2023年09月21日

【観戦記23-15】橘(230917:4回戦)

神奈川県秋季県大会、慶応は4回戦で橘と対戦、10-17回コールドで準々決勝へ駒を進めた。新チーム観戦2試合目、まだまだ選手の顔と名前がわかりません(笑)。追い込まれながら観戦記を残します。
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2023917日(日)
神奈川県秋季県大会(4回戦)
川崎市等々力球場
橘  100 000 0 =1
塾高 220 330 ×=10
7回コールド)
(慶)○小宅(5回)、加賀城(1回)、吉野(1回)−加藤
(橘)●北山、関−高橋
【三】青木、加藤(慶)
【二】加藤、大井(慶)


(出場メンバー)
─\戸
А\通
◆_弾
ァ々掌
R5
 中畑
 鷹尾
9
  佐々木
 廣瀬
H3
 高津
4 紺野
  小宅
H
  栗原
R
  山本
1
  加賀城
H
  金山
1
  吉野
ぁー魄
H
  大津
6
  足立

4
回戦から有料となるも、等々力は都心に近く便がいいことや、1階スタンドが狭いことから1階スタンドは多くの観客で埋まった。小宅、加藤を見たいという女子高生ファンも去年までとは違って多いし、その他高校野球ファンまで、まだまだ甲子園で優勝した慶応の野球を見てみたい、という新しいファンもいらっしゃるようだ。
等々力球場
(写真提供:若原様)


また、等々力球場は外野芝生席の奥の場外は金網フェンスで仕切られた歩道になっており、そこに椅子を持ってきて座って球場の外から試合を見る方もこの4回戦でこんなに場外から多くの方が見るなんて珍しいことである。 
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9
月も中旬だというのに、まだまだ暑い夏の日差しの中、試合開始です。 
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慶応先発は小宅。甲子園優勝から少し休みを取ってすぐに県大会を迎えた。昨日の鈴木もそうだが、ゆっくりと練習もできておらず、実戦を通じて調子を上げていくということなのだと思う。 
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小宅加藤県中央宇都宮ボーイズが2021年春季全国大会で優勝した時のバッテリー、日本一のバッテリーなのである。チーム大村の時は渡辺憩が正捕手でいたことから加藤は外野を守っていたが、新チームになってからは本格的に捕手に転向した。

県中央宇都宮ボーイズのHPには、全国制覇の優勝報告会の記事とともに、栃木県知事を表敬訪問した時の集合写真に、坊主頭でまだまだ中学生の顔をしている加藤と小宅が写っている。可愛いな(笑)。HPからの写真を拝借します。
210408 栃木県知事表敬訪問
前列左から二人目が加藤、右から二人目が小宅

210408 栃木県知事表敬訪問2
前列一番左が加藤、右から二人目が小宅

(関連)
【祝】全国制覇!〜優勝報告会〜 <県央宇都宮ボーイズ>


夏の選手権神奈川大会3回戦の津久井浜戦1試合だけ加藤は捕手で先発出場した。この時小宅5回から2イニングを投げて塾高で初めて加藤とバッテリーを組んだ。

(ブログ)
【観戦記23-05】津久井浜(3回戦:230713)

この秋季県大会でも初戦の舞岡戦で小宅は
4回から1イニングだけ加藤を相手に投げた。しかし、先発で小宅―加藤がバッテリーを組むのは塾高に入学してこの試合が初めてとなる。

これから
1年間、小宅-加藤のバッテリーだけでなく、加藤がどのように塾高投手陣をリードしていくのかも注目、楽しみである。 
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1
回表、橘は先頭打者が三遊間へのボテボテゴロ。ショート紺野懸命の一塁送球も内野安打。 
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2
番打者はセカンドゴロを酒井が逆シングルで捕って二塁送球を試みようとしたが、多少ランナーとも交錯したか?打球は酒井のグローブをかすりライトへ転がり無死12塁とピンチを広げた。記録はエラー。 
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早速に足立が伝令で送られた。
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しかし3砂川に初球をセンター前ヒットを許し三塁ランナー生還、橘が1点を先制した。 
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先制点に盛り上がる橘応援席。 
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無死1塁から4番をセカンドゴロゲッツー。続く5番打者もセカンドゴロでこの回、アンラッキーなヒットとエラーで1点を失ったが、小宅の投球そのものは安定していた。セカンド守備で賑やかだった酒井(笑)。 
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1回裏、塾高は1成戸がサードエラーで出塁すると2青木レフト前ヒットで無死12塁とチャンスを広げ、3加藤がセンター前タイムリーヒットですぐに同点に追いついた。 
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二塁からホームへ向かう成戸。 
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4
江戸三振で一死12塁から5鷹尾がセンター前タイムリー。  
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2
塁から青木が生還しすぐに2-1と逆転した。 
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2
回表小宅は二者連続三振のあと二死からショートゴロを紺野が一塁悪送球でランナーを許すも次打者を三振とこの回アウトは全て三振で打ち取る。
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2
回裏、塾高は二死から成戸がレフト前ヒットで出塁。 
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青木四球で二死12塁から3加藤が今度はレフトへの二塁打で成戸、青木の二者生還で41とリードを広げた。 
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3回表、橘は1番が三遊間へのショートゴロ、これを紺野深いところから踏ん張って1塁へワンバウンド送球でアウトに。ナイスプレーである。

紺野は本職はセカンドでありショートは本来のポジションではないらしいが、とはいえ
2回には1塁へイージーな送球を悪送球しているので、ここは挽回とばかりに紺野必死のプレーが伝わてくる。
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守備の上手だった八木大村とどうしても比較してしまいそうになるが、紺野も、そしてセカンドで先発している酒井もまだ1年生、経験はまだまだ全然浅い。

これから沢山の経験を積んで、きっと八木大村のように野球の守備の要である二遊間をしっかりと守ってくれる選手に育つのであろう。楽しみである。 


3
回裏、二死1塁から小宅がライトへの大飛球。
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これを橘のライト長友が背走しフェンス手前で懸命にグローブを伸ばしてギリギリでナイスキャッチ。写真で見ても良く捕ったな、というナイスプレー。「熱盛!!」である。  
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4
回裏、塾高は酒井が内野安打で出塁。  
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成戸送って一死2塁から2青木がセンターへ三塁打、酒井が生還し5-1
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一死3塁から加藤は低目のボールに反応。体勢は崩れたが、右膝もつきながら左手一本で拾った。レフトへの打球はぐんぐんと伸びてレフトオーバーの三塁打青木が生還し6-1とリードを広げた。
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このフォーム、WBC日本代表が阪神との強化試合で、大谷が阪神才木の投じたフォークに反応し、片膝をつきながらホームランを打った信じられない打席があった。その時の大谷の打撃フォームと今回の加藤の打撃フォーム、左右の違いはあるがそっくりだ。加藤の打球も左手一本でレフトオーバーだからたいしたものである。
230306大谷膝ついてHR

江戸の内野安打で加藤もホームイン、この回3点を挙げて7-1と大きくリードした。 
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5
回裏、先頭の6紺野センター前ヒット。
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小宅の代打、栗原がライト前で続き無死12塁。 
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9
番酒井に代わり代打大井
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栗原の代走山本が二盗で無死23塁から大井は左中間へ二塁打。 
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大井は走りながら小さくガッツポーズ。出番が少ない控え選手はこれから数少ないチャンスをモノにして実績をアピールしていく事が大切であり、まずは結果を出した。 
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3
塁ランナーの紺野、そして2塁ランナーの山本(写真)も一気にホームインで2点を追加した。
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2
塁塁上でベンチに喜びを表す大井。 
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1
番に戻って成戸はセーフティーバント成功で二死13塁。 
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2
青木ゲッツーの間に大井も生還し10-1と大きくリードを広げた、

6
回表加賀城が昨日に続くマウンドで2番手として上がった。 
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二死から連打を浴びて二死12塁。加藤が間を取るために加賀城の元へ。加藤の表情、柔らかくて、優しくていいな。
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後続を断ってベンチに戻る加賀城。ピンチを背負ったことに対してか、少しはにかんだ表情でベンチに戻る。DSC_0264


ベンチでは小宅がニコニコして出迎える。加賀城2年生同期として暖かい笑顔で声をかける小宅に優しさを感じるな。 
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7
回表吉野3番手の投手としてマウンドに上がる。
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途中から守備についた足立が緩いショートゴロを華麗に二本捌き、最後は三振で7回コールドのゲームセット。 
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さあ次は準々決勝で強豪桐光学園との対戦。ここから相手チームのレベルが一段と上がる中、どのような試合を進めていくのか楽しみである。

■準々決勝
9
24日(日)
@サーティーフォ―保土ヶ谷球場
対桐光学園



popo0803 at 23:59|PermalinkComments(2) 塾高野球部(23年8月〜) | 観戦記

2023年09月16日

【観戦記23-14】湘南工大付(230916:3回戦)

甲子園優勝から3週間経ったものの、まだまだバタバタ続き。優勝観戦記も少しずつ書いているのですが、書いてから読み直すとまた書きたいことが出てきてしまって(笑)。優勝観戦記は来週更新したいと思います。

なのでその前にチーム右悟の秋季県大会。先週は観戦に行けず、本日初めての観戦。観戦記第一弾を残します。

2023916日(土)
神奈川県秋季県大会(3回戦)
@バッティングパレス相石スタジアムひらつか(平塚球場)
湘南工大付 000 000 0 =0
慶應義塾   400 131 ×=9
7回コールド)
(慶)鈴木(5回)、加賀城(2回)−加藤
(湘)西川−薩美
【本】高津、廣瀬(慶)
【二】青木、廣瀬2、金山(慶)


(出場メンバー)
成戸
А\通據
1
  加賀城
◆_弾
ァ々掌
5
  中畑
 高津 
3
  鷹尾
 広瀬
Α〆位
R6 
山田
 鈴木
H
 金山
R
  佐々木
7
  山本
ぁー魄

試合前のエールを切る応援指導部松村
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試合開始。顔も名前も初めての選手ばかり。これから活躍にあわせて少しずつ覚えていきます。 
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慶応・先発は鈴木甲子園で準々決勝、決勝で先発マウンドに立った経験は、鈴木のなかで大きな財産として成長していた。リラックスして投げていたこともあるとは思うが。52死から四球のランナーを出すまでノーヒットの完璧な投球。ストレートも走り、7奪三振とで湘南工大付相手に格の違いを見せつけた。小宅と鈴木の二本柱、塾高にとっては鈴木の成長は頼もしいところである。
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攻撃は初回から強烈だった。

一死から2青木が右中間への二塁打で出塁。
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3加藤。随分と左足を高く上げるフォームに変わっていた。加藤は死球で一死12塁。 
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初戦の舞岡戦でホームランを打った新チームの4番に座る江戸。先週は試合を見られなかったのでどんな選手か見てみたかった選手の一人である。1年生ではあるが体がでかいなぁ。パワーありそうである。江戸はレフトフライで二死12塁。レフトへの打球も押し出すような力強いスイングが印象的だ。 
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そして二死12塁から5高津がカウント22からレフトへのスリーランホームラン。 
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6広瀬はライトポール際へのソロホームランと二者連続ホームラン。 
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7
紺野はセンター前ヒットで続くが鈴木はセカンドゴロでチェンジ。 
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サード江戸。 
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ショート紺野 
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セカンド酒井 
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ファースト高津 
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2
回裏、一死から成戸のセンター前ヒット。  
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3
回表、サードゴロを処理する江戸
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4
回裏、加藤タイムリーで1点追加、5-0とリードを広げる。 
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5
回裏、塾高は一死から広瀬がライト線へ二塁打。広瀬はこの試合本塁打と2本の二塁打の3安打。 
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紺野四球で一死13塁から鈴木の代打金山がレフトフェンス直撃の二塁打で二者生還。小さな体だけど鋭く力強いスイングである。 
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6
回から加賀城がマウンドへ。2回をしっかりと抑えて7回コールドで試合終了。 
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新チーム、まだまだどんな色を出していくのか。この選手たち、そして今回はベンチに入ってないメンバーがどう成長するのか楽しみである。

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popo0803 at 23:30|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(23年8月〜)

2023年09月05日

【繋ぎの写真】慶応対仙台育英

観戦記完成までの繋ぎの写真。

慶応対仙台育英、試合終了後、スタンドに勝利の報告に走る選手たち。

この夏、一番の笑顔で勝利の報告。
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丸田は空を見上げて何を思う・・・

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優勝を噛みしめるような表情で応援に感謝の挨拶

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加藤もやったー
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松井と笠井。背番号1112のバッテリーがチームを支える力も大きかった。

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popo0803 at 23:50|PermalinkComments(2) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記

2023年08月26日

【写真】107年振りの夏の王者、慶應義塾高校

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107
年振りの夏の王者、ついにやりました。

センバツで惜敗した仙台育英とこの夏の決勝戦で再戦というマンガで描いたようなシナリオだ、と大村は言ってたけれど、僕も準決勝の土浦日大戦のブログで書いたようにもうこの流れは塾高が優勝するために神様がセットしてくれた最高の舞台としか思えず、決勝戦が本当に楽しみでワクワクしていたけれど、実際に優勝して、素晴らしい感動をいただきました。

塾高野球部、本当にありがとう。甲子園で優勝して歌う塾歌には目頭が熱くなったし、幸せな時間でした。本当に素晴らしい神奈川県大会から甲子園決勝までの
12試合、大きな感動をありがとう。

仕事も溜まりまくり、決勝戦の翌日からは仕事帰りも遅く、もちろんネット記事や色々な仲間たちとの情報交換、やり取りにも忙しく(笑)、まだ、決勝戦の写真もちゃんと見切れていないのですが、「優勝ありがとう、おめでとう」の気持ちをブログを読んでくださっている方々とも早くシェアしたくて、取り急ぎ優勝の瞬間からの写真をアップします。

決勝戦の観戦記、もう次の試合までに書かないと、と自分で決めた時限からも解き放たれ、更新まで少し時間がかかるかもしれませんが、県大会7試合中6試合、そして甲子園5試合全試合を観戦し、その足跡を観戦記としてここに残せてきたこと、これも凄いことだなと思います。

107年振りの優勝の軌跡を残しているきっと唯一の観戦記ブログですからね、と自分で自分を褒めています(笑)。ただ、中一日で時間がなくて簡単にしか書けなかった試合もあるし、改めて振り返って書き足したいことなども書けたらいいなとは思うのですが、まずは決勝戦観戦記をしっかりと残したいです。

まだまだバタバタ続き。忙しく嬉しい夏の余韻はもうしばらく続きます。
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両チーム集合写真撮影時に大雨が降ってきました。試合中、なんとか降らずに頑張ってくれた天気にも「ありがとう」

それともお天気も塾高優勝に喜びを我慢していたけど、最後に我慢出来ずに涙が溢れたのかな(笑)



popo0803 at 12:20|PermalinkComments(18) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年08月23日

【観戦記23-12】土浦日大(甲子園準決勝:230821)

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関東勢対決となった準決勝、慶應は土浦日大を2-0で下し、1916年以来107年ぶりの優勝に王手をかけた。


2023821日(月)
105回全国高校野球選手権大会(準決勝)
@甲子園
土浦日大 000 000 000 =0
慶應義塾 010 001 00×=2
【二】小宅、渡辺憩、八木(慶)
(慶)〇小宅―渡辺憩
(土)伊藤、藤本−塚原


試合開始前、選手のお母様が球場入口でスマホを構えて待っているのにお会いした。何があるのか伺うと、もうすぐ球場に選手が入る所だと。僕もカメラを構えて少し待つと、すぐに選手たちが歩いてきた。試合の時とは違ったリラックスした表情が印象的である。大村は誰に手を振っていたのかな。 
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準決勝対戦カード。  
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座席はちょうどブルペン前だった。試合前、投球練習に励む小宅
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この試合、まずは小宅、渡辺憩バッテリーが勝因の一つとなった。小宅は公式戦初の完封勝利。「序盤から内角を突いて真っすぐのイメージを付けられたので、後半は変化球が効いた」とは渡辺憩小宅の良さを渡辺憩が上手く引き出したのだと思う。

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3
回表、土浦日大先頭打者ヒットからの二死2塁、初めて得点圏にランナーを背負って1中本との勝負ではストレートを詰まらせてレフトフライに。7回表も先頭打者のヒットから迎えた二死三塁のピンチ、6鈴木を詰まったショートフライに打ち取った。 
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鈴木をショートフライに打ち取り笑顔でベンチに戻る大村。 
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7を投げ終わり小宅の球数は85球。これまでだとこのあたりで鈴木佳門に交代、という局面が多かった。だが2-0と緊迫した試合の中、小宅がしっかりと土浦日大打線を抑えてきている。なかなか投手交代には勇気のいる難しい場面だ。せっかくのいい流れを壊したくない。

しかしこの日の暑さは異常だった。小宅の体力も気になる。もしも勝ち上がれば二日後には決勝戦を迎える。そこを考えれば小宅を少しでも休ませたい。

ブルペンでは鈴木、松井の投球練習が慌ただしく行われる。ベンチからも伝令がブルペンに走り松井、鈴木らに何やら話しかける。この場面になったら行くぞ、あたりの確認だろう。

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点リードで迎えた8回表、土浦日大は一死から代打飯田の当たりは三遊間へのゴロ、八木が深いところから懸命に一塁送球。 
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飯田必死のヘッドスライディングが内野安打を掴んだ。一死1塁。全身泥まみれで真っ黒の飯田。執念である。 
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一死1塁で9番打者投手の藤本を迎えた。土浦日大が試合を動かせるか、小宅が流れを渡さずに抑えることができるのか、試合の行方を左右する大事な場面である。

ベンチの森林監督も選手との確認や指示の動きが慌ただしくなってきた。左手を上げてるこの写真は、左腕投手の鈴木用意しておけよ、の確認かもしれない。 
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松井もブルペンに向かう。
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藤本との勝負はカウント1-1から藤本がファール2球粘りその後ボールでカウントツーボールツーストライクからの6球目、小宅藤本を見逃しの三振に打ち取った。

小宅はこの試合与四球はわずか一つ。いつもながらとてもコントロールが良く、試合終盤のこの大事な場面でも丁寧にコントロールして三振に取る所が本当に素晴らしい。


しかし1中本にライト前ヒットを許し二死12塁とピンチは続いたが、2太刀川をレフトフライに。深く守っていた千之亮の前への打球で落ちるかとも思ったが千之亮がしっかりと追いついて捕球、ピンチを救った。  
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塾高が先制点をあげたのは2回裏。一死から福井がレフト前ヒットで出塁。 
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大村はセーフティーバントもアウトで二死2塁。自らセーフになる可能性も求めながら、アウトになっても得点圏にランナーを進めることができるセーフティーバント、大村の、塾高の繋ぐ野球である。
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そして二死2塁から小宅が右中間を破るタイムリー二塁打福井生還し塾高が1点をあげた。
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2塁ベースでベンチに応える小宅。自らのバットで点をあげた。初戦の北陸戦でも小宅はライトオーバーの二塁打を打った。もともとバッティングはいいのだが、案外パワーもあるのである。
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アルプス 
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3
から土浦日大はエース藤本がマウンドへ。  
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5
回裏、塾高は小宅、丸田の連打から八木が送り一死23塁で打席には渡辺千。今大会、まだ本来の当たりが出ない千之亮、早く千之亮らしい大きな1本が見たい、そしてここは犠牲フライでもOK

しかし、ここで森林監督はカウント
1-1からの3球目、スクイズを仕掛けた。打球はファールとなったが予想もしなかった仕掛けである。 
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千之亮はセカンドゴロ、三塁ランナー小宅ホーム突入もタッチアウト。 
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加藤四球で二死満塁とチャンスを広げたが延末は三振に打ち取られ三者残塁、追加点を取れない。落ちるボールわかっていても吸ってしまった延末、悔しそうな表情を見せる。 
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6
回裏、塾高は渡辺憩から。この日は本当に暑かった。相当に厳しい暑さである。県大会から1試合を除いてここまで観戦してきたが、この日が一番暑い日だと思う。

仲間が甲子園名物「かちわり」を買ってきてくれた。救いの神である。体にあてて、頭に乗せて、ああ、本当に生き返る。ある程度溶けたらストローを差し込んで冷たいお水が飲める。これで
300円、とても人気のある甲子園名物である。ブルペンで投球をする小宅をバックに写真。 
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なんて写真を撮ってたらこの回先頭の渡辺憩が二塁打で出塁。ゴメン、かちわりに夢中で打った瞬間撮れなかった。だから塁上で「ドキュン」の渡辺。このドキュンでたくさんの方が打たれているそうだ(笑)。

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福井送って一死3塁で打席は大村。ここは何としても追加点が欲しい。カウント1-1からの3球目、またスクイズを仕掛けたがファールに。何としても追加点が欲しい森林采配である。 
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1球ボールのカウント2-2から大村がファールで三球粘った。食らいつく大村らしい粘りである。そして藤本が投じた8球目、大村が捉えるとライト前タイムリーヒットが生還し、塾高は待望の追加点をあげた。  
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セカンドの頭を打球が越えたことを確認しガッツポーズの大村。この打席に懸けた大村の全ての気合いがこの表情に表れている。さすがキャップテン、「ありがとう」 
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奥に写るサードランナーの大村の方に視線を配りナイスバッティングを称える。 
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回裏もチャンスが訪れた。先頭の八木がライトへの二塁打。八木沖縄尚学戦に続いて2試合連続の猛打賞、調子が上がってきた。
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渡辺千が送りバントでの一死3塁で打席は4加藤。試合も終盤、ここでもう1点取れると試合はだいぶ楽になる。加藤のバットに期待がかかる。スタンドも大声援。
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ここでこの試合三度目のスクイズを仕掛けた。しかしバントはピッチャーへの小フライとなり、サードランナー戻れずにケッツーでチャンスを潰した。嫌な流れである。 
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最初に書いたようにここで相手に流れを渡さないためにも小宅は交代させにくかった。そして小宅は見事にその期待に応え8回のピンチも切り抜け、最終回もヒットを許すも後続を断ち、118球、被安打7、奪三振5、与四球1の素晴らしい投球内容で完封勝利を挙げたのである。
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今大会4回目の塾歌斉唱。
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スタンドへ勝利の報告。
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さあ、決勝の相手はセンバツで初戦に対戦し延長戦で惜敗した仙台育英。大会前からの優勝候補チームであり、実力通り堂々と勝ち上がってきた。史上7校目の夏連覇を目指す仙台育英である。実力でいけば仙台育英の方が上かもしれない。塾高は今回も王者に挑戦する挑戦者である。しかし、今の塾高には勢いがある。流れがある。

春のセンバツで仙台育英に負けて、仙台育英に勝つための練習をして力を付けてきた。あの敗戦があるから今の塾高野球部があるのである。総合力ではまだまだ仙台育英には劣るかもしれないが、この半年間での成長には目を見張るものがある。そして甲子園で経験した一戦一戦でも選手は成長を見せてきた。だから今まで見たことのないさらなる成長が、決勝の仙台育英戦で見られるかもしれない。

今大会、「仙台育英に春の借りを返す」を目標にこの夏挑戦を続けてきた。仙台育英と準々決勝で当たらずに決勝で対戦すること、これはもう仙台育英にリベンジして107年振りの頂点に立ちなさい、と野球の神様が最高の舞台をセットしてくれたとしか思えないのである。

県大会初戦から、このブログを「優勝への道ブログ」と勝手に位置付けて、次の試合までに観戦記を書くと絶対条件として書き続けてきた。これも結構しんどいのです。でも、いま決勝戦を前にして、こうしてギリギリに書くことができました。ミッションコンプリート!僕の中では優勝への流れができているのです(笑)。

さあ、いよいよ107年振りの大一番。誰も見たことがありません。塾高野球部の集大成をぶつける時がきました。たくさんの関係者、ファンが塾高野球部の優勝を楽しみにした応援しています。大きな大きな歴史を作ろうとしています。選手たちも歴史を作ることにわくわくしています。

塾高らしい野球を見せて力いっぱい頑張ってほしい、はもちろんのことだけど、この決勝戦だけは勝負にこだわって勝ちたい!春のセンバツで仙台育英に負けた時、その素晴らしい試合内容に負けたけどよく頑張った、いい試合だった、ありがとう、の気持ちを多くの人が持ったことだろう。


でも仙台育英相手にいい試合だったね、はもう春で十分だ。アルプススタンド、グラウンド、選手全員が一体となってこの夏は塾高が頂点を掴みましょう。

あと1回、最後に涙を流しながら甲子園で塾歌を歌いたい!


大村主将の帽子のツバの裏に書いてある「日本一の主将」になる時がきたぞ! 
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日吉台球場に掲げられている「KEIO 日本一」の横断幕、いざその時がきたぞ!
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本当に、本当に楽しみです。さあ、試合開始まであと6時間。皆さん、気持ちを昂らせて応援しましょう。


(関連ブログ)

【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<前半>

【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<後半>

■決勝
対仙台育英(宮城)
8
23日(水)
14
00試合開始

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2023年08月21日

【観戦記23-11】沖縄尚学戦(甲子園準々決勝:230819)<簡易版>

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見事な集中打、逆転劇で慶應は沖縄尚学に7-2で逆転勝ちし、慶應普通部時代に優勝した1916年、準優勝の1920年に続く103年ぶり三度目の4強入りした。

広陵戦に続いて素晴らしすぎる試合でベスト4入りを決めた沖縄尚学戦。広陵戦に続いて観戦記を書く時間もなく、何枚か写真を貼って、簡単な観戦記なのか、記録になるのか残します。

2023819日(土)
105回全国高校野球選手権大会(準々決勝)
@甲子園
慶應義塾000 006 100 =7
沖縄尚学 000 200 000=2
【三】丸田(慶)
【二】丸田、加藤、渡辺憩(慶)
(慶)○鈴木(5回)、松井(3回)、小宅(1回)―渡辺憩
(沖)●東恩納(51/3)、儀部(11/3)、井波(11/3)、照屋(1回)―大城、知花

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沖縄大会で311/30点に抑えて甲子園出場を決め、甲子園でも1回戦完封勝利、2回戦は1失点で今夏の無失点記録は途絶えたものの、今大会屈指の右腕「ミスターゼロ」こと沖縄尚学の東恩納と塾高強力打線の対決が注目されたこの試合。 
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前半、塾高はそのキレのあるストレートにスライダー、フォークを混ぜた東恩納の絶妙な投球に5回まで7三振3安打と抑えられ、2塁までもランナーを進めることができなかった。しかし、6回に一気の猛攻で東恩納を打ち崩した。


試合開始 
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さあ、楽しんでいこう。 
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大村、楽しそう。
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松井(一番右)がまたもやストレートパンチ。みんないい顔してるな。  
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塾高先発の鈴木佳門。今や完全にチームの信頼を得て素晴らしい投球を見せる。この大一番で先発を任された。  
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3
回裏大村はいい当たりのセンターフライ。上手く打てたんだけどだめだったな、とばかりにニコニコの大村。野球を楽しんでいるな。 
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4
回裏、沖縄尚学4番仲田のツーランホームランで先制を許す。 
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5
回表延末ライト前ヒット。 
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しかし、二盗失敗。
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6
回表、逆転の集中打が始まった。

鈴木の代打清原。投ゴロに終わったが、清原に向けられた球場の大声援は、明らかにチームのムードを変えた。  
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一死から丸田二塁打、逆転劇の口火を切る。もう頼りになりすぎる切り込み隊長だ。 
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俊足を飛ばして二塁へ。 

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両手を振り上げてベンチを鼓舞。最近の塾高の流行だ。  

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超満員の塾高アルプススタンドの大応援団のボルテージが上がり始めた。この試合、終始物凄い応援が選手の後押しをしたことは間違いないし、沖縄尚学にプレッシャーを与えたことも間違いない。応援の力って凄いのである。選手とスタンドが一体になって戦う、それが塾高の強さのひとつでもある。
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八木はレフト前へ。職人技の顔してる。 
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千之亮は四球で一死満塁。 
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四球後の初球ストライク、セオリー通りに狙った加藤の一打はランナー一層の左中間を破る三塁打3-2と逆転。  
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ボールが転がってきた左中間の外野スタンドのお客さんも拳をあげ、手を叩いて大歓声。この日のチケットはネットでもすぐに売りきれた。アルプスで応援したかったけど外野席しか取れなかった、という方も沢山いた。  
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右手を上げてベンチに応える加藤。 
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生還した丸田
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まだまだ止まらない。集中力をもって一気に叩きかけるのが塾高打線。延末ライト前タイムリーで加藤生還、4-2
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渡辺憩、ライトオーバー二塁打で延末還り5-2. 
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ここで沖縄尚学は東恩納に代わり儀部がマウンドへ。ついに東恩納をノックアウトした。

しかし塾高の勢いは止められなかった。更に福井のライト前タイムリーで渡辺憩も生還し6-2千之亮の四球を挟んで丸田、八木、加藤、延末、渡辺憩、福井と何と六連打の猛攻で一気に6点のビッグイニング大逆転。 

憩ホームイン。
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福井。 
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打者一巡で再び清原の打席が。甲子園での一本が期待されたがサードゴロに終わる。この夏はまだノーヒットの清原だが、清原の登場で球場、チームの雰囲気が変わったことは間違いなく、それがこの回のビッグイニングにつながった。でも一本、打って欲しいな。 
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福井。 
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いつも陰で投手陣を支える笠井。 
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回表、丸田がレフトオーバーの三塁打。右へ左への柔軟に対応できる丸田の成長が物凄い。
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キタキタ、両手を振り上げてのベンチ鼓舞。 
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四球の加藤が延末のセンター前ヒットで一気に三塁へ。 
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6
回から松井が登板。3イニングを2安打無得点に抑える。 
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大村。四球を選んで跳ねて吠える。
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伝令に走る安達
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、ここまでノーヒットだった千之亮がセンター前ヒット。そろそろ大きな当たりも見たい、と期待も高まる。  
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最終回の1イニングは小宅がマウンドへ。三人でぴしゃりと抑えて試合終了。 
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この夏3回目の塾歌。 
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スタンドに挨拶に向かう。 
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大村キャップテン、ベスト4おめでとう。 
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監督。 
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大鳥マネージャー。 
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写真だけと思いながらところどころコメントした中途半端な観戦記のようなそうでないような。とりあえず「優勝への道ブログ」繋ぎました(笑)。だから明日もしっかりと勝つ!!

さあ、準決勝は土浦日大との対戦。「歴史の1ページに刻むような戦いができている」という森林監督。まさにその通りだし、僕らはその歴史の生き証人としてこの目でしっかりと選手たちの活躍を見守って応援して一緒に感動を味わいたいのである。

一つずつ、一つずつ。さあ、明日(すでに今日)の始発で大阪に向かいます。寝不足は新幹線の中で解消しよう(笑)。

103
年振りの準決勝を超えて107年振りの頂点まであとふたつ。あとふたつ、ここから更に塾高野球を思いっきり甲子園で見せて勝ち取って欲しい。夢をみんなで叶えたいね。

■準決勝
対土浦日大(茨城)
8
21日(月)
第二試合(1135



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2023年08月18日

素晴らしい勝利、広陵戦 〜史上初4元号勝利校対決を制す

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「悠久の時を経て雪辱し
107年ぶりの全国制覇へ前進した」。スポニチからの言葉をである。

長い歴史を持つ高校野球には様々な歴史がある。中でも特に歴史の重みを感じさせるのが、大正、昭和、平成、令和にまたがる4元号勝利』である。いかに長く活躍し続けているかを示す記録であり、令和になった段階で可能性があったのはわずか15校しかない。

今大会始まる前までは、松商学園、高松商、広陵、広島商15校中4が偉大な記録に名を刻んでいた。甲子園ではおなじみの名門校ばかりだ。そして今大会、塾高北海が勝利し「4元号勝利」を達成した。

ちなみに塾高は大正8勝、昭和6勝、平成6勝、令和2勝(今大会で2勝)の通算22勝である。

1888
年創部の塾高、1911年創部の広陵、ともに創部100年を超える塾高と広陵の伝統校対決。1929年には塾高の前身である慶應商工と広陵中が対戦し、その時は13-6で広陵中が勝っている。

だらかスポニチの
95年越しに広陵に雪辱」であり、また4元号勝利校同士の対決は史上初とのことで、その対決を塾高が制したのである。
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両校には長い歴史の歩みがあり、沢山のOBが築いてきた歴史の上に今がある。ちなみに僕も塾高野球部で歴史を刻んだ一人であった。

ところが部の歴史は長くても、昭和の時代は塾高は昭和
35年(1960年)の選抜に出場しただけで、以降、2005年に45年ぶりのセンバ出場を果たすまでは、まったく甲子園とは縁のない時代、というか甲子園など夢の夢のそのまた夢の時代だった。

ちなみに僕の代はちょうど横浜スタジアムができた年で、甲子園は絶対に出場は無理だからせめて横浜スタジアムでプレーをしよう、を目標に3回戦まで進み、念願の横浜スタジアムで東海大相模にコールド負けで夏が終わった。


一方で広陵はプロ野球、社会人野球、大学野球にも多くの人財を送り出す甲子園での強豪校として実績を積んできており、僕らの時代の人間にとっては憧れの、雲の上の上の存在のような学校だった。

僕らOBにとっては、WBC決勝前の大谷君の円陣の声出しじゃないけれど「憧れるのをやめましょう。憧がれてしまったら超えられないので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」の言葉がグサッと刺さるような存在なのである。まあ、
今の塾高野球部はそんな気持ちは全く持っていないと思うが。

その広陵と夏の甲子園で対戦できることがとても光栄であり夢のようであり、それだけでも本当に素晴らしいことなのに、延長10回のタイブレークの末、見事勝利をあげるとは、もう本当に感動しました。

あの憧れだった広陵に甲子園で勝つときが来るなんて思ってもいなかった。

今年のチームは優勝を狙える力があるので、もちろんこの勝利を信じていたが、でも最後に松井が三振を奪って勝利を決めた瞬間は目頭が熱くなりました。
ありがとう、塾高野球部。たくさんのOBが夢だと思っていたことを、今、彼らが一つ一つ実現してくれています。

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スタンドに勝利の報告をしに行く選手たちの表情はいい笑顔です。この笑顔からは沢山の元気をもらってるなぁ・・・。

この写真、スマホでなく絶対にパソコンで拡大してみていただきたいです。幸せ度が100倍違います。
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観戦記、書きたいこと山ほどあるし、思うこと、気が付いたこと、素晴らしい写真もたくさんあって皆さんに見て頂きたいのですが、次の試合がもう19日(土)で、観戦のためにお休みもしっかりといただいているので仕事が溜まりきつくてなかなか書く時間がなく、またゆっくりと書きます。

19日の試合に向けて今晩から大阪に入ります。また、大会が終わったら観戦記を改めて書いてみたいと思います。


さあ、107年振りの全国制覇まであと3つ。まだまだ楽しい夏は続きます。

 

4回戦

819日(土)

対沖縄尚学(沖縄)

第一試合(800



popo0803 at 06:13|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年08月16日

【観戦記23-10】北陸(甲子園2回戦:230811)

105回全国高校野球選手権大会第6日、塾高は初戦となる2回戦で北陸(福井)と対戦、12安打9得点でまずはしっかりと初戦を勝利で発信した。 
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いつ来ても風格ある顔でしっかりと迎えてくれる甲子園球場。 
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今日の対戦カード。
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これは今年の春のセンバツに出場した時の対戦カード掲示板。「慶応」と表示されているのにお気づきだろうか。ずっと昔から「慶応」だった表示がこの夏から「慶応義塾」へと変わった。明徳義塾と表示されるのになぜ慶應義塾ではないのだ?とは昔から思っていたが、とにかくこの夏から義塾が追加されたのだ。大きな一歩。あとは「慶応」→「慶應」へと修正してもらいたいのだが・・・。 
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もっと古いのを見つけた。20053月、中林投手を擁して45年ぶりにセンバツ甲子園に出場した時の初戦、関西高校との対戦掲示板である。この時は高校の「高」まで記されていたんだな。だから塾高は「慶応高」→「慶応」→「慶應義塾」と表示が変わってきたということである。
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この日の入場者数は今大会第6日目までで最多となる54100と発表された。祝日とはいえ、2回戦が行われる1日としては異例の観客動員という。当然に当日券の販売はない。学校販売のアルプスチケット1800枚も2分で完売となったから凄いものである。
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青空と入道雲と甲子園。ああ、これぞ夏の甲子園、たくさんのお客さんでいっぱいである。気持ちのいい写真だ。(写真提供:OAK様)
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2023811日(土)
105回全国高校野球選手権大会(2回戦)
@甲子園球場
北陸 000 000 004 =4
慶應 113 220 00×=9
(慶)○小宅(7回)、鈴木(1回)、松井(1回)―渡辺憩
(北)●竹田、友宏、川上―平田
【三】宮脇(北)
【二】加藤、福井、小宅、渡辺千(慶)、小宅


(メンバー)
 丸田
Α“木
9 渡辺千
 加藤
7
 山本
 延末
ァ(^
◆‥亙娵
 ‐宅
H
 清原
1
 鈴木
1
 松井  
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試合前のノック。たまには森林監督のノック姿も。 
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外野ノックからはいつものように学生コーチの片山がバットを振る。
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春のセンバツ、仙台育英戦での試合前の片山の芸術的なキャッチャーフライに着いて書いたことがあったが、あの美しいキャッチャーフライをこの夏の大観衆の中でも見せてほしい。ところが一発目はバックネットにかかる失敗。

(関連ブログ)
【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<前半>


「さあ、ちゃんと打てるかな二発目?」とでも先輩を冷やかしながら楽しそうに片山のノックを見守る選手たち。左から八木、山本、丸田、千之亮、清原。なんて楽しそうな顔してるの(笑)。 
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そして片山が仰け反るような美しいフォームで今度は打ち上げた。 
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「イッタ―」とばかりに打ちあがったボールを指さし見上げる選手たち(笑)。 
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ボールを追いかけるの奥では両手を挙げて「ヨッシャー、ナイスノック」とばかりに両手を広げて喜び(?)を表す左は大村、右が加藤。まるで雨乞いでもしているようだ(笑)。面白いな。
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が捕球体制に入った。流石にここまで盛り上げて落球はカッコ悪い。ちゃんと捕れよ、とばかりに見つめる選手。 
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そして捕球後は、「よっしゃー、ナイスキャッチ」と喜びを全員が全身で表現する。真ん中で右手を高々と上げてガッツポーズをしているのは、補助要員としてノックの手伝いをした細井かな? 
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細井は県大会優勝後、「一番近くで大村の苦労や悩み、頑張ってきたところを見てきた。暖かい言葉をかけることでもっと頑張れると思った」と一枚の手紙を大村に送り、感動した大村細井の思いも甲子園で一緒に戦いたいと手紙を大阪に持参、初戦当日の朝にも読み直したという。

大村も主将として悩んだ時には最初に細井に相談した、といい、チームを一からつくり上げる過程を共有した
2人の間には固い絆が生まれた、という記事が神奈川新聞で紹介されていた。 
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そんな二人が試合前のシートノックで一緒に甲子園のグラウンドに立ち、ノックを楽しめたのは二人にとってのこれ以上ないご褒美となったことだろう。

(関連記事)
慶應大村主将の「相棒」 ベッドに格下「誓い」の手紙(230811神奈川新聞)


まあ、なんと元気が良くて明るくて楽しい最後のキャッチャーノックだったことか。大観衆の甲子園で緊張することもなく、そんな場所に立っていることも忘れて、まるで自分たちの日吉台球場でいつもの練習を楽しんでいるかのように楽しむ選手たちに、このチームの精神的な強さを見たような気がした。

先にノックを終えて三塁側の北陸ベンチに挨拶する選手たち。多くのチームは真顔でお先にありがとうございました、と挨拶するが、こんな笑顔で挨拶された北陸はきっとその明るさに圧倒されて、何だあいつらは!?と思ったことだろう。塾高も別に意識しての行動ではないが、塾高のこの明るさは、すでに北陸に先制パンチを食らわしていたのかもしれない。凄いよな。  
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片山コーチ、お疲れ様でした。 
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大観衆の前で試合前の挨拶。 
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試合開始の整列に向かう塾高選手。神奈川県の球場では、この目線(グラウンドの高さ)から写真を撮れる球場がないため、甲子園の内野席最前列から撮れたこの写真がとても新鮮でカッコいい。大好きな1枚である。
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写真に写っているのは一番右から大村、渡辺憩、鈴木、福井、八木、延末、安達。みんな本当に楽しそうな顔をしている。この甲子園に戻ってきて再び大観衆の間でで野球ができることが楽しくてたまらない、という表情である。本当、いつでもこの楽しそうな笑顔には見ているこちらまで沢山の元気をもらうのである。 

塾高先発はもちろん小宅。切れの良いストレートを気持ちよいくらいにビシビシ投げ込み初回を三者凡退で抑える。(写真提供:やーしー様)
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その裏、塾高は切り込み隊長丸田がショート内野安打で出塁。
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八木はワンボールからの二球目、ヒットエンドランを仕掛けるもレフトフライ。森林監督、初回から足を絡めて積極的な采配を見せる。
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渡邉千三振の時に丸田二盗、これが悪送球となり丸田は三進で二死三塁。  93108
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加藤がレフト前に強烈な打球の先制タイムリーで幸先良いスタートを切った。 
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先制点に盛り上がるベンチ。この試合、抽選前から三塁側内野席を確保していたため、普段はあまり見ることないベンチの表情も沢山載せてみます。 
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回表小宅は初ヒットを許すも安定した投球でこの回も簡単に抑えた。
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迎えるベンチ。  
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回裏、塾高は一死から渡辺憩がセンター前ヒットでチャンスを作ると8大村はライト前ヒットで一死12塁。 
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小宅も打撃はいい、センター前ヒットで一死満塁。 
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丸田は左足つま先に当たる押出の死球でこの回1点を追加して2-0とした。7番の下位打線からの三連打で繋げたチャンスからの得点、塾高らしい得点である。
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回裏、塾高は先頭の藤が四球。ベンチからサインを送る森林監督。 
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延末は初球をレフト前ヒットで無死12塁とチャンスを広げた。 
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福井バント2つ失敗の後空振り三振で一死12塁から7渡辺憩はレフト前にタイムリーヒット
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二塁から加藤生還して3-0とリードを広げた。 

大村はショートゴロエラーで一死満塁から小宅のショートゴロの間に更に1点追加し4-0.

丸田がセンター前ヒットで続きこの回3点目で5-0とリードを広げた。
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昔から塾高野球部を応援して下さっている方は、2005年塾高が45年ぶりにセンバツ甲子園に出場した代にショートを守っていた渕上と丸田がダブらないだろうか。

渕上も歌舞伎の女形が似合いそうなとても色白美白で優しい顔をしている逞しい野球選手からのイメージとは遠い選手だったが、そのショートの守備はピカイチで、打撃も渋くここ一番でいい活躍を見せた人気選手だった。大学でも大活躍をしたな。


美白の王子、丸田の活躍を見るたびに渕上を思い出すのである。ユニフォームを黒くしながらの活躍に伴い、今大会、益々人気を集めそうだ。優勝に向かって丸田の活躍は必須。もっともっと暴れてくれるだろう。この表情は丸田ファンにはたまらないだろうな。   
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(関連ブログ)
【関東秋季大会観戦記】祈る!甲子園出場(Part2


3
回に(または3回までに)得点をあげる、このルールは甲子園でも続いていた。この夏、塾高は県大会からこの試合までの計7試合中6試合で3回に得点をあげている。3回はこの夏のラッキーイニングとなっている。

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回裏、四球の渡辺千加藤タイムリー二塁打で生還し追加点をあげた。なおも一死2塁から福井がレフト前にタイムリーヒットでこの回2点目、7-0とリードを広げた。福井は外角のボールを左手一本の大きなフォロースイングで器用に拾った。こういう打撃が上手である。 
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回までで10安打で7得点。10安打のうち長打はこの回の加藤の二塁打だけであとは単打である。どこの打順からでもチャンスを作り、繋ぎの野球で点を積み重ねる塾高らしい自分たちの野球が、この甲子園初戦、大観衆の前で出来ているのが本当に素晴らしい。試合は完全に塾高ペースで進んで行った。

小宅は自分のペースで4回まで1安打の好投。5回二本のヒットで二死12塁と初めて得点圏にランナーを許した。あまりない角度からの写真。 
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次打者は三遊間の深いゴロ、これを八木が踏ん張りノーステップで素早く一塁送球、間一髪でアウトにした。素晴らしいファインプレーである。奥のブルペンで練習していた鈴木がこのファインプレーに口を開けて驚いている顔が写真に写っていて面白い。  

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この試合12安打を放った塾高打線で八木だけがノーヒットで終わったが、この試合で再三の好守備を見せた八木のプレーは何本かのヒットに値する素晴らしいものだった。甲子園で八木の守備が一段と成長した気がする。物凄く伸び伸びとプレーをしているのが印象的である。逞しいな。  
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八木を迎える森林監督。 
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回裏、塾高は小宅の二塁打、八木の四球でチャンスを作り、渡辺千左中間二塁打2点を追加、9-0とリードを大きく広げた。 
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回終了して暑さ対策の10分間休憩。阪神園芸さんによる入念んアグラウンド整備も行われる。グラウンド整備の車を見てびっくり。前後からシャワー状の水を撒きながらのグラウンド整備車である。さすが甲子園、持っている武器が違うな、と感心した。 
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回裏、塾高はこの試合初めての三者凡退に終わる。ベンチに戻る北陸の選手。ユニフォームは昔の阪急ブレーブスである。
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小宅は終始安定した凄みのある投球を見せた。6も三者凡退。7、先頭打者に二塁打を打たれるも後続三者をしっかりと抑えた。

7回裏、塾高は小宅に代わり代打清原がアナウンスされると、内外野から大歓声が起きた。個人の選手に対するこんな大きな声援は清原以外には起きないだろう。ちょっと感動するほどの大声援である。

清原のバットに大観衆の期待がかかる中、強烈な打球はレフト正面のライナーだったが、アウトになってもベンチの戻る清原には大観衆から拍手が降り注いだ。    

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8回からは鈴木が登板。1回を1四球を挟んで4人で片付けた。センバツではベンチ入りも登板機会はなく、この夏、堂々の甲子園デビューである。(写真提供:やーしー様) 
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回裏、途中から守備に入った山本。いい当たりのセカンドゴロ、折角だから写真を。 
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回表最終回、塾高は松井がマウンドへ。(写真提供:やーしー様)
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ヒット、三振で一死1塁からストレートの四球で一死12塁とランナーを背負った。点数がこれだけ開いている中でストレートの四球はいただけない。マウンドに内野陣が集まり、大村は「何やってんだ」とばかりに松井の頭をポンと叩いた。ベンチから伝令が走る。  
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大村松井に何やら話しかけている。こういう時に大村はリラックスさせるような言葉をかけているんだろうな。松井の表情も明るい。
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次打者は一塁ゴロで二死23塁と勝利まであと一人とする。 
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しかし、次打者代打宮脇に三塁打を打たれ2を返された。 
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なおも二死三塁から友広にレフトへツーランホームランを打たれ9-4と追い上げられた。友広は北陸のエースだが、福井大会初戦で右ひじを故障したとのことで、背番号1は付けながら先発のマウンドは2年生の竹田に譲った。4回途中からマウンドに上がったが塾高打線の勢いを止めることはできなった。

本当はベストコンディションでマウンドに上がりたかっただろうが、甲子園への思いを最後にバットでぶつけた。ベースを回る友広の表情が清々しい。 
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マウンドには再び大村が。松井のこの顔(笑)。何とも言えない顔だな。
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大村はスコアボードの方を指さしている。「お前、この点差見てみろよ」とでも言ってるのだろうか。  
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まあ、まだ5点差あってツーアウトなので流石に心配はしてないが、接戦だったら笑ってられない。神奈川県大会横浜との決勝で見せたあの気合の投球がこの日は見られなかった。点差がありすぎて気持ちに緩みが出たかな。まあ、らしくてこれからの試合に向けていい経験になったかもしれない。

次打者、打ち取ったものの、どん詰まりの内野安打、点差がなかっらとても嫌なヒットである。しかし最後はサードゴロで試合終了。
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(以下3枚写真提供:やーしー様)
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大村、いい笑顔だね。戦った同士にしかわからない清々しさや力を出し切った満足感がある。 
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北陸の選手もいい表情をしている。
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夏の甲子園で歌う塾歌。935,936,937,943
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大応援団に勝利の報告。 
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北陸選手は自分の応援団への挨拶後、1塁側塾高応援スタンドに向かって挨拶をした。新鮮だな。ちょっと感動でsる。 
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スコアボード
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さあ。3回戦は優勝候補広陵(広島)との対戦。センバツで仙台育英と素晴らしいガチンコ勝負を行うことができてとても楽しかった。今度はあの名門広陵と対戦できるなんて、もうワクワクドキドキである。僕らの時代は雲の雲の上の存在だったから名前負けしてしまう気持ちがあるけど、WBCの決勝前の大谷君のコメントじゃないけど憧れてしまう存在だった。

でも、今の塾高野球部にはそんな気持ちは少しもなくて、あの甲子園の大舞台で、大観衆の前で堂々とした試合を見せてくれることだろう。ああ、なんて素敵なんだろう、本当に楽しみである。


甲子園優勝への道ブログも次戦までに観戦記を書くミッション、またもやギリギリでミッション完了です。神奈川県大会準決勝の東海大相模戦の観戦記は時間がなくて書くのがしんどかったが、今回は昨日の雨天順延がラッキー、日程に余裕ができて完成できました。だから、明日の試合、塾高は王道の勝利をあげるような気がします。しかりと打ち勝って強い塾高を見られるような気がします。

塾高のエンジョイベースボールや、髪が長くてオシャレ、爽やかそうに見えるなんて取り上げられる記事も目立つようになってきたこの大会。森林監督の古い野球を変えようとする新しい取り組みや考え方なども記事で目にする機会が増え、多方面から注目をより浴びるようになってきた塾高野球部。

エンジョイベースボールとかいってニコニコ笑って野球やってるんじゃねえ、髪の毛切ってこい、などいまだにちゃんと理解されていない部分もあるだろう。

でもそんな人たちに塾高の野球をしっかりと見ていただくとてもいい機会なのである。厳しい練習、高い意識、自分たちで考えて行動する力、全員が同じ方向を向いて高いレベルでそれぞれができることをしっかりとやってチームができている。


試合で勝てるかどうかは、個々の部員たちがどういったアクションを起こし、それがきちんと機能したかどうかに尽きる。レギュラーであってもスタンドで応援する控え部員であっても、個々の部員たちが自分のすべきことをきちんと自分で考え理解し、そこに向けて一生懸命努力し、それぞれの仕事をきちんとこなし、野球を愛して、野球を楽しんで、チームの勝利を全員で目指す、それが楽しいんだ。

チームの全員で一つの『作品』を作る、それがエンジョイベースボールである。


「エンジョイ」、そうは思ってもなかなか簡単に実行には移せない。でも、そういう意識を持って日々取り組むか取り組まないかでは一年後に大きな差となっている。少なくとも塾高野球部は全員がそういう意識を持って取り組んでいるように感じるし、その力は甲子園という大舞台を経験ることで更に大きく育って行く。

その成長を野球を通して感じ、応援し、一緒に楽しむことができる、だから高校野球は面白いし、塾高野球部は楽しいのである。


県大会、そして今大会と笑顔がたくさんの写真が多い。僕も「笑顔」がいいな、と何回書いてきただろう。でも彼らは笑顔の裏にある厳しい練習と、本来野球は楽しいんだ、という原点を理解しているから、そういう笑顔が自然と出てくるのかもしれない。それが塾高野球部の強さなんだな、と県大会とこの初戦を見て改めて強く感じるようになった。

勢いで書いたのであまりまとまりがなくてすみません。まあ、とにかく楽しみということです。皆さん、気持ちを昂らせながら熱い応援をしていきましょう。

3回戦

816日(水)

対広陵(広島)

第二試合(1035



popo0803 at 00:42|PermalinkComments(4) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年08月10日

【観戦記23-09(後半)】横浜(決勝:230726)

(前半から続く)

105回全国高校野球選手権記念大会、横浜との決勝戦観戦記後半です。

(関連ブログ)

【観戦記23-09(前半)】横浜(決勝:230726


3-5
2点ビハインドで迎えた塾高最終回の攻撃。負ければ三年生は高校野球最後の試合となる。このまま終わって高校野球生活を終えるのか、それとも横浜に勝って、春、あの楽しかった甲子園にもう一度戻ることができるのか?今度は神奈川単独代表として夏の甲子園でプレーすることができるのか?

全てはこの最後の塾高の攻撃にかかっている。大観衆が見守る中、塾高は代打の切り札安達が送られた。今春のセンバツでの仙台育英戦で1点ビハインドの最終回、同点タイムリーを打って甲子園を大いに沸かせたのは忘れられない。

塾高スタンドの大声援を受けて安達はカウント2-2からの5球目を叩くと打球は鋭い当たりで三遊間を破りレフト前ヒットで先頭打者が出塁した。安達、なんと勝負強いのだろう。
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一塁へ走りながら右手拳をベンチに向けて叫びながら走る安達。男だな! 
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「さあ、着いて来いや!」とばかりに両手を力強く大きく振り上げて、ベンチ、そしそれ以上にスタンドで応援する仲間たちに向かって鼓舞する安達WBCの大谷を意識した、とは新聞にコメントが載っていたが、チームのムードメーカー安達が最高の盛り上げ場面を作ってくれた。  
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この安達のヒット、2008年に塾高が決勝戦で東海大相模との激闘を制し、46年ぶりに夏の甲子園出場を決めた試合を見ていた方なら、あの時のシーンがダブって見えたことと思う。

東海大相模戦、やはり2点をリードされて迎えた最終回9回表の塾高の最後の攻撃。2点取らなければ終わってしまう。今回の横浜戦と同じ状況だ。

先頭打者、代打で普久原が打席に立った。その体型から「慶應のドカベン」と呼ばれ、ピンチの雰囲気を変えるムードメーカーとして力を持っていた。

その普久原がヒットで出塁者代打で出塁し、ベンチもスタンドも大いに盛り上がり、その後同点に追いつき、延長戦で試合を振り切って
46年ぶりの夏の甲子園出場を決めた試合だった。僕の中ではこれまで塾高の試合を見てきた中ではNO.1の試合であった。

(関連ブログ)
(観戦記:前半)東海大相模(080727:決勝戦)
(観戦記:後半)東海大相模(080727:決勝戦)


いつもは伝令でマウンドへ走る安達。大きな体とその優しい笑顔はとても良いムードメーカーである。その安達の逆転を呼び込む先頭打者代打ヒットには、普久原のあのヒットを思い出した昔からのファンもたくさんいたことだろう。

安達の代走に村上。しかし1塁牽制帰塁時に右肩を痛めた。 
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村上の代走に足立
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打席は今大会絶好調の丸田。この試合もここまで左腕杉山を苦にせずに三塁打とヒットと当たっている。丸田のバットに期待がかかる。

そしてワンストライクから強振した打球は強い当たりのセカンドゴロ。横浜セカンドがさばき、二塁に入ったショート緒方に送球、緒方から
1塁へ送球、しかしここは俊足丸田の足が速く1塁はセーフ。一死1塁か・・・・、と思った時、2塁ランナーはセーフとの判定

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塁ベースで捕球とともに右足でベースを蹴り、土ぼこりが舞う中、一塁へ送球したように見えたが、二塁塁審の判定は緒方の足がベースにタッチしていなかった、というもので記録は緒方のエラーとなった。

横浜ベンチからは二度にわたって確認のために塁審の元に選手を送り、確認する事態となったが判定が変わることはなかった。 

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一死1塁と無死1、2塁では全く大きく試合が異なってくる。この試合の行方を左右する終盤の局面での判定は、翌日の新聞やネットでも大きな話題となった。

勝敗を分けたプレーの判定に横浜の元部長・小倉さんはビデオ判定の必要性を唱え、横浜野球部
OBのタレント上地雄介はリプレー検証の導入を求めた。プロ野球で活躍したOB愛甲は「横浜せは当たり前のプレー、高度なプレーに審判がついていけなかった」など様々な声が伝えられた。

この場面を拡大しスローモーションで流すYouTubeもたくさん出てきた。ただ、どの動画を見ても、緒方の足が明確にベースに触れていることを確認できるものはなかった。ミリ単位のタッチだったのかもしれないが、明らかにアウトだと確認できる画像、動画はなかった。

横浜の村田監督「生きるか死ぬかの試合。あれをセーフと言われたら一生懸命やっている高校生がどうなのか。後味が悪い。完全にこっちから見ても余裕のアウト」とコメントを残した。これについてはタイミングはアウトは誰もが認めるところ、タイミングじゃなくてべースタッチしてるかどうかの問題、と突っ込んでしまうが。

真相は当事者の緒方にしかわからない。でも、きっと土を蹴っているのかベースを蹴っているのか感触としては緒方でもわからなかったかもしれない。そのくらい流暢なプロ注目の名手緒方のプレーだったのである。

愛甲が言うところの「横浜ではあれが当たり前のプレー」と言いたくなる気持ちもわからないことはない。ただ、プロ野球ではないのだから、誰が見てもはっきりとアウトとわかるプレーをするのも技術の一つである


この場面については色々なコメントが書かれているが、THE DIGESTに掲載されていた記事が一番しっくりときた。元プロ野球審判員の坂井遼太郎氏のSNSでのコメントからの紹介を中心に書いたこの記事は要約すると、

映像は何度も見たが確証ある映像はなく、プロ野球のような映像判定があったとしても判定が変更されることはなかっただろう。

ただ一つ言えることは、この判定は試合の勝敗を左右する局面かつ、タイミング的には悠々アウトのプレーにも関わらず『セーフ』をだしたということは、当該審判は確信をもって『セーフ』の判定をしたといいうこと。


プロ野球の審判は職業審判なので、多少の批判は理解できるが、アマチュア野球の審判の方が必要以上に批判されている姿は、とても悲しい気持ちになる。仮に判定が正しかったとしても、SNSでこの審判が受けたダメージは消えず、SNSで批判さることは想像以上のダメージ。

このプレーより、この後のホームランを打った慶應義塾の渡邉千之亮選手を称賛する方が、本来のスポーツのあるべき姿。


というもの。

(関連ブログ)
横浜VS慶應で起きたベース「踏んだ」「踏んでない」論争とは?元NPB審判が「判定が変更されることはない」と説明する理由(2023.7.28 THE DIGEST


試合に戻ります。無死12塁から八木は送り一死23塁とワンヒット同点の場面を作り、打席は渡邉千之亮。初回に杉山のチェンジアップに空振りの三振となったが、その後の三打席はしっかりとボールを見極めて3つの四球を選んでいる。ボールはしっかりと見えている。

ツーボールから空振り、ファール、ファール、ボールのフルカウントからの7球目、杉山の甘く入ったチェンジアップを千之亮は見逃さなかった。
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(写真提供:若原様)

強振した打球はレフトへ高く上がる。レフト上田はフェンスに張り付く。大観衆が打球の行方に注目した。そして打球はレフトスタンドへ。劇的な逆転スリーランに球場全体がどよめいた。
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負ければ高校野球で最後の打席になる。どんな結果でも全力で楽しんでやろう」という気持ちで打席に入ったという。

春季県大会では
5本の本塁打を打ちその怪力ぶりに驚かさせられたが、この夏は長打がなかなか出ず、やっと準決勝の東海大相模戦でこの夏初本塁打が出た所だったが、この大一番、ここで頼む!の場面で千之亮が大きな、本当に大きな仕事をしてくれた。

多くの慶應ファンの夢をバットに乗せてスタンドまで千之亮が魂を込めて運んでくれたのである。 
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(写真提供:やーしー様)
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さあ、6-5と逆転して1点リードで迎えた最終回、横浜の攻撃を迎える。鈴木に代打が出たため、最終回のマウンドは松井に託された。センバツまでは背番号1を付けていた松井

春季県大会から小宅にエースナンバーは譲ったが、最上級生の頼れる投手としての存在感は光るものがある。そしてそこには松井最上級生投手としての意地があった。


とはいえ、横浜相手の決勝戦1点差。過去にこういう場面でひっくり返されて逆転サヨナラ負けの痛い目にあったこともある。そういう場面をたくさん見てきた者にとっては、とても怖いのである。最終回のマウンドに立つ松井には多くの選手が任せたぞ!の声をかけた。

安達松井に声をかける。
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松井はどんな心境でマウンドを迎えたのだろうか。今まで松井で抑えた試合もあった。松井で打たれた試合もあった。この大一番で、塾高野球部の歴史を塗り替えようとしているこの大一番でクローサーを任された松井

普通であれば耐えられないプレッシャーを感じることだろう。でも何度も何度も厳しい場面を乗り越えてきた松井の表情から不安は感じなかった。とても冷静なのである。

それは自信から来ているなのかもしれない。とにかく、大勢の塾高野球部を応援している関係者、ファンが「松井、頼んだぞ!」と祈るような気持ちで松井をマウンドに送り出したことは間違いない。

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清原松井の背中を押す。 
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飯田松井に水を渡す。力水だ。
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大村は何を松井に声をかけたのだろう。 
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大村松井の右肩をポンと叩く。もうここは「任せたぞ!」の言葉以外にかける言葉はない。 
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鈴木佳門がアイスを松井の首に当てる。もう、みんなが松井のためにできることを精一杯やって、祈るような気持ちで松井頼んだぞ、でマウンドに送りだしたのである。ちょっとしたドラマを見ているようであ。 
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皆に声をかけられての松井。その表情は「任せろ!」と余裕と自信に満ちた表情に見える。

「胃液が出るような緊張を楽しもう」。まだまだ高校生の彼らだけど、社会に出たらなかなかこんなピンチ、プレッシャーは経験できない。胃が痛むような場面でも「これを切り抜けられたら最高だ」という気持ちでピンチを楽しむ、それはまさにエンジョイ・ベースボールなのである。

松井は今、エンジョイ・ベースボールのど真ん中にいる。ど緊張を楽しもう、とでもいったような松井の表情。何だかいいなこの雰囲気、この写真。

パソコンでご覧いただいている方は、是非ともこの写真を拡大して松井の表情をご覧いただきたい。

口元をきりっと引き締め、これから向かう戦いの場にとてもいい表情をしているのである。これまでの松井の戦績、頑張り、抑えた場面、打たれた場面、その悔しさ、背番号1から背番号11へなどを見てきただけに、今、最後の大舞台に向かう松井の気持ちを察すると涙が出てきそうな一枚の写真である。 

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そしてマウンドに上がった松井は、実に自信に満ち溢れた堂々としたピッチングを見せた。
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番、9番とレフトフライに打ち取る。フェンス手前の大飛球にはヒヤリとさせられたが。
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さあ、優勝まであと一人。
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しかし、二死から1緒方にストレートで四球を与えた。怖い、とても怖い。横浜が相手だから余計に怖いのである。マウンドに大村が伝令で走ってここは一呼吸入れた。  
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松井の背中をポンと叩く。松井、頼む!お前しかいない!  
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横浜は代打山崎。あと一人がドキドキである。 
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塾高応援スタンド。 
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山崎の打球はレフトへのフライ。打球を追う目線の松井。 
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打球はショートフライだった。八木がレフトの方に走りながら落下地点で構える。名手八木とはいえ、グローブの中にボールが収まるまで安心して見ていられない。どうなる、捕ってくれ。祈る気持ち。そしてついに八木が捕球した。試合が終わった、優勝の瞬間である。 
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マウンドでまずは飛び跳ねる。 
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松井が抱き合い、奥からは宮尾が駆け寄る。
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そして全員がマウンドへ。 
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(写真提供:やーしー様)
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(以上3枚写真提供:若原様)


まずは日本一への通過点、でも絶対に掴みたかった大きな通過点、61年振りの神奈川県単独優勝である。 
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奥で涙を流しているのは誰だろう? 
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整列後、健闘を称えあう両チーム。
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(以上3枚写真提供:やーしー様)

大村と横浜緒方主将。  

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神奈川で聞く最後の塾歌。さあ、次は甲子園であと5回塾歌を歌おう。  
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悔し涙の横浜。
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(写真提供:やーしー様)

スタンドへ優勝報告。

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違う角度から。
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(以上2枚写真提供:やーしー様)

丸田(一番右)は天を仰いで涙を流す。
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まだまだ笑顔の写真が続きます。 
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大村も涙。お疲れ!良かったな、おめでとう、キャプテン。立派にチームを引っ張ってくれた。 
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みんなスタンドの仲間の顔を見て緊張が解かれたこともあるのか、うれし涙を流す。
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大村と抱き合い喜ぶ丸田。この夏の丸田の活躍はMVPもの。素晴らしい切り込み隊長だった。
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ここは笑顔でスタンドの仲間の声援にこたえる大村
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(写真提供:やーしー様)

小宅渡辺憩。ナイスバッテリーだった。
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(写真提供:やーしー様)


ベンチでうれし涙に頭をうずめるのは福井。 
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(写真提供:やーしー様)

大村の頭を「お疲れ、よくやった」とばかりにポンと叩く森林監督
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(写真提供:やーしー様)

森林監督の表情も柔らかい。「もりばやしが足りない」の応援は十分に届いた。
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そして目頭を押さえる。
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(写真提供:あやたか様)

森林監督インタビュー。 
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スタンドの声援に応える森林監督。その目はとても輝いていて、監督、とえもいい表情です。
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(以上2枚写真提供:あやたか様)

大村  
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そして逆転スリーランの渡邉千之亮。 
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表彰式
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(写真提供:やーしー様)

メダル
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行進
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(写真提供:若原様)

胴上げ。
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(関連)

230726)胴上げ三連発


さあ、いよいよ甲子園での戦いが始まります。「甲子園の借りは甲子園で返すしかない」、センバツでの仙台育英との素晴らしかった試合、でも惜しくも敗戦。この夏は思いっきり暴れてもらいましょう。本当にワクワクするこの夏の戦いです。

一戦一戦一投一打に魂を込めて、あと
5回、塾歌を歌おう。日吉台球場に昔から貼られている「慶應日本一」の夢を叶えよう。ああ、とても楽しみです。まずは初戦の北陸戦。塾高らしい試合でしっかりと勝利を掴んでもらいたいです。

この応援ブログも決勝戦の観戦記、何とか甲子園初戦までに間に合いました。まずはギリギリでミッション完了です(笑)。

「甲子園への道ブログ」として頑張って書いてきましたが、ここからは「甲子園優勝への道ブログ」とグレードアップして書けたらいいな(笑)。

僕は
10日の夜行バスで大阪に乗り込みます。いざ、出陣!!!皆さんもこの観戦記を読んでくださって、改めて気持ちを昂らせて応援に向かっていただくことができればサイコーです!

楽しみにワクワクして塾高野球部を応援していきましょう。


2回戦
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11日(金)
対北陸(福井)
第三試合(1310〜)

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popo0803 at 02:18|PermalinkComments(17) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年08月07日

【写真】大逆転劇はこの一打から始まった

神奈川県大会決勝の横浜戦、最終回の大逆転劇は、代打安達のこの一打から始まった。

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popo0803 at 23:56|PermalinkComments(9) 塾高野球部(22年8月〜) | 写真

2023年08月06日

開会式(2308036)

甲子園、いよいよ開幕しました。開会式はテレビ観戦。
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年ぶりに出場校のベンチ入り選手全員が入場行進に参加。今夏からベンチ入りメンバーが18人から20人に増え、史上初めて背番号1920を付けた選手が行進に参加した。

NHK
の塾高チーム紹介は「神奈川大会決勝では9回ホームランで逆転。好調な打撃を支える合言葉は「センター返しで恩返し」です。恩返しの合言葉は選手それぞれということです。」  
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塾高は東海大甲府と日大三に挟まれて。
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選手宣誓は高知中央の西岡主将。整列している時に一生懸命口を動かして宣誓の練習をしているのがわかる(笑)。そして手で汗を拭いてとても緊張している様子が伝わってくる。可愛いな(笑)。頑張れ~。 
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そして選手宣誓は立派だった。 

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私たちは第
105回という節目の年に夢の甲子園球場に立てていることを誇りに思います。

しかし、ここにたどり着くまでたくさんの壁や困難がありました。それを乗り越えられたのは、ともに絆を深め合った仲間、監督、コーチ、そして、たくさんの方の支えがあったからです。

追いかけ続ける勇気さえあれば夢は必ず叶う、そう信じ、全国高校球児の思いを一投一打に込め、全力で戦い抜くことを誓います。


夜も寝れないくらい、ずっと口づさんで練習したそうだ。内容はほとんど自分で考えたといい、「追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ず叶う」はウォルト・ディズニーの名言から引用。初出場の高知中央だからこその、なかなか心に響いた選手宣誓だった。 
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「栄冠は君に輝く」を作曲した古関裕而が今年、野球殿堂入り、その功績を称えるため山崎育三郎が歌唱した。「栄冠は君に輝く」は僕も好きだけど、メロディーはもちろんのこと、歌詞もとても素晴らしい。特に二番の歌詞、

風をうち 大地をけりて
悔ゆるぎなき 白熱の力ぞ 技ぞ
若人よ いざ 一球に 一打にかけて
青春の 賛歌をつづれ
ああ 栄冠は君に輝く


は本当にその通り、心に沁みる。

この夏の塾高野球部、一球一打にかけて、そこに熱き青春賛歌を綴ってほしい。そして栄冠を掴んで欲しい。

楽しみこの夏が始まりました。





popo0803 at 15:36|PermalinkComments(0) 塾高野球部(22年8月〜) 

2023年08月03日

甲子園、初戦は北陸高校と対戦!

第105回全国国高野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われた。14時からバーチャル高校野球で中継を見る。どこと対戦するのか、いつになるのか、もうドキドキである。
 
僕は6日の開会式はもうチケットが入りそうにないし、7日だけは絶対に外せない会議があるので、そこにあたってしまったら会社が休めず悲しいな、と思っていた。そんな色々な思いがあって、とても緊張しながら中継を見た。
 
抽選前の会場の様子が写されると、松井、笠井らを発見。テレビ司会者は塾高の選手だともわからず、「最近は髪の毛の長い選手たちも増えてきました」と(笑)。
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抽選が始まり、どんどん枠が埋まっていく。当たって欲しくない6日、7日は割と早めに埋まっていった。
 
一方で11日からは三連休、混雑もするだろうし、万が一塾高の試合があたらなくても甲子園まで見に行ってもいいな、と思いチケットをあらかじめ写真席として買っていたのだった。だから三連休の試合は一番望むところだった。
 
やがて、「慶應義塾高校」とコールされ、大村がくじを引いて会場に見せて読み上げた。「A21」と。大村はしっかりと期待に応えて11日(金・祝)の第二試合を引いてくれたのだ。まだ対戦相手は空白だったが、ここは思わず「ヨッシャー」と叫んでしまった。
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やがて、塾高の対戦対手となる空いている枠には北陸(福井)が入ってきた。初戦の対戦相手の決定である。
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抽選会が終り、アップで写った大村。大役、お疲れ様でした。
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結局、塾高は8月11日(金・祝)の2回戦、第三試合で北陸(福井)と対戦。勝てば次は8月15日(火)3回戦で戦前予想では最強豪チームのひとつである広陵(広島)と対戦するかもしれない。

春の選抜、仙台育英との試合も負けてしまったがとても素晴らしい暑い試合で感動した。
広陵戦を迎えることができたとしたら、やはり大変な試合となるだろう。お互いに1試合を経験して甲子園の雰囲気にも慣れ、中3日で迎える3回戦は、まだそんなに疲れてもおらず、お互いにいいコンディションで対戦することだろう。とても熱く中身の濃い素晴らしい試合を繰り広げることと思う。そんな試合が見られたら幸せだな。

なんて先のことは考えず、今回センバツから再び戻ってこれた甲子園。春は仙台育英に惜敗したので、この夏は
まずは初戦の北陸戦にしっかりと勝って、甲子園で塾歌を歌いたい。
 
今回の甲子園は優勝までの5試合、全部観戦に行くつもりです。ああ楽しみだ、頑張れ、塾高!!
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popo0803 at 23:02|PermalinkComments(4) 塾高野球部(22年8月〜) 

【観戦記23-09(前半)】横浜戦(決勝:230726)

105回全国高校野球選手権記念神奈川大会、塾高は2点を追いかける最終回、渡邉千の劇的な逆転スリーランにより6-5で横浜を下して春夏連続の甲子園出場、夏は5年ぶり19回目の甲子園出場を決めた。 
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前回2018年に出場した第100回およびその前に出場した2008年は第90回と共に記念大会で神奈川は南北の代表にわかれ、塾高は北神奈川代表として出場した(横浜は南神奈川代表)。神奈川から1校だけ単独出場する神奈川代表としては、1962年以来61年振りの出場となる。

神奈川の横綱である横浜、東海大相模を破って甲子園に出場するのは夢だった。いつかそんな日が来たらいいなと思っていた。そして今大会、準決勝では昨夏に敗れた東海大相模を6回コールドで圧倒し、そして決勝で横浜との頂上決戦を激闘で制し、その日が実現したのである。

(関連)
【観戦記23-08】東海大相模(準決勝:230724)

平日にも関わらず球場の周りには早くからファンが行列を作り、塾高と横浜の決勝を楽しみにしていた。神奈川を、いや全国を代表する横浜高校という素晴らしい相手と、決勝という素晴らしい舞台でガチに試合を行い、そして素晴らしい戦いができたこと、勝利を掴めたこと、その場で観戦できたこと、たくさんの感動をいただいた事、本当に嬉しく思います。

また、夏の甲子園に連れて行ってもらえる。塾高野球部に沢山のありがとうです。

2023726日(水)
105回全国高校野球選手権記念神奈川大会(決勝)
@横浜スタジアム
塾高 002 001 003 =6
横浜 000 013 100 =5
(慶)小宅(60/3)、○鈴木(2回)、松井1回−渡辺憩
(横)●杉山−椎木
【本】萩(大会第54号)、峯(大会第55号)(横)、渡邉(大会第56号)(慶)、
【三】丸田(慶)
【二】八木(慶)、杉山(横)
試合時間2時間44分(中断19分)


(メンバー)
数字は打数-安打-打点-四死球
丸田   5-2-1-0
八木 3-2-1-0
渡辺千 2-1-3-3
加藤  5-0-0-0
延末  4-3-0-1
福井  4-1-0-0
大村  3-1-0-0
H 
清原  1-0-0-0
4
 宮尾  1-0-0-0
渡辺憩 2-0-1-1
 ‐宅  2-0-0-0
1
 鈴木 
H
 安達  1-1-0-0
R
 村上 
R
 足立 ―
1
 松井 ―
    
計 33-11-6-5

<横浜>六大学で対戦する選手も出てくるので記録に残しておきます
緒方 4-1-0-1
Ь綸 3-0-0-1
7
萩原
H
山崎 1-0-0-0
椎木 3-1-0-1
7山 2-0-0-0
3
小泉 2-1-1-0
┛ど 3-0-1-1
3-1-1-1
/山 4-1-1-0
グ雕 2-0-0-0
5
青木 1-0-0-0
H
井上 1-0-0-0
4-1-1-0

計 33-6-5-5

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スタンドに挨拶。
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横浜は全校生徒応援?スタンド超満員である。
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1
塁側スタンドも応援者でいっぱい。各地方大会の決勝戦をネットやテレビで見るが、神奈川ほど入っている球場はないのではないだろうか。さすが、神奈川高校野球ファンの熱は凄いのである。
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さあ、試合開始です。ベンチに戻る選手に対して大村が大きな声をかけてチームを鼓舞する。そこには選手みんな、この試合が楽しみで仕方なかったという笑顔でいっぱいである。
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(関連記事)
突然の松井のグ―パンチ?作品作りを楽しむ笑顔に強さを感じた

塾高小宅、横浜杉山、もちろん両エースが先発。

小宅はここまで4試合に登板し211/3を無失点に抑えてきた。四死球も4と相変わらずコントロールが良く、クレバーな投球でチーム打率424厘と好調な横浜打線を抑えたい。 
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杉山は準決勝の横浜商戦で登板せず、中4日の万全の状態での登板だ。最速147キロのストレートに加え、カーブ、スライダー、チェンジアップ等の変化球をなかなか打ち崩すのは困難である。
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1回表、塾高は一死から八木が二塁打でチャンスを作る。今大会、打撃は絶好調の八木、左打者だが左腕杉山を苦にしなかった。 
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片膝つきながらちょいとお茶目ポーズでベンチに手を挙げる。
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打席は3渡邉千。東海大相模戦ではやっとホームランが出て前半不調だった打撃も上向いており、この試合も渡邉千のバットに期待がかかったが、ここは杉山のチェンジアップに空振り三振。4加藤もショートゴロで無得点に終わる。
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1
回裏、マウンドの小宅。 

横浜は先頭の緒方が初球をレフト前ヒット。小宅、機動力を警戒し牽制を入れる。
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2
上田はカウント2-2からヒットエンドランを仕掛けるがファール、もう一球ヒットエンドランを仕掛けてきたがここはレフトフライでワンアウト。横浜、足を絡めて積極的に揺さぶってきた。

一死1塁三番椎木にもフルカウントからセンター前ヒットで緒方はいっきに3塁まで進み一死13塁と小宅は初回からピンチを背負った。

ベンチから安達が伝令でマウンドへ。初回に先制点を取られて、杉山にスイスイと投げられるのが避けたい。ここは何としても抑えたいところだ。 
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4栗山は初球を簡単に打ってのショートフライ。しんどい場面、ここは助かった。

二死13塁で打席は6阿部1年生ながら準決勝までの全試合6試合連続ヒットで打率は野手最高の611厘と一番勢いに乗っている打者である。ここで打たれると横浜に勢いがつく。初回だけど、この試合の流れを相手に渡さないための大きな勝負である。

ワンストライクからの2球目を打つとピッチャーゴロ、ここは小宅がしっかりと抑えた。大事な場面で阿部を抑えた小宅、右拳を軽く握るが派手なガッツポーズを取るわけでもなく、「ああ、抑えられて良かった」とでも言っているような、ニコニコした表情でベンチに戻る。彼もクレバーな野球少年だ。 
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2
は両チームともに三者凡退。試合が動いたのは3回表、塾高の攻撃。塾高は今大会6試合、すべて3回までに先制点を取っており、6試合中5試合が3回に得点をあげている。塾高にとってのラッキーイニングなのである。

横浜戦もラッキーイニングは生きていた。先頭の渡辺憩がサード悪送球で出塁。横浜サードの稲垣はシートノックの時から送球が定まっていないのが目についたが、試合でそれが出た。出たな、という感じである。

小宅送りバント2球失敗してカウント2-2小宅もバッティングはいいが、杉山からはなかなか打てない。少ないチャンスを作りプレシャーを与えたい。スリーバントを試みると今度はしっかりと成功、一死2塁と得点圏にランナーを進めた。 
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そして打席は今大会、塾高の切り込み隊長として打率684厘と絶好調の丸田。左対左だが、何とかしてくれそうな気配がある。そして丸田が期待に応えた。ワンボールからの2球目を左中間へ打ち返す。
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2
塁から渡辺憩が生還し塾高が1点を先制。丸田は俊足を飛ばし一気に三塁へ。左の杉山を苦にしない見事なタイムリ三塁打である。丸田、カッコ良すぎである。本当に頼りになる切り込み隊長、王子である。 
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塁上で両手を振り上げ、ベンチを煽る姿はWBCメキシコ戦での大谷だ。ちょっと控えめかな(笑)。
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一死3塁で八木は初球をセンターへの犠牲フライ。これもセンターフェンス手前まで飛んだ大きな飛球だった。
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丸田余裕のホームインで2点目。  
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しっかりと仕事をした八木も笑顔でベンチに戻る。八木も本当に打撃が逞しくなった。丸田、八木の1,2番コンビは強力である。 
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塾高の3回のラッキーイニングは横浜戦でも健在だった。

3
回裏小宅は三者凡退で横浜を抑える。

4
回表、先頭の延末がセンター前ヒットで出塁。丸田、八木、延末と塾高打線を引っ張る左打者が、左対左の杉山を苦にせず打っているのが素晴らしい。  
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福井の犠打、大村一ゴロ、渡辺憩が申告敬遠の二死13塁で打者小宅の時、三塁ランナーの延末がホームスチールを敢行、意表を突くプレーであったが、ここは横浜が落ち着いてプレーをしタッチアウト。 
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本塁アウトになったけど、むしろチャレンジが楽しかったという表情の延末ヘッドスライディングでずれたメガネを手に持ち、笑顔でベンチに戻る。延末を迎える飯田(背番号16)も笑顔で「ナイストライ!」とでも声をかけているのだろうか。こういう雰囲気が本当に野球を楽しんでいていいな。 
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4
回裏小宅は横浜を三者凡退に抑えた。これで2回から4回までランナー一人も出さない素晴らしいピッチングである。

先頭打者はサードゴロ。福井が堅実に捌く。初回から4回まで小宅が奪った三振はわずか1個。いかに低目に丁寧に投げて打たせているか、ということなんだろう。 
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サインを覗き込む小宅ニコニコしながら見ている。小宅はいつもニコニコしているが、この日も決勝のマウンドで投げていることが楽しい気持ちがとても良く伝わってくる。そう、野球は楽しいんだよね。どんな場面でも全力で前向きにプレーするから楽しいんだよね。  
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5
回表、塾高は二死から八木のこの日2本目のヒット、渡邉千の四球で二死12塁とチャンスを作り、4加藤の打球は強烈な三遊間を破ろうかというゴロ、しかしこれを横浜緒方ダイビングキャッチし二塁へ送球、フォースアウトで横浜はピンチを救った。

抜けていれば塾高は
2塁ランナー八木がホームインしていただろう。二死からの得点となれば更に勢いもついたことだ。緒方は捕ってから二塁への送球も速かった。流れを止めた流石の超高校級のプレーを魅せた。とても上手だ。 
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緒方のプレーが横浜に流れを寄せたのか、5回裏、横浜は先頭の萩が小宅の初球をレフトスタンドへ運んだ。小宅、今大会初失点である。
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マウンドの小宅。少し疲れた?あまり今まで見せない表情だった。 
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1
点差となるが、ランナーを溜めずに一振りで失った1点、気持ちを切り替えるには楽だった。小宅は後続を3人で打ち取り5回を終了する。

5
10分間の健康管理休憩。野球部員による選手への掛け合い。この時は大村主将への感謝の言葉?をかけていたような。

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そして、横浜創学館戦で応援指導部が不在時に野球部が盛り上がった応援「もりばやしが足りない」を本家森林の音頭で歌い盛り上がった。とてもいいキャラ、いい笑顔です(笑)。

(関連)
【観戦記23-07】横浜創学館(準々決勝:230720)

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そして最後は応援指導部松村がビシッと締めて、試合モードに入る。
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6
回表、塾高は先頭の延末がライト前ヒット。福井サードフライの一死1塁から大村は一塁前にセーフティーバントを転がす。これをファーストが一塁へ悪送球(記録は内野安打)、延末3塁まで進み一死1、3塁とチャンスを広げた。 
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そして渡辺憩がワンストライクからの二球目をライトへの犠牲フライ、延末タッチアップでホームイン。横浜に1点返されたすぐ後に1点を取り返すいい流れで3-1とリードを広げた
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3
回の八木といい、この回のといい、しっかりと犠牲フライでランナーを還す、少ないチャンスを確実にモノにする効率よい攻撃である。特に、この夏はあまり打ててない中で、確実に犠牲フライを打ってランナーを還す、この勝負強さを逞しく感じる。
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2
点差とリードを広げた6回裏、横浜の攻撃。小宅は先頭の緒方を三振に打ち取りワンアウト。しかし、ここから急に小宅が乱れた。

2
上田にストレートの四球を与える。この試合初めての四球だが、コントロールの良い小宅がストレートで四球を与えるのは珍しい。3椎木の時に1塁牽制を投げるが、少しひっかけた感じで逸れたボールを延末がベースから離れて捕球した。ストレートの四球といい、この牽制といい、何か小宅がおかしい?

そして再び投げた1塁牽制は更にライト方向にひっかけてしまい、延末捕れずにボールはファールグラウンドを転がる間に、1塁ランナーの上田は一気に3塁まで進む。 
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椎木には死球で一死13塁。ここでマウンドに伝令の安達が走った。みんな笑顔、表情はとてもリラックスしている。心地よい緊張を楽しんでいるか?
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しかし途中出場の4小泉にライト前タイムリーを打たれて2-31点差に迫られる。1塁ランナーの椎木は三塁まで進み(写真)、送球の間に小泉も二進、一死2、3塁のピンチを背負う。 
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5
阿部はショートゴロで三塁ランナー生還しついに3-3の同点に追いつかれた。大盛り上がりの横浜応援スタンド。 
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なおも二死3塁で6は申告敬遠の二死1、3塁で杉山との勝負。一気に勝ち越したい横浜スタンドの恐ろしいくらいの大声援が凄い迫力で突き刺さってくる。

そしてワンボールツーストライクから小宅が投じた
4球目を強振するとセンターフェンス直撃の大きな二塁打で3塁ランナー還り3-4とついに逆転を許した。横浜の大声援が杉山のバットをフォローした。
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次打者の青木は三振に打ち取り横浜の攻撃を終えてベンチに戻る小宅。ここでも笑顔、野球を楽しむ小宅はすごいな。 638
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この大会、初めてリードを許した試合となった塾高。1点を追いかける7回表は先頭丸田がレフト前ヒットで出塁。しかし八木のバントはキャッチャーへの小フライとなり、飛び出した1塁ランナーの丸田戻れずにゲッツーで二死ランナーなしとなる。渡邉千はこの日3つ目の四球を選ぶも加藤サードゴロで無得点、悪い流れである。

7
回裏、先頭のに初球をレフトへホームランを打たれ、3-52点差に広げられた。

ベースを回る、そしてベンチを見つめる小宅。この時の小宅にはいつもの笑顔はなかった。
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ここまで投球は
82球。一昨日の東海大相模戦65球で中一日明けての登板だったが、この厳しい暑さと試合が後半に進むにつれての精神的なプレッシャーもあったかもしれない。5回から3イニング連続失点となり、マウンド上の小宅はもうかなりアップアップだった。 

森林監督はここですぱっと小宅から鈴木佳門に投手を交代した。マウンドを降りる小宅の表情にはいつもの笑顔が。チームに暗い顔は見せられない、そんな思いもあったかもしれない。最後まで塾高のエースとして堂々とマウンドを守った小宅、立派だな。スタンドからは暖かい拍手が小宅に送られた。  
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準決勝まで4試合に登板し、自責点7.36と決して本調子ではない鈴木。だが、この場面では調子がいいも悪いも言ってられない。もう、気持ちで投げるのである。
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1緒方からの好打順を三者凡退で抑えると、8回裏も死球を与えるも無安打無失点で塾高の逆転を待った。

8
回表2点を追う塾高は5延末が四球で出塁するも、福井、代打清原、渡辺憩が三者連続三振で抑えられた。

そして迎えた最終回の塾高の攻撃、絶対にこのままでは終わらない、僕の中ではそんな強い予感がしていた。

この夏の大会のブログ観戦記、次の試合が始まるまでに観戦記を書き続けることが甲子園への道に繋がる、つまり甲子園への道ブログ、と自分に言い聞かせて、結構時間がタイトな中でもこの夏は久々に頑張って観戦記を書いてきた。ブログで観戦記を書ききれば試合にも勝てる、と自分に言い聞かせ(笑)。

でも東海大相模戦の観戦記は時間がなくて書くのがきつかった。中一日では書けない。決勝戦の前日、疲れ果ててしまい、もう今日中に書くのやめようかな、と心折れそうになった。でも、自分の中のけじめとして簡単でも残しておこうと、何とか試合当日を迎えた深夜に頑張って書ききった。

もう書けないとあきらめたけど、最後の最後に書ききったから、それは僕の中での決勝戦逆転勝利だったのです。だから東海大相模の観戦記の中でも、決勝戦は「逆転勝ちする予感です」と書いた。それは、自分への言い聞かせでもあり、これだけ頑張って書いたのだから塾高が負けるわけないとの思いでした。


という強い思いがあり、最終回、絶対に塾高は逆転すると信じて僕の中では迎えたのです。(試合とは関係ないつぶやきですみません)

3-5
2点を追う塾高最終回の攻撃。泣いても笑っても最後の攻撃である。

打席には鈴木に代わって代打の切り札安達が送られた。この夏は2打席代打でまだノーヒットだが、今春のセンバツ甲子園での仙台育英戦では1点ビハインドの最終回、同点タイムリーヒットを打って甲子園を大いに沸かせたのはは記憶に新しい。

(関連)
【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<前半>
【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<後半>

後半に続きます。

ですが、土曜日まで不在となるため早くても日曜日以降に続きますが、甲子園も始まっちゃうのでどうなることやら・・・。ちょいときついなぁ。

今日はいよいよ甲子園の抽選会。どうか、いいくじを引きますように。頼むぞ、大村!!



popo0803 at 12:55|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月30日

(230726横浜戦)突然の松井のグーパンチ?作品作りを楽しむ笑顔に強さを感じた

試合開始の整列挨拶後、ベンチに戻る選手たちの写真を見ていると、選手たちがとても明るくて楽しい。
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大村はいつも以上に大きな声を仲間にかけ、手をグルグル回しながらチームを鼓舞した。大一番に嫌でも気合いが入る。  
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すると松井が突然右ストレートパンチ(グータッチのつもり?)を繰り出していた。何だろう、急に(笑)(写真一番右) 
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そして松井のパンチが安達に向けられた。
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大村は他の選手に向けて大きな声をかけ続ける中、松井のパンチに刺激を受けて?今度は安達も右パンチを繰り出した。どう見てもこれはグータッチには見えない(笑)(右から二人目) 
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松井は今度は自分の左側の選手にグータッチ。写真一番右の山本海も右パンチの構え?(笑)実に楽しそうな面々である。
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大村は一人一人に丁寧に声をかけ続けていた。ここは千之亮と。
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これから始まる大一番が楽しくてたまらない、という大村の笑顔、とてもいい笑顔、最高の笑顔である。 
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他の選手もみんないい笑顔、リラックスしている。みんなの笑顔は、絶対にこの試合に負けられない、などという悲壮感があるわけでなく、何とも実に楽しそうな野球少年の顔なのである。
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これも上田誠前監督が書いたエンジョイベースボールらの引用だが、試合に勝てるかどうかは、個々の部員たちがそういうアクションを起こし、それがきちんと機能したかどうか、それに尽きる。試合に勝つということは、チーム全体で『作品』を作っているようなものというのがある。

三年生は塾高野球の集大成として横浜との決勝戦を迎えた。しかし決して気負うことなく、どのような作品が作れるのか、それが楽しみで仕方ない、としか伝わってこないようなこの笑顔。

こういう自然な笑顔、作品作りを楽しむ笑顔があるから、自然と自分たちの力を出し切れるのかもしれない。それがエンジョイ・ベースボールであり、写真を改めて見ていたら、塾高野球部の強さのひとつが見えてきたような気がした。

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(写真提供:若原様)



popo0803 at 14:43|PermalinkComments(6)

(230726横浜戦)胴上げ三発!!

横浜を下して5年ぶり6度目の優勝。観戦記はもう少し時間がかかるので、その前に優勝胴上げ三連発。

この胴上げ笑顔は何度見てもニヤニヤしてしまいます。幸せのおすそ分けを頂きます。

森林監督。ここまでチームをよく育ててくださいました。優勝、ありがとう。
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別角度から(写真提供:やーしー様)
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赤松部長。赤松部長の熱心なスカウティング活動、行動力には敬服するばかりです。 
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大村主将。胴上げされてなんて嬉しそうな顔(笑)。良かったね、まずは日本一への通過点とはいえ、本当に良く頑張ってきたのだと思います。この笑顔を見ているだけで、こちらまで嬉しくなってきてしまいます。 
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別角度から(提供:やーしー様) 

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観戦記、もう少し時間がかかるのでお待ちください。





popo0803 at 08:46|PermalinkComments(5) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月25日

【観戦記(簡易版)23-08】東海大相模(準決勝:230724)〜そして大一番へ!

さあ、あとひとつ。
 
 

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2023724日(月)
105回全国高校野球選手権神奈川大会(準決勝)
@横浜スタジアム
慶應義塾  302 403 =12
東海大相模 000 001 =1
6回コールド)
(慶)小宅、鈴木−渡辺憩
(東)子安、塚本、福田−木村
【本】延末、渡邉千、加藤(慶)
【三】八木(慶)
【二】丸田2、八木(慶)持丸、板垣(東)


準決勝の東海大相模戦、塾高は3本塁打14安打で12得点を奪い、昨夏準優勝の強豪東海大相模に6回コールド勝ちの圧勝で決勝への進出を決めた。

何と言っても3発のホームランが強烈過ぎた。まずは初回に延末が強烈な先制パンチとなるスリーラン。

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3
回には渡邉千がバックスクリーン横へツーランホームラン。春季県大会は5本ものホームランを打った大砲もここまで不振にあえいでいたが、大一番を前に待望の一発が出た。
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そして6回には加藤がレフトへツーランホームランとクリーンアップ3人の強烈な一発で、春夏合わせて5度の全国制覇を誇る東海大相模を12-16回コールド勝ちと力で正面から力でねじ伏せた。
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東海大相模が夏の大会で6回コールド負けを喫したのは1966年以来、57年ぶりという。延末、加藤は二試合連続のホームラン。
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横浜との大一番を前に、塾高は打撃が上向き状態。そしてエース小宅はここまで4試合に登板し211/3を自責点0と抜群の安定感を見せており、チームとしてとてもいい状態で決勝戦に挑むことができる。  
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神奈川代表をかけた決勝は、4大会ぶり12度目の決勝進出の塾高と3大会連続33度目の決勝進出を決めた横浜との対戦。両校による決勝は2016年以来3度目で、その時は3-9で横浜に敗れた。直近では今のチームになった昨秋の県大会決勝で対戦、やはり3-6で横浜に敗れている。

塾高は5年ぶり19度目の夏の甲子園に挑む。一方、横浜は史上初となる2度目の3連覇に挑む。

いつもワクワクしながら塾高の試合を見るが、今回の決勝戦ほどワクワク感が高く楽しみな試合も久しぶりである。強豪横浜と神奈川県代表の座をかけての大一番、本当に楽しみであるし、こういう試合を多くの仲間たちと応援できることに、塾高野球部には本当に感謝である。。

勝っても負けてもこのチームが横浜スタジアムでプレーをする最後の試合。夏の甲子園は近年では2008年、2018年に出場しているが、いずれも記念大会で南北代表に分かれた時の北神奈川代表。神奈川単独代表として一校出場となれば、1962年以来、62年振りとなる。

あくまでも日本一への通過点とはいえ、歴史を作るための大きな大きな通過点。塾高らしさを思いっきりだして力の限り戦ってほしい。本当に、本当に楽しみにしています。甲子園への道ブログも簡単だけどやっとギリギリで残しました。だから決勝戦、逆転勝ちする予感です。

また、あの楽しかった甲子園に行こう!夏の甲子園は春よりも更に楽しい場所です。また僕らを甲子園に連れていてくれ〜。  

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popo0803 at 23:30|PermalinkComments(6) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月23日

【観戦記23-07】横浜創学館(準々決勝:230720)

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ベスト8となり甲子園まであと3つ。ここからは一戦一戦相手のレベルが上がり、厳しい戦いが続く。まず準決勝は2年前の2021年の夏の大会、準決勝で対戦し2-5で敗れた横浜創学館との対戦。大村達が1年生の時である。

リベンジとかそういうものではないが、でも
1年生の時に先輩が敗れて悔し涙を流した相手に今回はしっかり勝ちたい。自分たちの甲子園への道へ歩む大切な一緒であり、やはり先輩が敗戦した悔しさへのリベンジでもある。
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2023720日(木)
105回全国高校野球選手権神奈川大会
@横浜スタジアム
横浜創学館 000 002 000 =2
慶應義塾   004 300 00×=7
(慶)小宅(5回)、鈴木(2/3)、小宅(21/3)、松井(1回)−渡辺憩
(横)鈴木、塚原−宇野
【本】延末、加藤(慶)
【二】八木、丸田2
、大村(慶)、武井、小室(横

この日、塾高はテスト返しで生徒は登校最終日と重なり、応援指導部、吹奏楽部は不参加で野球部員のみが参加。スタンドの応援も野球部が色々と工夫しながらいつもの慶應の応援とは異なるオリジナル色が極めて強いそれはそれで滅多に見ることができない楽しい応援となった。

応援のリードを取る庭田。 
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前日に皆で練習したとニュースで言ってたが、試合開始前にも最後の練習。応援する選手たち、みんなそれぞれに楽しそうで、見ているこっちが思わずニヤニヤしてしまう。 
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チョイとした空き時間にキャッチャーの控えでいつもチームを盛り上げる笠井が素振りをしながらスタンドの仲間と掛け合い。素振りをして打ったポーズを取ると、スタンドのみんながウォー、と盛り上げる。リラックスした試合前の楽しい時間である。

笠井、明るくていいキャラだな(笑)。試合前からスタンドの部員が大きな声で盛り上げ、グラウンドの選手もそれに応える、塾高らしさを強く感じる光景である。  

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の高校野球ニュース用にスタンド3年生からの応援撮影が行われた。

アナウンサーとの事前打ち合わせ。 
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本番前にリハーサル。
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そして本番が始まります。
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本番、元気よくウォー!っと。
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放送はこんな感じでした(笑)
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横浜創学館の応援スタンドも負けてない。野球部を中心に元気のいい応援が行われる。
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創学館のチア、試合前に球場に集まっていたが60名以上もいる。凄い数だな。スタンドでも統制がとれて華やかな応援を続ける。チアはユニフォームを着ていて、自分の名前が書いているのが可愛い。ただ、写真を見ると同じ背番号が何人かいるようだが(笑)。 
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試合開始前のシートノック。いつも外野ノックから入る学生コーチの片山が体調不良とのことで、この日のノックは杉岡1年ぶりのノックだったらしい。最後のキャッチャーノック、チョイと苦労してたな(笑)。 
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杉岡2018年塾高が甲子園に出場した初戦の高知商戦、最終回に代打で出場しヒットを打った選手だ。当時、この試合は観戦記を書けなかったので、杉岡の甲子園での写真を。
180812高知商1(2回戦) (384)
180812高知商1(2回戦) (387)

エール交換。 
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(出場メンバー)
─ヾ歸
Α“木
 加藤
1
  鈴木
7
  山本
H
  安達
1
  松井
  福井
  延末
9 渡辺千
ぁ‖臑
◆‥亙娵
717
小宅


塾高小宅、横浜創学館鈴木の両エースの先発で始まったこの試合。


塾高は初回八木が二塁打、2回は大村がヒットでチャンスを作るが得点には至らず。八木は今大会打撃好調。 
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大村5回戦の市が尾戦3打数3安打とヒットが出ると、この試合も好調が続く。 
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試合が動いたのは3回裏、塾高。今大会ここまで4試合うち、白山、津久井浜、県相模原の3試合は3回に先制点をあげている。残りの1試合市が尾戦は初回に得点してるので、つまり今大会は3回までに先制点をあげているのである。ラッキースリーである。

先頭の丸田が四球、八木の時に俊足を飛ばして二盗成功。県相模原戦のツーランスクイズ以来、僕は丸田が周東にしか見えなくなった。余裕のセーフである。八木5球目での二盗であったが、もっと早く走らせてもいいのにな、とは外野のつぶやきである。  
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八木三振の一死2塁から打席は加藤。この回だったか初回だったか忘れたけど、加藤にはヤクルト山田哲人のフルネームで名前を叫ぶ応援歌が歌われた。「加藤右悟!加藤右悟!」


加藤は期待に応え横浜創学館鈴木の直球に詰まりながらもセンター前に落とし丸田が生還、この試合も3回に先制点をあげた。  
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先制点に若き血スタンド。  
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若き血が終わると、ここで塾高野球部応援団はテンポ良く一定のリズムでメガホン叩きながら「もっ、もりっ、もりば、もりばやしが足りない!!」のフレーズを繰り返す不思議な応援コールが始まった。

最初何と言ってるのかわからなかった。耳を疑った。監督の森林が足りない?そんなコールあるの???でも選手が掲げている応援ボードを見ると「もりばやしが足りない」と書かれている。やっぱり森林がたりない」コールなのだ。

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僕は知らなかったのだが、この応援は高校サッカーの応援などで使われてきた「盛り上がりが足りない」コール最近、高校野球でも浸透してきている応援という。

塾高は「もっ、もりっ、もりあっ、盛り上がりが足りない」を「もっ、もりっ、もりば、もりばやしが足りない!!」の塾高バージョンに代えて応援しているのだ。面白いこと考えるな(笑)。柔軟すぎる塾高生の発想から生まれた塾高野球部員にしかわからない超レアな応援が楽しいのである。


続く福井は四球で一死12塁とチャンスを広げる。

打席は延末応援は「もりばやしが足りない」から阪神タイガースの応援歌「チャンス襲来」に変わった。
レッツゴー レッツゴー レッツゴー 延末〜
チャンスだ 振り抜け かっとばせ
チャンスだ 振り抜け かっとばせ
オーオー オーオー 延末
 と。


楽しいな(笑)。

その他にも高校野球応援では爆発的人気となっている
「アゲアゲホイホイも楽しそうにやっている。楽しそうにノリながら応援している彼らを見ると、実は塾高生もこういう応援やってみたかったんだろうな、と思わずにはいられないのである。

烈火も時々やっていたが、どちらかといえば塾の伝統の応援にとらわれることなく、むしろ応援指導部も吹奏楽部も不在のこの機会を自分たちの好きな時間にできるチャンスととらえて、流行の応援を含めて自分たちがやりたい応援を自分たちで考えて楽しむ、という塾高生らしい自由で柔軟な発想、対応が楽しくて面白いのである。

延末は初球の内角球を叩くと弾丸ライナーで打球はライトスタンドへ飛び込んだ。神奈川新聞の記事にある延末コメントでは、「打った瞬間入ると思った。内角は苦手だったが、成長できている」という。確かに試合を積み重ねるに従って、延末のバットには逞しさを感じるようになてきた。逞しい存在である。
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大谷翔平に負けない末延藍太のカッコいいバットフリップ。本当はもっとバットを入れて撮れたら良いのですが、写真が下手くそですみません。せっかくのいい素材が申し訳ない。 
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4回裏、塾高は先頭の渡辺憩がセンター前ヒットで出塁。 
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スタンドは「もりばやしが足りない」で盛り上がる。
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一死から丸田ライト線への二塁打で一死23塁とチャンスを広げた、
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八木はワンボールからの二球目をスクイズ、渡辺憩が生還し4-0とリードを広げた。 
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野球部若き血。 
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若き血の興奮収まらぬ中、加藤は初球の高目の直球を叩くと打球はレフトスタンドへスリーランホームラン7-0と創学館を大きく引き離した。
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前の回の延末のホームランが大会第47、加藤が大会第48となった。春季県大会では5試合で10本塁打と圧倒的な長打力を見せつけた。今夏もホームランが期待される中、5回戦までの4試合でホームランはゼロであり、やっと出たホームランとなった。 
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5回を終了して試合は健康確保のための10分間の休憩に入る。SOGAKU FIGHT!」のプラカードを使ったチアの応援が華やかだ。
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塾高も何やら掛け合いで盛り上がる。 
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塾高先発の小宅
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初回は三者凡退、22本のヒットで二死12塁とランナーを背負うも切り抜け、笑顔でベンチに戻る小宅。 
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その後も毎回ランナーを許すも5回を無失点で抑え、7点リードもあることから6回からマウンドは鈴木佳門。小宅はレフトへ入った。
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佳門は二死から連打を許し二死12塁とすると次打者には初球で死球。伝令に安達が走る。
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しかし佳門は次打者にストライクが入らない。明らかなボール4つで押し出しの四球を与える。ここで大村が佳門の元へ。THE ANSWERの記事によれば、声をかけに来た大村に対して佳門は「ストライクが入りません」と弱音をはいた。すると大村は「入る」って10回言ってみろと笑顔で佳門を鼓舞し、佳門は指折り。「入る」を10回数えたという。


僕のポジションからでは佳門が背中でこのことがわからなかったが、そんなやり取りがあったとは。そういう声かけをする大村は落ち着いているし、それに指折りながら応える佳門も大したものだ(笑)。
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「流れが悪い時でも笑顔でやる。相手へのプレッシャーになるし、チームも良い雰囲気になって良い結果に繋がる」と大村は言う。左手で指を折って数えながら口に出す佳門を笑顔で見上げて見守る塾高凸凹コンボの大村と佳門。

ピンチの時の笑いがとても大事であることのエンジョイ・ベースボール精神は、
3回戦の津久井浜戦の観戦記の中で、津久井浜が伝令を送ってきた時の場面で少し書いたが、大村はまさにエンジョイ・ベースボールの精神を試合で実践しているのである。


しかし、佳門は次打者も押し出しの四球で2失点。なおも二死満塁のピンチで再び小宅がマウンドへ上がった。佳門は春のようなキレのある投球がまだ見られない。佳門の力がここからは必要である。気持ちを切り替えて次に試合から臨んで欲しい。
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小宅1番打者をサードゴロに仕留めピンチを凌いだ。マウンドで小宅はとても落ち着いてる。センバツでんぽ仙台育英戦の熱投を始め、大きな試合を経験し、技術と共に精神的にも大きく育っている小宅を感じる。とても頼もしい存在だ。

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回裏、塾高は二死から八木が四球で出塁。打者山本の時、キャッチャーが1塁に投げようとした牽制球が山本の頭に当たった。一旦ベンチに戻り頭を冷やす山本。 
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やがて元気な笑顔で試合に戻る。 
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気合いを入れて打席に入ったが、ここは山本三振に終わる。  
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回、8小宅はマウンドに上がった。
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8
回表、横浜創学館は一死から二塁打のランナーを置いて8番宇野がセンター前ヒット、2塁ランナー一気にホームを狙うが丸田からの好返球でホームタッチアウト、丸田の強肩がまたまたこの試合でも光った。 
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回裏、塾高は二死1塁で代打安達。タイミングはいい感じで打っているがセンターフライに終わる。これからの試合、安達が出てくる場面は試合を大きく左右する場面。そのバットに期待がかかる。 
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回表、横浜創学館最終回の攻撃、塾高は松井がマウンドに上がった。この日の松井は物凄く気合いが入っていた。ボールに気持ちが乗っていた。とても素晴らしいボールを投げ込んだ。 
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三振、ショートゴロで二死から三番の主将小室が二塁打。主将が最後の意地を見せてきた。ここでまた大村がマウンドへ。松井に何か話しかけて腰をポンと叩いてポジションに戻った。大村、いい色出してるな。
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そして最後の打者を投ゴロに打ち取り試合終了。 
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大村は横浜創学館の小室主将と握手。相模原戦の観戦記で書いたけど、大村も戦った相手とこういう握手をして「ありがとう」の気持ちを伝えることをしたかったんじゃなかったのかな。

大村の笑顔がとても素直で素敵な笑顔であり、そんな気持ちを伝えたかったのだ、という彼の気持ちが伝わってくる。

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他の選手もそれぞれに握手や言葉を交わした。
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この夏5回目の塾歌。まずはあと2回、塾歌を歌うのだ。 
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スタンドからは「モリバ―」と声を出して森林監督に手を振る幼稚舎生。 
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さあ、いよいよあと二つ。準決勝は昨秋県大会準々決勝で対戦し7-4で勝利した東海大相模が相手。ただ、その試合で小宅は安達、板垣、木村に3本のホームランを浴びている。

高校野球ステーションで小宅はインタビューで「東海大相模とは秋に戦って、ホームランを3本打たれているので、打力のチームと考え、できる限り低め低めで長打を防いでいけば勝利が見える。自分がまかされた仕事を全うするだけ。次も勝利に向けて頑張ろうと思う」と意気込みを話した。
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スポニチにこんな記事が書かれていた。24日の準決勝、第一試合が慶應義塾対東海大相模、第二試合が横浜対横浜商。名門、古豪、強豪と全国的な人気を誇る4校が集まった。春夏の甲子園出場と優勝歴は、横浜が36回(優勝5回)、東海大相模が23回(優勝5回)、慶應が28回(優勝1回)、横浜商が16回(優勝0回)。

Y校の愛称で知られる横浜商は神奈川高校野球ファンにはファンが多い公立校であり、準決勝進出は25年ぶりとのこと。横浜との横横対決にも大いに注目が集まる。


明日は再び午前休を取得、だから横横対決は見られないが、明日も塾高らしい野球を思いっきり展開して、大いに暴れて勝利を掴んで欲しい。とても楽しみです。

■準決勝
対東海大相模
@横浜スタジアム
10
00



popo0803 at 23:30|PermalinkComments(6) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月18日

【速報】市ヶ尾戦(5回戦)

現場&TV観戦者からの速報を残します。
 
■2023年7月18日(火)
@相模原球場
市ヶ尾   000 000 1 =1
慶應義塾  320 020 1×=8
(7回コールド)
(慶)松井、飯田−渡辺憩
 
(メンバー)・・多少怪しいです
─ヾ歸
1 飯田
Α“木
8 渡邉千
 延末
9 山本
7 福井
ぁ‖臑
◆‥亙娵
 ‐尚
H5 宮尾
市ヶ尾

■1回表(市ヶ尾)
1番 遊ゴロ
2番 右飛
3番 三ゴロ
 
■1回裏(塾高)
1番丸田 左飛
2番八木 右翼線三塁打、絶好調!!
3番渡邉千 遊ゴロ、八木生還で1点先制
4番延末 三強襲ヒット
5番山本 ヒット、二死12塁
6番福井 死球、二死満塁
7番大村 初球を三遊間破る左前タイムリー、やっと出た、今夏初ヒット!、3-0
8番渡辺憩 左飛
 
■2回表(市ヶ尾)
4番 遊ゴロ
5番 三振
6番 三振
 
■2回裏(塾高)
市ヶ尾投手交代
9番松井 中前打
1番丸田 右前打、無死12塁
2番八木 三振
3番渡邉千 左前タイムリー、4-0
一死23塁
4番延末 左犠飛、丸田タッチアップホームイン、5-0
二死2塁
5番山本 遊飛
 
■3回表(市ヶ尾)
7番 左前打
8番 遊ゴロゲッツー
9番 三振

■3回裏(塾高)
6番福井 遊ゴロ
7番大村 遊強襲ヒット
8番渡辺憩 4-6-3併殺

■4回表(市ヶ尾)
1番 左飛
2番 二塁打
3番 遊強襲ヒット、一死13塁
4番 4-6-3併殺
 
■4回裏(塾高)
9番松井の代打、宮尾 三ゴロ
1番丸田 中飛
2番八木 二飛

■5回表(市ヶ尾)
塾高は2番手で飯田が登板
 
5番 二塁打
6番 右飛
7番 左飛
8番 三ゴロ
 
■5回裏(塾高)
3番渡邉千 三ゴロ
4番延末 三ゴロ
5番山本 左前打
6番福井の時、牽制悪送球で二死2塁
福井中前タイムリー、6-0
二死1塁
7番大村の時、福井二盗、二死2塁
大村 右前タイムリー、7-0
大村これまでのノーヒットから3打数3安打3打点
8番渡辺憩の時、大村二盗失敗

■6回表(市ヶ尾)
9番 三ゴロ
1番 死球
2番 左飛
3番 遊飛
 
■6回裏(塾高)
市ヶ尾は三番手投手に交代
 
8番渡辺憩 遊ゴロ
9番宮尾 中飛
1番飯田 死球
2番八木 四球、二死12塁
3番渡邉千 三振

■7回表(市ヶ尾)
4番 左飛
5番 二ごろ
6番 右前打
7番 ヒット、二死13塁
8番代打 右前タイムリー、7-1
市ヶ尾、コールド負けまであと一人となった二死からの三連打で1点を返す。第三シードの意地を見せた。
9番 アウト

■7回裏(塾高)
4番延末 四球
代走 村上
5番山本 犠打、一死2塁
6番福井 左飛、二死2塁
7番大村 死球、二死12塁
8番渡辺憩 三安打、二死満塁
9番代打清原 押し出しの四球でコールド勝ち

◆準々決勝
横浜創学館対向上の勝者
@横浜スタジアム
10:00〜



popo0803 at 10:39|PermalinkComments(0) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記

2023年07月17日

【観戦記23-06】県相模原(4回戦:230716)

青空の下の気持ちいい平塚球場。しかし、関東では熱中症軽快アラートが発令され、35度を超える極暑、災害級の暑さ、暑かった・・・。
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2023716日(日)
第105回全国高校野球選手権神奈川大会
@平塚球場
慶應義塾 001 022 05 =10
県相模原 000 000 00 =0

8回コールド)
(慶)小宅(7回)、鈴木(1回)−渡辺
(相)小林(4 1/3)、近藤(3 0/3)、小林(1/3)、近藤(1/3)−佐藤
【三】八木(慶)
【二】丸田、小宅、福井(慶)


(出場メンバー)
─ヾ歸
1
 鈴木
Α“木
А‥邊千
 加藤
 延末
ァ(^
◆‥亙娵
ぁ‖臑
 ‐宅
H 清原
R 村上
7 山本

甲子園に出場するのは私学が圧倒的に多いことから、私学対県立の構図はいつも話題の一つとなる。県立相模原高校は、「神奈川で私学を倒して甲子園に行くことに意味がある」として毎年いいチームを作って勝ちあがてくるしっかりとしたチームである。

今日の塾高戦に対する思いも相当強いものがあり、チケット販売前の球場前には、保護者の方が朝早くから集まって、チケットの購入から色々と決めていた。保護者、応援団とともに、物凄い気合いが伝わってくる。いつもそうだけど、塾高も気持ちに緩むことなくぶつかっていかがなければならない試合だ。

試合前からギンギンの日差し、猛暑。気持ち良い青空ではあるが、球場は見るからに暑い日差しの下で観戦するのは、応援席の方々と、ネット裏で見たい、僕らみたいに一番前の席で写真を撮りたいなど、ちょっとマニアックな人だけである(笑)。

大方のお客さんは屋根の日蔭席から座り席が埋まった。 
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試合開始前の選手たち。
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試合前のスコアボードを見て事件発見。スコアボードに掲げられて風になびく塾旗が何と逆様に付けられているではないか。かなり昔前にもこういうことがあった。気持ちいいものではないが、珍しい光景だ。
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すぐにグラウンドにいた係の方に連絡し、速やかに直してもらったが、試合前の気が付いて良かったよ。
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試合開始前のエール、試合会前は演奏が禁止?(10時までは吹奏禁止とか?)により、アカペラ若き血。 
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挨拶で並ぶ選手、そして円陣。
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相模原の応援席もいっぱいだ。そして応援の声量がものすごい。突きさすように飛んでくる。塾高応援席もいつも大音量が話題になるが、この日ばかりは相模原の方が音量は勝っていた。これは凄いな。
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試合開始前の整列。たまにはこちら側から。
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塾高小宅、相模原小林、どちらもエース先発でがっぷり四つに組む試合展開が予想された。

塾高は2、先頭の加藤がレフト前ヒットで出塁。乾いた空にカキーンと心地よい金属音が響いた。 
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ところが1塁ランナーの加藤、大きくリードを取り、相模原小林投手が一度、二度と牽制を入れる。小林はとても早いモーションで牽制を投げる。そしてもう一度牽制、これに加藤が戻りきれずタッチアウト。二度牽制をもらいきわどいセーフだったが、そこで自分のリードの距離と投手の牽制スピードが上手く判断できずに三度目の牽制でタッチアウト、チャンスを潰した。ここは、勿体ない場面であった。

塾高の先発、小宅も安定した立ち上がりを見せた。 
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初回を三者凡退に抑えると、2回は先頭に詰まったあたりのレフト前ヒットを許す。いかし次打者三振の一死1塁から6番打者をショートゴロゲッツーでこの回も3人で抑えた。 
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ゲッツーを決めた八木、大村の二遊間コンビ、グラブタッチでベンチに戻る。
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試合が動いたのは3回表塾高の攻撃。大村の四球からの二死2塁、丸田がフルカウントまで粘った7球目を叩くとレフトフェンス直撃の二塁打、大村はスタートを切っていたため一気にホームインで塾高が1点を先取した。うん、さすが王子だな(笑)。 
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この守備で相模原の山本はフェンスに膝をぶつけ、次の回から交代となった。スタンドから見ていて一瞬捕られたかと思ったほどのフェンスを怖がらない勇気あるプレーだった。怪我で交代をしなければならなくなったのはとても残念なことである。 
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3
回裏小宅は三者凡退で抑える。3回を終わって球数も30球といいペースである。この暑さの中、球数も意識しながらの投球となってくる。 
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しかし、4小宅はピンチを迎えた。一死から3佐藤にセンター前ヒットを許す。 
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4
近藤の打球は少しボテボテのサードゴロ、福井のセカンド送球が悪送球となり、1塁ランナーは一気に三進、一死13塁のピンチを迎えた。記録はフィルダーチョイスとなったが、いい送球ならタイミングはアウトだった。

外野も内野もこなす
福井、センバツの仙台育英戦では大ピンチをレフトゴロで救うなど肩の強さは間違いないが、サードの守備でのスローイングには多少不安が残る印象だ。本当は外野を守らせたらいいのだろうけどな。

ここで安達が悪い流れを断ち切るために伝令に走った。  

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5
小林の打席。ワンボールからの二球目、小林はファール。小林もランナーを返そうと積極的にどんどん振ってくる。僕は次の三球目に注目した。次の投球がボールになると小宅もピッチングの組み立てが苦しくなる、だから次の投球はストライクを取りたいとことろだ。小宅がどのよなボールを投げるのか注目した。

そして、小宅はここはストレートでしっかりとストライクを取ってきた。こういうところに小宅の技術と強い精神力を感じる。取りたいときに厳しいボールでストライクを取れるかどうか、僕の中では地味だけど、やっぱり小宅凄いな、と感動した一球だった。

小林はフルカウントからライトへのフライ。ライト加藤、一瞬下がってから前進、普通であれば平凡なフライだが、スコアボードの旗がなびくように上空の風は案外強かった。
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風に押し戻される打球を加藤懸命にダッシュして追いかけるも捕れずライト前ヒットとなる。そんな打球だったので二塁ランナーもスタートを切ることができず、一死満塁となった。 
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チャンスに相模原大応援団の声援が凄い。そして応援がカッコいい。ケンソウルKENSOULというオリジナル応援歌からサスケ。サスケは他の高校も応援歌で使うけれど、相模原の応援は声量が凄いから「来るぞ、来るぞ」「行けよ、行けよ」の言葉がものすごく迫力をもって突き刺さってくるのである。オリジナルのケンソウルもかっこいいな。何だか高校野球のド真ん中にいるのが気持ちいい。
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さあ、ここは小宅の踏ん張りどころ。注目の攻防である。6杉本は初球を打つとサード福井へのライナー。ほんの少しずれていたらと思うとラッキーである。
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ここで渡辺憩がマウンドへ。一息入れた。いいタイミングである。小宅がニコニコ(笑)
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そして7番打者は三振に打ち取り、小宅は一死満塁のピンチを無得点で乗り切った。とてもしんどい守りだったけど、中身の濃い攻防であった。ホッとした表情、笑顔でベンチに戻る選手たち。 
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ピンチの後にしっかりとチャンスが来た。5回表塾高の攻撃。一死から小宅がライトへ二塁打で出塁、自らのバットでチャンスを作った。(写真提供:やーしー様) 
小宅二塁打

ここで相模原はエースの小林からサードを守っていた近藤へ交代。小林はファーストへ入る。打席を待つ次打者の丸田松井が何やらアドバイス? 
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塾高応援席も相模原に負けない応援でボルテージが上がる。
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丸田はワンボールからの二球目を強振するとライト前ヒット、小宅は三塁で止まったが、ライトからのホームへの送球の間に丸田は二塁へ進む。中継へしっかりと返さずに本塁送球された隙を突いた好走塁である。

これまで長いこといくつかの県立高校の監督として、神奈川
4強入りなど多くの実績を残してきた佐相監督の元で鍛えられてきた相模原にしては、相手に無駄な進塁を許してしまう相模原らしからぬ、記録には表れないプレーが出てしまった。

塾高ベンチ。
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一死13塁で打席は八木。カウント1-1からの3球目、スクイズを決めた。(写真提供:若原様)
八木スクイズ

三塁ランナーの小宅がホームインで勝ち越し、と思ったら、そのすぐ後を丸田がものすごいスピードで追いかけるようにホームに突入してきた。ツーランスクイズである。

相模原の内野陣はこの丸田のスピードに対応できなかった。
八木をファーストでアウトにしてすぐに本塁送球するも、丸田はとっくにホームを滑りすぎていたのである。 
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この時の前のランナー小宅(写真左から二人目)の「すっげー」とでも言っているような、他人事のような笑顔が面白い。選手たちにとってもどれだけ驚きのプレーであったのか、ということが想像できる。
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僕はこの時、三塁側に移動して写真を撮っていたのだけれど、とにかく三塁を蹴ってからホームに突入する丸田が速かった、速かった、本当に速かった。小宅を追いかけるようなその走りは、WBCメキシコ戦で9回裏に逆転のホームインをした周東選手(ソフトバンク)にしか見えなかった。本当に速かったのである。

新聞によれば丸田50メートル走59だという。周東は?と調べてみたら57だとあった。0.2秒は差があるけど、0.2秒しか変わらない。そりゃ、丸田、速いわけだよね。感動ものです。

しかし、本当に意表をつくツーランスクイズだった。三塁側からだったので丸田の背中の写真しか撮れなかったため、一塁側で写真を撮っていた応援仲間に、丸田がホームインする時の写真を分けてもらいたいと思い聞いたが、みんな、プレーに見入ってしまい写真をあまり撮っていなかった。野球撮影あるあるである。そのくらい、意表をついたあっという間のプレーだともいえるのである。(写真提供:やーしー様)
丸田

ベンチもビッグプレーに大喜び。大鳥マネージャーが大喜び、森林監督も嬉しそうな顔して拍手をしているのが楽しい。
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加藤、松井がお出迎え。その奥の森林監督の笑顔(笑)。 
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ベンチの皆の最大限のお迎えも可愛くて楽しいな(笑)。
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回裏、小宅は相模原を三者凡退で抑えると、グラウンド整備と共に選手の体調を整えるための10分間の休憩に入る。

休憩明け、グラウンドも綺麗に整備された6回表の塾高は、先頭の加藤が初球をレフト前ヒット。
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延末の内野ゴロで加藤とランナー入れ替わり一死1塁から福井がセンタ−前ヒット。タイミングがずれながらも食らいついてのヒット、こういうの福井はとても上手である。 
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延末は一気に3塁へ。クロスプレーもセーフ、その間に福井2塁へ進む。  
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一死23塁から渡辺憩がこの夏の初ヒットとなるショートへの内野安打、ファーストへの悪送球で二者生還、5-0とリードを広げた。
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この2点で試合はだいぶ楽になった。そして82つの四球を絡めた4安打で5得点を追加、10-0と試合を決めた。

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回裏小宅に代わり鈴木佳門がマウンドへ。
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先頭にヒットを許すも二盗を
渡辺憩が余裕で刺した。点差セオリーからすれば盗塁する場面ではないが、渡辺憩も油断することなくしっかりとプレーをした。 
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マウンドの佳門大村が声をかけに行く。今大会塾高ベンチ入りメンバーで、大会誌登録による身長が一番低いのが大村で163cm、そして一番背が高いのが鈴木佳門の187cm。その身長差24cmの塾高凸凹コンビが並んだ。大村佳門をこんなに見上げるわけだ(笑)。
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塾高ベンチ。
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二死からエラー、内野安打で二死12塁となるも無得点で締めて8回コールド勝ち。 
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試合終了後、以前のように両チームがハグしてお互いの健闘を称えあう光景が少なくなった。コロナの影響で接触回避する、というマインドがまだ残っているのかもしれない。初戦の白山戦、3回戦の津久井浜戦、そしてこと相模原戦といずれもその光景はあまり見られなかった。

でもいずれの試合も、大村は必ず相手主将の目をずっと見ていた。勝敗に関係なく、高校野球という人生でたった一度の熱い最後の青春の夏を戦った相手とお互いを称えたい、勝っても負けても「ありがとう」の気持ちをシェアしたい、伝えたい、そんな気落ちを持っているのではないだろうか。

 

「感謝」がキーワードの近年。コロナ禍の中でも野球ができる環境、自分たちを支えて下る多くの方々への感謝、たくさんの感謝がある。でも、こうやって思いっきり試合ができる相手に対する感謝もある。そこに勝敗は関係ない。

僕はこの夏、毎試合ゲームセットの瞬間の塾高選手の表情を正面から見てきたが、大村のこの表情がいつもとても心に残っていて、そこからは大村の相手に対する優しさと思いやりを感じるし、僕が勝手に感じているだけなのですが、でもいつもそんなことを感じます。
 
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今夏3回目の塾歌。
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試合終了後のエール交換、相模原応援スタンドからは「頑張れ、頑張れ、慶應!」のエールが送られた。試合中と同じ、突き刺さるような大合唱で。戦った相手の気持ちも背負って勝ち上がり、甲子園で勝ち進むことが相模原に対しての一番の恩返しになる。ありがとう、県相模原。とても気持ちの良いエールに感動しました。 
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最後は相模原が力尽きて10-0と大差の勝利となったが、中盤までは一球一打がどういう展開に繋がるかわからない緊張感のある試合だった。森林監督が「楽勝ではない100です」とコメントしていたが、まさにその通りだと思う。

応援、仲間、選手の必死なプレー、緊張感のある試合、この暑さ、青空のもとの白球を追いかける青春など、高校野球の面白さが沢山詰まった試合でした。

さあ、明日はベスト8をかけた5回戦、対戦相手は第三シードの市が尾。明日は残念ながら観戦には行けずネットで応援しています。まだまだ続く甲子園への道、楽しみにして応援しています。

5回戦
対市が尾(第三シード)
@相模原球場
1000



popo0803 at 23:30|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月15日

【観戦記23-05】津久井浜(3回戦:230713)

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2023713日(水)
105回全国高校野球神奈川選手権神奈川大会
@サーティーフォー保土ヶ谷
津久井浜 000 000 0  =0
慶應義塾 002 121 1×=10
7回コールド)

(慶)飯田、小宅、加賀城−加藤
(津)竹内−渡辺
【二】八木2、渡邊千、加藤(慶)


(出場メンバー)
Α“木
ぁ‖臑
─‥邉千
 延末
 山本
5
  宮尾
А(^
ァ\狂
9
 村上
◆_弾
 “單
H
  安達
1
  小宅
1
  加賀城

平日観戦の2回戦。今日も午前休取って観戦。絶対に空いているし、浜スタと違って保土ヶ谷は割と広く写真が撮れるから、そんなに早く行く必要もないよな、と思いながらも、別に家で時間潰すのも何だし、ということで今日も10時試合開始に対して7時半頃球場に着いた。週末に試合が行われる春季県大会では5060人は並んでいる時間である。

到着してビックリ、誰もいない、とは言わないけどコアなファン?のおっちゃんが45人いるだけで。こんなに空いているんだ、とビックリ。持ってきた小型のチェアに座ってスマホを見ていたら、すぐに「あっ、ポポさん」と声をかけてくださる方がいた。

「ご挨拶ができて良かった、○○の母です」と4人の選手のお母様にご挨拶いただいた。いつもブログ楽しみに見てますよ、とこの試合前までに書かなければと必死に前夜遅くに更新した白山戦の観戦記もしっかりご覧いただいていた。チェックしていただいているんだな。

これまでも何回か書いたことあるけど、保護者の方と近くなると、その選手も近く感じるようになるから、観戦記を書くのも力が入るのである。いつもとても楽しみにしている、と何度も言っていただいて、近年は観戦しても観戦記は果ててしまって書いていない、という試合が沢山あるので、何だかあまり書けてなくて申し訳ないな、と思うのだが、でも、ブログを楽しみにしてくださっているのはブログを書く大きなパワーになるので、これからも見かけたらお声かけ頂いたり、ブログにコメントいただけたりすると、パワーが出るのでとても嬉しいです。

まあ、観戦記を書くのが僕の中での甲子園への道と思ってますし、自分でも後で振り返って、あの時のこの試合は、なんて思い出すこともよくあるので、記録に残すことは大切だし、だから頑張ってできるだ書いていきたいと思います。

しかし、白山戦の時にお会いした塾高生のお母様の朝早くからの整列にもびっくりしたけれど、選手のお母様も皆様、まっ、当事者とはいえ、かなり早い時間から気合い入れての集合である。隣に並んだので、少し緊張しながら少しお話させていただいて楽しい待ち時間でした。

今大会、保土ヶ谷球場で試合をするのはこの試合だけ。保土ヶ谷球場は雰囲気があって試合も見やすいし、県内の球場の中では一番好きな球場である。保土ヶ谷球場に来ると、家に帰ってきたようなホッとした気持ちになるのである。

とりあえずずらずらと写真。
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さあ、試合開始です。 
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塾高先発は飯田。塾高がセンバツから戻ってきた初戦となった春季県大会3回戦の菅戦で先発して以来の先発マウンドである。

初球の写真。手に付けたロジンバッグの白い粉がボールを離した飯田の指先からパット白く飛び散る。試合開始の厳粛な初球が野球の神様のプレーボールの声に包み込まれて投じられたようであり、神秘的とまでは言わないけど、試合が始まったという緊張感が伝わってくる写真で好きである。

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ベンチ入りメンバーのほとんどが中学時代はシニア、ボーイズでの経験者だが、飯田は数少ない中学軟式、慶應中等部出身の投手である。僕も普通部出身なので、普通部、中等部の内部出身者の活躍はとても気になるところだが、その中でも中学軟式野球出身者の活躍はとても嬉しい。

飯田の右腕から投じるボールは素晴らしかった。重そうで勢いがある。飯田自体がフレッシュな気持ちで投げられているからなのかな。先頭打者は初球を打ってサードゴロ、2番はワンボールから3球ファールでカウント1-2からの5球目を見逃しの三振、3番打者も初球を打ってショートへの緩いライナーで三者凡退の立ち上がり。実に落ち着いたマウンド裁きである。 
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その後も安定した投球を続け、4回をノーヒット、毎回の4奪三振でマウンドを2番手の小宅に繋いだ。完璧な投球、最速は139キロだったという。最後の夏、思いっきりの投球を見せることができただろう飯田。まだまだこれからも出番がありそうだ。 
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塾高も初回は三者凡退。2回裏、5番ライトで先発に入った山本が期待に応えてライト前ヒットで出塁。 
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塁上でベンチに雄たけびをあげる。 
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しかし山本は二盗失敗でこの回も結果三者で終わる。

この試合から、女子高チアも参戦しスタンドは華やかになった。大太鼓を叩くのは塾高野球部員。その隣で声をかけながら指導をしているメガネの大学生は元塾高応援指導部で現在は大学の応援指導部に所属する村井
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とても熱い気持ちを持ったナイスガイであり、彼が塾高生時代は、応援指導部だったがポポさん、と人なつっこく話しかけに来てくれて、野球や応援に対する熱い気持ちをたくさん話してくれた。もちろんこのブログの愛読者でもあった。


この日の試合前、チケット販売を待っていると村井が僕を見つけて声をかけてくれた。今の塾高は試合での応援指導、吹奏の経験者が浅いので、今日は大太鼓の指導にきました、といつものように熱く語ってくれた。彼の熱い気持ち、慶應の伝統を現役の野球部、応援指導部、吹奏楽部員が少しでも吸収して繋いでほしい。こういう先輩がいるから伝統が繋がるのである。 

試合が動いたのは3回裏、塾高の攻撃。

この試合、サード先発で入った清原が四球から二死2塁のチャンスを作ると、1八木が左中間へタイムリー二塁打清原が先制のホームを踏んだ。 
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八木は一年生の時から出場していたが、守備は上手なものの、打撃はもうひとつ伸び悩んでいた感があった。ところが今年の春季県大会から何かを掴んだのだと思う。打撃が好調だ。個人的にはセンターから左へ打ち返す意識を持った打撃が上手くいってるのではないかと思う。そして、センターから左中間への八木の打球は結構伸びるのである。こんなに長打力のある選手だとは思わなかったな(笑)。
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これから上位チームのよりレベルが上の投手と対戦していく中でどこまで打てるかには注目したいところだけど、八木打力はチームにとってとても頼れる大きな存在となってきた。
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続く大村は死球で一死12塁。死球にヨッシャーとばかりに手を叩いて1塁へ向かう。

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大村は白山戦、そしてこの津久井浜戦と2試合5打数でまだヒットが出てない(1死球1犠打あり)。本人も早く1本打って勢いに乗りたいと思っているだろう。これからの上位との試合では、白山戦では8番、この試合では2番を打つ大村の渋い活躍が試合の鍵を握ることもでてくる。

周りからセンバツに続いての甲子園出場を期待する声も多く、主将としてチームを引っ張りまとめていくのもとても大変だと思うが、大村の活躍もこれから接戦を戦い勝ち上がるチームのキーになっていく。
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ここで津久井浜はベンチから伝令が走った。伝令に走った写真でキャッチャーの隣にいる左から二人目の彼、サザエさんのカツオ君を大きくしたような少年で笑顔がとても可愛くて、彼がいるだけで緊張した場を和ますような、とてもいい雰囲気を持っている。 
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時々引用する前塾高監督の上田さんが書いたエンジョイベースボールで、「笑いは闘争心を薄めるのではなく、冷静な自分を取り戻すのに役に立つ」、「ピンチには笑顔がなくなり、選手は「この状況でなすべきことを考えているけれど、正しい答えにたどり着けず堂々巡り、中心を無くした円運動をしている」状態に陥っている。ピンチには、この状態をまず一度リセットする必要がある」、「チーム内で普段から面白いことを言ったりやったりしている選手を伝令に出す」と書いている。

僕は結構好きな考え方なのですが、津久井浜のこの伝令の選手もそんな雰囲気を感じたな。とても可愛い(笑)。そういう意味では塾高でいつも伝令に走る安達からもそんな雰囲気を感じるのである。

ベンチにダッシュで戻る途中で急に立ち止まり主審に挨拶。イケネ、挨拶忘れそうになったと思ったかどうかはわからないが、彼の一つ一つの動きにはとても自然な温かみを感じたな。 
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試合再開。打席の渡邉千は初球を狙っていた。レフトヘの二塁打で八木が還りこの回2点目をあげた。 
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なおも二死23塁で延末四球の二死満塁、1打席目にヒットを打っている山本に期待がかかったがここはファーストフライで三者残塁。
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回裏、塾高は先頭の福井がレフト前ヒット。緩いボールにタイミングずらされたが上手に合わせて三遊間を割った。センバツ甲子園では4番に座り、春季県大会でも4番、5番に座ってきた福井だが、白山戦、そしてこの津久井浜戦と6番に座る。

福井の打棒も強力塾高打線に欠かせない。まだまだ本調子ではないのだろうと思うが、実戦を通じて調子を上げて行ってもらいたい。
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福井はレフトファンブルで2塁まで進み、打席は清原。センバツでは目の覚めるようなヒットを放ち力を見せたが、チーム内の競走は激しく、県大会からはスタメンに入ることはなく、この試合がセンバツ甲子園以来のスタメンサードとなった。なんとか結果が欲しいところ。必死に食らいつき積極的にバットを振っている。
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バックネット裏最前列では親父さんが両手を合わせて祈るように見つめる。時々手を叩いて鼓舞する時もあった。 
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この打席はショートゴロで福井は三進、一死3塁。 
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加藤の時、ワイルドピッチで福井生還し3-0とリードを広げた。

塾高の大太鼓叩きは別の選手に交代。 
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加藤三振のあと、9飯田に代わって代打安達。写真を見ると良くわかるが、いいタイミングで捉えているがバットの芯からほんの少し上にボールが当たりライトフライ。本当に0.5ミリか、1センチ程度芯からずれた。芯だったらどうなっていたか・・・。 
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安達はセンバツでの仙台育英戦での代打での同点打が忘れられない。今大会も代打の切り札として勝負の行方を左右する場面で登場するのだろう。その勝負強さに塾高の勝敗が懸かかってくる。最後の大会、ここぞの一振りにこの三年間の思いを乗せて勝利を呼び寄せて欲しい。

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回裏、塾高は1八木からの打順。松井から渡されたペットボトルをぐい飲みして打席へ。 
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八木はセンターへ二塁打。これもセンター返し、打球が伸びた。二打席連続の二塁打に頼もしさを感じる。
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塁側スタンドの応援団も盛り上がる。 
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大村しっかり送って一死3塁。
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渡邉千はレフト線へタイムリー二塁打4-0
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なおも延末もレフト前タイムリー千之亮ホームイン、5-0.  743
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その後二死12塁で打席は清原。ツ−ボールからの三球目を強振するもライトフライに倒れる。相手投手緩急使い分けるとはいえ、少し喰い込まれてた打球、やはり色々な影響でバットはまだ本調子ではないのかもしれない。頑張ってほしいな。
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この極暑対策、選手の健康管理対策として、今年から5回終了時に10分間の休憩時間が取られることになった。球場スタンドでは三年生だろうか、マスコミの取材を受けていた。結構長い時間、丁寧に答えていたな。 
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回裏、塾高は加藤の二塁打から1点を追加し6-0とリードを広げた。

塾高投手は5から2番手で背番号1をつけた小宅が登板。5回、6回の2イニングを投げて被安打3。6回は二死満塁とランナーを背負ったが無得点で切り抜けた。ストレートは速かったが、本調子からすればまだまだなのかもしれない。これから調子を上げていく事だろう。

小宅の写真を見て良く思うが、テークバックでの右腕の体の後ろへ廻り方がとても大きい。肩甲骨、肩まわりの関節がとても柔らかいのである。

これだけ柔らかいから、柔軟性を持って弓がしなるような伸びのあるボールを投げられるだろうな。肩甲骨、肩凝りガチガチの僕からしたらとても羨ましい柔軟性である。 
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からは加賀城が登板。公式戦初登板?名前は聞いていたけど、投げる姿は初めて見ます。リリースの瞬間は目をつぶりながら、上手から勢いあるボールを投げる。  

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先頭打者に四球を許すも、次打者をショートゴロゲッツー、次打者をセカンドゴロと三人で攻撃を終えた。まだ2年生の加賀城、来年は小宅、鈴木佳門とともに主力投手陣の一角としての活躍が期待される。 
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回裏、ちょっと素敵な場面に出会った。

塾高は3渡邊千からの攻撃。春季県大会5本もの本塁打を打った渡邊千にまだホームランは出ていない。その渡邊が豪快に振り切った。レフトに大きな飛球、どうだ、本塁打か?僕はこの時三塁側から写真を撮っていて、津久井浜のレフトがフェンス際を追う姿がテレビカメラが邪魔になって追うことができなかった。だから見ていたのは一塁側の塾高ベンチの表情だった。
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すると、塾高ベンチがみんな両手をあげて手を叩いて、笑顔で大喜びをし始めた。千之亮、ホームラン打った?でも、千之亮はベンチに戻りだしている。一方で津久井浜スタンドが沸いている。これでわかった。

あとで聞いたら、津久井浜のレフトがレフトフェンスギリギリのところで大飛球を捕った大ファインプレーだったとのこと。フェンスを恐れることなく捕ったレフトのファインプレーに対して、塾高野球部もまるで仲間が大ファインプレーをしたかのように大喜びをして、そのプレーを称えたという瞬間だったのである。

いいプレーには敵味方関係なく拍手を送る。それは選手だけでなくスタンドのファン、応援団も同じだ。そういうのが高校野球の素晴らしいところ。敵味方関係なく純粋に野球を楽しむ、ナイスプレーを称える、とても大切なことである。

点差があった試合だったから余裕があったということもあるだろう。でも、意識してできるものではなく、心の中でいつもそういう気持ちを持っているからこそ、自然と速やかに出てきた拍手なのである。

いいプレーを敵味方関係なく称える拍手、その塾高生達の笑顔も本当に自然で優しい喜びの笑顔、なんて素敵な笑顔なんだろう。とてもいいものを見た瞬間であった。 

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さてその続き、二死ランナーなしから宮尾がセンター前ヒットで出塁。
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宮尾盗塁で二死二塁。 
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盛り上がるスタンド。
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そして福井がライト前タイムリーで宮尾が生還、7-07回コールドでゲームセット。
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今夏、2回目の塾歌。 
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スタンドに挨拶 
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インフルエンザ、コロナ等での学級閉鎖、大会前の期末試験等でベストコンディションでない選手もいるだろう。試合を通じて調子を上げていく部分もあるだろうし、こんな時期だからこそ、まさに全員野球で臨んでいかなければならない。

WBCじゃないけれどみんながヒーロー、みんながキャプテンのつもりでまだまだ続く甲子園への道のり、そして甲子園からの道を歩んでいって欲しい。


3
回戦は明日、県立相模原との対戦。侮れない相手です。気持ちを引き締めて明日も素敵な勝利を願っています。明日は相当「危険な」極暑のようです。応援に行かれる方は健康に気を付けて応援しましょう。

3回戦
対県相模原
@平塚球場
10:00〜




popo0803 at 23:00|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年07月12日

【観戦記23-04】白山(2回戦:230710)

105回全国高校野球選手権神奈川大会、今春のセンバツから2期連続、5年ぶりの夏の甲子園を目指す塾高は、塾高は初戦となる2回戦で白山を相手に12-25回コールド勝ちを収めた。
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今大会は
4回戦を除いては全て平日の試合。うー、サラリーマンにとってはなかなか厳しい日程だ、と思うところだが、トーナメント表で一番左上の塾高は、今大会、全て第一試合の10時開始である。

これはかなりラッキー。何故ならば、午前休を取って試合を見て午後から出社ができる。これなら会社からのブーイングも低くなるというもの。もっとも会社の方々も理解してくださっているからブーイングはなくて休みはとりやすいんだけど、流石に全休と半休ではインパクトが違う(笑)。

もう一つ嬉しいのはすべて
1塁側ということ。塾高は左打者は丸田、八木、大村と3人で右打者が多い。1塁側なら右打者の写真が正面から撮れる。ということで、このチームは1塁側になるのが個人的には嬉しいのです。  
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ということで、初戦は午前休を取って横浜スタジアムへ。平日の試合だし、横浜や東海大相模がいるわけではないので絶対に混まないことはわかっているのだけれど、横浜スタジアムはとても写真が撮り難くて、いい写真が撮れる座席が限られているなど、席にこだわりがあるため、そしてどうせ早起きするのだから、と気合いを入れて
10時試合開始なのに7時過ぎに球場に到着、チケット売り場は前から4人目の順番となった。週末の県大会なら同じ時間でもう50人以上は並んでいるから、それに比べたら予想通り少ない。

到着して
10分もしないうちに、塾高生のお母様が並びに来た。県大会の時、近くに座っておられたので顔見知りになった方である。嬉しいことにポポさんのことも知ってくれていた。

「何でこんなに早い時間に来られたのですか?」と聞くと、僕が写真を撮るためのこだわり席の一つ後ろの座席もグラウンドに近くて見やすいのだが、そこで観戦をしたいから、席確保のために早く来たという。

すぐに
2名の方が合流されて3名のお母様。凄い、凄い、まあ、何と熱いお母様方なんだろう。驚くのは息子さんは野球部とは全く関係なく、他の体育会だったりするということ。息子の友達たちの活躍を楽しみにして応援に来ているのである。とはいえ何でこんなに早い時間から(笑)。僕も人のこと言えないけど、まあ、「あっぱれ」な熱くて素敵なお母様方である。

観戦記、きっちりと書こうと思うと時間がなくて(休みも半休だし)、結局何も残せない、という反省もあるので、あまり考えることなく原点に戻って「殴り書き」で時間が限られた中での観戦記を残します。誤字あったらご指摘願います。

2023710日(月)
105回全国高校野球選手権神奈川大会
@横浜スタジアム
慶應 004 53 =12
白山 002 00 =
2
5回コールド)
(慶)〇松井、鈴木佳−渡辺憩
(白)鈴木、永井−田中
【三】延末(慶)
【二】丸太、八木、加藤(慶)、松嵜(白)


(出場メンバー)
 丸田
1  鈴木
 八木
8 渡辺千
 加藤
 延末
 福井
 渡辺憩
 大村
 松井
H7 山本

関東甲信の各地で猛烈な暑さとなった今日、ハマスタもギンギンに暑かった。夏の高校野球の日差しです。試合開始前、バタバタする前に、お決まりのミカン氷をぶっこむ。みかんが沢山乗っていて、相変わらずキューンとするハマスタ名物である。  

IMG_9877ミカン

そうそう、今日は午後から仕事に行くので、着替えも持ってきた。ただでさえカメラで荷物が多いのに、もうカメラバックがパンパンである。 

試合開始前の応援練習でのチャンスパターン、普通は選手名〇〇というところ、野球部前部長で高野連から育生功労賞を受賞した七條先生の名前で歌って先生の受賞をスタンドで改めて盛り上げた。

援部の
3年生2名が大いに盛り上げる。部員が少ない中、低学年の時から頑張ってきた彼らもすっかりと逞しくなったものだ。
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さあ、やっと試合開始の記事に入ります。 

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塾高は初回、先頭の丸田がセンター前ヒットで出塁するも八木、渡辺千、加藤と打ち取られ無得点。
2回も先頭の延末がエラーで出塁するも続く福井はサードゴロゲッツー、渡辺憩が四球で出塁するも大村ニゴロで打ち取られる。

塾高先発のマウンドは松井。テンポよく投げ込み、初回、
2回と三者凡退で打ち取る。 
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試合が動いたのは塾高打線が一巡した
3回表。一死から丸田がライトへ二塁打。
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八木死球、渡辺千はフェンス手前まで飛んだ大きなで丸田タッチアップで三塁へ進み、加藤死球の二死満塁から
5延末がセンター前への飛球、あたりは良くなかったがこれをセンターが前進してダイビングキャッチを試みるもタイミングが合わずに後逸、ランナー一層のラッキーな三塁打で塾高が3点を先制、なおも福井の三ゴロの悪送球で延末もホームイン、この回4点を挙げた。

白山も負けてない。
4点を取られた直後の3回裏、先頭が内野安打で出塁。犠打、三ゴロで二死2塁で、松井の制球が乱れた。1番に死球で二死12塁、2番打者にもフルカウントから四球で二死満塁とランナーを背負う。

ここでベンチから安達が大きな体を走らせてマウンドに伝令に向かう。安達の伝令、雰囲気があって個人的には好きだな。

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そして打席は
3松嵜。ワンストライクからの2球目、高めに浮いたストレートを思いっきり振り切ると、打球はレフトフェンス直撃の二塁打。打者二人還って4-2と点差を詰めた。 
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松嵜、決して身長は大きくないが、チーム
1の長打力で筋トレを重ね、バットを振り続けてきたという。

打った瞬間の松嵜のヨッシャーとでも叫んでいるような表情、打球の行方に手を挙げて喜ぶ白山ベンチがなんかいいな。 

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なおも二死
23塁、打者4番で一打同点のピンチ、マウンドの松井は踏ん張りどころである。4番の打球はいい当たりのショートゴロ。ちょっと難しいバウンドになったが、これを八木が華麗に裁き一塁送球。送球はショートバウンドになったがこれを延末が上手くすくいアウトに。

苦しかった松井のピンチを内野がナイスプレーで断ち切った。地味だったけど、このプレーは大きかったな。八木の守備、お見事である。

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回表、塾高は先頭の大村がニゴロ。今日の大村はノーヒットで写真も出番がないので、ちょいとかっこいいいニゴロの写真を貼ります。
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一死から松井が四球、丸田センター前ヒットで一死
12塁、八木はセーフティーバントも相手エラーで一死満塁から渡辺千が押し出しの四球でまず1点。そして4番に座った加藤がワンボールからの2球目を叩くとレフト戦へのタイムリー二塁打で三者生還、8-2とリードを広げた。
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若き血のスタンド。

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ここで白山は二番手投手に交代。交代の間、二塁ランナーの加藤と白山の二塁手早川が何やら楽しそうに話をしているのを見つけた。何の話をしているのだろう。ちょっとほのぼのといい光景である。  

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延末ニゴロで加藤三進の二死3塁から6福井が低目の変化球をうまく合わせてセンター前タイムリー、加藤生還し、この回5点を挙げて一気に白山を突き放した。
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スタンドで大太鼓を叩くのは野球部員。指揮者のことをしっかりと見つめて叩くタイミングを計るその視線がカッコいい。

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回表、塾高の攻撃は松井の代打、山本海3球目が死球となるとガッツポーズで1塁へ走る。
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続く
1丸田は初球をライト前へはじき返す。丸田はこれで4打数4安打、大当たりである。春季県大会は2番を打つことが多かった丸田だが、この最後の夏の大会、塾高の切り込み隊長として丸田の活躍にも大きな期待がかかる。  
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大当りに塁上で思わず笑顔いっぱい丸田。 

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無死
12塁から八木ライト線へのタイムリー二塁打でまず1点追加。
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スタンドの若き血が止まらない。 

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なおも無死
23塁から渡辺千は低目の球をうまく拾ってレフト前タイムリー。こういう打ち方とても上手な渡辺千。彼の場合は春季県大会で5本塁打、しかも規格外のパワーを見せつけられたドでかいホームランがあまりにも印象にありすぎて、この大会も彼の長打には大いに期待してしまう。まだまだ本調子ではないようにも見えるけれど、一戦一戦戦いの中で調子をあげていってほしいものである。  
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参考:
今大会の10本塁打は塾高歴代記録?

12-2
と点差を10点に広げた5回裏、塾高は2番手で鈴木佳をマウンドに送った。  
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見守るベンチ。 

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先頭に四球を許し、犠打で一死
2塁とランナーを背負うが、後続を断ち試合終了。県大会の時にスピード、切れとも抜群の投球を見せた佳門に比べると、この日はスピードも切れもイマイチのように感じた。

塾高が勝ち上がっていき激闘を制するためには佳門の力は絶対に必要である。まだまだ
2年生、成長過程、この夏に更にビッグになることを期待して応援しています。
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この夏最初の塾歌。 

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ベンチに勝利の挨拶に来た選手。スタンドでは白山とのエール交換が始まり、挨拶するタイミングを逸してちょいと困った顔の大村(笑)。 

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選手たち。

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5
回コールドで試合も1時間半までかからずに終了した。午後からの出勤時間まで時間あるので、中華街でいつもの仲間たちと喉を潤してから出勤に向かいました。

さあ、次の
3回戦は、本日、5-4で岸根に勝った津久井浜との対戦です。保土ヶ谷球場で10時から。また、午前休を取って観戦に行く予定です。保土ヶ谷なのでtvkで中継もありますね。13日も極暑になりそうだけど。

森林監督は、今日の勝利に「初戦はとにかく内容よりもちゃんと勝って次に進むことが大事なので。」とコメントしていた。今日同じく初戦だった東海大相模は湘南学院に
8回まで55の同点の展開、最後に75と接戦を制したが、本当、夏の大会の初戦は何が起きるのかわからない。だからしっかり勝つこと、本当、これが大事なのだと思います。

ひとつひとつ試合を積み重ねるに従って調子も上げてくることでしょう。頂点を目指してひとつづつ、勝利を重ねていくこと、楽しみにしています。



popo0803 at 23:30|PermalinkComments(0) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記

2023年07月11日

観戦記:白山高校(工事中)

いつもよりアクセスが多くなっているので、観戦記を楽しみにしてくださっている皆さま、どうもありがとうございます。まだ仕事中で会社なのですが、昨晩、観戦記を書きかけていたのですが疲れてダウン、続きを今晩中に書ければと思います。(書けなけれが明日になるかもしれません(>_<))

アップが遅くなりますが、適当に遅い時間に覗いてみてください。どうぞよろしくお願いいたします。


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2023年05月09日

今大会の10本塁打は塾高歴代記録?

春季県大会、塾高の12年ぶり5度目の優勝で幕を閉じたが、12年前というと2011年の春季大会となる。前回は塾高はどんなメンバーだったかな?と当時の観戦記を読み直してみると、記事の中で「今大会(2011年の大会)9本塁打は、2006年春の8本を超えて塾高歴代記録である」と書いていたのを見つけた。

それ以降、きっちりと記録を調べたわけではないが、今大会の10本塁打は、12年前の9本塁打を超えて、県大会での本塁打数、塾高歴代記録を更新したのではないだろうか。さらに今大会の記録が凄いのが、

〇邱膺瑤少ない中での記録
2006
年、2011年は地区予選の3試合を含めた9試合で8本または9本の記録に対し、今大会はセンバツ出場したことから地区予選は免除で、県大会の3回戦から出場しており、試合数は5試合と少ないにもかかわらず、合計で10本塁打を打っている。もしも9試合やっていたらあと何本ホームランを打っていた事だろうか?

対戦相手のレベルが高い
2006
年、2011年共に実力的には少しレベルが落ちる地区予選が3試合含まれ、且つ、地区予選は狭い日吉台球場で行われている。2006年はホームラン全8本のうち4本、2011年は全9本のうち3本が地区予選で打ったホームランである。

一方で今大会は3回戦からの対戦であり、3回戦で対戦した菅高校は地区予選を21敗で県大会出場を決め、県大会は2勝して3回戦で塾高と対戦した相手であり、レベル的には決して低くないチームである。

そういう意味で、今大会の5試合で10本塁打は、質、量ともに群を抜いた記録といえる。ちなみに神奈川県記録は不明です。ご存知の方いらっしゃたら教えてください。

2006年、2011年、そして今大会の本塁打を打った選手は次の通りです。昔から塾高を応援していた方には、かなり懐かしい名前かと(笑)。


2006年春季大会(9試合/8本塁打)
山口3、正木2、高尾、宮本、伊場

2011年春季県大会(9試合/9本塁打)
谷田4、原田2、木村、沓掛、齋藤

2023年春季県大会(5試合/10本塁打)
(菅:3回戦)    渡辺千、福井、延末
(向上:4回戦)   渡辺千(2本目)
(藤嶺藤沢:準々決勝)松井、加藤、渡辺千(3本目)
(横浜隼人:準決勝) 渡辺憩
(相洋:決勝)    渡辺千×24本目、5本目)

写真で10本のホームランを見てみよう。

渡辺千(菅戦:1回ソロホームラン)
0416菅 渡辺千

福井(菅戦:4回ソロホームラン)
0416菅 福井

延末(菅戦:5回ツーランホームラン)
0416 延末

渡辺千(向上戦:1回スリーランホームラン)
0422向上 渡辺千

松井(藤嶺藤沢戦:4回ソロホームラン)

※打った瞬間、撮り損ないました。ごめんなさい!!
0429藤嶺 松井

加藤(藤嶺藤沢戦:4回ソロホームラン/松井との二者連続ホームラン)
0429藤嶺 加藤

渡辺千(藤嶺藤沢戦:7回ツーランホームラン)
0416藤嶺 渡辺千

渡辺憩(横浜隼人戦:5回満塁ホームラン)
0505隼人 渡辺憩

渡辺千(相洋戦:1回ツーランホームラン)
0506相洋 渡辺千 (1)


渡辺千(相洋戦:4回ソロホームラン/1試合2発目)
0506相洋 渡辺千 (2)

松井だけ打った瞬間取り損ねたので、その日先発した投球の写真をおまけで貼り付けます。

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2023年05月07日

祝!12年ぶり5度目の春季大会優勝!!

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神奈川県高校野球春季県大会決勝、9年ぶり8度目の関東大会出場を決めた塾高と、23年ぶり3度目の関東大会出場を決めた相洋との対戦。相洋は神奈川を代表する強豪校の横浜、東海大相模を破っての堂々の決勝進出である。

神奈川県の高校球児、OBならきっと誰もが夢に思う「横浜、東海大相模を破って優勝する」に向けて勝ち上がってきた、勢いだけでなく実力のあるチームである。

しかし、塾高は強かった。強すぎた。相洋の勢いを全く寄せ付けずに圧勝、12年ぶり5度目の優勝を飾った。

昨秋、新チームになってから強打線、長打力は売りだったが、なんとこの春季県大会、5試合で10本塁打を放った。中でも渡辺千はこの決勝戦での2本の本塁打を含めた5本塁打であるので、もう驚き以外の何物でもない。怪物だ、大谷がダブって見えたのである。そんな渡辺千も、昨秋は控え選手だったのだから、高校生の急成長には本当にビックリである。

センバツ甲子園で仙台育英と物凄くいい試合をしたが接戦を落とし、全国で勝負できる力も感じたが、全国で勝ち上がるための課題も沢山残した。そして迎えたこの春季県大会、森林監督は「競争と変化」をテーマにポジションや打順を変え、新戦力も積極的に使ってきた。まだまだ課題は尽きないこととは思うが、森林監督がやりたいこと、試してみたいことがかなりできたのではないだろうか。

小宅、松井の二人が中心だった投手陣も、鈴木佳が県大会では2試合先発して素晴らしい投球を見せた。そして決勝戦は公式戦初先発の村上が、これまた素晴らしい投球を見せるなど、投手陣の成長も夏に向けてとても楽しみである。

20日からは関東大会が始まるが、関東の強豪校相手に更に真価を発揮し、一戦一戦大きな試合を戦いながら成長していくことだろう。とても楽しみです。

決勝戦の観戦記は「忘れないうちに」また書きます。書きたいことはたくさんあるのですが、平日はなかなか時間がなくて作業ができなくて・・・。でも、間違いなく残す(つもり)ですので、時々覗いてみてください。

取り急ぎ、表彰式の写真を数枚貼り付けます。
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2023年05月05日

【観戦記230-03】横浜隼人(春季県大会準決勝)

神奈川県高校野球春季大会準決勝、塾高は7-2で横浜隼人を下し、決勝進出で9年ぶり8度目の関東大会出場を決めた。

202355日(金)
神奈川県高校野球春季県大会(準決勝)
@横浜スタジアム
慶應義塾 200 040 100 =7
横浜隼人
000 100 010 =2
(慶)○鈴木佳(6回)、松井(2回)、小宅(1回)−渡辺憩
(横)石橋、新井、山口、真崎、清水、難波、沼井−城島
【本】渡辺憩(慶)、城島(横)
【三】丸田(慶)
【二】渡辺千、福井2、八木(慶)、大八木、菊地(横)


(出場メンバー)
 加藤
─ヾ歸
А‥亙媽
ァ(^
 吉野
H3
 清原
H3
 延末
◆‥亙娵
Α“木
ぁ‖臑
H
 山本
4
 宮尾

   鈴木佳

H 安達
R
 成戸
1
 松井
1
 小宅

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横浜隼人とは最近対戦してないな、と調べたら、2015年秋季県大会2回戦での対戦が最後だった。この時は、現在、ヤクルトスワローズで活躍している木澤が投げたが、1-4で敗れている。それ以来の公式戦での対戦である。
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先攻の塾高は、準々決勝の藤嶺藤沢戦から「インパクトのある1番が今は欲しい」として1番に起用された加藤が鋭い打球のサードゴロエラーで出塁。
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続く丸田はレフト線に落ちる打球、横浜隼人のレフトの打球処理もまずさもあったが三塁打で1点を先制した。
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先制点に若き血。青空が気持ちいい。 
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なおも無死三塁で渡辺千が右中間への二塁打で丸田も還り、初回、塾高が2を先制した。 
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塾高先発は鈴木佳4回戦の向上戦に続いての先発である。コントロール良く子気味良い投球で1回、2回と危なげなく抑えた。 
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ショートゴロを捌く八木
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3
回、ヒットを打たれた無死1塁から次打者のセカンドゴロを捕った大村がランナーにタッチに行くが落球、記録はヒットで無死12塁とピンチを背負った。
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マウンドに延末が伝令で走る。 
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3
番菊地は2つバント失敗のあとのスリーバントはピッチャー鈴木へのハーフライナー。飛び出た2塁ランナーも戻れず封殺でゲッツーで二死1塁と変わった。横浜隼人は流れを離してしまう痛いプレーとなった。ツーアウトと指2本立てる鈴木。 
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4
回裏、6番城島にレフトへソロホームランを打たれ1点を返された5回表、先頭の渡辺千がセンター前で出塁。
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福井はツーボールワンストライクからヒットエンドラン、外角に外れるボールに何とかバットを当てるとセカンド前に転がり、これが内野安打となって無死12塁。 
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清原の代打延末四球で打席には今大会7番か8番を打っていたがこの試合6番に打順を上げた渡辺

ツーボールからの3球目、絶対にストライクを取るしかない横浜隼人の2番手投手新井のストレートを渡辺憩はセオリー通り当然に狙っていた。思いっきりのフルスイング、投げ込まれた直球に何の迷いもなく思いっきり引っぱたいた打球は弾丸ライナーでレフトスタンドへ飛び込んだ。満塁ホームランで6-1とリードを広げた。打った瞬間イッターとわかる物凄い打球だった。高校通算10号という。 
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気持ちよく1周まわる渡辺憩。  
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延末、渡辺千に迎えられる。 
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6
回裏、横浜隼人は二死2塁から代打関水がレフト前ヒット、2塁ランナーはホームを狙ったが、レフト渡辺千からのバックホームでタッチアウト、余裕の好返球だった。
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周りから声をかけられながら笑顔でベンチに戻る渡辺千。 
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7
回表、塾高は一死から八木がライトへの二塁打。八木はこの大会13打数6安打と調子を上げてきている。
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二死3塁となり、ここで鈴木佳に代わりセンバツ甲子園仙台育英戦1点を追う9回に代打で同点打を打った安達が代打に。センバツでは土壇場での勝負強さを大観衆の前で見せた安達だが、ここも勝負強かった。3球目を打ち返すとセンター前にタイムリーヒット、7-1とリードを広げた。
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安達の代走宮戸が二盗を決める。
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7
回から松井がマウンドへ。 
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7
回は三者凡退で抑えたが、8回は2塁打と2つの四球で二死満塁からタイムリーを打たれ1点を返された、二死から2つの四死球を与えるなど、ここ一番で松井は踏ん張ることができなかった。

鈴木佳が今大会で成長を見せているだけに、松井が安定した力を出せるかどうか、夏に向けて塾高投手陣の中では大きなポイントとして期待されるエースである。 

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最終回は小宅が締めて試合終了。 
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関東大会出場を決めて県大会決勝は横浜、東海大相模を立て続けに破って勝ち上がった相洋。相洋は23年ぶり3度目の関東大会出場とのこと。

関東大会を含めて、一戦一戦貴重な試合を経験しながら選手が成長し、チームが成長していく事を楽しみに、まだまだ春は続きます。



popo0803 at 23:30|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年04月22日

【観戦記23-02】菅戦(春季県大会3回戦)

本日の4回戦ではなく先週行われた3回戦の観戦記、1週間遅れですが先に残します。

高校野球春季神奈川県大会、選抜大会以来の公式戦となった塾高は3回戦からの登場。初戦、菅高校と対戦し、3本塁打を含む7長短打で1115回コールド勝ちで発進した。
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2023416日(月)
高校野球春季神奈川県大会(3回戦)
@俣野公園横浜薬大スタジアム
菅  010 00  = 1
塾高  200 54×
=11
(慶)飯田(3回)、松井(11/3)、鈴木(2/3)−渡辺憩
【本】渡辺千、福井、延末(慶)
【三】福井、渡辺千(慶)
【二】八木、松井、丸田(慶)、中村(菅)


(出場メンバー)
Α“木
─ヾ歸
А‥亙媽
 加藤
ァ(^
 延末
◆‥亙娵
ぁ‖臑
  飯田
1
  松井
1
  鈴木佳

センバツから比べると、丸田1番から2番に下がり、大村2番から8番に、そして八木9番から1番と打順が変更し、また、選抜では代打出場に終わった加藤4番でスタメンに入った。レフトを守っていた福井が背番号5でサードに入り、清原は背番号15でファーストでノックを受けたが、この日は出場機会はなかった。

打順、ポジションもセンバツとは大幅に変更されたが、森林監督は、「チームがレベルアップするために競争することと、変化を与えることをテーマとしている。成長しないと夏はないので、このまま調子を整えればなんとかなることは絶対にないので、それを示すため」と話した(日刊スポーツより)。夏に向けて挑戦者の気持ちを忘れずに更なる競争、成長を求めていく春の大会である。

ベンチ入りメンバーも選抜の18名に比べ県大会は25名。ニューフェースのベンチ入りもあるのだろう。
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塾高先発は飯田。初球から気合いが入っていた。指先から離れるボールと共にロージンの白い粉がボールを包み込むように広がった。ちょっとカッコいい写真。 
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先頭を空振りの三振を奪い、次打者の遊ゴロは三遊間深いところから八木が踏ん張ってナイスプレー。
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次打者も投ゴロで三者凡退。いい立ち上がりである。とにかく気持ちが伝わってくる飯田の投球であった。
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初回を完璧に抑え、さすがに飯田もホッとした表情でベンチに戻ると、大村飯田の頭をポンと叩いてナイスピッチを称えた。
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初回攻撃前のベンチ円陣。
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塾高の強力打線は健在、長打が初回から爆発した。1回裏、二死から渡辺千レフトオーバーのツーランホームラン。低目の球を拾うように打った瞬間にホームランとわかる打球だったが、スイングはとても軽かったな。パワーがあるのである。 
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2
回表、一死から清原に代わって三塁に入った福井は正面のゴロが手に着かずにエラー。その後二塁打を打たれ1点を許した。サードは高校に入ってから23か月やったくらいという福井、チームの層を厚くするためにもこれからの成長が課題であり注目したい。
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飯田は3回を投げて1安打1失点3奪三振無四球の内容で4回からは松井に交代。松井3番から始まる打線を簡単に三者凡退に抑える。
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4
回裏、先頭の福井が初球をレフトへソロホームラン3-1とリードを広げた。キャッチャーの構えからすると真ん中から少し外寄りのボールだろうか。フォロースイングでは左手一本で、この体勢でレフト外野ネットの上部まで運んだのだから、福井のパワーは大したものである。 
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なおも延末四球から渡辺憩、カウントツーボールワンストライクからヒットエンドランが決まりレフト前ヒット延末は三塁まで進み無死13塁とチャンスを広げた。
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大村二ゴロの間に延末生還で4-1、なおも二死2塁から松井レフト線への二塁打渡辺憩生還し5-1松井の思いっきり足をあげたバッティングフォーム。
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二死2塁で八木センターオーバーの二塁打松井還り6-1やっと八木に1本出た。これをきっかけに
八木のバットの火がつくことを期待する。

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丸田一ゴロで二死3塁から渡辺千ライトオーバーの三塁打7-1。この回、4本の長打を含む5安打で5点をあげた。 
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5
回表松井が一人アウトを取ったところで、三人目の投手、鈴木佳に交代。僕は鈴木の生投球を初めて見たが、スピードあるし、スライダーの切れはいいし、素晴らしいボールを投げる。ストレートでぐいぐい押して二者連続三振、あっという間にこの回が終わってしまった。もう少し見てみたかったな、鈴木の投球を。

「今日の感じなら、チームに信頼される投手になっていける。小宅に頼りすぎず、自分が代わりになれるように」(神奈川新聞)と逞しいコメントの鈴木。中学軟式出身だが、これから益々の成長に期待である。
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5
回裏、先頭の福井が四球で出ると延末が初球をライトへツーランホームラン9-1。  281
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なおも渡辺憩死球、大村セカンド内野安打などで一死23塁から八木がセンターへの犠牲フライで渡辺憩還り10-1

そして二死2塁から丸田ライトオーバーの二塁打大村がホームインし、11-1となり、510点差でコールド勝ちとなった。
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スタンドに挨拶。 
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これでベスト16入りし、夏の大会第三シード確保。もちろん狙う場所は全然違うが。夏に向けて色々と戦力を試していく中、1試合1試合が貴重な真剣勝負。選手がどんな成長を見せていくのか楽しみである。


popo0803 at 21:57|PermalinkComments(0) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年04月16日

【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<後半>

(観戦記前半から続く)

6回表〜8回裏

自らタイムリーを打った仙台育英高橋6回表の投球は圧巻だった。先頭の清原はスリーボールとボール先行するも、そこから3つストラクで三振に打ち取ると、続く末延、渡辺と三者連続三振に打ち取った。

続く7回表8小宅の下位打線からとはいえ、小宅4球で打ち取ると、続く代打加藤1丸田を各1球で打ち取り簡単にチェンジ。高橋のエンジンがかかってきた。

一方で小宅も負けていない。6回裏1山田の好打順から始まる仙台育英を三者凡退で打ち取ると、続く7回裏、先頭の4斎藤にレフト前ヒットを許したが、5湯浅の時の盗塁を渡辺が二塁で刺殺、小宅を助けた。

そして湯浅1塁ベンチ前へのファールフライ。キャッチャー渡辺懸命に走り、仙台育英ベンチ前でナイスキャッチである。
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塾高の日吉台グラウンドはファールゾーンがほとんどないし、広い甲子園球場でこれだけ走ってのキャッチャーフライは練習ではできないもの。渡辺のセンスの良さを感じるし、まあ、この渡辺可愛すぎる笑顔からは、渡辺が甲子園でのプレーをどれだけ楽しんでいるのかが伝わってきて、見ているこっちまで楽しい気持ちになってくる。甲子園を思いっきり走ってナイスキャッチしたナイスプレー&ナイススマイルである。
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8
も両チームヒットで走者を出すものの無得点に終わり、いよいよ塾高は1点を追いかけて最終回の攻撃に入る。

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回裏の守りを終えてベンチに戻る選手たち。
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9回表

1
点を追う塾高最終回の攻撃は6延末から。ここまで2三振を含む3打席ノーヒットの延末だったが、ここは高橋からツーストライクツーボールからの5球目をライト前ヒット、同点ランナーが出塁した。インコースストレートだったが、肘をたたんで上手に打ち返した。  
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塁上でベンチにほえる延末
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2
回からロングリリーフの高橋も投球数88球。他にも好投手を擁する仙台育英は、ここで高橋に代えて湯田をマウンドに送った。
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7
渡辺憩はしっかりと送って一死2塁、一打同点の場面を作った。 
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慶應アルプススタンドの大応援団からは物凄い声援が送られた。 
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そして打席は小宅に代えて安達が代打で送られた。秋の成績は8打数4安打、うち3本が二塁打で6打点と代打の切り札である。
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「ヒットを期待されての代打安達」、代打は初球から打てとよく言われるが、安達湯田の甘いストレートを見逃さなかった。初球を叩いてレフト前ヒット2塁から延末が還り、なんと土壇場でやっと同点に追いついた。この土壇場の大舞台で勝負強い一打を打った安達、大きな体で笑顔が可愛い選手だが「積極性があるハートの強い選手」なのである。何て勝負強いバッティングなことか。
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右手を小さく上げてガッツポーズで走る。 
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レフトからホームへの送球の間に安達は二塁を狙ったが、ここはタッチアウト。しかしながら大きな仕事をしてベンチに戻る安達にはいい笑顔が浮かぶ。
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二死ランナーなしから途中から守備に入った宮尾に代わって代打山本が送られた。やはり代打の成績がとても良い選手だ。フルカウントからファールで粘り、9球目を選んで四球。
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1
丸田に期待がかかったが、丸田はライトフライでこの回は同点どまりとなった。 
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やっとやっと欲しかった1点が取れた塾高9回裏の守り、同点打の安達はそのまま三塁の守備に入り、サードの清原がセカンドに、セカンド大村がショートに入った。セカンド清原は二度目?とのことらしい。

守備につく安達に対して、山本が笑顔で同点打を称える。いい笑顔。

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レフトの守備につく福井安達の背中を叩いて同点打を喜ぶ。 
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9回表

この回から塾高マウンドには背番号1を付けた松井が上がった。県大会の時から先発小宅、抑え松井の塾高継投パターンである。 
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松井2橋本を打ち取ったものの、3寺田に四球、4斎藤レフト前ヒットで一死12塁と一打サヨナラのピンチを迎えた。

マウンドには八木が伝令で走り一呼吸入れる。 
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セカンド清原とショート大村。 
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仙台育英アルプススタンドからは雨の中、声援が送られる。378
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しかし、ここで松井は踏ん張った。5湯浅をライトフライで二死2塁、続く6尾形もライトフライでピンチを乗り切った。
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雄叫びを上げてベンチに戻る松井。 
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回を守り切りベンチに戻る選手。
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■タイブレークへ突入

1
1の同点で延長へ突入。今大会から導入された延長10回からのタイブレークによって進められる。タイブレークは2018年から導入されていたが、それまでは延長13回以降の採用だった。10回以降の攻撃は、前の回の継続打順で無死走者12塁から開始される。  
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従って塾高の10回表は、二塁ランナーに9松井、一塁ランナーに1丸田で無死12塁、打者は2大村で開始である。タイブレークは先攻チームの得点を見て攻撃できるので、圧倒的に後攻チームが有利である。その有利な展開をさせないために、先攻チームはできるだけ点を取りたい。塾高はクリーンナップに回る打順なので、2点は取りたいところである。

10回表

大村は初球をしっかりとバントを決めて一死23塁。
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そして塾高は3渡辺千4福井を迎えるという絶好のチャンスである。陸の王者の横断幕が掲げられるアルプススタンドの大応援が球場を揺るがせた。
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仙台育英は伝令が送られマウンドに集まり一呼吸入れた。 
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そして4福井のバットに期待がかかる。この試合、ここまで4打席ノーヒットの福井だが、秋の成績はが35打数17安打の打率.48613打点の頼れる主砲である。そろそろ来るだろう!!いやが上にも、期待が高まる。打て―!!大声援が福井に送られた。

打つしかないこの場面、初球のストレートを強振するも空振り。福井もここは初球から強気で向かっていった。しかし高めのボール気味のボール、ここは力み過ぎずに、いつもの自分のバッティングをして欲しい。そして2球目のストレート、力のあるストレートだったが高目の甘いコース、いつもの福井なら外野フライは打てたボールだったかもしれない。しかし打球は真上にあがりキャッチャーフライに倒れ二死満塁。福井、少し力んだかな。
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そして二死満塁で打席には清原。こういう場面で回ってくる清原は、親父譲りのやはり何かを持っている男なのかもしれない。なんと盛り上がる場面を野球の神様は作ってくれたことか。
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アルプススタンドはもちろんのこと、なんとバックネット裏のお客さんまで「かっとばせ〜、き〜よはら」の大コール。高校野球ではここまでのコールはなかなか見ないかもしれない。甲子園球場に清原コールの鳴門の渦潮状態である。まるでプロ野球の応援を見ているかのような雰囲気に包まれた。

この声援は塾高にとっては背中を大きく押してくれる勇気となるし、仙台育英にとっては、相当のプレッシャーである。相手の声援を自分への声援と思え、とはよく聞くけど、そんなの普通の高校生では無理である。完全アウェーなのである。


でも仙台育英のマウンドの湯田は落ち着いていた。清原コールを受けて、マウンドで大きく深呼吸をした。実に落ち着いている。
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そして、一旦プレートに足をかけて投球動作に入ろうとしたが、すぐにピッチャープレートから足を外して間を取ったのである。さすがにこの大声援の中で投げるには、中途半端な気持ちでは投げられない。とはいえ、この局面、この大舞台、このアウェーの大声援を受ける中、冷静に自分のリズムを作るために一呼吸入れることができる湯田が本当に凄いと思った。

試合終了後に仙台育英の須江監督は、「塾高との差は昨年の夏の大会の経験があるかないかだけの差」とコメントを残したが、まさにこういう湯田の落ち着いた対応ができることも、その経験があったからこそできた対応だったのかもしれないと感じた。

時々引用する上田誠前塾高野球部監督の著書、エンジョイベースボールの中で、「胃液の出るような緊張を楽しめ」というのがある。ピンチの時に冷静でいることができ、試合だけに集中していたら、それをどう切り抜けるか、いろいろなことを考えることができる。それはとても楽しいはずであり、監督の言うなりになるのではなく、プレーヤー個人個人が自分で考え、自分で決断できる。それができて初めて試合を楽しむことができる、というものである。「大ピンチに遭遇する喜び」を感じてプレーをするのである。

そして驚いた。この大ピンチ、湯田はマウンドで笑顔を見せているのである。「大ピンチに遭遇する喜び」をまさに湯田は感じて楽しんでいたのかもしれない。この湯田の笑顔、僕はレンズ越しに見たときにゾクッとしました。凄いな、と思いました。本当に凄いな。  
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そして清原との対戦。ここで清原が打ったら翌日のスポーツ紙はWBCを抑えて清原一面だな。この試合、一番盛り上がったシーンである。

湯田
に対して清原も強気で向かっていった。初球を空振り、
2球目ボールのあと3球目ファールで追い込まれた。さあ、どうなる?清原打てよ。球場のかなりの方がここは清原のヒットを見たいと思っていただろう。そんな緊張感たっぷりの大勝負、湯田は最後までプレッシャーに負けずに堂々としていた。4球目、スライダーを投じると清原のバットが空を切った。

空振り三振。

三振の清原、バットを叩きつけるようにして悔しがった。仙台育英のキャッチャー尾形は右手に拳を作り喜びを表した。最後まで向かう強い気持ちでぶつかっていった見応えのある勝負であった。
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■10
回裏

仙台育英は無死12塁で7番から。初球をきっちりバントを決めて一死23塁。8湯田はスクイズを警戒して2球外したが動きなし。ここでベンチから山本が伝令でマウンドへ。
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ニコニコしてベンチに戻る伝令の山本。何故か最後はガッツポーズ(笑)。
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湯田は申告敬遠で一死満塁とした。1点取られたら負け、塁を詰めて守りやすくした。そして打席は9熊谷熊谷の打球はレフトへの浅いライナーで福井の前に落ち、球場の誰もが仙台育英のサヨナラ勝利、試合は終わった!と思った。

しかし3塁ランナーはタッチアップと迷いベースに戻ったためスタートが遅れていた。レフト福井は思いっきりバックホーム、投げるしか選択肢がないダメ元のバックホームである。福井からのバックホームの送球はショートバウンドになった。分厚いキャッチャーミットでこういうショートバウンドのキャッチングはとても難しいが、渡辺がこれを実に上手にキャッチしなんと3塁ランナーを本塁でフォ−スアウトでアウト!。これまでライトゴロは見たことあるが、僕は人生で初めて見たレフトゴロの成立である。驚きのビッグプレーである。  
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好送球を見せた福井
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球場のざわめきが静まらない中、二死満塁で打席は仙台育英の主将、1山田を迎えた。この試合、山田にはここまで4打席しっかりと抑えてきた。ビッグプレーのあと、ここはしっかりと抑えたい。

しかし、松井が投じた初球の甘いスライダーを山田は逃さずレフト前に運んだ。今度は有無を言わせないクリーンヒット、仙台育英山田主将の執念の一打で好試合に決着がついた。 

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整列を終えて挨拶する両チーム。互いの健闘を称える。仙台育英選手、いい笑顔だな。
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アルプススタンドに挨拶に向かう選手。
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選手たちには健闘を称える大きな拍手がスタンドから送られた、負けは残念だけど、何だかスッキリとした気持ちいい負けだったのかもしれない。それは選手たちが今持てる精一杯の力を出し切って、甲子園という大舞台で塾高らしい素晴らしい試合を見せてくれたから。

甲子園球場から去る塾高野球部には、「また、来いよ」、「夏待ってるぞ」。沢山の熱い高校野球ファンから引き上げる選手に言葉がかけられた。

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残念ながら負けてしまったが、昨夏甲子園王者仙台育英との甲子園での熱戦はとても楽しかった。実に中身の濃い、いい試合だった。試合終了後の仙台育英の須江監督は「夏の甲子園の経験が勝因だった。地に足をつけて、慌てずに試合ができた。球場を包み込むような慶應の応援を楽しもうと選手たちに言った」というコメントを試合終了後に残した。

2回からリリーフしたエース高橋の落ち着いた投球、10回タイブレークの大ピンチで「清原大コール」に慌てることもなくピンチを楽しんだ湯田、最終回、ここ一番で貴重な決勝タイムリーを打った主将の山田、それらのプレーが須江監督のコメントを表していると感じたし、それが仙台育英の強さなのだと感じた。


塾高選手たちも今持っている力は出し切ったのではないだろうか。強豪校相手の互角の戦いは選手たちに自信を付けただろうし、なんといっても甲子園のあの大歓声の中での試合ができる喜びを知ってしまった。絶対に夏、神奈川で優勝して、絶対にもう一度夏に戻ってきたい、という強い思いを全員が持っただろう。この思いがチームをさらに強くする。

まずは春の関東大会に向けて春季県大会が始まった。センバツ出場はしたけど、昨秋は横浜に負けて準優勝での関東大会出場だった。夏は優勝しないと夏の舞台には行けない。あと4ヵ月、強い思いを持って、日々過ぎる時間を大切に成長し、夏の栄冠目指して頑張って欲しい。

KEIO日本一」を目指して。
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popo0803 at 20:10|PermalinkComments(2) 観戦記 | 塾高野球部(22年8月〜)

2023年04月15日

【観戦記23-01】仙台育英(選抜甲子園2回戦:230321)<前半>

95回選抜高校野球、5年ぶり10回目の出場の塾高の初戦の相手は昨夏優勝、その時のメンバー7人が残る強豪仙台育英。昨夏の甲子園を経験した3人の投手陣を中心に投手陣の層は厚く、史上5校目の夏春連覇を狙う優勝候補校である。

初戦から厳しい組み合わせとなったが、仙台育英と甲子園で試合ができること、物凄くワクワクするのである。そして、試合は期待通りの楽しすぎた素晴らしい試合となった。「楽しかった仙台育英戦」。いいな、甲子園、いいな、塾高野球部。つぶやきながらの観戦記です。
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2023321日(火)
95回記念選抜高校野球(2回戦:初戦)
@阪神甲子園球場
慶應義塾 000 000 001 0 =1
仙台育成 000 010 000 1×
=2
(慶)小宅(8回)、松井(12/3)−渡辺憩
(仙)仁田(11/3)、高橋(62/3)、湯田(2回)−尾形
【二】渡辺憩(慶)


(出場メンバー)
─ヾ歸
6 大村
 渡辺千
А(^
4 清原
 延末
◆‥亙娵
 ‐宅
H5 
安達
Α“木
H  
加藤
6  
宮尾
H  
山本
1  
松井

試合前の集合写真

シートノックを打つ森林監督。この日も多くの幼稚舎生がモリバ先生の応援に駆け付けたようだ。 

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外野ノックからは片山学生コーチにノッカー交代。選手としては甲子園の土を踏むことはできなかったが、コーチとして大観衆の前で思いきりノックを打つのは気持ちいいだろうな。片山コーチにとって、とてもいいい思い出だろう。ちょっと沢山写真貼り付けます。 
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彼の見せ場は最後のキャッチャーフライノック。高く真上に打ち上げるのはノッカー技術を見せる華の場でもあり、打ちそこなって二塁ベースまでのフライになったり、バックネットに当たってしまうフライになることも多く、なかなか真上にきれいに打ち上げるのは難しいものである。そしてこれを一発で綺麗に決められるとむちゃくちゃカッコいいのである。まして甲子園の大観衆の前で(笑)。

さあ、そしてそのキャッチャーフライの時がきた。ノックの向こう側には片山コーチを見つめる選手たち。「さあ、うまく打てるかな?どうかな?」とでもいったにやにや笑顔でノックを見つめる表情がとても可愛らしい。こんなところにもチームのいい雰囲気を感じるな。 
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ノックを受けるキャッチャーは二人。一人目、片山コーチは見事に真上に打ち上げた。おお、さすがである。そして二人目のキャッチャーフライ、さあ、いくぞ、とばかりに獲物をしとめる時のような目でボールを睨み、ボールを打ち上げる。片山コーチのこのフォーム、むちゃくちゃいいな、カッコいいな(笑)。
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天へ向かった大きなフォロースイングで力強く打球を打ち上げた。この仰け反り、凄いのである。これだけ仰け反ってキャッチャーフライを打つノッカーもあまり見たことがなし。美しいな、カッコいいな、芸術的である(笑)。
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そしてボールはきれいな放物線を描いて真上へ上がった。キャッチャー渡辺がほぼその場で捕球体制に入る見事な芸術的なキャッチャーフライだ。甲子園の大観衆の注目を浴びる中、2本のキャッチャーノックを一発で決めた片山コーチの精神力と技術は大したものである。 
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キャッチャーフライを捕った渡辺はガッツポーズ、後ろの選手も元気な声を上げて楽しそう。いいな、この雰囲気。 
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ノックの後の荒れたグラウンドをならす片山コーチ。ナイスノックでした。お見事、拍手です(笑)。
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さあ、いよいよ試合開始。本当は試合開始の整列写真を撮りたかったんだけど、雨が降る甲子園、準備と移動に時間を取られ、撮ることができなかった。ちょっと残念である。 
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そう、試合は雨の中で始まった。内野席は完売となった注目の試合、応援席も雨合羽を着ての応援である。 758
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1回表

先攻は塾高。仙台育英の先発は最速147キロという左腕仁田。塾高の強力打線がどう勝負していくか注目である。

仁田が先頭の丸田にいきなりストレートの四球。どれだけ場数を踏んでいても、特に大舞台の立ち上がりは投手にとって難しいのだろう。

続く大村、バントの構えにもストライクが入らずスリーボール。立ち上がりから7球連続ボールである。しかしここから仁田が踏ん張った。二つストライクを取ってフルカウントまで持って行くと大村を三振に。丸田スタート切っており盗塁成功で一死2塁。

仁田の苦しむ立ち上がり、何とか先制点を取りたい塾高は3渡辺千。ツーボールワンストライクと打者有利なカウントから強打は三塁ファールフライに打ちとられ、4福井141キロのストレートに空振り三振。立ち上がりのコントロールに苦しむ仁田から何とか先制点を取りたかったが、塾高はチャンスをものにできなかった。写真は福井
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1回裏

塾高先発は背番号10小宅。県大会からのパターンだ。小宅の立ち上がりは安定していた。もともとコントロールのいい投手。ストライク先行で打者を追い込み三者凡退で初回をわずか9球で終えた。
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2回表

塾高は5清原から。多くの高校野球ファンが甲子園の打席に立つ清原の姿を見ることを楽しみに待っていた。34日の練習試合解禁日から選抜開幕までの7試合で3本塁打と打力は昨年からパワーを増したようで打順も5番に上がり、5番、サード清原くん」のアナウンスに場内から大きな拍手、歓声が送られた。顔は改めて見ても親父さんに似ている。
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清原、ワンボールから高目のストレートを叩くと痛烈な打球がレフト前へ。雨で芝生を滑るように転がる打球をレフトが後逸する間に清原は二塁へ。親父さんも観戦し、そのバットに注目が集まる中、見事な甲子園デビューを果たしたのである。持ってるよな。
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親父さんと並べてみました(笑)
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延末はバント失敗のツーストライクから三振。接戦が予想される試合展開、強豪校との試合、こういうところをしっかりとできるかできないかは試合を左右してくる。

続く渡辺憩にはストレートの四球で一死1、2塁。仁田、立ち直ったかと思ったが、どうもまだ投球が安定しない。

8
小宅にもツーストライクと追い込んでから死球を与えて一死満塁。

ここで仙台育英は早々に仁田を交代しエース高橋をマウンドに送った。センバツガイドブックには、高橋は先発中心だった昨夏までとは一転、仙台育英の須江監督から「厳しい場面を任せたい」と告げられ、新チームでの主な役割は救援となった、と書かれていた。

試合終盤の抑えとしての役割を任されたわかだが、この試合、
2回からの登板とは、須江監督も強力な塾高打線を意識し、また、塾高の小宅の調子が良いことから僅差勝負になることを予想して、想定外に早々にエースをマウンドに送りこんだのかもしれない。

高橋はさすがの救援だった。一死満塁で9八木はワンボールツーストライクと追い込んでから三振。続く1丸田もツーストライクと追い込んで空振りの三振。マウンドでの落ち着いて堂々とした姿は見事である。さすが、昨夏の甲子園胴上げ投手である。
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2回裏

仙台育英は4斎藤から。小宅、初回に続きテンポの良い投球が続く。斎藤をツーナッシングからレフトフライ。5湯浅2球で仕留めると6尾形にセカンド内野安打の初ヒットを許すが、尾形の二盗を渡辺が見事な送球で刺し、小宅を助けた。(写真は5回二盗送球時の渡辺)
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3回表

塾高は先頭の大村がショート悪送球で出塁。1回、2回に続いて先頭打者が出塁した。ベンチ。
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3番渡辺千は一つバント失敗した後、4球目をしっかりと送って一死2塁。
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4
福井は初球を叩くもレフトフライ。写真で見るとタイミングもあっているしいい感じで打てたのではないかと思うが。

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二死2塁で打席は5清原1打席目は目の覚めるようなレフト前ヒットを放っており、この打席も清原の快音を期待してスタンドは大いに盛り上がる。しかしツ―ボールからスライダー2球空振り後、再びスライダーを打つとセカンドゴロ、大村を返すことはできなかった。 
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3回裏

仙台育英は7斎藤から。ワンボールからストレートで空振り2つ取って追い込むと、ここから小宅はストレートで押しまくった。齋藤3球ファールで粘ったが、7球目はカーブで空振り三振。8高橋1ボール2ストライクから空振り三振、そして9浜田はキャッチャーフライとテンポよく三者凡退で抑える。
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甲子園のチケットは日付指定であり、雨天順延の場合はチケットは翌日に繰り越されない。塾高対仙台育英の注目の一戦、チケットは一般内野、アルプス席ともに完売となった。そんな試合が雨で中止になったりしたら多くの人が涙を飲む。雨にも良く降られる選抜甲子園、天気予報はとても気になるところである。

週間天気予報ではこの日はずっと晴れ予報だった。しかし、数日前から午後から雨の予報に代わり、いや〜な予感に襲われると、天気予報は見事に的中、試合開始頃から降り出してきた。数時間降ったら止む予報なのでしばらくの我慢とはいえ、一時はかなり強い雨に打たれた。

自分が濡れてもいいが試合中止だけは勘弁してくれ。まあ、そこまで心配する雨ではなさそうだったが、グラウンドは少しずつ緩くなってきた。選手には少しでもいいコンディションで野球をやってもらいたい。


前置きが長くなったが、そこで3回裏終了時に出てきたのが阪神園芸の皆様。バッターボックスやマウンドに茶色の土を入れて整備を進めた。阪神園芸がいればもう安心、雨足も弱くなり、甲子園球場の照明が灯り試合は続いた。
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4回表

一死から渡辺憩がフルカウントからセンターオーバーの二塁打で出塁。
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毎回のチャンスにスタンドも盛り上がる。 
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しかしここも小宅二ゴロ、八木セカンドフライと高橋に抑えられた。写真は八木。 
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ここまで1回は一死2塁、2回は一死満塁、3回は一死2塁、4回も一死2塁と毎回スコアリングポジションにランナーを置きながら、あと1本が出なかった。小宅の調子が良いだけに先制点を取っていたらまた面白い展開になったと思う。

4回裏

仙台育英打線も小宅との対戦二巡目入り1山田からの攻撃。しかし、この日の小宅は本当にいいテンポの投球が続いた。 
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とにかくコントロールが良くてストライク先攻なのである。山田はツーストライクと追い込んでから3球目をライトフライ。2橋本もファール2球で追い込むと3球目をレフトフライ。そして3寺田はワンストライクからの2球目をサードファールフライに。清原イージーにキャッチし、この回わずか8球でチェンジとした。
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ベンチも笑顔で選手を迎える。 
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5回表

一死から大村がフルカウントからしぶとくレフト前ヒットで出塁。 
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3
渡辺千4福井を迎え塾高は何としてもチャンスを広げてこの回こそ、何とか得点に結び付けたい。

しかし3渡辺はライトフライ。
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4
福井もショートフライに打ち取られ、この回も無得点に終わった。
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4
回裏小宅のテンポの良い投球は塾高に流れを引き寄せるかも、とも期待したが、しかしそんな簡単に流れを渡さないのが、さすが昨夏の甲子園優勝投手の高橋。塾高クリーンアップに仕事をさせなかった。

5回裏

先頭の4斎藤にレフト前ヒットを許した。仙台育英はこの試合、初の先頭打者出塁である。5湯浅は送る様子はなく初球からヒッティング。ワンストライクワンボールからの3球目に盗塁を許し無死2塁となるが、小宅、ここは湯浅を三振に仕留め一死2塁。そして6尾形はレフト前ヒットで繋ぎ、一死13塁とピンチを広げた。

ここで塾高はベンチから安達が伝令でマウンドへ。伝令は県大会から安達が担っているが、甲子園でも大きな体でマウンドに向かう。
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気持ちを新たに7斎藤に対して小宅はストレート3球で三振に仕留めた。実に小気味よい小宅の投球は見ていて実に気持ちがいい。

しかし二死138高橋にワンストライクからの2球目をレフト前に合わせられ、タイムリーヒット、仙台育英に先制点を許した。塾高が毎回チャンスを作りながらあと1本が出ずに抑えられてきたのに対し、仙台育英は、初めてのチャンスを確実にものにして1点を取った。これが大舞台を踏んでいる経験の差なのか、試合巧者なのか、ここ一番の集中力の凄さなのか、打線は決して強くないとの前評判の仙台育英の鍛えられた一面を見たような気がした。

なおも二死12塁で9浜田を迎えた小宅。ずっとコントロールが良かったここまでだったが、ボール3つとストライクが入らない。流石の小宅もタイムリーを打たれ、気持ちに変化が出たか?このままズルズルと崩れてしまうのだろうか?

サードから小宅に声をかける清原。
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しかし、小宅は逞しかった。ボールを渡辺から受け取るマウンドの小宅には笑顔が見えた。 
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そしてスリーボールからストライクを2つ取ってフルカウントまで持って行くと、最後もストレートで空振りの三振に打ち取り追加点を許さなかった。先制点を許し、次打者にもスリーボールとストライクが入らないこの甲子園の大観衆の前で、しっかりと軌道修正し三振に打ち取った小宅の技術、精神力、気持ちの強さは本当にたいしたものである。マウンドでの小宅がとても逞しく見えたのだ。  
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笑顔で小宅らを迎える塾高ベンチ。
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小宅、高橋両投手の好投で引き締まった好試合。先制点を取られた塾高は1点を追いかける形で試合は後半戦へと向かう。

(観戦記後半へ続きます)



popo0803 at 21:47|PermalinkComments(4) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記

2023年03月26日

楽しかった仙台育英戦(230321)

5年ぶり10度目の選抜出場を果たした塾高野球部。初戦の相手は昨夏王者の優勝候補、仙台育英

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いきなりの厳しい対戦となったが、強豪校に勝つなら相手も調子が出る前の初戦での対戦がチャンスかもしれない。毎年行っている仙台育英との練習試合はいい試合だそうで、塾高にも十分勝機がある。

最初組み合わせを聞いた時は本当かよ、と思ったが、だんだん日が経つにつれ、甲子園という大きな舞台で大声援を浴びながら戦う選手の応援が楽しみになっていった。


そして迎えた仙台育英戦は期待通りの素晴らしすぎた試合だった。延長戦タイブレークの末、惜しくも接戦を落としたが、今、選手たちが持っている力は十分に出し切ってくれた。選手たちは非常に素晴らしい経験をしたことだろうし、大きな自信となったと思う。

もちろん課題も改めて見えた。もっと練習して、強くなって、また、この素晴らしい甲子園に夏戻ってきたいと強く思ったことだろう。その思いが夏に向けてチームをより強くするのである。だから本当に貴重で素晴らし大舞台での経験だったのではないかと思う。

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ほったらかしブログですみません。写真ゆっくり整理しつつあるので、観戦記は追って書きたいと思います。


試合前の集合写真だけ貼り付けておきます。

スタッフも含めたチーム写真 

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そしてベンチ入り選手だけのチーム写真。

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popo0803 at 23:59|PermalinkComments(4) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記

2022年10月28日

【観戦記22-03】昌平(関東大会準々決勝:221025)

埼玉の高校野球強豪校というと一昨年の夏に全国制覇を成し遂げた花咲徳栄、甲子園常連校である浦和学園、春日部共栄などがすぐに思い浮かぶ。昌平野球部がどんな活躍をしているのかはそんなに知らなかった。

調べると、昌平は近年頭角を現している学校だという。シダックス時代に野村克也監督から指導を受けた黒坂監督のもと力をつけ、昨夏は浦和学院に決勝で敗れたものの
、この秋の県大会では浦和学院を破り、埼玉1位で関東大会に乗り込んできたのである。

75回秋季関東高校野球大会、塾高はその昌平(埼玉1位)と準々決勝で対戦、福井がスリーランを含む4打数4安打とこの日の打の主役となると、小宅も昌平に16安打を打たれながらも要所を締め3失点の完投で、7-3で勝利を収めた。これでベスト4に進出、5年ぶりの選抜甲子園出場をほぼ当確とした。

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20221025日(火)

75回秋季関東高校野球大会(準々決勝)

@県営大宮公園野球場

塾高(神奈川2位)033 000 001 7

昌平(埼玉1位) 100 000 011 3

(慶)小宅−渡辺

(昌)石井、佐藤、渡辺、古賀−斎藤

【本】福井(慶)

【二】福井2、延末、丸田(慶)、菅沼(昌

(出場メンバー)
8
 丸太

4 大村

2 渡辺憩

9 加藤

  9 渡辺千

7 福井

5 清原

3 延末

6 宮尾

1 小宅

久々の県営大宮球場。
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塾高に勝てば春夏通じて甲子園初出場となる昌平、平日だが全校生徒?応援で試合開始前から球場の外には昌平の生徒が沢山集まった。
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そして昌平の応援スタンドは学生でいっぱいとなった。塾高の応援スタンドの観客席はだいたい相手校に負けないくらいの人数がいつも入るものだが、流石に平日そして地元開催の昌平の学生応援数には塾高応援者数も負けたのだった。
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塾高先発は小宅
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先頭打者に左前ヒットを許し、犠打、左飛の二死2塁から4番斉藤に初球をレフト前に打たれた。2塁ランナー一気にホームを狙う。レフト福井、懸命にバックホームも送球が逸れて先制を許した。1番打者は6球目をヒットすると、2番の犠打、3番の左飛、そして4番のライムリーとすべて初球、落ち着かないうちにあっという間に取られた先制点だった。 
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しかし、ここでズルズルと崩れないのが小宅の素晴らしいところ。5番打者をストライク先行で1-2と追い込むと4球目を空振りの三振に抑えた。

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点を追いかける2回表の塾高の攻撃。昌平の先発は1年生左腕の石井。1年生だが注目の左腕だそうだ。塾高の先頭は5番福井。ワンボールからの2球目をレフトへ二塁打で早速に同点のチャンスを作る。
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清原。もちろん、この日も親父さんはスタンドで応援だ。注目が集まる中、清原、初球をしっかりとバントを決めた。福井2球目を二塁打、そして清原が初球をバント成功、とてもリズムが良い。長打も打てば、こうして細かい野球もきっちりとできる清原6番に座る存在感は大きい。
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そのリズムに延末も乗った。延末もワンボールからの2球目を叩くと打球は左中間を割る同点二塁打福井、延末とファーストストライクから積極的に打ち返す見事なバッティングである。長打力のある延末7番に座る塾高打線は強力だ。
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塁ベースでベンチに向かって吠える延末。いいね。
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宮尾三振で二死2塁から小宅がこれもワンボールからの2球目をセンター前にタイムリーヒット。  
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塁から逆転のホームを踏んだ延末、実に嬉しそう。こういう笑顔を見ているとこっちまで幸せな気持ちになってくる(笑)。
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自らのバットで勝ち越しとなった小宅2塁塁上で右拳を挙げていい笑顔。
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2-1
と逆転してなお二死1塁から打席は1丸田。ツーボールからの3球目を叩くとレフトオーバーの二塁打で、1塁から小宅が一気に生還、3-1とリードを広げた。福井ワンボールから、延末ワンボールから、小宅ワンボールから、そして丸田ツーボールからと、すべて相手投手がボール先行のあとのストライクを取りに来た投球を積極的に打ち返した。積極的で見事な集中打である。

ここも二塁打を打った丸田の笑顔。笑顔の写真が並び、別に笑顔がテーマではないが、彼らの笑顔を見るのとこちらまで幸せな気持ちになれて嬉しいものである。 
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点リードした2回裏、昌平は一死から7番がセンター前ヒット、8番キャッチャーフライで二死1塁から9番ライト前ヒットで二死13塁とピンチを背負った。リードした直後にまた点を取り返されるのは嫌である。まだまだ試合は始まったばかりであるが、ここは何とか抑えたい場面。小宅も気合いが入っていた。初回にヒットを打たれている1番打者をライトフライに打ち取った。気持ちで抑えた。

キャッチャーフライを捕る渡辺
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ピンチを抑えホッとする小宅
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ピンチを凌いだ3回表、昌平はマウンドに二番手投手として佐藤を送った。塾高は先頭の渡辺がライト前ヒットで出塁。
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点ずつ積み重ねたい塾高は4加藤にバントのサイン。2回にバントを決めた時の清原の写真と比べたらわかるが、清原は打席のほぼ真ん中に立ってバントを成功させた。それに比べて加藤は打席の一番前に立ってバントをしているのがわかる。

後ろに立った方がそれだけボールを長く見ることができるが、打席の前に立た方がフェアグランドを広く使えるのでファールになる確率が低くなる。それぞれに善し悪しはあるが、僕は前に立ってのバントを学生時代に指導されたな。加藤もきっとそれを意識しての立ち位置なのだと思った。

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三塁前に転がった加藤のバント、これを三塁手がファールになると判断するも切れずに内野安打となり、思わぬ形で無死12塁とチャンスが広がった。 

打席は前の打席で二塁打の福井。ここはバントの気配を見せずにヒッティング。ツーナッシングからファールで粘ってボール3つのフルカウントからの7球目、直球を振り抜くと「打った瞬間ホームラン!」とわかる大きな当たり。「行ったー」と思わず叫んでしまった。 
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常磐大高戦清原の弾丸ホームランも大きかったが、福井の当たりはもっと飛んでいた。県営大宮球場は両翼99メートルと大きく、更に外野フェンスがかなり高くまであるが、そのはるか上を越えていく堂々のスリーランホームランである。パワーあるな。
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清原とハイタッチ。
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福井の後ろの渡辺も嬉しそうだな。野球少年の顔である(笑)。
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福井のスリーランで6-1とリードを広げた塾高。このスリーランはまだまだ試合前半だとはいえ、昌平にかなり強烈なパンチをくらわせた。これで3渡辺から6清原まで、県大会を通じて本塁打を打っている。県大会の初戦に4番に座った延末もホームランを打てる長打力があるのだろう。3番から7番までホームランを打てる塾高打線はかなり強力打線なのである。

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回裏、昌平は2番がライト前ヒットで出塁。3番もレフト前ヒットで続き無死12塁とチャンスを広げた。まだ3回、昌平は1点ずつ返していきたいところ。スタンドの応援にも力が入る。
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そして打席には4番を迎えた。打球はサード清原正面へのライナー。飛び出したセカンドランナー戻れずゲッツーで二死1塁となり、5番をセンターフライに打ち取りこの回も小宅はピンチを凌いだ。

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回表、塾高先頭の大村の打球はボテボテの内野ゴロ、大村1塁へ魂のヘッドスラでセーフとなる。得点には結びつかなかったが、主将が気持ちでチームを引っ張る熱いプレーを見せた。ただ、写真を見ると打ち所が悪いと肩でも脱臼しそうな感じであり、怪我だけは本当に気を付けてほしい。
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回、5回、6と毎回ヒットを打たれるも小宅は丁寧な投球で得点を許さない。小宅のコントロールが良いことから昌平打線もストライクを早いカウントから打ってきており、6を投げ終わって小宅の投球数は69球と球数は少なくペースはいい。

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回表、塾高は四球とヒットで一死12塁。ここで渡辺の打球はショートフライ。審判はインフィールドフライを宣告したが、ショートがフライを落球、これを見た2塁ランナー小宅1塁ランナー大村が走り出すがタッチアウトで打者アウトとのダブルプレー。

インフィールドフライでなければ落球で次の塁へ進まなければならないが、インフィールド宣告でその時点で打者アウトとなるので、落球しても無理に次の
塁へ向かう必要はない。きっと、小宅大村もルールは知っているのだとは思うが、審判のジェスチャー、コールも小さかったからわからなかったのか?それともルールがわからなかったボーンヘッド?接戦だったら致命傷になりかねないプレーだった。

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回裏、昌平の攻撃、二死から連打で12塁とランナーを背負うが4番打者をセンターフライに打ち取る。小宅、毎回ランナーを背負うが、ここという場面要所をしっかりと投げ切って昌平にあと1本を許さない。ナイスピッチが続く。ハイタッチでベンチに戻る小宅渡辺。 
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回裏、先頭の5番打者に左中間二塁打を打たれる。小宅は初の長打を許した。ここでベンチから安達が伝令に。マウンドで円陣を組んで離れるとまたまたみんな笑顔の楽しそうな顔。また安達、何か面白いこと言ったのかな。ピンチでの笑顔の話、常磐大高戦の観戦記で書いているので、もしも読んでいなければ読んでみてください。
 

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この顔は、絶対に伝令を伝えた安達本人が一番楽しんでいるよな(笑)。
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しかし続く6番はライト前ヒットで無死13塁とピンチが広がる。この時、ライト加藤はかなり深く守っていた。「点差もあるので長打ケアで外野を深く守らせて前に落ちるヒットは良しとした」と神奈川新聞に森林監督の話が書かれていた。普通だったらライトフライの打球だった。

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番は粘った8球目をセンターへの犠牲フライで昌平、初回以来の得点でやっと1点を返して6-2となる。この打球は外野フェンス近くまで飛んだ大きな飛球だった。ここは深く守った外野守備が安全に守ったのだ。
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点取られたがこれで一死1塁の4点差。ここからしっかりと締めればいいのである。ここでズルズルとピンチを広げてはいけない。そういう要所を小宅はわかっていた。8番打者、まだだ小宅のボールは走っていた。追い込んでから3球ファールで粘られた8球目を空振りの三振に打ち取り二死1塁。小宅、気持ち入っている。

しかし9番に初球をライトに運ばれ二死13塁。ここで更に点を取られて最終回を迎えるのは嫌である。

そして迎えた1番打者、2球目を打つと三塁への強い打球、バウンドを合わせるのも難しい打球だったが、清原がこれを上手に捌き二塁送球でフォースアウトにした。良く守りきったナイスプレーである。清原、器用だな。

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最終回の9回表、塾高の攻撃。先頭の大村四球、渡辺送って一死2から加藤三振で二死2塁。ここで今日ここまで本塁打を含む三安打と大当たりの福井が打席に。この打席で三塁打を打つとサイクルヒットである。

サイクルヒットとはならなかったが、福井はライトへの二塁打で大村2塁から生還し、貴重な追加点をあげ7-2とリードを広げた。この追加点は大きかったな。福井、大当たりである。
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塁上で福井
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さあ、甲子園まであと3人、最終回の守りに入る塾高。ライトには加藤に代わって守備固めで渡邉(千)が入った。守備位置が外野フェンス手前。これ、むちゃ深いです。 
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一死から3番にこの日4安打目となるヒットを許し、4番のライト前ヒットで一死13塁から5番はレフトへの犠牲フライで昌平1点を返した。なおも二死1塁、ここはアウトひとつが貴重なので、犠牲フライでアウトを重ねることができたのは塾高の思い通りである。

そして最後は6番打者をレフトフライに打ち取り試合終了、塾高はセンバツ甲子園を当確とするベスト4に勝ち進んだ。

静かに右手拳を挙げて喜ぶ小宅。昌平に16安打を打たれながら要所を締める投球は見事だった。そして加えて素晴らしいのが無四球だったこと。昌平の16安打に対し塾高は13安打だが5つの四球をもらっており、合わせれば昌平よりも多くのランナーが出た。
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最終回の塾高があげた1点は先頭の大村の四球から始まった。プロ野球日本シリーズ第5戦、ヤクルトが最終回に守護神・マクガフ投手がオリックス吉田に痛恨のサヨナラ逆転ホームランを打たれて敗戦したが、ヤクルトの高津監督は、「先頭打者への四球が痛かった」とコメントした。

塾高戦も日本シリーズも、接戦では無駄な四球やエラーが試合の勝敗に影響することを改めて示した試合であった。いずれにせよ、本当にナイスピッチだった小宅である。


試合終了後の選手たちの表情。
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さすがに平日、今日は幼稚舎生の声援はなかった。森林監督、おめでとう。

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勝利のスコアボード
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さあ、頂点まであと2つ。関東大会を制覇して明治神宮大会出場を目指すところだ。まずはベスト4入りという大きな目標をクリアし、ここから更にギアアップして、一戦一戦大きな試合の経験を積んで力をつけていって欲しい。まだまだ楽しみは続きます。

■準決勝

1029日(土)1300

@県営大宮公園野球場

対専大松戸(千葉1位)



popo0803 at 14:00|PermalinkComments(8) 塾高野球部(22年8月〜) | 観戦記