2011年03月02日

† ペンギン

かがんで冷凍室の扉を開けた拍子に
冷蔵庫の上に置いていた鍋が後頭部めがけ落ちてきた。

ご丁寧に
鍋本体の次はガラス蓋も落ちてきて二段落ちを経験。

鈍い痛みが続き記憶が飛んだ。

昨日 自分が限りなく妖精に近い人間で
ネットで独り言を書いていた事を思い出し
こうして他愛のない赤裸々な日記を記している。

久しぶり。
元気にしてただろうか。

私はこのように鍋を後頭部で受けとめたわりに
柘榴のように頭も割れず 元気に独り余生を過ごしている。

そう
昨年末 ようやく一人暮らしを始めた。

何も持たず羽ばたくように家を出た為
必要最小限しかない部屋に少しずつ物が増えていく過程が楽しい。

一人暮らしの醍醐味だろう。

何よりベッドが部屋に来た時が一番テンションがあがった。
1ヶ月ほど掛け布団だけで過ごしていたので大層嬉しかった。

床で寝た時に感じる背中の痛みともおさらばだと
思ったが過食によるリバウンドでそう痛くもなかった。

そんな事より肝心のベッドは足があり下に隙間があるタイプで
ベッド下にナタだったかナギナタだったかを持った奥方様が隠れられそうだが

一人暮らしなので幽霊が出ると怖いので
寝る時はちゃんとベッドから足が空中にも出ないように気をつけている。

以前も話したかとは思うが
大人になるまでに幽霊に遭遇しないと一生見ないと云う説があるが
大人になってから幽霊を見たから あの都市伝説は信用できない。

部屋はL字型で L字の下の部分の横棒の所が台所で
L字の縦棒の天辺部分に横にベッドを置いていて
L字の90度角の所に人が立っていそうなのだが気にしない様にしている。

奈良の実家とは違い ちゃんと鍵とチェーンをかけて
生きている人は部屋に入ってこないようにしているので安心だ。

でも 生半可にゾンビとかが部屋に訪れたらどうしよう
おらワクワクしてきたぞ 

と云うか越してきた町は大阪の中でも結構デンジャラスゾーンなので
人が腐るんじゃなくて腐った人がたくさんいる様なので

コミュ障の私はやっぱり生きている人の方が怖いと思いながらも
ちょっと馴染めない気がする町でなんとか暮らしている。

最近ようやく暮らしやすいように部屋にカーテンを付けたら
カードの支払いと共にお金がなくなった。 死にたい。

一昨日
鍋が頭を直撃した時に死ねば良かった。


powder_kneading_machine at 04:20|PermalinkComments(2)