川崎宮前区通り魔事件

2007(平成19)年



加害者の鈴木洋一(事件当時26歳)

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加害者の鈴木洋一

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宮前区の路上通り魔 容疑者を逮捕



川崎市宮前区の路上で、2007(H19)年4月5日、
帰宅途中の保険会社員の女性(40)が、
背後から刺されて重傷を負った通り魔事件で、
神奈川県警捜査1課と宮前署は、20日、
同市高津区久末、会社員、鈴木洋一(ひろかず)容疑者(26)を、
殺人未遂容疑で逮捕した。
鈴木容疑者は「私はやっていません」と否認している。
同課は同署に捜査本部を設置し、
詳しい動機などを追及する。

調べでは、鈴木容疑者は、5日午後10時25分ごろ、
同市宮前区野川の路上で、
女性の背中と腰の2カ所を刃物で刺し、
1カ月の重傷を負わせた疑い。

鈴木容疑者は事件の約1時間後、
左手の指に切り傷を負った状態で宮前署を訪れ、
「レンタルCDを返しに行く途中で、包丁を持った男を見かけた。
後をつけると、
男は前にいた女性に襲いかかった。
止めに入ったが、振り向きざまに左手を切られた」などと説明。
女性を介抱しなかったことについては、
「救急車の音が聞こえ、女性も大声を上げたので、
誰かが介抱すると思った」と説明していた。

同課は、
鈴木容疑者が事件を目撃したと説明しているにもかかわらず、
すぐ警察に届けなかった点などを不自然とみて、
6日夜に、容疑者不詳のまま、
自宅を殺人未遂容疑で家宅捜索。
室内から押収した血の付いた衣服などの鑑定を進めていた。

さらに、現場周辺で聞き込み捜査を続けたが、
鈴木容疑者と男がもみ合っているような姿の目撃証言はなく、
現場には、鈴木容疑者と被害女性しかいなかったと判断。
被害者の女性も刺した男に「似ている」
と話していることなどから、逮捕に踏み切った。

殺人未遂事件の現場から約1キロ北西の
同市宮前区梶ケ谷の市道トンネル内では、
昨年2006年9月、
深夜に帰宅中のアルバイト女性(27)が刺殺される事件が発生。
05年3月にも、
同市高津区梶ケ谷4で帰宅途中の女性(当時43)が、
オートバイの男に、
背中を切りつけられ重傷を負う事件が起きた。
捜査本部は、両事件との関連についても、
慎重に捜査を進める方針だ。


容疑者「ごく普通の人」…周辺の住民


「これから病院に行って『逮捕になったよ』と伝えたい」。
被害者の夫(41)は、
容疑者逮捕に複雑な表情を見せた。
鈴木容疑者は20日午前5時50分ごろ、
捜査員数人に囲まれて、川崎市宮前区内の実家を出た。
野球帽を深くかぶり、ワンボックスワゴンの後部座席に乗り込んで、
宮前署に向かった。

自宅周辺の住民によると、鈴木容疑者は、04年8月に、
新築の団地に移り住んだ。
妻と就学前の子供2人と同居。近くの無職男性(65)は、
「話すとニコニコする人で、
奥さんが2人目を産む時も、よく上の子の面倒を見ていた。
まさかあの人が」と驚いていた。

30代のパート女性は「週末に、よく家族で遊びに行く姿を見た。
会えばあいさつをする、ごく普通の人です」
と、信じられない様子だった。
高校時代の同級生の女性(26)は、「不良というわけではないが、
少し変わっているところがあった。
暴力を振るうというよりも、やられるタイプだったので、
事件は信じられない」と驚いていた。

高校時代は、女性関係のトラブルが多く、
親しい友人も特にいなかったという。
被害者の女性は、
川崎市内の病院の集中治療室から一般病棟に移り、
現在も入院したまま治療を続けている。
夫は、事件の話は本人が怖がるので、
これまでは一切していないという。


「お答えできません」30回以上 

宮前区通り魔公判被告人質問で  



川崎市宮前区の路上で昨年4月、
帰宅途中の女性会社員(当時40歳)が刺されて重傷を負った
通り魔事件で、
殺人未遂罪に問われた住所不定、
無職鈴木洋一被告(27)の第3回公判が
2008年4月28日、
横浜地裁川崎支部(加登屋健治裁判長)で開かれた。

初めて行われた被告人質問では、
検察側からの30以上の質問に対し、
鈴木被告は一貫して
「お答えできません」と繰り返した。

今回の公判から、
陪席の裁判官1人と検察官1人が交代したため、
冒頭、検察側が再び起訴状を朗読。
加登屋裁判長が改めて認否を尋ねたが、
鈴木被告は「間違いです」「(第1回と)同じです」と述べた。

この日の法廷では、
検察側が被害者の飛沫(ひまつ)状血痕が検出された
運動靴を証拠品として
改めて示し、加登屋裁判長らが、
公判の経過を説明。
鈴木被告は時折、ため息をつくなどして聞き入っていた。

この後、被告人質問に入り、
検察側は鈴木被告に対して、
「(認否で述べた)起訴状の間違いとは、
具体的にどこか」とまず尋ねたが、
鈴木被告はしっかりした声で
「お答えできません」と答えた。

さらに、検察側は「刺したか刺してないかも言わないのか」
「被害者はあなたが犯人で間違いないと証言しているが、
反論しないのか」などと、計30以上の質問をしたが、
鈴木被告はすべての質問に「お答えできません」
と供述した。

次回公判は5月21日で、証人尋問が行われる予定。

(出典:読売新聞 2008年4月29日)  


川崎通り魔:1審の懲役10年を支持 

東京高裁


川崎市宮前区の路上で07年、
通りがかりの女性会社員(当時40歳)を刺し、
重傷を負わせたとして殺人未遂罪に問われた、
無職、鈴木洋一被告(28)の控訴審判決で、
東京高裁(若原正樹裁判長)は、2009年4月13日、
懲役10年とした1審判決(08年7月)を支持し、
検察側、弁護側双方の控訴を棄却した。
弁護側は無罪を主張して控訴したが、
判決は「被害者が助けを求め移動する過程で、
被告が後方至近距離にいた瞬間があった」 などと退けた。
検察側は量刑不当を訴えたが、判決は、
「同種事件と比較して刑が軽すぎるとは言えない」
と述べた。
(出典:毎日新聞)



通り魔刺傷、懲役10年確定へ 

28歳男に最高裁  


川崎市で2007年、
帰宅途中の女性会社員が
背中を刺され重傷を負った通り魔事件で、
最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は13日までに、
殺人未遂罪に問われた
無職鈴木洋一被告(28)の上告を
棄却する決定をした。
懲役10年とした一、二審判決が確定する。
決定は2009年8月12日付。

被告側は「襲われていた女性を助けた」などとして、
無罪を主張していた。

一、二審判決によると、鈴木被告は07年4月5日夜、
川崎市宮前区の路上で、
当時40歳の女性会社員の背中を刃物で2回刺し、
3カ月の重傷を負わせた。

一審横浜地裁川崎支部は
「被害者を助けに入った犯行の目撃者と名乗り出て、
捜査のかく乱を試みるなど、
責任回避の態度は卑劣」と指摘。
二審東京高裁も
「面識のない無防備な女性を背後からいきなり刺し、
理不尽で悪質」として懲役10年が相当とした。
(出典:共同通信)


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補 遺


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