薔薇の言葉

フランス語・フランス語教育/フランス語圏の諸相と女性事情/メディアと現代女性など

2009年12月

本年は、ご訪問くださいまして、ありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎え下さいますよう。


希望が湧く歌 :
Naomi Shemer - Everything is Still Open (Hakol Patuah)
http://www.youtube.com/watch?v=cRR-BhXG1eE


若い女性が歌う静かな曲:
Naomi Shemer "Shirat Ha'hasavim" Ety? Ankry
http://www.youtube.com/watch?v=PR3435RMxmI


アラビア語の勉強には:
Al Kol Ele - Naomi Shemer
http://www.youtube.com/watch?v=jJQg29FLVDY&feature=related


かたつむり親子


いよいよ今年も残すところ僅かとなりました。師走の日本は暖かでしたが、ヨーロッパは寒波に襲われ、パリの街は雪に覆われたとのこと。かつてパリで暮らしていたある冬のこと、ベランダの気温を測ってみるとマイナス15度もあって驚いたものでした。北海道とほぼ同じ緯度にあるのですから、当然といえば当然なのかもしれませんが、通りを歩いていると、眉も鼻も唇も覆われているもののないところはどこも、寒さで痛く感じられたことを思い出しました。

今年2009年の主要文学賞受賞作家と作品は次の通りでした。いつか読んでみたいものです。

ゴンクール賞 (Prix Goncourt) : Marie NDiaye 著:" Trois femmes puissantes"

ルノドー賞 (Prix Renaudot) Frederic Beigbeder 著 : "Un roman francais"

メディシス賞 (Prix Medicis) Dany Laferriere 著: "L'enigme du retour"

フェミナ賞 (Prix Femina) Gwenaelle Aubry 著 :"Personne"

高校生の選ぶゴンクール賞 (Prix Goncourt Lyceens) :
Jean-Michel Guenassia 著 : "Club des incorrigibles optimistes"



雪だるま


ちあきなおみ
夜へ急ぐ人
http://www.youtube.com/watch?v=kpu1BCLLxDk

赤とんぼ
http://www.youtube.com/watch?v=G5qd7WE6KVc&feature=related

イマージュ
http://www.youtube.com/watch?v=aMq27c-PY2Q&feature=related

カスバの女
http://www.youtube.com/watch?v=SU2vZP7PW_E&feature=related



ミーナ  別離
http://www.youtube.com/watch?v=VyoStH3UPZY


Celine Dion - When i need you
http://www.youtube.com/watch?v=OglNPNPWvSo&feature=related


You are my destiny - Paul Anka
http://www.youtube.com/watch?v=0meTY7YjqWk&feature=related

Sylvie Vartan - Nicolas
http://www.youtube.com/watch?v=mooGYFSOMR4


París - "La Boheme" (Charles Aznavour)
http://www.youtube.com/watch?v=JmIBBzcC894&feature=related


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県立神奈川近代文学館で、女性歌舞伎作家・長谷川時雨の生誕130年を記念し、生い立ちから業績までを紹介する展示会が開かれています。

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長谷川時雨(本名・長谷川ヤス 1879〜1941)は、江戸から東京へと、日本の歴史が大きく転換する時代の日本橋に生まれました。 幼いころから二絃琴や歌舞伎の世界に親しんだことがのちの創作に大きな影響を与えます。 女ゆえに学業からは遠ざけられ、18歳で望まぬ結婚をし、破綻。 孤独な結婚生活の中で文学修業を始め、日本で初の女性歌舞伎作家となり歌舞伎の近代化に貢献しました。 「さくら吹雪」「江島生島」の創作劇や、女性史の先駆けともいえる『美人伝』『近代美人伝』等で人気を博し、 さらに女性作家の発掘育成を目指した文芸誌「女人芸術」の主宰者として活躍します。 一方で、画家の妹・長谷川春子に〈才色双絶〉といわしめた時雨は、男性から熱い思いを寄せられることもしばしばでしたが、 13歳年下の文学青年・三上於菟吉と出会い、作家としての大成を支え、生涯を共にしました。
 神奈川とのゆかりは深く、母の経営する箱根町塔ノ沢温泉の旅館・玉ノ湯や、生麦の料亭・花香苑(はなかえん)を手伝い、 その近くに家族と生活した時期があり、墓所は鶴見区の総持寺にあります。
 本展は、長谷川時雨の作品と生涯を総合的に紹介するものです。

※同時開催
 常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」

◇会  期  2009年(平成21年) 11月21日(土)〜 2010年(平成22年) 1月11日(月・祝)
休館日は月曜日(11/23、1/11は開館)、年末年始(12/28〜1/4)
◇開館時間  午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
◇会  場  神奈川近代文学館展示室
◇観 覧 料    一般400円(300円)、20歳未満及び学生200円(150円)
高校生以下、 65歳以上は入場無料
       *(  )内は20名以上の団体料金
◇編  集 尾形明子
◇主  催 県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
◇後  援 NPO現代女性文化研究所、
NHK横浜放送局、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
◇協  賛 東京急行電鉄株式会社、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会

神奈川県立神奈川近代文学館
231-0862 横浜市中区山手町110
TEL : 045-622-6666  FAX : 045-623-4841
最寄りの交通機関

みなとみらい線
元町・中華街駅下車 徒歩8分
5番出口から… 谷戸坂を登り、港の見える丘公園北側入口からお入り下さい。大佛次郎(おさらぎじろう)記念館を過ぎて、その横の「霧笛橋」を渡ると公園の南の端に文学館の建物があります。
6番出口から… アメリカ山公園を出て直進してください。150メートルほどでバス通りに出ます。バス通りを左折すると正面が港の見える丘公園です。公園内を海に向かって右手に進み、大佛次郎(おさらぎじろう)記念館を過ぎて、その横の「霧笛橋」を渡ると公園の南の端に文学館の建物があります。

バス
神奈川中央交通バス11系統 (桜木町駅〜保土ヶ谷駅)
横浜市営バス20系統 (山手駅〜山下ふ頭)
 いずれも「港の見える丘公園前」下車、徒歩3分
 (桜木町駅から港の見える丘公園まで15分ほどで着きます。)

JR京浜東北線(根岸線)
石川町駅下車 徒歩20分
(石川町駅の元町側出口を出て元町を抜け、外国人墓地の坂を登って港の見える丘公園の北側入口からお入り下さい。)

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『女性たちの大学院-社会人が大学院の門をくぐる時』
作者: 須藤八千代, 渋谷典子
出版社/メーカー: 生活書院
発売日: 2009/10
メディア: 単行本

□本書の紹介
『女性たちの大学院』?あえて所有格としたのは、 女性たちだからこそ体験できた大学院での問題意識 の発展、実りある研究生活を届けたかったか ら……。
母の時代は戦争によって、祖母の時代は女性である ことによって学ぶ機会から疎外されていた。そし て、今?わたしたちは、自ら学びたいという切実な気持ちに押されて大 学院の門をくぐり、しなやか に、したたかに研究を続けている。学ぶことへの熱い心をもって社会とつながっていく、女性たちによる大学院論。

□編者・著者:プロフィール(編者・著者のうち3 名が参加)

■桑島 薫(くわじま かおる):著者
1964年香川県生まれ。国際基督教大学卒業後、シカゴ 大学大学院社会学科修士課程修了。財団法人横浜市女性協会で10年間の勤務を経て、2005年一橋大学大学 院社会学研究科 修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在中の傍ら、湘南工科大 学等で非常勤講師を務める。DV被害者支援に関す る政策の実践に対して文化人類学的アプローチを模 索中。『女性たちの大学院』では2章の執筆担当。 社会人大学院生の様子について個人的経験を通して描き、文化人類学という専門領域から、学問と実社 会との 接点を考えたエッセイ。

■林 やすこ (はやし やすこ):著者
1953年、三重県生まれ。46歳で放送大学教養学部(社会と経済専攻)入学。2006年、放送大学大学院文化科学研究科文化科学専攻(政策経営プログラム)修 了。現在は、女性たちの社会参画を支援するNPO法人参画プラネット常務理事・事務局長。NPO活動の場を フィールドとして、「市民参加」と「評価」をテー マに実践研究に取り組んでい る。
『女性たちの大学院』では、第5章を執筆。ライフ ヒストリーを辿り、体験の中から見いだした課題を テーマに大学院での研究とNPO活動での実践へと繋が る過程を綴る。

■渋谷 典子(しぶや のりこ):編者
1956年、横浜市に生まれる。大学卒業後、民間企業 に就職し子育てのために退職。10年を経て37歳のとき、女性の経済的な自立を目指す「ウイン女性企 画」の活動に参加。 2005年に「事業型NPO」を目指すNPO 法人参画プラネットを設立し、代表理事となる。同 時期、名古屋大学大学院法学研究科博士前期課程に入学し、現在は博士後期課程に在籍。NPO「活動者」 と労働法をテーマに研究を継続している。『女性た ちの大学院』では、 編者を担当し第8章を執筆。“越境する”研究者と“越境する”実践者として、大学院への期待と課題提示を記す。


女性たちの大学院―社会人が大学院の門をくぐる時女性たちの大学院―社会人が大学院の門をくぐる時
販売元:生活書院
発売日:2009-10
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ドーベルマンと消防士の心温まるお話です。
イヴの夜にフランスの友人から送られてきたものです。

火災現場でドーベルマンを炎の中から助け出して消防士が消火活動を終えて一息ついていると、彼が救出したドーベルマンが彼をじっと見ている。そして彼に近づいてゆく。何をしようというのか。その様子を目撃したカメラマンが咄嗟に撮った写真とのこと。妊娠中のドーベルマンは攻撃しようとしたのではなく、ドーベルマンには接したことがなく恐怖しか感じたことのなかった消防士に、深い感謝の意を表明しにきたのだった。美しい接吻の物語。


LE BAISER
Il venait juste de la sauver de sa maison en feu, la sortant sur le parterre avant tout en retournant combattre l'incendie. Elle attendait des bebes.
Le pompier eut peur d'elle en la sortant parce qu'il n'avait jamais cotoye de Doberman avant.
Quand finalement l'incendie fut controle, il s'est assis sur le gazon pour reprendre son souffle et prendre un peu de repos.
C'est a ce moment qu'un photographe du journal "The Observer" de la ville de Charlotte, Caroline du Nord a remarque que la femelle Doberman fixait le pompier.
Il l'a vu s'approcher du pompier et se demandait ce qu'elle avait l'intention de faire. C'est alors qu'il la vit donner un baiser a l'homme qui l'avait sauva du brasier ! Et dire qu'il y a des gens qui pensent que les animaux sont stupides !



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ギリシャ語には、アガペ、エロス、フィロスの3つの愛があるという。

アガペは最高の愛という意味をもつ。
アガペは好き嫌いといった感情を超越した至上の愛を示す。

エロスは男と女の愛(あるいは同性同士の愛)を示す。
日本では性的な意味合いが強い言葉となってしまっているが、ギリシャ語では、男女の間の純粋な恋愛感情を意味している。

フィロスとは、友情的な愛を示す。
エロスはいつまでも続くことが珍しい感情だが、フィロスは一度獲得されると、永遠に消えることはない。

エロスからフィロスに発展し、アガペはすべての愛を包み込む普遍性をもって存在する。


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2009年の渋沢クローデル賞は、ジャーナリスト・カリーヌ・プーペさんの著書『日本人』が授与した。6年間の日本滞在中に、自らの目で見つめ、観察し、調査した生の日本人の姿を浮き彫りにしている。そこには、働き蜂で背の低い黄色人種の政治家というステレオタイプの日本人ではない日本人、戦争の惨禍から日本を立ち上がらせ、世界第二の経済大国を築き上げた、フランスにはない日本の企業精神や博愛精神が描かれており、また、漫画家、役者からやくざに至るまで、知られざる日本社会の裏表が詳らかに描写されている。

http://www.newsdigest.fr/newsfr/content/view/3425/83/より
Karyn Poupee
生年月日 : 1970年6月7日
肩書き : AFP通信東京特派員、フリージャーナリスト
経歴   :
パリ第8大学卒業後、ラジオ局やテレビ局を経て1997 年に来日。2000年からフリージャーナリストとして「Journal des Telecoms」「Le Point」などで執筆。2004年よりAFP通信東京特派員。2008年「LES JAPONAIS 日本人」 出版。2009年、同著書が渋沢・クローデル賞受賞。
趣味 : 和太鼓。東京(都会)。地下鉄の雰囲気。日本の本と本 屋。和食(寿司など)。築地。
モットーは「死ぬまで学生」。

フランス人に伝えたい日本の魅力

ベスト1は、「戦後の日本史」。戦争に負けた日本が25年足らずで復興し、世界2位の経済大国になれたこと。しかも国を立て直したのが政治家ではなく中小企業の経営者と一般のサラリーマンだったこと。これはフランス人にとっては驚きです。また「利益第一」のフランス企業に対して、「お金は後からついてくる」という日本企業の考え方も素晴らしいと思いました。

ベスト2は「時間の大切さ」。日本人は携帯電話でよく電車の時刻表を検索します。それは時間が大切だからです。時間を守ればたくさんのビジネスができる。時間を大切にしないフランス人にそのことを伝えたいです。

ベスト3は「不安の解消がビジネスチャンス」という発想です。安全な国なのに日本人はさまざまな不安を抱えています。子供の居場所を把握できる「GPS携帯」は典型例です。不安をなくすことが、便利な技術を生み出すきっかけになっているのだと思います。

渋沢・クローデル賞(日仏会館・読売新聞社共催): 日本とフランスに関する優れた研究や著書に贈られる賞。2009年(第26回)の受賞者は、本賞: 日本側: 藤原貞朗、フランス側: カリン・プペ、LVJ特別賞: 林洋子

http://www.newsdigest.fr/newsfr/content/view/3425/83/より


Les Japonaiskaryne poupee Les Japonais

"La France au pluriel" Sous la direction de Philippe Tronquoy
Cahiers francais - n. 352, septembre-octobre 2009, 94 pages

Editorial

Unite et diversite
- Qu'est-ce qu'etre Francais ? (Brigitte Krulic)
-La France, un pays d’immigration ancienne (Marie-Claude Blanc-ChalHard)
-L'integration des immigres : modele francais et modele anglo-saxon (Philippe D’Iribarne)
- Universalisme et particularisme (Thierry Leterre)
- Jacobins, Girondins : la France ou l’indestructible jacobinisme ? (Philippe Moreau-Defarges)
-Les differences de comportements en France : mythe regional et realite locale (Herve Le Bras)

Les expressions de la diversite
-Metamorphoses des quartiers : precarite, violence, politisation (Michel Kokoreff)
-" Islam en France"  ou " islam de France"  (Jean Baudouin)
- Roman national et revendications memorielles (Patrick Garcia)
- Des langues regionales aux langues de France : un etat des lieux (Claude Truchot)

L'integration menacee ?
- Les grands instruments deintegration : panne, crise, disparition ? (Didier Lapeyronnie)
- Quelle efficacite pour les politiques deintegration ? Cinquante ans de politiques publiques
deintegration (Benoit Normand)
- Les discriminations et l'emergence de minorites ethniques en France (Patrick Simon)
- Une question controverse : quelles statistiques a etablir ? (MichGle Tribalat)


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オバマ大統領の受賞をめぐり様々な意見が交差したノーベル賞の授賞式が、12月10日、ストックホルムで行われた。

今年のノーベル文学賞は、ドイツの女性作家・詩人のヘルタ・ミュラー氏(56)に授与された。
女性の同文学賞受賞者は、2007年の英国作家、ドリス・レッシング氏に続き12人目とのこと。

授賞理由:「韻文の濃厚さと散文の率直さにより、疎外された人々の心象風景を表現した」
賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億2700万円)。

ミュラー氏は1953年、ルーマニア西部バナトでドイツ系少数民族の家に生まれた。ティミショアラ大学でドイツ、ルーマニア文学を学んだ後、77年に翻訳者として工場に就職したが、秘密警察への協力を拒否したため職を失った。その後、82年に初めて発表した短編集「澱(よど)み」や84年の「抑圧的タンゴ」で、ルーマニアのドイツ語社会の生活、腐敗や抑圧を描いた。作品は当時のチャウシェスク独裁政権下で酷評されたが、旧西独でブレーメン文学奨励賞を受賞するなど国外で高い評価を受けた。87年、ルーマニア国内での出版を禁じられ、旧西独へ移住した。

ル・モンドは、ヘルタ・ミュラーの「作家は皆、その作家固有の言語をもっているというのは、馬鹿げている。われわれは皆、書かない人たちの言語にすがる羽目に陥っているのだから」という言葉を引用し、ノーベル賞受賞にふさわしい明晰性だと述べている。

ヘルタ・ミュラーの邦訳されている作品 :
「狙われたキツネ』 (ドイツ文学セレクション) 三修社 (1997/03)
ヘルタ ミュラー (著), Herta M¨uller (原著), 山本 浩司 (翻訳)

内容
1989年、チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。家宅侵入、尾行、盗聴。つきまとう秘密警察に怯える日々。そうしたなかで、ひとりの女が愛にすべてを賭ける。しかしそれは、親友との友情を引き裂くものだった…祖国ルーマニアの運命に思いをはせながらヘルタ・ミュラーが描くあまりに切ない物語。




Herta Müller, Prix Nobel de littérature, l'écriture contre l'oubli
LE MONDE | 09.10.0

Cette position résolument politique est servie par une langue acérée, comprimée et ciselée, souvent difficile, qui emprunte à la fois à la poésie et au langage populaire : "Il est stupide de dire que chaque auteur a sa propre langue, note Herta Müller. Nous en sommes tous réduits à compter sur la langue de ceux qui n'écrivent pas." Une lucidité qui vaut bien un Nobel.

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