就活が佳境を迎えてなかなか心が晴れないぽちです、こんにちは。

僕が受けてるのは公務員試験なので勉強期間含めたら去年春から現在まで1年半、あまり絵を描く気になれない時期が続いていました。
インスピレーションがわかない?みたいな。
公務員試験に関連して町興しについて調べたり自転車でいろんな町を見てきてることもあって、架空の街に想いを馳せるより実在の街について思案することが多かったからかなと思ったり…

そんな感じで絵に関してはグダグダしていたのですが、久しぶりに描きたい欲が出てきて手が勝手に動くように描けたのが今回の絵です。

町の中心にしてシンボルである竪坑櫓、巨大な炭鉱施設に寄生するように発達した無秩序な街、建物の谷間と底に広がる光の川。
最近遠ざかりつつある、シャーペンで描いていた「廃坑の街」の原点をちょっと意識してみました。 


今回の街は「双子町」地区。
同じ形をした二つの竪坑櫓を持つ大規模炭鉱を中心にした街で、郊外の一地方の中心都市みたいな位置づけです。
地方の中核都市っていいですよね。大都市と比べると決して大きくはないですが、コンパクトな市域にその地域の歴史とか伝統文化とかが凝縮されていて、独自の空気がちゃんとあって。
きっとこの街の人たちも、他の地域に行ってきた帰り、宵闇に聳える双子の竪坑櫓を見て「ああ、帰ってきたんだなぁ」なんて思ってホッとしたりするのでしょう。



☆簡易メイキング☆

今回も「山神様~」や「紺碧の街」と同じく0.3mmシャーペンの線画+デジタル彩色です。
最近この描き方で安定してきましたね。

1.線画のラフ
01s
















初めからシャーペンで描くと取り込んだ時思わぬ歪みが出ることがある事があるので、まずはPCで大体のあたりを取りました。

2.線画
双子町線画s












 



先ほどのラフを印刷し、トレーサーで描いたシャーペンの清書です。
やっぱり線画はアナログでガリガリ描く方が楽しい。何ででしょうね^^;

3.空
双子町03

 














昼、夕方、夜、どの時間にするかいつも迷いますが今回は夕焼けの朱と夜の蒼が共存する時間帯を選びました。
街の持つ安心感が一番感じられ、そして最も魅力的に輝くるのってやっぱりこの時間帯なのかなって。
こうしてぽちは宵闇ストの闇に落ちてゆく…

4.遠景
双子町07






 









今回は「紺碧の街」のような、全体のラフを描いてから細部を描きこんでいくのでなく、空・遠景・中景・前景 のブロックごとに塗っていくやりかたで描きました。
本当はラフ→本塗の方がバランスとか考えられていいのですがどうにもモチベーションが続かないという悪い癖が^^;
行程は、建物→窓などの光源→軽く加算発光レイヤーのエフェクト です。
加算発光はあまり露骨に使うと攻撃的で安っぽい色合いになってしまうので、普通のレイヤーで柔らかさを意識してグラデーションを塗っておき、仕上げで少しかぶせる程度にしておくのが個人的なミソです。
料理で言う味の素みたいな感じですね^^

cf. 加算発光レイヤーなしとあり
n






 









5.街の絵完成
双子町15ss
















上記の行程を進めていき、町の絵は完成。

6.人を入れて完成!
双子町17ss
















キャラはいつものような線画を描いてはっきり塗るやり方でなく、線画なしで厚塗りの様に塗りこんでいく描き方をしました。
上手いこと溶け込んだかなとは思うのですが色合いがまだまだですね^^;

おまけのコラージュ
双子町モザイク02















構図などで少し失敗したと思う所はありますが久しぶりに楽しく描けたかなと思っています。
人々を安心させ、また彷徨い歩きたくなる幻燈のような街灯りを感じて頂ければ幸いです…!

●使用ツール
線画    0.3mmシャープペンシル
彩色他 CLIP STUDIO PAINT Pro

●参考
鉱山施設
・貝島大之浦炭鉱
・奔別炭鉱 ホッパー


・下寺住宅(軍艦アパート)