バスラマ最新号・No.131発売しました!事業者訪問は近畿・山陰を地盤とする日本交通と,2006年に傘下入りした京都交通を掲載。このほか西鉄のオープントップバスや東京の2カ所で稼動をはじめた日野ポンチョEV,特集“改めてバスの安全を問う”,新・日本最長の路線バス“ライオンズエクスプレス”乗車記にユニバース試乗レポート,明石/呉/苫小牧の各公営交通の民営移管情報など内容豊富,どうぞご購読ください!

さて日本交通が路線バスを運行する鳥取と言えば,砂丘をイメージされる方が多いのではないだろうか。鳥取の観光協会や地元自治体も砂丘を大々的にPRし,土日やゴールデンウィーク,夏休みなどの観光シーズンには,ユニークな車両が走る。日本交通ではそれらの運行を受託しており,今回の取材で営業所を訪問した際に,もちろん撮影させていただいた。詳細は本誌を読んでいただくとして,

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これは岩美町から運行を受託して浦富海岸をPRするいすゞBXD(1968年)。鳥取駅~鳥取砂丘~浦富を結んで走り,今年はゴールデンウィークから運行を始める予定。季節運行の車両の場合,得てして運行開始まで車庫で寝ていることが多く,エンジンがかからなかったりすることがある。ところがこのバスは,ゴールデンウィークまでまだ1カ月ほど間があるタイミングで訪問したにもかかわらず一発でエンジン始動,軽やかに撮影スペースまでやってきた。もちろん車体も車内もぴかぴか,さすがである。ちなみにレストアは福山自動車時計博物館が行っている。

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こちらが車内。すぐにでも運行を始められそうなぐらい,きれいな状態。

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こちらが運転席周り。重ステだしブレーキの効きも現代の車両とは全く異なるので,運転を担当するのは十人ほどのベテランドライバーだそう。もちろん冷房などないので,夏場の運転は汗だくの重労働,大変らしい。富士重ボデーのこの車両,左右の三角窓は開閉式ながらご覧のとおり前面風防はゴム固定。これが開閉式だったら,まだ少しは…とも思うが,開いたら開いたで虫なんかが飛び込んできて直撃することもあるから,悩ましいところ。

ちなみに“ボンネットバスの懐かしさ”に連れられて鳥取まで来る人もいて,中には奈良の方から毎年訪れるお客さんもいるとか。バスも立派な観光資源になっているようだ。(や)