防災

東日本大震災から1年,鉄道各社の非常訓練

2011年3月11日に発生した東日本大震災から,1年が経ちました。
震災で犠牲になられた方々に,改めて哀悼の意を表し,心からご冥福をお祈りいたします。また被災された方々に,心よりお見舞いを申し上げます。

さて首都圏の私鉄各社は,震災発生の時刻である3月11日14時46分に,各列車の一斉停止訓練を行いました。強い地震の発生を想定し,一斉に鉄道を止め,安全確認後に再度動かすというものです。鉄道に限らず,公共交通事業者は常日頃から「非常時」に備えた訓練を行っていますが,ほとんどは机上訓練や回送車,車庫・車両基地などの仮想訓練,あるいは早朝深夜などダイヤ外で運行に影響のない時間帯で行われています。今回のように,実際に乗客のいる昼間時に訓練を行うのは,非常に意義深いものだったと言えます。

この時間,私は自宅方面に向かう東急田園都市線に乗車しており,ちょうど駅に停まったタイミングで訓練開始。また東急は訓練に併せて震災犠牲者を悼む黙祷を実施し,「ご協力いただける方は…」と駅・車内に放送が行われました。それまでざわついていた車内や駅構内も黙祷にあわせて静まり返り,昨年の地震を思い出し犠牲者に黙祷を捧げていました。

昨年はあちこちで「想定外」という言葉を耳にしましたが,それを踏まえたうえで,備えあれば憂いなし。震災の経験を風化させるのではなく,少なくとも心の片隅に,非常時を想定しておきたいものです。(や)

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2011年3月11日,東日本大震災発生時の京王井の頭線,下は交差するのは小田急線の線路。この電車は下北沢駅進入直前,高架上で緊急停止した。脱線などはなかったが,体調を崩した乗客だろうか,担架で運ばれている人がいる。この電車に乗り合わせた人たちは,高架を駅まで歩いたのだろう。この時点では,いつ電車の運行が再開するのかまったく分かっていなかったのだから。

バスジャック発生!

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 といってもこれは訓練。去る3日に行われた立川バスファン感謝イベントでのひとコマだ。
 当日は昭島警察署を中心に,特殊部隊を含めて警視庁の敏腕ポリスが拝島営業所に勢ぞろい。「立川バスの空港連絡バスをジャックした容疑者が府中刑務所で服役中のアキシマ某の釈放を要求」,さらに容疑者が窓から車外に放った紙袋の中のボトルにサリンが入っているらしい,という筋書きである。警察が運転席付近で説得を続ける中,前扉(上)と非常口から進入した警官により容疑者は逮捕される。その後,紙袋を爆弾処理班と毒物などの特殊処理班が検査(下),最終的にはサリンを除染して解決するという,バスジャック+アルファの内容だった。
 民営バスのイベントでバスジャックの公開訓練をするなど非常に珍しいが,それだけ立川バスがイベントに力を入れている証拠だろう。見ている側には,本物の犯人よりも怖そうな犯人役の警官が印象的だったが,人質の乗客役になった社員の方に聞いたら「リハーサルのときよりも警官の方がたくさん来てちょっと驚いた」とも。警察も一般ギャラリーが多いから張り切っていたのかもしれない。本物の事件はごめんだが,備えあれば何とやら…。訓練の公開に尽力した立川バスと関係者に拍手!(S)
たちかわ

防災の日

9月1日は「防災の日」。例年,各地で様々な訓練が行われる。

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