6月1日 午後 @帝京大学八王子キャンパス

設立前から参加している絵本学会ですが、ここしばらく参加していませんでした。

子どもたちに絵本を手渡す活動を続けているものの、絵本を研究ができないまま、一度も学会発表もしておらず、フォーラムに参加することはあっても、どんどん絵本学会から遠ざかっていたのかしれません。


そんな時、徳島大学で教える友人が、私の生まれ故郷でご縁のある実践者で研究者の村中李衣さんとの共同研究を発表すると聞き、「これは絶対聞きに行かなきゃ」と、大人絵本会仲間4人で応援に行くことにしました。


また、ロシア絵本の一人出版社カランダーシを立ち上げている大学同窓の友人N子さんも、ここ2年程続けている研究会の成果を発表するとのこと。その研究会がカランダーシを会場に始まっていることを、以前伺った時に(→こちら)聞いていたので、なにはなんでもこちらも聞きに行かなきゃってね。


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ところが美味しいものが大好きな私たちは、13:00〜の大会記念講演「メディアとしての絵本、その魅力と多様性を語る」いわいとしおさんなどには目もくれず、まずは高幡不動で集合して開運蕎麦を食してから、分科会だけを目指して行くという・・・



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高幡不動尊の参道にあるその名も「開運蕎麦」。そして私たちが迷わずに座ったのは「金運招来」席へ〜




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タクシーに乗って、帝京大学八王子キャンパスまで。

坂の上にありました。しかも立派!タクシーの運転手さんは「少子化で学生の取り合いのために、キャンパスがきれいじゃないとね・・・でもこの先大丈夫なのかねえ」と心配していました。


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第22回絵本学会大会プログラム「絵本と教育〜メディアとしての絵本、その魅力と多様性を探る〜」






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まずは15:00〜16:00はD会場にて「あかし保育絵本士」養成の試み〜どう教えどう学んだか(1)、(2)を聞いた後



引き続き、16:00〜16:30はN子さんの発表「島多代が遺した言葉と蒐集絵本の研究1−島多代の著述にみる絵本蒐集の背景について」を聞きました。



島先生が蒐集した膨大な量の絵本を書誌から分類し、国別、年代別の重層的な年表に仕立ててあり、どの作品が、どこに影響を及ぼしたのかわかるようになっていました。


パワポ画面上では細かくて見えにくかったので、またカランダーシにいって見せてもらわなきゃです。

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N子さんの発表が終わってすぐ、隣のC会場へ移動。

今度は徳島大学のK子さんの発表を聞きに・・・
「絵本の読み方指導を問い直す〜脳反応の変化を手掛かりにして」


K子さんの鳴門教育大学大学院博士論文での研究をベースにして、絵本の読み方の違いによる脳反応から、読み手、聞き手にどのような変化が起きているかを客観的に示すもので、これは興味深い研究でした。

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絵本の読み方に関して、保育・教育現場では、絵本は淡々と読めという指導と感情をこめて読んでも良いという指導が混在し、混乱を招いているとして、その差を明らかにする研究です。


村中李衣先生は、一石を投じる研究になるとおっしゃってました。

(分科会が始まる前にご挨拶させてもらいました。李衣先生の息子さんが、私の父が幼稚園園長を務めていた教会付属幼稚園の保護者だったというご縁があるのです。30年以上前のことです)


その研究結果というのは、抑揚をつけず感情をこめずに読む読み方よりも、高くて抑揚のある読み方の方が聞き手の心の安定をもたらすことが、光トポグラフィーを使った脳反応測定で明らかにされているのです。また読み手も、抑揚をつけない読み方で緊張を感じていることも。
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「さまざまな条件の差に関わらず、聞き手が最もリラックスして物語世界に入り込み楽しむためには、読み手が生の声を用いて直接聞き手に語りかけることが重要であると判明した。」とあって、感情をこめて自然な抑揚で、読んであげることが大事なんだなって思いました。


「淡々と読む」「抑揚をつけないで読む」ということを標榜するボランティアグループの中には、黒子に徹するようにと、絵本を読む時には黒い服でと指定するところまであり、なんだかなあと思っていたので、この研究はたしかに「一石を投じる」ものになるなと感じました。



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翌日は、別の学会に夜のうちに水戸に移動するというK子さんと一緒に、応援団5人(学会の会場でママ友Wさん合流)で東京へ。




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OAZOの中の豚肉料理屋さんで打ち上げです♪





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わいわいがやがや、美味しいものを食べながら。即興わらべうた講習会、手遊び講習会になったりして楽しい打ち上げになりました。

20時には解散〜♪ よい時間になりました