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フィリピン人はすぐに泣く。
悲しい、嬉しい、悔しい、そして感動した時等、涙を流す状況は色々とあるが、特に悲しい時には人目もはばからず号泣する様子を何度も目撃している。

これはフィリピン人女性だけの話ではなくて、"男が人前で涙を流すな"と教えられる日本では考えられないが、フィリピン人男性も同様によく泣くのである。

どんなに悔しい事があっても隠れて涙したり、動物関連の感動映画を見て思わず涙が溢れそうになっても、必死に涙がこぼれない様に目を見開いて乾かそうとしてしまう私は、感情に素直で外聞を気にせず涙を流せるフィリピン人を見ると、時折「そんな事で泣いちゃうの?」と思う事もあるが、何だか人間臭くて良いなと感心してしまう。

しかも泣いていたかと思えば、気が付けば楽しそうに踊ったりしているので余計に驚かされる。


誰しも生きていれば悲しい事や失望してしまう事は往々にして起こるし、その中の一つや二つは涙が出そうなほど傷ついてしまう事もあるだろう。

だけど涙が出そうなほど悲しい事があるから、何かを成し遂げたり嬉しい事があった時には喜びが倍増するのだと思うと、感情を押し殺してしまう日本人よりも、全力で泣いたり笑ったりするフィリピン人は悲しみと喜びの幅が広くて、より人生を楽しんでいるような気がして、全力で楽しむことはするけれど、人前で泣いたり落ち込んだりするのは、軟弱野郎と言われそうなのが嫌だし恥ずかしく感じる私は、そんなフィリピン人の生き方が羨ましくもある。


私が最後に人前で泣いたのは12歳の夏だった。
20年以上経った今でもその時の情景や情けない気持ちを鮮明に思い出してしまうから、それほど日本では人前で泣くというのは珍しい事なのだろう。

このブログを読んでくれている日本人男性の方に、最後に人前で泣いたのは何時だったか聞けば、数年~数十年前というのが多いのではないだろうか?

だけど同じ質問をフィリピン人に聞くと、大半は1年以内だと答え、かなりの高確率で1ヵ月以内と答えるような気がするのである。


よほどの事がない限り泣かないのが常識の世界で育った私が、フィリピン人と交流を持つようになり、当初は涙を見せられる度に、何か重大な問題が起きたのか?と心配したり困惑する事もあったけれど、これは文化の違いなんだと気が付いてからは、少々泣いているくらいでは動揺する事はなくなり、良い年をして怒られて泣いているフィリピン人男性に対しては、笑い飛ばせるくらい耐性がついた。

時には涙の原因を解決しようと手を差し伸べたり一緒に悩む事もあるが、大抵はくだらない理由なので、近頃はBGMのように聞き流したり、話題を上手い事変える技術も身に着けた。

もしフィリピン人と交流を持ち始めたばかりで、涙に困惑している方が見ていたら「大抵は10分もすれば元気に踊ったり歌ったりし始めるから深く考えないように」とアドバイスを送りたい。


こんな事を記事にしたのは、昨日オフィスでフィリピーナに号泣されたからである(涙)


つづく・・・