みどりの緑陰日記

香港で始めたプレイルームどんぐりから数えて28年、子ども達に絵本や児童書を手渡し続けてきました。保育士養成の場で仕事をしたこともありますが、今は図書館にかかわる仕事をしています。絵本や児童書のこと、文庫活動のことなどを綴っています♪

シンガポール・ポプラ文庫の記録

4年5ヶ月の活動を終了しました!2003年11月

2003年11月の我が家でのシンガポール・ポプラ文庫の様子を、こうして14年経った今振り返ると感慨深い・・・
40畳の広さのリビングのあるコンドミニアムを借りてくれた夫に感謝。月に2~3回、帰宅すると知らない人がいっぱい来ているという状況を受け入れてくれて協力してくれた子どもたちにも感謝。
このあと、文庫は国際日本語教会の活動として引き継がれていくのですが、我が家での文庫活動を終えた後も、2017年の今もずっと続けられていることの奇跡。
ほんとうにいろんなことが走馬灯のように駆け巡っていきます。

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若葉の自宅で開催してきたポプラ文庫シンガポール分室の活動は、2003年10月29日で終了しました。長い間ご利用してくださりありがとうございました。
 私一人では、いくらたくさんの本があっても文庫活動は続けてくることはできませんでした。ひとえに貴重な時間を提供してくださったボランティアスタッフのおかげです。
ここに記して、心よりお礼申し上げます。

来たばかりのシンガポールで、友人もいない所でとりあえずはじめた文庫でしたが、 たくさんの方々との素敵な出会いがありました。 絵本や児童書を通して、子ども達が楽しみをたくさんみつけてくれるように、 お母さまがたが忙しい子育ての中でほっとできるひとときをみつけることが できるように、ポプラ文庫はやすらぎのひとときを提供したいと願って活動を続けてきました。

その間の登録は679組、延べ利用者は7000人を越えました。始める前にご近所の方に20枚ほど案内のチラシを配ったのですが、それが口コミでこんなに広がっていきました。 また2年目後半から本格的にホームページの更新がはじまり、シンガポール赴任前に文庫の存在を知って来てくださる方も増えてきました。

こうして一個人が運営する文庫が、ずっと続けられたことの裏側には、多くのボランティアスタッフの存在と助力があったことがとても大きいのです。文庫に関わってくださったすべてのスタッフに心よりお礼申し上げます。 また、たくさんのお母さん方、かわいいお子さん方との出会いも、活動の原動力になってきました。

海外で生活する子ども達に日本のいい絵本、児童書を手渡して、そこからたくさんの楽しみを受け取って欲しいとだけ願って、夢中でやってきた4年間でした。本の貸出を通して、おはなし会を通して、絵本の楽しみをより多くの方と共有できればいいなと願っています。

ただ最後にほんとうに残念な事件が起きてしまいました。最終日(午前の部)に見学に来た方のサンダルが玄関から忽然と消えてしまうという事件です。4年5ヶ月の間、玄関先で靴がなくなるようなことはなかっただけに、とても残念な事件でした。

サンダルを紛失された方は、初めて訪れた場所での事件にいやな思いをされたでしょう。それは文庫を主宰してきた私やスタッフにとっても大変ショックなことでした。いろいろな状況からみて、同じ文庫利用者が持ち帰った可能性が全くないわけではないということも、ショックを重くしました。

一方、文庫の蔵書も現在36冊が行方不明となっています。残念だったのは昨年蔵書整理を終了した後で本を借りた方が2名、未返却のまま帰国されたということです。それ以外の28冊は貸出記録がないまま行方不明になっています。貸出手続きをせずに本を持ち出してしまった方が、残念ながらいらっしゃったということになります。

また我が家の子ども達のお気に入りのネフ社の木の積み木「キュービックス」の一番小さな立方体のパーツがなくなっています。これもお子さんがそのまま持ち出してしまったものと思われます。(キュービックスは12000円です)

我が家の文庫は、私自身が海外で子育てするお母さん達とお子さん達に、日本のいい絵本を提供したい、ホッとできる場所を提供したいと思って開いてきました。結果、不特定多数の方が出入りすることになり、本の持ち出しや玩具の紛失についていちいちチェックできなかった甘さがあったと、反省しています。

自宅での開催ですから、そうしたリスクは当然私自身が負わなければなりませんが、今後文庫を利用されるお母様方、また文庫は利用されなくても日本人会の図書室や、日本の公共図書館を利用されるみなさんに良識ある利用をお願いしたいと思います。子ども達はお母さんのそうしたところもしっかり見習っています。お互いに節度ある、そして他人を思いやれる、そうした利用ができればいいと思っています。

☆今後の活動予定です☆

10月末に閉鎖した若葉宅での文庫ですが、2002年度に伊藤忠記念財団から助成を受けて購入した本と寄贈本とを、シンガポールに残していきます。東京から持ってきた本は、また若葉が持ち帰って東京で文庫を再開する予定でいます。

 さてシンガポールでは国際日本語教会の婦人会の有志と、現在文庫でスタッフをしてくださっている方々とで運営をしていきます。ただ会場の教会は、国際日本語教会への会場提供という形で場所を提供してくれますので、活動は教会活動の一環として位置づけられることになります。

 基本的に日本で杉並区の助成を受けて取得した本と、若葉が自分で購入した本は日本に持ち帰り、日本で文庫を再開しますので、シンガポールに残していけるのは、寄贈本と昨年伊藤忠記念財団の助成を受けて購入した本が中心になります。冊数は、今ある蔵書の4分の1程度になると思います。新しい文庫の蔵書を増強するためにも、ご不要の絵本・児童書がありましたら寄贈してください。またお知り合いなどに寄贈できるかたがいらっしゃいましたら、ぜひお願いしてください!よろしくお願いします。

第2回“のまりん”の紙芝居の会

2003年10月の「のまりんの紙芝居劇場」の様子です。

2003年10月1日(水曜日)午後4時半〜5時半


去年に続いて今年もポプラ文庫に来てくださいました!
しかも野間先生のシンガポール10日間の日程の初日でした。
楽しい紙芝居と、素敵な笑顔を私たちにプレゼントしてくださいました。
どの子もどのお母さんも帰っていく時には、極上の笑顔のなっていました。
いっぱい笑って、心にたっぷり愛情を注がれてしあわせに満たされて家路に着くことができました。

先生の笑顔は子どもの気持ちをまっすぐ受け止めることのできる広い心からでているのです。
子ども達を高みから見下ろすのではなく、同じ目線になっていっしょに前を見つめてくれる・・・
だから子ども達も安心して心を解放できるのですね。

ほんとうに楽しい素敵な時間を、野間先生、ありがとうございました。

のまりんのプロフィール

野間成之先生

紙芝居をはじめて26年。
金沢市内の小学校や金沢大学教育学部付属養護学校にて奉職。
2001年3月に定年退職後、紙芝居文化の普及・紹介に各地を飛び回っている。

現在
・金沢子どもの本研究会 会長
・のま ひょうしぎの会(紙芝居実演研究会)代表
・子どもの文化研究所 所員

著書・「教室の中に青空と夢を」(1998 農文協)


プログラム

「でんしゃがくるよ」(とよたかずひこ・童心社)
絵本でも小さな子に人気のとよたさんの紙芝居

「いたずらおばけ」(久地良・教育画劇)
しかけの楽しい紙芝居です。
小さな赤ちゃんも、幼児も小学生もみんな楽しむことができました。

「つんつんや」(小林ひろみ・童心社)
2003年の春に発行されたばかりの紙芝居。
とってもかわいらしい小鳥が登場します。ラブストーリーかな^^。

手遊び
「もりのきつつきさん」のまりんバージョン

「わにがめんどりをたべないわけ」(アフリカ民話・荒木文子/小林ひろみ・童心社)
これも新しい紙芝居なのですが、野間先生お気に入りの作品。
現実は弱肉強食の世界だけれど、この物語のように
強い者が同じ生物として弱い立場のものに優しく出来たなら・・・
楽しいお話の中に子ども達へのメッセージがこめられています。


「あたまにかきの木」(藤田勝治・童心社)
みんなも良く知っている落語「あたまやま」や昔話にもあるおはなし。
でもちょっとだけ違った解釈がされていてそれも楽しかったです。

今年もたくさんの子ども達とお母さん達が
参加してくれました。
4時過ぎからたくさん集り始め、玄関はエレベーターを降りてすぐのところから
靴やベビーカーでいっぱいになりました。

今日の参加者は子どもと大人をあわせてちょうど90名でした。
お孫さんもいらっしゃる野間先生。
会がはじまるまでの間、子ども達といっしょに遊んでいらっしゃいました。
小さい赤ちゃんも参加していましたが、野間先生が声をかけたり抱き上げても誰もいやがったりしません。
先生のあったかい人柄を赤ちゃんは本能的に感じ取るのでしょうね
さあ、いよいよ紙芝居のはじまり、はじまり。
去年のまりんに会ってる子も、今年初めての子も最初からもう夢中で紙芝居を見ています。
「いたずらおばけ」の紙芝居です。
この紙芝居は仕掛け紙芝居です。
よ〜く見ていないと仕掛けが動くのを見逃しちゃいます。
大人も子どももこの真剣な顔。
のまりんの紙芝居は、まさしくお芝居。
その声の表情が登場人物にあわせて
どんどん変化するのです。
間合いや、そうした声による効果によって
みんな息を呑んで見入っています。
今年ものまりんの楽しい手遊び「もりのきつつきさん」が始まりました。
先生がいっしょにやろうって子ども達に誘いかけています。
「もりのきつつきさん」の動作が面白くて
みんな笑い転げてしまいました!
ほんとうに楽しいひととき。
みんなが笑顔です^^
そしていっしょに歌ったり、動いたり。
大人も子どももいっしょに遊ぶことのできる
のまりんワールド。
みんなすっかり気持ちがほぐれて、ハッピー♪ハッピー♪です。
今回はプロのカメラマンが文庫の様子、
紙芝居の会の様子も記録を撮ってくれました。
なんとこのカメラマンは文庫に通ってきているお子さんの
パパなんです^^

どんな風に編集されるのか、楽しみです!

2003年10月レオニーガーデンでの文庫・閉鎖までの5週間

1999年6月2日の自宅でのポプラ文庫開設以来、ずっと続けてきたおはなし会。特に午前中のおはなし会に大勢の未就園児が集るようになったのは、2000年秋ごろから・・・
母と子とで遊ぶ会として人気を集めていました。一方で文庫目的というより、おはなし会だけのためにくる母子も増えて???私は文庫をしているの?ここはプレイルーム?っていう時期もありましたが、子ども達の喜ぶ笑顔をみて続けてきました。
 2003年10月、5回のおはなし会でシンガポールの自宅で続けてきたおはなし会は終わりです。いろいろなことを思い出しながら、私自身がおはなし会を楽しみました。

10月1日午前の部

童謡パネル
みんなぞうさんになって歌っています
パネルシアター「まんまるちゃん」は
文庫のおはなし会の代名詞になるほど
みんな大好きです。
まんまるちゃんで「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」を作ってみんなで「こぶたぬきつねこ」を歌います。
童謡パネルシアターで
「オモチャのチャチャチャ!」♪

午後の部はのまりんの紙芝居の会です。
紙芝居の会の様子はこちらから
10月8日午前の部
オープニングはいつも「アイアイ」の元気な歌。
その後はまんまるちゃんです。
指人形を使って
「おはなし指さん」うぃみんなで歌っています。
10月8日午後の部
午後の部です。
おはなし会が始まるまでの間
みんな思い思いに絵本を選んだり、
お母さんに本を読んでもらったりしています。
絵本「いいものみつけた」(かどのえいこ/
おおしまたえこ・あかね書房)を読んでいます。
10月15日午前の部
10月15日午後の部
おはなし会が始まるまで
お母さんといっしょに本を読んだもらって過ごしたり
お友達同士で絵本の情報交換です。
おはなし会がはじまりました。
今日長野県飯田市の元東京・ポプラ文庫スタッフから届いたばかりの絵本「だるまちゃんとりんごちゃん」(かこさとし)を出産後3週めのわかボンママが読んでくれました。
みんなも一生懸命聞き入っています。
「どうぞのいす」(香山美子・/柿本幸造・
ひさかたチャイルド)
もわかボンママが読んでくれました。
午後の時間は殆どが幼稚園児や小学生。
それでもパネルシアターの
「まんまるちゃん」や「ぱんださんぱんださん」が
大好きです。
10月22日午前の部
若葉の次女が高熱を出したとの電話が学校から入り急遽私は学校へ・・・
ひよこさんがおはなし会をしてくださいました。
インター校が秋休みだったので、小学生ふたりがひよこさんといっしょに紙芝居を読みました。
10月22日午後の部
パネルシアター「ぞうさんのぼうし」を
やっています。
わかボンママが
「ぼく、そらをさわってみたいんだ」(さとうわきこ/岩井田治行・ポプラ社)を読んでくださいました。
みんな身を乗り出して
絵本を楽しんでいます。
みんなくつろいだ雰囲気で
おはなし会に参加しています。
午後もひよこさんが紙芝居を読んでくださいました。
「しんかんせんははやい」(中川ひろたか/和歌山静子・童心社)です。

「しんかんせんははやい、はやいはつばめ、つばめはくろい、くろいはピアノ・・・」と連想する言葉をつぎつぎに継いでいく
言葉遊びの紙芝居です。
「あまいのは、ぺろぺろキャンディー・・・」
10月29日最終日午前の部
この部屋に小さな子ども達の声がいっぱいに
ひびくことももうないんだろうな〜
そう思いながらおはなし会をはじめました。
あやめさんが、絵本を2冊よんでくださいました。
「おててがでたよ」「くつくつあるけ」の2冊の林明子さんの赤ちゃん絵本です
午前の部に来ていたのは1〜2歳児。
中にはお誕生前のお子さんもいます。
それでもみんな集中して絵本の読み聞かせを
聞いています。
今日もひよこさんが紙芝居を読んでくださいました。
「ぼくのおうちは?」(中川ひろたか/長野ヒデ子・童心社)
です。
小さい子ども達も紙芝居は大好きです♪
みんなお母さんのお膝にすわって「わらべうたタイム」
「いっぽんばしこちょこちょ」
「とうきょうとにほんばし」
「うまはとしとし」
「ぎっこんばったんよいしょぶね」
「とっちんかっちん」などを楽しみます。
10月29日午後の部。
最後の最後のおはなし会です。

オープニングは「落〜ちた、落ちた」
どんぐりやまつぼっくり、くり、りんごが
落ちてきました。
「りんごがひとつ」(いわむらかずお・銀河社)を読みました。
わかボンママが「まのいいりょうし」(小沢正/飯野和好・教育画劇)を読んでくださいました。
間のいい猟師のお話はわかボンママの
元気な読みで、いっそう生き生き子ども達に
伝わりました
みんなも面白くって大笑いです^0^
ひよこさんが、今日も「しんかんせんははやい」を読んでくださいました。
先週も見ていた子もいて、元気にいっしょに次に来る
ことばを言ってくれていました。

絵本の選び方・勉強会資料

2003年にシンガポール・ポプラ文庫で行った勉強会の資料。この資料をバージョンアップして今、仕事の研修で使用しています。やはり私の今は、文庫活動で培われたモノだったんだとしみじみ思い出します♪

絵本っていろいろあります。数十年前に海外で出版された名作や、日本で40年位前から出版されてきたなじみの絵本、赤ちゃん向けの絵本に、おとな向けの絵本・・・物語絵本に科学的な絵本、ナンセンス絵本、そして新進の作家達の作るビジュアルな絵本・・・ジャンルも様々。

どんな絵本を選んだらいいのでしょう?という質問は、文庫をしているとよく尋ねられる質問です。今日は、絵本の選ぶのにあたって、子どもの発達段階を追いながら考えてみたいと思います。

ポプラ文庫シンガポール・勉強会レジュメ
(2003・9・24)

 ここに書いたのは、ほんの一面のことです。スポーツの好きな子、外遊びが好きな子、ゲームに没頭する子、様々でしょう。でもきっと小さい時に本から得た楽しみを知っている子は、また本の世界に戻ってくることができます。特に幼児期にはいろんな絵本に出会えるように、お母さんもいろんな絵本を手にしてみてください。

 

0歳児生まれたばかりの時から、母親の声を聞き分ける能力を持っています。お母さんの声は赤ちゃんにとっては一番ここちよい音なのです。たくさん言葉をかけてあげることが、この時期の赤ちゃんの情緒発達に大切です。さて、では絵本はいつごろから与えたらいいでしょう。国内では「ブックスタート」という事業が自治体で始まっています。6ヶ月検診・7ヶ月検診の時に絵本をプレゼントするというもの。まだ絵本は早いと思われる時期ですが、赤ちゃんがおすわりできりょうになると、爆発的に周囲の状況を認知するようになってきます。この時期には形や色がはっきりした絵本を見せながら、そのものを指し示しながら繰り返し言葉をかけてあげることで、言葉を獲得していきます。最初は意味がわからなくても母親の声は快感であり、繰り返し聴くことで目の前のものと、言葉を結び付けていく作業を始めるのです。すぐに反応は現れなくてもあきらめずに継続していくことが大切です。まだこの頃は絵本はオモチャです。投げたり、なめたり、ひっぱったり・・・そうした行為に耐えられる絵本を選ぶのもいいですね。絵本を読むという行為よりは、いつも身近に絵本を置いておいてあげる・・・絵本に親しみを感じることのできる環境をつくってあげたいものです。
1歳児個人差は大きいのですが、1歳半になってくると言語獲得の能力がどんどん発達し、言葉も二語文それ以上になって、おしゃべりができるようになってきます。自分でもまず指で指し示して「これは何だろう?」と興味関心を抱くようになります。お母さんが根気よく語りかけることが何よりこの言語獲得には大切です。絵本はまだ長いストーリーには興味を示さず、つぎつぎページをめくってしまうでしょう。絵本の中にみつけた興味のあるものを指差して喜んだりします。無理にストーリーを追わなくてもいっしょに絵を指し示しながらおしゃべりを楽しみましょう。この時期には絵のはっきりした絵本や、ことばにリズムや繰り返しのあるような絵本、しかけのある絵本などが喜ばれます。
2歳児だんだん短いストーリーの絵本をじっと楽しめるようになってきます。認知能力もどんどん発達していきます。子ども達の生活の中でのエピソードなどが絵本にあると、とくによろこんだりします。お気に入りの絵本もできて、何度も読んで!ってせがまれたりするでしょう。絵本がオモチャではなくなっていく時期です。個人差も大きいのですが、いろんな絵本をたくさん読んであげましょう。
3歳児物語の世界に分け入っていけるようになります。主人公の気持ちに素直に感情移入をしていきます。この時期は創造性・想像力の発達も著しい時です。たくさんの素晴らしい名作に出会わせてあげたいものです。
4歳児

関心の幅が広がってきます。自分の好きなもの、興味・関心の深いものに傾倒していく時期でもあります。科学絵本・図鑑・物語・ナンセンスもの・・・子ども自身が選ぶと偏りやすいので、時には「これも読んであげようね」って違ったものも読んであげるといいかもしれません。感性が豊かに育つこの時期に、たくさんのスイッチを作ってあげましょう。3・4歳になるとテレビの影響がだんだん色濃くなってきます。テレビの刺激ばかりではなく、時には静まる時も大切です。動と静のバランスを考えてあげましょう。

5歳児字に興味を持ち始め、自分でも読めるようになって来る時期ですが、耳から入ってくる言葉は脳のまったく別の場所を刺激します。自分で読めるようになっても読み聞かせは続けてあげてください。親の知らない子ども自身の世界が広がっていく時期だけに、一日15分でも親子が同じ感動を共有できる時間を大切にできるといいなと思います。絵本を介在させて、まわりの世界に目を向けていく時に、親の共感やアドバイスはとても大切です。
小学校低学年

かなり個人によって好みも分かれるし、読書力も違ってきます。これは幼児期の経験の量によってくると思います。読み聞かせと自分で読むこととを並行して続けて欲しいなと思います。2年生の夏休みに「ハリーポッター1巻」を毎晩母親に少しずつ読んで聞かせてもらった男の子が3年生では次の巻を自分で読みきることができました。きっかけを作ってもらったのですね。絵本から読み物に移行する時期です。はじめから文章量の多いものはとっつきにくいかもしれませんが、この時期の子ども達にむけた読み物もたくさんありますから、絵本から少しずつ移行できるいいですね。 一方、絵本のなかにも文章が多く、高度で文学的な作品も多くあります。絵本を手にしているからといって、馬鹿にせずに大切に読んでいくことを習慣付けたいですね。

小学校中学年読書量と語彙力に相関関係がみられます。学習として勉強する熟語や慣用句よりも、自分で読んだ物語の中で、生きた言葉として使われているところから身につけたほうが、自分のものになります。国語の読解力というのは、一朝一夕には身につかないものなので、読書の習慣を継続的に養ってあげたいですね。そのためには環境が大切。身近にいつも本がある状態をつくってあげましょう。家族で図書館に行く、親も食後は読書する姿を見せる・・・なんていうのも、結構大事だったりします。
小学校高学年

本を読む子と読まない子、読めない子の差がどんどん広がってきます。ファンタジーの世界に浸ることができる楽しみをぜひ味わわせてあげたいものです。また自分自身が興味をもったものをインターネットではなくて、書籍から調べる醍醐味も教えてあげたいですね。インターネットの時代でも、本の持っている豊かな世界は廃れることはないと思います。幼児期の絵本との出逢いから、本に親しみ想像力を育んできたことが、子ども自身がその後にいろいろな情報のアンテナを張り巡らせるのに助けになっていることって多いのです。でも、命令されて、あるいは義務感で読む読書っておもしろくないですよね。親ができることは、常に手に取りたくなる様な絵本や本を身近においてあげる環境作り。あるいはいろんなジャンルの本に子ども時代にたくさん出会わせてあげておくってことです。ほんものを見る目は、子どもの時代から徐々に育っていきます。気長にいっしょに楽しみながら、親も子も育って行ける・・・それが絵本や児童書のもっている魅力です。 

2003年9月のポプラ文庫

2003年9月のシンガポール・ポプラ文庫の様子。

2003年9月3日

午前の部

★文庫利用者  30組
★おはなし会参加者 子ども28人 大人24人
★スタッフ 3名

おはなし会プログラム
童謡パネル     アイアイ
指人形        おはなし指さん
パネルシアター   まんまるちゃん
手遊び        こぶたぬきつねこ
絵本         「あそびましょ」ちいさなしかけえほん ,どのえいこ/おおしまたえこ あかね書房
パネルシアター   まんまるちゃん
手遊び        パンダ・うさぎ・コアラ
パネルシアター   ぱんださん、ぱんださん
しかけ絵本     「みよちゃんちのおでかけ」(おひさま作の手作り絵本
童謡パネル     ぞうさんのぼうし
わらべうた      げんこつやまのたぬきさん
わらべうた      とうきょうとにほんばし
わらべうた      ぎっこんばったんよいしょぶね
わらべうた      とっちんかっちん
母子遊び       ティックタック時計
1
写真1は手遊び「パンダ・うさぎ・コアラ」をしているところ。2はおひさま手作りのしかけ遊びでお話を語っているところ

午後の部

★文庫利用者 22組
★おはなし会参加者 子ども18人 大人15人
★スタッフ 3人

おはなし会プログラム
パネルシアター    まんまるちゃん
パネルシアター    くいしんぼうおばけ
絵本        「るんぷんぷん」ハンス・フィッシャー/さとうわきこ 架空社
しかけ絵本      「みよちゃんのおでかけ」
絵本        「あそびましょ」かどのえいこ/おおしまたえこ あかね書房
パネルシアター    ぱんださん、ぱんださん
絵本        「オレ・ダレ」越野民雄/高畠純 講談社

 4
写真3は「オレ・ダレ」を読むわかボンママ。4は夢中になって絵本をみている子ども達の表情。

9月17日

午前の部

★文庫利用者 34組
★ミニ・ゴスペルコンサート参加者 子ども24人 大人26人
★スタッフ 3人

午前の部はオペラシンガーとして、ゴスペルシンガーとして活躍中の佐佐木ヨシュアさんとギタリストのヒロ藤村さんによるミニ・コンサートでした。
最初にパネルシアター「まんまるちゃん」で幕をあけ、手遊び「こぶたぬきつねこ」をした後コンサート開始。
「アイアイ」「森のくまさん」「犬のおまわりさん」に始まり、後半はお母さん向けのゴスペル音楽を数曲歌ってくださいました。

写真1,2ともにミニ・ゴスペルコンサートの様子。生のギターと太くて力強い歌声に子ども達は圧倒されていました。

午後の部

★文庫利用者  28組
★おはなし会参加者  子ども22人 大人 18人
★スタッフ 3人

おはなし会プログラム
パネルシアター    まんまるちゃん
パネルシアター    犬のおまわりさん
絵本  「おじんちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」長谷川義史 BL出版 
絵本  「つきのぼうや」イブ・スパング・オルセン 福音館
紙芝居 「ネコのおりょうり」長野ヒデ子 童心社
写真1はパネルシアター「犬のおまわりさん」2・3・4は「つきのぼうや」を読むわかボンママ。わかボンママには、この6日後に元気な男の子が生まれました!


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