前回、訪れたのは2014年7月。1999年の6月、私たち家族がシンガポールに転勤になって3か月後に自宅で開いたシンガポールのポプラ文庫が、私の帰国後も活動が継続され15周年を迎えたことを祝いに訪れたのでした。
その時のブログ記事→こちら
2004年の3月に帰国する前に、所属していた国際日本語教会に託してきたポプラ文庫の活動。教会の婦人会(マリア会)の方々が中心に、転勤や国際結婚でシンガポールで子育てをしている若いママたちといっしょに文庫活動をずっと続けています。
2014年7月に訪れた時、我が家で使っていた書架に本がいっぱいになっていたことと、その上に手作り書架を重ねて置いていて、安全性に問題があること(シンガポールはめったに地震がないので、落ちてくることはまず無いとは思うけれど・・・)などから、スタッフの皆さんから書架を買い替えられないか、でもその費用の捻出はどうしようかという声があがっていたのです。
その時のスタッフのみなさんとの会食の席で、「伊藤忠記念財団の文庫助成」 の話を伝え、「子どもの本購入費助成」の場合は書架購入に使えることも伝えました。
その翌年2015年4月に応募資料を日本で取り寄せてお届けし、ちょうど私が夫の看護でアメリカに滞在中に提出したという報を受けていました。
そして2015年末の12月に、文庫助成受領が決まったのでした。→こちら
シンガポールのポプラ文庫が伊藤忠記念財団の文庫助成を受けるのは、これが二度目。2001年に応募して、2002年3月に受領、その時の助成でシンガポールに文庫を置いて行ける蔵書の基礎固めが出来ました。
二度目の今回は、書架を購入する目的での助成申請でしたが、それが受けられることになり、2016年3月に授与式があり、その後に助成金が振り込まれます。それをもとに、教会の牧師先生をはじめ、婦人会のみなさんが中心になってあちこちの家具屋さんをめぐり、何度も検討を重ね、助成金と同じ額を教会からも補助してもらって、立派な書架が搬入されたのが昨年秋。
新しい書架を見に来て下さい〜と声をかけていただき、秋のうちに渡航したかったのですが、仕事の都合などでこの1月の訪問になったのでした。
←左側の画像は図書館などで使われる本格的な書架です。
右側の画像は、以前の古い書架。(2014年7月撮影)下の段は、レオニーガーデンの我が家で使っていた書架です。上に手作りの棚が積み重ねられていました。
こうして立派な書架になり、すごく嬉しく思います。
1月13日(金) 15:00〜
ポプラ文庫の活動に参加しました。
この日は新年の再登録の日で、受付が混みあっていました。私も受付のお手伝いをさせてもらいました。
この日もたくさんの赤ちゃんや幼児を連れた方々が大勢集まってこられました。おはなし会も担当させていただきました♪その日の活動記録は→こちら
ほんの数日前に赴任してきたという若いママが生後数か月の赤ちゃんをベビーカーで連れて来ていました。私もそういえば1997年8月に香港に赴任した時は、長男が5か月になったばかりで、初めての海外生活で不安だったなぁ〜と思い出しました。
ここで文庫活動をしていることを聞いて、初めての門を叩いてくれたのでした。
そうそう、不安を抱えながら海外で子育てするママたちの支えになりたいと、シンガポールに転勤が決まった時に、文庫も持って行くって決めたのは、自分の香港での経験があったから・・・
そういう気持ちが蘇ってきました。私の帰国後、すでに13年間も教会の婦人会の方々を中心にこの活動が続いていることはamazing!ほんとうに素晴らしいことだと思います。マリア会のみなさま、ほんとうにありがとうございます。
こちらの画像はおはなし会のオープニング。
自分がおはなし会をしているところの撮影をしてもらうのを忘れていました・・・
たくさんの親子連れが集まっていて(約30組・・・一人で2人、3人とお子さんを連れている方もいるので、80人近くになっていました。
貸出も18組。ひと家族10冊まで借りられるのですが、ほとんどのご家庭がまるまる10冊借りて行かれます。180冊が動いたことになりますね。
おうちでいっぱい読んでもらってほしいな♪
終了後、スタッフの若いママたちと記念撮影。
海外での子育て、互いに励まし合って頑張っています。
さて、2019年にはポプラ文庫の20周年を迎えます。今からそのお祝いに渡航する計画を立て、積み立てをすることにしました^^
また寄贈する絵本も今から揃えておこうと思います♪
また、シンガポールのポプラ文庫のみなさんと会えるのを楽しみにしています
(入り口の「ポプラ文庫」の案内看板。下のトールペイントのものは、私が18年前に手描きで作ったものです♪ずっと使ってもらっていてうれしかったです)