Keio refugee week 2018/日本アーレント研究会 共同シンポジウム
ハンナ・アーレントと〈難民〉の経験
「悪の凡庸さ」で有名になった哲学者・政治思想家のハンナ・アーレントは、彼女自身が「難民」でした。ユダヤ人であるがゆえにドイツからフランスに逃れるも第二次世界大戦によって「収容所」に拘留されます。
そこから脱出し今度はアメリカに渡ったアーレントは「われら〈難民〉」という論文を書きますが、そこでの議論は後の『全体主義の起原』へもつながってゆきます。
他方で、こうしたユダヤ人「難民」の経験を受けて成立したのが1951年の国連「難民条約」にほかなりません。現在もなお続く「難民問題」は、アーレントの思想・経験からどのように理解されるでしょうか。阿部がアーレント研究の立場から論文「われら〈難民〉」を解説し、渡名喜がアーレントが拘留されていたフランスのギュルス収容所の実地調査に基づき、現在まで続く「難民」と「収容」の問題を考察します。難民問題の社会思想史を専門とする山岡氏にコメントをいただきます。
Keio Refugee Week 2018の一環として、日本アーレント研究会の協力を得て実施します。
一般の方・学生の方も来場歓迎です。

日時:2018年11月3日(土)16:00〜18:00
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎2階大会議室
講師:阿部 里加(一橋大学)
「「われら〈難民〉」にみる世界離反の自由と新たな共生」

渡名喜 庸哲(慶應義塾大学)
「アーレント・難民・収容所 ギュルスからカレーへ」

コメント:山岡健次郎(香川高等専門学校)
参加費:無料
申込み:不要

備考:
主催:慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)
協力:日本アーレント研究会
お問い合わせ:慶應義塾大学 渡名喜庸哲研究室

http://lib-arts.hc.keio.ac.jp/event/704