「たまゆら」という作品をご存知でしょうか。
竹原を舞台に、父親の形見のフィルムカメラで写真を撮る女の子を中心にしたアニメです。
ファインダーを通じて何を見たのか、そして何を表現したいのか。多感な時期の女子高生を通して綴られる物語には写真の持つ魅力がたくさん詰まっています。

その中で自分が特に見入ったのは、写真やそれぞれのキャラクターの物語から描かれる「竹原」という街。
この街で生まれ育った人や引っ越してきた人、様々な住人がそれぞれの想いを持って竹原で暮らしている様子が描かれていますが、みんなに共通するのが「竹原が好き」という雰囲気。
そうした雰囲気が主人公の撮る街の人たちの写真には溢れています。

実は自分も3年前に瀬戸内ツーリングの最後に竹原を訪れたことがあるのですが、派手に聖地巡礼をプッシュする訳でもなく、でも、重伝建地区には「たまゆら」の舞台であることを示すグッズなどが自然に置かれていました。 
「たまゆら」の持つ「竹原が好き」という雰囲気が、住人の手によってちゃんと街に溶け込んでいたことに感動したのを今でも覚えています。 


そんな「たまゆら」を、今、久しぶりに見返しています。
ちょうど最近写真欲が高まっている事もあり、竹原とそれを取り巻く人たちの空気に居てもたってもいられなくなり、今日は近場にある街、美濃へカメラ片手に行ってきました。

候補の街は他にもある中で美濃を選んだ理由は、
1.竹原と同じ「重伝建地区」がある歴史の街
2.美濃も街の人たちが歴史や伝統を守る中で、自分の住む街に愛着を持っている雰囲気がある(勝手な印象ですが)
ということ。
自分の中でも、いろんなお店の人たちと気軽にお話ができる、特別で何故か故郷のような懐かしさを感じる街の一つです。

前置きが長くなりましたが、そんな街で、私が見て感じた「懐かしさ」を、どうぞご覧下さい。



-旧名鉄美濃駅-
かつて岐阜や関と美濃を結んでいた名鉄美濃町線の終着駅です。
廃線となった現在は、車両3両と共に保存され、たまに物産などもやっている美濃の近代建築を象徴する建物です。
今日も、地元のお爺ちゃんが待合室のベンチでご飯てべていたりと市民の憩いの場となっていました。
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待合室のほか、ホームや車両内も開放されています。
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大正時代に作られた、丸窓が素敵なモ510型電車。
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乗り降り
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パッと見現役の駅みたいですが、このベンチに座って電車を待つ人はもういないんですね…
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種着駅ならではの景色支柱のささやかな装飾が素敵です。P6270558


運転手さんの記憶が残る運転席。
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もう動くことはないけど、この駅に腰を落ち着けて、何となく幸せそうな雰囲気。
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駅を満喫した後は、側にある小川沿いにてくてくと散策。
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ふと振り返ると先ほどの美濃駅が誇らしげに佇んでいました。
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橋に行き当たったので、ここからは重伝建地区に向けて気ままに下町散策。
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人は右。車は左。ホーロー看板って楽しい。
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下町の玄関先にあるたくさんの植物。大好物です。
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ちょっとずつ古い建物が増えてきます。古いけど、ちゃんと使われています。
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止まれ
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ここからは重伝建地区。「うだつのあがる町」です。
重伝建ではありますが、ところどころ昭和の下町のような雰囲気も入り混じっており、生活感が感じられます。
しょっちゅう行ってるところでもあるので、今回はどこか懐かしさを感じる下町的な景色を多めに。
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さて、ここからは重伝建を外れて裏の方へ。こういう路地って思いがけない出会いがあったりしたりして、ワクワクしますよね。
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車を停めた駐車場付近まで戻ってきた時、横の路地を見るとなんだかとても素敵な工場建築を発見!
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良いですね…
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以上、美濃の写真でした。
今回は、「たまゆら」に影響されてE-M5markⅡに20/1.7、45/1.8の単焦点メインで撮影しましたが、最近ズームばかり使ってたこともあり、「被写体とじっくり向き合い、シャッターを切る」写真本来の魅力を久しぶりに満喫できました。

私が美濃で感じた空気を、少しでもお伝えできたら幸いです。

終わり


使用機材
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ
OLYMPUS M.ZUIKO 45/1.8
Panasonic LUMIX 20/1.7 ASPH
OLYMPUS M.ZUIKO 12-40/2.8 PRO