みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて30年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

クレヨンハウス子どもの本の学校

JBBYオンライン講座(赤羽茂乃さん)と、クレヨンハウス子どもの本の学校



10月31日(土)ハロウィンの夜です。外にはブルームーンが輝いています。123070644_3460654730683439_4251590536512298553_o



新型コロナウイルスの感染がまだまだおさまらず、今年のハロウィンは静かに・・・オンラインでは盛り上がっているようですね♪






あっという間に10月も今日で終わり。3月より関わっているオンライン版絵本でプロジェクトでのブログ更新(→こちらも交代で始まり、なかなかこちらのブログ更新がままならず・・・です。




さて、今日はJBBY主催オンライン講座、赤羽茂乃さんによる「JBBY世界の子どもの本講座2020 々餾櫂▲鵐妊襯札鷯渕賞画家 赤羽末吉の生涯と作品:デビュー作『かさじぞう』から読みとく」と、クレヨンハウス子どもの本の学校・30期第3回荒井良二さん(オンライン参加)のことを書こうと思います。


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9月27日(日)の午後14時から、ZOOMのウェビナーを使って講座です。(→こちら)この日は200名を超える方が全国から参加してくださいました。






茂乃さんは、9月3日のJBBYのオンライン講座(→こちら)にも参加して、何度かの打合せでも万全。私がオンラインサポートに入ることになっていたので、もしもの時のために・・・と画面共有するスライドだけでなく話すための原稿まで、私にシェアしてくださったのでした。


もしも茂乃さんの画面共有がうまくいかなかった時に、私が茂乃さんの話に合わせてスライドを代わりに画面共有して動かせるようにという配慮でした。



当日は、茂乃さんはご自宅の書斎からお話をしてくださったのですが、インターネット接続が落ちることもなく、私が出る幕もなく、時間通りにお話をされました。



赤羽末吉の息子の嫁として、家族として見てきた末吉の仕事を、愛情をもって、丁寧に、熱く語ってくださった茂乃さん。


末吉の生い立ちや満州での日々、戦後の引き上げの厳しい状況、そして絵を描きながらもアメリカ大使館勤めをされていたことから、デビュー作の『かさじぞう』創作に至るまでを第一部で・・・


第二部では『かさじぞう』の創作についてを詳しく語ってくださいました。

『かさじぞう』の世界観を描き出すために、会津の雪深い地を訪ね歩き、湿って重い雪の様子、雪に埋もれる山間の粗末な家屋、踏み固められた市場の雪の地面の様子などをスケッチして歩かれたことをはじめ、一場面ごとに読みといていかれました。聞いていて、『かさじぞう』を手元に置いて確かめたい!と、思わず書架から引っ張り出してきました。

かさじぞう
瀬田 貞二
福音館書店
1966-11-01



第三部では、それ以外の作品についても、それぞれの魅力について語ってくださいました。


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←うちの「赤羽末吉絵本コーナー」






赤羽末吉が、子どもが初めて出会う絵本だからこそ、線の一本も渾身の想いを込めて引いていらしたこと、そんな絵本作りに向かう真摯な姿と、一方でユーモア溢れる人柄がわかるエピソードを織り交ぜ、2時間近くがあっという間に感じられるほどの楽しいおはなしでした。


そしてこの日はサプライズゲスト!チェコのプラハから、絵本作家の出久根育さんが参加者として参加され、最後のところで顔出しして茂乃さんとツーショットでお話してくださいました。(もともとお知り合いだったんです)



JBBYでは、この日が初のZOOMウェビナー。ZOOMの会議システムとはちょっとだけやり方が違っていますが、参加者はYoutubeライブを見るのと同じ環境、ホスト側も雑音出す参加者をミュートにしなきゃとか、カメラオフにしてくださいとか言わなくて済むので、オンラインサポートはとても楽。
ただし、参加者とのインタラクティブなやりとりが出来ず(チャットやQ&Aで質問を送ることは可能)、双方向コミュニケーションが必要な時は、会議システムがいいかなと思いました。




一方、クレヨンハウスの子どもの本の学校のオンライン配信はZOOMのウェビナーです。


10月17日(土)16:00〜 30期3回目の講師は荒井良二さんで、「ぼくの絵本わたしの絵本」というテーマでした

オンラインで話すために、座り続けなきゃいけないのが、慣れない〜と言う感じで、話す荒井良二さんが新鮮でした。


荒井さんは、「きちんとしなさい」「はみだすな」と言われるのが苦手なんですって。それって学校のイメージ。日本の学校は型を嵌める「躾」が好きだからね・・・


それでも荒井さんは、緊張はエネルギーに変えられる!って、笑っていました。


荒井さんはお風呂の中で妄想するのが好きで、DJにも、サッカー選手にも、登山家にも、レーサーにもなれて、気持ちが前向きになれるって。そんな話から、荒井さんは目に見えないもの、ノイズも描きたい・・・「今、生きてるよ!」という、それをそのまま描きたい・・・そうおっしゃってたのです。


そして山形ビエンナーレの話から、6月に出版された『こどもたちはまっている』になったあたりまでは覚えているのですが、この日は朝から冷たい雨が降っていて、東京の最高気温が13度と、12月上旬並みの寒さでした。ウェビナーをいいことに、リビングでソファーに座って・・・しかも寒くて毛布にくるまって聞いていたの、寝落ちしてしまったのです。




ハッと気が付いた時は、クレヨンハウスのりなさん(長女の高校の先輩)が終わりの挨拶をしていたところでした!


はじまって30分過ぎたあたりで、寝落ち・・・肝心なことろを聞き逃してしまったんだ〜

ウェビナーは、参加者の姿は主催者側から見えないから、それこそすっぴんでも大丈夫なんだけど、つい気が緩んでしまって寝落ちしちゃう危険性もあるんだって、改めて思いました。


次からは、リビングではなく、やっぱり書斎コーナーで聞くことにしようと思います。


11月は7日に29期で延長になったきむらゆういちさん(→こちら、14日に30期4回目で町田尚子さん(→こちらの子どもの本の学校があります。オンライン参加の場合は、定員がないので直前まで申し込みができるそうです!ぜひぜひお時間が合えば、参加してみてくださいね♪

とよたかずひこさん@クレヨンハウス子どもの本の学校

1月18日(土)16:00〜 @表参道・クレヨンハウス


大崎で総合女性史学会の例会に参加していましたが、質疑応答の時間に抜けてクレヨンハウスへと向かいました。

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渋谷で、メトロ銀座線に乗り換えました。新しくなった渋谷駅、初です。



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16:00にぎりぎり間に合ってクレヨンハウス子どもの本の学校へ。

この日の講師はとよたかずひこさんです。






とよたさんのお話は、仕事でかかわっている図書館にも数か所来ていただいているので(→こちら




誠実なお人柄がわかるお話。赤ちゃん連れで参加しているママたちもいました。『ももんちゃん』をふくめて、子どものありのままを受け止めてくださるという感じで、安心して読めるんじゃないかな。

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今日は2冊の絵本にサインをしていただきました♪









にこにこおかお (めんこいあかちゃん)
とよた かずひこ
アリス館
2010-10-01

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ひとりひとりの方に声をかけ、丁寧に絵を描いてサインをしてくださるので時間はかかるのですが、自分のために書いてもらったサインはかけがえのない宝物。だからみんな楽しみに待てるんですね

穂村弘さん@クレヨンハウス子どもの本の学校

11月9日(土) 16:00〜 @表参道・クレヨンハウス 広場

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この日の講師は歌人の穂村弘さんでした。テーマは「言葉の不思議」



絵本も書いていらっしゃるので、名前だけ知っているという感じでしたが、初めてお話を伺ってなんて魅力的な方なんだろうと思いました。




やはり「言葉」を日常的に武器にしている、武器というか、ことばで勝負されている方の、鋭い感性と、それでいて緩やかなというか、ギスギスしていない柔らかい人柄というのか、不思議な雰囲気を醸し出していました。



穂村さんは、10月にウェブサイトWIREDで、「WIRED Audi INNOVATION AWARD2019」のLiterature部門のイノベーターとして取り上げられていて、そのインタビューがとても面白いです。(→こちら



私が知っているのは、酒井駒子さんの絵が印象的な『まばたき』(岩崎書店 2014)





穂村さんご自身は、絵本オタクなんだそうで(共通項あった!)かなりレアな絵本も持っていらっしゃるそう。ネットオークションで何万円もになる古い名作を持っていてほくそ笑んでいると、それが復刊されたりすると、嬉しいんだけれど希少価値なくなってしまうからちょっとがっかり・・・なんて、正直におっしゃるところもいいですね。



そんな穂村さんの絵本愛は、『ぼくの宝物絵本』に存分に書かれております。
ぼくの宝物絵本 (河出文庫)
穂村 弘
河出書房新社
2017-06-06



講座はですね・・・配布されたレジュメ・・・縦書きで、気になる言葉が並べられている・・・に従って、淡々と穂村さんが感じることを喋ってくださるという感じで、進みました。

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例えば・・・
●言葉からわかること

「妻、女房、奥さん、嫁、家内、家人、パートナー、つれあい、細君、相方、ワイフ、うちのやつ、配偶者、山の神、大蔵省、敵」
「夫、旦那、亭主、宿六、主人、パートナー、配偶者、ダーリン、ダー、苗字、ハズ、つれあい、うちのひと、相方、オットの人」
どう呼ぶかで、その人の見えている世界がわかってしまうと・・・

たしかに、嫁とか家内とか家人って言われると、女性を家に縛り付ける前時代的な考えの持ち主?って思うし、ジェンダー的にもどうよ?死語でしょって思うけれど、みんな使ってるよね


逆に妻の側からも「旦那、亭主、主人」あたりは、男尊女卑の考えが抜けてないなあって感じてしまう。でも平気で使っている人が多くて、あ〜その程度の認識ねって思ってしまう。


私は、他者に伝える時は「夫」で貫いてきた。かつて海外駐在妻だった時は、みんなお互いに「ご主人様」って言っていて、「あ〜〜〜〜やだやだ」と思いつつも、それが共通言語っていう暗黙の了解みたいな圧力があって、自分の夫のことは「夫」と呼び、相手のお連れ合いには「ご主人」とか言うダブルスタンダードというか、分裂してしまいそうでしたが・・・


そんな感じで、言葉が人の内面を映し出している事例、言葉が社会の中でどう位置付けられているか・・・そんな事例を全部で49


1時間半で49というとね、1つの項目にちて1.8分^^

それでも、言葉に関しての穂村さんの感性が鋭く、また美しいというのか、純粋で、どんどん話題が移っていくのも苦痛ではなかったです。


あの人に会いに 穂村弘対談集
穂村 弘
毎日新聞出版
2019-01-31


この対談集も買いました。言葉の感性が鋭敏な穂村さんが、谷川俊太郎さんや宇野亞喜良さん、横尾忠則さん、荒木経惟さん、萩尾望都さん、佐藤雅彦さん、高野文子さん、甲本ヒロトさん、吉田戦車さんと対談するんです。もうどんどん切り込んでいっていて、面白い!


この日は、クレヨンハウス子どもの本の学校が終わるとすぐに、お友達のひろこさんと新宿へ移動。くまこさん主宰のほろ酔い絵本会に向かったので、サインしてもらえず〜それだけが心残りでした。



子どもの本の学校・落合恵子さん@クレヨンハウス

10月19日(土) 16:00〜 @表参道・クレヨンハウス
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この日は15時まで家庭文庫を開催し、その後大急ぎでクレヨンハウスへ。片付けに手間取って、家を出るのが15時半近くなってしまい、クレヨンハウスに10分ほど遅刻してしまいました。





29期(→こちら)6回目の講師は、クレヨンハウス代表の落合恵子さん。実は28期12回目の今年4月も落合恵子さんが講師でした。(→こちら


一年のうちに2回もお話が聞けるなんて幸せテーマは「拓く 結ぶ 明日へ」でした。




私が到着した時は、10月7日にお亡くなりになった絵本作家でイラストレーターの和田誠さんの話題でした。和田さんのおつれあいの平野レミさんとの電話に触れていらっしゃいました。(和田さんの訃報については、仕事で作成しているサイトに記事を作成しました→こちら


最近、落合さんはガラケーからスマホに機種変更したそうです。アドレス帳を移す作業をしていて、もうこの世からいなくなった人の連絡先、もう二度と連絡を取れないにもかかわらず、それを消去できないという想いを語ってくださいました。


もう使うことのないアドレスだけれど、そこに残すことの意味・・・削除してしまえば、もうそれきりになってしまう。そんな想い・・・わかるなあ。


そんな気分って、周囲の人をたくさん見送ることになる高齢者に近い年齢にならないと、理解できないことかもしれない。もう二度と会えないってわかっていても、そこに痕跡があることでかつての縁を思い返すことができるってこと。


落合さんにとって、削除できない友人のひとりが河地和子さんなんだそうです。

慶應大学で社会学の教授だった河地さんは、2007年に64歳で悪性腫瘍で亡くなっているのです。

人を思う気持ちは、歳を重ねるほどにピュアになると・・・河地さんの本、読んでなかったなあ。読んでみようと思います。





落合さんは、この秋の台風被害や、東北の震災からの復興にふれながら、また来年のオリンピックにどれだけの利権が動いているかを示しながら

命に向き合うことってどういうことなんだろうと聞く人に問いかけます。



関西電力の癒着問題(報道から消えちゃいましたね・・・原発マネーが動いたこの事件、当事者が亡くなっているとはいえ、メディアの追及が緩すぎるでしょ・・・)や、消費税増税分がどのように使われるか、イージスアショアをはじめとする軍備にかかる莫大な費用と比べて、人に使われるお金が削られている現実など・・・

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令和の時代といえども、手放しで喜べない。人は怒るべき時にちゃんと怒ったほうがいいと・・・我慢を重ねていくと、心から笑えないよ・・・と。それはすごく心強いメッセージでした。





とんでいった ふうせんは
ジェシー・オリベロス
絵本塾出版
2019-09-24


年を重ねて、認知症になっていくおじいちゃんと、まごの交流を描いた『とんだいったふうせんは』は落合恵子さんが翻訳した作品。この絵本にサインをしていただきました。

ヒロシマ・ナガサキ、そしてアーサー・ビナードさん

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8月4日、広島へ向かう新幹線の中で読んでいた本が『平和へのバトン 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶』(弓狩匡純/著 くもん出版 2019/6)でした。



そして・・・8月9日に教文館ナルニア国のイベントに参加しました。

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ジャーナリストの弓狩匡純さんによる『平和のバトン 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶』(くもん出版)の出版記念講演会「過去に学び、未来を描く」:8月9日(金) 18:00〜 @教文館ナルニア国





『平和のバトン』には、広島市立基町高校の創造表現コースの生徒たちが、平成16年度から広島平和記念資料館と一緒に取り組む「次世代と描く原爆の絵」事業について、取材して1冊の本にまとめられています。

基町高校のサイト次世代と描く原爆の絵には、このように書いてあります。(以下、「 」内はサイトからの引用)

この取り組みは、被爆者が高齢化するなか、被爆の実相を絵画として後世に残すこと、そして、絵の制作を通して、高校生が被爆者の思いを受け継ぎ、平和の尊さについて考えることを目的として行っているものですが、何度も打ち合わせを重ねながら制作される絵は、当時の惨状を克明に描き出すものでありながら、証言者の記憶や思いに高校生が寄り添い、双方の気持ちを共に伝えるものです。
生徒たちは証言者の被爆体験を聴き、想像を絶する光景をどう描くのか悩みながらも、資料を集め、証言者と何度も打ち合わせを行い、約半年から1年かけてこの「原爆の絵」を描きあげます。

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本には、この取り組みの中で、想像を絶する原爆の被害に想いを馳せ、被爆者に寄り添いながらも、悩み、迷い、それでも果敢に挑戦していく高校生たちの姿が丁寧に紹介されています。物の豊かな時代に、一見何不自由のない多感な彼らが、たった74年前の広島の街に何が起きたのか、貴重な証言を何とか絵に残そうとする、その過程を知ることができたのは、とても心強い思いでした。





8月3日の夜11時からNHK EテレのETV特集あの夏を描く 高校生たちのヒロシマという番組を見た方々も、この講演会に参加されていました。
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また、会場には、高校生の時にこの絵に取り組み、今は東京芸術大学で学んでいる学生さんも参加し、このプロジェクトに参加したことで感じたことを、そのまま生の声で聴けたことも貴重な経験でした。





8月15日 19:00〜 @クレヨンハウス

この日は、クレヨンハウスで子どもの本の学校番外編:アーサー・ビナードさんのスペシャル講演会「戦争は本当に終わったの?令和初の終戦記念日に「ちっちゃいこえ」を聞く」が開催されました。


開場を待っている間に、杉並区文庫連でご一緒していた大先輩や、子どもたちが小さいころにお世話になった児童館の先生とか、懐かしい方々にたくさん会えました。


冒頭でアーサーさんから会場のみんなに質問、日本国憲法の前文に何が書いてあるか、知ってる?言える人?って。
あー恥ずかしい。もちろん数年前から危機感を抱いていろんな本を読んで、日本国憲法に謳われている基本的人権などの考えについては知ってたけれど、ちゃんと読めてなかったことに愕然としました。

前文の更にまえに、「朕は、日本国民の総意に基づいて、新日本建設の礎が、定まるに至ったことを、深くよろこび、枢密顧問の諮問及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。
御名御璽
昭和二十一年十一月三日」

アーサー・ビナードさん曰く、今の憲法は大日本帝国主義下の帝国憲法の改正版でしかなく、だから自民党は帝国憲法へと戻そうと躍起なんだと。


日本国憲法 (岩波文庫)
長谷部 恭男
岩波書店
2019-01-19


帝国憲法では、国民には基本的人権など無く臣民として国のために尽くし、国の為なら命を捧げる存在で、搾取されても文句は言えない。

人権が無いわけだから。ガダルカナル島での全滅も、インパール作戦での死の行軍も、駒でしかない臣民は、そうやって命を国に捧げ、そのおかげで靖国の神となれるなら本望であろう、とするのが権力者の考え方。

そうか、なるほど。

だから植民地の女性に人権は元々無くて、性奴隷にしようと罪の意識は生じない。

広島、長崎の原爆で一瞬にして命を落とした何万という無辜の命に対しても「仕方のないこと」と戦後に昭和天皇が宣うのも、臣民としては駒でしかないから、自分の責任ではないという思考。

日本が戦後の復興に際して、大元帥であった天皇の責任を問わなかった背景にある様々なこと思惑も含めて

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いろんなことがここで繋がってくる。自民党の改憲草案は、完全に基本的人権の制限に動いている・・・自由が著しく制限されていく・・・





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一庶民として、子どもたちに本を手渡す仕事をするものとして、今何を大切にしなきゃいけないのか。戦後、私たちが手にした基本的人権を手放すことがないよう、踏ん張らなきゃと思います。


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一緒に講演を聞きに行った友人と、食事しながら、何を次の世代に伝えていかなきゃいけないのか、そんな話が出来る幸せも噛み締めました。



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さて、17日の深夜にNHK Eテレで放送されたドキュメンタリー映画ひろしまを見ました。


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この映画は、敗戦からたった8年後に広島市民が、自分たちが受けた悲惨な殺戮が二度とこの地球上に起きないようにと、8万人も撮影に参加したという作品です。ところが日本では、不都合な真実を隠すためにか、上映が禁止されてしまったのです。


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この映画はベルリン映画祭で長編映画賞を受賞、海外では高く評価されてきたにも関わらず、国内で放送されたのは初のこと。




そして、この映画に描かれた被爆後の広島の姿こそ、広島の高校生たちが被爆者から聞きながら描く彼らが見た被爆直後のヒロシマなんですね。


私の所属する教会に、広島女学院の生徒だった時に学校で被爆し、大きな柱の陰に倒れこんだために、奇跡的に助かったという方がいらっしゃいます。一瞬にして、日常の世界が破壊されてしまった。そしてその時浴びた放射能は、長い時間をかけて影響を及ぼしていく・・・


それはまた、アーサー・ビナードさんが、丸木位里、俊の描く「原爆の図」から15シーンを取り出して制作した紙芝居「ちっちゃいこえ」が扱うテーマなのです。


ちっちゃい こえ (単品紙芝居)
アーサー・ビナード
童心社
2019-05-25



4日に訪れた広島、9日の長崎原爆忌の日に聞いた弓狩匡純氏の講演、15日、終戦の日に聞いたアーサー・ビナードさんの講演、そして17日深夜に見た映画「ひろしま」が、一筋に繋がって、私の心深くに何かをずっとずっと問い続けているのでした。



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