ポロリのハローグッドバイ

関西を中心とした出会い体験記です。 風俗や出会い系、クラブなどの色んな女の子たちとの美しい出会いと別れについて深く追求していきます。 殆どは多くの人が体験するあるあるネタだと思います。

婚活パーティーの女⑥-4 運命(笑)の女 ~ぶっ壊したくなる社会人野球編~

こんにちは、好きなプロ野球チームは「工藤とか城島とか井口がいた時のダイエー」のポロリです。
ちなみに好きな野球マンガはあだち充の「H2」です。
世代世代。



今日書くのは、婚活パーティーで出会った運命(笑)の女の話、第4話。


前回の続きです。

婚活パーティーの女⑥-3 運命(笑)の女 ~別れたくなる告白 認識編~



<過去記事を読むのが面倒な人のための前回までのあらすじ>

女と付き合うことになり、野球を見に行くことになった。




女はおれの彼女になった。
その日を境に、女からのラインは一気に恋人ムード全開になった。
全力投球の長文メッセージが毎日朝昼晩とおれのアイフォンに送信され続けた。


今改めて、ラインのやり取りを見てみると、女はおれに対して本気で恋愛していたようだった。
引くぐらいに。
その熱量が、文章から容易に読み取れた。
おれは女のノリに合わせる形で、負けじとラブラブな感じのメッセージを女に送り返していた。
まるで、女にとっての運命の男の人物像を作り上げて、それを演じているかのように。


いや、演じていた、じゃないかもな。


その時は演技じゃなくて、結構本気だったかもしれない。
少なくとも、女とのラブラブなやり取りで、素直に嬉しい気持ちになった。
仕事の励みになった。
女と次に会う日が来るのを楽しみにしていた。
それは間違いない。


舞い上がっていた、と言っても良いかもしれない。


いずれにしろ、このシリーズを書いている現在、絶対的な事実がある。




今はもう、女はおれの知らない誰かと腰を振っている。 




ここでCoccoの「強く儚い者たち」のプロモーションビデオを貼り付けたい所だったが、ちょうどいい動画がアップされていなかったので割愛する。




という事で、今日書くのは女と3回目に会った時の話。



2016年11月。 





休日に、社会人野球の日本選手権を一緒に観に行く事になった。
開催地は京セラドームだった。


小さい頃は、ちょくちょく親に連れられて、ここで近鉄バッファローズの試合を観たものだ。
近鉄の「いてまえ打線」を知っている方が、このブログの読者にどのくらいいるだろうか。
ローズ・クラーク・中村紀洋が頭おかしいぐらいホームランを打ちまくる、アレだ。
ちなみに、当時はこのドームの呼称は「大阪ドーム」だった。



そんな事はどうでもいい。


待ち合わせ場所は球場前のイオンモールだった。
再び、昼間からのデートだ。


「いよいよ明日だね。ポロリくんとのデートのために、今日仕事帰りにマツエクしてきたよ」
などというあざといメッセージを前日の夜に女からもらっていた。
そういうのって、ちょっと、痛かった。
知らんがなって感じだった。


てゆうかそういうのって、ぶっ壊したくならない?
ならないか。
じゃあいいや。



デート当日。
思っていたよりも早く着いた。
目印となるスタバ前で女を待つ。



向こう側には本日の会場である京セラドームが見えていた。








元大阪ドームね。


澄んだ空の下、爽やかな風の中に少しばかり硬質な陽光が、曲線を描く建物のメタリックな外観を眩く照らし出していた。
空は高く、晴れ渡っていたが気温が幾分低かった。
もうすぐ冬がやってきそうな気配があった。


果たして、今日はどんな展開が待ち受けているのだろうか。


「強く儚い者たち」でも聴きながら読み進めて頂ければと思う。




待ち合わせ時間になる。
女が来る。
相変わらずカワイかった。
サラサラとしたキャラメルブラウンのショートヘアが太陽の光に照らされて煌いているのが綺麗だった。
女の服装はグレーの厚手のニットワンピースにアディダスの白いスニーカーだった。


「おはよう」とおれは言う。
「…おはよう」と女は言う。


挨拶を交わした時に気づいた。
この日の女は、これまで二回会った時とは決定的な違いがあった。


なんか、今日は女はご機嫌斜めだったのだ。
表情や声色や目線からすぐに分かった。
全身が暗いオーラに包まれているかのような佇まいだった。
言うなれば、はじめっからブチャイクだった。


ほぼ常ににこやかな態度でおれに接していた女が、その日会った初っ端からこんなにも不機嫌を表面に晒した状態でいるのは意外だった。


とりあえず、並んで歩く。
京セラドームへと向かう。
2分ほど歩いたらチケット売り場にたどり着く。



思っていたよりも沢山の来場客がチケット売り場に並んでいた。
列に並ぶ。
10分ほど待てばチケットを買えるだろう。


女の顔を改めて見る。


うーん、不機嫌や。
ほんで、ブチャイクや。
ブチャムクレや。
どないなっとんねん今日は。


こちらからの褒め言葉やちょっとした冗談なんかに対しては一応笑顔を見せるものの、基本的には低空飛行の女のテンションに少しおれはたじろいた。 


言葉少なで、若干白けたムードの中で10分ほど待つ。
自分たちがチケットを買う番となる。
二人分のチケット代を彼氏のおれが払う。
1200円×二人分。


ご機嫌斜めな女にチケットを一枚手渡す。
テンション低めの歪んだ笑顔で女はそれを受け取る。
ここで、女の不機嫌な理由を物怖じせずにさり気なく上手いこと尋ねてみる事ができないおれは、アカン奴なんだろうか。


球場内に入る。
社会人野球の試合って、観客がめっちゃ少ないイメージを浮かべていた。
しかし、入ってみると、意外にも多くの人が座席に座っていた。
全日本選手権だからというのもあるんだろうか。


もちろんプロ野球の客の入りには程遠いものの、かなり賑やかな雰囲気ではあった。
感じとしては、まあまあ落ち目でファンが少しずつ確実に減っていってるロックバンドがなんばハッチでライブをする時のあの
「やっべ、今日、人すくねーな」
って思う時と同じぐらいの集客率だった。

  
分からんよね。
大丈夫おれも書いてて今いちピンと来てないから。


開放されているのは内野席だけだったが、半分以上の席が試合開始30分前の時点で埋まっていた。
休日だからか、家族連れが多かった。
前の方の席は殆ど埋まっていた。
後方の座席に女と並んで座る。


グラウンドでは、このあと試合が控えている自動車会社と電気会社のチームの選手たちがそれぞれウォーミングアップを行っていた。

  
その日は3試合が予定されていた。
プロ野球と違って、1日に何試合も組み込まれているのだ。  
甲子園の高校野球のシステムと同じだと思う。    
    

これから観ようとしているのは3試合のうちの2試合目だった。   
ちなみに、先日女が語っていた女の元カレが在籍するチームは今日は出場しないらしい。
    
   
社会人野球を観に来るのは初めての経験だった。
なので、割と新鮮な気持ちで試合前の練習をする選手たちの様子を眺めた。
それに対して女のテンションは相変わらず低いままだった。
その事がいつまでも気がかりだった。


アップの時間が終わり、選手たちが引き上げていく。


「食べ物と飲み物、買ってくるよ」とおれは言う。
「ありがとう」と女は言う。
女の希望を聞き、売店へと向かう。


金髪ギャルの店員からフランクフルトとポテト、そして飲み物を買う。
おれはビール、女はホットコーヒー。
全部で1800円ぐらいだった。   
    
   
席に戻る。
ホットコーヒーを女に手渡す。
女はクラッシックのコンサート会場にいるのかというくらい控えめな音量でお礼の言葉を述べる。    
    
   
第一試合が始まる。
観戦する。


人生で初めて、社会人野球を観戦した感想。


まあ、野球だった。


スタジアムライトを浴びた選手たちが生き生きとボールを追いかける。
それをそれぞれのチームの応援団が応援席から盛り上げていた。
吹奏楽団が威勢のいい音楽を演奏し、チアガールがキレのいいダンスを踊った。
他の人々は応援幕を掲げ、スティックバルーンを叩いたり、その他応援グッズを振りかざしながら声援や拍手を惜しみなく送っていた。
特定のチームを応援している訳ではない人々は、一緒に来ている仲間や家族と飲食しながら談笑してはダラダラと試合を観戦していた。







中途半端に撮影した試合会場。
マウンドと、目の前のオッサンの禿げ上がった後頭部とが一体化している感じを狙ったけど、いまいちだった。


選手たち、そしてそれを観ている観客たちは、一定の規則と秩序と調和の中で、野球というスポーツにコミットメントしていた。


一定の規則と秩序と調和に基づいた人々の営み。
とおれは思った。


そんな一定の規則と秩序と調和に基づいた人々の営みの中に、おれたちは含まれていなかった。
そんな感覚に陥った。
スポーツが行われているこの賑やかな空間の中で、自分たち二人が隔離されていて、その隔離された空間の中においても、おれと女の間にハッキリとした境界線が引かれているような感覚だった。


それを裏付けるような不穏な空気が、おれと女の間には横たわっていた。
実際に確実な質量が肩にのしかかるような気がするほどの、重い空気だった。


試合は中盤にさしかかっていた。  
自動車会社のチームの方が序盤に広げた4点のリードを守っていた。
電気会社のチームはたびたびチャンスを得るものの、攻撃に決め手が欠けていた。
なかなかその点差を縮める気配を見せなかった。
そして、なかなか女は不機嫌な態度を改める気配を見せなかった。


二人ともほぼ無言のまま試合は続く。
何か野球に関する事を女に話しかけても、今ひとつ心のこもらない返事が短く返ってくるだけだった。
そしてその後には必ず深くて重い沈黙が流れる。
女の横に座っているのは別におれじゃなくて、ペッパーくんでも十分に役割を果たせたんと違うか、みたいな状況だった。


この状況を打開する術が思いつかなかった。
だから、無理に会話を引き出そうとするのを一旦諦めた。
ひとまず何か考え事をすることにした。


数十メートル先で野球の試合に臨んでいる、ユニフォームを着た男たちを眺める。
かつて、女はここに、元カレが出場する試合を応援しに来ていたのだ。
おそらく何度も。


その時の元カレと女について、思いを巡らす。


試合に出場した元カレは、汗まみれになりながらグラウンドを駆け回り、バットを勢いよくスイングして、俊敏な動作でボールを放り投げる。
そんな元カレの雄姿に、女は黄色い声援を送る。
元カレが所属するチームのスティックバルーンやその他の応援グッズを携えながら。
ミーハーな感じで。
そんな絵が思い浮かんだ。


ここで、女と婚活パーティーで出会った時に聞いた、
「男らしい人が好き」
という女の発言がおれの脳裏に蘇った。
その「男らしい人」という人物像は、この野球に熱中するスポーツマンの元カレの姿が
直結しているんだと思った。



バリバリの体育会系の、短髪で、よく日に焼けた、肩幅が広くて胸板の厚い、声のデカい、生命力にあふれた野生的で屈強な男の姿形を単純にイメージした。


そのイメージに基づいて、想像を続けた。


試合が終わると、球場から出てきた屈強な男と女は合流する。
女は男に向かってお疲れ様の声をかける。
どこかご飯を食べに出かけたりする。


そして、その後はどちらかの家に行く。


スポーツで疲れた体を引き摺りながらも、屈強な男は自らの有り余る性欲に任せて息を荒くしながら女の服を脱がし、発達した筋肉で強く抱く。
女はされるがままに屈強な男に身を委ねる。
色白で小柄な女が、屈強な男のパワフルで身勝手な獣みたいに激しいセックスに対して恍惚とした表情で大きな喘ぎ声を漏らしながらスケベに身を悶えさせている光景は、ものすごくしっくり来た。


「男らしい人が好き」な女と、スポーツマンの元カレの逢引の流れは、当たらずと雖も遠からずといった所だろう。


てゆうか、何を妄想しているんだおれは。
気持ち悪いな。
超気持ち悪いぜ。


でも、なんか勃起しそうになってきたぞ。
女が、屈強な男に好きなように抱かれて支配された上で快楽に溺れる様子を想像していると。




………………。




「ちょっと、お酒、もう一杯買ってくるわ」とおれは言う。
「はーい」と女は言う。
「なんか欲しいもの、ある?」
「ううん、大丈夫。ありがとう」
   

売店に行く。
今度はハイボールを購入する。
500円ぐらいだった。
氷が入った琥珀色の液体を受け取る。


席に戻る。
女の態度は相変わらずだった。
ボーッと試合を眺めていた。
しかしそれにも慣れてきた。
滑稽さすら感じるようになった。


買って来た、キンキンに冷えたハイボールを口に含む。



………………。



うおっ。



こ、このハイボール、めっちゃアルコールキツくない?
すっげーまわるねんけど。
なんか、テンションが不思議と上がってくるキツさだった。



そして。


なんか。



今日一日のこれまでの流れがどうしようもなく笑けてきた。


一体おれは、何故こんな場所にいるんだ。


どういうこっちゃ。


本来ならば、典型的な新婚夫婦の幸せな休日をマッタリと仲良く過ごしているはずが、同居人を家に置いて適当な理由をつけて出てきて、誘われたノリで行った婚活パーティーで出会って思いがけず彼女化してしまった女の子と葬式みたいな雰囲気で、なんで野球観戦をしているんだ。


どないなっとんねん。
おっかしいやろ。
笑けて来た。


運命(笑)かよ。


どういうこっちゃ。


ハイボールを早いペースで半分以上を飲み干す。
最高に刺激的なハイボールだった。


どういうこっちゃ。


試合は終盤にさしかかっていた。
勝負はほぼ決まりつつあった。
大逆転劇も起こりそうな雰囲気はなかった。


てゆうか、まあ、野球だった。


そう。


まあ、野球だった、のだ。


その時、気づいた。


おれは何か勘違いしていた。
目の前で野球が行われているからといって、野球の話を女と絶対にしないといけない訳ではないのだ。
喋りたい事を喋ればいいのだ。
一定の規則と秩序と調和だなんて、馬鹿げているぜ。



そこで、おれは若干愉快になりながら言った。


「おれの友達にさあ」とおれは言う。
「うん」と女は言う。
「がのたって奴がいるんだけどさ」
「ああー」
「彼女今いないねんけどね、彼」
「うんうんうん。それでそれでそれで?」
「君の友達とかで、彼氏探してる子とかいない?」
「いるいるー!いっつも一緒に遊んでる⚪︎⚪︎ちゃんっていう子なんだけどね!」
「あ、もしかして君のラインのトップ画で一緒に写ってる子?」
「そうそう!ちょうどその子も少し前から彼氏いなくてー、ポロリくんぐらいの年の人を探してるねん。
その、がのたくんはどんな子が好きなん?年はどのくらいがいいとかある?」



………………。



恋愛の話になると、急に食いついてきたぞー!!!



お前さっきまでの低すぎるテンションは何やってんっていうぐらい、女は生き生きとした笑顔で親友の恋愛状況を話しだした。
あまりもの変わり様に、ハイボールの残りを女の顔にぶっかけてやろうかと思った。
でも、女の機嫌が上向いてきたのならそれで良しとした。


その後も、目の前で行われている野球に関する会話は一切せずに、女の親友とがのたさんが出会ったらどうなるかみたいな話や、ダブルデート出来たら楽しそうだね、などと言った話題で大いに盛り上がった。


結果、がのたさんと女の親友を今度引き合わせる事になった。
その後、その二人がどうなったかは彼に聞いて下さい。


そうこう喋っているうちに試合は終わった。
自動車会社のチームが電気会社のチームに大差をつけて勝利していた。
どうでも良かった。


まあ、野球だった。



「出よっか」と女は言った。
おれは同意した。
この後ももう一試合が控えていたが、もはや観てもどうしようもないのは明らかだった。


京セラドームをあとにする。
外は日が沈みつつあった。
結構寒かった。


「おなかすいた?」とおれは言う。
「すいたー。そこのイオンでなんか食べよっか」と女は言う。


手を繋いで身を寄せ合うようにして歩く。
ここにきて、やっと付き合いたての恋人同士といった雰囲気が出てきた。
長かったぜ。


女はすっかり機嫌良さそうに笑顔を浮かべていた。
やっと女のナチュラルな笑顔が見れた。
その笑顔をおれは素直にカワイイと思った。
その笑顔がおれは好きだった。


女の元カレがやっている社会人野球を二人で観に行くという選択は間違いだったのだろうか。
別の無難な場所で遊んでいたら、前半に女とこんなにもギクシャクすることはなかったのだろうか。
分からない。


分からないけど、社会人野球を観る事で、女の元カレの人物像がなんとなく想像、というより妄想できて、結果的に女の人物像を割と深い所まで捉える事に繋がったような気がした。


女のそんな過去をぶっ壊したくなる衝動に駆られた。


強烈なアクションを起こす必要があるように思われた。


女と元カレとの思い出。


それを上書きするような。


行動を。




おれは思った。




ああ。



今日、このあと。






女とセックスしよう。








第5話に続く。









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レアリティ別 出会った女の一覧

これまで出会った女をイイ女順に9段階の評価で分けた記事。
判断要素は、女のルックスレベル、性格、セクシュアリティ、センス、自分とのシンパシーなどをトータルで考慮したものとする。


現在、2016年2月までに出会った女を掲載済みです。
随時更新していきます。
ただの悪趣味な遊びなんでスルーして下さい。



分ける基準は以下の通り。

☆☆☆☆☆☆☆☆
生まれ変わっても絶対に巡り会えないであろう、異次元クラスの神みたいな女

------------------超えられない最強の壁-----------------------

☆☆☆☆☆☆☆☆

これ以上の女に出会う事は相当難しい、全てにおいて卓越した最高級の女

☆☆☆☆☆☆☆
出会いの神様に感謝したくなるほど素晴らしい女

☆☆☆☆☆☆
何か一つ突出した美点が衝撃を与えてくれたイイ女

☆☆☆☆☆
とりあえず出会えてよかったと思えるほどイイ女

☆☆☆☆
特に印象のない、可もなく不可もなくの女

☆☆☆
どっちかと言うと帰って欲しい残念な女

☆☆
出会いの神様に呪われているのかと思いたくなるほど低クオリティの女

------------------超えられない最悪の壁-----------------------


これ以下の女は二度と出会わないだろうし出会いたくもない、場合によっては生命の危険さえも感じるほど全てにおいて最悪な壊滅級の女




記事の内容がどんなものであれ、あくまでも出会った女そのものの評価であり、記事自体の濃さは評価基準には入っていない。
☆が少なくても面白い記事はある、かもしれません。






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スカイプちゃんねるの女① 欲求不満の看護師
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☆☆
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スマともの女⑬ ドライブ・海・セックスの女 完全バージョン

こんにちは、ポロリです。



スマともの女⑬ ドライブ・海・セックスの女


3部構成で公開していたものを一つの記事にまとめた上で加筆・修正した完全バージョンです。
結構長いので、時間があるときに読むことをオススメします。


最後まで楽しんで頂ければ幸いです。





2016年8月。   


アイフォンの出会いアプリの「スマとも」を操作して、33歳のOLが引っかかった。   
 

アプリにおける女の自己紹介文はこうだった。

      
「頼れる人に甘えていたい(^ ^)♡
いい時も悪い時もいつも一緒に
とことん付き合える方が楽しい♪」
(原文まま)


アプリ上でやり取りをする。
女の反応はかなり好感触だった。
早々とラインの交換をする。


ちょうどお盆だった。
お互い仕事が休みだった。
トントン拍子で、会うことになった。      


会うことが決まると、女は釘をさすようにメッセージを送って来た。       


「エロいのはイヤだよ」   


それなら、昼間に会おうという事になった。
お茶でもしてマッタリ過ごそうと誘った。
その方が警戒されずに済みそうだった。   



この時点で、この先の展開がどうなるか、分かりますか?


このブログの他の記事をたくさん読んで下さっている読者の方なら、男女関係に過大な幻想を抱いているロマンチストタイプの甘えたがりのアラサーの女をすっかりその気にさせてから、しっかりとおいしい所を持って行っちゃって、最後は女を残酷に切り捨てる流れだと、単純に思い浮かべるでしょ?




      
まさにその通りだよ。    



………………。


アプリに掲載されていた女の写メは、だいぶ引きの後ろ姿を写したものだった。
なので、女がどんな顔をしているのか分からなかった。
ただ、かなりのスレンダー体型なのは写真を見て分かった。


「芸能人で、誰かに似てるって言われますか?」とおれは女に尋ねる。


すると女は、ある人物を挙げた。


ほぼ100パーセントの男が間違いなく食いつく人物だ。    


無題
カトパン!


加藤綾子アナウンサー。
愛称はカトパン。
好きな女子アナランキングで常に上位にいる、男受け要素満点の大人気女子アナだ。


これは期待してみよう。



待ち合わせ場所は天王寺。
電車で向かう。
お盆だったので、夏休みながらも乗客数は割と控えめのように感じた。   
    
   
着く。


夏真っ盛りの炎天下の天王寺の街がおれを迎える。
ギラついた太陽が槍のような光を街中に突き刺していた。    


天王寺と言えば、梅田、難波と並ぶ大阪屈指の繁華街のイメージが強い。
「あべのハルカス」を中心とした大型のショッピングモールが数多く立ち並び、毎日多くの人々が行き交う賑やかな街だ。
ただ、おれの中ではこの街に対して親密さというのをあまり感じなかった。
いつ来ても、自分が透明な異邦人であるような感覚を覚えた。
なぜかは分からない。   
単にあまり行かないからかもしれない。 
ただ、例外で一か所だけ、「あべのハルカス美術館」は結構好きだ。


女が住んでいるのは大阪のほぼ最南端の街だと言う。
車でここまで来ているらしい。
少し早く到着したという連絡をもらっていた。


女に、今どのあたりにいるかラインで尋ねる。
すぐに女はメッセージを返してくる。


「天王寺から神戸方面に少し行ったトコに停めてるよ。高速の手前」 (原文まま)


お前それでホンマに会う気あるんかと突っ込みたくなるほどのザックリとした現在地の伝え方に少しイラっとする。
あとで聞くと、こっちも車で来ると思っていたようで、その伝え方で分かると思ったらしい。
ほんまかいな。


ラインのやり取りを何往復もさせて、目印となる東横インの前に停車しているという事がようやく分かった。
すぐさま、アイフォンのグーグルマップで場所を特定する。 
そして、車の特徴とナンバーを教えてもらう。  
30℃を超す気温の中、早足で向かう。


天王寺の駅から少し離れた場所だった。
路肩に女の言ったナンバーの車が停車していた。   
クリーム色をした、二人乗り用の小さな車だ。
レトロなテイストながらも可愛らしいデザインの車だった。
あまり詳しくないので、車種とかはちょっと分からなかった。
普段あまり見かけない車なのは確かだった。


運転席にスレンダーな女が座っていた。   
女の服装は、胸元がやや大きくあいた白いトップスに黒の膝丈のフレアスカートというシンプルな格好だった。
それに対しておれのは、まあおれのはいいか。
いつものいつもの。
フェンディフェンディ。
嘘。


窓越しに挨拶を交わす。
助手席に乗せてもらう。
車内は冷房がガンガンに効いていて涼しかった。  
すぐに汗が引いた。   
    
   
会うまでにかなりグダクダした部分はあったが、まあ会えて良かった。


女は車を発進させる。   
車を運転する女の顔を横からそれとなく観察する。

  
女は事前に自分の事をカトパン似だと称していた。
しかし、実際の女はカトパンを10段階ぐらい歪ませたようなイビツな顔をしていた。
申し訳ないけど、ちょっとグロデスクな顔つきと形容してしまっても間違いではないほどだった。


決して平均的な日本人のそれとは言い難い、肌の浅黒い茶髪のセミロングの女は見れば見る程イビツな顔立ちをしていた。
顔のパーツを順番に一つ一つ形容していったら、「潰れた毛虫のような」だとか、「品質の悪いじゃがいものような」だとか、「ボロボロの雑巾のような」といった差別的な比喩表現が適切だと言わざるを得なかった。


もはや化粧などでは到底誤魔化しきれない程、致命的に歪んだ顔の作りをした女はしかし、ものすごく甘い声を持っていた。
すごくいい声だった。          
聞いていて心地良かった。
喉にヒーリングミュージックを奏でる上質な楽器が仕込まれているかのような声だった。   
そして、女はのんびりと癒されるようなテンポの喋り方をした。
素敵な喋り方のおかげか、女からは大人のいいオンナといった雰囲気が漂っていた。



この前に出会いアプリで出会った女は、顔は可愛らしかったけど、漂う雰囲気が子供みたいだった。    
    
友達作りTalkの女⑧-1 少年みたいな乙女の踏みにじりたくなる乙女心 前編



それとは対照的に、今回の女は顔はイビツだけど、雰囲気は大人っぽくて、男をそそらせるような何とも言えない色気があった。


人によって欠損している部分、あるいは際立って魅力的な部分というのは様々だ。
様々な偏り方がある。
それでこそ人間だ。
だから、いろんな女の子と出会ってみるのは面白い。


女の顔の作りが歪んでいたと書いたが、決してその事によって不快感だとか、残念な気持ちを抱いたというわけではない。
大体の人が思い浮かべる、何処にでもいそうな日本人の女の平均的な顔立ちというものと比較した場合、そこから凄まじくかけ離れた部分が少なくない、と感じたに過ぎない。


決して女の事をブサイクだと思ったわけではない。
個性的なだけだった。
それならグロデスクな顔という表現をするのは不適切なのかもしれない。
でも、パッと思いついたのが、グロデスクという言葉だった。


それがしっくりきた。
それだけのことだ。
愛そうと思えば全然愛せた。
なんかごめん。



さて。


どこに行こうか。


女と会ってマッタリ過ごすというザックリとした事しか決めていなかった。
車で移動しながら行き先を決める事になる。


「どこかに車を停めて、その辺でお茶でもしよう」とおれは無難な提案をする。
天王寺だから、入る店は山ほどある。  
しかし、女は賛成も反対もしない微妙な反応で車を走らせる。


聞いてんのか。


とりあえず駐車場を探す事に。


すると、ショッピングモールの大きな駐車場の入り口が見える。


「あ、あそこ、『ミオ』の駐車場じゃない?入れちゃう?」とおれは女に言う。


しかし。


女は無言でその入口をスルーした。


えっ、みたいな。



「うーん、見つからないな〜」と女は呟く。


いやお前、さっき思いっきり駐車場あったやん。
どう考えてもさっき右に曲がって入ってたら停められたやん車。
意味不明な女の行動にイライラした。


「どうしよっかー。このへん、なかなか停める所見つからないかも」と女は言う。
「…どっか、遠い所行く?せっかくやし」とおれは仕方なしに言う。
「そうやね」
「行きたいところ、ある?」
「海、行きたいな」    

   
ようやくまともな会話らしきものが始まった。   
    
   
女は車に備え付けられていた古いカーナビを操作する。
ここから随分離れたエリアを表示させる。
「ちょっと前に、このヨットハーバー行ってんけど、そこにあるケーキ屋さんのケーキ、すっごく美味しかったよ」と女は言う。
「じゃあそこに行こっか」 とおれは言う。
「うん。ドライブデートやね」   
「そうやね」


海に向かうことに。
やっぱり、夏は海だよね。


運転を代わってあげたい所だったが、女の車はマニュアル車だった。
のんびりとした喋り方をしながら、女は俊敏な動作で器用にギアチェンジを繰り返していた。
おれはオートマしか運転した事がない。
申し訳なかったが女に運転をお願いすることになった。   


目的のヨットハーバーまで1時間ちょっとかかるようだった。
灼熱の真夏の太陽の下、賑やかな大阪の街を抜け出し、西へと二人乗りの小さな車は走る。
グロデスクなカトパンとシティボーイ風エロメンを乗せて。   
    
   
車の中で、女と会話をする。
当たり障りのない仕事や趣味の話から始まり、恋愛の話へと移る。  


女は結婚を考えていた男がいたらしい。
しかし、相手の親が難病を患っていた。
結婚すると、介護を強いられるのは明らかだった。
男の方もそれを望んでいた。  
その事で、女は自分の親から猛反対を受け続けた。
そして去年、結局ゴールインには至らず、別れてしまったのだと言う。
8年ほど付き合った末での事らしい。       


女は元カレとのそれなりに波乱万丈なストーリーを、甘い声で緩やかなテンポで話す。
小さな車の狭い車内では女の声が身に染みるように近く親密に聞こえた。
女の話を、さも自分のことのように親身に聞いては大げさな相槌や感嘆の声をもって反応する。
そして、所々で女の性格の良さを褒めたり、選択が間違っていないと言ってあげたりして会話を進める。
おれも半年前ぐらいに結婚を考えていた人がいたけど、喧嘩別れしてしまった、みたいなでっち上げ話を女に言った気がする。


女は甘えさせてくれる男が好きだと言った。
だから、おれは甘えてくれる女が好きだと言った。
つまり、二人は相性ピッタリかもしれないね、境遇もちょっと似てるし、みたいに話を持っていく。
その流れの中、会話の要所要所で恋愛の始まりの前兆を匂わせるような思わせぶりなセリフを挟む。     
    

ドライブが始まって30分程すると、シフトレバーに乗せた女の左手の上から絡ませるようにおれの右手が重なる状態が信号待ちの度に繰り返された。
しかし、会う前にラインで女は「エロいのはイヤだよ」 と言ってきていた。
それを忘れてはいなかった。  
急にガツガツとエロ行為に走るのは早計なように思えた。


とりあえず、女の手に触れる度に、女の肌や髪やスタイルやアクセサリーを的確に褒める事を繰り返して、女をいい気分にさせるという基本中の基本は怠らなかった。 


最初の聞いているかいないかよく分からない微妙な反応は、初めて会った男に対する緊張や警戒から来ていたのか、徐々に女との会話は滑らかに楽しいものになった。
しかし女の顔は最初のまま、ちょっとグロデスクだった。
そこに一切の変化はなかった。
でも慣れてきた。


そんなグロデスクなカトパンは、ふと言った。
「音楽、聴こっか」
「いいね」とおれは言う。


女は車のボタンを操作して、インプットされている中から曲を選ぶ。
「普段は音楽、どんなの聴くの?」と女は言う。
「ゲス乙女とかかな」 とおれは言う。
「あぁ〜」


まあ、「あぁ〜」ってなるよな。


「君は?」とおれは言う。
「レゲエ」と女は言う。
「レゲエかー。普段聴かないから、聴いてみたいな」
「めっちゃオススメのね、キュンキュンくる曲があるんやんか。それ聴こ〜」
「おー。聴こ聴こー」


女は再生ボタンを押す。


安っぽいイントロがチャラチャラと流れてきた。
その瞬間、
「うーお!もうキュンキュンしてきた!」
などとボケてみた。
女は笑ってくれた。


女が流した曲の曲名とかは忘れたが、中学生でも考えつきそうな短絡的でひねりのない「君への一途な思い」的な稚拙極まりない貧弱なワードをひたすら機械的に羅列させた歌詞の、センスのかけらもない生ゴミみたいに劣悪な、低脳な人間の為だけに制作されたような本当にクソみたいな楽曲が狭い車内にキンキンと鳴り響いていたことは覚えている。


そんな子供だましみたいな音楽でキュンキュンしてしまうお前の心ってどんだけ容易く攻略できそうやねん、みたいな事を思わされた。
パズドラで言うところのノーマルダンジョンの「ウルカヌ火山」の一階ぐらいの易しさだと思った。
ごめん分からんよね。


てゆうか、女が言う「レゲエ」っていうのは、ボブマーリーとかのガチの本場のアンダーグラウンドな雰囲気漂うレゲエミュージックの事ではなく、テレビとかでよく流れている基本的に耳馴染みの良い、いわゆるジャパレゲの事を指しているという事が選曲から分かった。


完全に肩透かしをくらった気分だった。
まあ、音楽の好みっていうのは人それぞれだから、良さを共有するのって結構難しいよね。   


とりあえずおれは「いい曲だね」 とか一応言った。


もし、おれがこのシチュエーションで音楽をかけるなら。
何を選ぶかな。   


記事を読まれた方も、ドライブミュージックでイケてるのがあれば教えて頂きたい。



おれの場合、なんか、スピッツの「青い車」がパッと思いついた。    


 


これも人によっては「うーわ、ダサっ!古っ!三代目にしときなよ!」とか言うんだろう。
音楽の好みってそういうもんや。


そんなエピソードもあり、一時間ほどかけての女の運転によるドライブはなんだかんだで和やかで、デート感溢れるものとなった。
表面上は。


ほんの少しずつ陽が西に傾き始めた。
目的の海が近くなってきた。
周りの交通量は少なかった。
お盆の夕方手前にそのヨットハーバーに向かう人はあまりいないようだ。


通算何十回めかの信号待ちとなる。
「ごめんね、運転させちゃって」とおれは例によって女の左手を握りながら言う。
「ううん」と女は言う。
「疲れた?」
「運転慣れてるから大丈夫だよ」
「ありがとう」



会話が途切れる。


意味深な空気。


が、流れる。


数秒経つ。


すると。



女がこちらの右肩にもたれかかってきた。


おれは左手を女の後頭部に回す。
女の少し傷んだ茶色い髪を優しく撫でる。


そして、女の髪に鼻先をつける。
耳元でお決まりの言葉を吐く。
「髪、めっちゃいい匂いする」
「ほんと?」女がこちらを向く。



その瞬間、女にキスをした。



スピッツ「つまらない宝物を眺めよう 偽物のかけらにキスしよう」









海まであと少しの道路の信号待ちの車の中で、おれたちは出会って数時間足らずで初めてのキスをした。
そのままエロ行為に移行したいところだった。
でも、女は運転中だった。
なのですぐに離れた。





海が近い。




海。




海か…。



【海】(読み飛ばし可)
地球の陸地以外の部分で、塩水に満ちているところのこと。
海は地表の70.8%を占め、これらは全てつながっている。
海の面積は約3億6106万㎢で、平均的な深さは3729mで、海水の総量は約13億4993万㎦にもなる。
海は人間の世界では一番大きく、また深いものである。
そのため、往々にして母性の象徴とされる。
ちなみに、真夏にインスタグラムで「海」と検索すると画面が一瞬にしてエロエロパラダイスになるのはエロい男共の間ではあまりにも有名。というか基本。



海の話を書くにあたって、フォロワーが500人ほどいるおれのツイッターアカウントで、
「あなたが知っているとっておきの海の歌」
を軽く募集してみた。
いい歌を教えてもらったら、それを今回の記事のテーマソングにしようという魂胆だ。
読者と一緒に記事を作っていこうみたいな、謎のなんちゃってクリエイタースピリットを出したつもりだった。
すると、一人のフォロワーの方から、万葉集に収載されている大伴家持が作った「海行かば」という長歌がリプライされるだけという結果となった。
もうなんか、ほんま色んな人がおるなって思った。
最高だ。




で、海が近い。


信号が青になる。
気を取り直して運転を再開する。


程なくして、目的のヨットハーバーが見えてきた。
女は車の速度を落とす。
停める所を探す。


真正面に、大きな看板が見えた。


「お客様用駐車場」


大きな字でそう書いてあった。
明らかにヨットハーバーの利用客に対する看板だった。
それを目にした時、ちょうど、車に備え付けられていたカーナビも「目的地に到着しました」というアナウンスをしてきた。


「あ、あそこに駐車場あるやん」とおれはなんとも無しに呟く。
女も当然目に入っていて、当然その駐車場に入って停めるものだろうと思った。
そのくらい分かりやすい位置に設置されていて、しっかりと主張された大きな看板だった。


しかし。


女は無言でその駐車場をスルーした。



…はああぁぁーっ!??


え、今思いっきり「お客様用駐車場」って書いてあったやんな?
このヨットハーバーに来るためにわざわざ天王寺から長い時間かけて運転してもらったんやんな?
今日の目的地って、万博公園でもないし甲子園球場でもないし枚方パークでもなかったよな、このヨットハーバーやったやんな?
さすがにそれは間違ってないと思うねんけど。
どういう考え方をすれば、今のヨットハーバーの駐車場を完全に無視して通り過ぎる事ができるんやろうか。
ちょっとあり得なさすぎて理解に苦しむねんけどな。


なんか、その事に対して女に突っ込んでいいのかどうか分からない雰囲気だった。
あまりにも毅然とした態度で女は駐車場の前をあっさりと素通りしたので、
「え、思いっきりそこに駐車場あるやん」
と言うタイミングを逃してしまった。
もちろん、女に運転してもらっている以上、偉そうな事を言うのが憚られたというのもあった。


もう、呆れるとかそういう感情を通り越していた。
もしかして君は駐車場だけが絶対的に視界から欠損してしまう特別な病気か何かを患っているのか、と心配してしまう程だった。
あと考えられるのは、いわゆる「宗教上の理由」だった。
もし今駐車場に駐車してしまったら世界全体のバランスが急速に崩れてしまうという神のお告げ的なものが女の精神の根幹の部分に届いて、それに従っているとかそういう事か。


そんな特殊な理由付けをしなければなかなか説明できない女の奇怪な行動だった。



車はノロノロと進む。
人気のない海沿いの道を。
ヨットハーバーの駐車場から数百メートル離れた所まで来る。
よく分からない空き地や倉庫みたいなものがあるだけで、一般客向けの駐車場などありそうもない。


女は路肩に車を停車させる。



そして。


「ハァーッ……………」


と深いため息をついた。


暗い沈黙が流れる。


………………。


ちょっと待ってくれ、おれたちって心中しに来たんやっけ?
今から練炭とかが出てくるんかな?
まじで意味分からんねんけど。
たまらんぞ。


ちなみに「青い車」という曲は一説によると、男女の心中がテーマだと言われているらしい。


スピッツ「そして輪廻の果てに飛び降りよう 終わりなき夢に落ちていこう」



しかしおれたちがそれをトレースするわけにはいかない。


仕方なく、おれは言った。
「さっき来た所に、駐車場があった気がするねんけど、そこに停めない?」
「うん」と女は言った。


女は車をUターンさせる。
来た道を引き返す。
程なくして、先ほど見えた大きな駐車場の看板が姿を現す。


改めて看板を見る。
やはり「お客様用駐車場」と書いていた。
少なくともおれの見間違いではなかった。
「飛田新地料理組合」などとは、どっからどう見ても書いていなかった。


「ほら、あそこ。入ろうよ」とおれは言う。苛立ちを必死で必死で隠しながら。
女はそれに従う。


駐車場はガラガラだった。
適当な場所に車を停める。
やっと。


とりあえず今の所は世界全体のバランスは保たれているっぽかった。
至って平均的な、良く晴れた夏の夕方手前の時間帯だった。
急に雷鳴が轟いたり、大地震が起こったり、火山が噴火したり、竜巻が発生したりしそうな気配は皆無だった。


フェンスの向こう側、真夏の青い海の上にヨットが停泊しているのが車の窓から見える。
「やっと着いたね。海だよ。行こっか」とおれは言う。
すると、女はヒーリングミュージックみたいな甘い声で言った。
「ちょっとだけ、ここで甘えていい?」


グロデスクなカトパンはシートベルトを外す。
身体全体をおれの胸あたりにもたれ掛けさせてくる。
そのもたれ方は、この時を待っていたという感じだった。
おれはそれを受け止める。
そして、キスをする。
今度は信号を気にしなくてもいい。
じっくりと時間をかけてできるキスだ。
女の厚めの唇を愛撫するようにこちらの唇を合わせる。


密着した状態で数分間、キスをしながら女の髪や肩や背中やお尻や太ももを甘く撫でていく。
女は甘い声を漏らしながらスレンダーな肉体を艶めかしくくねらせては摺り寄せてくる。
女が体勢を変えると、女の着ていた胸元が大きく開いた白いトップスの内側のブラジャーはおろか、その内側の乳首までポロリしているのが見えた。
エロかった。
即座に勃起した。


そのままチンコを取り出して、フェラチオさせたい所だった。
その様子をアイフォンで上手いこと動画撮影してツイッターにアップでもしたら、100人ぐらいのエロいブタみたいな奴らからいいねボタンを押してもらえるんだろう。
しかし、シティボーイ風エロメンは文章の力で胸キュン、膣キュン、チンピク、発情、勃起させるのを基本的な方向性としている。
だからそんなゲスみたいな事をする必要はなかった。


てゆうか、なんかまだ明るかったし。
誰かに覗かれたら嫌だった。
頃合いを見計らって、イチャイチャを終了させる。
外に出ようと促す。


車のエンジンを切る。
ドアを開け、外に出る。
寒いぐらいにクーラーがガンガンに効いていた車の中とは対照的に、日の照りつけた真夏の外の世界は焼けるように暑かった。
すぐに汗が出てきた。


波の音と潮の匂いがした。
海に来たのだ。


駐車場の敷地から出る。
桟橋の所に無数のヨットが並べられていた。
人気はほとんどない。
中年の夫婦一組とすれ違っただけだった。

image

中途半端に撮影された現場の風景。
写真の左っかわにヨットがたくさん泊まっていた。


女が最初に言っていたケーキ屋がある建物を見つける。
ドアの所に看板がぶら下がっていた。


「本日休業」


よく見ると、そのヨットハーバーのカフェだとかレストランはその日は一件も営業していないようだった。
お盆休みだ。
だからこんなにも人がいないんだろう。
はっきし言ってケーキなんか口実で、デート自体が成り立てばそれでいいみたいな所があったので、別に構わなかった。


とりあえず辺りをブラブラ散歩する事に。
本当にいい天気だった。
十分な熱を孕んだ太陽の光とゆるやかな潮風を受けながら二人で手を繋いで歩く。
ゆっくりとしたスピードで。


ベンチがあった。
並んで座る。
ベンチからは白いヨットと青い海と水色の空が見えた。
特に絶景という訳ではなかった。
大したことなかった。
その大したことなさが、グロデスクなカトパンとシティボーイ風エロメンにお似合いだった。


とりあえず、2人で海に来ているというシチュエーションが大事なんだと思うことにした。
雰囲気を楽しむ的なやつだ。
もっと言えば、母性の象徴とされる海を目の前にして、母性とは対照的な甘えたがりの優柔不断な女が横に座っているという倒錯感を味わい深いものとして楽しんだ。


「この海は世界中の海と、どこまでも繋がっているんだね」
などと、ロマンチックぶった話をした。
男女関係に過大な幻想を抱いていそうなロマンチストタイプの甘えたがりの33歳の女には、こういうサムい話の方が響くと思ったのだ。


その合間合間にキスをしたり、女の乳を揉んだりした。
湿度の高い海沿いの空気が、女の体に触れた時の感触をより生々しく感じさせていた。


イチャイチャするのを見ている人はいなかった。
休業日のヨットハーバーには二人を邪魔をする者など誰もいなかった。


誰もいない静かな秘密の海。
それこそ、本当に美しい海だと思う。
視覚的にではなく、感覚的に。
そんな素敵なロケーションに、おれはカトパンの顔を10段階ぐらい歪ませたようなイビツな顔をした女と一緒にいた。



スピッツ「潮のにおいがしみこんだ 真夏の風を吸いこめば 心の落書きも踊り出すかもね」



本当のカトパンみたいに綺麗な女とここにいる事ができたら、一生忘れられない綺麗な思い出になるんだろう。
でも、あくまでも隣に座っているのは、33歳の駐車場にもロクに入る事のできない、甘えたがりと言うものの結局それは人間的に自立できていない、誰かにしがみ付いていないと安心できないグロデスクなカトパンだった。
女に運転してもらったおかげでここまで来れたのに関わらず、やたらと上から目線の考え方で申し訳なく思うが。


まあ現実はそんなもんだ。
出会いアプリで出てくる女なんて大体がそんなもんだし、出会いアプリで見つけた女とデートしようとするおれも大したことのない男だ。
そういうもんだ、と思う。


てゆうかおれは一攫千金狙って出会いアプリで見つけた女と燃えるような恋愛をする境遇でもない。
全クリしたゲームを戯れに周回プレイしているような感覚だ。
それでも、現れる女に対しては可能な限り全力で楽しんでもらって気持ちよくなってもらって、可能な限り全力で残酷に切り捨てるように臨んではいる。


全ての女に、本当の最後の最後には幸せになって欲しいから。


それがおれなりの「ハッピーエンドを前提として」だ。
もっと言えば、そういうブログだ。
「ポロリのハローグッドバイ」は。
最低だぜ。
でも、ハッピーエンドだ。
そう信じたい。
最高じゃない?


近くに自動販売機があるのが見えた。
「喉、乾かない?」とおれは言う。
「乾いた」と女は潤んだ甘い声で言う。
「コーヒー?紅茶?ジュース?お茶?」
「ミルクティーがあれば」
「オッケー」


女から離れ、自動販売機で飲み物を買う。
おれはカルピスウォーター、女はリプトンのミルクティー。
両手に飲み物を持ち、ベンチに戻る。


一緒に飲み物を飲みながら、引き続き女と他愛のない会話をする。
内容は忘れた。
きっと、どうでもいい話だ。


そのまま30分ほど過ごす。
西日が海とヨットを徐々にオレンジ色に染め、辺りがセンチメンタルな輝きで彩られていく。
もう少ししたら、日が沈む。
夏の太陽が眠りにつくのだ。


しかし、おれたちは肝心な行動をまだしていなかった。


「車、戻ろっか」とおれは言う。
「うん」と女は言う。


静かな海を後にして、駐車場に戻る。
再び、女のクリーム色の車に乗る。
車内は暑かった。
エンジンをかけ、クーラーを稼働させる。


「どうするー?」と女はこの後の行動についておれに尋ねる。
「せっかくだから、このままの感じでマッタリ過ごしたいね」とおれは言う。
「うん」
「カーナビ、使っていい?」
「はーい」


女の車に備え付けられていた古いカーナビをおれは操作する。


「目的地設定」のボタンをタッチする。


そして「名称から探す」のボタンをタッチする。


文字を自由に入力できるようになっていた。


50音の文字がパネルに表示される。


迷いなく、おれは検索ワードを入力する。




ピッ、ピッ、ピッ。






ホテル。







カーナビに迷いなく「ホテル」と入力したおれに対して、女のリアクションは予想通りのものだった。
「え~、行っちゃうのー?今日が初対面なのに」(嫌じゃないけど)的なやつだ。


うん、行っちゃうよ。


で、セックスするよ。


そういう空気を出した。
ワンピース風に言うと「猥褻色の覇気」を出した。
この言葉、久しぶりに使ったけど。


女の車のカーナビは古いものだったが、優秀だった。
ほんの数秒で、現在地付近にあるラブホテルを3軒ほど表示した。
どれもここから車で10分か20分の距離にあった。


その中で、知っている名前のラブホがあった。
そこを目的地に設定した。
せっかくの流れが停滞しないように、女に車を発進させるようにそれとなく促す。


女は指定された目的地まで運転するかどうか、戸惑っているようだった。
そりゃそうだ。
なので、外に出て結構汗かいたから、とりあえずシャワーも浴びたい所やし、広い所でゆっくりイチャイチャして過ごそうよ。マッタリできるし。せっかくだから。
みたいな感じで上手いこと言った。


女は3分の1ぐらい納得した様子だった。
それで十分だった。
これまでの立ち振る舞いから、女は優柔不断な性格なのは明らかだった。
だから、こちらが主導権を握ってしまえば、好きなように誘導できるという確信があった。


静かな海をあとにする。


グロデスクなカトパンの丁寧な運転で、ラブホに向かう。
自分が主導権を握って行先を指定しているくせに、運転してもらうのは女だった。
それがちょっと微妙やった。
でも、女の車はマニュアルだったから仕方ない。


沈みゆく太陽のオレンジ色に包まれた風景の中、車は走る。
お盆の夕方の道はガラガラだった。
その間、信号待ちで手を繋いだりキスをしたものの、基本的には口数が少ない状態が続いた。
まさに、ラブホに向かってる、って感じだった。


15分ほどする。
クリーム色の8階建てぐらいの建物が見えてきた。


ラブホだ。


当然、ラブホには駐車場がある。
そこに難関があった。
目の前に思いっきり駐車場があるのに、入ろうとせずに無言でスルーして駐車場難民化するという謎過ぎる女の行動を今日、2回見せられていた。


3回目は絶対に阻止しなければならなかった。
ラブホに入る話が流れてしまうかもしれないからだ。


クリーム色の建物に車が近づく。


そして。


見えた。


左手に。


ラブホの駐車場だ。


本日3度目の、駐車場への接近の瞬間だった。


おれは身構える。


入り口にはラブホ特有の、のれん式カーテンがぶら下がっていた。
女は駐車場に気付いているのか気付いていないのか、よくわからない様子でノロノロと運転していた。


そこで。


おれはここぞとばかりに、腹に力を入れる。
そして、有無を言わせないほど強めの口調で言った。



「あっ、そこ、駐車場あるわ。入ろっ!
左。左左左左左左左左左左左左左左左左左左左左」



こんなにも連続して「ひだり」と発音する場面は後にも先にもないだろう。
漫画の「デトロイト・メタル・シティ」に「1秒間に10回レイプ発言する」というネタがあったが、それと同じように1秒間に10回「左」発言をしたつもりだった。


さすがの女も、しつこすぎる程の左発言には反応した。
すんなりと左折してくれた。
これで右側に車線変更とかしてきたら、もう、レイプとちゃうか、ごめんそんな事言ったらあかんよね。


とにかく、一発で駐車場に入ってくれた。
良かった。
本当に良かった。


こうして、無事にホテルに到着した。
車を降りる。
建物に入る。
適当な部屋を選ぶ。
エレベーターに乗り、部屋へ。


入る。


雰囲気のある照明、ソファにテーブル、大きなベッドに大きなテレビ、簡単なクローゼット、冷蔵庫、ポット、カップ、お茶、そしてバスルーム。
割と見慣れたラブホの一室の光景が目の前に広がる。


内装は決して豪華でもなく新しくもなかった。
しかし、適度なくたびれ方が、人を落ち着かせる温もりを与えていた。
そんな部屋だった。


要するに、至ってスタンダードなラブホの一室だ。
アツいセックスのみが唯一の秩序となる空間だ。
だから、おれたちもこれから普通にセックスしていいということだ。


ソファに並んで腰を下ろす。
車の中と同じように、抱き合ってはキスを交わしてイチャイチャする。


そして、おれは言った。
「シャワー浴びようよ。潮風で結構ベタついてるし」
女はぎこちなく同意した。


バスルームへと向かう。
女が恥ずかしがることを予期して、若干部屋の照明を暗くした。
しかし、ある程度の光量は残しておいた。


さあ、脱ごう。
ここで男が脱ぐのを恥ずかしがっている場合ではないと思った。
女に45度ぐらい背を向けて、当然のように素早く服を全部脱ぐ。
5秒ぐらいで全部脱いだ。


先にバスルームに入る。
バスタブにお湯をためる。
泡風呂にできるローションみたいなものが備え付けられていた。
それも一緒に放り込む。
シャワーからお湯を出し、熱さを調整する。


女も服を脱ぎ始めた。
その様子をジロジロとは見ずに、何気ない様子でおれはシャワーのお湯の温度を調整しながら、待つ。


ようやく女が入ってきた。
中途半端に乳や股を手で隠す全裸の女を、1メートルぐらい離れた距離で眺める。


女は細かった。
ものすごく細かった。
てゆうか、細すぎた。
ちょっと信じられないほどの細さだった。


服を着ていた時点で、女がスレンダー体型なのは分かっていた。
しかし、これほどの細さだとは想定していなかった。
これまでの人生で見た大人の女の裸の中でも、間違いなく一番細い体を女はしていた。


もはや、健康を損なった末のガリガリの体型というのを通り越して、意図的に細長く作製された一つの芸術作品のような細い裸体だった。
眺めていて、おれの脳の中のエロとは別の、芸術的な部分が刺激されるような思いだった。


そこで連想したのが、スイスの彫刻家、アルベルト・ジャコメッティの作品群だった。

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<アルベルト・ジャコメッティ(読み飛ばし可)>
1901年生まれのスイス出身の彫刻家。
スイスのイタリア語圏の出身だが、主にフランスで活動した。
第二次世界大戦以前にはシュルレアリスムの彫刻家と見なされていたが、最もよく知られる作品群は、大戦後に作られた、針金のように極端に細く、長く引き伸ばされた人物彫刻である。
この「彫刻」としての限界と思えるほど細長いジャコメッティの人物像を、ノーベル文学賞の受賞者でもあるフランスの実存主義の哲学者、ジャン=ポール・サルトルは、現代における人間の実存を表現したものとして高く評価した。
ちなみに当ブログ「ポロリのハローグッドバイ」のすべての記事は、このサルトルの「実存主義」を基本的な理念として構成されている、というのは半分嘘で、基本的にはノリで好きなように書いています。



ジャコメッティの細長い人物像を彷彿とさせる女の裸には芸術的な美しさが感じられた。
グロデスクなカトパンという形容がぴったりな、イビツな顔面とは正反対に。
むしろ、顔面がグロデスクであるからこそ、首から下の異様な程にほっそりとした造形美がより際立って見えたのかもしれない。


細すぎる体から、女の不健康さというのは微塵も感じなかった。
それが女のアイデンティティなのだ。
もっと言えば、女の実存が顕在されたものなのだ。


この細さによって、女という人間が最もバランスのとれた状態を保てているんだという事がなんとなく伝わってきた。
女の肉体の縦横の比率がほんの僅かでもでも狂ってしまうと、女は女でなくなる気がした。
すごく芸術的だった。


良かった。
おれはもともと細い女が好きだった。


もちろん、実際にはグラマーでムッチリした肉体の方が、セックスするにあたっては気持ち良かったりする。
しかし、極端に細い裸体というのは、儚さや繊細さを連想する事が多い。
今回の場合は、それらを飛び越えてアートという次元にまで昇華された。
そんな視覚的な衝撃を、女の裸から受けた。


「めっちゃ細いね」とおれは言う。
「もうちょっとお肉欲しかってんけどね」と女は言う。
「綺麗だよ。すごく。見とれてしまう」


女の体に、シャワーのお湯を浴びせる。
石鹸を泡立て、互いの体を洗い合う。


そして、泡まみれのまま、女の体におれの腕が絡みつく。
異様な程に細くても、女は「女」だった。
抱き締めると、そこに女の生命の実質ともとれる温もりや鼓動をしっかりと感じることができた。
他の女と同じように。


キスをしながら、手を女の首元から順番に下へと這わせていく。


その途中。


手が、女の背中の真ん中あたりに到達した時だった。


ゾッとした。


体の奥が凍りついてしまいそうなほどの恐怖にも似た感覚がおれを急激に襲った。


おれの中指が、女の背中に付いている何かプヨッとした感触のものに触れた。
女の肩越しに、それが何であるかを確かめる。


ホクロだった。
ものすごく巨大なホクロが、女の細すぎる背中の中央についていた。


そのパチンコ玉1個分ぐらいの大きさのホクロに触れた時に、中指が感じた「プヨッ」という感触に、なんか、おれはゾッした。


この記事を書いている時点でこの日から9か月以上が過ぎている。
しかし、今でもあの「プヨッ」とした感触をおれは鮮明に覚えている。
首から下の芸術的な細い肉体の中央部分に唯一存在するグロデスクでドロドロした部分、と言ってしまっては失礼だが、そこだけが顔面のグロデスクさと連鎖していた。


それはあたかも、鞄と靴の色を揃えるとオシャレに見えるといったファッションテクニックと似たようなものを、生身の肉体で無意識のうちに表現している女の先天的な特性のようにも思われた。
まあ、書いてみた所で伝わる訳のない、どうでもいいディテールだ。



バスタブに泡まみれのお湯が溜まる。
一緒に入る。
泡の中を、イチャイチャして過ごす。
そして、シャワーで泡を流し、バスルームをあとにする。


ベッドへ。
寝転ぶ。
女の折れてしまいそうな程に細い体を包み込むように抱きしめる。
そして、キスをする。
今日何度目のキスだろう。


女の股に手をやる。
グッチュグチュに濡れていた。
下品なほどに、濡れまくっていた。
完全にスタンバイ完了といった感じだった。


股を広げる。
生命の宿った針金細工を変形させるような扱い方で。
女のマンコにチンコを挿入可能な体勢にする。


女に覆いかぶさる。
針金のような女の体の中心に、おれのキリっと勃起したチンコが深々と突き刺さる。
女のマンコは相当濡れていたので、おれのチンコはいとも簡単に、するりと侵入できた。


正常位で突く。
真っすぐに。


いつにも増して無駄のない規則正しい動きだった。
体位を変えることはなく、正常位で一定のストロークで長時間突き続けた。


女の理性を削り取るかのようなキレのある直線的な突きだった。
それを繰り返した。
女は髪を振り乱しながら大きな喘ぎ声を発する。


女が快楽の海に溺れているのが見て取れた。
それに対して、おれは冷静だった。
なんか、めちゃくちゃ冷静だった。


いつもやってるのと、同じセックスだ。
濡れ濡れのマンコで本気で感じている様子の女とは対照的にドライな自分がいた。
とりあえず、この正常位で女に限りなく気持ちよくなってくれればいいと思った。


余裕の動きで、女の最も感じていそうな部分にしっかりと当たるのを心掛けながら突き続ける。
本当に余裕だった。
腰を動かしながら、枕元にあった、自分のアイフォンを手に取ってみた。


調子に乗って、突きながら携帯を見るという事をしようとした。
何故そうしようとしたのかは分からない。
ベッドに横たわる女は顔を背けて、しかも目を瞑っていたのでその様子に気付いていないようだった。


ラインの通知があった。
盟友の「がのたさん」と「瞬希さん」との3人のライングループからだった。


「ポロリさんアポは順調ですか?」
がのたさんが発言していた。


概ね順調と言えた。
てゆうか、セックスをしていた。
腰を振りながら、アイフォンを持つ手を動かす。


グループトークに、送信した。



「セックスしてます」


………………。


毎度の事ながら、最悪やな自分、と思う。
男友達とラインしながら抱かれるとか、女が知ったらショックだろうな。
まあ、無音カメラでこっそりハメ撮りするような、クソみたいなナンパ男より全然マシか。


なんかアホらしくなった。
射精する事にした。
アイフォンをソファに向かって放り投げる。


腰を動かすピッチを上げる。
フィニッシュまで持っていく。
途中、何度も女はイッた申告をしていた。
こちらも射精する。


抜くと、コンドームの中に大量の精子が蓄えられていた。


余韻に浸りながら、密着の体勢で数分間過ごす。

2017-04-08-15-09-07


中途半端に撮影された行為後のベッドの風景。


大してベッドは乱れなかった。
徹底して同じ角度の正常位で突き尽したからだ。


もう一度、ラインをチェックする。
がのたさんと瞬希さんが神戸で一緒にナンパしているようだった。
なんか、合流したくなった。


一緒にシャワーを浴び、服を着て、部屋を出る。
ラブホの料金は全部おれが払った。
なんかお盆料金とかで、2時間ぐらいの休憩で7000円以上した。


車に乗り、ラブホを出る。


「お腹すかない?」とおれは言う。
「ちょっとすいたかも」と女は言う。
「ラーメン屋、さっき通った所にあったからさ、行こうよ」
「いいね」


ラブホ付近のラーメン屋に立ち寄る事に。
幸い、ラーメン屋のすぐ横に駐車場があったので、すんなりそこに停めた。


入る。
テーブル席に通される。
適当なラーメンを注文する。


店内は部活帰りと思しき高校生の集団が騒がしくしていた。
それに対して、大人のおれたちは静かに雑談をしながらラーメンが来るのを待っていた。
なんか、自分達から「さっきまでセックスしてました」的な空気がめっちゃ出ているのがわかった。
吐き気がした。


ラーメンが来る。
セックスをしたあとに食べるラーメンは、めちゃくちゃおいしかった。
女もおいしそうに、細すぎる体にラーメンを流し込んでいた。


その姿を眺めながら、おれはある事を思っていた。


この女と一緒に、これ以上する事があるだろうか?


全くない。
全く。
何一つ思い浮かばない。
それほど、今日のデートが完璧なフルコースだったと言うのだろうか。
分からない。


ただ、いい一日の締めくくりとして、十分においしいラーメンだった。
それだけは確かだった。


いい一日の締めくくりであると同時に、女との関係性の締めくくりでもあるのだろうか。
グロデスクなカトパンのグロデスクな笑顔を眺めながら、考えていた。

   
時刻は18時すぎだった。
まだ割と早い時間だった。   
でも、今日は解散する事に。


ラブホ代をおれが払ったからという事で、ラーメン代は女が払ってくれた。


ラーメン屋を出る。
日が沈みかけていた。
夏の夜がすぐそこまで来ていた。


駐車場に戻る。


「方角違うし、送ってもらうのもちょっとアレやから、おれ、電車で帰るよ」とおれは言う。
「そっか。じゃあここでサヨナラやね」と女は言う。
「また、色んな所デートしようよ。別の海にも行きたいし」
「うん。行こうね」
「楽しみやね」
「いつがあいてる?」


そのあたりは時期が参りましたらお話しさせて頂きます、と言いたい所だったが、適当にはぐらかした。   


車の窓越しにキスをして、別れる。


女のクリーム色の車が発車する。


見えなくなるまで、手を振り続けた。



二度と、女と会う事はなかった。




アイフォンを見る。
ラインの通知が来ていた。


先ほどのがのたさんと瞬希さんからだ。 
ストリートナンパを一旦終え、神戸で飲んでいるという。
合流することにした。


神戸方面へ向かう、電車に乗る。
お盆休みの締めくくりに、気心の知れた仲間と楽しく過ごそう。
最高だ。   
    
   
大阪ポロリ日記 2016年8月16日(火)


へと続く。




ちなみに、アルベルト・ジャコメッティ展が2017年の6月から9月まで国立新美術館(東京)で、10月から12月まで豊田市美術館(愛知)で開催されるので、要チェックです。
今回の女を想像しながら作品を鑑賞すると、より一層味わい深いものになるかもしれません。

ジャコメッティ展 公式サイト

特に豊田市美術館は昔1回だけ行った事があるけど、建築的にも最高です。


どんなエロブログやねんという感じやけど。




さあ、このシリーズを締めくくる時期が参りましたね。



グッドバイ。








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