ヨーロッパとアメリカの違いは、どこにあるのだろうか?
ジェレミー・リフキンの著書『ヨーロッパ人の夢』は、このことにヒントを与えてくれる。

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・・・私は長い間、こう考えていた。われわれヨーロッパ人とアメリカ人は、根本的な事柄について一致したものの見方をするのだと。しかし、実際には、二百年前に同じ種族が二つに別れたのであり、私たちのものごとに対する考え方は極めて異なっている。
アメリカの夢は、アメリカは厳しい国だが、個人に多くのチャンスが与えられ、個人が個々の人生に責任を持つ国であると思うことにある。ヨーロッパの夢、それは個の自立より共同体の関係を優先させ、同化より多様性を、富の増加より生活の質を問い、留まることのない物質的増加ではなく継続する成長を、がむしゃらな労働より個々人の成熟を、所有する権利より普遍的な権利を志向することにある。
         
    拙訳:ジェレミー・リフキン『ヨーロッパの夢』より