December 17, 2018

IMG_0662最近新宿で京大水泳部の年の近いOB会がありました。
なかなかの高級レストランで。
卒業後初めて会う人もいたので40年以上ぶり。
最初は顔を見ても思い出せない人も。
話を聞くと徐々に思い出しました。

みんなが口をそろえて言うのは、当時の学生生活。
特に自由に泳ぎ、酒を飲み、暴れ、語り合った液体を巡る生活。
コーチもいない水泳部。
でもみんな燃えてました。
火をつけたのは私。
1回生の時に、大きな目標となる大会はあるのかと先輩たちに質問すると、七帝大選手権とか、関西国公立とか。
なんだか夢が小さいじゃないですか。
聞くと全国国公立があると。
でも、京大はその当時出場してなかったんです。

「じゃあそれを目標にしましょうよ」 と訴えましたが無視されました。
馬鹿かと思われたかもしれません。
私が2回生になった時に、当時の水泳部のベスト5人で無謀にも出場。
結果は団体で5位。
5人で5位!
すごいことでした。
これがきっかけになって、次の年は全員で挑戦して2位。
調子づいて、キャプテンだった私は宣言。
「来年は優勝する!!」

色々ありましたが、次の年、何と京大が全国国公立で初優勝。
快挙でした。
戦前戦後を通じてたった一回の優勝と思ってましたが、実は戦前はそういう大会がなかったので、戦後でただ一回の優勝。
そのインパクトが強かったみたいで、年の近いOBたちはそのころのことをとても懐かしそうな顔をして語ります。

個人スポーツなのに、チームのみんなが一つの目標に向けて走り出すと時にすごい力が出る。
不可能が可能になる場合もある。
その経験がその後の私の生き方に大きな影響を与えてくれました。
ゼネコンの設計部員だった時も、チームがまとまった時はすごい力が出たと思います。
みんな苦しい中で笑いを忘れませんでした。
パワーハウスを作った時も、楽しみながら団体日本一を続けました。
私は「日本一、日本一」とこの時もアホみたいに唱えてました。
常に大きな目標を持ってチームでばく進する。

今それを再びパラパワーリフティングでやろうとしています。
しかしなかなか一筋縄ではいきません。
チームで一致団結して目標を追うという体験をしたことがない人が多いからでしょうか?
同じ方向を向いてくれれば、チームは大きな成果を上げることができ、個々のメンバーにも大きな喜びが待っています。
どうやったらそれを全員に分かってもらえるのでしょう?





(13:41)

コメントする

名前
 
  絵文字