12月23日(金)

朝早い時間にオランジュリー美術館へ向かう途中、いつもとは違う一本手前の裏路地に何気なく入って見つけたルリユール工房。

思わず声をあげてしまいました。
DSCN4365まだ暗い時間・・・といっても8時半過ぎですが、もう工房では仕事が始まっているようでした。

中を覗き込んで見たら、奥でおじさんが手を振ってくれました。

まさに伊勢英子さんの描く『ルリユールおじさん』の世界でした。




ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
著者:いせ ひでこ
販売元:講談社
(2011-04-12)



ほんとうは中に入って話を聞きたかったけれど・・・手を振り返すのが精いっぱいでした。

帰り道にもう一度ルリユール工房の前を通って見ました。
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さっきのおじさんは、奥の方にいるのか姿が見えませんでした。

若い女性が、机に向かって作業をしているのが見えました。お弟子さんなのかなぁ・・・

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帰国してから伊勢英子さんのエッセイを買って読みました。

旅する絵描き―パリからの手紙旅する絵描き―パリからの手紙
著者:伊勢 英子
販売元:平凡社
(2007-06)





カルチェ・ラタンのアパルトマンからルリユール工房へ通う様子が描かれています。まさに、そうそう、こんな感じ♪と思い出しながら、読みました。

パリには頑固に古いものを大事にしていく文化が根付いていて、まさに日本でいえば京都のような雰囲気でした。