ポロリのハローグッドバイ

関西を中心とした出会い体験記です。 風俗や出会い系、クラブなどの色んな女の子たちとの美しい出会いと別れについて深く追求していきます。 殆どは多くの人が体験するあるあるネタだと思います。

2017年05月

スマともの女⑬-3 ドライブ・海・セックスの女 Scene3~セックス~

こんにちは、時期が参りましたらお話しさせて頂きたいポロリです。



今日書くのは、Scene1~Scene3までの3部構成からなるシリーズの「Scene3」です。


前回の続きです。

スマともの女⑬-2 ドライブ・海・セックスの女 Scene2~海~




最後まで楽しんで読んで頂ければ幸いです。




<過去記事を読むのが面倒な人のための前回までのあらすじ>

ドライブで海に行ったら、セックスする時期が参りました。




カーナビに迷いなく「ホテル」と入力したおれに対して、女のリアクションは予想通りのものだった。
「え~、行っちゃうのー?今日が初対面なのに」(嫌じゃないけど)的なやつだ。


うん、行っちゃうよ。


で、セックスするよ。


そういう空気を出した。
ワンピース風に言うと「猥褻色の覇気」を出した。
この言葉、久しぶりに使ったけど。


女の車のカーナビは古いものだったが、優秀だった。
ほんの数秒で、現在地付近にあるラブホテルを3軒ほど表示した。
どれもここから車で10分か20分の距離にあった。


その中で、知っている名前のラブホがあった。
そこを目的地に設定した。
せっかくの流れが停滞しないように、女に車を発進させるようにそれとなく促す。


女は指定された目的地まで運転するかどうか、戸惑っているようだった。
そりゃそうだ。
なので、外に出て結構汗かいたから、とりあえずシャワーも浴びたい所やし、広い所でゆっくりイチャイチャして過ごそうよ。マッタリできるし。せっかくだから。
みたいな感じで上手いこと言った。


女は3分の1ぐらい納得した様子だった。
それで十分だった。
これまでの立ち振る舞いから、女は優柔不断な性格なのは明らかだった。
だから、こちらが主導権を握ってしまえば、好きなように誘導できるという確信があった。


静かな海をあとにする。


グロデスクなカトパンの丁寧な運転で、ラブホに向かう。
自分が主導権を握って行先を指定しているくせに、運転してもらうのは女だった。
それがちょっと微妙やった。
でも、女の車はミッションだったから仕方ない。


沈みゆく太陽のオレンジ色に包まれた風景の中、車は走る。
お盆の夕方の道はガラガラだった。
その間、信号待ちで手を繋いだりキスをしたものの、基本的には口数が少ない状態が続いた。
まさに、ラブホに向かってる、って感じだった。


15分ほどする。
クリーム色の8階建てぐらいの建物が見えてきた。


ラブホだ。


当然、ラブホには駐車場がある。
そこに難関があった。
目の前に思いっきり駐車場があるのに、入ろうとせずに無言でスルーして駐車場難民化するという謎過ぎる女の行動を今日、2回見せられていた。


3回目は絶対に阻止しなければならなかった。
ラブホに入る話が流れてしまうかもしれないからだ。


クリーム色の建物に車が近づく。


そして。


見えた。


左手に。


ラブホの駐車場だ。


本日3度目の、駐車場への接近の瞬間だった。


おれは身構える。


入り口にはラブホ特有の、のれん式カーテンがぶら下がっていた。
女は駐車場に気付いているのか気付いていないのか、よくわからない様子でノロノロと運転していた。


そこで。


おれはここぞとばかりに、腹に力を入れる。
そして、有無を言わせないほど強めの口調で言った。



「あっ、そこ、駐車場あるわ。入ろっ!
左。左左左左左左左左左左左左左左左左左左左左」



こんなにも連続して「ひだり」と発音する場面は後にも先にもないだろう。
漫画の「デトロイト・メタル・シティ」に「1秒間に10回レイプ発言する」というネタがあったが、それと同じように1秒間に10回「左」発言をしたつもりだった。


さすがの女も、しつこすぎる程の左発言には反応した。
すんなりと左折してくれた。
これで右側に車線変更とかしてきたら、もう、レイプとちゃうか、ごめんそんな事言ったらあかんよね。


とにかく、一発で駐車場に入ってくれた。
良かった。
本当に良かった。


こうして、無事にホテルに到着した。
車を降りる。
建物に入る。
適当な部屋を選ぶ。
エレベーターに乗り、部屋へ。


入る。


雰囲気のある照明、ソファにテーブル、大きなベッドに大きなテレビ、簡単なクローゼット、冷蔵庫、ポット、カップ、お茶、そしてバスルーム。
割と見慣れたラブホの一室の光景が目の前に広がる。


内装は決して豪華でもなく新しくもなかった。
しかし、適度なくたびれ方が、人を落ち着かせる温もりを与えていた。
そんな部屋だった。


要するに、至ってスタンダードなラブホの一室だ。
アツいセックスのみが唯一の秩序となる空間だ。
だから、おれたちもこれから普通にセックスしていいということだ。


ソファに並んで腰を下ろす。
車の中と同じように、抱き合ってはキスを交わしてイチャイチャする。


そして、おれは言った。
「シャワー浴びようよ。潮風で結構ベタついてるし」
女はぎこちなく同意した。


バスルームへと向かう。
女が恥ずかしがることを予期して、若干部屋の照明を暗くした。
しかし、ある程度の光量は残しておいた。


さあ、脱ごう。
ここで男が脱ぐのを恥ずかしがっている場合ではないと思った。
女に45度ぐらい背を向けて、当然のように素早く服を全部脱ぐ。
5秒ぐらいで全部脱いだ。


先にバスルームに入る。
バスタブにお湯をためる。
泡風呂にできるローションみたいなものが備え付けられていた。
それも一緒に放り込む。
シャワーからお湯を出し、熱さを調整する。


女も服を脱ぎ始めた。
その様子をジロジロとは見ずに、何気ない様子でおれはシャワーのお湯の温度を調整しながら、待つ。


ようやく女が入ってきた。
中途半端に乳や股を手で隠す全裸の女を、1メートルぐらい離れた距離で眺める。


女は細かった。
ものすごく細かった。
てゆうか、細すぎた。
ちょっと信じられないほどの細さだった。


服を着ていた時点で、女がスレンダー体型なのは分かっていた。
しかし、これほどの細さだとは想定していなかった。
これまでの人生で見た大人の女の裸の中でも、間違いなく一番細い体を女はしていた。


もはや、健康を損なった末のガリガリの体型というのを通り越して、意図的に細長く作製された一つの芸術作品のような細い裸体だった。
眺めていて、おれの脳の中のエロとは別の、芸術的な部分が刺激されるような思いだった。


そこで連想したのが、スイスの彫刻家、アルベルト・ジャコメッティの作品群だった。

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<アルベルト・ジャコメッティ(読み飛ばし可)>
1901年生まれのスイス出身の彫刻家。
スイスのイタリア語圏の出身だが、主にフランスで活動した。
第二次世界大戦以前にはシュルレアリスムの彫刻家と見なされていたが、最もよく知られる作品群は、大戦後に作られた、針金のように極端に細く、長く引き伸ばされた人物彫刻である。
この「彫刻」としての限界と思えるほど細長いジャコメッティの人物像を、ノーベル文学賞の受賞者でもあるフランスの実存主義の哲学者、ジャン=ポール・サルトルは、現代における人間の実存を表現したものとして高く評価した。
ちなみに当ブログ「ポロリのハローグッドバイ」のすべての記事は、このサルトルの「実存主義」を基本的な理念として構成されている、というのは半分嘘で、基本的にはノリで好きなように書いています。



ジャコメッティの細長い人物像を彷彿とさせる女の裸には芸術的な美しさが感じられた。
グロデスクなカトパンという形容がぴったりな、いびつな顔面とは正反対に。
むしろ、顔面がグロデスクであるからこそ、首から下の異様な程にほっそりとした造形美がより際立って見えたのかもしれない。


細すぎる体から、女の不健康さというのは微塵も感じなかった。
それが女のアイデンティティなのだ。
もっと言えば、女の実存が顕在されたものなのだ。


この細さによって、女という人間が最もバランスのとれた状態を保てているんだという事がなんとなく伝わってきた。
女の肉体の縦横の比率がほんの僅かでもでも狂ってしまうと、女は女でなくなる気がした。
すごく芸術的だった。


良かった。
おれはもともと細い女が好きだった。


もちろん、実際にはグラマーでムッチリした肉体の方が、セックスするにあたっては気持ち良かったりする。
しかし、極端に細い裸体というのは、儚さや繊細さを連想する事が多い。
今回の場合は、それらを飛び越えてアートという次元にまで昇華された。
そんな視覚的な衝撃を、女の裸から受けた。


「めっちゃ細いね」とおれは言う。
「もうちょっとお肉欲しかってんけどね」と女は言う。
「綺麗だよ。すごく。見とれてしまう」


女の体に、シャワーのお湯を浴びせる。
石鹸を泡立て、互いの体を洗い合う。


そして、泡まみれのまま、女の体におれの腕が絡みつく。
異様な程に細くても、女は「女」だった。
抱き締めると、そこに女の生命の実質ともとれる温もりや鼓動をしっかりと感じることができた。
他の女と同じように。


キスをしながら、手を女の首元から順番に下へと這わせていく。


その途中。


手が、女の背中の真ん中あたりに到達した時だった。


ゾッとした。


体の奥が凍りついてしまいそうなほどの恐怖にも似た感覚がおれを急激に襲った。


おれの中指が、女の背中に付いている何かプヨッとした感触のものに触れた。
女の肩越しに、それが何であるかを確かめる。


ホクロだった。
ものすごく巨大なほくろが、女の細すぎる背中の中央についていた。


そのパチンコ玉1個分ぐらいの大きさのホクロに触れた時に、中指が感じた「プヨッ」という感触に、なんか、おれはゾッした。


この記事を書いている時点でこの日から9か月以上が過ぎている。
しかし、今でもあの「プヨッ」とした感触をおれは鮮明に覚えている。
首から下の芸術的な細い肉体の中央部分に唯一存在するグロデスクでドロドロした部分、と言ってしまっては失礼だが、そこだけが顔面のグロデスクさと連鎖していた。


それはあたかも、鞄と靴の色を揃えるとオシャレに見えるといったファッションテクニックと似たようなものを、生身の肉体で無意識のうちに表現している女の先天的な特性のようにも思われた。
まあ、書いてみた所で伝わる訳のない、どうでもいいディテールだ。



バスタブに泡まみれのお湯が溜まる。
一緒に入る。
泡の中を、イチャイチャして過ごす。
そして、シャワーで泡を流し、バスルームをあとにする。


ベッドへ。
寝転ぶ。
女の折れてしまいそうな程に細い体を包み込むように抱きしめる。
そして、キスをする。
今日何度目のキスだろう。


女の股に手をやる。
グッチュグチュに濡れていた。
下品なほどに、濡れまくっていた。
完全にスタンバイ完了といった感じだった。


股を広げる。
生命の宿った針金細工を変形させるような扱い方で。
女のマンコにチンコを挿入可能な体勢にする。


女に覆いかぶさる。
針金のような女の体の中心に、おれのキリっと勃起したチンコが深々と突き刺さる。
女のマンコは相当濡れていたので、おれのチンコはいとも簡単に、するりと侵入できた。


正常位で突く。
真っすぐに。


いつにも増して無駄のない規則正しい動きだった。
体位を変えることはなく、正常位で一定のストロークで長時間突き続けた。


女の理性を削り取るかのようなキレのある直線的な突きだった。
それを繰り返した。
女は髪を振り乱しながら大きな喘ぎ声を発する。


女が快楽の海に溺れているのが見て取れた。
それに対して、おれは冷静だった。
なんか、めちゃくちゃ冷静だった。


いつもやってるのと、同じセックスだ。
濡れ濡れのマンコで本気で感じている様子の女とは対照的にドライな自分がいた。
とりあえず、この正常位で女に限りなく気持ちよくなってくれればいいと思った。


余裕の動きで、女の最も感じていそうな部分にしっかりと当たるのを心掛けながら突き続ける。
本当に余裕だった。
腰を動かしながら、枕元にあった、自分のアイフォンを手に取ってみた。


調子に乗って、突きながら携帯を見るという事をしようとした。
何故そうしようとしたのかは分からない。
ベッドに横たわる女は顔を背けて、しかも目を瞑っていたのでその様子に気付いていないようだった。


ラインの通知があった。
盟友の「がのたさん」と「瞬希さん」との3人のライングループからだった。


「ポロリさんアポは順調ですか?」
がのたさんが発言していた。


概ね順調と言えた。
てゆうか、セックスをしていた。
腰を振りながら、アイフォンを持つ手を動かす。


グループトークに、送信した。



「セックスしてます」


………………。


毎度の事ながら、最悪やな自分、と思う。
男友達とラインしながら抱かれるとか、女が知ったらショックだろうな。
まあ、無音カメラでこっそりハメ撮りするような、クソみたいなナンパ男より全然マシか。


なんかアホらしくなった。
射精する事にした。
アイフォンをソファに向かって放り投げる。


腰を動かすピッチを上げる。
フィニッシュまで持っていく。
途中、何度も女はイッた申告をしていた。
こちらも射精する。


抜くと、コンドームの中に大量の精子が蓄えられていた。


余韻に浸りながら、密着の体勢で数分間過ごす。

2017-04-08-15-09-07


中途半端に撮影された行為後のベッドの風景。


大してベッドは乱れなかった。
徹底して同じ角度の正常位で突き尽したからだ。


もう一度、ラインをチェックする。
がのたさんと瞬希さんが神戸で一緒にナンパしているようだった。
なんか、合流したくなった。


一緒にシャワーを浴び、服を着て、部屋を出る。
ラブホの料金は全部おれが払った。
なんかお盆料金とかで、2時間ぐらいの休憩で7000円以上した。


車に乗り、ラブホを出る。


「お腹すかない?」とおれは言う。
「ちょっとすいたかも」と女は言う。
「ラーメン屋、さっき通った所にあったからさ、行こうよ」
「いいね」


ラブホ付近のラーメン屋に立ち寄る事に。
幸い、ラーメン屋のすぐ横に駐車場があったので、すんなりそこに停めた。


入る。
テーブル席に通される。
適当なラーメンを注文する。


店内は部活帰りと思しき高校生の集団が騒がしくしていた。
それに対して、大人のおれたちは静かに雑談をしながらラーメンが来るのを待っていた。
なんか、自分達から「さっきまでセックスしてました」的な空気がめっちゃ出ているのがわかった。
吐き気がした。


ラーメンが来る。
セックスをしたあとに食べるラーメンは、めちゃくちゃおいしかった。
女もおいしそうに、細すぎる体にラーメンを流し込んでいた。


その姿を眺めながら、おれはある事を思っていた。


この女と一緒に、これ以上する事があるだろうか?


全くない。
全く。
何一つ思い浮かばない。
それほど、今日のデートが完璧なフルコースだったと言うのだろうか。
分からない。


ただ、いい一日の締めくくりとして、十分においしいラーメンだった。
それだけは確かだった。


いい一日の締めくくりであると同時に、女との関係性の締めくくりでもあるのだろうか。
グロデスクなカトパンのグロデスクな笑顔を眺めながら、考えていた。

   
時刻は18時すぎだった。
まだ割と早い時間だった。   
でも、今日は解散する事に。


ラブホ代をおれが払ったからという事で、ラーメン代は女が払ってくれた。


ラーメン屋を出る。
日が沈みかけていた。
夏の夜がすぐそこまで来ていた。


駐車場に戻る。


「方角違うし、送ってもらうのもちょっとアレやから、おれ、電車で帰るよ」とおれは言う。
「そっか。じゃあここでサヨナラやね」と女は言う。
「また、色んな所デートしようよ。別の海にも行きたいし」
「うん。行こうね」
「楽しみやね」
「いつがあいてる?」


そのあたりは時期が参りましたらお話しさせて頂きます、と言いたい所だったが、適当にはぐらかした。   


車の窓越しにキスをして、別れる。

女のクリーム色の車が発車する。


見えなくなるまで、手を振り続けた。



二度と、女と会う事はなかった。




アイフォンを見る。
ラインの通知が来ていた。


先ほどのがのたさんと瞬希さんからだ。 
ストリートナンパを一旦終え、神戸で飲んでいるという。
合流することにした。


神戸方面へ向かう、電車に乗る。
お盆休みの締めくくりに、気心の知れた仲間と楽しく過ごそう。
最高だ。   
    
   
大阪ポロリ日記 2016年8月16日(火)


へと続く。




ちなみに、アルベルト・ジャコメッティ展が6月から9月まで国立新美術館(東京)で、10月から12月まで豊田市美術館(愛知)で開催されるので、要チェックです。
今回の女を想像しながら作品を鑑賞すると、より一層味わい深いものになるかもしれません。

ジャコメッティ展 公式サイト

特に豊田市美術館は昔1回だけ行った事があるけど、建築的にも最高です。


どんなエロブログやねんという感じやけど。


さあ、このシリーズを締めくくる時期が参りましたね。



グッドバイ。








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真・過去編③ 2011年5月の田園風景、365日の立ち止まり

2011年5月。


おれは彼女に電話をかけた。


「もしもし」
「もしもし。ポロリ?」
「久しぶり」
「どうしたん?急に」
「おれ、被災地に行くことになった」
「え、ほんま?転勤?」
「ううん。3泊4日の災害支援活動みたいなやつ。石巻市まで」
「そうなんや。偉いやん」
「向こうはスゴいことになってて大変やねん」
「テレビで毎日見てるで」
「うん。もしかしたら余震に巻き込まれて帰ってこれなくなるかも」
「そんな縁起でもないこと言わんとって。ポロリが帰ってくるのん待ってるよ」
「ありがとう」
「気を付けてね」
「もし、無事に東北から帰ってこれたらさぁ」
「うん」
「アイツに会いに行こう」
「いいよ。行こう」


こうして、おれは東日本大震災で被災した人々のために、東北へと向かった。
ほんの数日間、ほんのささいな活動ではあったが、自分なりにやれる限りの支援活動をしてきた。
幸い、余震に巻き込まれることなく、無事に災害支援活動から帰ってきた。


数日後、おれは彼女と会う事になった。
彼に会いにいくために。


良い天気だった。
もう夏はそこまで迫っていると言わんばかりの生命力漲る日差しが世界に降り注いでいた。


彼女の家の最寄駅で待ち合わせをする。
待ち合わせ時間通りに彼女は来た。
会うのは久しぶりだった。
なのに、まるで昨日会ったかのような親近感が湧いてくるような人だった。


あくまでもおれと彼女は友達同士だった。


駅前にあった花屋で花を買う。
ワリカンで。 
1000円とかその程度のものだった。


互いの近況を語り合いながら、電車に乗る。
数十分すると、彼の家の最寄駅に到着する。
降りたのは、超絶ド田舎の無人駅だった。


そこから目的地まで、バスに乗らなければならない。
バスは1時間に1本のペースで出ていた。


30分ほど待つ。
他にバスを待つ人はいなかった。
田舎だから、みんな大体車で行動するのだ。


ようやくバスが来る。
それに乗り込む。
一番後ろの座席に並んで座る。


バスは走る。
雲一つない青空の下を。
乗客はおれたち二人だけだった。


窓の外を眺める。
日盛りの日を受けた田園風景が絶え間なく流れていく。


のどかだ。
この世に残酷な出来事など何一つ存在しないかのような、圧倒的にのどかな田園風景だった。


本当にのどかだ………。


のどかな田園風景が人の心に呼び起こすのは穏やかさ以外には何もなかった。


おれの横に座る彼女は、静かに、眠そうな声で言った。
「………のどかやな………」
「うん…」とおれも穏やかな声で返す。


「友達同士」の男女二人を乗せたオンボロのバスが、美しい田園風景をゆるやかにすり抜けていく。


良く晴れた5月下旬の、爽やかな青空の下。
キラキラとした日差しを受けながら。
のどかな景色は果てしなく続くようだった。
やすらぎに満ちた透明な空気の中を。


一面に広がる田んぼの緑色が、そよ風と太陽の光を受けてサラサラと揺れているのが窓から見えた。
なんて、綺麗なんだろう。
平和だ。
途轍もなく。


まるで時間が止まっているみたいだ。


バスは走る。
一人の男のもとへ。
のどかさのあまり、二人が交わす言葉は自然と減っていく。
交わす言葉などなくても、この穏やかな感覚を確実に共有できているという確信があった。


このバスに乗っている時。
それが、これまでのおれの人生の中で最も美しいシーンだ。
本当に美しかった。


25分ほど、バスは走る。


とうとう、目的地の最寄りのバス停に到着する。
降車する。 
バスは乗客ゼロになった。
それでも引き続き田園風景の中を走り続けていた。


おれと彼女は近くの林に入る。
その中を進んでいく。


汗ばむほどの陽気の中、歩く。
虫にまとわりつかれたり、木々に引っかかったりしながら。
草木の匂いが新鮮だった。


数分後。


少し迷いながらも、辿り着いた。


彼の墓に。


「会いにきたよ」 
彼の墓に向かって、言う。
彼の魂に向かって、呼びかける。
しかし、返事はない。


買ってきた仏花を供える。
そして、二人で手を合わせる。 
静かな林の中。
死んだ人間に思いを馳せる。


長居しても仕方ないので、すぐにもと来た道を引き返す。
林を抜ける。


降りたバス停の近くに彼の実家があった。
ちょうど、庭先に彼の父親がいた。
庭仕事をする後姿が見えた。
なんとなく声をかけるのはやめておいた。 


自分より先に子供に死なれた父親の気持ちってどんなんだろうな。
それは今でも分からない。


1時間に1本のバスに再び乗る。
駅まで戻る。
無人駅から電車に乗る。


乗換の駅に着く。
おれと彼女は、それぞれの家の方向の電車に乗り換える事になる。
ちょっとお茶してから帰る、という感じではなかった。
そのまま帰るのが、なんとなく適切な気がした。


友達同士の、サヨナラをした。
おれと彼女は、あくまでも友達同士だった。


それから一年間、おれは数多くの風俗嬢たちと戯れ続けた。


そして2012年5月。
おれは「ポロリのハローグッドバイ」というブログをスタートした。
ブログを書いていく上で、他の人たちの色々なブログを閲覧する事が増えた。
ある日、人気ブログのとある記事を目にとめる。


364日震災のことは忘れています


大まかに言うと、「せっかく体験した震災だから、3月11日だけは大切な人に伝え忘れた事がないか、立ち止まって考えてみよう」という内容のブログ記事だ。


しかし、この頃のおれは、365日、立ち止まっては彼の死を考えていたように思う。
1日たりとも、悲惨すぎる死を遂げた彼の事を忘れる事はなかった。


第4話に続く。


あるいは、第2話へと戻る。



このシリーズの目次はコチラ


スマともの女⑪-7 本当に独りの消え入りそうな人妻 第7話

こんにちは、かいけつポロリです。


ゴールデンウィーク、終わりましたね。
五月病になってないですか?
おれは全然平気です。
エロいから。


今日書くのは、ちょっと平気ではいられないエキサイティングな人妻とのエロい話、第7話。



前回の続きです。

スマともの女⑪-6 本当に独りの消え入りそうな人妻 第6話



<過去記事を読むのが面倒な人のための前回までのあらすじ>
女のマンコから絶望的な腐乱臭が漂ってきた。



それなりの回数、セックスをしてきた男なら、誰もが遭遇したことのある場面だろう。
セックスの時、女のマンコからあまりにもキツすぎる臭いが漂ってくる時がある。
あの生魚みたいなエグい臭い。


女の子側に悪気がないのは重々承知だ。
しかし、この耐えきれない悪臭によって、世界が崩壊するのかというほどの不快感を感じた男は大勢いるはずだ。


失礼なようだが、それは絶対的な事実だ。
絶対的な事実でありながら、表の世界ではなかなか触れることの出来ない話題だ。
しかし、男がセックスをしていく上で、女の子のマンコの臭いと向き合う事は永遠のテーマとして避けては通れないとおれは考える。


この、女のマンコの臭いの正体は一体なんなのか。
生物学的にきっちりとした説明が為されるべきな気がした。


異性の体や心の仕組みをきっちりと理解しておく。
それは、シティボーイ風エロメンのみならず、全ての人々が恋愛をはじめとする社会的行為を行っていく上で、重要な事だ。
当たり前だ。


そこで、このシリーズの第5話でも登場したあの方を、再びエアゲスト招待することにした。
かいけつゾロリじゃないですよ。



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林修先生!


今や国民的知名度を誇る、東進ハイスクールの現代文の講師だ。
もはや、色んな人によって使い尽くされた感のあるネタかもしれない。
しかし、そんなのは御構いなしだ。


周知の通り、林先生の専門は現代文だ。
しかし、彼の奥さんは産婦人科医だ。
その関係で、この領域にも造詣が深いという前提で、今回のエア講義をして頂く。


「ポロリがセックスの最中に臭った女のマンコの悪臭。


今日の講義では、その悪臭の原因について徹底解説したいと思います。


まず、女のマンコの臭いの原因には様々なものがあります。
おりもの、汗、乾燥、恥垢いわゆるマンカス、すそわきが、細菌性膣炎、そして性病。(黒板に書いていく)


ここで言っておきます。
状況証拠のみで、これらの中から素人が原因を特定するのは困難です。
専門家によって然るべき検査をする必要性もあるからです。


しかし、ここで押さえておきたいポイントが『臭いの種類』です。
ある程度、原因を絞る手掛かりとして、臭いの特徴を掴んでおく。
これは問題を解く上で非常に有効な手段です。


みなさん、テキストに注目してください。
ポロリの記述に、『あの生魚みたいなエグい臭い』とあります。


マンコの臭いには『魚っぽい臭い』、『酸っぱい臭い』、『チーズっぽい臭い』と、いくつか種類があります。
今回ポロリが嗅いだのは、生魚みたいな猛烈な臭い、ですね。
もちろんこの『○○っぽい臭い』というのは、個人の主観に影響される要素ではあります。
なので一概には言えないのですが、臭いの特徴から一つ考えられるのが、これです。(黒板に○をつける)


はい、「細菌性膣炎」です。


みなさん覚えておいてください。
膣内には常に善玉菌と悪玉菌が共存しています。
そのバランスが崩れ、悪玉菌が異常増殖してしまうことによって炎症を起こした状態を細菌性膣炎と言います。
それによる臭いの特徴が、生魚のような臭い、と形容される場合が多々あります。


この細菌性膣炎。
原因は、ストレスや不眠、疲労によるホルモンバランスの乱れであったり、生理用ナプキンを長時間つけっぱなしで細菌が増殖しやすい環境となっていたりすることが考えられます。


詳しい状況や、女の普段の生活がどのようなものか、などといった手がかりがあまりにも少ないため、臭いの原因が絶対にこれだと特定することはできません。
他の理由で女のマンコが臭った可能性も十分にあります。


ただ一つ言える事があります。
女のマンコから悪臭がしてきたからといって、即、重篤な性病にかかっているなどといった考えは大きな間違いであるという事です。
ある意味では女の子の体の構造上、もっと言えば女性の生殖器の構造上、どうしても発生しうる臭いなんです。


推測通り、女が細菌性膣炎を起こしていたと仮定しましょう。
それでも、基本的にはセックスは可能であると言えます。


細菌性膣炎の原因となる菌は病原性が低いんです。
男性の体にも普通に存在する細菌ばかりです。
なので、基本的には男性側は感染に対して抵抗力を持っています。
コンドームを装着して、セックスの後にしっかりと陰部を洗浄さえすれば感染する可能性は比較的低いと言えます。


もちろん、女がクラミジアや淋病といった性病に感染してる可能性をこれで完全に否定できるわけではありません。
見ず知らずの男女がセックスするという事はそれだけリスクが伴います。
十分に注意する事が必要です。


大切な人を守るためにも、定期的な性病検査はしっかりと受けましょう。
ポロリはそのあたりの基本的な事を普段からきっちりと行っています。


それらを踏まえた上で、言います。
セックスしてしまって、いいんです。


じゃあいつやるのか?


今でしょ!」








………………。





でも、臭いものは臭かった。


世界が漆黒のモヤのようなものに包まれて見えるほどのエグい臭いだった。
エグい臭いによって、肉が裂けて骨に穴があいてしまいそうだった。
悪臭が一秒ごとにおれの体を侵食していっては、内臓の隙間という隙間に染み込んで行って、それらの細胞を次々に破壊していくような感覚だった。
よりによって、この超絶綺麗な人妻とのセックスで、この臭いを嗅ぐ事になるとは想定していなかった。


猛烈な臭いに最後まで耐え切れる自信の無かったおれは、女に提案する。
「シャワー、浴びよっか」
女はそれに従う。



ところで、今さらめっちゃ素朴な疑問なんですけど。
みなさんはセックスの前って必ずシャワーを浴びますか?


おれの場合、ベッドなりソファなりでイチャイチャして、そのままの流れで服を脱いでセックスをする事が多い。
一旦シャワーを浴びて仕切り直す、というのが煩わしかったりする。


なので、大体の場合、セックスが終了してから初めてシャワーを浴びる事になる。
女の子の方から、する前にシャワーを浴びたいと言ってきたり、今回みたいに、その必要性に迫られない限り、セックスの前にはシャワーを浴びない。


別に汚れていたり汗ばんだりしていても構わないわけではない。
基本的には、おれは女に会う前に予め家で風呂に入っておく。
その時に体臭とか口臭対策を徹底的にする。
それによって、万全の状態でアポイントに臨むことになる。
こちら側としてはセックス直前に改めてシャワーを浴びる必要がなかったりするのだ。
そんなに汗もかかない体質やし。


これって、アカンことなんやろうか?
普通っていうのがよく分からん。


エロブログっていうか、風俗ブログとかナンパブログって、そこらへんのリアルな部分についての考えとか言動が省略されていたりするやん。
結局どれだけ女とエロい事をしたかを表そうとする部分が大半を占めるから。
まあ、セックスした事を「ゴール!!」とかいう一言で終わらすゴミみたいなナンパブログは論外として。


綺麗な所とか面白おかしい所にやっぱり目がいってしまうやん。
だから、たまにはそこらへんの話題も入れてみようかな、みたいな。


いかなる場合においても、セックスの直前には必ずシャワーを浴びる方がいらっしゃれば、ぜひ教えて頂きたい。
どのぐらいいるんだろうな。




そんなこんなで、シャワーを浴びる事に。
全裸のまま、女とバスルームに移動する。
電気は消したまま、暗い空間でシャワーのお湯を出す。


ボディソープを泡立てる。
最初は首や腕や背中といった当たり障りのない所から始まり、徐々に脇の下や乳房やお尻や股へと、泡まみれの手でお互いに撫でて、丁寧に洗い合う。
そして、シャワーのお湯を再び出し、石鹸を洗い流す。


その途中、女がこちらに背を向けた。
後ろから抱きしめる。
勃起したチンコが女のお尻に突き刺さるようにグニグニと食い込む。


そのままチンコのポジションを移動させる。
女のお尻の角度を調節する。
挿入する。


水分をしっかりと含んだ勃起したチンコが女のマンコにズブズブと侵入していく。
危惧していた臭いは臭わなかった。
そのまま、後ろから抱きしめたままの立ちバックの体位で女をコンコンと突いていく。


女のスケベで大きな喘ぎ声が暗いバスルームに響き渡る。
イキやすい女は途中で2,3回イッていたように思う。
こちらも割と短時間であっさりと射精する。


直前に服用していたバイアグラのおかげで、2回目、3回目の勃起が容易なのが分かっていた。
そんな余裕から、惜しみなく1回目の射精を早い段階で済ませる事ができた。


再び汗や汁や精子をシャワーで洗い流す。
綺麗になったところで、再びベッドへと戻る。
布団の中、密着状態でイチャイチャする。
お互い、体の火照りが全く冷めていなかった。


バスルームでの1回目のセックスなんか無かったかのような、フレッシュな気持ちで2回目のセックスに早くも臨むことになった。
敏感な部分を適当に擦れ合わすだけで、挿入の準備がばっちし整った感じになった。
雑な手際だったが、それで十分気持ち良くなれるという感触があった。


正常位で挿入する。
突いていく。
最初はゆっくりと、そして徐々にキレのある腰の動かし方にシフトしていく。
女は綺麗な声で陶酔したような大きな喘ぎ声を出す。


角度の相性も相変わらず申し分なかった。
女は恍惚となった顔をおれに見せる。
それを眺めて更に興奮した。
こちらも夢中になるほど気持ちよくなっていく。


ベッドのギシギシと軋む音と、チンコとマンコが溶け合うような淫靡な音と、女の綺麗な喘ぎ声と、おれのエロい吐息の四重奏が照明を抑えた部屋の中をエロティックに満たしていく。
これこそアツいセックスという感じだった。



しかし。



再び、女のマンコから生魚みたいなエグい臭いが漂ってきた。


大きな瞳、綺麗な髪、小さな顔、きめ細やかな肌、透き通った声、フワフワの乳房やくびれたウエスト、肌の温もり、そんな女としての美しい部分の全てを無情にも打ち消してしまうかのような悲劇的な悪臭だった。


ああ、やっぱりな。
みたいな、ある種の諦念がおれの脳裏に浮かんだ。


そこで、おれは女の体に覆いかぶさった。
全身を密着させて、強く抱きしめた。
そして、顔を枕に強くうずめた。
鼻腔を枕の布地で完全に塞いでしまおうという考えだ。
そうすることで、女のマンコの臭いを嗅がないで済むかもしれない。


その作戦は成功した。
その体勢でいると、マンコの臭いはしなかった。


腰を動かす。
女を全身で強く抱きしめながら。
ものすごく強く抱いた。
女が壊れるほどの強さで。
女を壊すほどの強さで。
抱いた。
そうする事で、女のマンコの臭いの破壊力を表現したつもりだった。


その間、女は何度もオルガズムを訴える。


頃合いを見計らって、おれも2回目の射精をする。
顔を枕に深くうずめたままの密着状態で、数分間の余韻に浸る。


そして、またバスルームへと向かう。
浴槽にお湯を溜める。
その間、石鹸で念入りに互いの体を洗う。
所々でキスを交わしながら。


半分ぐらいお湯の溜まった浴槽に2人で入る。
向かい合って雑談を交わす。


2回の射精で精神的にはだいぶスッキリしていた。
しかし、バイアグラを服用していたおれのチンコはまだまだ元気だった。
ピッカピカの一年生だった。


女の綺麗な顔や綺麗な裸体を正面から眺める。
3度目の勃起が訪れた。


浴槽でおれは立ち上がる。
反り返る程に勃起したチンコが、女の綺麗な顔の前に迫る。
女は右手でチンコの根元を軽く持つ。
そして、先端をペロペロと舐める。
上目遣いでおれを見つめる。


「咥えて」とおれは言う。
女は無言で言われた通りにする。
丁寧に口を動かしてもらう。
勃起はますますキレを取り戻した。
まるで今日一度も射精していないかのような、攻撃的なキレだった。


おれは女の後頭部に手を添える。
そして、ゆっくりとチンコを女の喉の奥まで侵入させていく。
女はむせた。
鈍い音をたてて咳き込んだ。


一度、チンコを抜いた。
勃起したままだった。
女の呼吸が乱れていた。


時間を置かずに、女は言った。


「もっと、下さい」


おれは無言で言われた通りにした。
女の口の中にチンコを入れる。
そして、先ほどと同じ動作で奥まで突っ込んでいく。
さっきよりも奥まで届かせるように意識した。
チンコの圧迫に耐え切れず、苦悶の声を漏らしたのち、女がグフグフと咳き込む。


しかし、今度はすぐには抜かなかった。
女がそう望んでいるような気がしたから。
破裂音のような鈍い音とともに、女の口腔内にはヌルヌルした体液が充満していた。
女の喉元から淫猥な響きが鳴り続ける。
女は苦しそうな顔をすると同時に、嬉しそうな顔をした。


窒息して倒れられると困ると思い、抜く。
女はハアハアと荒い息をする。
そして、血走った目で、言う。


「もっと、おちんちん、下さい」


おれは無言で言われた通りにした。


このあと、10分ぐらいかけて、女の喉の奥にチンコを突っ込んで、ヌプヌプと奇妙な音をたてて、少し止めては抜くという行為を何度も何度も繰り返した。


何度繰り返してもやめようとしない女の態度がものすごく可愛かった。
可愛くて可愛くて、かなり興奮した。
もちろん、一線を超えないようには注意した。


前回のセックスの時もそうだったが、女は自分の体を追い込むことによって快楽を感じる体質みたいなのが身に付いているようだった。
それを見て、前回は死を連想させる女の姿というのを見出したつもりだった。
しかし、今回はそれほど新鮮味を感じなかった。


立っているのがしんどくなったのと、お湯でのぼせそうになった。
頃合いを見て終了することに。
最後は自らの手でしごいて、女の舌に3回目の射精をした。
女はおれの精子を飲み込んでくれた。


部屋へと戻る。

2

中途半端に撮影された行為後のベッド。
猛烈な臭いはこのベッドの上で発生していた。


服を着て、部屋を出る。
ラブホの代金は全部おれが払った。
5000円ぐらい。


ホテルをあとにする。


夏の終わりの太陽が西へと傾いていた。
終末観の漂うオレンジ色の光を受けながら、9月上旬の神戸の街を女と並んで歩く。
手は繋がなかった。


女は言う。
「ポロリ君は、女の子としょっちゅう会ってベタベタするような付き合い方って好きじゃなさそうだね」
「ああ、そうかも」とおれは言った。
「彼女とかいなくても、平気そうだもんね」
「うーん、どうなんだろ」
「しつこく会いたがる女の子とか、嫌いじゃない?」
「まあ、度合いにもよるけど」


3回も射精して、精根尽き果てた状態だった。
会話に全く集中できないおれがいた。
正直、歩くのもやっとだった。


ものすごくそっけない返事をするおれに向かって、なぜか女は楽しそうに色々な質問を投げかけてきた。
どんな心境の変化なのかは分からないが、今日はじめに会った時のちょっと緊張している感じとは全然雰囲気が違っていた。


駅に着く。


次に会う約束はせずに、別れようとする。
すると、女は美しい顔で言った。


「ポロリ君が会いたくなったら、いつでも連絡して来てね。私、待ってるから」


それを聞いた時。


おれは思った。


ああ、女は待っていられるんだ。


自分から会いたくて会いたくて、たまらず連絡してくるというような事をするつもりは、女にはないんだな、というのが分かった。
おこがましい考えだが。
なんか、白けてしまった。



女と初めて会った時、おれはこう思ったようだった。
第1日めの記事の文章をここに引用する。


女は、幸せになる事を諦めている、あるいは、もう望んでいない。
こんな状況である自分の事を疑いもせずに受容している。   


だからこそ、女をこれまでに味わったことのない程の絶望に突き落としたくなった。


それこそが本当の意味での女の女らしさなんだと、身勝手ながら思った。
それを達成した時、女は本当に最高に綺麗になるような気がした。



しかし。
3回目会って、別れ際の言葉を聞いた時。
思った。
ちょっとそこまでたどり着くのは無理やな。


なんだかんだで、女は今のままでずっといるんだろう。
これ以上、女と付き合いを続けても、関係性を深化させるのは困難である気がした。
こちらの時間的な都合というのもある。
女との本当の意味での相容れなさというものを感じた瞬間だった。


セックスの時に嗅いだあの悪臭も、なんとなく縁起の悪いものだという印象がおれの中であった。
これまでの経験的に。



だから。


女との関係はこの辺で終了させておこう。
それが一番だと思った。


長持ちしない関係だからこそ、生々しくて美しい。
それでいいじゃないか。


それでも、おれは一応、言った。


「ありがとう。また、連絡するね。必ず。来月か、再来月になるか分からないけど」
「うん、ありがとう」と女は言った。


笑顔で手を振り、女と駅で別れる。



その時点で、おれの心は決まっていた。



永遠のお別れだ。


今日で。


これまで3回、楽しかった逢引に感謝しよう。


ありがとう。


さようなら。


いい女だった。


二度と、女と会うことはなかった。










と、思っていた。




第8話に続く。







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【趣味】 読書、映画鑑賞、アート鑑賞、ファッション、旅行、街をブラブラ、エロ全般

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