2016年05月19日

崩玉の可能性を改めて考えてみる

崩玉は二つあります。
正確には、浦原が創り上げルキアさんに秘めたものが崩玉
藍染が造ったものは崩玉に似た何か

浦原の創った崩玉が藍染と融合した時点で「崩玉はもはや藍染のアクセサリー...ただのビー玉と変わらない...」とその存在を棄却していました。

しかし、ルキアさんの未来を考える時にやはり崩玉は避けては通れない物質です。

ルキアさんが捲土重来するためには、作中で《一護との出逢いの背景》が掘り下げられなければなりません。

一護覚醒のきっかけはルキアさんでなければならなかった。

一護の内には自称・斬月こと白陛下がいて、一護の死神の力が目覚めないように押さえていた。

浦原(あるいは浮竹隊長と一心も)は一護とルキアさんが接触するように仕向けた。
一護の死神の力を目覚めさせるために。

ただ、ルキアさんが一護に霊力を譲渡したのは予想外だったのではないかと思います。
そういうイレギュラー要素があった方がときめくから。私が。

では、何故浦原は一護とルキアが出逢うように仕組んだのか。

それはやはり、ルキアさんの中に崩玉が秘められていたからと言うことにするとおさまりが良いと思うのです。

さらに、どうして崩玉はルキアさんの中にあったのか?
いつ浦原と接触を持ったのか?
と考えたとき、私は一つの可能性に行き着きました。

藍染は乱菊さんなど霊力を持つ人々の魂を削り集めて玉にしました。
そして(この点はものすごく曖昧ですが)その玉を使って《死神の虚化・虚の死神化》を図った。

他方、浦原が崩玉をどうやって創ったのかは不明です。
ただ、浦原はかつてこう語っています。(535話)

アタシは滅却師の光の矢と
人間の魂魄からワクチンを作り
それを虚化した数人の死神の魂魄に注入しました
それによって100%の「魂魄自殺」を防ぐ事に成功しました


これは100年前の平子達のこと。
注目すべきは《100年前、浦原は滅法師と人間に接触していた》と言う点です。

浦原に光の矢を与えたのは石田くんの祖先かもしれません。拾ったのかも知れません。
人間の魂魄=流魂街の人のことかもしれません。

ただ、ルキアさんの可能性もあるのではないでしょうか。

《崩玉はルキアさんに隠された》

そう思ってきましたが、完成した崩玉を隠したのではなく、崩玉を完成させるためにルキアさんに入れたとしたら?

100年前、浦原は平子達を救うために崩玉を使いました。
藍染によって虚化させられた平子達を救うために。(ここの理屈はよくわからないのですが)

この時点では崩玉は完成して居なかったし、ルキアさんの中にもなかった。

その後、どこかでルキアさんと接触した。

ルキアさんが特別な存在だからではいと思うんです。
むしろその逆で凡庸だからこそ成り立ったと思うんです。

《対》なのです。
虚と人間、死神と滅法師がそれぞれ相反し、故に一心が真咲を救えたように、ルキアさんは一護を救うためのパーツとして浦原に用意されたのではないかと思います。

特殊義骸を用意したのも、一心が真咲を救うために入ったのと同じこと。
一護の暴走を押さえるためにルキアさんを特殊義骸に入れた。

藍染が口にした「崩玉は望みを叶える」と言う性質は後に訂正が入るのではないかと考えています。

浦原にとってルキアさんは一護を護るための装備なのではないかと思います。

では浦原は何故そんなに乱暴にルキアさんを扱えるのかと考えると、棄てられていてまさに瀕死のルキアさんを救って殺生権を握っていたからではないかと思います。

親子ではないと思うんです。
ただ拾った、打ち捨てておけばいずれ死んだ命を助ける代わりに自由に使うと言う理屈とか。
まさに《手段》です。

episode0 side Bでルキアさんを現世に派遣したのは、崩玉の具合を浦原に確認させるためではないかとも思います。

ただ浮竹隊長については微妙なんですよね。
浮竹隊長は夜一さんや霊王関係者と繋がってはいそうですが、そんなに黒くもなさそうですし....。
私は一波乱欲しいけれど。

閑話休題
ルキアさん起死回生の鍵は《崩玉が秘められった経緯と一護との出逢い》にあります。

浦原が頼んだのも一護がメインで、ルキアさんは一護の犧としてではないかなと。

このまま陛下を倒して終わりませんように・・・。

再会があるから離しているとは思うんですよね。
さりとて断言はできないので心労が募ります。

poppy_moon at 11:50│Comments(0)TrackBack(0)clip!

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔