ここのところ、超多忙で更新が全くできませんでした。
パラグライダーは、週末近場を短時間飛行しているだけです。

現在途中ですが、TIG220Pのマニュアル的に解説書を製作しました。
下図ですが、Adobe Illustratorにて記入しております。

↑上記図解マニュアルですが、PDFに変換してUPしております、現在スマホでは見れないようです。
↓一番下に写真のマニュアルを貼り付けました。スマホでも見れます。
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【パルスの設定】

パルスが必要な溶接条件
・アルミは、融点が低く660度なので、溶接時(特に後半)に母材溶接箇所が溶けて来ます。
 (ちなみに鉄は約1500度位、ステンレスは1400度位なので溶け落ちにくいです)
 母材が溶けるということは、溶接中に溶接幅が広がっていき、キレイに溶接できなくなります。
 対策は、溶接後半で速度を上げるなど熟練した技が必要となります。

・薄板を溶接する時
・薄板と厚板を溶接する時
 (一定の電流で溶接する場合、厚板に電流を合わせると、薄板が溶け、
   薄板に合わせると厚板が溶けない)
・裏波を出す溶接をする時
 (裏波→表面の溶接で裏側も溶かし込み、裏側からも溶接したように溶接ビートを出す溶接方法
   強度が高い)
・溶接ビートがキレイに出せる。
・母材の溶け落ちが、少なくなるが、溶け込みも深くできる。

◎上記の対策の一つとしてパルスを使用します。

パルスは、高い電流と、低い電流を交互に流します。
高い電流→母材を溶かす
低い電流→溶融プールを冷やす。
上記の機能により、母材の溶け落ちが抑えられると同時に、溶け込みも深くなります。

◎パルスの使い方(簡単な使用方法)
 下の電流は【BACKGRONUDA】母材に合わせて一番下まで下げる。
 上の電流は【WELDINGA】キレイに溶接できる電流に設定。
 パルスのスピード【PULSE FREQUENCY】は一般的に2Hz付近←目安
 パルスの幅【PULSE WIDTH】は 20~80%の中間くらい約50%で使用←目安


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【ACバランスについて】
アルミの溶接は、交流溶接(AC)なので、電極がプラスとマイナスで交互に流れます。
プラス電流時→→アルミの表面の酸化皮膜を除去
マイナス電流時→アルミ材を溶かす
ACバランスの調整によって、プラスとマイナスの比率を調整します。
通常は、ダイヤル0で問題無いです(電極 プラス→30% マイナス→70%)

電極を上げると、プラスの比率が多くなり、よくクリーニングされる。
しかし、マイナスの比率が少なくなり、アルミ材の溶け込みが浅くなる。
効果的な使用方法は、アルミ材が古くなり、酸化皮膜が厚そうな場合に徐々につまみを
プラスに回して、溶接具合を見ながら、作業調整をします。

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ついでに溶接条件です。

板厚     アルミ電流 / ガス流量  ステンレス・軟鋼 / ガス流量
1mm未満    10~30    6     10~40  4
1mm      50~60    6~8     30~60    4~6
2mm      60~90    6~8     70~100  4~6
3mm      100~140   8~10    110~150 8~10
4mm      140~180   8~10    120~180 8~10
5mm      160~200  10~12   150~200 10~12
軟鋼は、ガス流量がステンレスより若干多めのほうが溶接性がよい。
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★一番簡単なアルミ溶接の使用方法
いろいろと書きましたが、一番簡単な使用方法としては、

①交流のACにする
②2Tまたは4Tを、2Tにする。
③【WELDINGA】にて電流を決める(↑上記溶接条件を参照)
④ガス流量を決める。
でとりあえずは、溶接ができます。
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↓画像をクリックすると、大きな画面で見れます。

無題220P


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溶接機導入⑥ TIG溶接機 TIG220P / TIG200・アルミガード溶接・実用

途中ですが、とりあえずUPします。
続きは後日。