LET IT BLEED 

日々の記録。

2013年04月

ドル円週間見通し(4.29〜5.03)(フィスコ)(予想レンジ96円00銭-101円00銭)


■日銀展望リポートに対する失望感と1-3月期の米GDP内容への嫌気

ドル反落 ドル・円は、G-20財務相・中央銀行総裁会議で日本銀行の金融緩和による円安への
理解が示されたことで99円89銭まで上昇したものの、100円のオプション・バリアーの防戦売りで、
上げ渋る展開となった。
経済・物価情勢の展望(展望リポート)が、
「2015年度のコア消費者物価指数上昇率見通しは、前年比+1.9%」と予想の範囲内だったこと、
本邦生命保険会社の外貨建て資産への資金配分計画が予想を下回ったこと、
26日に発表された1-3月期の米国内総生産速報値が予想を下回る伸びにとどまったことから、
97円56銭まで反落した。取引レンジは、97円56銭から99円89銭となった。


■米国4月の雇用統計に注目

今後のドル・円は、東京市場がゴールデンウィークで閑散取引となる中、
米国4月の雇用統計、欧州と英国の金融政策を見極める展開となる。
ドル・円は、経済・物価情勢の展望(展望リポート)や黒田日銀総裁の会見が、
4月4日の日本銀行金融政策決定会合の異次元の量的・質的金融緩和のサプライズを、
超える内容では無かったことで、100円の壁が上値を抑える展開が予想される。
しかしながら、本邦政府系機関投資家が資金運用計画で、外貨建て資産への資金配分を、
増額する可能性は残されていること、朝鮮半島の地政学的リスクが払拭されないことなどで、
下値は限定的か。


■政府系機関投資家の外貨建て資産への投資増額期待

生命保険会社の今年度の資金運用計画では、外貨建て資産への資金配分の増額が、
予想を下回った。今後は、政府系機関投資家(年金、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)などの、
資金運用計画での外貨建て資産への資金配分を注目する展開となる。
外貨準備を運用する海外の中央銀行や政府系ファンド(SWF)は、
円を保有するリスクを回避しつつあり、資金流出懸念が高まっていることも、円売り要因となる。


■連邦公開市場委員会(FOMC)(30-1日) 連邦公開市場委員会(FOMC)

米国の景況感が歳出強制削減の影響で低迷していることで、
金融政策の現状維持決定が予想される。
4月24日付けの米国連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは、3兆2760億ドルだが、
量的緩和第3弾(QE3)により850億ドルの債券購入が継続することで、ドル売り要因となる。


■米国の4月雇用統計(3日) 米国の4月の雇用統計

失業率が7.6%で3月の7.6%と変わらず、非農業部門雇用者数は、
前月比+14.5万人の増加で、3月の+8.8万人から増加することが予想されている。
非農業部門雇用者数が予想通りに前月比+14.5万人程度の増加となった場合、
失業率低下の条件である+15-20万人の下限付近となるが、
出口戦略の条件となる、過去6ヶ月の平均が20万人以上の条件を、
依然として満たさないことになる。


■日本の3月経常収支(10日)

日本の3月の経常収支は、2月の経常黒字+6374億円に続き、
経常黒字が予想されている。経常収支が2ヶ月連続して黒字を記録することで、
円売り圧力を抑制する要因となる。
日本の4月上中旬の貿易収支は、上旬の貿易収支が-6108.51億円の貿易赤字だったことで、
貿易赤字が予想されることで、円売り要因となる。

主な予定は、29日(月):(米)3月個人支出、(米)3月中古住宅販売仮契約、
30日(火):(日)3月完全失業率、(日)3月鉱工業生産指数、
5月3日(金):(米)4月ISM非製造業景況指数、5月10日(金):(日)3月国際収支


[予想レンジ] ・ドル・円96円00銭-101円00銭


(フィスコ)

(下図/4.27朝現在のドル円4時間足)

4H

「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)解説(ロイター 中川泉;石田仁志)

[東京 26日 ロイター] 日銀が26日に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)は、
2015年度の2%物価上昇実現の不確実性の高さを自ら認めるシナリオとなっている。

海外成長率の高まりや政府の財政支出、規制緩和を前提条件に挙げ、
物価上昇への波及ルートである期待形成や賃金上昇などの不確実性にも言及した内容は、
多くのヘッジをかけて黒田東彦総裁の掲げる目標に向け、
何とか筋の通るシナリオを作成したものとも評される。専門家は早くも次回10月展望リポート時に
こうした見通しが下振れる可能性も高いとみて、次なる大胆な緩和をイメージしている。

<現実的でない物価見通し、決意表明にすぎず>

今回の展望リポートについて、専門家は2年で2%を達成するという物価目標に向かう
道筋に齟齬(そご)が生じないよう、
日銀スタッフがさまざまな努力をはらった形跡が見えると、評している。

リポートでは15年度の物価見通しの中央値を1.9%(消費増税の影響除く)と公表した。
しかし黒田総裁が会見で明らかにしたように、佐藤健裕・木内登英両審議委員は
15年度に2%程度に達する可能性が高いとするCPI見通しに反対している。

専門家は「今回の展望リポートはそれが政策委員全員のコンセンサスではないことが
はっきりとした」(バークレイズ証券・チーフエコノミスト・森田京平氏)と受け止めた。

目標達成は相当難しいというのが、当初からの民間エコノミストの一致した見方だ。
実際、15年度に至る過程の日銀見通しも、民間よりかなり高めとなっている。
消費者物価指数の政策委員見通し中央値は13年度が0.7%で、
民間コンセンサスの0.3%程度より強気だ。14年度は消費税込みで比較すると
日銀が3.4%で民間の2.5%より大幅に高い。
「黒田日銀の決意表明」(第一生命経済研究所・主席エコノミスト・熊野英生氏)
と位置づけた方がよさそうだ。

<政策と物価上昇への波及ルート、説明不足に>

注目が集まるのは、マネタリーベースを目標とした政策がどのように実体経済や物価に
反映していくのかという点だ。異次元緩和に批判的な経済専門家からは特に、
マネタリーベースを2倍にするという手段と消費者物価の間がどうつながっているのかが
明確でないと指摘されている。
「期待というだけでは非常にあやふやでわからない 」
(野口悠紀雄・一橋大学名誉教授)ためだ。

野村総研・金融ITイノベーション研究部長の井上哲也氏は
「マネタリーベースとインフレ率の相関は、
日銀の新たな政策に対する賛否双方の立場にとって焦点であっただけに、
新たなリポートを通じてこの点をきちんと説明し、世の中の理解を得ることが極めて重要」
だとみていたが、「その点への説明は結局無理だった」としている。

リポートでは、物価上昇への3つの波及ルートを示している。
第一に需給バランス改善による労働需給の引き締まりが賃金を上昇させること、
第二に日銀の緩和で中長期的な予想物価上昇率が2%に収れんしていくこと、
第三に輸入物価が上昇することだ。しかし、展望リポートはいずれについても
「不確実性がある」あるいは「不確実性が高い」と指摘している。

物価上昇の背景となる経済情勢の改善についても、海外経済の成長率の高まりや、
政府の経済対策で公共投資が高水準で増加を続けること、
そして規制・制度改革による潜在需要の掘り起こしなどいくつもの前提条件を設けている。

井上氏は「前提条件や不確実性を入れることで、いろいろなヘッジをつけて、
現実離れした嘘のイメージを何とか回避しようとしている。黒田総裁の目標を維持しながら、
何とかぎりぎり筋の通るシナリオにすべくスタッフが努力したある種、
真面目なリポートともいえる」と評する。

<予測下振れ時点で追加緩和必至>

日本総研・調査部長の山田久氏は「ゼロ金利制約の下で日銀にできることは、
マネーの供給を潤沢に行い、金融資本市場を刺激するところまでだ。
それが実体経済に影響していくかどうかの最終的な帰結は、
日銀にはコントロールできない要因によって左右される」と指摘する。

物価見通しのハードルが高い上に、その前提条件の不確実性も高く、
今後2年間という短期間にインフレ見通しが大きく下振れるような展開になれば、
日銀が追加緩和や軌道修正を柔軟に行わざる得なくなる状況も容易に想像できる。
経済財政諮問会議でも、
展望リポートを公表するたびに日銀は説明責任を問われていくことになる。

JPモルガン証券・チーフエコノミストの菅野雅明氏は、
「まずは13年度の予想達成が難しい程度にまでしか物価が上昇していなければ、
さらなる緩和があるとみるのが自然だろう」とみる。しかも、
「小出しの緩和を嫌う黒田総裁は、次も大胆な緩和を打たざるを得ないだろうが、
すでに国債は大規模に買い入れており、他に手立てが乏しい」と指摘、
早くも半年で日銀は苦しい展開を迫られるとみている。

(ロイターニュース 中川泉;編集 石田仁志)

福島県会津美里町夫婦強殺事件(2012年)

福島県会津美里町夫婦強殺事件
(日本経済新聞/東京新聞/河北新報社/NHK他)
2012年(平成24年)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

bloggif_58abe2b64caad


bloggif_58abe24344635


bloggif_58abe5f3542ef

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



【福島夫婦強殺】46歳男に死刑判決


3


2



福島県会津美里町の民家で2012年7月、夫婦が殺害されキャッシュカードなどが奪われた事件で、
強盗殺人などの罪に問われた無職高橋(旧姓横倉)明彦被告(46)の裁判員裁判の判決が14日、
福島地裁郡山支部であり、有賀貞博裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。

検察側は論告で、 119番の録音記録などをもとに、高橋被告が、被害者を刺して
キャッシュカードの暗証番号を聞き出し、震える声で「お願い」と繰り返した幸代さんを殺害し、
消防からの折り返し電話に「大丈夫です」と冷静に応えたと指摘。
「冷酷無比で、被害者夫婦の受けた苦痛、無念さは筆舌に尽くしがたい。
極刑をもって臨むほかはない」などと主張した。
弁護側は更生の余地があるとして無期懲役を求めていた。 

福島県会津美里町で昨年7月、夫婦2人を殺害してキャッシュカードなどを奪ったとして、
強盗殺人などの罪に問われた住所不定、無職高橋(旧姓・横倉)明彦被告(46)の裁判員裁判で、
福島地裁郡山支部は14日、求刑通り死刑判決を言い渡した。

福島県会津美里町で2012年7月、病院職員の遠藤信広さん(当時55歳)夫婦が自宅で殺害された
事件の裁判員裁判で、強盗殺人罪などに問われた住所不定で無職、高橋(旧姓・横倉)明彦被告
(46)に対し、福島地裁郡山支部は14日、求刑通り死刑を言い渡した。有賀貞博裁判長は
「住宅購入用の現金を奪うという動機は利欲的で、更生の余地を考慮しても死刑が相当」と述べた。
弁護側は仙台高裁に即日控訴した。

判決によると12年7月26日、遠藤さん方に侵入。遠藤さんと妻幸代さん(同56歳)を
ナイフで刺殺し、現金1万円入りの財布などを奪った。
県内の裁判員裁判の死刑判決は初めて。【三村泰揮】


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


被告/死が現実味帯びた/受容一転「生きたい」


病院職員・遠藤信広(55)と妻で看護師の遠藤幸代(56)が、2012年7月26日に、
福島県会津美里町穂馬の自宅で刺殺された事件。

翌27日に警察は横倉明彦容疑者(45)【本籍=東京都八王子市】を逮捕。
福島県会津美里町の夫妻殺害事件で、強盗殺人罪に問われた本籍東京都、
無職高橋明彦被告(46)が、15日、拘置中の郡山拘置支所で、
河北新報記者の取材に応じ、前日の福島地裁郡山支部の死刑判決を、
受け入れられない心境を明かした。

高橋被告は、「死刑判決は覚悟していたが、宣告された瞬間、頭が真っ白になり、
死が現実味を帯びた。遺族には申し訳ないが、生きたい気持ちは変わらない」
と述べた。

「死刑を受け入れて早く楽になりたい気持ちがあったが、弁護人に、
『逃げずに罪に向き合いなさい』
と言われ、生きて償おうと考えを改めた」と語った。

判決で、被害者を、刃物で十数回刺した残虐性が、指摘されたことについては、
「ひどいことをした。そんなに刺した認識はなかった」
と話した。
遺族には、
「謝罪の言葉しか出てこない。極刑を望むのは当然だ」と語った。
高橋被告は、公判前の2月、河北新報宛に手紙を出した。
「死刑判決が出たら受け入れる。小さいころ、人の命を奪った者は、
自分の命で償わなければならないと、親に教わった」
と記し、この時点では、死刑判決を受容する考えを、示していた。

判決によると、2012年7月26日午前5時20分ごろ、会津美里町の病院職員遠藤信広さん
=当時(55)=宅に侵入。遠藤さんと妻の看護師幸代さん=同(56)=をナイフで刺して殺害し、
現金1万円などを盗んだとされる。
審理は、裁判員裁判で行われ、高橋被告は「死刑判決は重すぎる」と即日控訴した。

◎遺族/生きて償い望まぬ「自ら命処し反省を」

会津美里町の夫妻殺害事件で、被害者の遠藤信広さんと妻幸代さんの遺族は、14日の判決後、
「死刑判決は当然。犯人は刑に服してほしい」との談話を出した。
談話は「遺族の思いを受け止め、重責を果たしてくれた、裁判官や裁判員に、感謝している。
2人が戻って元の生活が戻ることはないが、墓前に結果を報告し、新たな一歩を踏み出したい」
とした。
被告に対しては「何かが伝わったとも思わないが、せめて判決を真摯(しんし)に受け止め、
控訴せず、刑に服してほしい」と求めた。
公判では、夫妻の長男(22)、母(88)ら、遺族4人が証言した。
長男は「父は穏やかで家族思い。母は優しくて料理が得意で、おいしい手料理がもう食べられない
と思うと、悔しい。親はかばい合って死んだのではないか。自分がいたら救えたのにと悔やむ」
と語った。
福島県立医大の4年生だ。医療従事者の親の影響で医の道を志した。
「両親には、私が医師になるまで、見届けてほしかった。医師になり、たくさんの患者の命を、
助けることを誓う」とも述べた。
被告には「犯人が生きて償うことなど、遺族は誰一人望んでいない。自ら命を処して、反省の意を、
示すべきだ。身内を殺された無念さ、怒りを感じ取ってほしい」と処罰感情をあらわにした。

母は、事件の第一発見者で、夫妻が血を流して倒れているのを見つけた。
「手が動いた気がして119番したが、救急隊員に『もう駄目だ』と告げられた」と話した。
「生前は、2人が無事で過ごせますようにと毎日神棚にお祈りしたが、神も仏もない。
一人で残された私は、これからどうすればいいの。私が代わりたかった」と、声を詰まらせた。

2013年03月16日土曜日 (河北新報社)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
福島・死刑判決:元裁判員がストレス障害 遺体画像で(毎日新聞 2013年04月18日)



強盗殺人事件で裁判員を務めた福島県郡山市の60代女性が、
証拠の遺体写真を見たことなどが原因で
「急性ストレス障害(ASD)」と診断されていたことが18日、分かった。
代理人弁護士によると、女性は国に慰謝料160万円を求める訴訟を起こすことも検討している。

最高裁によると、2009年の裁判員制度開始以降、
裁判員経験者が精神疾患により公務災害と
認められたケースはない。改めて裁判員の精神的負担へのサポート強化が求められそうだ。

女性が参加したのは、同県会津美里町で夫婦が殺害された事件の裁判。
福島地裁郡山支部で3月4日から公判が始まり、同14日、男に死刑判決を言い渡した。
審理中、女性は証拠として殺害現場や傷口のカラー画像などを見たほか、
刃物で刺された被害女性が119番中にうめき声を上げる音声の録音を聞くなどした。

判決後、記者会見に応じた女性は「裁判所の用意したハンバーグ弁当を吐いてしまった」
「精神的に耐えられないと思った」と話していた。(時事通信、2013.4.18)

強盗殺人罪などに問われた男に死刑判決を言い渡した
三月の福島地裁郡山支部の裁判員裁判で、裁判員を務めた福島県の六十代女性が、
公判後にストレス障害と診断されたことが、関係者への取材で分かった。

関係者によると、女性は、
「審理で見た血みどろの殺害現場のカラー写真がフラッシュバックする」
と話し、国への法的措置などを検討している。

最高裁によると、二〇〇九年に裁判員制度が始まって以来、
裁判が原因で裁判員経験者が精神疾患を発症し、
規定に基づき公務災害と認定された事例はない。
裁判員の精神的負担はこれまでも懸念されてきたが、実際に精神疾患の事例が出たことで、
サポート体制の充実などが求められそうだ。

関係者によると、女性は判決日を含む六日間の公判全日程に参加。
殺害現場の写真をモニターで見た三月四日には休廷中に嘔吐(おうと)した。
その後も食事がのどを通らず、
脳裏に写真がフラッシュバックして就寝中に何度も目が覚めるといった症状が、
毎日のように出たとしている。

判決後、裁判員経験者の相談に応じる最高裁の窓口を利用したが、
症状は改善せず、県内の病院に通院。三月下旬にストレス障害と診断され、
現在も治療を受けている。
女性は過去に精神疾患になったことはないという。

福島地検は、
「真実を伝えるため必要最小限のカラー写真を見せたのは事実」とする一方、
女性のストレス障害は「承知していない」としている。

審理では写真のほか、被害者が助けを求める一一九番の音声も流れ、
判決後の記者会見では、
複数の裁判員経験者が精神的負担が大きかったと話した。

この裁判で福島地裁郡山支部は三月十四日、
昨年七月に福島県会津美里町で夫婦を殺害したとして強盗殺人罪などに問われた、
無職高橋明彦被告(46)に求刑通り死刑の判決を言い渡し、
弁護側が即日控訴した。(東京新聞 2013.4.18)(日本経済新聞 2013)



福島の強盗殺人、上告を棄却…死刑判決確定へ



読売新聞 2016年3月8日(火)

福島県会津美里町で2012年、
夫婦を殺害してキャッシュカードなどを奪ったとして強盗殺人罪などに問われ、
1、2審で死刑判決を受けた無職高橋(旧姓・横倉)明彦被告(49)に対し、
最高裁第3小法廷(木内道祥(みちよし)裁判長)は8日、
上告を棄却する判決を言い渡した。

死刑が確定する。

判決によると、高橋被告は12年7月26日早朝、同町の病院職員遠藤信広さん(当時55歳)
方に侵入。
信広さんと妻の幸代さん(同56歳)の首などをナイフで刺して殺害し、
キャッシュカードなどが入った財布を奪った。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

被害者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

為替週間見通し(20130422-0426)( フィスコ)

為替週間見通し
G-20声明での円安黙認観測で1ドル=100円台か
( フィスコ)

■G-20財務相・中央銀行総裁会議への警戒感から乱高下


#麻生財務相が「日本銀行の金融政策はデフレ脱却に向けた政策と説明、
G-20財務相・中央銀行総裁会議では反論でなかった」と述べたことで、
99円69銭まで反発した。取引レンジは、95円67銭から99円69銭となった。


■G-20声明での円安黙認観測で1ドル=100円台を予想

#今後のドル・円は、G-20財務相・中央銀行総裁会議で黒田日銀総裁の、異次元の、
量的・質的金融緩和を受けた円安は、黙認される可能性があることから、
ドルの100円乗せが予想される。

#本邦機関投資家が、資金運用計画で、外貨建て資産への資金配分を、増額するとの観測、
朝鮮半島の地政学的リスクが高まっていることも、円安要因となる。


■本邦機関投資家の外貨建て資産への投資増額


#本邦機関投資家の、今年度の資金運用計画では、安倍政権のリフレ政策、
G-20財務相・中央銀行総裁会議での円安黙認を受けて、外国債券・株式への、
投資配分が、増額されることが予想されている。

#また、外貨準備を運用する、海外の中央銀行や、政府系ファンド(SWF)は、
円を保有するリスクを回避しつつあり、資金流出懸念が高まっていることも、
円売り要因となる。


■黒田プットオプション(行使価格100円、期間2年間)



#オバマ米政権が、対アジア戦略、環太平洋経済連携協定(TPP)戦略で、
安倍政権のリフレ政策を支援していることで、黒田日銀総裁の2年を目処とする、
異次元の量的・質的金融緩和が、円安を加速することが予想される。

#日米マネタリーベースの増加率から、2013年末のドル・円相場は、105円処、
2014年末は、110円処、2015年末は、インフレ率2.0%到達とした場合、
120円が予想されている。



■日本銀行金融政策決定会合(26日)


#日本銀行は、経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、物価見通しを上方修正し、
今後2年で2%の上昇率をめざす、物価目標の達成に向けた、具体的な道筋を示すことが、
予想されている。
2014年度平均の消費者物価上昇率の見通しを、従来の0.9%から1.5%前後に引き上げ、
予測の期間を延ばすなどして、15年春にも、2%に達すると明示することを検討する。 
ドル・円は、展望リポートを受けてドル高・円安に推移すると予想する。


■米国の1-3月期国内総生産(GDP)(26日)


#米国の1-3月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率+3.0%と、
10-12月期の前期比年率+0.4%から改善することが予想されている。
しかしながら、4-6月期は「中だるみの法則」により減速が懸念されており、
予想通りでも、ドル高・円安要因にはなりにくい。

主な予定は、
23日(火):
(米)2月住宅価格指数、
26日(金):
(日)3月全国消費者物価指数、
(米)1-3月期GDP価格指数、
(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値、


[予想レンジ]ドル・円97円00銭-102円00銭


(フィスコ)

1

続・「アベクロ円安」の行方を考える(吉田恒)

続・「アベクロ円安」の行方を考える(吉田恒)

◆要約◆
・為替と安定的関係があるのは中央銀行の資金供給量ではなく金利。
「黒田緩和」を受けた、2013年末110円、2014年末130円見通しの実現には、
まだ紆余曲折がありそう。
・典型的「業績相場」の日本株は金利と上昇共存、
米利上げ終わる2015年以降まで続くか。

1.「黒田緩和」の円一段安見通しに「誤解」はないか?!

4月4日の黒田新総裁による「異次元の金融緩和」を受けて、円安、株高は一段と
進みました。円安、株高の「安倍相場」は、「黒田相場」の加勢で、「アベクロ相場」
として、一段とパワーアップした構図となりました。ではこれは、今後どんなふうに
展開するかについて考察してみたいと思います。

「黒田緩和」を受けて、円安が一気に100円突破含みの動きとなった理由は、
比較的わかりやすいでしょう。≪資料1≫は、ドル円と日米の中央銀行の資金供給量の差、
ベースマネー比率を重ねたものです。このようにみると、2009年以降のドル円は、
日米ベースマネー比率である程度説明できそうです。

そしてこのベースマネー比率は、今回の「黒田緩和」を受けて、2013年末に110円、
2014年末に130円のドル高・円安を示唆する見通しになりました。このため、
為替市場でも円安期待が急拡大したということでしょう。

ただ問題は、このベースマネー比率が示唆する通りに、本当にドル高・円安になるかということです。
確かに、ベースマネー比率は、2009年以降のドル円の動きと一定の相関性があったように
見えますが、同じ期間のドル円は日米2年債利回り差とも一定の相関性があったのです。

ところで、そんな日米金利差と、最近の「アベクロ円安」は大きく乖離した動きとなっています。
ベースマネー比率が一段の円安を示唆しているからといって、金利差から大きく乖離した
一段の円安が本当に実現するのでしょうか。

それにしても、ドル円との安定的な相関性があるのは、
ベースマネー比率と金利差のどちらでしょうか。より長いスパンで、ドル円と日米ベースマネー比率
の関係を見ると、一定の相関性があった両者の関係でしたが、
それはそれ以前と連続性があったわけではなさそうです。

長いスパンで見たドル円と日米ベースマネー比率の関係からすると、
2009年以降のFRBの量的緩和(QE)などによるベースマネー比率の変化の示唆ほど、
実はドル安・円高にはなっていなかったようです。

では、なぜ2009年以降はベースマネー比率の変化が示唆するほどのドル安・円高に
ならなかったのか。別な言い方をすると、この前後のドル円を説明できるのは何だったのか。
2005年以降の日米2年債利回り差とドル円のグラフを重ねてみると、両者は一定の相関関係が
続いていたといえそうです。

要するに、2009年以降、日米ベースマネー比率が示唆するほどドル安・円高にならなかったのは
金利差で説明できそうです。そうであるなら、現在、その金利差から大きく乖離したままの
ドル高・円安が、果たしてこのまま進むのでしょうか。

先週末、米財務省の半期為替報告書が日本の円安誘導をけん制したとの報道などから、
円安にブレーキがかかるところとなりました。この円安けん制に意味があるかということより、
最近の円安が、勢いづくあまり、オーバーシュートの側面が目立つものになっていたとするなら、
その修正が入るきっかけになる可能性はあるのかもしれません。

2.円安、2015年以降125円の具体的理由

私は、これ以上円安が進まないと考えているわけではありません。
あくまで、最近のような金利差と乖離したドル高・円安の継続には限界があると
考えているだけであり、
今後は米金利大幅上昇により、金利差が大きく拡大し、一段のドル高・円安を正当化する
構図に変わっていくと考えています。

ところで、そんな米金利大幅上昇の大前提は、
やはり現行のFRB超金融緩和策の終了ということがあるでしょう。では、それはいつになるのか。
FRBの政策金利、FFレートに日本の株価、日経平均を見ると、両者には一定の相関性があり、
しかも日経平均に先行性があるようです。

たとえば、FRBは1999年から、そして2004年から利上げを開始したわけですが、
それは日経平均が底打ち、上昇本格化となってから1年前後経過してからでした。
さて、そんなこれまでの経験則からすると、昨秋からの「安倍株高」は、FRB超金融緩和終了、
利上げ開始の前兆の可能性があるでしょう。

FRBが年内にも出口政策をはじめ、2014年からいよいよ利上げも始まるとして、
米金利が大幅に上昇し、日米金利差の大幅拡大が始まることで、
100円を大きく超えるドル高・円安もいよいよ正当化されるようになると、私は考えています。

ちなみに、過去のドル高・円安トレンドでは3年半程度も続いたケースがありました。
今回も同じようになるなら、2011年11月から始まった今回のドル高・円安は、
2015年以降まで続く計算になるわけですから、あと2年以上続く見通しになります。
ではそんな円安はいくらになるのか。

これまでのドル高・円安は日米の卸売物価基準の購買力平価に戻ったところが限界でした。
ただ、その限界は少しずつドル高・円安方向へ拡大し、日米消費者物価基準の購買力平価に
接近してきたようです。これは、「黒字大国ニッポン」の変化に象徴される構造変化を受けて、
円安限界水準のより円安方向への下方修正が起こっているということではないでしょうか。

これまでの円安限界水準だった日米卸売物価基準の購買力平価は足元95円程度ですから、
かつてなら円安はもう最終局面だったのでしょうが、
今回の円安は足元125円程度の日米消費者物価基準の購買力平価を目指す動きとして、
さらなる「続編」を残していると私は考えています。

最後に、株価の見通しについても少し述べてみたいと思います。
経平均は米国の政策金利、FFレートと一定の相関関係があり、とりわけ天底のタイミングが
ほぼ一致してきたことがわかります。世界経済のリード役である米国、その政策金利とは
世界景気そのものといえるでしょうが、それと日経平均がこのように相関関係にあるということは、
日経平均が典型的な「業績相場」であることを示しているでしょう。

業績相場とは、景気がよく業績が上がれば株高になるといった具合に、株価と金利が基本的に順相関の関係にあることをいいます。そんな典型的な業績相場の日経平均の上昇が終わるのは、FFレートの上昇が終わる前後、つまり米利上げが終わる時ということです。

かりに米利上げが2014年から始まり、普通利上げ局面は1-2年続くので、2015-2016年まで利上げが続く見通しになります。それと、基本的に順相関で日本の株高が続くということですから、日本の株高も2015-2016年にかけて続く見通しになるわけです。

ところで、≪資料7≫は、FFレートに米株、NYダウを重ねたものです。同じ米国同士なのに、両者に相関関係があるようには見えません。とりわけ、ここ数年は、FRBがゼロ金利政策を続ける中で、NYダウは最高値更新となってきたわけです。

このように、利下げを好感し株価が上がる、逆に利上げを嫌気して株価が下がるといった具合に、株と金利が逆方向に動くことを「金融相場」と呼びます。≪資料7≫を見ると、最近にかけての米株高は、ある意味で空前の金融相場といえるかもしれません。

金融相場の米株高は、これから米利上げへの転換に伴う金利上昇が広がるようなら、それを嫌気して下落する可能性があるでしょう。これから金利上昇が本格化に向かうなら、「業績相場」の日本株はそれと共存する上昇相場が続く一方で、空前の「金融相場」だった米株は上がり過ぎの修正が入ることで、日本株の割安修正が起こると考えられます。

それは、世界的に歴史的金利低下が続いた中で、金利と順相関の「業績相場」日本株が空前の割安拡大となった動きが逆流するということでしょう。その意味では、2015-2016年まで続く日本の株高で、株価水準がいくらになるかは、米株の水準次第で変わってくる可能性があると思います。(了)

「異次元の円安」実現までには一波乱ありそう(吉田 恒)

異次元の「黒田緩和」は、2013年末110円、2014年末130円といった、
「黒田緩和」以前は一般的に想定されなかった、その意味では「異次元の円安」を
もたらすのでしょうか。それは現時点では、まだ微妙だと思います。

2009年以降のドル/円は、ある程度ベースマネー比率と連動してきたように見えます。

そしてそのベースマネー比率は、4月4日の黒田日銀による「異次元の緩和」を受けて、
大幅に変化する見通しとなりました。ベースマネー比率にドル/円が連動するなら、
2013年末110円、2014年末130円のドル高・円安を示唆するところになった
可能性があるわけです。

ただ、2009年以降の両者の相関性では、少なくとも2006年以前は説明できないようです。
では、2006年以前、ベースマネー比率が示すほどに、
ドル高・円安にならなかったのはなぜでしょうか。

2006年以前、ベースマネー比率が示唆したほどドル高・円安にならなかった動きは、
日米金利差とはほぼ連動していたようです。別の言い方をすると、金利差の拡大が
限定的だったので、
ベースマネー比率が示すほどのドル高・円安にならなかったということでしょう。

さて、水準は違いますが、最近もベースマネー比率が示す大幅なドル高・円安ほど、
これまでのところ金利差が拡大していないということでは2006年以前の構図に似ているでしょう。
そうであるなら、このまま金利差が拡大しなければ、
ベースマネー比率が示す「異次元の円安」がそのまま実現するかは
微妙ということになるでしょう。

私は、「黒田円安」はバブルというほどではなく、
金利差拡大の先取りということが本質だと思っています。

ただその金利差拡大が追いついてくるまでは、
2013年末110円、2014年末130円といった「黒田円安」実現も一筋縄ではいかない、
紆余曲折はあるだろうと考えています。 (吉田 恒)

『日米の金利差 拡大』(日経新聞 2013年1月30日)

日経新聞 2013年1月30日(水) P.19 マーケット総合面
『日米の金利差 拡大』

『10年債1.2%台、10ヵ月ぶり水準』
 日米の国債利回りの格差が10ヵ月ぶりの水準まで拡大した。

欧州債務問題への懸念の後退や、米国の景気指標の改善を手掛かりに
米金利が上昇する一方、
日本の金利は金融緩和が長引くとの見方から低めで安定しているためだ。

中央銀行の姿勢の違いを背景に金利差が広がれば、欧米の高い金利を求める資金の
動きで円安が進みやすくなる。

『円安を促す材料に』
10年物国債(償還の期間が10年の長期国債)で見た日米の金利差は29日、
1.2%台前半となった。

28日には米10年債利回りが一時9ヵ月ぶりの2%に到達し、
金利差が4月上旬以来の水準に広がった。

欧州の債券市場では独10年債の利回りが上昇し、日独の金利差も10ヵ月ぶりの
高い水準にある。
 
米金利上昇のきっかけは欧州債務危機を巡る情勢の変化だ。
欧州中央銀行(ECB)が金融機関の資金繰りを支援するため実施した資金供給オペで、
先週末に金融機関が予想を上回る資金を早期返済すると発表した。

金融機関への無制限の資金供給により資産を膨らませてきたECBが
「早くもバランスシートを縮小させる(注)」(国内証券)と驚きを与えた。

米国では昨年12月の耐久財受注額が予想を上回り、景況感が改善。
安全資産とみられる米債券の売りにつながった。

SMBC日興証券の島津洋樹債券ストラテジストは「このペースで米経済の回復が続けば、
米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和の縮小に動く」とし、2013年半ばにも米10年債
利回りが2.3%〜2.5%程度に上昇すると予想する。


対照的なのが日本の10年債利回りだ。
0.7%台半ばの水準でほぼ安定している。

「日本の債券投資家はデフレ脱却が長引き、日銀の金融緩和が長期化するとみており、
金利は上がりにくい」と島津氏は語る。

日米の金利差の拡大は円安を促す材料になる。
円相場は2ヵ月あまりの間に対ドルで10円以上も円安が進行。

ただ米長期金利が上昇し、
「金利水準からみて(円相場の)適正水準が近づいてきた」
(JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉チーフFXストラテジスト)
との見方も出ている。

29〜30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開くFRBが景気の見通しを
上方修正するかどうかが当面の焦点だ。

米国で緩和の出口(=金融緩和政策の終焉)が見えてくれば、緩和強化を迫られる
日銀との違いがより鮮明に意識されそうだ(=日米の金利差の拡大が予想されやすい)。 

日経新聞 2013年1月30日(水)P.9 国際2面
『世界のマネー、株に回帰』

『景気への不安後退』=1週間で2兆円、債券からシフト=
2008年の金融危機以降、米国債など安全資産に逃げ込んでいた投資マネーが
株式に向かい始めた。

世界の株式ファンドへの資金流入は年明けに、週間ベースで約5年ぶりの金額を記録。
米国や中国など世界景気の不安が和(やわ)らぎ、日米欧の金融緩和も株高を支える。

一方で、米長期金利は一時2%台に乗せ、
金利は上昇(債券価格は下落)の兆しが出てきた。

『米長期金利一時2%台』
市場では、米国を中心に債券から株式へと資金の流入先が変わるマネーの
「大転換」を読み取る向きもある。

米調査会社EPFRグローバルの集計では、今月9日までの1週間で世界の
株式ファンドに222億ドル(約2兆円)の資金が流れ込んだ。

世界金融危機前の07年9月以来の高水準。
特に新興国ファンドへの流入額は過去最高で、投資家のリスク回帰が鮮明だ。

米銀行大手バンクオブアメリカ・メリルリンチのマイケル・ハートネット氏は
「マネーの大転換が起きている」と主張する。

約5年ぶりに「債券」から「株式」への本格的な資金移動(リスクオン投資姿勢(注ぁ法砲
起きているとの読みだ。


08年の金融危機から昨年まで、世界の投資マネーは米国やドイツなど安全とされる
国々の国債に流入。
これに伴い、先進国の長期金利は歴史的な水準まで低下していた。

「債券バブル」とも呼ばれてきたが、ここに来て潮目が変化。
米長期金利の指標である10年物国債の利回りは28日、
約9ヵ月ぶりに一時2%台に乗せた。

調査会社リッパーによると、米国債ファンドは1月中旬まで9週連続で資金が流出した。

代わってマネーの受け皿になっているのが株式市場だ。
ダウ工業株30種平均は年初から一本調子で上昇し、
約5年3か月ぶりの高値圏内にある。

07年10月に付けた史上最高値(1万4164ドル)も視野に入る。
新興国市場も総じて堅調だ。


世界最大の運用会社、米ブラックロックのロレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)
は「世界経済の減速が長引くとは思わない」と指摘する。
米国では雇用や住宅で明るい材料が増え、景気の回復期待が浮上する。


 腰折れが懸念された中国も製造業の景況感に持ち直しの兆しがある。
世界景気への悲観ムードの後退が、投資マネーを株式に向かわせている。

先進国の金融緩和というプラス材料もある。
日銀は22日無期限の金融緩和を決めた。

米ヘッジファンド大手アパルーサ・マネジメントのデイビッド・テッパー氏は
「未曽有(みぞう)の緩和マネーや底堅い世界景気など株高の条件がそろっている」
と強気の姿勢を見せる。

もっとも、米国では連邦債務の上限引き上げ問題などが依然くすぶる。
欧州債務危機も完全に収束したとはいえない。

株式回帰を鮮明にするマネーだが、金融市場で不測の事態があれば再び
「質への逃避」が起きる可能性もある。


ドル円のポイント(2013.04.14)

#4年ぶりの円安水準となる1ドル=100円を前に膠着状態。

#4月12日、米財務省が、日本の金融政策が通貨安を目的にしていないか注視するとの見解を示す。
円買い戻しの動き。

#4月18日より、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控え、様子見姿勢強まる。

#市場では、「日銀の金融緩和を受けた円安の流れは変わらない」との見方が大勢。

#週明け以降、円が買い戻される調整局面を経て、再び円安基調に戻り、
1ドル=97〜100円の間でもみ合う。

#昨年秋から円安を主導してきた、海外投機筋の円売りの勢いは続いている。
投機筋の動きを示すシカゴ・マーカンタイル取引所の通貨先物取引の「非商業部門」の売買動向を見ると、
9日時点の円の売越額は1兆円に迫り、勢いは衰えていない。

#生命保険会社や個人など国内投資家の動向が、新たな円の売り手として、
市場参加者より注目されている。
金融緩和で、日銀が国債を大量に買うと、長期金利が低下するので、より高い金利を求めて、
日本の投資資金が海外に向かう、との読み。

#バークレイズ証券が4日の日銀の金融緩和後に国内投資家に調査したところ、9割近くが、
外債投資を増やすと回答した。
ただ、生保は外債投資で為替リスクを回避するヘッジ売買(先物の円買い・外貨売り)をすることが多く、
「為替相場への影響は小さい」(海外証券)との見方もある。

#1ドル=100円を超えて円安が進むタイミングは、18日から、ワシントンで開かれるG20。
市場では「金融緩和の結果として生じる円安は黙認される」との見立てが支配的。

#円売りの主役が実需ではなく投機だった場合には、
100円を付けた後に、円買い戻しの現象が起こる可能性が高まる。

#2005〜07年の直近の円安局面では、低金利の円を調達して、高収益を狙える、
新興国やユーロ周縁国の金融資産に投資する、「円キャリー取引」が先導役だった。
ファンドは、新興国株などで、高収益を得られたため、すぐに、円を買い戻す必要に、
迫られなかった。ところが今回の状況は、それとは異なり、新興国経済は力強さを欠き、
先進国は、超低金利政策を強いられている状況であるため、
ファンドが大きな利益を狙うには、円を買い戻して、為替差益を得るしかない。

#もともと、年初の市場関係者の予想では、貿易赤字などの需給要因を材料に、
年末にかけて、少しずつ100円を目指す、円安シナリオが多かった。
ところが、異次元緩和によるサプライズを受け、その半年以上も前に、
100円が目前に迫ってきた状況。


#実勢の円相場から、ファンドなどの投機的な売買分を除き、
需給要因だけで算出した推計値は、1ドル=85円程度。
実勢相場とは15円近い開きがある。
これまでファンドは、実勢相場と推計値が、5〜10円開いた段階で、
利益確定に動いており、今回は異例の開きになっている格好である。



#節目の100円を達成すれば、市場は、当面の円売りの目標水準を見失う。
ファンドが、利益確定の円買い戻しに動くには、絶好の機会になる。
円が買い戻される場面では、今回の円急落時に、円を売り遅れた、
個人の外為証拠金(FX)取引による円売りが出ることも予想されるが、
今後は、実勢相場と推計値の開きが、10円程度まで縮む、
1ドル=95円程度をうかがう円安の調整局面に向かう状況も予想され、
注意を要する。



日米金利差は縮小傾向、短期的には下落を警戒(神田卓也)

日米金利差は縮小傾向、短期的には下落を警戒 (4月10日(水)17時17分)

ドル/円は、98円台では押し目買いが入るものの、
99円台では利益確定の売りが出るなど、
「100円の壁」を意識した展開となっている。


日銀が、「異次元緩和」を導入したにも関らず、本邦長期金利(10年債利回り)が、
決定会合前の水準を超えて上昇している事が、重石となっているようだ。


本邦長期金利の低下により、機関投資家が外債投資を増やすとの思惑が、
海外勢の円売りの拠り所のひとつとなっているだけに、本邦長期金利が上昇する中で、
米国債利回りが低下する事になれば、海外勢が円の買い戻しに動く可能性もある。

中長期的な、円安の流れを変える材料になるとは思えないが、短期的な視点では、
円の上昇に、警戒が必要だろう。

足元では、米経済指標に、冴えない結果が目立ち始めたため、量的緩和の早期縮小と、
ドル高への期待が萎みつつあり、米10年債利回りは、1.7%前後まで低下している状態だ。
(神田卓也)

吉田恒語録(2013.04.01−2013.04.12)

吉田恒語録(2013.04.01−2013.04.12)

#ユーロ円131円まで上昇で思うことは、1999年ユーロ誕生が132円、1.18ドルだったので、
ユーロ円は、そのスタート地点まで戻ったのに対し、対ドルでのユーロがいかに高いかということです。

#ドル円100円突破を巡る攻防続いていますね。突破したら、防戦売りの買い戻しで、一気に、
101円近くまでドル急騰、その後は、ロング筋の利喰いで、99円台前半までドル急落、
といった乱高下になるか注目です。

#私は、長期円安時代に変わったら、ある意味で、外貨運用はやらないことがリスク、
といった状況になっていく可能性すらあると思っているので、
投資教育はとても必要になると思っています。

#「↓」について、本気で、QE早期終了思惑になったら、米株が下がると思います。米株は、
利上げ開始の1−2ヶ月前に、頭打ちになるパターンがありますが、今回は、それがQE終了の前になると、
私は考えています。

#昨日は、FOMC議事録で、QE年内終了思惑が浮上し、米金利上昇とされましたが、ただ、
4月初めの「NFPショック」前のFOMCだったことなどから、本気で受け止められてはいないようです。

#知人の有力アナリストによると、100円突破なら、それまで防戦的にショートを積み上げてきた向きからの
買いで、100円後半までドル急騰。その後はロング筋の利喰いで99円前半までドル反落、
という見方のようですが、さて?

#ドル円、いよいよ100円の大台突破含みになってきました。100円突破なら、一時的に乱高下するとの
見方もあるようです。

#一方で、101円は、2004年、2000年までそれぞれ続いた円高局面の終点となるなど、
重要な価格だっただけに、目先においても大きく抜けるのは難しいとの見方が基本のようです。

#一服ついたものの、ドル円は、まだ大きく円高に戻す感じはあまりないですね。少なくとも、
週明けの「マド」、97円後半を埋めるまでは、円安の大きな流れが変わる感じは出てこないでしょう。

#4月4日、「黒田緩和」からの急激な円安も、ようやく9日は一服しました。ドルは、対円で、
3日以来の陰線引けとなりました。ただ、クロス円は、ユーロ円も豪ドル円もまだ陽線が続いています。

#それにしても、ドル円の90日線からの乖離率も、再びプラス10%程度に拡大。
プラス10%以上に拡大したのは、これまで3回程度しかないので、すでに、円安は、
短期的な行き過ぎとなっており、いつ一巡してもおかしくなさそうですが。

#ドル高・円安凄いですね。かろうじて小休止した99円後半は、2007年6月からのドル下げ幅の、
半値戻し水準ですが、今のムードからすると、これで100円を越えられないままに止まる感じも、
なさそうですが。

#それにしても、円安・株高の「アベクロ相場」に目先の死角があるなら、「↓」の債券、
円金利動向だと、私は思っています。

#私が個人的に注目している、先週金曜日急落した日本の債券相場は、週明けは、
横ばいでのスタートのようですね。米雇用統計が悪く、日銀が債券購入を始めることからすると、
下がらなくても、つまり金利上昇しなくても、不思議はないですが。

#CFTC統計によると、米ドル買い越しは、28万枚で、過去最高を更新。
米ドルの「買われ過ぎ」も未踏域の拡大が続いているので、いつ一巡で、逆流のドル売りに転じても、
おかしくなさそうなのですが。

#CFTC統計によると、円売り越しは4月2日現在で7.8万枚。3月12日の9.3万枚から比べると、
日銀会合前に円買い戻しが入っていたことがわかります。ただそれにしても、円売り再拡大の余地は、
限られそうなのですが。

#一応は、4日の日銀会合前に円を買い戻した結果、ドル買い・円売り余力が拡大していたということは、
あるでしょうが、それにしても、ほんの2−3日で92円から98円まで一本調子で円安が進む、
エネルギーの説明はまだわかりません。

#ドル高・円安止まりませんね。先週金曜日は、日本の債券急落・金利上昇、そして、米雇用統計の、
ネガティブ・サプライズなどドル売り・円買い材料も多かったのに物ともしない感じです。

#本日ツイートで注目してきたように、日本の長期金利、昨日から、一転急反騰になったようですね。
そして、金利低下が止まると、円売り、株買いも止まったようです。

#「↓」について、本日3本目の会員向けブログに書きました。私は、基本的には、
日本の長期金利低下が止まると、円売り、株価買いも一服する可能性があると考えています。

#今回の黒田日銀の決定は量的緩和、つまりQEですが、米国では 
QE決定後は金利上昇となっていました。今回の「黒田QE」では逆に金利低下となったわけですが、
一時的の可能性がありそうです。

#「黒田サプライズ相場」持続性の鍵は日本の長期金利低下だと考えています。
ところが、それはすでに、90日線からの乖離率などで見ると空前の「下がり過ぎ」。
円売りが一巡するのは、この長期金利低下が止まる時ではないでしょうか。

#ドル円は、あっという間に、3月の高値を更新してきました。どこまで続伸するかは、
ちょっとまだわかりませんが、大きく円高に戻す可能性はいよいよ後退したのではないでしょうか。
「黒田サプライズ」で、円安、株高が一気に再燃となっています。私からしても、
予想以上の金融緩和強化だったと思っています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
広告
広告
広告
広告
広告
広告
広告
Categories
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Recent Comments
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ