薔薇の言葉

フランス語・フランス語教育/フランス語圏の諸相と女性事情/メディアと現代女性など

2008年04月

『藤田嗣治 作品をひらく−旅・手仕事・日本−』 林 洋子著 
A5判・上製・596頁 '08/4 5,200円(税別)
越境する創造者―。パリ、ニューヨーク、サンパウロ、北京……異文化を放浪して藤田が追い求めたものは何か。絵画にとどまらず、写真、映像、装丁、衣装にいたるまで、豊穣な創作活動を徹底検証。これまでの評伝を超え、多数の図版掲載を実現して作品から画家に迫った意欲作。

    [目 次]

    第鵯部 見出されたパリ
第1章 パリ美術界と出会う
第2章 パリ風景を描く
第3章 初めてのブックワーク

    第鵺部 乳白色の裸婦と手仕事
第4章 新しい裸婦像の確立
第5章 「乳白色の下地」の下地
第6章 二枚の《私の部屋》
第7章 ベルギーでの名声

    第鶚部 パリの日本人美術家
第8章 パリで日本イメージを求められる
第9章 パリの「現代日本美術」展と藤田
第10章 増加するパリの日本人美術家のなかで
第11章 パリでの壁画制作と日本の表象

    第鶤部 旅する画家
第12章 多文化との出会いと壁画制作の実践
第13章 壁画から戦争画へ
第14章 「玉砕図」というフィクションへ
第15章 アメリカン・コネクション
終 章 「二重亡命者」としての晩年
 
ISBN 978-4-8158-0588-3

在日フランス大使館からのお知らせです。

Concours d’ecriture electronique "Je-Theme"

L’Agence universitaire de la Francophonie (AUF) et Les Correspondances du Monde ouvrent, en partenariat avec le reseau culturel du Ministere des Affaires etrangeres francais, un nouvel atelier universitaire d’ecriture electronique.

Modalites

Dans l’atmosphere musicale d’une melodie telechargeable sur le site et composee par l’artiste quebecois Philippe B., les participants de tous les horizons sont invites a ecrire le texte d’une chanson refletant leurs visions du futur.
Un comite de lecture compose de chanteurs, d’ecrivains et de musiciens, sera charge de selectionner les meilleurs textes qui seront publies sous la forme d’un livret, graves sur un CD avec le fond musical ayant servi a leur creation et seront distribuees lors du Sommet de la Francophonie a Quebec en octobre 2008.
Ce concours reside essentiellement dans l’ecriture d’un texte de chanson sous une couleur musicale donnee. Il gardera ainsi toute la liberte d’expression sans devenir obligatoirement une adaptation rigoureuse d’un texte a une melodie etablie. Il refletera la vision du futur des participants.
Inscription sur le site de l’AUF et envoi des textes jusqu’au 5 juin 2008.

Les prix

1er prix :
Un sejour a Quebec a l’occasion du 400eme anniversaire de la Ville.
2eme prix :
Un sejour a Paris a l’occasion de la tenue du Printemps des Poetes en 2009.
3eme prix :
Un sejour a Saint-etienne dans le cadre de la tenue de la Biennale internationale du Design en octobre/novembre 2008.
4eme au 10eme prix :
Un coffret d’anthologie de musiques francophones remis par le directeur du Centre culturel francais ainsi qu’un responsable de l’AUF du pays d’origine du laureat.

Pour plus d’informations : http://www.je-theme.auf.org/

新学期が始まってから、二週間が経過した。
最初の授業は導入ということで、初級クラスは挨拶や自己紹介、中級クラスは過去形の練習からといった内容が中心となったが、フランスの地理、歴史、パリの町の紹介、日仏の文化の相違などについて、あるいは過去の6年間の留学経験の話を交えて話していると、いつのまにか終了時間になってしまっていたというような新学期開始だった。

なぜか、この二週間が非常に長く感じられた。こんな風に感じるのは、これまであまりなかったように思う。時間と意識の不思議な関係を実感する。

本棚が足りなくなってしまい、金曜日の授業の後、イケア・ジャパンに行ってみた。千葉のディズニーランドの第一号店に続き、港北ニュータウンにできた第二号店は、なにもかも広々としていて、日本とはまったく違う異次元の世界を訪れた気分に襲われた。ロワスィ・シャルル・ドゴール空港に近いところだっただろうか、パリ郊外にあったアウトレットモール内のイケヤの雰囲気が懐かしく思い出された。フランス語は耳にしなかったが、外人と日本人のカップルや英語を話す子供たち、乳幼児を預かってくれるベビーシッター付きの施設やスエーデン風のファミレス風レストランもあって、驚き、感動することばかり。

かつて、14区にある国際大学都市Cite universitaire のノルウエー館に二ヶ月ほど短期滞在をしたことがあり、部屋に備えてあった北欧の自然な木材でできた机や椅子が大いに気に入っていたものだったが、イケアのスエーデン製のものもデザインや発想が面白い。本棚のほかに、少々贅沢をし、ニシンの酢漬け、チーズ、スモークサーモンとそれに添える特製マスタードソースを買って帰った。ニシンの酢漬けは、オランダの路上売りから買って食べ大好物となったニシンではなく、かなり甘い味付けがされていたが、身は繊細で柔らかい。特製マスタードソースもディジョンのムタルドとは違い、砂糖が加えられていて、独特の味が美味しい。太陽に当たる機会の少ないスエーデンの方は、太陽の恵みを甘さで補っているのかもしれないと勝手に想像したことであった。

土曜日は、一日中、部屋の模様替え。本の移動に相当な時間がかかってしまった。が、まだ終わらない。これから、その続きと授業の準備をしなくちゃ。忙しい日曜日となってしまった。

画像は大学都市です。

大学都市 シテ

5e57a83e.jpg今年からフランス語だけではなく、講義科目cours magistral も担当することになりました。昨日、初日の講義を終え、ほっとしたところです。郊外の朝一限からの授業というのに多くの女子学生が出席してくれて、まぁまぁの出だしというところでしょうか。

全般的に、今年の大学でのフランス語の受講者は、昨年より増えているようです。食中毒事件の影響で中国語の履修希望者がフランス語に変更したからだそうですが、こんなところにも世相に敏感な当節の学生心理が反映されているといえるのでしょう。

フランス語学習の動機について学生の皆さんに書いてもらったところ、従来の「フランス語がおしゃれな言葉だから」といった理由のほか、「フランスに行ってみたい」、「フランス語圏の旅行で少しでもフランス語を話してみたい」という希望が圧倒的に多く、なかには、「アメリカ経由の情報だけでなくフランス語圏の情報を知りたい」と書いた学生さんがいて、ゆとり教育を受けてきた三年目の学生たちに期待するものはないとおっしゃる先生もいらっしゃいますが、このように真面目にしっかりと物事を考えている学生さんが毎年必ず存在することがうれしく、こうした事実は教える側の教える動機を向上させてくれます。

フランソワ・フィヨン首相が日本を訪れていますが、女性の政治家3名をも従えての来日でした。そのうちの一人、ヴァレリー・ペクレス高等教育・研究大臣は、1988年、国立行政学院(ENA)卒業、コンドルセ期生。2007年には、国民議会女性の権利・女性間機会均等委員会委員を担当、2004年以来 UMP党の報道官です。著書に「Etre une femme politique… c’est pas facile ! (女性政治家は楽ではない!)」 (ラルシペル出版、2007年)があります。

<Etre une femme politique..c’est pas facile !>
Presentation de l'editeur
Valerie Pecresse raconte le quotidien d'une femme politique de la nouvelle gene;ration. Hier conseillere a l`Elysee, aujourd'hui deputee, porte-parole d'un grand parti... et mere de trois enfants : le job n'est pas de tout repos ! " Je m'inte;resse a la vie de tous les jours et je l'assume. Parler des femmes, du travail, de la pauvrete des enfants, de l'education ou de l'environnement, ce n'est pas evoquer des sujets secondaires. C'est parler de l'essentiel. Ce sont ces sujets qui sont au coeur de nos vies. " A partir de situations vecues, Valerie Pecresse exprime ses convictions d'elue eprise de justice et de mixite. Sans eluder les sujets qui fachent - homoparentalite, voile, conflits de generations -, sur lesquels elle formule des propositions concretes pour mieux " vivre ensemble ". Si ses idees ont parfois ete; jugees feministes ou trop sociales, nombre de ses propositions figurent a present dans le programme de son parti pour l'election presidentielle.

Biographie de l'auteur
Nee en 1967, diplome;e d'HEC et de l'ENA, Valerie Pecresse entre au Conseil d'Etat en 1992. Chargee de mission au cabinet du president de la Republique en 1998, deputee des Yvelines depuis 2002, rapporteure de la mission parlementaire sur la famille et les droits de l'enfant, elle est porte-parole de l'UMP depuis 2004.
Vぺくれす

バルテュス


バルテュス<Balthus>(Balthazar Klossowski) 1908-2001

「子供たちのいるところこそ黄金時代がある」(ノヴァリス)

「二月二十九日生まれという奇抜な日に生まれ、四年に一度の閏年しか誕生日が回ってこないこともあって、自分は大人たちの時間の流れを免れており、日付のない時間と幼年時代の絶対の世界という本質的な宝をいつまでも保持できるという感情を、バルテュスは抱いている。彼のヴィジョンはすべて、幼年時代にこそ根ざしているのだ。画家の名前として自分の呼び名を、より正確には呼び名の愛称を使い続けていることも、それを裏付けている。」(ジャン・レイマリー)

『ブランシャール家の子供たち』1937
国立ピカソ美術館秘蔵の作品。ピカソが最も愛した作品のひとつ。「当代の最も重要な画家である」(ピカソ)ピカソを含め他の現代画家たちに影響されることなく、バルテュスは独自の絵画を確立していた。20世紀最大の画家ピカソが愛した、20世紀最後の巨匠バルテュスの作品、「ブランシャール家の子供たち」。古典的な絵画技法によって、少女の美を追求した画家、バルテュス。この作品は、バルテュスが29歳のとき、芸術の中心地パリで描いたもの。この頃からバルテュスはこうした室内画を描き続けた。ゆっくりと時間をかけ、時には数年の月日を費やし、一点一点を紡ぎだして行った。バルテュスはこの作品同様、抽象的なものは一切描かなかった。
友人にはアントナン・アルトー(Antonin Artaud, 1896-1948)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881-1973)、ジャコメッティ(Alberto Giacometti, 1901-66)、アルベール・カミュ(Albert Camus, 1913-60)、ピエール=ジャン・ジューヴ(Pierre-Jean Jouve, 1887-1976)、ルネ・シャール(René Char, 1907-88)、フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini, 1920-93)など。
その生涯に決定的な影響を与えた節子夫人との出会いは、マルローの間接的な介入によるものであったともいわれている(マルローはバルテュスを日本美術担当に任命したが、その縁で59才と20才の二人は邂逅)。
1991年、第3回高円宮殿下記念世界文化賞を受賞。

20世紀最後の巨匠は、なぜ少女を描き続けたのか。賞賛と誤解に彩られた92年間の生涯。

画壇の流行に背を向け、長きにわたり半・隠遁生活を送りながら、少女という「完璧な美の象徴」を画布に塗り込めたバルテュス。取材を拒み、アトリエに他人が入ることを決して許さず、1枚の絵の完成に数年間を費やした「孤高の画家」。

『バルテュス展』は 1993年11月3日−1994年1月30日、東京ステーションギャラリーにて開催された。
2001年の9月には、ヴェネチアのPalazzo Grassiグラッシ宮殿で、また2007年には、ドイツのケルンで展覧会が開催されている。

バルチュス2


http://www.sports-info.co.jp/paris/tour2008/index.html より
日本ではマラソンの高橋尚子が話題となっていますが、パリでもマラソン大会が行われているようです。スポーツ好きの方のために。パリマラソン







ちなみに、2007年度の最高所得を獲得した選手は、17,4 millions d'euros(1億7千4百万ユーロ)を獲得した、サッカーのティエリ・アンリでした。歴代では、ジダンに続く最高所得のスポーツ選手だそうです。
Thierry Henry, sportif français le mieux payé en 2007
12:29 | 05/04/2008 Reuters
http://www.lepoint.fr/actualites/thierry-henry-sportif-francais-le-mieux-paye-en-2007/1037/0/235762;jsessionid=D4190D610EE8FB131F7B421A84F8AEC9

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