ロック

January 13, 2008

さよならゲーム

さよならゲーム
野球の歌と違います

元気のいい明るいポップロック調で
グングンくるテンポでどんどん押してくる感じの曲です

一言で言い表すなら・・・そうだなあ

   今からすぐに 
   二人で新しい人生の扉を開こうぜ!

って歌ですね

   奇跡なんだ 出会う確率なんて
   魔法なんだ 恋するなんて

その通り! この世界に60億人以上いる中で
出会い恋する確率と
昨日落としてしまったコンタクトレンズを見つけ出す確率と
どちらが高いのでしょうね〜?

まさに奇跡に「乾杯!」ですね

   今すぐ 未来も傷だらけの昨日も
   束ねてダッシュボードに放り込んで
   
   無理矢理 休暇をとって旅に出ないか!?

   今すぐ 憂鬱も退屈も
   みんなバックシートに投げ込んで
   でかいツラしたコンピュータも
   なりっぱなしの携帯電話も
   
   部屋に残したまま 旅に出ないか!?

このあたりのフレーズ好きですね〜
元気が出るというか 楽しいというか
束縛されるものを振り切り「自由への脱出」
みたいで浪漫を感じてしまいます(笑)

   今すぐ ルールも駆け引きも
   まとめてスーツケースに詰め込んで
   砕けて消えた計画(ゆめ)も
   答えなどない真実も
  
   抱えて俺の部屋で暮らさないか!?

   本気だぜ!Roadmapも
   書き込まれた予定表も
   破り捨てて俺と生きてみないか!?

70年代の「アメリカンニューシネマ」を思い描いてしまうのは
私だけでしょうか?

ストレス抱えながら生きているすべての人の
一時の夢のような曲なのかもしれません

   
   

   


   

  



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November 27, 2007

傷だらけの欲望

  一瞬の 永遠の 刹那に身をゆだねて
  一瞬の 永遠の 狂気の炎

欲望とは何なのでしょうか?
私は「欲望」は2つの意味合いが混在しているように思います
陰と陽ですね

その陰の部分をよく言い表している歌詞が
上ですよね

欲望とは「刹那的」なものです
その時々で顔を変える
一瞬で沸き起こり それがいつまでも続くようにも
思えるけれど やはり刹那でしかない
それがまるで「すべてを満たす」かのような
狂気にも似た夢をみてしまう
それが欲望の陰の部分なのかな?

ただし人間の「生きる」原動力になりえるのも
また「欲望」なのかもしれません

人は生きていく道のところどころで
その欲望とうまく折り合いをつけて歩いていくこと
それが人生の「修行」なのかもしれませんね



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October 21, 2007

MY OLD 50's GUITAR

ここからはアルバム「誰がために鐘は鳴る」です
このタイトルは そうあのヘミングウェイの名作と同名です
もちろん 偶然ではなく浜省は充分意識してタイトルをつけたことでしょう

ヘミングウェイ・・・
私の個人的な感想ですが 彼は「男」を描きますよね
ハードボイルドなんて代物ではありませんが
「己を貫く男の姿」
しかも若くない・・・
どっちかというと歳を重ねて少し疲れ気味に見える
大人の男の生き様
みたいなストーリーを描くというイメージをもっています
(ちなみに私は「挫けぬ男」が大好きです)
 
このアルバム
きっとそんな大人の男を意識していますよね〜
いつまでも「少年」のままではいられないのですよ
現実的に「歳」は重ねていくわけですから
たとえばいくら「少年の心」を守り通している男だとしても
ある程度の歳になっても
言動やモノの考え方・処理の仕方が「少年」のままではそれは
  オ・カ・シ・イ
わけですから

この冒頭の「MY OLD 50’S GUITAR」は
そんな男の想いを込めて歌われている気がします
 
「40回目の誕生日に 自分の頭を打ち抜くやつは・・・」
というフレーズで始まるこの歌
もしかして 浜省も「40歳」というものに戸惑っていたのではないかな?
明らかに世間の40歳とはかけ離れた生き方(暮らし方)をしているし
いっそのこと自分の「時間」をこのまま止めてしまい
これ以上皺を増やさないようにしてしまおうか・・・
と 思ったのかもしれません

皆 そうだと思うのですが歳を重ねるたびに
掲げていた理想から遠ざかっていくような気になる
「感じ方」のアンテナが少しずつ錆びていくような気がする
「まあいいか・・・」の場面がやたらと多くなっている気がする
正直 私はそうです・・・

けれどそれでも人生は続き
守るものもでき
生きていく道を歩いてゆく
心の葛藤があろうがあるまいが
ひたすら歩いてゆく
それが「生きる者」の義務である
たどり着く場所がどこでそれがどんなものなのかは
歳を重ねているのにさっぱりわからない
それでも「今ここ」に立ち
歩いてゆくのみ
「生きることの答え」を探し続け悩み続けることは
きっと心の疼きとしていつまでもついてまわるだろう

若いころに対する望郷の念や羨望のまなざし
ノスタルジーなどにすがってしまい
歳を重ねることを怖がっているわけではない
若いことだけが「すばらしい」などとは思わない
歳相応の「すばらしさ」は必ずあるし
歳相応の人間として振舞えることが何よりも
輝いていることだとも思う

そう 問題は現実の年齢と精神的な年齢がつりあわないこと
そこの隙間を埋めていくことがこれからの人生の「仕事」なのか?
歳相応にしかも「己」として生きていくこととは何なのだろう?

この曲はそういうことを歌っているように聴こえてきます

話はとびますが 小山卓治の曲に「最終電車」というのがあります
この歌は同じ終電に乗り込んだ3人とその電車をホームで見送る駅員の
それぞれのストーリーというか「想い」をオムニバス形式で
綴っている歌です
その3番を抜粋します

   まるめた新聞 小脇にはさみ
   飲みすぎた男は頭痛に悩まされてる
   隣でうたた寝している女のミニスカートの裾が
   気になって仕方ない

   週に三日は終電に乗るようになった
   「守る」っていうのは最後の男の闘いだ
   突っ走るのが様になった時代は終わったが
   ガキになめられるほど落ち着いちゃいないさ

   男はポケットの中でこぶしを握った
  「明日こそは幸せな朝を迎えたい!」

全国のおじさん 聴いてみては?

ちなみに蛇足ですが
私は十代より二十代
二十代より三十代のほうが人生楽しかったな〜
四十代はまだ進行形なのでコメントは差し控えますが(笑)




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September 30, 2007

RIVER OF TEARS

私には「行進曲」に聴こえてきます
「太陽へ向かうマーチ」です
力が湧き上がってきます
もし落ち込んでいる人がいたなら
是非聴いてもらいたい歌です
いや 一緒に歌ってください!
立ち直れる事 間違いなしです!


   歳を重ねいくつもの 偽りと悲しみを
   空を仰ぎ受け入れた
   もう今はむなしさもない

このフレーズだけで 私はもうやられちゃいました
本当の「大人」になるってきっとこういうことなのでしょうね!

   今も俺を苦しめる 欲望の炎
   倒れるまで走るだけ
   もう夢をみることもない

どんなに「成長」しても「欲望」はついてまわりますね
まあ それが「人が生きている」という証なのかもしれませんね
しかしその炎を否定せず 
むしろ それを包み込んで
信じた(選らんだ)道を進んでいく
「そう それでいい!」
まるで浜省に後押しされているようで
うれしくなってきますよ

「もう夢をみることもない」
はじめ この意味もわからず
「マイナス」として捕らえていました
「あきらめて耐えること」と思っていました

けど曲を何度も聴いていくうちにわかりました
一言で言うなら
 「幻に振り回されて 今の足元を見失うことなどない」
 
 「今ここにしっかりと立ち ここから見える
  一番遠くへ歩いていこう 
  そこから始まる新しい展開もあるはずだ
  『幸せへの歩き方』は実はどこにもあるのだよ」
そんな事を考えました
きっと合っていることでしょう

   許してくれるか
   「愛の名のもとに」いくつもの罪を背負わせたことを
   払わせてくれ 負債の全てを
   少しづつ ローンで

ここを聴いて 私は泣けてきましたよ
こういう思いって皆どこかしらにあるのではないでしょうか?
これは誰に言っているのか?
きっと自分自身ですよね

   導いてくれ 光の中へ
   応えてくれ そこにいるなら

この歌は
  「ここから生まれ変わる!」
という決意の歌です



 

 



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September 23, 2007

I DON'T LIKE FRIDAY

    She waits for you
    地下鉄ならまだ走ってるはずさ
    グラス空にしたらもう行きな

こんなセリフから始まるこの歌

同じ職場で共に働いてきて
どことなく「連帯感」が生まれ
互いの存在がある意味ライバルでもあるけれど
支えになっていて ここまでやってきた
そして互いに「友」だ

その「相棒」とも言えるやつが結婚を期に
なんとなく変わった
「付き合い」が悪くなったというか・・・
飲んでても妙に時間ばかり気にしてるし
共に飲む機会そのものが少なくなった
なんとなくやつの持つ空気感みたいなものが
以前ほどワイルドでなくなった
せっかくの金曜日もさみしくなるな・・・

   十字砲火の中潜り抜けて
   俺たちここまで生き残った
   女もビジネスも蹴散らし
   いくつもの「敵陣」を突破してここまできた

   情けないぜ 武器を捨て幸福かい?
   最前線に「戦友」を残し・・・

この主人公の気持ち とってもよくわかります
「結婚」というか「家庭を持つ」と確かに変わる
そんな男ってかなりたくさんいますからね〜
私のまわりもそうですよ
残されたほうはやはりさみしいものですよ
まるでおいてけぼりでも食ったような・・・
自分だけ時間が止まっていて
まわりは常に進んでいるみたいな・・・
友達なのに・・・
そう おまえと俺は友達じゃん!
ひとりだけ別に行くなよ!
って感じですかね
俺たちが汗を流しながら見てきた目標は
どうなっちまうんだよ!
おまえだけ路線変更か?
って感じかもしれません

そう思ってきた立場の私も
不思議なもので家庭を持ってからは
やはり変わったみたいです
今度は「言われる」立場になってます

男の生き様ってなんでしょうね・・・
いつまでも描いた夢に向かって情熱を傾けること
仕事で一旗あげること
自分の信じたことを曲げずにひたすら進むこと
すべてが「正解」だと思います

けれどやはり本当に大切なのは
「家族に愛情を注ぎ続けること」
「家族を守る 幸せにする」
それが本当の「男の生き様」なのかな・・・
そんなことを最近真面目に思います

そういえば 親父がそんなことずっと私に言ってましたよ
若いころはその意味を知ろうとすらしませんでした
今この歳になってようやくわかりかけてきた気がします

戦友にはちょっと申し訳ないけどね(笑)





   



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