May 22, 2007

2c25fe27.jpg私は写真が好きです。
ついでにカメラも好きです。

古くは高校生のときに自分でモノクロの写真を現像し、大きく引き伸ばして悦にいっていました。もちろん暗室なんかありませんから、深夜自分の部屋を真っ暗にして現像していました。そのときに聞いていたFM放送が今でも懐かしいです。

パワーリフティングにはまって、しかも「パワーワールドニュース」という雑誌を出すようになって、どうやってパワーリフティングを表現するか、試行錯誤しました。
パワーリフティングは動きの少ないスポーツです。
ベンチプレスに至っては、選手は上を向いていますから、顔もほとんど見えません。選手のがんばりを表現するのが物理的に難しいスポーツです。

しかも!
日本の大会主催者の中には、カメラマンが選手に近づくのを異常に嫌がる人もいるのです。さらに、最近はある業者がビデオの撮影権を独り占めしたために、もっと被写体に近づけなくなりました。
雑誌を通じて、少しでもパワーリフティングの感動を多くの人に伝えようとしているのに、一部の人にはどうしても、それが理解してもらえないみたいです。

それはともかく、パワーリフティングというのは、一人の人間が力の限界に挑むスポーツです。実際にバーベルを上げているとき以外にも、人間として非常に興味深い表情をすることがあります。
世界大会などで超一流の選手に肉薄していると、ちょっとした瞬間にすばらしい表情やしぐさをすることがあります。
最近は、バーベルを上げているところにこだわりをあまり持たず、選手の人間性に迫れる努力をしています。(なかなか難しい世界ですがーー)

今回の写真は、数年前の世界選手権。
アメリカの選手がこれを引けば逆転優勝という場面。選手は自信と不安にさいなまれます。励ます同僚の声を聞きながら、深く深く自分の世界に集中していきます。
自分が選手だったときの経験から、彼の必死さに打たれました。


事務所では、あるパワーセンターの企画デザインが少しづつ進んでいます。

(19:42)

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