2006年02月02日

Chandeleurはクレープを食べる日

フランスでは『マルディ・グラ(Mardi−Gras)=謝肉祭の最終日』(今年は2月28日です。)にクレープを食べる習慣があるのですが、2月2日のChandeleur(主の奉献の日、聖母お清めの日)というカトリックのお祝い日(休日ではありませんが)にもクレープを食べます。chandeleur 1
















このChandeleurの和訳は辞書からとったのですが、日本語のカトリックでの正式名は、なんというのでしょうか?日本ではあまり馴染みのない祝い日ですね。
Chandeleurがどのようなお祝いなのか調べたのですが、そのルーツが複雑過ぎてとても分りにくいです。
どうやらChandeleurは色々なルーツが混じりあってできたお祝い日のようです。
仝殿絅蹇璽淇佑痢∪弧燭鮗ける神様のお祝い。
▲吋襯般餌欧痢長い冬が終わり、春が訪れによる繁殖と生命の授かりを祝う水のお清め儀式。
生まれてから40日目の幼子イエスをつれた聖母マリアがエルサレムの神殿への出向いた日。そしてイエスは「この世のたった一つの光」だと予言される。

これらの要素が混じり合ったものが、5世紀あたりにカトリックの行事となったらしいです。要するに、光、御清め、生命誕生、繁栄や豊作、春の訪れがこの行事の意味することなんだと私は解釈しました。

Chandeleurの語源はChandelle(蝋燭)、Chandelier(燭台)から来ているそうです。教会では神の加護を受けた蝋燭の光を燈し続けることは悪、怒り、死(転じて「冬」ということか?)などを追いやるとされているのだそうです。この日に蝋燭をもって行列をする(した?)と聞いた事がありますが、見たことが無いのでわかりません。

では、なぜChandeleurにクレープを食べるのか?ということになりますが、これはクレープが丸い黄金色で、それが太陽を思わせるからです。イメージとしては暗い寒い冬が終わってまた春がやって来るという感じでしょうか。Chandeleurは春の訪れを祝う行事でもありますから、これはわかりますよね。
なんだかすっかり連想ゲームのようになってしまいました。ここまで読んでくださった皆さん、アバウトな説明で本当に申し訳ありません

さてさて、クレープの話ですが、フランスには小麦粉で作ったCrêpesクレープ(写真1)と呼ばれる物と、Galettesガレット(写真2)と呼ばれる、蕎麦粉を使った物があります。chandeleur 2
















今回、両方作ってみました。具を変えれば、どちらもメインにもデザートにもなります。うちではガレットがメイン、クレープがデザートということが多いです。ガレットの具はハム、チーズ、目玉焼きなどにしています。ドリンクは辛口のシードル(りんごの発砲酒)。デザートのクレープの方ですが、こちらでポピュラーな食べ方は意外にもシンプル。chandeleur 3












写真1のようにただ粉砂糖をふりかけたり、「仏人の大好物」Nutellaというチョコ・へーゼルナッツペースト、ジャム、マロンクリームなどを塗ったりします。

フランスには、クレープを焼く時に左手にコインを握り、右手で上手くクレープを返すとその一年豊かに暮らせるという迷信があります。これは大学のクラスメイトたちも口を揃えて言っていたのでよく知られているのかな。
しかし、もう一つの迷信、「最初に焼いたクレープは食器棚の上に飛ばせ」というのは「?」。次の収穫が豊作になるようにとの願いを込めてだそうですが・・・。上に乗っかったクレープは(その迷信によるとカビないらしいですが)後にどうするんだろうと妙な事を考えてしまいました。埃まみれ?きちゃない

それにしても、この時期、中国の春節、Chandeleur、Mardi−Grasとカレンダーに忠実に行事をしていると、この1ヶ月位の間に3回もクレープ系料理になってしまいます・・・。

(写真3)左上=スーパーで売っている蕎麦粉、右上=Nutella(ロボコン用)、左下=マロンクリームの小缶が無かったので「ボンヌ・ママン」の栗ジャムを買ってみました。右下=シードル、安物なんですけどね

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フランスにはカトリックの祝日(お休みではありません)mardi gras謝肉祭の最終日とChandeleurろうそく別祝の日、聖母清めの祝日があります。 詳しい由来は分かりませんが、mardi grasの祝日??
Mardi Gras とChandeleur【クリスマスの街から・・・】at 2006年02月03日 07:24
この記事へのコメント
こんばんは♪
「この日はこれを食べる」という他の地方の習慣を知るのは
とても面白いですね〜。
クレープの日があるというのは、初めて知りました。

ガレットは一時期こちらでもはやりましたが、
まだ一度も食べたことがないんですよ。
カフェとかではよくガレットの中心に目玉焼きが乗ってる写真で紹介されてますが。
自分で焼く機械があったらコイン握りながら焼いてみます♪
Posted by カイエ at 2006年02月02日 23:41
カイエさん、こんばんは。
本当に色々な場所の習慣、食べ物、お祝いなどは様々で面白いですよね。
今年はマルディ・グラがたまたま2月なので、仏人はカレンダーどうりにいけば、2月に2回はクレープを食べることになりますね。
ガレット、そういえば日本で一時期はやっていたと聞きました。こっちでも目玉焼きのせは一般的です。でも中身はなんでもお好きなもの良いんですよ。野菜が足りないと思えば、炒めたほうれん草なんかを加えてもよいし・・・。ヤギチーズをスライスしてのせても美味しいです。
コイン握りながらクレープをうまく返すのは案外難しいです。食器棚の上に投げ飛ばすのは・・・やったことありません(笑)。
Posted by ポプラ at 2006年02月03日 06:40
さりゅ〜、ポプラ。
やっぱりクレープ焼いたね。うちも週末は朝からクレープだよ。ガレットはたぶん土曜日に焼くかな〜。
うちはルカのためにウズラの卵のせガレット。大人は普通の卵で〜。
ブルターニュにいくと好きなクレープやで食べるんだけど、こないだのは傑作だったね。
クレープにりんごのタタンとバニラアイスがのってた。
うま〜。
Posted by ルカママ at 2006年02月03日 07:32
こんにちわ〜〜♪お隣なのに、いろいろ違う行事があってそれを知ることができて、毎回楽しみに読んでます!
クレープって言うと、原宿を連想します。(笑)
シードル(サイダー)は、私がイギリスで飲むとなるといつも選んでるものです〜!
私も辛口のほうが好きです。でも、最近かなりアルコールに弱くなって、1パイントでかなり酔います…今週はおじいちゃんの所に行くので、飲んでこようとおもいま〜す♪
ところで、是非食器棚に投げ飛ばして、経過を観察して欲しいです。(笑)
Posted by さとこ at 2006年02月03日 19:06
ルカママちゃん、こんにちは。TBありがとね。
うち二人だからクレープが減らなくて、困ってるよ。そろそろ飽きた。
うずらの卵のせガレット、可愛い〜!
りんごのタタンとバニラアイスのクレープか〜。洒落てるし、美味しそうだね。私もいつか本場ブルターニュでガレット食べてみたいです。
Posted by ポプラ at 2006年02月04日 02:15
さとこさん、こんにちは。
原宿のクレープ、懐かしいわ〜。高校生の時によく行ったなぁ。あれは色々と具にこってましたよね。いちごやらアイスやら・・・でもフランスのはもっと地味かも。屋台じゃないクレープ専門店へ食べに行くと、ちょっとこったのもありますが、おうちや屋台のはシンプルです。
サイダー好きロボコンによるとフランスのシードルと英国のサイダーって微妙に味が違うらしいです。私はお酒はほとんど飲まないので、へぇーとか言って聞いていただけですけど。なにが違うんでしょうね?あ、英国の方がちょっと色が濃いかも?
おじいちゃんのところで飲みすぎないで下さいね(笑)。
食器棚の上にクレープの投げ飛ばし、ちょっとやる勇気ないです〜。
Posted by ポプラ at 2006年02月04日 02:30