Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2007年01月

「CGMマーケティング 消費者集合体を味方にする技術 -伊地知晋一」読みました。5


CGMマーケティング 消費者集合体を味方にする技術
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書評/IT・Web



なるほど、勉強になります!
今の時代の流れを理解する上での、基本的なことが、とっても分かり易く表記されていて、一気に読めました。
いつも見慣れた画面の表示が参照されてHPなどが紹介されているのが、インパクトがあって理解し易い。 ページの脇(3分の1位)に注釈があって、専門用語の補足がされているのが親切。
とにかく分かり易い。

『CGMマーケティング』なんて表記されると、私も敬遠してしまいたくなりますが・・・
思い返せば、昨年夏に、私がこのブログを開設したのも『Web2.0』の概念に触発されたことがキッカケでした。
梅田 望夫『ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる』 に、ブログの無限の可能性のような”何か”を感じて、とりあえず始めてみることにしたのでした。

未だに理解できないことばかりで、何がなにやら分かっていないだらけですが、世の中のひとつの大きな流れが、この方向(Web2.0、CGMマーケティング)で動き出していることに、間違いはありません。
その大きな流れのひとつを理解することって、世の中を上手く生きて、人生をより楽しむことにもつながっていくのかなぁ・・・ なんてことも考えます。




「伊豆の踊子 -川端康成」読みました。5


伊豆の踊子
著者: 川端 康成
文庫: 201ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1950/08)


名作は凄い!?!

美しい。
涙を誘われるほどに、美しい。
静かに淡々と、平穏に、容易な言葉をして表記される物語は、心の深い部分に訴えかける何かがある。

ノーベル文学賞作家、川端 康成 (1899-1972) の名作。
ガルシア=マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」川端 康成「眠れる美女」 ときて、いつもの区立図書館で見掛けて、手にしました。

孤独、死、愛、男と女、性・・・

色々なことを考えさせられた。
時を越えて語り継がれる、人間の普遍の原理原則。




「オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える -木村元彦」読みました。5


オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
著者: 木村 元彦
単行本: 238ページ
出版社: 集英社インターナショナル (2005/12)



成るべくして、今の彼がある。

後半の、ジェフユナイテッド市原・千葉の監督として、Jリーグヤマザキナビスコカップを優勝した瞬間の描写に、休日の早朝のガラガラに空いた通勤電車の中で、グッと込み上げてくるものがあり、涙がこぼれそうになった。 それほど、心を大きく揺さ振られた。
色々な人物の、色々な思い、そして誰より イビチャ・オシム (Ivica Osim, Ивица Осим) の心の内を考えると、とても平静ではいられない・・・ おめでとう!!


実は、以前に図書館のインターネット予約していたものが、随分な時間を経て、やっと私の手に届いたのだ(すっかり忘れていた・・・)
サッカーに(世の中全般に?!)疎い私にとっては、人物やクラブ名が出てきても、全くピンとこないのではあるが、話題になる人物は、やっぱり凄い!
言葉では言い表せないような苦難や痛みを乗り越えて、耐えて、受け入れて、乗り越えて、そして、だから今があるのであろう!?

きっと、とっても厳しい方なのでしょう、周りにも、それ以上に自分自身に。
しかし、それをして余りある深く大きな”愛”を持ち合わせた、とっても素敵な方なのでしょう。

ひとつひとつの”オシム語録”として表記されている言葉の数々が、心に沁み込む。 きっと、誰よりも、著者(木村 元彦) が、彼を愛しているに違いない。


”お前は悔いなく人生を走っているか? 今のままでいいのか?”


言葉の、その深さをあらためて痛感した。
とっても素敵な著作である。
感動した。

「楽園のしっぽ -村山由佳」読みました。5


楽園のしっぽ
著者: 村山 由佳
単行本(ソフトカバー): 276ページ
出版社: 文藝春秋 (2005/7/14)



とっても素敵です!

図書館で何気なく手にして、何となく何かを感じて、借りてきました。
当然に、著者(村山 由佳)が、直木賞作家だということも、大自然に囲まれた農場暮らしをされていることも、全く存じ上げませんでした(恥!)。

人生を、目一杯楽しまれています。 とっても羨ましい!


好きなこと!を、とことん楽しむことって、私を含めた多くの人々は、成し得ていない。 当たり前の話しだけど、好きなことを楽しむには、まず自分自身が、何が好きなのかを分かっていなければならない。 自分自身のことが分かって、始めてそれを成し遂げることができる。
塾講師をも経験された著者が、後半で”ゆとり教育”について語るところで、ふと、教育の目的、また、人生の目的とは?と、考えさせられた。 何を目的とした”ゆとり教育”であり、何の”ゆとり”を求めるのか、その本質を見誤ることの愚かさを。
著者曰く、できることなら、ゆとり教育によって生まれた”ゆとり”が、
”子どもたち一人ひとりが<回り道>や<失敗>を自ら試せる余裕の時間” であってほしい、と。
そして、
”子どもたちを一度もつまずかせずに、無駄なく最短距離で<成功>へと導こうとする親や教師たちの<親心>こそが、結果として彼らを自分で何も選べないほど無気力にしてしまったり、やたらと挫折に弱い人間へと育ててきちゃったんじゃなかったろうか。当たり前のことだけど、失敗は成功からは学べないのだ。” とも。
まさに、そのあたりが、私自身が現在のところ人生を楽しみ切れていない要因のひつとかとも・・・ あくまでも、現在のところ。

色々な人生が、色々な楽しみ方があっていい。
優しくつよいメッセージ、たっぷりいただきました!

「Yes,andで、すべてはうまくいく! -樋栄ひかる」読みました。5


Yes,andで、すべてはうまくいく!
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書評/ビジネス




弾ける”勢い”があります!
スーパーポジティブシンキング!!
私もその勢いに乗せられて、一気に読んでしまいました〜!
たまに、必要です!

<Yes,and>は、ある意味では、人生を楽しむための基本中の基本です。 私も実践しています。(なかなか困難で、しょっちゅうめげてますが・・・)。

ところで、何を隠そう私も、ふと気が付いたときには、スペシャル<No,but>ボーイでした。 相手の話しが終わる前から、それを遮ってまでして口から出るのは、否定と反論。 当然に物事が上手く進む道理が無く、ますますネガティブにマイナス方向に転がり落ちていきます。(今も同じ?、かも知れない!?、笑!)


ネタバレになりますが・・・

”今日一日、<Yes,and>で過ごしてみて♪
 <Yes>で受けて、<and>で返す。
 <No,but>は使わない。
 たったそれだけ! That's it!
 すべてのことを<Yes,and>で受けとめられたら、
 あなたの人生は必ず変わる。
 Hope you can make it.(がんばってね)” -本文より抜粋-



実は、これ(↑)に重要なソースを添えて加工すると、劇的に人生が変わる(?!)んだけど、本にして、文字に表すと、これくらいが丁度いい。
気軽に手軽に読めて、いいきっかけになれば、それでいい。
私からも”Hope you make it!”




「旅 2007年03月号」読みました。5


旅 2007年 03月号
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書評/




『あなたのものになるべきものは、
ちゃんとあなたを待ってくれている』

素敵なものとの出会いって、きっと何か偶然という言葉では表現しきれない、不思議に導かれる”縁”みたいなものって、きっとあるのでしょうね。

新潮社から献本いただいた月刊誌”旅”という名の女性誌の3月号、憧れの都”パリ”の特集ですが、特に”食卓のもの”にこだわってます。
歴史ある美食の都”パリ”、美味しいものを、とびっきり美味しくいただくための、素敵な演出の数々・・・ 素敵に刻まれた歴史。

美しい写真を見ているだけで、うっとりと魅せられてしまいます。
そこに写し出されている、木の、シルバーの、ガラスの色・・・
味があって、見ているだけでワクワクしてきます。


昨年11月、世田谷美術館で開催された 画家アンリ・ルソーの絵画展 で観た、作品『サン・ニコラ河岸から見たサン・ルイ島』が脳裏から離れず、描かれた”パリ”の街への憧れが、きっと私を駆り立てたのであろう。

”パリ”は、私のことを待っていてくれるであろうか?



「ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 -村上春樹」読みました。5


ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
著者: 村上 春樹
文庫: 312ページ
出版: 新潮社 (1997/09)


やっぱり凄い!
グイグイと引き込まれるこの感覚。
だから”ハルキワールド”は、クセになる!

3部作のうちの、第1部を読了しました。
各300ページ強、全1000ページ超の長編大作だから、こちらとしても気長に構えていまして、他の著作をちょいちょいとツマミ読みをしながら、進めていきます。
ちょうど、フランツ・カフカの”城”を読了したところなので、体が”村上 春樹”を求めているのです。 色々なことが、す〜っと沁み込んでくると言うか、とっても心地好い。

作品としては、相変わらずの不思議な展開の物語が、様々な角度から同時進行している、その序の口でしかなく、ただただ流れに身を任せ、この後の展開を楽しみに、ワクワクしている状態ですが・・・
一見不可解な、不快にさえ思わせる、克明過ぎる描写の中に隠される、著者のメッセージ、そこに触れるときに、それを感じたときに、ゾクゾクするものを感じる。
平易な表現を用いて、分かり易く、馴染み易く、そして、ユーモアに溢れ、時にドキッとさせられるところに、著者の深く大きな”愛”すら感じる。


ところで、村上春樹の作品の中に、度々表される、
”私の中のある何かは、もう既に死んでいた・・・”
激しい衝撃を受けた事柄に、自身の内側の何かが完全に損なわれ、肉体的には生きつつも、精神的には、大きな部分を喪失したまま、決して、その肉体的な”死”を迎えることが無い状態。
そこに意味するものは?
隠されたメッセージは?

楽しみである!!

「生きる意味 -椎名麟三」読みました。5

生きる意味

生きる意味 (1964年)
著者: 椎名 麟三
文庫: 206ページ
出版社: 社会思想社 (1964)



分かりやすくて、面白い!
衝撃を受けました。

図書館で、何気なく目にして、何となく手にして、どっぷりはまりました!

椎名 麟三 (1911-1973)、最近何かで目にして気になっていたんです。

ほんとうのほんとうの、ほんとうに深いところまで、突き詰めていく考え方、その思考方法について語っているところ、とっても抵抗無く、すっと沁み込んできました。

激しい痛みを、その心の内に抱き続け、それでもなお、懸命に生きた。

時代を超えて、人間の不変の原理原則を見た気がする。
不思議な出会いに感謝したい。



「助けて!いけない恋にハマッてます -ネットだから聞けた不倫の新常識-」読みました。5


助けて!いけない恋にハマッてます −ネットだから聞けた不倫の新常識−
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書評/




悪くない。
みんな真剣に一生懸命で、世の中なかなか捨てたもんじゃない。
これも、ある意味では必要でしょう!

質問者(相談者?!)も真剣に、本気(マジ)に、悩んで、苦しんで、迷い、
回答者も真剣に考え、同情し、時に叱咤激励する・・・

え〜っ、ちょっとなぁ〜て思う回答や、耳を疑うコメントもあるし、なるほどとドキッとさせられたり、中にはグッときちゃうことも。
みんな、真剣だからね!
特に不倫の当事者はどちらも。 騙す方も、騙される方も(笑)!
そして、一方の回答者も(中には当然に自らが経験者も・・・)!

とってもいいことだと思うよ。
情が無いとか、世間は冷たいとか、人の温もりを感じないとか、耳にすることもあるけど、何をどうして?!


まぁ、恋愛は自由であろうし、何か(ここでは不倫)が発生するには、必ずそれなりの要因があって、成るべくして、その必然に導かれて起こり得る訳でしょうし、ひとりではできないことだから、相手があって、どっちがいいとか悪いとか、誰がいいとか悪いとか、なかなか簡単にスッキリって訳にはいかないよね〜。
実際、当事者は結構辛く苦しいだろうし、それなりの痛みも伴っちゃう訳だし・・・
真剣だから、なかなか周りの人の言うことも聞き入れられないだろうし、状況に酔ったりしちゃったり。 ある意味、必要に求められて、そうなっちゃった部分もあるだろうし・・・

それでもやっぱり、なかなか冷静にはなれないよね〜


通勤時間の往復とランチタイム、合計2時間弱。
色々考えさせられて、楽しかった〜。
ん〜、たまには悪くない。



「ウィーン わが夢の町 -アンネット・カズエ・ストゥルナート」読みました。5


ウィーン わが夢の町
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書評/ルポルタージュ




著者の”魂の響き”を感じてグッときた。
序章からグッときまくった。 何度も何度もグッときた。
そして、オペラ座(ウイーン国立歌劇場)のオーディションの場面で、堪え切れずに嗚咽をあげて泣いた。


”あとがき”を読んで、はじめて知ったのですが、2005年9月にインタビュー出演された、NHKラジオ番組「ラジオ深夜便/列島いきいきインタビュー」の放送がきっかけで、本書が執筆されたとのこと。 当然に私は、著者のことも、そのような話題も、全く存じあげませんでした。 また、音楽にも、オペラにも、全然詳しくないため、その名称(作品、人物など)を挙げられても、どれ程に凄いのかピンとこないのですが、とにかく、様々なことが”魂”に響いてくる衝撃に、何度も心を揺さ振られた!

”運命は、従う者を乗せて行き、さからう者を置いて行く。”
著者の胸にある、フランスの詩人の言葉だそうです。

著者の壮絶な人生においても、常にその存在を信じた”守護天使(シュッッエンゲル)”。
それは、どんなにつらいことがあっても、どんなに嫌なことがあっても、私には守護天使がついている。 そして、必ず助けてくれるのだ、と。


持って生まれた才能もあるだろう、環境もあるだろう、それでも、人がこの世に生まれた、その人それぞれの意義があるはずである。
必然に身を委ね、その意義を全うしたい。




「城 -フランツ・カフカ」読破しました。5


城 (Das Schloss)
文庫: 519ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1971/04)


やっぱり理解し得ない・・・
でも、悪くない・・・

フランツ・カフカ (Franz Kafka,1883-1924)、長編小説『 (Das Schloss)』、あとがきには『存在の文学』と解説されている。

昨年末からの積読書(読みたい、読まねば・・・と)、やっとの思いで読了しました!
主人公の、”城”から招集された異国の測量士””と、登場人物との延々と続く会話が、とにかく、大きな進展も無く、淡々と進行する。 決して辿りつくことのない”城”、そして、直接対峙することのない”役人”という、巨大な”権力”に対しての、そして日常の、人間の本質の奥深くまで掘り下げた心情の吐露。
相容れない”異邦人”としてのその存在。
そして、カフカの抱えていた”キズ”。

登場人物たちへの命令的口調に、軽い違和感を抱き続け(時代的背景?!)、とにかく長い、非常に困難を伴う作業は、時に気分転換を要した。 何と読了までの併読書数が、数えてみたら19冊! そして、”審判”と同時に区立図書館から借りていたので、1ヶ月以上占有してしまった(当然、適正に延長手続きをしています)。

これで、”変身 (Die Verwandlung)”、”審判 (Der Prozess)”と、カフカの中編及び長編3作品に触れたことになる。 短編集などにも触れてみよう!

ん〜、満足!

”ラーメン二郎”の魔力・・・5

ラーメン二郎 三田本店冷たい北風が吹きつける中、40分以上も並んでしまいました〜♪
風邪ひきそうです・・・
でも、やっぱり大満足!!

小豚、にんにく、野菜!
金600円也は、お得感満点!!
不変の人気を誇る”ラーメン二郎”の総本山(?!)、”三田本店”!
多少、胃に負担を感じていますが・・・ たま〜に、どうしても食べたくて仕方が無くなってしまう・・・ 不思議な”魔力”があるのです・・・

ご馳走様でした〜♪♪

「不動産コンサルティング技能試験」合格しました!5

コンサル 合格通知書やりました!
合格しました!!
嬉しい〜!

不動産コンサルティング技能試験”(試験実施日:平成18年11月12日)に合格しました〜! パチパチパチパチ・・・

実は、高卒で経済学などに触れたことも無い私にとって、非常に難しい専門性の高い試験で、流石に直前のたった1ヶ月間の即席受験勉強では決して充分とは言えず、試験最中から既に諦めの心境だったのですが、一方では、何かの間違いでの滑り込み合格に僅かな望みを託してもいたのです。 だって、受験料 金30,000円也は、流石に負担が小さくない・・・
そういう意味でも、ホッとしています!

そして何よりも、不動産コンサルティング業務に力を入れている会社から、資格手当が支給されるのです! これは大きい(笑)!

「暗渠の宿 -西村賢太」読みました。5


暗渠の宿
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書評/




はまりました!
男の無茶苦茶な自我の、欲求の、とどまるところを知らない物語。
私は、引きずり込まれて、どっぷり浸った・・・

歴史的な文豪(?!)って、こういう種類の人間のことをいうのかなぁ・・・などと思った。 強烈な自我と闘い、一見自由奔放に、不器用に、衝突を厭わず、ひたすら真っ直ぐ生きる・・・
著者のプロフィールを拝見すると、1967年東京生まれ。 私とほぼ同年代である。 感覚的に、どこか相通じるものがある。


ごく普通の恋人が欲しい・・・ という強い欲求を抱えたままに、ふと、腹を満たすために入った牛丼屋で、ちゃらけた若いカップルの、仲良く牛丼を食べる、うれし気な男女の姿を見るにつけ、
『あまりの嫉ましさに頭がくらくらしてきた。 死ぬ程おまえらが羨ましい。 羨ましすぎて気が狂いそうだ』
『恋人と牛丼屋に平然と入り得る日常に、どれだけ私は憧れていたことであろう。』
『てめえらの幸せなのはもうわかったから、さっさと食い終わって一秒も早くおれの目の前から消えてくれ。 頼むからおれの気が狂わないうちに消えてくれ。 でないと男のお前は蹴り殺してやるし、女のお前は悶絶するまで犯し続けてしまうから・・・』
『ごく普通のことをごく当たり前にやってのけてる人たちがいる。 もはや羨望より劣等感に打ちひしがれながら・・・ ふいとこの私と云う人間が、何んともあさましい存在に思われてきた。 するともうここいらで自分の為に、この世から消えてなくなりたくなってくる』
 −「けがれなき酒のへど」より抜粋−


前日に、川端康成の「眠れる美女」に、静かに美しい不思議な感動を覚え、それを手にするきっかけとなった、G・ガルシア=マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」が、常に頭に渦巻いている私にとって、これまでのちっぽけな常識(?!)を覆す、衝撃の連続波状攻撃に、意識の混濁が継続している。

老いも若きも男は買淫にいそしむ。
それが本能だから?!




「眠れる美女 -川端康成」読みました。5

眠れる美女

眠れる美女
著者: 川端康成
文庫: 219ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1967/11)



不思議な美しさを、ワクワクしながら楽しみました!
G・ガルシア=マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」に衝撃を受け、どうしても手にしたくなった作品です。

ノーベル文学賞作家 川端康成 (1899-1972)、1967年11月刊行(昭和35年1月-36年11月『新潮』掲載)の名作小説。

静かに美しい・・・
必ず訪れる”死”、”老い”・・・

ただただ眠り続ける娘に寄り添い、繰り広げられる物語。

しかし、静かに”死”を迎えるのが、老人ではなく、若い娘である妙・・・ 深みを残して、静かに美しく”物語”は終わりを迎え、老人は”生きる”・・・
その静かな美しさを満喫した。

「シャーロットのおくりもの -E.B.ホワイト」読みました。5


シャーロットのおくりもの
著者: E.B.ホワイト
単行本: 223ページ
出版社: あすなろ書房 (2001/02)




ドリアン先生がいいです!
物語ってくれています!!

1952年に初版が出て以来、世界中で愛されてきた、アメリカを代表するファンタジーの古典、児童文学の傑作、日本でも映画「シャーロットのおくりもの」公開中です。
我が娘(小4)が、クリスマスプレゼントにいただいた本を、面白かったからということで薦めてられて読みました。

なるほど、面白い!
動物(豚や蜘蛛や鼠や羊やガチョウ・・・)たちが主人公で、少女とお話しができちゃいます。 動物たちが少女だけに分かる言葉で話すのか、動物たちの会話を少女だけが理解できるのか、その辺は、ファンタジーとして楽しむとして・・・ 
動物たちは、人間の言葉と、その習性を理解して、知恵を絞って、協力して、奇想天外な「奇跡」を起こして、友達の子ブタを救います。 児童ならではの、夢あふれる物語です。

一方では、ブタが、小さく弱く生まれたら、すぐにでも殺されてしまうこと。 また、人間の食用のためにも殺されてしまうこと。 そして、クモが虫を食べるという、ある意味では残酷なことが、クモが生きていくために、そして、生態系のバランスを保つためにも必要なことであること。 クモが、その一生をたまごを産むことによって終えてしまうこと。 などなど、当たり前のことなんだけど、なかなか受け入れ難い、自然界の摂理を説いています。 その辺りも、児童書の傑作たる所以とも・・・

ところで、ドリアン先生は、少女が動物たちとばかり遊ぶ(眺めて、話しをしている)ことを心配する母親を諭します・・・
「動物が話すのを、わたしはまだきいたことがありません。 しかし、だから話さないとはいえませんぞ。 動物がていねいに話しかけていたとしても、こっちが注意をはらっていないためにわからないということだってありえます。 おとなよりは、子どものほうがきちんと注意をはらっているのでしょう。 ・・・ もし人間がこれほどおしゃべりじゃなかったら、動物はもっと話しをするのかもしれませんな。 ・・・ 」
そして、母親はほっとひと安心してしまうのです。
素晴らしい・・・

最後にしっかり泣かせる場面もあり、まさに傑作です!



「もし僕らのことばがウイスキーであったなら -村上春樹」読みました。5


もし僕らのことばがウィスキーであったなら
著者: 村上春樹
文庫: 122ページ
出版社: 新潮社 (2002/10)



好きなことを、とことんまで楽しむ!
楽しんでいる著者の姿に、私の心にその高揚感が伝わり、私自身も楽しい素敵な気分に浸ることができる。
旅が好き、ウイスキーが好き、工場が好き、人が好き、好きだから興味が湧く、興味が湧いてもっと深く知りたくて、知れば知るほど興味は尽きない・・・ 楽しみの連鎖反応! 素敵だ!!

久し振りに敬愛する”村上春樹”に触れて、癒される・・・
平成11年12月刊行の、スコットランドとアイルランドを”ウイスキー”をテーマに旅をした著者夫妻の、美しい写真が添えられたエッセイ。

村上春樹の文章に、深く穏やかな優しさを感じる・・・ 心地良い!
村上陽子の写真が、その心地良さを、より深いところへ導く・・・ 私は、スコットランドにもアイルランドにも訪れたことは無い。 しかし、その写真を目にすることによって、文章に表された情景に、より鮮明な奥行きが生まれる。
また、写真として、カメラという機械に切り取られた瞬間は、その撮るものの想いが乗り移る。 何を想い、何を感じ、何を考え、この瞬間を切り取ったのか? 当然に、本人にしか分からない想いはあるのであろうが、不思議と伝わるもの、感じるものがあり、そこから更に私の想像は果てしなく膨らむ・・・
好きなことを、心から楽しんで、それを表現する・・・ そして、それを見た(読んだ)人が、それぞれの自身の中の何かにヒットし、衝き動かす・・・

素敵な心地良いひとときを過ごすことができた・・・ (☆×5)

菜の花-アブラナ

「なぜ勉強するのか? -鈴木光司」読みました。5


なぜ勉強するのか?
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書評/




理論的に深く掘り下げて記されている部分が、とても興味深く、あっという間に読了してしまいました。 さすがベストセラー作家と感心させられ、そして、私自身が、もっともっと勉強しなければと、痛感させられました(笑)!

この本を手にしたきっかけは、小4の我が娘に”なぜ勉強するのか?”と問われたときに、明確に回答できる自信が無かったから・・・
しかし何より私自身が、著者の唱える三大要素「理解力」「想像力」「表現力」の欠如に不安を感じていて、その不足を補うために、読書に没頭している最中なのである。
それでも、娘にとっては私が父親であるという現実、私は娘にとっての父親でありたいという願望・・・

まずは私が、勉強しよう! 真実の、本質の飽くなき探求、そして理論的な構成により、表現力を高める努力をしよう!





『「準」ひきこ森 -人はなぜ孤立してしまうのか? -樋口康彦』読みました。5


「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか?
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書評/心理・カウンセリング




ん〜、私も真性”準ひきこ森”のひとりです(笑)!
37歳となった今でも、きっと間違い無い”準ひきこ森”(笑)!
まぁ、そんなことを笑って話しができているし、何とか人並み(?!)に社会生活を送ることができているということは、仮面”準ひきこ森”なのかも知れませんが・・・(笑)! また、会社の同僚や後輩に本を見せて尋ねたところ、「俺もそうかも・・・(笑)!」という回答が返ってきました(そういうタイプの人たちに声を掛けたこともありますが・・・、笑)! そういう意味においては、誰もが、自分自身に内包する意識の中に必ず含まれているものなのかもしれません(笑)!

ところで、ず〜っと不快感を感じながら、気が付いたら、そのままの感情のままに読了してしまっていました(笑)! 途中で読むのを止めてしまえばいいのかもしれませんが、性格的に、途中で投げ出すことができないんです(笑)!
もしかしたら、何か、大どんでん返しのようなものが待ち受けていて、とっても楽しいことが起こるかもしれない、そんな可能性がありますから(笑)! そして、私がこの本に拘束される時間は、どんなに長くても、たったの数時間(実質2時間位でした・・・)でしかないこと。
何よりも、”本”となって、世の中に流通しているということは、出版社(講談社)が商売の可能性を嗅ぎ取り(売れないと思ったら、大手出版社から発行されることは無いでしょう・・・?!)、世の中に求められて、読んだ人が何かを感じて、救われる人が存在し得るからでしょうから、作品から僅かに感じられるそこの部分だけでも、私にとっては無駄にはならない(笑)! かなりこじつけている感じは否めませんが・・・(笑)!

きっと私が20歳前後の頃だったら、影響を受けたかな(笑)?!
この手の、ビジネス書的な、成功方程式(?!)を好んで、「こんな俺でも・・・!」的な勘違い、沢山積み重ねてきましたから(笑)!

著者が表していることは、著者自身(富山国際大学 専任講師)が大学教育の現場において、実際に肌で感じ、実例の積み重ねと、数々のサンプル(?!)の集計の中からピックアップされたものであり、疑う余地の無い真実であると、私は思います。
それでもなお、強い不快感が私を覆い続け、決してそれが拭い去られることがないことも、また真実です。
本当のこと(真実)であれば、何でもそのまま述べてしまっていいのでしょうか??


とはいうものの、やっぱり私の個人的な、ちっぽけな感情はさて置き、必要としている人々がいること、世の中から求められていること、それから、色々なことをぶちまけて、世の中を掻き混ぜる人(この著者のような方)が居るから、この世の中は上手く廻っていく(笑)・・・とすら感じる部分もある訳で・・・

まぁ、いいんじゃないのかなぁ〜







「姉ちゃんの詩集 -サマー」読みました。5


姉ちゃんの詩集
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書評/芸術・美術




言葉は自由だ!ってこと、私は忘れてました(笑)!
優しく穏やかで、豊かな気持ちに満たされます・・・

ライブドア「本が好き!」PJ、第10作目、私自身が優しく穏やかな気持ちに浸りたくて、世の中に疎い私は、何も知らずにこの作品を選んでしまいました(笑)! 2チャンネルでは、有名らしいです(笑)! すんません、別の方の書評から知りました(苦笑)!

上手に編集されていて、とっても自然な、真っ直ぐな”詩”が、まずは私たちを楽しませてくれる。 言葉が限りなく自由で、その表現に果てしが無いこと・・・ 物事が、角度を変えて見ることによって、全く異なるものに見え、その表現に幅も奥行きも持たせることが可能であること・・・

そして、徐々に、言葉の自由さの本領発揮!
時に後頭部を殴打され(?!)、そして想像力を掻き立てられる、一見不可解とも思えるほどに自由な言葉遊び・・・ 言葉が、人間が、自由で、しかし不自由で、楽しくて、苦しくて、切なくて、ときに痛いことも・・・ 全てひっくるめて、自由なんだって・・・
当然に、著者の表現も自由ならば、私たち読者も自由・・・ 読み方だって、感じ方だって自由・・・
ひとつひとつ、一歩一歩、大人の階段を登り、新しい経験を重ね、新しい気持ちが芽生え、当然に、単純に自然にに物事が進むことが無かったりして、深い考察に、新たなひらめきも生まれ・・・

家族っていいなぁ・・・
だいすきなお母さんと、「でも・・・好きだよ!」(?!)なお父さんがいて、「いまはすきだけどたまに憎い」不思議な弟がいて、そして、様々な偶然(もしかしたら、ある意味においては必然?!)から、この世の中に輩出されたこの作品の著者の”サマー”姉ちゃん!

多くの人の心を動かす”言葉”の力・・・
まえがきで、吉田戦車が「奇跡のような言葉の群れだ」と評している、若さ溢れる”言葉の宝石箱”を、その能力を才能を、私はうらやましく思いつつ、しかし穏やかに優しい気持ちで楽しませてくれたことを、心から感謝する・・・


”私は 今日に おいつけたのだろうか ”


私自身、言葉の魅力に楽しみを感じているもののひとりとして、もっと言葉を楽しみ、さらに自由に羽ばたきたい・・・







小江戸川越5




”小江戸川越”、冬の晴天の下、歴史探索してきました(本当は、仕事です。笑)!

年を取ったのか、最近、”日本の良さ”を楽しむことに、喜びを感じています(笑)!
昨夜、急遽”川越”行きが決定し、私が訪れるべき箇所のひとつの川越市役所が、その”歴史的街並み”に程近い位置に在ることを確認し、すぐに天気をチェック(笑)! 晴天の予報に心は躍ります(笑)! もちろん、今朝早くに、喜び勇んで自宅を出発したことは、言うまでもありません(笑)!

ところで、歴史的建築物は、当然に歴史的な訳で、簡単に言ってしまえば”古い”訳ですから、色が褪せてしまっていることは、当然のことで、その古さがいいのでしょうが、どうしても頭の固い私は、なかなかそのことを受け入れられなくて、色が気に入らない(笑)!
可笑しな話しです(笑)!

そして、その歴史的な街並みを維持していくためには、住民、行政の不断の努力と、そして、小さくない金銭的な負担があることも、私たちは認識しておかなければならない訳でもあります!



冷たい北風が吹き付ける中、路地には、菜の花が咲いていました!

菜の花 川越

「カンガルー・ノート -安部公房」読みました。5

カンガルー・ノート

カンガルー・ノート
著者: 阿部公房
文庫: 223ページ
出版社: 新潮社 (1995/01)



いやー、結構きつかった〜(笑)!
安部 公房(1924-1993)の最後の長編「カンガルー・ノート」、1991年11月刊行です。

いつも利用している区立図書館で、ちょうど新たに借りる本が無くて(実は、カフカ中なんですが、遅々として進まない、苦笑!)、ふと何かを感じてしまって、手にとってしまった! きっと、手頃な厚さ(223ページ)であったことも、私の迷いを払い除けてくれたのであろうが(笑)!
という訳で、はじめて”安部 公房”に触れた訳ですが、あっさり驚かされてしまいました(笑)! 正直、私レベルには、理解し得ない! 凄過ぎる!
何とか喰らい付いて、最後まで読破したら、何かが見えるのではとの淡い期待も、ものの見事に打ち砕かれ、解説(ドナルド・キーンの”『カンガルー・ノート』再読”)を読んで、何とか著者の背景の一部を、知ることができた気がする・・・

何か、不快な”痛い(?!)”ような思いを感じながら読み進めていたのですが、それはきっと、著者の病魔に侵され、その直面する自身の”死”に対する様々な思いからくるものなのであろうか?!
きっと、”死”をテーマとしている以上、重く感じるのは当然のことなのであろうか?!

きっと、傑作なのであろうが、現在の私には、読了するのがやっとで、正直これを理解し得る力を持ち合わせていない・・・
世の中には、様々な著作があり、様々な人間の、様々な欲求を満たすために、その存在の意義がある。 そして、その存在の意義を、より多く求められたときに、作家としての成功があり、”安部 公房”は、成功を収めた作家であることになんら疑いは無い。
私は、それを理解し得る人間になりたい・・・!

「この国が好き -鎌田實」読みました。5


この国が好き
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書評/社会・政治




大人から子供まで、幅広い世代の方々が手にして、そして日本国の”憲法”に、もっと関心を持って欲しい! そんな著者からのメッセージと私は受け止めました。
この手の話題(憲法、政治)は、解釈と表現に微妙なところがあって、ひとつの側面からのみ捉えた解釈、表現をすることを避けなければならない・・・
という意味において、この本に表記されていることは正しく、間違いは無い! しかし一方では、果たしてそれが本当に正しいのか?と問われると、無条件に受け入れることができない。

60年間も戦争をしていないこと・・・
日本国の兵隊として、60年間、ひとりも人を殺していない・・・
憲法 第9条において、戦争をしないと誓っている・・・

だから、憲法を改正してはいけない・・・?!?


悪くない・・・ ひとつの意見として・・・ ひとつの解釈として・・・
どちらかといえば、私はそれによる、それを基にした、様々な解釈を互いにぶつけ合う真剣な議論を求める! より良いもの(法令)とするための、より良い国とするための・・・



ところで、”憲法”というと思い出されるのが、私が中学生の頃(だと思う・・・)、憲法の前文の暗唱の課題が出され、必死になって記憶した・・・(苦笑)! 今でも、全文とはいかないまでも、そのフレーズが口をつくことがある(笑)!
ひとつには、当時、不良(つっぱり?!)と言われていた同級生が、何と、同学年の誰よりも早くに、その課題をクリアしたこと! 私は確か、3番目位だったかしら(笑)?! 田舎(静岡県の遠州地方に、父の転勤の都合で暮らしてました・・・)の中学校で、みんな男子は坊主頭、女子はおかっぱ頭で・・・(おや?、話しがそれてしまいましたが・・・、笑)! それまでは、私は彼のことを穿った見方をしていたのですが、何かそんな自分自身をとても恥ずかしく思った、そんな衝撃的な事件(?!)がありました(笑)!
もうひとつは、何でこんなくだらないことをやらされるんだ(あくまでも受身です、笑)・・・ などと、不平不満を口にしながら、嫌々、仕方なく挑んだ課題でしたが、とはいえ、未だに記憶の片隅にしっかりとその存在が、私自身の仕事における”礎”のような、確固としたものとして在ること! そういう意味において、この課題(当時はくだらないと不平不満を漏らしていたのですが・・・、笑)は、私にとって、とっても大きな意味があったとも言える訳で、世の中には、そんな一瞬は無意味とも思えるようなことが、その必然が後になって、じんわ〜りと効いてくることが少なくない(笑)! だから、どんなことにも意味が無いことって無くって(必然?!)、仮にその時には何も現れることが無かったとしても、その瞬間に判断を下すことの無意味さすら感じるのである。 また、その将来ためにも、決して手を抜くことなく、真剣に一生懸命に取り組むことの必要性をも感じるのである。

また、歴史上の”掟”を、取り上げている箇所に興味を抱いた。
吉田松陰の”松下村(しょうかそん)塾”
一、月謝自由気ままなるべし。
二、共に師、共に弟子たるべし。
三、出欠各自勝手たるべし。 以上
これ、いいです(笑)!
憲法などの法令(掟も含まれます)は、どちらかというと、何か”拘束される”印象を受ける方が多いようです(私も多くの場合に、そう感じます・・・)が、元来、共同生活を営む上での必要最低限のルールを定めるものであり、発生した事案に対して、その必要に求められて制定されるものでもあると、私は解釈しています。 あくまでも、発生した事案に対してのものですから、そう考えれば、不備だらけなのも当然のこととも言える訳です(笑)! そのために、判例とか、法律家の解釈が幅を利かせている・・・ とすると、表記されていることよりも、むしろ、その趣旨、理念などの本質を汲み取ることの重要性が求められるとも言えるのでしょう!
であれば、これで充分なのかもしれない(笑)!


この本については、色々な読み方があると思うが、私たちが生活をしている”日本国”とその”憲法”に、あらためて興味を抱かせるひとつの方法として、”憲法”のひとつの解釈として、私はとても興味深く、楽しむことができました。 そして、様々なことを考えさせられた。 それこそが、この作品の在る意義であるのかもしれない・・・?!




映画『かもめ食堂』観ました。5

かもめ食堂(フィンランド版)とっても美しい作品で、静かな感動を覚えました・・・
またまた、今更かもしれませんが、映画「かもめ食堂 -ruokala lokki-」、嵐のような激しい雨の六本木で楽しんできました(笑)! カード会員になっている映画館の”セレクト2006年 邦画傑作選”特別企画ということで、HPでチェックしたのですが、実は友人のブログの古い記憶に、微かに引っ掛かっていた”何か”にヒットし、導かれるように足を運ぶこととなった訳です(笑)!

何だろう? とっても心地良い安心感に包まれて、静かに、しかし堂々と美しく、時に微笑ましく・・・ 色といい、構図といい、スクリーンに映し出されるものひとつひとつの全てが、と〜っても素敵で・・・ フィンランドの美しい街並、建築物、港、森、風景、街の人々・・・ 料理、食材、調理器具、キッチン、家具、調度品、もちろん食堂の内装も・・・ そして何よりも、出演者(小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ他)がみんな凄い! とってもゆったりと、全てが優雅で美しい・・・ 立ち居振る舞いから、表情、醸し出す雰囲気が、とにかく美しく、グイグイと引き込まれて、ひとときも目を離すことができない・・・ あっという間に終わってしまった(笑)!
舞台となったフィンランドでも、当然に好評のうちに上映されているようで、上記のポスターは、フィンランド版だそうです!

軽快なテンポで、溢れるユーモアに、誘われる心地良い笑い・・・
しかし、ここにもしっかりと、人間が必ずその内に秘めている”大きなもの”悩み、孤独の恐怖、逃れられない宿命を強く感じる。 そして、そこに涙を誘われる・・・ 泣くつもりは一切無く、豊かに満ち足りた心地良さのままに劇場を後にする筈だったのに(笑)・・・
ひとつは、主人公サチエ(小林聡美)が、かもめ食堂のメインメニューの”おにぎり(梅・鮭・おかか)”について後半で語る、自身の子供の頃(学生時代)の回顧シーンで、「日本人のソウルフードということもあるけど・・・ 母を早くに亡くした私が食事を全て作っていたが、年に2度だけ、必ず父が作ってくれたのが、梅・鮭・おかかのおおきなおにぎり・・・ 遠足と運動会のお弁当は、他の人が作ってくれたものの方が、美味しいんだよ・・・ と」、普段は決して人に語ることの無い、最愛の母を失ってしまった大きな悲しみを、その心の内に抱えたまま、それでも家族と共に、自分自身が生きるために、健気に家事をする娘。 当然に、父も最愛の妻を亡くした悲しみを、その心の内に秘めている。 そして、時に垣間見せる、大きく深い愛と優しさに包まれた、その父の”こころ”に、思わずグッときてしまった・・・ 一瞬のうちに、涙が頬を伝う・・・
ふたつめは、やはり愛する夫を失意のうちに失い(ひとりになりたいと残して、家を飛び出してしまった)、茫然自失のままに、かもめ食堂で強いアルコールに溺れる、フィンランド人の中年女性。 その彼女が、かもめ食堂の仲間たちの温かい厚い介抱を受け、そして自信を取り戻し、その美しさを取り戻し、何と失った夫がその手に戻るときが訪れる・・・ その全身から溢れる嬉々とした様に、深い喜びと安堵の涙が溢れる・・・
そして、彼女たちの美しい姿、表情・・・ 何と美しく、清々しいのであろう・・・ 何とも言えない、威勢を撒き散らすことなく、静かに厳かに堂々とした美しさに、強く惹かれる・・・
顔の造形(?)の美しさとはまた異質な、人間としての本質的な何かが醸し出されている印象を強く受ける・・・ 私も、そんな深く美しい人間になりたい・・・


とても心地良い・・・ 楽しかった〜(笑)!

映画『佐賀のがばいばあちゃん』観ました。4

佐賀のがばいばあちゃん観たい映画と同じ映画館の”セレクト2006年 邦画傑作選”企画で、上映されていることを知りました。 映画「佐賀のがばいばあちゃん」。 先日(1/4)TV放映されたドラマも、19%という高視聴率を獲得し、原作者島田洋七著作はベストセラー、何となく観てみようという気にさせられてしまいました。
泣ける・・・ ともありましたし(笑)! 出演者も、味のあるベテラン揃いで・・・ 大御所の友情出演も、豪華絢爛(笑)!

きっと、原作を読むと感動するのだと思います・・・
ベストセラーになる、多くの方が手にする、それ相応の理由があるのでしょう・・・

嵐のような雨降りの午前ということもあり、ガラガラに空いた都心の映画館の暗闇の中で、様々なことを想う・・・


小説「フラガール」読みました。5


フラガール
著者: 白石まみ,李相日,羽原大介
文庫: 222ページ
出版社: メディアファクトリー (2006/08)



やっぱり感動して、ウルウルしちゃいました(笑)!
”宿命”とでも言うのでしょうか、それぞれが必然に導かれて、それぞれの人生を一生懸命に生きている・・・ 当たり前のことなんだけど、その当たり前のことが、背負って抱えている”何か”が、大きければ大きいほど、そしてその”何か”が、どうにもすることができない、どうにもならないことであればあるほど、私の心は大きく揺さ振られ、込み上げる涙を堪えることができない・・・
先日、やっと観ることができた映画「フラガール」の、その興奮と感動が、鮮やかに蘇ってきました!
とても美しく、とても気高い・・・

また、文字という形態にて表現される”本”の世界と、映像という形態にて表現される”映画”とは、異なる楽しみ方ができるため、その両方を行うことにより、幅広く深い解釈ができることに、大きな楽しみを感じています。 特に、映画が先行して企画され、それに基づく著作の場合、映像での表現では、私が見落としてしまったり、理解できなかった部分が克明になるため、結構好きなんです(笑)! ある意味では、作り手の主導により観させられる”映画”と、私自身の意思で読み込む”本”と、どちらにもそれぞれの特長があり、どちらも捨て難い(笑)!

一方では、原作の著作の映画化の場合には、映画化という商業ベースを考慮しなければならないため、また、限られた時間の中で、幅広いターゲット(老若男女)を対象にする必要があり、著者の趣旨の本質が深ければ深いほど、その表現の困難さが際立つ。 当然に、原作の著者に対する読者の解釈が同一である道理が無く、映画製作者(監督、脚本)の解釈についても然り。 だから面白いとも言えるのかなぁ・・・?!


何はともあれ、とっても楽しくて、電車の中でちょっとウルウルしながら、一気に読んじゃいました(笑)!
ん〜、楽しかった〜!

「老師と少年 -南直哉」読みました。5


老師と少年
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書評/宗教・哲学




やっぱり、私には分からない(笑)!
あまりに深過ぎて理解し得ない・・・
しかし何故か、心地良い爽快感に包まれている・・・

ライブドアの「本が好き!」PJの書評を拝見していて、思わず手にしてしまった(思惑通り?!、笑!!)作品です。 ところで、今どきの図書館は素晴らしい(笑)! インターネット予約して、比較的すぐに手に入れられる(あっ、これは思惑に反する?!、笑!!)。 表紙から受ける印象も、黒と白と、そして金色(?)の月の醸し出す、静かなのに堂々として厳かな、とってもいい雰囲気(笑)! 手にできて、もう嬉しくって、帰宅の電車内でワクワクしながら没頭する(笑)! それ位、何故か手にしたい欲求に駆られた! そして、グイグイグイグイ引き込まれて、どっぷり浸っている間に、あっという間に読了! ん〜、印象に違わず大大満足(笑)!

そういえば子供の頃、かなり不明確な記憶なのですが、真っ暗い中をひとりで、死んだらどうなるのだろうか?と、死や孤独、生きる意味など、取り留めの無い恐怖感や不安感の中を、ただただ打ちひしがれて、何もできずにボーっとしていて・・・ 結局、どうやってそこから抜け出し、自ら命を絶つことなく、今に至っているのかすら思い出せないのですが(笑)! 何歳頃の記憶なのだろうか?
そして今、この歳(そろそろ37歳!)にして、そろそろ人生の折り返し地点に差し掛かり、私がこれまで生きてきたこと、そしてこれから生きていくことなどなど、色々と考えさせられ、その考える必然を感じている。 そして、そのタイミングに、この作品との出会い・・・ だから人生は”オモロイ”のかなぁ(笑)!

辛く、苦しく、耐え難いこと、深く悩むことを、その重荷を、自ら排除することをせずに、引き受けて、受け容れて、内包する・・・ 他者から作られ、他者から磨かれる器を、自らの内に存在させ、自らの中から、搾り出され、滴り落ちる水で、その器を満たす・・・ 方法は自分で見つけるしかない・・・

心に沁みる・・・

何度か熟読すると、また新たな解釈が得られそうな気がする・・・
楽しかった・・・





「こころの声を聴く -河合隼雄対話集」読みました。5


こころの声を聴く―河合隼雄対話集
文庫: 312ページ
出版社: 新潮社 (1997/12)



心理学者で、心理療法家の先生のお話しは、やっぱりどこか難しいところがあり、なかなか理解し得ない部分がありました(笑)! 対話の相手が、やはり知識人の場合は、相手に失礼の無いように、当然に専門性の高い分野に突入して、私は文字を追うのに精一杯なのです(笑)! それでも、その中にも、ピンとくること、なるほど・・・と思わせられることなどが、とっても沢山あり、とってもとってもオモロカッタ(著者は、まえがきにて、極めて大切な価値の指標として”オモロイ”か”オモロナイカ”を挙げておられます・・・)! 当然に”オモロイ”には、”おもしろい”(そして、ためになる)とは少しニュアンスの差があり、そこに大切な、どこか腹にこたえる、何か未知のインパクトがあり、人間全体としての反応に重点をおいた言葉なのだそうです・・・
河合隼雄が、著作を話題とした、10名の著名な方(当然、村上春樹が含まれています・・・)との無意識の領域にまで分け入っていく、”こころの謎が解ける対話集”、平成7年1月刊行です。

ちなみに、この著作は、いつも利用している区立図書館のインターネット検索(村上春樹で検索しています・・・)から、何かを感じて(思い出せない・・・)予約したもので、きっと何かの必然があって手にすることになったのでは?!と思わせるほど、私にとって”オモロイ”部分を多分に含んでいました!

いずれ、ユングにも触れてみたいと思わせてくれましたし、小児科医の毛利子来(もうり たねき)も興味深く分かり易かった(笑)し、脚本家の山田太一、作家の安部公房の著作に触れたくなった!
それでも、あらためて、村上春樹の、また少し違う角度からの顔を垣間見ることができたことが、やっぱり一番”オモロカッタ”(笑)!
対話形式を採ることにより、その人物の別の角度から、今まで気付かなかったことを、知り得なかった部分を、新たに発見できる!そのことに、新たな驚きを覚える。


何はともあれ、あ〜、オモロカッタ(笑)!

「言えなかったごめんなさい -ごめん町まちづくり委員会」読みました。5


言えなかったごめんなさい
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書評/




手にして、何だかとっても嬉しくて、一気に読んじゃいました(笑)!
この手の作品に、とっても弱いんです(笑)! ずど〜ん、うっ、クスクス、ワナワナ、ほろり・・・ 堪え切れません(笑)! 生々しいのも、重く、痛々しいのも、微笑ましいのも・・・ みんなみんな、色々な思いを胸に抱き続けて、それでも普通の顔をして(?!)、まるで何事も無いかのように普通に生きているんだなぁ・・・ 何て、当たり前のことを、しみじみと考えてしまった・・・
深夜のダイニングテーブルで、ひとり静かに読むものではありません(笑)! が、しっかり、楽しませていただきました〜(笑)!

ライブドア「本が好き!」PJ、第8作目!
高知県南国市ごめん(御免)町 まちづくり委員会(漫画家やなせたかしの発案らしい・・・)が企画した”町おこし”の『ハガキでごめんなさい全国コンクール』に応募された作品集です。

本の表紙などから受けるイメージというか、インスピレーションって、結構私は大切にしていて、まずはそこから、眼で楽しむ(笑)! 勝手な想像を膨らませて、ワクワク感を楽しんで・・・ それでも、本を開くときには、一旦真っ白にオールリセット(笑)! 私自身のちっぽけな先入観は、著者の意図するところの本質の吸収の邪魔にしかならないですからね(笑)!
そういう意味でも、この作品は、シンプルな白を基調とした、優しいイメージの表紙を見て、私の脳みそ(?!)は、ふわふわのまっさらな純白の木綿のハンカチ状態になっちゃって、作者(応募者)の背景とか、その時の心境、今の心情などを、多少は共有することができたかしら(笑)?!


ところで、ご高齢の方が、自身が幼少の時の、傍から見ると大したこと無いようなこと(?!)が、その歳までず〜っと長いこと胸の内に抱えてきていたりするのを目にすると、不思議な感覚に襲われる。
そして一方では、言葉や文字にしてしまうことに対する後ろめたさをも感じる。 自分自身の中に、大切に大切に留めていること・・・ 否が応でも背負い、受け入れざるを得ない、重く厳しい現実・・・
そういう意味では、口にし、言葉にできることというのは、微笑ましい、涙を誘うものでしか有り得ないという現実もあるのかもしれない・・・
何はともあれ、人間という生き物が、大なり小なり必ず何かを背負い、そして何かを抱えたまま生きていくものであるという現実は、皆同じなのかもしれない・・・


なにはともあれ、楽しいひと時に、どっぷりと浸っちゃいました(笑)!
ありがとう・・・




「モーテル0467 鎌倉物語 -甘糟りり子」読みました。5


モーテル0467鎌倉物語
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ん〜、いい意味で軽薄(言葉の使い方が正しくないような気がするが、それでもそれを承知で!)で、若さを感じる爽やか(?!)さを、楽しんじゃいました(笑)!
非常に分かり易く、明快なハッピーエンドも、若さと爽やかさで、全てオッケー、グーバッチ(笑)! ん、楽しかった〜! タイトル、ターゲット(若者向け?!)などから想像できる、そんな印象通りの内容に、そういう意味では安心感すら覚えます(笑)!

ライブドアの「本が好き!」PJ、書評7作目!
2006年7月刊行、甘糟 りり子、傑作青春長編小説(帯にそう書いてありました!)です!


若いっていいなぁ・・・
主人公の”祐介くん”みたいに、無邪気になりたいような、なりたくないような、やっぱり、もう戻ることはできないんだろうなぁ・・・ などと、とりとめもなく色々なことを考えてしまった・・・ そして、大切な仲間達に囲まれて、愛し、愛されることの幸せを・・・

とはいえ、淡々と展開される日常に含まれる、様々な人々との出会い、触れ合いの中に、グッとくるものがある・・・ 特に、人妻(何か、こう表現すると、生々しい感じがするが・・・)の詩織との応対に、ただならぬものを感じてしまうのは、私自身に問題があるからかしら(笑)?! しかしそこも、さらりとすり抜けてしまうあたりにも、何故か、それはそれでいいと思うし、ホッとするような、それでいて複雑な思いもあったりする(笑)! まぁ、いいかぁ〜(笑)!?
祐介くん、詩織さんに言われちゃいます・・・「色々なことを知っているほうが幸せとは限らないんじゃない。・・・ お酒でも何でも、一直線に酔っ払えたら、その方がずっと楽よ・・・」 ハハハハハ、結構そうだったりする・・・ 知らなくて済むことだったら、知らないことの方が、よっぽど幸せで、よっぽど楽チンだったりする、大人になることの、厳しい現実の一面(笑)?!
どこか、私自身が、若者の特権である、若さゆえの様々な経験というものを、経験すること無く(否定して、避けて、逃げて、正面から挑むことをしなかった)、そのために大人になりきれていない部分に、ヒットしちゃったのかなぁ(笑)?!


何はともあれ、軽快に、爽快に、青春を楽しみましょう(笑)!?!
ん、楽しかったぁ(笑)!!





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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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