また整備の件です。Polini Thor190 ですが、昨年末にデコンプホール
清掃&整備をしたばかりで、特に不調ではなかったのですが・・・
新ピストンと、ニードルベアリングが入荷したので、交換となりました。

ニードルベアリングですが、新ロットと旧ロットがあるとのことでしたが、
自分のThor190は、旧ロットだったので、交換してよかったです。

分解前・・・いつもの分解です。
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カバー分割をしているので、エンジンを積んだままピストン交換です。
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あまり汚れていません。
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シリンダー取り外し。
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マフラーを取り外すと、ガスケットを必ず交換しますが、いちいち新品を使うのもどうかと
思いますので、この部分は、自作です。右下が純正。
寸法を合わせて製作します。
ガスケットの厚みは1mmあれば大丈夫です。
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シリンダーヘッド、カーボンが付着しています。
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簡単にピカピカとなりました
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今回試しに↓これを使いましたが、カーボンが楽に落ちました。
(これで落ちるとは、知りませんでした)
WAKOS メタルコンパウンド この製品メタル磨きでは、かなり強力です。
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古いピストン。まだ使えないわけでは無いと思いますが・・
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新品と交換です。新品ピストンはエッジ部分などに、バリが付いています。
オイルストーンなどで、軽くバリを取ります。
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問題のニードルベアリングの交換です。
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左が新型の対策品、右が旧タイプ。違いがわかりますか??
・ローラー部分の幅が違う
・実はローラーの本数も違う 旧12本→新13本 です。
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旧タイプの不具合は、ベアリングの破損?とのことです。
2~3年くらい前の、エンジンは要注意とか・・
以前より、この噂を聞いていたので、気になってはいたのですが
破損する前に交換できてよかったです。
ちなみに、Thor190  Thor200  Thor250  も同一のベアリングを使用している
とのことです。 確認してみてはいかがでしょうか?
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部品がそろったので、組付け
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ピストンを組み込む際、ピストンリングの挿入で引っかかるので、
写真のように、タイラップを巻いてから、シリンダーにセットします。
 ピストンリングが1本のタイプは、問題無いのですが、2本の場合は、何も使わないと
結構難しいです。コツは、リング下側部分のみタイラップで止めて、
上部リングは、指で抑えて差し込みます。
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スムーズに楽に一発で差し込めます。
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いつも通り、トルクレンチ使用
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リコイルスターターの紐がちぎれかけていたので、紐の交換です。
Thor190は、エンジンのかかりが非常によいので、スターターは
ほぼ使用せず、リコイルだけでエンジンをかけることが多いです。
(またスターターも故障しやすいので使ってません)
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爪部分もだいぶ、ヘタっていたので、この部分も交換です。
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話はそれますが、左がThor200のフラッシュスターターです。
Thor190には使用できません。
(少しの改造で、Thor200用を使用できそうです)
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中を開けてみましたが、かなりへたってました。
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新品の爪キットを使用。
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シリコングリスなどを使用して、グリスアップです。
プラスチックを、破損させないので、シリコングリスがよいかと思います。
(グリスの種類によっては、プラスチックを破損させるものも、あるのでよく確認してください)
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紐も交換です。ノーマルは3mmのロープですが、4mmまで装着できます。
長さですが、ノーマルが1.8mなので、その長さより調整して使用します。
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再び組み立て。
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今回はニードルベアリング&ピストンの交換でした。今後のリスクの可能性の回避です。
これでエンジンは「完璧」というわけでは無いのですが、
空を飛ぶ行為の、保険みたいなものです。




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ここまで来て、残念ながら、フレームのクラックを発見しました。
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次回はフレームの交換です。