2007年06月02日

【観戦記】慶早戦1回戦(070602)

早稲田が1勝すれば早稲田の優勝、慶應が連勝すれば、明治と早稲田3校での優勝決定戦と、優勝の行方がかかった今回の早慶戦。佑ちゃん効果もあり前売りチケットは発売日当日に1時間余りで完売。当日券はあるものの、開門9時を早めて販売開始と、久々の大人気の早慶戦となった。

試合は塾が早稲田に先勝し、早稲田の8連勝をストップさせたとともに、優勝決定戦まであとひとつとなった。

東京六大学野球(早慶1回戦)
■2007年6月2日(土)
慶應  005 001 010 =7
早稲田 000 000 003 =3
【慶】加藤、相澤、松尾択−坂本、高橋玄
【早】須田、松下、福井、大前−細山田、山縣
【本】青池(慶)
【三】松橋(慶)
【二】松橋、梶本、青池(慶)、生島(早)

070603-1ケイスポ慶應スポーツの一面は「満塁男!佐藤」だ。立大、東大戦で満塁弾を放ち、1シーズンに満塁本塁打2本というのはリーグ戦史上初の快挙となった。


070602-2早稲田スポ一方、早稲田スポーツの一面は「クールに燃えろ、斉藤佑」。第一戦の先発予想投手に、斎藤の名前が書かれていた。



しかし、早稲田の先発は、開幕戦以外は第一試合の先発を飾ってきた須田。今までの流れからしたらそれが順当だよね?

試合開始。球場は外野ポール手前の内野三角地帯も早稲田側は満員、慶應側も半分以上が埋まるなど、ほぼ満員の神宮となった。

070602-3加藤ヒット塾は3回、先頭の加藤がレフト前ヒットで出塁。塾の投手は加藤、中林ともにバッティングがいい。



青池犠打で一死2塁から宮田のセカンドゴロを上本がサードへ送球、フィルダーチョイスとなり一死1、3塁とチャンスが広がった。続く梶本四球で一死満塁で佐藤を迎えた。満塁男の登場である。最高の場面である。ここでまた満塁男発揮、シーズン記録を更新するか・・・。スタンドはそんな期待でいっぱいである。ところが、“ドスッ”。ボールは佐藤の足に当たった。ちょっと残念であったが、どんな形であれ、塾が1点先取である。

070602-4青山タイムリー続く青山はレフト前にタイムリーヒットで2点目。1年生で春の早慶戦からの5番を打つのは誰以来?体格もいいし、ドシッとした構えは風格がある。ここは勝負強いバッティングを見せた。

070602-5松橋3塁打なおも一死満塁で、松橋が走者一掃の3塁打、3点を追加してこの回、一気に5点をあげた。低目のボールを払うようにとても上手く打った3塁打だったな。ちなみに松橋は、塾高が関東大会で対戦した竜ヶ崎一の出身だ。

070602-6松橋三塁側応援スタンドの声援に応える松橋





070602-7青池HR6回には青池がレフトスタンドに高い飛球でホームラン、1点を追加した。ホームインして雄叫びである。



070602-8慶應学生席慶應学生席は大盛り上がりである。幼稚舎生、中等部生もたくさんきていたな。撮った写真を見てあとから気がついた。幼稚舎生、中等部生に混じってめっけ(笑)。


070602-9加藤塾の先発はエース。今シーズン加藤の投球を見るのは2度目。それほどたくさん彼の投球を見ているわけじゃないが、今日の加藤の投球はこれまでに比べてもベストピッチに近い投球ではなかったのだろうか。スピードも切れもあったし、コントロールも素晴らしかった。7回を投げて被安打1、四死球はゼロである。つまりランナーは一人しか出さなかったのである。

初回と7回は3者連続三振。7回で7点差がついたこと、明日も必勝で臨むことから加藤を降板させた今日の試合であったが、ノーヒットノーランでも達成しそうなほどの勢いであった。

070602-10加藤笑顔加藤の場合は、チェンジになってベンチに戻ってきたときの嬉しそうなあの笑顔がまたいいんだな。



070602-11相澤8回からは相澤が登板。しかし、相澤が9回に崩れた。4安打を浴びて3失点で降板。




070602-12早稲田学生席1ここまで「紺碧の空」を歌う機会もなかった1塁側早稲田応援席。一気に溜まってた鬱憤を晴らすかのように、まるで襲い掛かってくるかのように「コンバットマーチ」、「紺碧の空」を歌ってくる。「ワセダ、ワセダ、慶應ぶっつぶせぇ〜」と突き刺すような声をぶつけてくる。いつもながらに迫力ある応援だ。

070602-13早稲田学生席3しかし、高校野球の応援に慣れてしまったためか、「慶應ぶっつぶせぇ〜」なんて、改めて聞くと随分と過激な応援だな、と思う(笑)。とにかく「憎き敵!」だよな。


070602-14松尾択一死1塁で相澤に代わって松尾択(金沢泉丘:2年)が登板した。まだ点差は4点あるとはいえ、今シーズン公式戦初登板し、まだ1イニングだけしか投げていない松尾にとって、この早慶戦最終回のこの場面での登板はかなり精神的にもきつそうだ。

代わり端、なかなかストライクが入らない。ボールが3つ続き、やっとひとつストライクを取ったものの結局四球を与えて一死1、2塁。続く打者はファーストライナーに打ち取り二死1、2塁としたが、次打者にもストライクが入らず四球を与えて二死満塁となった。完全に腕が縮んでしまっており、ボールがまったく走っていないし、スピードもない。置きにいくボールもストライクが入らない、という苦しい展開が続く。続くバッターは昨夏の甲子園で活躍した宇高(今治西:1年)。間違えてホームランでも打たれたら、一気に同点となってしまう。

070602-15相場監督たまらず相場監督がマウンドに走った。このびびりの投球では、このまま松尾にマウンドを任せるのはきつそうな気がした。ピッチャー交代か?しかし相場監督、松尾と途中交代でキャッチャーに入った高橋玄(塾高:2年)を集め、二言三言話したあと、松尾の尻をポンと手で叩きベンチへ下がった。松尾の続投である。

さて、試合再会。松尾、大丈夫だろうか・・・。そして第一球、なんとびっくりした。それまで130キロ程度のスピードしか出ていなかった松尾だったが、バックスクリーンの掲示板には136キロが表示された。ボールも生きている。さっきまでとは別人のようなボールだ。第2球は大きなカーブでこれまたストライク。宇高を追い込んだ。そして3球目、高目のストレートを宇高が空振り。

一体松尾にどのような気持ちの変化があったのか。相場監督はマウンドで松尾にどんなアドバイスを送ったのか!相場監督の魔法のひとことで松尾が見事に蘇り、塾が7−3で早稲田に先勝した。

070602-17松尾ガッツ宇高を三振に仕留めた松尾、大きなガッツポーズもなく、控えめに拳を握ってガッツポーズだ。



070602-21松尾試合終了の整列後は仲間から祝福を受ける松尾。早慶戦のこの最後の大きな場面で大ピンチを切り抜けたこの経験は、松尾にとってとても大きな財産となったことだろう。大きな自信にもなったはずだ。またひとり若い投手が大きな経験を積んだな。

070602-18ヒーローインタビュー試合後のヒーローインタビューは投のヒーロー加藤と打のヒーロー松橋だ。




070602-19丘の上試合終了後の学生席は、早慶戦に勝ったときだけ歌う「丘の上」を肩組み歌う。




070602-20中林いよいよ明日もうひとつ勝てば優勝決定戦へと続く。明日は中林。佑ちゃんに負けるなよ。早稲田に負けるなよ。ちなみに早慶戦が始まるまでの投手防御率成績は、1位が須田(早)の0.35、2位が斎藤(早)の0.42、そして3位が中林の0.69だった。

須田は今日3イニングで自責点5だったため、防御率は1.86へと一気に下がりもう圏外へ。防御率争いも斎藤と中林の二人に絞られた。ここは明日、塾が斎藤を打ち込んで、中林が早稲田をビシッと押さえ込んで、優勝決定戦切符、そして中林の防御率1位を取ってしまおう。

明日も神宮に行きたいのですが、普通部現役対OBの試合に参加するので神宮には行けません。あ〜あ、気になるなぁ。絶対に頑張れ!!


popo0803 at 23:58│Comments(4)TrackBack(1)慶大野球部・応援指導部 | 観戦記

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1. 東京六大学野球 慶應対早稲田 一回戦  [ drrss ]   2007年06月03日 21:56
Excite エキサイト : スポーツニュース 須田は慶應4番佐藤翔に与えた押し出しデッドボールで動揺したとしか思えない。動揺さえしなければ、防御率1点以下のピッチャーがそう連続して打ち込まれるはずはない。 これで早稲田斉藤投手のお膳立てはこれ以上ないほど整った。...

この記事へのコメント

1. Posted by ショコラ☆   2007年06月03日 03:41
昨日はお疲れさまでした☆
最終回はちょっとハラハラしましたが、松尾くんにとっても高橋玄くんにとっても、あの独特の雰囲気の中でプレーしたことは良い経験になったことでしょう。
きっと今後に生かされると思います!

それにしても加藤くんは今季ベストピッチ☆
観ていて気持ちが良かったですね♪
松橋くん、森本くんの好守も素晴らしかったです☆

そしていよいよ今日です!!
昨日は佐藤くんの1発は観られませんでしたが、きっとお楽しみは今日に取ってあるんだと思います(^^)
中林くんと斎藤くんの投げあいも楽しみです♪


2. Posted by KOF   2007年06月03日 06:08
おはようございます。

バヤシが必ずや塾を勝利に導くはずです。

ではこれより、私も神宮へ行って来ます!
3. Posted by ポポ   2007年06月03日 11:25
ショコちゃん

最後のハラハラも若いバッテリーへの経験と思えば、塾にとって本当に昨日はいい試合だった。見ていても楽しかったね。本文に書き忘れたけれど森本の再三の好守も素晴らしかった。全員で早稲田に完勝したゲームだったね。

今日は、中林頼む!のひとことです。勝利はイコール防御率1位にもつながるのだろうし。ニッカンの一面は「皇め!!18歳ラスト飾る」なんて佑ちゃんが一面に出ているし。マスコミをギャフンといわせてやるためにも必勝願います。今日も応援頑張ってね。
4. Posted by ポポ   2007年06月03日 11:25
KOFさん

僕の分まで応援頼みます。必勝で!!

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