平成24年度の介護報酬改定についての諮問書が公開されました。

うちに関わってくるのは通所介護と訪問入浴。
ざっと見たところ、訪問入浴は従来通りで変更はなしの模様。

問題は通所介護。
以前もここで(日記は楽しくと思っているので極力こういったことは
書かないようにしているのだけど)「通所をつぶす気か!」と書いたことがあったけど
予想通り、厳しい内容でした。

何が一番厳しいって、サービスの時間区分の変更でしょう。

時間区分の見直しに伴い基本報酬(一日当たり)が再編され、
うちのような通常型事業所では、現行6~8時間の報酬(677~1125単位)が、
5~7時間で602~1026単位に、7~9時間で690~1188単位になります。

大体、資料に挙げてあったけれど、従来6~8時間で行っている事業所は
6時間半のサービス提供が多く、
それが軒並み変更するかどうか方針の変更を迫られることになるのです。

報酬単価が出てからと思っていたけれど、
これは時間を伸ばさないとかなりの減収となることは必至ですが、
単にサービス時間を伸ばせばいいかという問題でもなく、
資料には長時間のサービスを求める声が多かった云々と書かれていたけれど
ご家族(ご本人も望むことがあるだろうけど・・現場にいる限りは微妙)が望んでも
ご本人が体力的にもたない、精神的にもたない場合はあるし、
施設側としてもスタッフの勤務時間に関わってくるので
就業規則を変更して対応する必要が出てくるでしょう。

送迎に関してもこれでは近場の方しか迎えに行くことが難しくなり
遠方から「このサービスを受けたい」と希望される方を
お断りせざるを得なくなる可能性も出てくるかもしれず、
利用者の方のためと言う割にはその思いに逆行していることにならないかなと。

せこいのは同一建物に住んでいる利用者の方からは送迎分を報酬から差し引くというもの。
介護報酬には送迎まで含んでいるからという論なんだけど、せこいっ!

個別機能訓練も報酬が厳しくなっているし、
大体、介護報酬のハードルを挙げておいて、体制加算とか、処遇改善加算とかだけで
質のいいスタッフが集まって定着すると思っているところが信じられない。
体制加算だって利用者の方に負担を強いることになるんじゃないかと
事業所はそういうことまで考えていたのに。

在宅生活が出来るように支援するのであれば
それをフォローするところの質を上げるのは当然だけど
質のいい職員がこなければ意味がないし、出来ない。
(質のいい職員というのは色々な意味を含むけれど・・・・・)
質のいい職員はどうしたら雇用出来て、定着するのか、
こんな改正じゃ出来ないということぐらい子どもでも分かるんじゃない?

これじゃ、利用者の方も家族も事業所もみんな救われないです。