刑務官のブログ
※2005年〜2006年にかけて合計5回更新された。(YAPLOG)
ブログ名は「鬼看守日記」



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はじめまして
May 09 [Mon], 2005, 19:24

東海地方で看守(刑務官)やってます,鬼看守と申します。
地元の友人の強い勧めでプログを立てることになりましたとさ・・・・
本職は何事も持続しません。いつまでつずくことやらW
守秘義務に抵触しない程度で,塀の中の出来事,日常のどうでもい
いことを,おもしろおかしく書き込んでいこうと思います。
gohさンプログ立てたとですよ!初プログに本職興奮気味,ティ●ポ
がガチ×2でつwww





荒らされた!!(w
May 12 [Thu], 2005, 19:43

コメントにAAネ申降臨!!!なんてこった,コメントのほうが盛り上が
ってるじゃないですか!!!
というわけで,本日は夜勤明けであります。今日も香ばしい連中の相
手をしてきたわけで・・・
今日は,元カノのA子さんが来ております。まだ来てくれるのね・・・彼
女には,バレンタインデー前日に逃げられたとです(涙)バレンタインデ
ーに彼女からもらった物は,チョコレートではなく,引導でしたWWWし
かしながら上記のように,今でもダラダラと,こんな関係が続いている
わけでありまして・・・・
看守も人の子,寂しい日だってあるんだよっ!





塀の中のプレイボーイ
May 20 [Fri], 2005, 22:20

本日夜勤明け。夜勤はキツいです。さて,久々の書き込みとなりましたが,
今回のテーマは,私の心に残る,被収容者たちの香ばしいセリフ,図々し
いセリフなどをランキングしていきたいと思います。ランキングするまでも
なく,どれもこれも素晴らしい語録ですが・・・wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
☆5位
『アンタの侮辱するような態度が気に食わない,オレはアンタを訴える,絶
対に勝訴するのは俺だ,』
◎コメント『権利を主張する前に義務を全うしなさいw』
☆4位
『味噌汁がぬるい,アンタに言っても無駄だ,上司を呼べ』
◎コメント『文句あるなら刑務所くるな!(実際,味噌汁はぬるくない)』
☆3位
『ラジオ放送を野球に変えてくれ,何っ?できない?上を呼べ!』
◎コメント『・・・・・ハァ?』
☆2位
『脳に電波が飛んでくるんです,どうにか止めてください。じゃないとオレ,
オレ,・・・』
◎コメント『あと10分したら止まるから安心しなさいw』
☆1位
『オレにそんな態度とっていいのか?ああん?ここ出たらアンタをチャカで弾
いてやんぜ?おぅ!?そもそも刑務官ってのはそんなに偉いのか?オレもア
ンタも同じ人間だろ?同じ立場でものを言わんか!』
◎コメント『同じ人間だが,私は犯罪者ではない。文句があるなら刑務所なん
かに来るな。だれも来てくれだなんてお願いしてないぞ』
それぞれ,その後激しい言い合いになっています。正直疲れます。昨年スト
レスから10円ハゲができて,今も完治しないまま。なんでこの人たち,刑務
所に入ってまで,ここまでワガママ言えるのでしょうかね。だって人権の時代
ですもの。





たまには真面目にw
May 25 [Wed], 2005, 4:17

最近の仕事の雑感です。守秘義務のため,具体的な刑名と刑期は書けま
せんが,受刑者A,彼の犯した罪は,人間の所業とは思えない悪魔の所業
です。Aは,とある犯罪で,長期の懲役刑を受刑中の者です。
もし,私の愛すべき人が,その犯罪被害者だったら・・・・・と想像してみました。
刑務官としての立場,自分が受ける様々な不利益のこと,そんなことは承知
の上で,一個人として報復を行うと思います。
私たちの仕事とは,犯罪者の改善更正が目的であると掲げられています
が,犯罪被害者たちは,我々刑務官に何を期待しているのか。 悲しい思い
をした人々は皆,犯罪者に対し改善更正を願うのでしょうか。時代が変わろ
うとも,人間の根本的なものは変容しません。
ハンムラビ法典「目には目を」これを同害報復(タリオ法)といいます。刑事
政策の根底にあるものです。傍観者は改善更正を謳います。もしくは,無関
心のどちらかです。犯罪被害者の怒り,悲しみは,きれいごとでは済まされ
ません。よって犯罪被害者が刑務官に期待するもの,それは犯罪者への報
復ではないのでしょうか。 来る日も来る日も,したたかな受刑者たちの愉快
な日常を見ていると,犯罪被害者が浮かばれないと感じます。海外の刑事政
策には,「拘禁しているだけでも十分に刑を与えている」とする考え方もありま
すが,私は素直にそうは思えません。
不謹慎な話になりますが,平成14年の「名古屋刑務所事件」これにつ
いて,マスコミと人権擁護団体は騒ぎ立てたものの,世論は大して騒がな
かった。「犯罪者なんて殺されても構わない,殺されて当たり前だ,犯罪者
などどうでもいい」なんて声も聞こえてくるような気がします。実際に騒ぎ立
てられている点というのは,受刑者を死なせてしまったこと自体ではなく,公
務員叩き,または,公権力の批判にあると思うのです。
刑務官が為したそれらの行為を正当化しているつもりはありません。しか
し,全てが間違いであるとも思えません。来月その審判が下ります。





刑務官3年目の所感
June 01 [Wed], 2005, 23:38

刑務官三年目に突入しました。最近悟ったことがあります。仕事を淡々と
こなす人,仕方なく続けている人の違いは,「刑務所に染まっている」かど
うかの違いにあります。良くも悪くも刑務所に染まった方々には,この職
場は天国に違いない・・・はず・・・
なんなのだろうか,「染まる」がどういうことか説明しにくい。例えば規律
違反行為の取り締まりについてですかね。「夜中にトイレの水を流した」
「運動時間外に腕立て伏せをしていた」「嫌いなおかずを別の人にあげ
た」・・・こんなことを検挙するのを馬鹿げていると感じます。そう思う,思
ってしまう時点で刑務官失格なのですよw
百戦錬磨の犯罪者に,こんなローカルルール押し付けてもなぁ,とか思
いますね,実際。
規律を守らせることにモチベーションを感じないのですよ。実につまら
ない。そのように,ふと,冷めてしまうのです。そこに使命感を見出せた
ら,「染まった」人なのではないのかと。
私には無理であります。
でも仕事ですからね。見て見ぬふりはできません。おっ!?腕立て伏
せ発見!!
官:「ほっほー,いいのかそんなことをして?」
懲:「いやぁ,腰が悪いもんで」
官:「オレは言い訳を聞きたいわけじゃない。」
懲:「すいませんでした」
官:「いいかぁ!次から気を付けるように!」
よって,私が思うところは,取り締まる努力よりも,させない努力が大
事かと。やる気がない中にも,責任感は感じているのですよ。
でも・・・・・・仕事つまんねー
海上保安官が,韓国のアナゴ漁船にさらわれたというニュースを見まし
た。トンカツ1枚つまみ食いした受刑者を叱り付ける我々とは,同じ国家
公務員としてスケールが違いますな(w  海保が「海猿」なら,刑務所は
さしずめ「檻猿」といったところでしょうかwww
次回は,「vs女子刑務官のブログ〜研修ラヴ編〜」をお送りしたいと
思います。