自転車に浮気してたら久しぶりの記事になってしまいました、ぽちです。こんにちは。

今回は、1月24日にpixiv他に投稿した「紺碧の街」の簡単な紹介とメイキング、それに「廃坑の街」に対するちょっとした雑感を載せたいと思います。 

実は、いつになるかはわかりませんが次に出すイラスト本のテーマを「廃坑の街」の海岸鉄道ぶらり旅的なものにしようかと思っていまして、そのテーマに沿って描いた最初の絵がこの「紺碧の街」なります。
僕が描いている架空世界「廃坑の街」は名前の通り基本的には廃坑跡に無秩序に広がる「街」なのですが、市域の端の方には山もあれば海もあります。今回はその海側の街から田舎まで描こうと思っています。

「紺碧の街」の舞台は海面上昇により 上へ上へと追い上げられている地域。インフラも少しずつ沈み不便になっていく中でも、炭鉱の灯が消えるまで彼らはこの小さな町に住み続けるのでしょう。
外界との繋がりの少ない辺境地帯は、容易に移住できないがゆえに、そこに住めなくなるか彼らの町のアイデンティティ(この絵では「廃坑の街」で数少ない現役稼働している鉱山に抱かれているという事でしょう)が消失するまではその町に大きな自尊心や郷土愛を抱き続けるんじゃないか。最近そんな事を思ってます。

数十年後にこの街が沈んだ後、廃坑の街の市街地に越したおじいちゃんが「昔は海の方にまだ石炭を掘りだす鉱山が残っててなぁ。みんな顔真っ黒にしながら掘ってたんじゃよ。ふぉっふぉっふぉ」なんて言ってたら素敵ですね。 


そんなこんだでこの絵の簡単な製作過程を。今回は「山神様の贈り物」や「夏尾廃鉱山群」と同じくシャーペンの線画+デジタル彩色という描き方をしています。

1.線画
鉱山島線画s




 














用紙はA4のコピー用紙で0.3mmシャーペンを使用しています。かなり細かく描けて便利。 


2. ラフ塗り
2s 















イメージを可視化するための色置きです。空は最初からしっかり描きました。もともとは日没後すぐの「明るいけど暗い」時間帯を描きたかったので明るめですね。

3.本塗と灯り入れ
 3_1ss


















ラフの上から質感を加えつつしっかり塗りこんだのち、 灯りを入れていきます。灯り入れの時点で元の明るさだとメリハリが出ず、色調補正で適時暗くしていきました。


4.海面反射、女の子の描きこみと仕上げ補正 
鉱山島s
 

















海辺の夜景と言えば海面反射!という事で今回も気合入れて描きました。
「山神様の贈り物」でも湯煙と水面反射はかなりこだわった記憶があるのでなんか懐かしかったです。
後は電車待ちの女の子を載せ、全体にちょっと黄色を加えて完成です! 

製作期間3週間ほどと、超遅筆な僕としてはそこそこのペースで描いた絵ですが久しぶりに空気感のある絵が描けたかなと思っています。社会人になったら時間との戦いになると思うので、暇がある今のうちに効率の良い描き方も少しずつ覚えていきたいですね(*´ω`*)

●使用ツール
線画   0.3mmシャープペンシル
彩色他 CLIP STUDIO PAINT Pro

●参考
鉱山施設
 ・ 釜石鉱山 選鉱場
 ・尾去沢鉱山 選鉱場(復元模型)
 ・志免炭鉱 発電所
 ・奔別炭鉱 ホッパー 
鉄道(ナローゲージ)
 ・近鉄内部・八王子線(1970年代の車両)
 ・上記の日永駅
 ・紀州鉱山鉄道
その他
 ・『ヨコハマ買い出し紀行』(芦奈野ひとし)