2018年01月

何気なく撮られたバス達

年に6回発行するバスラマ,年に3回発行するワーキングビークルズとも,これまで数限りない取材を重ねてきたが,特に写真がデジタル化して以降は,取材の際に目的以外にも様々な車両に気軽にカメラを向けるようになった。本日はそうした写真から2点をご紹介。


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2017年8月,本栖湖駐車場。ワーキングビークルズNo.66に掲載した,日野新型プロフィア&レンジャーの試乗の折り返し地点である。ここはバスの待機所としても使われており,折からバス3台と遭遇した。左端が京王バスの貸切車・日野セレガハイデッカ(QTG-RU1ASCA)。同社が「コンフォート」と呼ぶ,52席・トイレ付仕様である。中央がフジエクスプレスの路線車・日野セレガハイデッカ(QTG-RU1ASCA),右端が西武観光バスの貸切車・日産ディーゼルスペースアロー・西工製(KL-RA552RBL)。最古参の西工製に貫禄すら感じるのは,セレガがあまりにも繁殖したせいか。


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2017年11月,バスラマNo.165の京都バス取材で訪れた京都・河原町。ここ数年,路線展開やサービス面で攻勢に転じた京都市バスだが,コスト削減もねらって車両の使用年数は延びている。左から,いすゞKL-LV280N1改・西工製,日野ブルーリボンシティハイブリッド(LNG-HU8JMGP),日野ブルーリボンシティノンステップ(KL-HU2PMEE)。いずれも京都バスにはない車種だが,両社局を総覧すると京都にはかなりのバリエーションが健在だということがわかる。


ご長寿商用車 7

仕事で日々酷使される商用車。数年で寿命を終えるものも珍しくない一方で、恐ろしいほど長期間使われ続ける車両もある。と言うわけで、実に久々のご長寿商用車のエントリーです。

バスラマの瀬戸内運輸の取材で訪問した愛媛・今治市。夜の発車シーンを撮影しようと今治桟橋の駐車場にレンタカーを停めると、何やら気配を感じた。ふと見ると、街灯の灯りに何とも懐かしいライトバンが1台照らし出されている。停留所に向かう前に、慌ててシャッターを切った。

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懐かしのミラージュバンまたはランサーバン。車名が分かるはずの、お洒落なデザインのテールランプを備えたリヤ側をなぜか撮影せず、今になって後悔。見る人が見れば、グリル形状などで識別できるのだろうけれど。

1985~1992年にかけて生産されたミラージュ/ランサーバンだが、本車の年式は不明。グリルにスリーダイヤがあるから、1988年6月以降の個体だろう。もし最終年式としても、撮影時点で実に四半世紀を生き抜いてきたベテラン商用車である。お店の屋号と取り扱いブランドのロゴがくっきりと描かれ、また一見して小奇麗な雰囲気を保っており、オーナーが愛着を持って維持しているのだろうと想像した。さすがに各部に多少の凹みはあり、ボンネットは端部が錆びたのだろうかダクトテープで補修されている。しかしそれすらも『歴戦の兵』の風格を感じさせた。これからも、いつまでもお元気で!

取材先で思いがけず巡り合うご長寿商用車、実は秘かな楽しみなんです。(や)

*車体の屋号&所在地・電話番号、ナンバープレートは加工してあります。

新春に見たバス&トラック

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
2018年もバスラマ、ワーキングビークルズをよろしくお願いいたします。


さて個人的な話ではあるが、昨日、鎌倉に初詣に行ってきた。
鶴岡八幡宮の混雑を見越し早くに家を出たが、これは正解。
大して並ぶことなく、残りの時間を散策などに充てることができた。
新春の鎌倉で拾ったバス&トラックの話題2つ。

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写真上は鎌倉駅前の京浜急行バス。より詳しく表現すると湘南京急バス鎌倉営業所が運行する車両だが、湘南京急バスは羽田京急バス、横浜京急バスとともに今年4月、京浜急行バスに再統合される予定で、京浜急行バスが子会社3社を吸収合併する形となる。
写真では右端にレトロ調の「京急りんどう号」がいるが、昨日は引退が近そうな経年車を除き、ほとんどの車両が「オリンピック・パラリンピック仕様」のナンバープレートに交換されているのを確認した。京浜急行バスは昨年ラグビーワールドカップ仕様のナンバーが登場した際に率先して横浜市内の車両に導入し、最近はオリ・パラ仕様を都内の車両を含めて広範に採用しているようだ。こうした記念ナンバープレート、一見して自家用かとも思ってしまうが、この種の記念ナンバープレートについてバスラマでは最新の165号の巻頭言でふれているのでご覧いただければ幸いである。


写真下は江ノ電のG駅で見かけた、飲料の自動販売機に掲げられていた電照式のバャリース・オレンヂの広告。最新の自販機に何やら不釣り合いなレトロ広告だが、微笑んだ美女の隣には何とマツダの三輪トラックがレイアウトされているではないか。よく見ると、流れるようなプレスラインの入った長尺荷台から、1960年代当時に数が多かった軽三輪のK360ではなく、普通車クラスのT600だとわかる。当時、軽を普通車に仕立てるケースに乗用車のスバル450やマツダキャロル600などがあったが、T600はキャロル600の商用車版ともいうべきもので、4サイクル2気筒・577ccの20PSエンジンを搭載し、最大積載量は500キロ。普通車のT1500/T2000と軽のK360の間を埋めたモデルであった。
なぜこんなところにT600が登場したのかいささかミステリーではあるが、女性の写真は「昭和30年代の広告」であることがウェブで確認できた。女性だけでは広告スペースが余るので、飲料メーカーが歴史資料から探し出した三輪トラックの写真に着色して組み合わせた、といった推測もできる。(S)

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