6月5日(水) @茗荷谷・学下コーヒー

97b1a5d4f729fea3101272c77d3450f0_t


久しぶりの「絵本の100年と未来研究会」が開催され、参加してきました。



召集のきっかけは、作家津原泰水さんの幻冬舎出版中止トラブルでした。(→こちら


子どもの本とはジャンルが違うけれど、出版という部分ではきちんと検証しておいたほうがいいのではということでの集まりでした。

D8Vdt9OVsAA0VoJ

ここでは、子どもの本の出版をめぐっていろんな問題提起や、意見が出ました。ただ、メンバーには出版社や絵本作りに関わっている人もいて、とてもセンシティブな内容でした。


なので、具体的にどんな発言があったかは記さずに、私が発言したことを翌朝、twitterでつぶやきました。その私のつぶやきだけ、忘備録的に記しておきます。



**********
以下、私がつぶやいたこと。

「昨夜の絵本の100年と未来研究会。児童書編集者、司書、児童書専門店、絵本作家の卵など色んな立場のメンバーが今の児童書出版状況にかなり斬り込んで話をしました。オフレコにしなきゃいけない部分が多いのですが、「紙屑に値札付けて」るような児童書が多いという指摘は鋭く言い得て妙」

「松岡享子さんの木城えほんの郷での講演録『子どもたちの心に届ける自然・ことば・遊び』から引用 「日本の子どもや、子どもの本全体のことを考えた時、「本が出て2、3年して絶版になって」ということを繰り返していては面白いよい本が残っていかない。→続く」


「松岡享子さんの講演録から2→「そういうようなことはけっしていいことではありません。「賽の河原」のようなことをやっていると「こんな良い本があります」、「子どもたちが喜んで読んでいます」ということを次の世代に伝える人もいなくなる」p50 続き→」


「松岡享子さんの講演録から3→「苦労してそういう良い絵本を生み出した人も報われない。それでは困るんです。一つの時代が生み出した価値のあるものが次の時代に伝えられていくことで私たちの文化は高められ生活の質がよくなるのですから」p50 児童書出版社に考えてほしい問題です」


「松岡享子先生が、今の児童書出版の状況は「賽の河原」と表現されたも、児童書専門店の方が「紙屑に値札付けた児童書は出版しないで」というのも含めて絵本を愛する人に言いたい。
どんなに素晴らしい作品も買い支えないと消えていくんだよ。買わないで評論するなんてと私は思う。」

*********************
TSU862_ohana_TP_V
書店も、出版社も、格差が広がっていて、差別化しないとやっていけない時代。


よい絵本が息長く読み継がれるために、なにをしたらいいのか・・・自分の問題として突き付けられたように感じた学びの時間でした。


子どもたちに手渡すために絵本を丁寧に作っている出版社や、本屋さんを支えるのは消費者。アマゾンなどのネット書店ではなく、実店舗で購入すること、「これは!」と思う本は、図書館で最初は読んだとしても、購入すること。

どんなに「この本、おすすめです!」って言っても、その人が自分で購入していないのだったら、それは無責任だと私は思っています。購入しなければ、本の作家さんも、出版社も、本屋さんも潤わないからです。

絵本を世に広めるいろんな資格が今たくさん出来ていますが、私が信頼に足るなと思う書評家、あるいは絵本活動をしている人はやっぱりちゃんと消費者としての責任を果たしている人です。もちろん若い司書さんは買いたくても、お給料が安くて買えないというのも理解できます。それでもお気に入りの本は1冊でもいいから自分で買ってほしいな。

絵本講座などで報酬をもらっている人ならば、それは絵本を作った作家さんや出版社のおかげで仕事出来るわけなので、その分は絵本を買うことに使ってほしいと思ってます。

なので私は、それを実行しています。というか、それしか支援をする方法がないってこともある。

「よい本」が2,3年で消えないで残っていくためにも、買って応援です。それが一番重要です。そう考えています。