May 25, 2007
この写真は石川県にある「小松ドーム」です。
このドームは逆円錐状のコンクリート躯体の上に開閉可能な膜屋根が乗っかっているものです。雪の多い地方なので、雪に閉ざされるときはインナー空間として使用し、季節のいいときは大きな開口部を全開として外部に近い空間として使用する市民ドームです。
最大限の開口部を作るには、床面積より屋根面積を大きくする、という離れ業をやりました。だから逆円錐の形が出てきました。
逆円錐ですから、いろんな収まりが難しくなりました。階段やエレベータやブリッジが一部で複雑に絡んでいます。
逆円錐ですから、内部空間は上のほうが広いです。ということは、上部に観覧もできる大きなスペースを作ることができるということです。
実際に作りました。
面白い空間構成だと、われながら思いました。
この観覧スペースの使われ方のイメージは、試合を上空から見下ろしたり、試合が終わった後のパーティのための場所です。
ここからの景色は特別です。
ドームを上から見ることもできるし、外部に向かった巨大窓からは山々の景色を見ることもできる。
ここでのビール乾杯は、さぞかし爽快だろうと思いました。
現在どのように使われているかの調査はしていませんが、どうなんでしょう?
もし知っている方がいたら、教えてください。
(小松ドームは山下設計と大成建設設計部の共同設計で生まれた建物です。私は大成の主担当者でした。)
このドームは逆円錐状のコンクリート躯体の上に開閉可能な膜屋根が乗っかっているものです。雪の多い地方なので、雪に閉ざされるときはインナー空間として使用し、季節のいいときは大きな開口部を全開として外部に近い空間として使用する市民ドームです。
最大限の開口部を作るには、床面積より屋根面積を大きくする、という離れ業をやりました。だから逆円錐の形が出てきました。
逆円錐ですから、いろんな収まりが難しくなりました。階段やエレベータやブリッジが一部で複雑に絡んでいます。
逆円錐ですから、内部空間は上のほうが広いです。ということは、上部に観覧もできる大きなスペースを作ることができるということです。
実際に作りました。
面白い空間構成だと、われながら思いました。
この観覧スペースの使われ方のイメージは、試合を上空から見下ろしたり、試合が終わった後のパーティのための場所です。
ここからの景色は特別です。
ドームを上から見ることもできるし、外部に向かった巨大窓からは山々の景色を見ることもできる。
ここでのビール乾杯は、さぞかし爽快だろうと思いました。
現在どのように使われているかの調査はしていませんが、どうなんでしょう?
もし知っている方がいたら、教えてください。
(小松ドームは山下設計と大成建設設計部の共同設計で生まれた建物です。私は大成の主担当者でした。)
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