島へ。世界遺産になった厳島神社を見学してきました。
そして3時ごろ待ち合わせて、母のケアハウスへ。母もちょうどデイケアセンターから戻っていたところでした。

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この日の夜は、翌日の納骨に部活で参加できない弟のところの末っ子くんを囲んで、広島焼のお店に・・・次男は昨年の祖父の葬儀にはサンフランシスコからのフライトは間に合わず、向こうで次女と私の姪っ子と一緒にスカイプで参列。
従弟である弟の末っ子くんとは、11年ぶり。11年前って、次男は10歳で甥っ子は2歳だもの。今回初めて会うようなもの。短い時間でしたが、親交を温めるかけがえのない時間となりました。

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14日土曜日
・・・この日は朝から35度を超える暑さになった広島。
母のいるケアハウスにみんな集合し、墓地へと向かいます。写真は、おばあちゃんを囲んで左が長女と次男、右側が弟のところの長女と次女。

91歳の母にとって炎天下での納骨はかなり危険。なので短時間でと、弟が考慮してくれました。

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平和を象徴する広島の街を見下ろす丘の中腹に「恵」と記された墓碑の中に父の遺骨を納めました。

みんなで讃美歌を歌い、弟が聖書の個所を読んで祈祷をささげ、無事納骨の式を終えました。


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夜は弟一家と瀬戸内の海の幸を囲んで親交を深めました。

普段は、東京と広島とサンフランシスコと離れ離れのいとこ同士ですが、お互いを思いやり、励まし合っている姿は素敵だなと思いました。

父の納骨も済ませてほっとひと段落。母は、今のケアハウスでの生活は快適な様子で、とても安定していました。でも、時々たーちゃんこと父がいないことを思い出して寂しくなるとのこと。私も、できるだけ会いに行ってあげたいなと思います。

ボローニャ国際絵本原画展のオープニングパーティーへ

7月6日(金) 17:00〜 @成増アートギャラリー

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今年もイタリア・ボローニャ国際絵本原画展が始まりました。


ただし、板橋区立美術館が今年の4月から来年6月まで改修工事中のため、東武東上線成増駅北口の成増アートギャラリーが会場です。



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会場は、これまでの板美に比べると、3分の1くらいで狭いのですが、その分ぎゅっと詰まって、一気に見ることができます。


この日はオープニングパーティーが17時からあるというので、行ってきましたが、午後半休を取ったものの、仕事が終わらず、ぎりぎりの時間で会場に飛び込み、20分弱しか時間がなかったのですが、それでもざっと見終わることができました。


会期中にもう一度、今度はじっくり見に行けたらいいなぁ・・・

谷川俊太郎さん「こどもあそびうた」トークイベント

6月30日(土)14:00〜 @銀座・教文館ウェンライトホール

この日は、5月26日、6月9日に続いてのC区Y図書館での連続絵本講座の3回目でした。多くの方が熱心IMG_1717に聞いてくださって、たくさんの質問もいただきました。



なんとか今年度も無事に終わってホッとしています。

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半蔵門から地下鉄で銀座へ。木村屋でランチをいただいて、教文館ウェンライトホールへ。




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谷川俊太郎さんの新しい詩集『こどもあそびうた』(童話屋)出版記念のトークイベント「谷川俊太郎さん、山田馨さんに聞く」に行ってきました。





こどもあそびうた
谷川俊太郎
童話屋
2018-06-28




トークの進行役は、出版した童話屋の田中和雄さん。

田中さんが、小学校などの授業に呼ばれて「詩の授業」をするときに、子ども達が喜んでくれる詩は、圧倒的に谷川俊太郎さんの“半端ない詩”なんだそうです。

たとえば「かっぱ」

「かっぱ かっぱらった とってちってた」という破裂音の連続で、ことばが子どもの体の中に入っていくのが手に取るようにわかるそうです。そして一緒に読み終わったあとの気分爽快な表情・・・


谷川さんの詩には、体で感じる韻がある、そうした子ども達の体と心を揺さぶる詩だけを集めた詩集にしたいと田中さんは思い、谷川俊太郎さんの無二の親友でもあり、元岩波書店児童書編集者の山田馨さんに編集をお願いしたのだそう。



そして、今日のトークイベントは、谷川さんと山田さんの掛け合いがなんとも面白くて、こういうの軽妙洒脱っていうんだろうなぁと思いました。
(2015年の山田馨さんによる「石井桃子という人」という連続講座にも、毎回谷川さんが一番前の席で聞いていらして、ほんとうに仲がいいんだなって思っていました。その時のブログ記事→こちら


「いるか」の詩は、暗記できない詩と山田さんがおっしゃったのは面白い視点だなと思いました。

動物のイルカと「居るか、居ないか」という疑問詞が追いかけっこしている詩で、ことばの意味を考えて読むと音韻が生きない。文字を見ながら音で読むのが味わい深いと。


谷川さんが好きなのは「ゆっくりゆきちゃん」。山田さんは、この詩には現代に対する批評性が出ている。無意識の抒情性が出ているとおっしゃって、谷川さんもそう読んでもらえてうれしいと返していました。


谷川さんの詩作の根源は“ことば”ではないと。存在そのものの根源を突き詰めていく中で見えてくるノンセンスにあるのだと。無意味なオノマトペの音が出てくるのも、そういう感覚でいるからで、ダジャレやことば遊びも、そのノンセンスを表現する方法のひとつとのこと。


そいうえば2010年に出た『ぼくはこうやって詩をかいてきた***谷川俊太郎、詩と人生を語る』の中でも、詩とノンセンスについて山田さんと対談している部分があります。(p322〜333)


頭で考えて詩を作っているのではなく、身体性というのか、声に出して音を楽しみながら詩作している、つまり意味のないおもしろさ=ノンセンスを目指しているって、そんな風に書かれていて、ぜひその本を読んでみてくださいね。


谷川さんは、毎日の暮らしの中に音楽が自然に溢れていて、というか身体性をもった言葉が生活の中から溢れ出てきて、それが詩の源になっているとおっしゃる。見るもの、聞くもの、自分が起きて寝て、食べて排泄して、歩いて止まって、そういうものもすべてを楽しんで音に変えることが出来るんだろうな〜と思いました。


改めて『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』を読み返して、天才ってこういう人のことを言うんだなって、感じました 


谷川俊太郎さんの公式サイト→こちら

講談社児童文学新人賞の作品

6月28日(木) @マレーアジアンクイジーン渋谷店

図書館関係のみなさんの集まり(東京図書館制覇の竹内さんが呼びかけ人)で、こまつあやこさんの講談社児童文学新人賞受賞と出版を祝う会がありました。




こまつさんは現役の図書館司書さんで、公共図書館の勤務のほかに学校図書館司書の経験もお持ちでIMG_1703す。

実は昨年秋に受賞されたことをお聞きしていたのですが(個人的にお祝いをと集まった昨年9月の会→こちら)、6月にその受賞作が単行本となって出版されました。

題名の『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』とは、マレー語で「五・七・五・七・七」のこと。マレーシアから中2の2学期に帰国してきた沙弥が、帰国子女ということで周囲から浮かないようにしながらも、ちょっと変わった雰囲気のある先輩に半ば強引に誘われて短歌の吟行に出るところから、物語が始まります。


沙弥の淡い初恋や、異文化への理解など、いろんなテーマを絡めながら、今を生きる少女の等身大の姿を丁寧に描いていて、素敵な作品です。


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この日は、有志からペンネームである「こまつあやこ」の名入りの万年筆が贈られ、その万年筆で著書にサインをしていただきました。


この本、小学校高学年から中高生におすすめです。

ぜひぜひ多くの人に読んでほしいなと思います。


会場になったお店のマレーシア料理もすごく美味しかったシンガポールでマレーシア料理はとてもポピュラーだったので、懐かしさもありました。


素敵な会を企画してくださった竹内さん、ありがとうございました。(集合写真はそのグループのものを、画素数落として加工しています。)

久々のライブへ

6月23日(土) 19:00〜 @navi cafe

IMG_1673お友達のあっこさんにお誘いいただいて、久しぶりに世古武志さん×石村吹雪さんのライブに行ってきました。


この日は雨の降り続いた一日でした。16時まで文庫活動をしたあと、18時のカフェオープンの時間に合わせて出かけました。





navi cafeは、西新宿といっても百人町に近いエリア。我が家からは総武線大久保で降りて、大久保のごちゃごちゃとして、でもすごく魅力的な飲み屋街を抜けていきました。

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食べログで見るとタイ料理のカフェになってるのですが、どっちかというと無国籍料理かな。タコライスをいただいて開演を待ちました。


池袋のライブ会場と比べても、こじんまりとしていて、ステージが近い!


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外は雨が強く降っていましたが、世古さんと石村さんの歌声に、会場はその雨音をかき消すほどの熱気でした。

ライブが終わった9時半ごろには雨も上がっていました!久々のライブ、気分転換になりました
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