遊びの記録 山,スキー,自転車とか

遊びの記録 山,スキー,自転車とか
Photo;March, 2006 NewZealand Mt.Cook National Park

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2018.04.28 暑寒別岳

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春の定番、暑寒別岳。
6時に暑寒荘到着で、駐車場には空きがあった。

去年暑寒別岳に登った時より、雪が豊富。
去年は尾根までのルートも、尾根から先の左上台近辺までもが雪が続いておらず、時間と体力を要した。
1週間早いせいだけではない、今年の雪は多め。4月にまとまった降雪が無く、良い天気続きでここまで残っているのは上等。
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従って速い。
あっという間に尾根、左上台に出られた。
風もあまり強くならず、テンポよく進めて、あっという間に滝見台。
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北斜面は固い。
上部の急な部分はスキーを担ぐ。
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重いのが嫌で爪を不携行。
足下はガチガチ。
踏み跡頼り。
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踏み跡が消えると、
ブーツの端2cmくらいしか喰い込まず、何度も硬い雪面を蹴り込んで進む。

冷たい風で頭部が冷えたり、
2時間睡眠とで眩暈がするし、
スキーを担ぐときに軽いギックリ腰。
こんな危険なところで真っ当に立っていられない状況に緊張。
滑落すれば、奈落の底に高速急降下。
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生きた心地がしなかった。

東側に寄せた方が雪が緩かったようだが、
踏み跡に頼って西側に行ってしまい、登攀を終えてもハイマツに阻まれ登山道に合流できず、
引き返したり遠回りをしたりでかなり遅れてしまった。

さてさて、今日のターゲットは東面。
北斜面はガチガチだったが、陽の当たるこの斜面は雪が緩んで滑走向き。
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ボトムまで遠い。脚が持たぬ。


ボトムまでは落とさずに箸別の尾根へ登り返し。
登りながらのトラバースが長くなってしまった。いっそのことボトムまで落とした方が楽だったかも。
ボトムまで落とすなら、斜面の上部中央から落とすべし。
途中で辞めるなら、北側に寄せて落とすべし。覚えておこう。

北斜面よりBIGだ。
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北斜面は贅沢にトラバース。
体力温存と、カチカチで滑る大義もあまりありません。
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往路を帰っても良かったが、
スキーシーズン終盤、欲が出てきてこっちの方へ。
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上のほうから入って行ったが、ヤブが多くて入り辛かった。
雪が減ったら、沢の真上からが良いようだ。


こっちも長かった。

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お帰りルートもダイナミック。
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先月単独で来たとき、実はここの沢地形のサイドから西暑寒にも行こうとしていた。
お腹が空いてきてやめたけれど、
春に見るとね、不気味感が強いね。
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増毛の街でチラシ寿司を食し、(行動後なので味わう感じで食べられず勿体ない)
国稀酒造寄りーの、(冷酒を呑みながら帰れたら堪らんだろう)
岩尾温泉に浸かり、(そのまま海鮮ディナーと共に1泊してしまいたい)
夕日を眺めながらの帰路。
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PM2.5明けのこの日、陽の色が特殊だった。
カンボジアのプノンバケンで見た夕陽を思い出したよ。






2018.04.02 幌天狗・群別岳

今日もロングハイク、往復22〜23kmかな。
北海道有数の鋭鋒へ。

スキーというよりは登山気分。つるはしと爪携行。

幌天狗経由で行く。
群別川からのアプローチが距離が短いので良く使われるが、林道に雪があるうちはかなり歩く。幌天狗経由で行く方がマシかな。

最奥の果樹園から未除雪。
前回幌天狗に行ったのは6年前で、4月末。
ゲートまで車で入れて、尾根に出るまで雪が殆ど無くて土や砂利の上歩き。
雪があるうちに登っておくべきルート。
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鹿の足跡、、、特に問題なし。鹿だもの。
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尾根に上がり、幌天狗の山頂が見える。
遠くて気が滅入るのよ、直線距離で5.3kmも先なのよ。
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鹿じゃない足跡。
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プーさん、どこ行くの?
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2箇所で見た。
気休めに鈴をガンガン鳴らす。


黄金山。「おうごん」ではなく「こがね」が正しいようです。
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東面にも北面にも行けそうなシュートがありますよ。
下から見ておくんで、誰か行ってください。ワタクシはその様子を見てからにします。

なかなか着かないし、緩く単調な登りに飽きてくるが、
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長めがいいから我慢できる。
巨塊のような浜益岳。
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あとちょっと。
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やっと着いた。ここまで8.5km歩いた。
浜益岳の右奥に浜益御殿、その更に向こうに雄冬山。
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今日の目標の群別岳。
尾根歩きと併せてこの先片道3km。
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1時間もあれば到着すると思っていたが、
尾根歩きに難儀。
所々に鋭利な箇所あり。
先が落ちていて進めないので、
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トラバースするも、北側も南側も急斜。
北側はカチカチで滑落系。

南側はというと、日射にやられてザクザクで深かったり、亀裂があったり、足元から表層雪崩が起きたりするのです。
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終始ヒヤヒヤして尾根エリア通過。
通過したけど楽に戻れないこと確定。今戻って楽に戻れるわけは無いので、先へ進みます。

でも、谷歩きよりは全然マシ。景色が良い。群別川沿いに上ってくる薄暗いルートでは、眺望も無ければ群別岳のカッコイイ姿も見られないのです。

すっかり憔悴したので、標高を必要以上に上げないルートで行きたくて、
写真右の岩稜の下をトラバース。
(岩稜の反対側に出てしまうのが安全そうでした。)
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カチカチだったので落っこちたよ。
すっかり使わなくなったけど、スキーアイゼンあれば良かったと久々に思ふ。

爪に履き替えて、板を背負って乗り越えました。
板を背負うと猛烈にペースダウン。

幌天狗から群別岳まで、2.5hもかかっちゃいました。
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幌天狗から群別岳も遠かったし、入山からも遠かった。ここまで11.5km。


頂上北側の岩頭には近寄れそうになし。
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西暑寒別岳と暑寒別岳。
西暑寒はこっち側もポンショカンベツ川側も荒々しい。
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のんびり過ごしたいが、復路の尾根歩きに苦労することが確定しているのでさっさと降りましょう。山で日没とか嫌。

登山しに来たんだけど、せっかくスキーを履いているので滑りますよ。

群別岳は、群別川から入る人が多いので南側にある増田の沢がよく滑られているのだが、
ただのツルっとした広い斜面なんて興味なし。行きません。

スピード出さなくてもスピード感を味わえるような、適度に狭く、急なところが好き。何事にも難しさがあってこそ。

群別岳西壁の中央のボウルへのエントリーポイントは良くわからなかったが、
この写真のやや右に下りれば良かった模様。もじゃもじゃしていて良くわからなかった。宿題ができてしまったよ。尾根を歩いている時は、もう二度目は無いな、と思ってたのにさ。
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中央のボウルに入り損ねたので、お隣のシュートへ。


高低差は250m、長さは300mくらい。
上の方は急で、スラブがザーザー流れるスリリングなシュート。
緊張感とともに楽しめた。
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硬く粘りがありキャンバーがしっかり付いている板と、
信頼できるビンディングがあれば無事に滑ることができる。

今日はTLTビンディングではありません。

DUKEやBARONのように、人にダメージを与える程重くはありません。
DUKEはペアで2,772g、F10は1,906gね。
TLTに比べれば重いけれど、ハイクアップ中に外れません。滑走中に外れません。
このシュートで、亀裂を跨いだ箇所が1つあったが、TLTだと外れてたと思います。
そして、重量があるということも、適切な滑走感覚に必要と実感。
板を振るとか、トップを中心にしてターンを切り返すとかいう動作の時に、
板の重さと慣性モーメントが、板がどういう状態で脚に付いているのかということを的確に知らせてくれる気がします。特に雪面に板が接触していないときとかね。

軽ければいいってもんじゃない。


振り返りタイムというシ・ア・ワ・セ。
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延々と振り返っていられるが、
太陽が低くなり、帰りの尾根に苦労するので後ろ髪を牽かれつつも復路へ。
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状況が分かっただけに、往路よりはスムーズに通過できた。

幌天狗を越えてしまうと、もう群別岳の姿は見えない。
あと1〜2時間待てば、夕日で真っ赤になるに違いない。
泊まって眺めたいものだ。そして夜はプーさんに怯えるがよい。
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帰りは、昼間に溶けた雪が凍って、とてもスピードが出た。
昼間に戻ったら、水分たっぷりのストップ雪で楽には帰れなかっただろう。
結果オーライ。

完全に夕方。
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7時入山の16時半過ぎの下山。
下山時間としてはあまり良くないね。入山が遅かったのもあるけど。
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たっぷり活動した。マンゾクDAY。





2018.03.28 天塩岳

気温上昇のこの日、

融雪
沢の増水
スノーブリッジ崩壊
雪庇崩落
全層雪崩
眠りから覚めるプーさん、

ろくでもないことしか思い当たらん。

こういう日は、山に入ってはいけません。

谷底に留まってはなりません。

先日行ったチトカニウシ山から見えた天塩岳が気になっていて、
雪は良くないのは判っているけど偵察に行くことにした。

国道273号から入山。
林道は時に下る。帰りにシールを付けなきゃならなさ気。
林道から入るのではなく、清流橋から渚滑川に出入りする方が帰りは楽かも。
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渡渉は1箇所だけ。まだ全然大丈夫です。
この先、沢を横切る場所は沢が雪で埋まっていて何の問題も無し。
雪解けが進むと色々と怪しくなりそう。
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林道歩きが長め...?らしいのだが、
先週に暑寒別岳の麓を歩いたせいか、全く長く感じない。
20km超を歩いた直後、距離感狂う。

一の沢沿いに進んでいくと、
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雪崩が1箇所。新しい、たぶん昨日かな。
昨日から暖かくなったが、今日はもっと暖かい。上川町の予想最高気温が13℃超。
ということは、今日は更に崩れる?
こういう暑い日に、山に入ってはいけません。谷底に居てはなりません。


登山道は一の沢の北側の尾根にあるが、南の尾根から登ってみる。
天塩岳の眺めが良さそうなのと、尾根が広そうだから。
北尾根の方が尾根が狭く、また、樹林が濃いので、南尾根の方が歩きやすいはず。
だけど、北尾根の方が600mくらいは距離が短いです。早くピークまで行きたいなら北を行くべし。

南尾根へのエントリーは、傾斜が最も緩そうなところから。
始め少し急だが、無理なく登れます。
本日はTLTビンディングをつかったけど、登りで蹴り込むと、容易にビンディングが解放しやがる。
更にハメにくい。
フツーのツアービンディングなら誤解放も無いし簡単にブーツをブチ込めるのにさ。

TLT大嫌い。高額で軽いだけ。
ヒマラヤとかアラスカの低酸素な高地で行動するわけではないのだから、足元が重いことが致命傷になんてならないさ。早起きと体力でどうにかすればいい。

少し登ると、天塩岳と魅力的なシュート?壁?が見えます。気分が乗ってくるね。
亀裂が無いかよーく観察しておくべし。
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尾根に上がるととても気持ちがいい。
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ピーク手前はハイマツ帯。西風を受けるため雪が薄い。
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雪がザクザクに緩んでいるので、ツボでは歩行不可能。雪が緩んでいるから、スノーシューでも踏み抜くかも。
スキーなら落ちることなく進める。歩行ラインは工夫しなきゃならないけど。
ハイシーズンだと、シュカブラが形成され、シール歩行に難儀するかも。


奥の方にニセイカと大雪山系。
春分の日と先週末、この辺がとても良かったらしい。悔しいね。
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南尾根の先にチトカニウシ。
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チトカニウシから天塩岳を見てしまったら、行きたくもなるわけですよ。

前天塩。奥に渚滑岳。渚滑岳にも直線的ないいシュートがあるね。
この辺の山は魅力的なところが沢山。
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寝不足による動悸と頭痛で鈍足だったけど、山頂まで4.5h。
ハイシーズンでもちゃんと歩けばこのくらいの時間で着けそう。
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山頂は爆風でした。
シールのグリップ力を捻じ伏せるほどで、前天塩側に落とされそうだった。


ドロップポイント。入り口は崖。
もはや塩の山ではない。
塩胡椒、いや、柚子胡椒テキな入口。
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出だしは、スラブが大量に流れてゆく。
全層雪崩が起きやすい天候。併せて隠れた亀裂に怯える。
南尾根から亀裂は見えなかったが、春分の日前と週末に降雪があって、隠れてるかもしれないのよね。

途中から振り返って。
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ボトムまでの標高差は550m、水平距離950m。
一気に滑れたら堪らんのですが、長くて脚が持ちません。

暑くて、雪が深い。
週末降雪があったばかりで、硬く締まる前に、暑さで雪が重く緩んだ状態
ということで、入口の急斜度ではコントロールがまだできたけれど、
少し緩くなると板を完全に掴まれて何もできなくなる。
切り替えしでコケる系、恐怖。
一回転んだが、なかなか止まらなかった。ほぼ滑落。
TLTビンディングは当然外れる。
外れなければ、コケずに持ちこたえたかも。

外れなかった脚の方は、ヒールピースのピンが、ブーツのコバの上に位置する異常な状況。

もうTLTなんて使ってやんねーから。

シュートの下半分は、ストップ雪。雪の温度が上がったのと、泥汚れが酷い。
下の方が狭いシュートで、雨が降ったりすると汚れが溜まるようだ。
ストップ雪の事なんて考えてなくて、本気でビビッタ。
小さ目のデブリもゴロゴロしていて苦労した。
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いいシュートなんだけど、ちょいと残念。
ハイシーズンにやり直しに来ましょう。
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南尾根下。
雪庇下フラット疎林。風を受けない面。とても良い雪が溜まりそう。
パウダーを浴びるのが幸せな人たちはここでいっぱい遊んでね。
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往路で1箇所しか見なかった雪崩跡が、、
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復路で3箇所見た。
何かあったのかな?

こういう日は山に入ってはいけません。谷底にいてはなりません。
そして今、日中で最も気温が高い時間帯。

何かが直撃してもおかしくない・・・


湿雪の雪崩は、乾いた雪の雪崩よりも滑走抵抗が大きいためスピードは遅いが、
雪が締まっているのと、塊が大きくなりやるいので、破壊力は増してます。

浮島トンネルの気温表示は18℃になってた。

腐ったストップ雪のお陰で、復路でシールを付けずに済んだのは◎





2018.03.10 日勝ピーク

増毛のビッグマウンテンに2日籠る予定だったけど、
北風が強いので中止判断。そもそも風が常に強いエリアだが、北向きの谷は風を集め居心地最悪だろう。

気温上昇と大雨。大雪山系の上の方までも雨。どこ行ってもカチカチだべさ。

天気だけは良さそうな日高エリア。

方々通行止め。日勝峠も通行止め。
川は味噌汁色。川岸は増水の痕跡。山の沢筋は崩落祭り。

日高からタケノコ山に行ってみるが、南富良野はどんよりした空模様。
遠回りして、迂回中に開通した日勝峠からピークに来てみた。

天気は良い。風も無い。
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しかし、足元は氷塊。
斜度が上がればシールが効かない。
更に斜度が上がればスキーアイゼンも効かない。

山スキーを始めた頃、Markerのスキーアイゼンも揃えたが、
結局ほとんど使わないまま。

この手のクランポンは、トラーバースするときは滑り落ちにくい。ただそれだけ。
坂を上る方向のグリップには寄与しない。刃の向きがそうなってる。
スキーに付けて、ガシガシ登りたいなら、この大根おろし金タイプが良い。
hargan

安全のため、皆さん途中で登攀を自粛。
自粛できること、それが大事マンブラザーズ。
そういう人達となら山に安心して同行できます。遭難するまで歩みを止めない危ない人ではないのです。

波男さんはシール+アイゼンでピークまで。
ワタクシはツボ。カチカチ山と判っていながらもアイゼン不携行。予定プランが中止の時点から準備が悪くなる。
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ピークからの眺め。
日高山脈核心部方面は雲が被っていたが、
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夕張岳、芦別岳バッチリ。
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十勝連峰から東大雪まで見渡せた。
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風が殆ど無いので、こんな景色の中でゆっくり食事作ったりできたら素晴らしい。

そんな準備は無いので、降ります。
ガリガリ、溝に少々雪があるが、当てにして滑るには狭い。
転ぶと止まらないよ。
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スキーで登って、
スキーを背負って登って、
スキーを背負ったまま駆け降りるウッシーさん。ホンダが作ったロボットみたいだった。
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景色が良かっただけでも、登ってヨカッタ。
お家でじっとしてるなんて過ごし方はダメよ。

滑りがイケてないときは、
飯に逃げましょう。
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和田農園の太い牛蒡を使った天ぷらは素晴らしかった。ホクホク。

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ホルジン鍋、
そして呑んで寝る。
いつのまにか寝落ちしていた。1時就寝の3時半起きなら仕方ない。部屋宴会を全然楽しめず。





2018.03.07 恵庭岳爆裂噴火口

恵庭岳、当たった。
天気も、景色も、ロケーションも良くて、記憶に残る1日。

羊蹄山の喜茂別ルートに行こうとしてたんだけど、
スタートが6時の予定。
となると前日22〜23時帰宅だから、、、
3時に出発しなきゃならないから、2時半前に起きて、、、
睡眠2時間未満か。
ウンウン、よーく考えたら無理っ。

白井岳が予備プランだったけど、
太平洋側が晴れそうだったし、移動時間が短いので恵庭岳をお願い。 

恵庭岳に行くなら、今の時期しかないと考えていた。
12月から1月は積雪が少なくてスキー前提では話にならない。
2月も前半だと、まだ火口のあちこちに岩が露出。
積雪深が最大になる2月末から3月頭が最適期のはず。
もうすでに雨が降っってしまったけど、今を逃したら今シーズンはもう無いな。というタイミング。

朝から青空が出ていて、山頂付近だけ雲が被った状態。
新しい雪が乗ったに違いない。
当たりそうな予感。

オコタンペ分岐の奥からか、夏道から入るのが順当だろうが、
秋に夏道を歩いたことがあるので、夏道を予定。
したけど、夏道の入り口は全く未除雪だったので、展望台から更に上がったところの停車帯に車を置いて入山。

始めは針葉樹林。
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朝の気温はマイナス14℃、汗をかかず快適なハイクアップ。
なんだけど困ったのはこのヤブがずーっと続くこと。
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「こんなとこどうやって降りんのよ」
toroさんが苦言を呟き始める。

でもね、
景色が良くなれば気分はハッピー。
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上の方は、始めは不気味な雰囲気だったけど
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結局晴れる。俺のお天気センサーは高感度。
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崖反対側を余裕を持って歩く。
ウインドクラストした北側は、所々シールが効かない。
スキーを脱いで、所により急斜を這いつくばって歩く。
toroさんは「こういうところ怖い、危険」とか苦言第二弾。
高所が苦手だとのこと。スキーかロープがあれば問題ないらしい。スキーを脱いで背負ったからか。

スキーを背負って藪の中を歩くから、藪にスキーが引っ掛かる。
雪が少ないこのエリアは、藪の下が出来上がっておらず、随所で踏み抜く。
「こんなとこ独りじゃ絶対来ねーよ、引き返すこともできない、遭難だよ」とか苦言が止まらない。

頂上の岩稜はすぐそこに見えているのに、遠い。

アプローチルートの雪は、気味の悪いザラメ層が奥に生成。クラストの下はスッカスカ。樹林のおかげでどうにか雪が固定されているだけ。
雨が降って雪が溶け、水蒸気が丸い雪粒を形成する。という弱層形成パターン。
「これすげー危ないよ」とtoroさん。
こんな火口の急斜を見て、
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「ココ行くの危険じゃないの?」苦言連発中。
さすがにワタクシも遠慮してきてしまう。マズイところに連れてきてしまった...と。
シール付けたまま岩の露出箇所を繋いで雪が薄いところをそぉーっと下りる?とか提案し始める。

でもね、ドロップポイントに立つと全く急斜面だとは感じない。
斜面を横から見てビビるけど、見下ろして斜度を感じない。これ、スキーあるある。
天気がいいから気分上々。新雪溜まってるし。
ネガティブマインドなんて完全払拭。
DSC_3054

1mくらい掘って、弱層は無かったので安心してドロップ。
シール付けたまま案は吹っ飛んだ。

イェーイ!!!
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↑途中から振り返って撮影。
(テレマークターンしたところでコケタから。ノンストップで落としたかったさ。)

サイコーでした。
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雪の下に岩が隠れていることも無く、気持ちよかった。
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この天気でこのまま帰るわけに何か行かないっしょ。
写真右上の方に向けて登る。
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南尾根の向こうはパラダイス。
沢地形を辿ると、丸駒温泉の真裏に下りられるシュートがあることを確認。
日当たりが良い南向きの斜面なので、板掴み系のサンクラストだと怖いけど、急斜600m、丸駒温泉まで900mの標高差を落とせてしまう。条件のいい時なら行けるのか?細くて固めの板とアルペンビンディングで行けそうな気もするけど...。この先5年くらいでの目標の一つかな。
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そんじゃぁ、このビッグな景色に向かって飛び込みませう。
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2本目はtoroさんにファーストをいってもらいましょう。
雪庇の切れ目からのドロップで、2mくらい足下が落ちてたのに、吹っ飛んでいきました。
さっきまで、怖いとか危ねぇとか言ってたのにね。
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キメてやったぜ。
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どうよ、キマッたでしょ。
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爆裂火口は凄まじい場所でした。
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人々は、活火山のこのような地形を地獄谷と呼びます。
しかしそこは天国でした。
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帰りはヤブ地獄。
雨を吸って固く凍ったザクザク雪を小回りで降りるから、脚が終わって辛い。

天国谷と地獄尾根。そういう山だね。

あと2m雪が積もれば、尾根や沢でも快適に遊べるのに、勿体ない山だ。

今後の目標と調査対象は、南の沢、爆裂火口の更に下の沢、藪に苦労しないアプローチ&お帰りルート。

滑走は上手くいって、課題や目標も見つかって、大満足。
移動距離10km未満なのに、行動7時間。あー疲れた。

藪移動や岩崖尾根の移動があるので、万人に薦められる山ではありませんので、行くならご自身の経験や判断力、滑走スキルや体力とよーく相談しましょう。





2018.03 敗退 三段山

地獄方面に歩いて行く人達。
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なんでこんな日に山行くの?

そう、春の嵐に伴う暖気流入で各地は雨。
標高を上げないと雪が降っていないのです。
白銀荘前はひっきりなしに人が出入り。高所に人が集中しがち?

2段目近く、小さな尾根に上がると爆風。視界なし。
5m先のメンバーすら時折見えなくなる。
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2段目から富良野川へ落とす面は、超危険状態。深さ30cmくらいでスルリとずれる弱層形成。プレッシャーをかけることなく掘ってる傍から勝手にスルリと。

つーことで、2段目下でシールを剥がして引き返す。

先行者の後を追ってたら、

雪崩れる。
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破断面手前30cmでギリギリ停止できた。
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単独で行ったら、辛いだけで何にも面白くなく実りも無いタダの苦行。

でも、愉快なメンバー一緒だからクソ面白い。
暴風雪の中は爆笑珍街道。

「訓練!訓練!」と連呼するヒト。

スプリットボードで来たのに、暴風雪の中で接続作業が嫌になて、スキーとして滑ってるヒト。
曰く「スキー最高!」らしい。



カミホロ荘で長風呂。
街に下りて豚サガリ、激旨。
今日は温泉や肉屋がよかった。
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2018.02.27 蟹牛

ずっと道北の天気を気にしていた。
この日、上川が最も天気が良い予報だった。
迷わず、チトカニウシへ向かう。
(アプローチが楽な方なので、平日のぼっちスキーには丁度いいのである。)

移動中、愛別上川道路からニセイカのアンギラス越しに朝日を眺める。
気分は上々で、北見峠到着。遠いけど、高速を使えば早い。奥ニセコに行くくらいの移動時間で済む。

バッチリ晴れてる。
そしてトレース付き。
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あのど真ん中を落としちゃうのよ。晴天よ、持ちこたえてくれたまえ。
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見上げてキラキラ。
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見下ろしてキラキラ。
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霧が作った羽毛のような雪。スーパーライト、スーパードライ。
シールは全然効きません。
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視界と光があればそこはパラダイス。
おまけに無風。駐車場所でマイナス20度を下回っていたけど、
全然寒くない。
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ニセイカ、愛別も良く見えた。
ニセイカにも行ってみたいけど、単独では行程の長さに難あり。
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北大雪スキー場から奥の天狗岳に向けて入っていくのも良さげ。リフト動いていればね。
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シールが終始効かず、緩斜面なのにジグザグハイク。苦戦しながら尾根に到着。
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天塩岳、渚滑岳がカッコイイ。
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真正面のデッカイ斜面にいつか飛び込めるのだろうか。こちらも行程が長いのです。
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渚滑岳にはどストレートなシュートがあるのね。そそられる。
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道北がまるで天国のように見えてきた。
人少ない、滑るところ多い、日本海側より天候安定、雪が良い。
良いことしか無い。

写真撮ったり、効かないシールに苦戦したりして、のんびりペースだったが、
2.5hくらいで山頂到着。
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周囲を偵察。
東側はかなり落ちている。風下で雪は良いだろうが、雪庇に囲まれていてどこから登り返すかが課題。斜面のど真ん中を登り返せば雪庇を避けられるけど、良くないよな。
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お目当ての面。雪の付き方は不均一。残念ラインを取らぬよう、地形と風を読むべし。
とりあえず、左岸の樹林帯に寄せて滑ってみた。
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まとまった降雪は前日からなかったので、ディープパウダーではない。
でも低温のお陰で、雪は腐らず軽いまま保存。
もう気持ち良くて登り返しのことなんか忘れて450mも落としちゃった。
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気付けばこんな崖に挟まれ、壁みたいな斜面を登り返すハメに。
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登り返しの途中、滑った斜面を振り返る至福の時間。
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自分が滑ったトラックを振り返る至福の時間其の弐。
スキーヤーなんてどいつもこいつも自分大好き人間。
P1150281

この晴天のもと、1本滑って帰るのは勿体なさ過ぎる。
2本目もメイン斜面にドロップ。
この東側にも樹林の無い縦の滑走ラインがあったけれど、また次回に取っておこう。
今度は右岸に寄せてみた。雪の付き方は様々で、どこが正解ということは無かった模様。
P1150302

 

2本を滑って登り返す途中、便意との戦いが始まった。
天気が良くて気持ちが急いで、起床後から全くトイレに行ってなかった。
仕方なく山中で排便。ウエアがワンピースだから面倒臭い。インナーもワンピースだから面倒臭い。
半裸にならないとウンチできないの。
色々面倒くさくて服を脱いでもスキーを脱がずに排便開始。

気付けば板の上に盛ってるし、人間のものとは思えないほどの太いし。長時間溜めたからな。
ケツの穴の小さな人間ではなかったことが判明。

復路はアンテナ設備の周辺でシールを付けなければならないのと、国道が近くなってから緩く短い登り返しがあったりあまり楽ではない。次回以降はテレマークだな。

P1150349

北見峠から望遠レンズで撮影してもらいたいね。
誰か私の滑りを見てくれていなかっただろうか。

この日は旭川に滞在して、翌日ほろたちスキー場に行こうと画策。
1度目の計画は、大雪クローズで阻まれ、
2度目の計画は、スキー場の営業再開に向けたお知らせの勘繰りに失敗して阻まれ、
遂に3度目の計画は、、、
horota
休業かよ。

ほろたちスキー場とは本当に気持ちが合いませんな。

江丹別峠付近で遊べるところもあるけれど、
チトカニウシを気持ちよく滑れたので、そのまま帰ることにした。





2018.02.21 朝里岳界隈

昨日は休みだったので、幌加内に行こうとしてたんですが、
前日23時台に
horo
こんなお知らせが出たまま。16日から19日まで4日間アップデート無し。
オープンしない臭がプンプンしますよねー。先週に引き続きダメかと察し、諦めてふて寝してしまいました。
結局20日営業したし、、、、
幌加内町とは気が合わないようで、来シーズンだな。
結局20日は屋外活動無く終了。

そのダラダラ感を引きずって、
良く21日はお手軽コースとなり、1時間で到着する札幌国際スキー場の周辺へ。

国際の周辺に独りで入るとき、今まではチケットを買わずに下から歩いてました。
でもね、反対側のあのスキー場があんな感じなもので、
あえてスカイキャビンのチケットを買うことにしたのーーー。

9時過ぎにチケット買ったので、入山は9時30分近く、
なのに誰も行ってないし、
P1150097

誰も来ないし。
P1150096

膝ラッセル確定か、
と思ってたら、モービルトレース使えちゃいました。

視界はまぁOK。
P1150098

晴れたり曇ったり。
P1150099

風は強め。このくらいの風なら、稜線の向こう側へ行きたいところだけれど、
今年の冬は気温が低くてキツイ。メジャー処で今日は済ませます。

まず、朝里岳沢川の源頭シュート。
雪の深さと低温でスピードイマイチだけどフワフワ感を楽しめた。
P1150107

尾根上に引いた一本の美しいライン。
P1150108

その左の方向はというと、、、

F〇ck'in disturbed assh〇le valley !!!!!!
P1150111

ギッタギタ。
彼らを極端に嫌う山屋さんもいるけど、
彼らも山屋さんが邪魔だったりすることもあるわけで、
上手に棲み分けられればそれでいいんです。
好きというわけではないけれど、とくに何も...ってなことで。

トレース使ったし。


時折晴れるものだから、
1,290peakに行けないものかと欲が出る。
ボウルをトラバースして
P1150118_d
アプローチを試みるも、結局冷たく強い風と、視界が無くなってきてやめる。

メジャー斜面のボトムに出られるように降りたが、
上部の雪付きが悪くて残念だった。下の方は雪が溜まっていたが、ほんの少しだけ。

メジャー斜面を登り、3本目はメジャー斜面のメジャーライン。
P1150123
深いラッセル、意地の直登、時間かかった。疲れた。

結局アプローチ、登り返し、雪付き、なんだかんだでメジャーラインが良い。
人の少ない平日ならメジャー処を選択してもOK牧場。



白井のお帰りルートに合流しようという途中、
口を空けた沢の上の壁トラバース。
P1150133
好んで通ったわけじゃなくて、乗ったトレースが悪かった。

水の流れが見えるし聞こえるし、深い。
落ちたら出られる可能性なんてないだろう。
凍死か両脚切断かだな。

滑走距離が短めだが、粉雪にまみれてを楽しめた。
今日も寒くて、冷えた頭が気持ち悪い。ヘルメット被ってるのにな。

GoProのバッテリーも寒さと劣化が相まって持たなくなってきた。
5年で3つめのスペアが必要か...






2018.02.14 羊蹄山 墓地

去年の羊蹄は外れシーズン。シーズン終始雪に恵まれず、藪に悩まされた元日以降、パウダーを滑ることは無かった。

今日は降雪十分ですよ。

P1150080
フルフル単独ラッセル覚悟。

神社の沢へのルートにはトレースが薄く残っていた。
墓地の沢ルートへのトレースは無し。

当然のことながら、選ぶは墓地の沢ルート。平日だし、後続を気にしなくても良いしね。

伐採地は真っ白な世界のため、酔って気持ち悪くなってしまうので、
林との境界沿いに歩き始める。
と、いつの間にか、小さかった沢が巨大化してきた。
やがてこれが墓地の沢であることに気づく。
右岸が正しいルートなのだが、左岸に居るボク。

伐採されてからというもの、せっかく培った位置感覚が通用せん。

GPS?携行してるけど、電源なんて普段入れてません。

沢の大きさは、もやは対岸へ移動できないレベルに巨大化。

焦る。

渡れる場所を探すために地形図を確認し、林道終点過ぎの標高600mほどのところにどうにかなりそうな場所を発見。そこまで歩いて沢底にとりあえず降りる。

で正規ルートに戻ろうとしたが、
向こう側には傾斜60~80度+高さ20mくらいの壁。

スキーを履いて行けるところまでよじ登る。

エッジが効かない傾斜になってきたのでスキーを脱ぎザックに固定。(というのを傾斜70度でやってるエクストリーム感)

ツボ足になったら胸まで埋まって歩行困難。

腕とポールを使って柔らかい雪の大量除雪作業を開始。

カチカチの層を掘り出す。

カチカチの層が出てきたら、ブーツを刺してよじ登ろう、、、にも傾斜が急すぎて後方に落下するレベル。この辺の傾斜は70~80度、アイスアックス、スクリューなんてものを持ってきている訳もないのでで無理ゲー。

急すぎて降りるに降りられずピンチ。あと高さにして2mくらいのところだし、もう進むしかない感じ。

スキーをアンカー替わりに雪の壁に突き刺して、スキーを掴んでよじ登りました。

スキーが抜けたり手が滑ると20m近く落下するもんだから緊張しましたよ。

こんなことやってて小一時間ロス。加えてヘロヘロ。

そのまま沢を登っていく手段は考えられなかった。砂防ダムに阻まれるから。

しばらく正しい右岸を歩いて、いい感じの斜面に到達。
P1150082
疎林の具合とか、木々の大きさがとても心地よい。
良い場所だわ。

当然フルラッセルよ。
そして、大きく時間をロスしたせいで、外国人ツアーに先を越されてしまった。

彼らのトレースに取り付いたけど、要らんクライミングをしたせいで疲れてしまい、追い付けませんでした。

この外国人たち、
P1150083
歩行ルートに気が生えていると、避けずにへし折っていくようだ。
ここ羊蹄山は支笏洞爺国立公園内、動植物を損なう行為はNGですよー

今現在は普通だが、夜間に風が強かったようで、雪は飛ばされ気味。
1,000mそこそこでバテてきってたが、折角来たのだから1,200mまでは頑張ろう。
としていると次の目標は森林限界。
自分が居る尾根はほぼ森林限界だが、対岸の樹林がまだまだ立派なのでまだ頑張る気になる。
P1150085

ガスが濃くなって視界が悪くなってきて、もう止めてもいいくらい。
しかし、先行する外国人グループがなかなかハイクアップを止めない。ピークまで行くのか?ピークに行っても、頭上は青空、眼下は雲海なんてミラクルは絶対ないけど、ハイクアップを止めてくれないからついつい追いかけてしまう。俺の脳みそは犬レベル。

本当の森林限界まで来たし、もういいよね。結局1,400m弱まで登ってしまった。
降ります。
P1150086

GoProの電池は、不覚にも古いバッテリーが入っていて即死亡。
寒波到来中の中、たまたま巾着袋に入っていた普段使っているバッテリーに素手で交換。
手が凍えた。テムレスでGoProのバッテリー交換ができないこともよくわかった。

折角バッテリー交換したのに、まさかの写真撮影モード。
標高差200mくらい滑ってやっと気付いた。

肝心な楽しい斜度のところを記録できなかったよ。

雪はウインドパックされていてイマイチ。



今日の板は今シーズン途中から使い始めたWailer。
しっかり蹴り込んでターンしないと、ターン弧が浅くグングン加速する速い板。
速いからすぐに滑り終わってしまう悲しさ。
EP Proの方が曲がりやすいし、パウダーを満喫できる感じ。

あと、Tec Binding。開放しやすくて嫌い。
特にテールに力をかけると弱い。

伐採地こんなに広かったっけ?
元の森に戻って欲しいが、50年から100年以上先だろうな。その頃までスキーをしている気がしない。
P1150089






2018.02.07 富良野岳 ホコ岩からベベルイ沢

北海道は道南や太平洋側ばっかり雪が降る。
肝心の山スキーエリアはどこもかしこも数日間雪が降らんの。

でも天気が良さそうだったのが大雪山系。
視界がある喜び、雪が無いからと言って山に行かないのは勿体ない。

旭岳周辺の景色は見飽きてきたので、十勝連峰の晴天下の雪景色を楽しもうと、一番近い富良野岳。
行先は気の向くままに。今月は週末休みはこないだの日曜日だけなので、ぼっちスキー月間なのです。


7時少し前に到着。
P1150003
全部見えてる。

ホコ岩が朝日に輝いている。
P1150006

晴天ということは、
P1150009

温泉の湯気ではない。
寒くて三峰沢川の冷水から生じる湯気。

放射冷却による低気温。
到着時駐車スペースでマイナス23度でした。

眺めはとても良い。
旭岳もバッチリ。
P1150014

十勝連峰はというと、
P1150023
十勝岳火口からの火山性ガスが雲を作っていて上の方は見えませんですが、いい感じ。
化け物岩には人が見えました。アルパインクライミング日和ですな。こんな日は、ジャイアント尾根ではなく、凌雲閣から安政火口経由で富良野岳やカミホロに向かって歩くできだったか。
ちなみに、山肌は雪が付いている様子は無く、ハイマツボコボコの氷塊でございます。

シール歩行は簡単でない。
トレースはカチカチ。更に、雪は乾いていて低温。
シールがグリップしない条件が揃う。

森林限界を超えると、
足下は、ウインドクラストでカチカチ。風紋を形成しているか、カチカチ氷がハイマツや岩に纏わり付いた状態。
慎重に歩かないと、転倒でもしたら全身バラバラになるまで滑落するわ。

生物の気配が無い、デスゾーン的な雰囲気。
P1150025

更に強風。森より下は無風だったのに。
風速は10m/sくらいの感じ。
頭が冷えて、思考能力等が低下してる予感。
駐車スペースの気温から推測すると気温はマイナス25~30度。更に風が吹いて顔の皮が千切れそう。
こんなに寒くても、頑なにテムレスを使用。ですが、オーバーミトンを使ってます。
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秀岳荘のこれがおススメ。安いし、肘近くまで腕をカバーするので、腕を流れる血液を保温し手先の冷えを押さえます。オーバーミトン中にフツーの皮や化繊のグローブをすると、指先を使った作業が困難になりますが、柔らかいテムレスだとかなり影響がかなり少なく済みます。テムレスとこのオーバーミトンの組み合わせは特にGood。


最後の最後の急な所は、滑落リスクを避けるためにスキーをザックに取り付けて乗り切たっけど、風に煽られてあまりリスクが下がった気がしない。

歩行に難儀したり、スキーを担いだりしている間にペースが落ちて、ベベルイの北尾根から上がってきた、こんなに寒くてカチカチなところに登ってくる変な人にやや追い付かれ気味。
P1150035


ベベルイの西尾根を上がってきたけど、足下がカチカチなので、戻るに戻れず結局ホコ岩まで来てしまいました。相変わらずクッソ寒いっす。自衛隊のヘリが足元を飛ぶカオスな状況。
P1150042

どこもかしこもカチカチで滑るところなんか無ぇ。
選択肢は3つ。尾根を戻るか、ホコ岩シュートか、ベベルイ沢か、、、
尾根はボコボコなので滑れるどころではないので却下。
ホコ岩は、今日の風向きだとモロに風を受けていて雪なんて無いと思われる。狭いシュートで雪が無いとか、両サイドの岩に激突しそうなので却下。
仕方なく、ベベルイ沢へ。

沢のテッペンから侵入。
始めはシールを付けたまま、シュカブラ帯を降りて、途中の岩の上でシールを剥がす。
P1150051

では滑走開始。
沢はパウダースノーが見える、だけで、
深さ1cmのパウダーの下にはウインドクラストしたカチカチの氷板がある状態。
しかも今日はノーヘル。
P1150055

序盤の傾斜は40度超あってそーっと降りるだけ。
傾斜が40度を下回ってきたところから真っ当に滑る。


寒すぎてGoProのバッテリーは全然持たない。
電源OFFの音がきこえては、立ち止まり呼気で暖めるを繰り返しながら滑降。
更に、GoProより寒さに強かったデジカメが落ちるのは初体験だった。

P1150059
ターンの後があるけれど、深雪は僅か1cm。
硬い風紋や硬く固まった古いトラックで見た目には無いボコボコが随所に隠れている。

Markerの激重ツアービンディングはこういうカチカチのコンディションでも不安が無い。


板はEP Pro、キャンバー皆無の極太ツインロッカー。持ってる板の中で、最もこのコンディションに合わない板で来てしまった。でも、テレマークでなかっただけまだマシだったかな。

P1150063

転んだら止まらない。
慎重に滑る。

P1150070

しかし、慎重になり過ぎると、体が固くなってミスをする。
行うべきは、しっかりと身体を倒すこと。
慎重になればよいのではない。正しいスキーの動きをすることが正しいのだ。

緊張感、背徳感、ワクワク感、いろんなものが入り混じって滑る。
そして、緊張やストレスから解放されて、安堵感を得る。
楽しさを感じるというのは、こういうこと。

ホコ岩が遠い割に、あっという間に滑り終わる。
ひとりぼっちだと、メンバーの滑りを見たり撮ったりしないから。P1150071

登り返して滑る程の雪ではなく、
何よりも足先が強烈に冷えていたので、このまま下山しました。

駐車スペースに戻ると、山の上の方はガスの中。入山から下山までいいタイミングだったな。P1150075


身体がかなり冷えたので、カミホロ荘で入浴+味噌ラーメンで身体に加温。

温泉から出て気付いたことがある。
露天風呂では、四肢と躯体を温めることができても、顔や脳は温まらない。


おまけ)
ストックのワッパでスキー板を釣る画。
P1150073

三峰沢川にスキーを落としました。
対岸に投げたら、着地後上に飛び上がり、落下と同時に跳ね返って落ちやがった。
板の弾力を目の当たりにした。






2018.02.04 亀裂祭りスキー

3年前に調査したローカルエリアにご招待。
http://blog.livedoor.jp/power_of_ukon/archives/52009187.html

せめてこのエリアくらいは人だらけになって欲しくないので、場所は伏せておくけど、
まぁ、観る人が見ればどこのお山かは簡単にわかるだろう。

滑る斜面は豊富なのです。
P1140770

道の駅に集合して、出発は9時頃。のんびりめだが、寒いから雪は腐らんだろう。

背の山脈には青空と光が射し、長い平地歩きでも皆さんご満悦。
良い斜面が無数に見られて、妄想が膨らむが、今年はワレまくりなのです。来シーズン以降に開拓しましょう。
P1140773


今日の山も例外ではなく、ハイクアップ中に亀裂がお目見え。
割れてなきゃぁ気持ちのよい斜面なんだけど残念。
2018204abe_180204_0014

平地が終わってからは標高差400m超をグイグイ稼ぐ。平地歩きを1時間くらいやった後なので結構に疲れてる。
神居尻 たてりん撮影_180204_0010


尾根に上がって、本日の御馳走が現るも、豪快にパックリんこ。
P1140789

3年前の3月初めはこんなかんじ。綺麗にツルっと仕上がってたのに。
今年は12月も1月も気温が高くなるときがあっUnder1,000mの低山はダメダメ。
来シーズン待ってろよ。
P1050341

尾根から先は更に尾根歩きで山頂を目指す。
右側の崖斜面は大崩落祭り。
P1140793

こんな感じで進む。
かなり余裕を持たせたつもりだったけど、微妙なハイクライン。
20180204真介_180204_0003

隣の山も楽しそう。キロロ周辺なんかより良さそうな斜面が沢山ある。
問題はアプローチの長さだけ。
P1140796


山頂に到着。お天気下り坂。
さっさと行きましょう。

気温が低かったお陰で何とか雪が腐らずに済んでいるが、数日間降雪が無かったため、雪質はハードパック気味。
西寄りの方が、いい雪が残ってました。
P1140810
先行したブルーヘルメットを捜索すべく沢地形のボトムラインを滑走。

で、始め登ってきた尾根に向かって、雪庇の切れ目を狙って登り返し。
かなりスリリング。そして足元にも細い亀裂があっておっかないのです。尾根沿いも亀裂を跨いだり落ちそうになったりね。
神居尻 たてりん撮影_180204_0007

2本目はお帰りコースに向かって。
先行した波男さんと別の沢に下りてしまう。
ちゃんと打ち合わせしなきゃな。


雪は深くないが、下地が固いので良く板が走る。
そして、均質でないパウダーと時折現れるサンクラスト。
ハイスピードで足下の雪が随時変化する。
課題を次々に与えられては解決するという滑り応えのある1本。

メンツルのディープパウダーをバフーーー、と滑るのもいいけど、
困難さを伴ってこそ、スキーをしているっっっ!!!と実感できるというもの。
とても満足感のある滑りを楽しめた。

亀裂転落もあったし。
写真見て亀裂の大きさにビビッタわ。


ラーメン祭り with Food FIighter とソフトクリームと夕焼けで見事に〆ったゼ。
DSC_2961






2018.01.28 無意根山修行/元山ルート

天気が良くないのは判ってたけど、無意根山。

言い出しっぺは私でございます。

寒いに決まってるけどさ、
風吹くのは当たり前だけど、

視界の良し悪しは行ってみないと分らないじゃない。

豊羽鉱山からアクセス。
P1140628
豊羽鉱山というと、バックカントリーのアクセスポイントというイメージだったけど、
もう、変チクリン自転車レース2017.06.18 定山渓・豊羽ロードレースのイメージに染まってしまいましたよ。

朝の雪はフワッフワ。結晶が大きく、空気を多く含んだ軽い雪。

視界が確保されそうな予感も一時あった。
P1140629


森の中はモフモフ。
メンバー7人。ラッセルは程々。始めの方だけ先行ラッセル。
単独でこの距離は苦しい。
無意根に行きたい、と言い出したのは、
メンバー数を鑑みてなのです。
P1140632

千尺高地を過ぎて、風が強くはなってきたものの、
視界確保の希望は少し残る。
シモさんが殆どラッセル。羨ましい体力。
そしてベタ付けで追走するReさんスゲー。
P1140643


ポコ辺りから修行的環境。
風は強く、
顔が冷え切りヒリヒリと痛む。
なのにシモさんは顔面丸出し。
皆さん口数が減っていくが、Reさんの雰囲気が明るい。
P1140651
デスゾーンの向かっていく人達の図。
俺が無意根行くと言い出したから付き合わされていると思うと申し訳ないのよ。
と思いつつも、そんな状況に半笑いw

標高1,450mで、東面は諦めて撤収。
降りれば風は弱まるが、
目標物が無い東面、視界もイマイチなので、はぐれるリスクがね。

まぁ、シモさんが居てくれたのでここまで来られたというもの。
居なかったら、長尾山を滑って帰ったことだろう。

引き返すほどに、生きた心地が戻る。
厳しい環境に身を置くと、
現実逃避というか、今置かれている状況を無かったことにしたいという感情を生じ、
何も考えなくなるのです。

そして、千尺の斜面は深かった。
P1140669

深さ、雪量はシーズントップになるかも。
P1140735

GoPro準備する余裕無くて、動画ナシです。

〆はカレー祭。
DSC_2942

おつかれさまでした。
言い出しっぺはワタクシでございます。お詫び申し上げます。

でもね、
融通の利く奥ニセコとか、天候の安定していそうな上砂川も考えたんですけど、
皆さん体力あるから、物足りないんじゃないかということで。






2018.01.22 音江山

平日休み、混雑処を許容しての音江山。
週末の早朝より平日の方が、働く車が多い。予定より30分くらい移動時間を要した。
P1140589

週末明けなので、トレースあり。
P1140592
と油断してたら、手前の尾根を過ぎてからトレースは無くなりフルラッセル。
トレースを期待して渡渉ポイントを手前にして登ったけど、
雪は降ったかり。トレース無し。
トレースを諦め、2本目の登り返しを想定して奥から登れば良かった。

標高を上げる程に、山はモフモフと雪を蓄えていて気分はウキウキ。
P1140603

絶対に外さないのが音江山。
P1140605

尾根に上がると凍てついた雰囲気。
雰囲気だけじゃなくてホントに寒い。
P1140607
貸切状態。物音一つしない。山に居ることの大きな楽しみはこんな状況。

貸切だと思いきや、山頂について暫くして2人上がってきたけど。

山頂も深かった。ツボで歩いたら腰まで埋まった。
P1140612

まずは、山頂直下を1本。
沢まで降りた。
P1140617


新たに調達した板は、今まで使ってきたEP Proよりスピードが出る。
あっという間にボトムに到着。
P1140618

そしてラッセルして登る。
深いけど、直登。
ツインチップでもテールにキャンバーが残してある板だと、急登でグリップする。
P1140619


2本目はまったりとお帰りコース。


マンゾク。

山頂直下の雪は、今シーズンで一番良かったということになりそうな感じ。

内陸だから湿り気が無い。
海風に揉まれていない雪は、ニセコ界隈のように破砕していない。
北/東向きで、日が当たらない、西風も当たらない。
好条件しか揃っていないのよ。

高速を使えば早いが、下の道だと時間がかかる。
高速が無料だった頃にもっと遊んでおけばよかった。






2018.01.21 AK裏山

キロロ周辺ではない。キロロの裏山なんて行くことが今後あるだろうか。ポイント券が無くなっただけでなく、ゴンドラ1回券すら無くなったというじゃないか。

ここは純粋な赤井川の裏山。

雰囲気のいい小川を渡り、
P1140386


暖冬がもたらす亀裂斜面を眺めながら、
P1140389


黙々と林道を歩く。
20180121 たてりん_180121_0011

林道を終え、標高を上げると視界が開ける。
P1140393


山頂手前の東斜面は亀裂祭。
P1140517


山頂へのアクセスは大きな雪庇に阻まれる。
P1140519


雪庇の前からドロップ。AKらしい、良い具合の疎林。
ドン降りで視界不良。
P1140454


この日は風が強い日。雪は破砕気味でやや重い。
しかし、深い。
20180121 たてりん_180121_0017

重くてもオーバーヘッド。
破砕結晶でも、量で捲くる。これが赤井川。
20180121 たてりん_180121_0018

ごちそうさまでした。

このエリア、前々から気になっていたところ。アテンドしてくれてありがとうございました。










2018.01.15 富良野岳

P1140373

道央エリアは高温と雨予報。
大雪山系は雨にはならなさそう。風向きは南。

そんな天候を鑑みてに富良野岳に決定。
はい、天気に恵まれていません。

昼から天候が崩れる予報なので、早めに入山したかったが、忘れ物をして小一時間ロス。
富良野に着いた時には森林限界より上も見えていたが、翁公園前に着いた時にはガスの中。

行けるところまでということで出発。

P1140366


橋がカチカチで滑る。蒲鉾型なので落ちやすいですよ。
P1140367


三峰山沢を渡ってからは、トラックだらけ。ハイクトレースもカチカチ。
国際の裏かよっ、ってくらい荒れてるし。
月曜日だから、土日のギタギタが残るのは致し方ないにしても、
百人以上が山に入ったんじゃないかというくらいの荒れ具合。

気分が萎えそうだが、他に入山者が居ないので悪い気はしませんよ。

今日は太く重い板とツアービンディング。テレマークを少しお休み。単独ならのんびり歩けばいいのです。

樹林が低木化してきた辺りから、風が強くなる。突風混じりでフラついたり呼吸し辛くなる程。
だんだん頬がヒリヒリと痛くなってきたので、凍傷になる前にハイクを止める。標高1,400m少々で終わり。

ベベルイ沢は危険な雰囲気。
バシッと亀裂が入ります。地形的に風成雪が溜まるので、亀裂は入りやすい場所ですが、
10m先まで亀裂が入るとさすがにビビる。
P1140369

自分の立つ場所の上の方にも広く伝播。
P1140370

厚さは、5〜15cm。尾根を引き返すほどではないと判断してドロップ。

浅パウの下に昨日までのギタギタトラックが隠れる。
P1140372

北尾根を登り返したかったけれど、轟々とした風の音でやる気低下。そのまま下山。

9時入山からの11時下山完了。
せっかく上富良野まで来てこのまま帰るのもつまらないので、
凌雲閣の味噌汁風呂に浸かって帰りました。





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