8月末は涼しい日が続いていたのが・・・一転残暑が戻ってきた9月1日の朝。

出勤しようとすると、母が心細い声で「父さんが起きて来られんって言うのよ。どうしたんかな・・・」と訴えてくるので、様子を見て「部屋を涼しくして、水分補給に気を付けて、一日ゆっくり休んでいて 」と言って出勤しました。

昼休みに家に電話をすると、まだぐったりと元気がないとのこと。母も父が起き出さないのでお昼も食べてないと12192155_4d0e00ce2b9c7言うので、これは尋常じゃないと思って・・・急ぎ午後半休をいただいて家に帰りました。

両親の部屋に入ると、窓を閉め切っていて気温30度近く・・・蒸し暑い。
そして私が到着する30分ほど前に嘔吐したというので、#7119の救急相談センターに電話をし、状況を話しました。 92歳になる直前ということもあって相談員の方がすぐに救急搬送しましょうとのこと。

ほんの数分で自宅前に救急車が止まり、救急隊員の方が3人、2階の両親の部屋へ。
いろいろな状況を聞き、体温を計ったり、血圧を計ったり・・・そして柔らかい担架で2階から父を下して救急車へ。父は勿論のこと、私も母も生まれて初めて乗る救急車に驚いたり・・・感動したり。

救急隊の方々はほんとうに丁寧で、わかりやすく、また病院までの間、信号待ちの人や待機してくれる車両に「ご協力ありがとうございます」と声をかけていらしたのです。ほんの7,8分の道のりでしたが、とても頼もしく感じました。

病院へは仕事中の長男も駆けつけてくれました。搬送中は母の手を握りながら覚悟を決めてました。もしかしたら父はもううちに戻ってこないかもしれない?長い入院になるかも?など・・・

ところが・・・やっぱり熱中症だったようで、点滴を受けて2時間半くらいで帰宅できました。
レントゲンやCTスキャン、内視鏡検査も特に異常なし・・・ホッとしました。

「おじいちゃんが救急車で運ばれた!」というニュースは、私の兄弟や甥っ子、姪っ子にもすぐに伝わり、4日金曜日には千葉から兄夫婦が来てくれて、再度病院の検診に付き合ってくれました。

その日の夜には広島から弟と甥っ子も駆けつけてくれました。従兄弟姉妹の中で一番最年少のMくん。両親を7年前に岡山から呼び寄せて以来、おじいちゃん、おばあちゃんに会えてなかったのです。

父も一番年下の孫に頬も緩み、あんなにしんどそうにしていたのに、なんだか一気に元気回復した様子。

20150905父の92歳誕生日2翌5日土曜日は父の92歳の誕生日。

5日の午前中はN区の図書館でわらべうた講座を担当することになっていて、1日の救急搬送の時は「ドタキャンしなきゃいけないかな?」と危惧したのですが、弟がそばにいてくれたので、安心して仕事にも出られました。


ちひろ美術館20150905両親がお昼寝している間には、弟と甥っ子とちひろ美術館へも行ってきました。ちひろの戦争体験の絵のコーナーでは一生懸命観ていた広島っ子でした。20150905父の誕生日手巻き寿司


夜は長女も一時帰宅してくれて一緒に手巻き寿司と弟が広島から持って来てくれたKunugiのバームクーヘンでお祝いしました。食後はみんなでボードゲーム。最年少のM20150905ディクシットくんがとても利発で、20代後半のうちの子たちもタジタジでした^^;

二人には、これからも元気で長生きしてほしいなって思いました。20150905父の92歳誕生日