ポロリのハローグッドバイ

関西を中心とした出会い体験記です。 風俗や出会い系、クラブなどの色んな女の子たちとの美しい出会いと別れについて深く追求していきます。 殆どは多くの人が体験するあるあるネタだと思います。

松島新地

松島新地の女⑧ 消え入りそうな眼をした女の記憶の秘密

この記事は、「ベストセレクション オブ ポロリのハローグッドバイ」のリードトラックとして、2014年10月に公開した記事を完全バージョン化したものです。
追憶要素をまじえてリマスタリング(加筆・修正)を施しています。

公開当時の記事はコチラ

風俗10本勝負最終節 松島新地の女⑧ の序章



少しだけ映画の話をする。


先日、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、是枝裕和監督の「万引き家族」が最高賞にあたるパルムドールを受賞した。


その是枝監督の2004年の作品で、「誰も知らない」という映画がある。
「という映画がある」と言ってしまうのもおかしいくらい有名だが。


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母親に置き去りにされた子供たちの生きる姿を描いた映画。
この映画についてなら、おれは1時間ぐらい語れると思う。
しかし、このブログはエロブログなので、詳しい解説は控える。


映画のクライマックスで、印象的な場面がある。


主演の柳楽優弥が、死んだ妹を真夜中の飛行場のそばの空き地に埋める。
そして、暗闇の中、指先を震わせながら、吐き捨てるように彼は言う。


「今朝、ユキのこと触ってみたら…………冷たくて気持ち悪かった…………」


12歳の少年が妹の死体について呟く生々しいセリフは、観る者の胸を締め付ける。


そう。


人間って、冷たくて、気持ち悪いんだ。
この言葉は、色んな事を暗示している。


からの、夜が明けて、ぼんやりとした表情で道を歩き、モノレールに乗って帰る。
残された兄弟が待つ家に。
その時、挿入歌の「宝石」という曲が流れる。
泣ける。


その一連のシーンで柳楽優弥と共に遺体を埋め、並んで一緒に帰る友達役の女の子がいる。
それが「韓英恵(かんはなえ)」である。
今や柳楽優弥に比べると全然有名ではないけれど、おれはこの人が大好きで、この映画以降に出演した作品をほぼ全てチェックしている。
なんなら、ツイッターもフォローしている。


この女優の何が魅力的なのか。


それは、眼差しだった。
今にも消え入りそうな儚い、それでいてどこか色気のある眼差しだった。


そんな眼差しをした女と、おれは「松島新地」で出会うことになる。


「誰も知らない」を観てから10年が経っていた。


2014年10月。


おれは松島新地に向かっていた。
大阪メトロの「九条駅」で降りる。
そこからほんの数分歩く。
辿り着く。


新地に足を踏み入れる。


以前にセックスした事のある女はいないかな~、と、それとなく探しながら歩いてみる。


………。


何人かいた。
みんな元気で働いているようだ。
しかし、どの女もリピートをするほどの女ではなかった。


やり過ごしつつ、適当に歩き続ける。


とある料亭に座る女を見る。


ハッとした。


「眼差し」が、そこにはあった。


座る女の眼差しは、戦慄にも似た不思議な感情をおれに抱かせた。
やや釣り目で切れ長で、黒目の面積が大きいその女の瞳は、蠱惑的でいてノスタルジックで、そして何となくエロかった。
女はこちらに媚びた笑顔を特に浮かべるわけでもなく、ぼんやりとした表情で世界を眺めているだけだった。
しかし、なぜだか訴えかけるものがあった。


とにかく、その女に上がることにした。
引力に囚われるように女に近づく。
横にいたおばちゃんに、この女と遊ぶ旨を伝える。
おばちゃんは礼を言う。


女は立ち上がる。
階段を上るように促される。


2階のプレイルームに通される。
6畳ほどの和室だ。
座って、向かい合う。


瞳だけに気を取られて、女の他の部分をチェックするのを怠っていた。
女は身長は155センチぐらいで、色白で黒髪ショートで、少しカサついた肌にはおそらく年齢による衰えが見られた。


しかし、元々の顔立ちは童顔の部類に入る。
だから、結構若くも見えるし、割と年いってるようにも見えた。
24歳にも34歳にも44歳にも見えた。


そんな風に女を観察していると、女はあの瞳でおれをまじまじと見つめて来た。


「大学生?」と女は落ち着いた声色で言う。
「いやいや。一応働いてますよ~」とおれは言う。
「そうなんだぁ。すっごい、綺麗な顔…。整ってて小さくて白くて…カッコイイね」
「褒めすぎでしょー」
「ホント。普通に彼女とかいそうなのに。てゆうかこんな所に来なさそう。いくつなの?」
「ありがとう。28です。お姉さんは?」
「いくつに見える?」
「分からん。年上にも見えるし年下にも見える」とおれは正直に言った。
「そっかぁ」
「教えてよ~」
「あとでね。あ、1万円、お願いしま~す」


財布から取り出した1万円札を1枚手渡す。
女はそれを受け取る。
そして、プレイの準備をするため、一旦部屋を出て行った。


待つこと数分。
シャワーを浴び、バスタオルにくるまった女が姿を現した。


部屋の中央に敷かれていた煎餅布団に寝転がるように促される。
女の言う通りにする。


女がバスタオルを取り去る。
真っ白な綺麗な裸体が露わになる。
女はおれに覆いかぶさるように接近する。
消え入りそうな、宝石みたいな黒目で。


セックスが始まる。


「キス、していいですか?」と女は尋ねる。
「はい」とおれは短く返事をする。
「じゃあ、失礼しまーす………」


女の唇がおれの唇に重なる。
最初は花びらがハラリとかぶさるような、ソフトなキスだった。
しかし、ソフトだったのはほんの3秒程だった。


そこから、女の舌が猛烈な勢いでおれの口腔内に侵入してきた。
舌と舌を激しく絡み合わせるだけでは飽き足らず、女のネットリとした舌はおれの歯までベロベロと舐めた。
前歯、犬歯、奥歯、そして歯茎の隅々まで、強烈な圧力で徹底的に舐めつくされた。
かつてないディープキスの仕方だった。


からの、オーソドックスな流れで首筋や耳、乳首から下半身へと女の舌は移動していく。
そして、早くも舌はおれのチンコまでたどり着いた。
実にテキパキとした攻めだった。
それにも関わらず、システマティックになりすぎずに感情のこもった舌の動かし方をしてくる女だった。


そして、ごく自然な素振りでコンドームを装着しようとする。
勃起したおれのチンコを見つめ、女は透き通った声で言う。
「うわぁ…すっごいおっきい……Lサイズのゴムじゃないと無理だね」


コンドームが装着される。
騎乗位で挿入する。
挿入してすぐ、女の上半身はおれにベッタリと覆いかぶさる。


密着状態でしばらく腰を振る。
女の体はふわふわと柔らかくて、小動物のように温かかった。


次に女は上体を起こし、直角の角度で腰を振る。
結構ハイテンポでダイナミックな動き方だった。
おれは女を見上げる。
女はこちらを見ずに、顔を背けて悶えながら激しく腰を振っていた。
髪の毛に隠れて、女のセックスの表情を伺い知ることができなかった。


だから、正常位に体位を変えた。
やっと挿入時の女の顔を見ることができた。


消え入りそうな目を伏せて喘ぐ女は素直に可愛かった。
めちゃくちゃに犯したくなる可愛さだった。


「めっちゃカワイイ」


心からのストレートな感想がおれの口から洩れた。
そして、先ほどの密着状態の温もりを再び感じたくなった。
女に覆いかぶさる。
強くキスをして、ピッタリと抱き合ったまま激しく腰を振る。


そのまま射精する。


射精したあともしばらく挿入したまま密着状態で、キスをしながら余韻に浸った。
いいセックスだった。


服を着ながら、女の身の上話なんかを聞く。


女はもともとOLをしていたが、女性の多い職場だったらしく、女性社会の厳しさに耐えきれず、いじめとかを経験した挙句、仕事を辞め、今に至るという。
そんなちょっとかわいそうな過去がものすごくしっくりと来る、どうしようもない悲しみが全身に香水みたいに沁みついた女だった。


そうこう喋っているうちに、タイムアップとなる。


また来る約束をして、料亭を後にする。


女が「誰も知らない」の韓英恵にそっくりの顔立ち、そして眼差しをしていたのに気づいたのは帰り道でだった。


今にも消え入りそうな儚い色気のある眼差しを持った、韓英恵に似た風俗嬢に出会ったおれは、あのクライマックスのことを思い出す。


「今朝、ユキのこと触ってみたら…………冷たくて気持ち悪かった…………」


そう。


人間って、冷たくて、気持ち悪いんだ。



そして、本当に冷たくて気持ち悪いものを見た、過去の思い出を思い出した。

→過去編⑧ 2005年4月の死

で、触れる。
(2025年4月に更新する予定です)



2か月後。


2014年12月。
再びおれは松島新地に向かっていた。


九条駅で下車する。
すぐに新地内へ。


今回は新地内をブラブラはせずに、一直線にあの女の在籍する料亭へと向かう。 
あの消え入りそうな眼が2ヶ月経っても頭から離れなかったのだ。
女にまた会いたかった。


奥の方の小道に入って数軒目の料亭………。


女は座っていた。
心なしか、座る女の表情は前回よりも生気が漲っている感じがした。
前回感じた、触れたら凍りつきそうなほど危うい、儚さ混じりの色気のある瞳は、パッと見た感じでは影を潜めていた。


でも上がる。


客引きのおばちゃんが丁度席を外していた。
なので、直接女を真っ直ぐ見つめておれは言う。
「いいですか?」
「はい、どうぞ~」と女は言う。


靴を脱ぎ、2階のプレイルームへと案内される。


約2か月ぶりの再会だ。
女はおれの事を覚えてくれているのだろうか。
こういうのはリピートした風俗客の多くが考える事だ。
先のやり取りをした感じでは、よくわからなかった。

 
無言で階段を上りきる。


「左でーす」 女は言う。


知ってるよ。


そして、部屋の入口で後ろから女は言う。
「お兄さん、すごい良い匂いする~」
「ほんま?ありがとう」とおれは言う。
「香水?」
「一応ね。貰い物やけど」


部屋に入り、雑談を交えながら時間を決めたりお金を払ったりする。


「今日は友達と?それとも一人で来たの?」
「一人やで」
「仕事帰りとか?」
「うん」


女は完全に初見の男に対する話し方をしていた。
2か月ぶりに会う女はおれのことを覚えていないと思われた。
ちょっと残念だったけど、まあそんなものかとも思った。
女は1万円を受け取り、プレイの準備のために一旦部屋から退出する。


気を取り直して、今日は今日で普通に1万円分のセックスを楽しめればそれでいいかな、と思った。
2か月前にほんの数十分セックスした女が自分の事を覚えてくれていたとしても、なんの自慢にもならん。


女が前回と同じようにバスタオルにくるまって部屋に戻ってくる。


「お兄さん、初めてじゃないよね?」と女は微笑を浮かべて言う。
「うん。覚えててくれたん?」とおれは言う。
「もちろん!だってお兄さんほど素敵な人、滅多に来ないもん」
「まじかー、嬉しいな」


………。


おれは見破ってしまった。


靴だ。


おれは新進気鋭のレザーブランド「エンダースキーマ」のオマージュラインという、唯一無二の素材感を持つレザーシューズをこの当時ヘビロテで履いていた。
全てヌメ革を使用して作られたその靴は、履けば履くほど経年変化によってアメ色に深みを増していき、他のどの革靴にも無い独特の存在感を出すのだ。


前回ここへ来た時もその靴を履いていた気がする。
きっとその靴を覚えていたのだ。
呼び込みのおばちゃんが!!


女とおれが2階に上がっている間、戻って来たおばちゃんがおれの脱いだ靴を揃えて置くために手に取った時、この靴を以前にも見たことがあるのを思い出したのだろう。
そして、受け取った1万円を渡しに来た女にそっと耳打ちしたのだ。
この靴の男、前にも来たことあるで、と。


はい、名推理名推理。


この推理が正しければ、女の態度の変わり方にも辻褄が合う。
そこまで考えてしまう自分にちょっと嫌気がさした。
とりあえず、この場合は「覚えてくれていた」スタンスで喋る女に合わせた方が良いのは明白だった。
だから喜んだフリをした。


覚えていたフリをする女と、喜んだフリをするおれ。
この構図はこれからセックスする2人の目線を少しは対等なものに近づけるような気がした。


そして、こうも思った。
おれが女の事を「覚えていたフリをしている」と思っているのと同時に、女もおれの事を「覚えていたフリをしている私に対して喜んだフリをしているのではないか」と思っているのかもしれない、と。
更に、女は「覚えていたフリをしている私に対して喜んだフリをしているのではないかと思っている事にこの男は気付いているのではないか」と思っているのかも、


そんなことはどうでもいい。


セックスが始まる。


脱衣、からの仰向けに寝転んだおれに女は覆いかぶさる。
例の舌をふんだんに使った口腔全体を隅々までベロベロするディープキス、からの舌を移動させていき、最終的にフェラという流れだった。
竿の先から睾丸まで、丁寧に丁寧に舐めてくれる。


そして、いつの間に準備していたのか全く分からない手品のようなコンドームの装着からの騎乗位で挿入という流れだった。
おれの上で腰をエモーショナルに振る色白の女の胸には湿疹がポツポツと見られた。


やがて、女は挿入したままおれに体を密着させる。
女の体は前回感じたように、小動物のような温かさだった。
チンコとマンコの角度や、抱き合った時のフィット感など、体の相性もとても良いように思えた。


密着状態で互いに腰を振っていると、女の吐息や喘ぎ声が相当真剣なものになっていくのが伝わってきた。
その真剣さも演技なんとちゃうか、などいう白けたことは考えない。
座位、からの女を寝かしての正常位に体位を変化させる。


少しずつ角度を変えながら突く。
女は悶えて弓なりに体をのけぞらせる。
膣壁の手前っかわをこすりつけるように腰を動かす。
エッチな喘ぎ声をあげる女に呼応するようにおれからも感じた声が漏れる。


最後は再び密着状態で腰を振り、射精する。


すっげー出た。
出たあともチンコを抜かず、余韻で一分ほど抱き合ったままでいた。
前回と同様、いいセックスだった。


女は後処理をしながら言う。
「お兄さん、ホントに非のうちどころがないよね。顔も綺麗で体も綺麗でアソコもおっきくて………優しいし良い匂いだし」
前と同じような言い回しで、女は過剰におれを褒めてくれた。
もちろん、女はその事に自分では気づいていないと思う。


その時、二度とこの女とセックスすることはないだろうと思った。


お礼を言って料亭をあとにする。


女の記憶の秘密。
そんなものはどうでもよかった。


ただ、いつまでもおれの記憶に刻まれているのは、あの、今にも消え入りそうな眼だった。


最後に聴いて下さい。
「宝石」。




「氷のように枯れた瞳で 僕は大きくなってゆく だれもみたことのない 異臭を放った宝石」





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船上パーティの女① 「爆踊り」の女 からの松島新地の女⑨ 洗車みたいな女

ある日、おれは船へと向かうことになった。



盟友、「がのたさん」と共に。



「船上パーティー」がそこで行われる。
そんな情報を彼が教えてくれたのだ。




2015年8月。



今年の夏はがのたさんと沢山遊んでもらった。ありがとう。


パーティー荒らしとして結果を出しまくっている彼にとって、おれというエロいだけのおっさんは素人の女の子をゲットするには足手まといになることは言うまでもない。
それでも彼はおれを誘ってくれる。


それはなぜか。
おれは常に何かエロくてドラマチックでロマンチックな何かを探しながら世界を歩く。
ナンパの能力は別として、そのエロい視点やアイデアといった点で何となく他の人とは違うような気がする。 
彼が声を掛け続けてくれるのも、ただパーティーに参加する人数合わせをしたい、というより、
「コイツと一緒なら何か面白いことが起こるのでは」
という期待感を少しは持って頂いているからじゃないかな、と一人で勝手に傲慢に思う。
違ってたらすいません。



まあとにかく、いつもありがとうございます。
いつも結果が散々ですいませんね。



梅田でがのたさんと集合する。
立ち飲み居酒屋で軽く作戦会議になっていない作戦会議を開催する。



今回のパーティーは現在更新中のシリーズ「SWEET DAYS」でのスタンダードな婚活パーティーとは違い、街コンやクラブの要素がちょっと混ざっているという話だ。
まあ男女の出会いの場所という点では大体一緒やろという認識だった。


今夜の展望を語り合う。


何といっても「船上パーティー」である。


「船上パーティー」でアラサー世代がまず安直に思い浮かぶのが映画「タイタニック」である。


沈みかかる豪華客船の甲板で男が女を後ろから抱きかかえるロマンティックなシチュエーションをパーティーで出会った女とやってみようというアホな計画を酒を飲みながら語り合う。



やっぱりパーティーに行く前のこのいい加減な会話が一番楽しいよね。



果たして、今夜はどんな展開が待ち受けているのだろうか。


続きを読む

松島新地の女②-2 「肌」ほど年月と生死を無情に語るものはない

おれはその日、松島新地にいた。


2015年4月。


どういう経緯でその日松島新地に辿り着いたのか、記憶が曖昧になってしまっている。
仕事帰りに行ったのか、休みの日にふと思い立って言ったのか、出会い系の女のセックスできなかったアポ帰りに行ったのか、暑かったのか寒かったのか、晴れていたのか雨降りだったのか、そういったシチュエーションに関する記憶がスッポリと抜け落ちてしまった。
とにかく、おれは松島新地にいて、いつものように新地内を一人で優雅に散策していた。


すると、あの女がいた。


松島新地の女② 10回以上通った女 


メイン通りを歩いて、その店を通ったとき、まさかと思った。


中川翔子似の色白で目がパッチリとした人形みたいな顔立ちの女。
新地に座っている多くの他の女と違って、不自然に媚びた愛想笑いをすることなく、パッチリとした目に感情をこめずに、それでいて暗かったり冷たい印象を与えるわけでもない何とも言えない空気感のまなざしを、いつかのように女は世界に向かって投げかけていた。


随分長い間見かけなかったので、もう辞めたと思っていた。
ブログを振り返ってみると、最後にこの女とセックスしたのが2012年の夏頃。
約3年前だ。


一旦辞めてまた戻ってきたのか、ずっと在籍していたけどたまたま見かける機会がなかったのかは分からないが、彼女の姿を本当に久しぶりに見かけて、おれは一瞬で今夜はこの子にしようと決めた。
3年ぶりの再会の果てに、どんなプレイが繰り広げられるのだろうか。


プレイルームに入室する。
もう二度と入る事はないだろうと思っていた部屋だ。
若干、感慨深いものがあった。
8畳ぐらいの割と広めの部屋に煎餅布団、そして小さなテーブル。


女がお茶とお菓子を持ってくる。
女はおれのことを覚えていないようだった。
3年も経っているので、当然と言えば当然である。


前回この女の記事を書いた2012年はブログをスタートして間もない頃。
その頃は読む人のことなど全く意識せずに風俗で出会った女の子のことを適当に記録するためだけの、完全に自己満ツールとしてブログを書いていた。
なので、文章構成はほんまに適当だった。
前回の記事はただの書き殴りといった感じだが、この女に対する当時の気持ちは並々ならぬものがあった。


まず10回以上にも渡ってリピートしたということ自体、後にも先にもないことである。
そして、風俗嬢に本以外のプレゼントをしたというのもこの女が初めての経験だった。


フラボアのピアス。
彼女が飼っていると言っていた動物がモチーフになった繊細な作りの大きめサイズのピアスをおれはプレゼントした。


他にも、スカイプちゃんねるで出会った横浜の絶叫女と京都に行った時に「よーじや」という京都発のコスメショップで買ったハンドクリームとかも無償の愛気取りでプレゼントしたのを覚えている。


そして、おれは彼女の出身地も前職も家族構成もタトゥーの位置もタトゥーを入れた店もお気に入りのカフェも年齢も血液型も全部覚えていた。
それでも、女はおれのことを一切覚えていないようだった。
そのことを、おれは確認することも、咎めることもしなかった。


女はおれに初対面の客に対する一通りの質問をしてくる。
おれは虚しさを隠しながらそれに答える。


「前にも来たことあるよ」
と言わなかったのは、優しさによるものなのか、虚栄心によるものなのか、羞恥心によるものなのかは分からなかった。


プレイ時間を決める。
20分1万円コースを選び、女に金を支払う。
過去の記事によると20分1万3000円のところをオマケで1万円になっていたはずやねんけどな。


一緒にシャワーを浴びる。
女の裸は相変わらず色白で綺麗だったが、心なしか全体的にたるみが見られた。
こっちが緊張を含んだぎこちなさを醸し出していたからか、女は白々しい明るさを見せずに淡々をおれの体を石鹸で洗浄してくれた。


シャワーを済ませ、布団に移動し、セックスが始まる。
寝転がった状態でのキス、からの女による全身リップ、フェラチオ、からのゴムを着けて騎乗位での挿入。
至ってシンプルでスタンダードな流れだ。
技術的にも平均的だと思う。
もっとエロい舌の動かし方をしてくる女は素人玄人問わず他にもたくさんいた。


騎乗位での腰の動かし方もそこまで上手なわけでもなかった。
交代で、正常位へ。
女の整った顔を見ながら、奥まで突くのをこころがけて、腰を振る。
心を込めて腰を動かした。


数分間突いていると、女はイッた。
正確に言うと、多分イッたフリをしてくれた。
それもサービスのうちなんだと思う。
3年前と同じことだった。


そして、頃合いを見計らっておれも女の中で冷静に射精した。


この時点で制限時間に達していたと思う。
しかし、女は焦ることなく笑顔でセックスの余韻に浸りながらのピロートークを繰り広げてくる。


この時、3年前、どうしておれがこの女を何度も何度も指名していたのかやっと思い出した。
この、女とのセックス後のまったりとした雰囲気での会話の時間を何よりもおれは気に入っていた。
女とくっついたまま、他愛のない互いの身の上話をしているひとときが何とも言えない幸せな気分にさせてくれるのだ。


至近距離で見る、女のセックスを終えたあとのナチュラルな笑顔が可愛らしくて、本当に好きだった。
久しぶりにその笑顔を見て、やはりおれはこの女が好きだと思った。
と同時に、女が笑ったときにうっすらと現れた目尻の皺をみた瞬間、女が24歳から27歳へと、確実に3年分の年齢を重ねた肌をしていることに気付いた。
と同時に、おれもまた3年分の肌の衰えを経てこの部屋に舞い戻ってきたのだと思った。


時は流れ、年をとり、肌は衰え、記憶は薄れる。


そして人は死に向かうのだ。


全員そうだ。
生きている限り。


以前のように、制限時間を余裕でオーバーしてから服を着て、帰る支度をする。
「また、来ていいかな?」おれは女に訊く。
「私、5月いっぱいで辞めちゃうんです」と女は言う。
「そうなんや。次はどこで働くん?」
「ミナミのラウンジ」
「店の名前は?」
「新店だからまだ決まってないんです~。5月にまた来てくれたら多分教えれると思います」
「そっかー5月か~」
「また良かったら来てください」
「会えるかな」
「会えますよ」


おれは微笑で言った。
「運が良ければ、また会えるかもね」


後になって知ったが、それは裏風俗界のレジェンド、「もるだの塔」のもるだ捜査官のキメゼリフとして有名なフレーズのようだった。 


男と女のギリギリのドラマは至る所に転がっている。 
それは時として生死を連想させるものもある。 


時は流れ、年をとり、肌は衰え、記憶は薄れ、死に向かう。


しかし、10年前に死んだおれの友達は、止まった時の中で、年をとらず、肌は永遠に灰のままである。
そんなことを連想させられ、その旨をツイッターにツイートしたりしながらおれは帰りの電車に乗り込み、帰宅した。


5月が終わるまであと2週間ですね。

……………。


過去編⑥ 2005年5月のフェラチオ


に続く。 


過去編の目次はコチラ




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プロフィール
【名前】 ポロリ

【居住地】 大阪

【年齢】 アラサー

【職業】 サラリーマン

【趣味】 読書、映画鑑賞、アート鑑賞、ファッション、旅行、街をブラブラ、エロ全般

【コメント】 ブログをご覧いただきありがとうございます。
男と女のギリギリのドラマが大好きで自らの体験談を記録しています。
他にも音楽や文学やファッション、アートなどの話も書いてるので良かったらご覧になって下さい。
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