Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2010年03月

本「ひらがな日本美術史 〈2〉」橋本治5

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ひらがな日本美術史〈2〉
ひらがな日本美術史 〈2〉

○著者: 橋本治
○出版: 新潮社 (1997/8, 単行本 237ページ)
○価格: 3,150円
○ISBN: 978-4104061020
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鎌倉時代から室町時代

室町時代の半ば過ぎ――それは、応仁の乱が勃発してからもう十九年がたった「戦国時代」と呼ばれるような時代でもあるのだが――その一四八六年に、雪舟は《山水長巻》を描いた。・・・
「雪舟」は号で、諱(いみな)は「等楊(とうよう)」。諱というのは“本名”のことで、昔はストレートに本名を呼ぶことをはばかる習慣があったから、号というものをつけた。号で呼ばれるようになってしまえば、その人間は本名で呼ばれなくなる。本名は「隠された名前」になって、諱と呼ばれる。諱は、「隠された本名」なのである。・・・
雪舟は、出家して僧侶になった。僧侶になって絵の才能を認められて、寺でもっぱら絵を描く「画僧」になった。雪舟は出家した僧侶なのだから、「家の名」であるような姓はないのだ。  (page152)



≪目次: ≫
その二十二 歪んでいるのかもしれないもの 運慶作「八大童子立像
その二十三 男の時代にふさわしいもの 「平治物語絵巻」前編
その二十四 それでも古典的なもの 「平治物語絵巻」後編
その二十五 得意なものと苦手なもの 「蒙古襲来絵巻
その二十六 大和絵というもの 「北野天神縁起絵巻」
その二十七 さまざまな思惑のあるもの 神護寺伝源頼朝像
その二十八 なるようになったもの 藤原定家筆「小倉色紙」
その二十九 似絵というもの 藤原豪信筆「花園天皇像」
その三十 科学するもの 「小柴垣草子絵巻」
その三十一 まざまざと肉体であるようなもの 「稚児草子」
その三十二 とんでもなく美しいもの 「鹿苑寺金閣」
その三十三 動き出そうとするもの 「日月山水図屏風
その三十四 神や仏の宿るもの 「那智瀧図」「山越阿弥陀図
その三十五 わかりやすいもの 雪舟筆「山水長巻」
その三十六 わかりにくいもの 雪舟筆「破墨山水図」
その三十七 意外とメルヘンなもの 黙庵筆「四睡図
その三十八 生け花が生まれた時代のもの 「龍安寺石庭」
その三十九 平均値的なもの 狩野正信筆 「山水図」
その四十 日本的なもの 狩野元信筆「四季花鳥図」
その四十一 まざりあうもの 「洛中洛外図屏風

ひらがな日本美術史2 年表

※本書は、芸術新潮一九九五年八月号から一九九七年四月号までの連載に加筆、改稿したものです。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生れ。東京大学国文科卒業。卒業論文は「鶴屋南北論」。全共闘運動華やかなりし頃の東大五月祭のポスターで、「とめてくれるなおっかさん、背中のいちょうが泣いている」のコピーとイラストを担当し注目を集めた。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降の執筆活動は多彩を極め、橋本的世界の読み解きの対象はあらゆるジャンルに及ぶ。『桃尻語訳・枕草子』や『窯変源氏物語』は古典の現代口語訳として評価が高い。96年、オウム真理教事件を論じた『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞を受賞。

橋本治 『ひらがな日本美術史 〈1〉』(新潮社、1995年) '10/03/22
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈7〉』(新潮社、2007年) '07/10/25





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本「民法 改訂新版 (図解雑学)」鎌野邦樹5

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民法 (図解雑学)
民法 改訂新版 (図解雑学)

○著者: 鎌野邦樹
○出版: ナツメ社 (2005/3, 単行本 279ページ)
○価格: 1,365円
○ISBN: 978-4816339035
おすすめ度: 5.0
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そういえば(などとトボケテ)、2008年に会社の従業者(有志)を対象とした「宅建答練」なるものの解説を15回ほどやったことがあったなぁ。そのときに、民法についてもそれなりにあらためて学習したはずなのだが。

新卒の社内研修用のテクストとして好適かと(第一候補!)。


≪目次: ≫
はじめに
序章 民法とはどのような法律か 〈この章のキーワード:私法公法権利の主体自然人法人財産法家族法財産権物権債権ドイツ民法フランス民法ローマ法総則/各則〉
私たちのまわりにはどのような法があるか/民法はどのような場面に関する法律か/どのような者が権利を有し義務を負うのか/民法はどのように構成されているのか/民法では財産はどのように扱われるか/民法はいつどのように作られたか/民法はどのように組み立てられているか/コラム:民法は何条あるか

第1章 民法総則は何を定めているか 〈この章のキーワード:権利能力意思能力制限行為能力者公益法人社団法人財団法人法律行為意思表示意思の不存在意思表示の瑕疵代理表見代理無権代理取得時効消滅時効
いつから「人」になり「人」でなくなるのか/胎児は法律上どのような権利を有するか/身内が失踪した場合の法律関係/幼児や痴呆老人の取引は有効か/社会的弱者の取引はどのように扱われるか/未成年の取引はどのように扱われるか/成年後見人の取引はどのように扱われるか/被保佐人の取引はどのように扱われるか/制限行為能力者の取引の相手方の保護/老後における財産管理等の委託/団体はどのように「人」となるか/民法の法人とはどのようなものか/権利能力なき社団やNPOはどのような団体か/冗談で約束をした場合義務は生ずるか/仮装売買をした場合にはどのような効果が生ずるか/錯誤により契約をした場合無効を主張できるか/詐欺強迫によって契約をした場合/代理人によって契約がなされた場合の法律関係/代理権限を越えてなされた契約/代理権限のない者とした契約/他人の物を「自分の物」にできる制度はあるか/なぜ他人の物を「自分の物」にできるのか/時効による効力はいつ発生するのか/時効により債務が消滅するための要件は何か/コラム:民法の改正

第2章 物権のしくみ 〈この章のキーワード:物権法定主義権原占有権制限物権用益物権担保物権物権的請求権共有対抗要件登記公信力/動産の即時取得
物権の対象としての「物」とは/「不動産」「動産」とはどのようなものか/物権と債権はどのように違うのか/物権は法律に定められた10種類/物権にはどのようなものがあるか/物権が侵害された場合に可能な請求/泥棒にも盗品について権利が認められる理由/1つの物を複数で共有する場合の法律関係/借地の場合の法律関係はどのようなものか/地役権入会権はどのような土地利用権か/「物をもっている」原因/不動産の取得と法律関係/不動産はいつから自分の所有になるか/不動産の登記とはどのようなものか/二重に売買がなされた場合の法律関係/登記は何のために必要か/登記を先にすれば常に勝てるか/登記を全面的に信頼してよいか/動産が二重に売買された場合の法律関係/占有を全面的に信頼してよいか/コラム:マンションは誰のものか

第3章 担保物権のしくみ 〈この章のキーワード:担保物権/優先弁済権/債権者平等の原則/法定担保物権約定担保物権抵当権競売/付加物/物上代位法定地上権
金銭の貸し借りにはなぜ担保が必要か/担保物権とはどのような物権か/担保物権にはどのようなものがあるか/抵当権はどのような場面で利用されるか/抵当権にはどのような特徴があるのか/抵当権実行の手続/不動産の付属物にも抵当権の効力が及ぶか/抵当権の効力は火災保険金にも及ぶか/抵当権付き不動産の賃借人の地位/抵当権者による抵当不動産の管理/土地または建物の一方だけ抵当権が実行された場合/コラム:不良債権の元凶

第4章 債権1 契約売買のしくみ 〈この章のキーワード:債権債務/債権の4つの発生事由/契約事務管理不当利得不法行為損害賠償危険負担債権の効力債務不履行強制履行/責任財産の保全/債権者代位権/債務者取消権/担保責任
契約や債権の社会的意味/契約にはどのような種類があるか/契約のプロセスはどのようなものか/契約はどの時点で効力が生じるか/手付の交付はどのような意味をもつか/契約の成立における問題点/公序良俗に違反する契約とは/契約以外に債権・債務が生ずる場合/不法行為に基づく損害賠償請求/債権や債務にはどのようなものがあるか/相手方から債務の履行を請求された場合/引渡前に建物が焼失した場合の権利関係/引渡前に借家が消失した場合/債権者はどのような法的主張ができるか/債権は最終的にどのようにして実現されるか/どういう場合に債務不履行となるか/債務不履行を理由にどのような請求が可能か/どのような場合に契約を解除できるか/自分の債権を確実に回収するためには/商品に欠陥があった場合の売主の責任/注文住宅の欠陥と請負人の責任/建売住宅の欠陥と売主の責任/住宅の欠陥についての保証/新築住宅の欠陥と売主・請負人の責任/クレジット・カードによる契約のしくみ/分割払いの場合に適用される法律/クレジット払いと商品の欠陥/訪問販売で不要な商品を買ってしまった場合/クーリングオフができるための条件/通信販売やマルチ取引についての規制/自動車の欠陥が原因で事故を起こした場合/コラム:資格試験と民法

第5章 債権2 金銭債権のしくみ 〈この章のキーワード:金銭債権/金銭債務/履行遅滞保証身元保証債権譲渡対抗要件確定日付のある証書/相殺準占有に対する弁済
「お金がありません」と言うことはできるか/金銭の支払いの遅れは必ず損害を発生させる/金銭の支払いの遅れは常に責任を問われる/保証人はどのような責任を負うか/身元保証人はどのような責任を負うか/債権は自由に譲渡することはできるのか/債権譲渡を債務者に主張するためには/債権が二重に譲渡された場合/債権を大量に譲渡する場合/債権・債務の消滅するとき/債権・債務が消滅する有効な弁済とは/コラム:サラ金の利息は有効か

第6章 債権3 借地借家のしくみ 〈この章のキーワード:賃貸借借地借家法/普通借地/定期借地/普通借家/期限付借家/定期借家/正当事由/地代の改定借家権の対抗力
物の貸し借りと法/借地・借家についての特別法/借地関係の法律上の分類/既存借地の法律関係/新規普通借地の法律関係/定期借地の法律関係/地代の改定の手続/借家関係の法律上の分類/普通借家の法律関係/期限付借家とはどのようなものか/定期借家とはどのようなものか/家主が変わった場合と家賃の改定/コラム:官報のミス・六法全書のミス

第7章 家族法は何を定めているか 〈この章のキーワード:婚姻成立の要件協議離婚調停離婚裁判離婚実子嫡出子非嫡出子養子普通養子特別養子遺言相続/法定相続/法定相続人と相続分相続の承認と放棄遺産分割/遺言の方式/遺留分
婚姻が成立するために必要な要件/離婚が認められる場合/法律上の子の種類/相続財産の分け方/相続の手続/コラム:不倫な関係にある者への遺贈は無効か

索引


≪著者: ≫ 鎌野 邦樹 (かまの くにき) 1953年、東京都生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士課程修了。千葉大学法科大学院教授(民法、土地法)を経て、早稲田大学大学院法学研究科教授。法務省法制審議会(建物区分所有法部会)委員、国土交通省マンション建替え円滑化方策検討委員会委員等を歴任。千葉市都市計画審議会委員、千葉市環境影響評価審査会委員、行政書士試験委員など各種委員を兼務(刊行当時)。著書に『金銭消費貸借と利息の制限』(一粒社、1999年)、『現代民法学』(成文堂、2000年)、『マンション法』(共編著、有斐閣、2003年)、『コンメンタール・マンション区分所有法 第2版』(共編著、日本評論社、2004年)などがある。

三木邦裕/豊田啓盟 『六法 第二版』(図解雑学、ナツメ社、2007年) '10/03/30





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本「六法 第二版 (図解雑学)」三木邦裕/豊田啓盟5

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六法第二版 (図解雑学)
六法 第二版 (図解雑学)

○著者: 三木邦裕/豊田啓盟
○出版: ナツメ社 (2007/3, 単行本 228ページ)
○価格: 1,470円
○ISBN: 978-4816343148
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新卒が、女性ばかり5名かな、営業職ということみたいだけど、この4月1日から入社するらしく、経営にたずさわらない末端の事務職サラリーマンのぼくとしては、どうにも経営者の考えることはよく分からない(カンタンに分かってしまうのもどうかと思う)のだが、そこにマーケット(市場であり需要)があって、雇用(契約)関係にある当事者双方のニーズがマッチした。新年もあけたのに大学卒業を間近に控えても働く会社(居場所)が定まらない若者(求職者)の不安。多くを語るまい。
なにはともあれ、執行役員からぼくらに指示された「法律用語の研修!」の目的とするところは、法律用語に慣れ親しむ、拒否反応を除去する、もっとカンタンに言うならば、漢字を読めるように!、、、まずはテキストとなるモノを探すところ(モチロン流用)から。いつも行き慣れた公立図書館へ(書店ではなく)。

住宅不動産売買の仲介を業とすることから、フツウに考えるならば『宅地建物取引業法』であろうが、研修の趣旨目的を考慮するには、カンタンに短時間で終わらせてはいけない、それなりの時間を費やすことをも求められよう(即戦力ではない)。いきなり核心に迫るより、慌てることなく周辺からジックリと、さて、どこまで遡るのがいいのか?
宅建業法は特別法で、宅建業法の理解に『民法』の理解を欠くことはできない。民法の定めが根底にあって、不動産(宅地建物)取引における規定が、宅地建物取引業法、かと。
で、民法をやるなら、せっかくだからこの機会に、こんな機会でもなければまず勉強する(目耳に触れる)ことはないであろう『六法』まで遡って拡げてみよう♪、必要があるのかどうか疑問がないわけではないけれど、必要ないものではない、知ってて損することはない。知らなくて損することは、ときどきある(かもしれない)。

ぶっちゃけ、社会経験の少ない新卒の若者に、ましてや法律には縁遠いと思われる学部を卒業した若者たちに、いきなり精確な理解を求めるものではない。理解を求めることに無理があろう(もっともぼくが他人に理解を与える能力を有しない)。求めるべくは理解ではなく拒否反応の除去であり、知らない聞いたことも見たこともない(専門用語・法律用語)ではなく、そういえば目耳にしたような気がするかもしれないなぁ、障壁の除去。もっとも、障壁の存在に恐怖心を感じているようでは、営業職への適性を疑うべきかもしれない(みずからの経験から)。

年齢なり経験であり、個体には差異があって、同じモノを目耳にして感じるところは同一ではない。差異があってトウゼンで、生じる差異は優劣ではなく、視点や角度が変われば見え方が変わる、だけのこと。人間が個体物として存在している以上、完全に同一の視点で同じ物を見ることは不可能であり、仮に同一の視点から見ることが可能であるとしても、同一の時間に見ることはできず、その場合には時間が異なることから、そのモノの見え方(感じ方)は完全に同一であると言い切ることはできないだろう。

ところで、ときどきこうして機会を得て、あらためて入門書に類する著書を手にしてみるには、まさに見え方・感じ方が同一ではなく差異があるのであって、「そうかぁ、なるほど、そういうことかぁ」などと、これまで気がつくことがなかったことに、トクベツなことではなくともいくつもいくつも、アタリマエのようにあらたな理解を得たりする♪♪


≪目次: ≫
はじめに
第1章 6種類の重要かつ基本となる法 【六法 〈この章のキーワード:公法私法実体法手続法一般法特別法
六法とは6種類の基本となる法ということ/六法を分類してみる/コラム:「判例」ってどんな意味があるの?

第2章 あらゆる法の基礎となる 【日本国憲法 〈この章のキーワード:基本的人権の尊重/国民主権平和主義権力分立公共の福祉表現の自由義務教育令状主義生存権憲法改正
憲法はすべての法の上位に立つ/大日本帝国憲法ってなんだ?/国会内閣裁判所 一番エライのは?/平和主義がうたわれている第9条/人権対立の調整役は公共の福祉/基本的人権にも種類がある/基本的人権保障の例外/基本的人権に優劣はあるのか?/絶対的平等は不平等?/表現の自由が生み出す価値/教育を受けることは権利か義務か/令状がなければ捕まらない??/「人間らしい生活」ってどんな生活?/憲法違反は誰が裁く?/憲法を改正するのは大変だ/コラム:法律制定の手続きは国会だけの仕事ではない?

第3章 身近なトラブルを解決する 【民法 〈この章のキーワード:所有権絶対の原則契約自由の原則物権債権契約保証人登記損害賠償養子相続遺言遺産分割
民法は自由と平等に下に成り立っている/物に対する権利と人に対する権利/民法と隣人関係の調整契約とは人の自由な意志に基づいて行われる合意/さまざまな契約の種類と性質/契約が有効に締結できる人・できない人/契約を守らなくてもよい場合がある/契約に違反したらどうなる?/不良品があった場合、売買契約はどうなる?/完成した仕事に欠陥があった場合の請負人の責任/お金の貸し借りも契約になる/お金の貸し借りと借金担保(担保物権)/お金の貸し借りと借金担保(保証人)/悪質商法は民法で撃退/不動産取引契約に不可欠な登記/不法行為と損害賠償/不法行為責任――こんな場合どうする?/結婚についての民法の規定/夫婦の関係についても規定がある/離婚についての民法の規定/親子の関係についての民法の規定/相続って何を引き継ぐ?/相続分はどうやって決まる?/相続したくないときはどうする?/遺言のしかた/コラム:民法の規定に逆らうことができる?

第4章 あらゆる商いに関する法律 【商法 〈この章のキーワード:商号商行為株式会社合同会社合名会社合資会社株式上場株主総会取締役監査役株主平等新株社債
商号=商人の名前/商行為の起源/商行為には商法を/会社の種類/何を基準に会社の国籍は決まるのか?/株式会社の設立のための3要素/株式上場のメリット/株主総会で何を決める?/取締役=舵取り 監査役=忍者/株主の権利と株主平等の原則/特別利害関係人に議決権はあるか?/取締役の競業は禁止/決議は無効にできるのか?/株式会社の資金集め/コラム:商法はせかせかした法律

第5章 人々の利害衝突を裁く 【民事訴訟法 〈この章のキーワード:給付訴訟/確認訴訟/形成訴訟/除斥忌避処分権主義訴訟物理論/訴えの利益証明責任/否認/抗弁証人尋問既判力再審上訴
民事訴訟の形態/訴訟費用は誰が負担するのか/裁判所には支配の及ぶ範囲がある/裁判官はすべての裁判を裁けるわけではない/当事者は自分で訴訟を処分できる/判決は申立事項の範囲内で行われる/当事者が主張しない事実を裁判所は取り上げない/訴訟物理論/訴えの利益がない訴訟は却下される/証明できなかった場合の責任は誰が負うか/証明責任は誰にあるのか/民事訴訟の防御方法――否認と抗弁/証拠調べの方法の1つ 証人尋問/紛争解決のための必要な効力 既判力/判決に納得できなかったときの手段 上訴/コラム:民事訴訟法には究極の目的がある

第6章 犯罪と刑罰を定めた 【刑法 〈この章のキーワード:罪刑法定主義/主観説/客観説/未遂罪正当防衛緊急避難禁錮懲役刑罰死刑制度執行猶予
は後付じゃダメ/思っただけでも罪?/刑法の適用範囲はドコまで?/犯罪開始の判断/行為と結果をつなぐ因果関係/因果関係の判断基準/正当防衛緊急避難故意過失は全然違う/錯誤による殺人の場合/決定的符合説が有力/どこまでが共犯か?/刑罰制度:禁錮懲役の違い/刑罰制度:死刑制度の賛否/知っているようで知らない執行猶予/今も昔も放火は重罪/傷害罪か? 暴行罪か?/窃盗横領はどう違うのか?/他人の占有物を頂戴する3つの罪/「器物」の定義は広い/宗教と刑法の優先順位/コラム:犯罪の本質である「違法性」とは?

第7章 犯罪者の処罰までの決まりごと 【刑事訴訟法 〈この章のキーワード:任意捜査強制捜査逮捕接見交通権/逮捕状/黙秘権起訴便宜主義起訴状一本主義上訴再審
刑事訴訟の手続き 犯罪の発生〜被疑者勾留/刑事訴訟の手続き 被疑者の取調べ〜裁判所の審理/刑事訴訟の手続き 公判判決・刑の執行/犯罪捜査の方法/職務質問所持品検査逮捕にはさまざまな方法がある/任意捜査の方法の1つ 取調べ/被疑者に認められた権利/控訴の提起に関する取決め/判決に不服があったら上訴再審/コラム:逮捕されたら犯罪者?

さくいん


≪著者: ≫ 三木 邦裕 (みき くにひろ) 1952年生まれ。大阪府出身。中央大学法学部卒。セミナーミックにて公務員・国家試験受験の指導を行う。主著『土地建物の法律』(弊社刊)、『法律の抜け穴』『今年こそ宅建!』『今年こそ行政書士!』(以上、自由国民社)。

≪著者: ≫ 豊田 啓盟 (とよだ ひろあき) 1955年生まれ。長崎市出身。早稲田大学卒。法律系書籍の執筆および法律系国家試験の講師として全国の企業・団体で法律研修を担当。主著『マンション管理士試験集中レッスン』(誠美堂出版)、『全図解労働基準法』『法律書式の作成全集(共著)』『訴訟のしかた(共著)』(自由国民社)など。





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本「徒然草をどう読むか (放送大学叢書004)」島内裕子5

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徒然草をどう読むか(放送大学叢書)
徒然草をどう読むか (放送大学叢書004)

○著者: 島内裕子
○出版: 左右社 (2009/5, 単行本 224ページ)
○価格: 1,600円
○ISBN: 978-4903500140
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つれづれなるままに、、、

会社の40歳のおじさんの8歳年下の弟さん、だから32歳かなぁ、がね、新宿の歌舞伎町(西武新宿駅近く)でパスタ屋さんを昨年末にオープンしたみたいで、地下の、カウンターとテーブル席が3つくらいの小さなお店なんだけど、なかなか爽やかな接客をしていて、大きくないまる見えの厨房で一所懸命パスタを作って、アツアツの出来立てを食べさせてくれる、らしい。880円。つよくオススメするものでもない(味に好みはあるだろう)けれど、新宿周辺で食事をしようと思って、今日は何だかパスタの気分!?、な〜んてときには、いちど足を運んでみてもいいかもしれない♪、とは、その弟さんの店に実際に中学生の娘さんと一緒に行って食べてきた会社のおじさんの言。そう、パスタ屋 景虎(KAGETORA)さん。


≪目次: ≫
第一章 徒然草の読み方    はじめに/徒然草のプロフィール/兼好の経歴と徒然草の執筆時期/「つれづれ」という言葉の情景/成熟するということ/前半から後半への変化
第二章 自己認識から始まる生き方の探求    おのれを知る/ミクロコスモスとしての第百三十七段/「よそながら見る」という姿勢/わが身の死を自覚する
第三章 王朝の余薫と兼好の美意識    葵祭の余韻/葵の枯葉は何の象徴か/王朝文化を甦らせる試み/徒然草の斬新さ
第四章 人間観さまざま    簡素な生活こそが生き方の美学/「智恵伊豆」松平信綱の名裁き/語る言葉のリアリティ/人間の末期はどうあるべきか/三人三様/さまざまな人間の発言集
第五章 深まる批判精神    名人になるための心得/矛盾章段をどう理解するか/時機を測るものと、測らないもの/事に触れる心/世間の人々への批判/言葉の喚起力
第六章 物事を両面から見る    再び道について/老専門家の生き方/徒然草の老年論/生きられる時間/訪問の善し悪し/酒の両面性
第七章 時間の遠景としての考証章段    故実と知識への関心/故実の伝承に立ち合う体験/考証家兼好/時間の遠景
第八章 何が批評の達成を可能としたか    三度、「道を知る人」を論ず/松下禅尼の卓見/二人の乗馬名人/批評を深めてゆく推進力は、どこにあるのか/人生の過ごし方と、兼好自身の生き方/相対化によって見えてくるもの/恋愛の美学と、夜の美学/自己を相対化することの大切さ/達人の眼
第九章 個性が普遍性を帯びる時    個人のエピソードから考証章段へ、という執筆パターン/よろづのことは、頼むべからず/「蓄財」という思想/近世の教訓書への影響/「描く兼好」から「描かれる兼好」へ/狐の話二題/個性と普遍
第十章 揺れる心を見つめて    徒然草の中で兼好は、どこから来てどこへ行くのか/非在の自己/自分というゴール/自讃七箇条から透視する真実/「和にして介なる者」という兼好評/漱石が俳句に詠んだ兼好/与謝野鉄幹のロマンティックな詩/兼好の恋愛観と結婚観/流露し始めた情感/雅び男になれなかった兼好
第十一章 徒然草を生きる    徒然草に生きる主題と変奏/如幻の生と、所願の放下/有限の生と無限の願望は、両立しうるのか/響映する徒然草の構造/第三十八段との関連性/最終段をどう読むか/森鷗外の慧眼/「徒然草を生きる」ということ
あとがき (平成21年4月25日 島内裕子)


≪著者: ≫ 島内裕子 (しまうち・ゆうこ) 国文学者。専門は、『徒然草』を中心とする批評文学。古典と近代、文学と絵画、文学と音楽、日本と西洋などを響映させる手法で、新たな研究を模索している。放送大学准教授。著書に『徒然草の変貌』ぺりかん社、『兼好 露もわが身も置きどころなし』ミネルヴァ書房、『徒然草文化圏の生成と展開』笠間書院、『美しい時間 ショパン・ローランサン・吉田健一』書肆季節社、など。1953年 東京に生まれる。79年 東京大学大学院博士課程単位取得退学。91年 放送大学助教授。2007年 放送大学准教授。




パスタ屋 景虎(KAGETORA) http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13103293/


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本「ぼくのドイツ文学講義 (岩波新書428)」池内紀5

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ぼくのドイツ文学講義 (岩波新書)
ぼくのドイツ文学講義 (岩波新書735)

○著者: 池内紀
○出版: 岩波書店 (1996/1, 新書 210ページ)
○価格: 735円
○ISBN: 978-4004304289
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ドイツ語ハジメマシタ。アルファベットにはじまり、動詞の現在人称変化やら、名詞冠詞やら、ナンデコンナニメンドクサイコトヲ、、、混乱しながらも必死で落ちこぼれないように復習をくりかえしくりかえしくりかえし(記憶力には限りがある、吸収力の衰えは隠せない隠さない)


≪目次: ≫
まえがき
第一講 眺める人――リヒテンベルクのこと
第二講 「まあ、待て、お前は実に美しい」――『ファウスト』第二部
第三講 ノヴァーリスと数学
第四講 「ねがいがかなった」――もう一つのグリム童話
第五講 ハイネの謎
第六講 ユーディトの水浴――『緑のハインリヒ』異聞
第七講 制服の力――「ケペニック事件」
第八講 詩人リンゲルナッツ
第九講 家族の肖像――カフカ変身
第十講 歩く人――ベンヤミンロート、アメリー
あとがき


≪著者: ≫ 池内 紀 (いけうち おさむ) 1940年兵庫県姫路市に生まれる。1965年東京大学大学院修了。専攻 ドイツ文学。著訳書「ウィーンの世紀末」(白水社)、「カフカのかなたへ」(青土社)、「海山のあいだ」(マガジンハウス)、「カフカ短篇集」(岩波文庫)、シャミッソー「影をなくした男」(岩波文庫)ほか。

岩本素白、池内紀編 『素白先生の散歩』(大人の本棚、みすず書房、2001年) '09/07/12
ヨハーン・ヴォルフガング・ゲーテ 『ファウスト 第二部』(池内紀訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2004年) '09/06/29
ヨーゼフ・ロート 『聖なる酔っぱらい伝説』(池内紀訳、白水uブックス、1995年) '09/06/27
ヨハーン・ヴォルフガング・ゲーテ 『ファウスト 第一部』(池内紀訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2004年) '09/06/19
池内紀 『カフカの生涯』(新書館、2007年) '09/06/14
ヨーハン・G・A・ガレッティ 『象は世界最大の昆虫である ガレッティ先生失言録』(池内紀編訳、白水uブックス、2005年) '09/05/24
池内紀 『モーツァルトの息子 史実に埋もれた愛すべき人たち』(知恵の森文庫、光文社、2008年) '09/05/18
カフカ 『ノート〈2〉 掟の問題』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/05/01
カフカ 『ノート〈1〉 万里の長城』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/04/27
カフカ 『流刑地にて』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/04/24
カフカ 『』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/04/14
カフカ 『失踪者』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/04/02
カフカ 『変身』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/03/30
カフカ 『断食芸人』(池内紀訳、白水uブックス、カフカ・コレクション、2006年) '09/03/15
池内紀 『ゲーテさんこんばんは』(集英社文庫、2005年) '09/02/06
池内紀 『となりのカフカ』(光文社新書、2004年) '09/01/30





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本「双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前) (中公文庫)」橋本治5

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双調平家物語〈11〉―平家の巻(承前) (中公文庫)
双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前) (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/2, 文庫 407ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122052888
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「成績表(通信簿)見ても怒らないでね」とは、まもなく中学2年生になる娘の言。「そうだなぁ。結果にたいして、結果は結果だから、どう足掻いてもなにをどうしても変わりようがないものだから、怒ってみて怒ったことによって成績がアップするならば、300万回くらい怒ってみてもいいんだけれど、怒るのは得意だから。でも、どうにもしようがないことだからなぁ」と久しぶりの電話で。まとまった休みのときには、夏休み、冬休み、春休みには、これまでなんとなく一緒に旅行に出掛けることにしてきたんだけど、今回の春休みは美術館で絵画鑑賞。


都へ戻った義朝の嫡男・悪源太義平は首を打たれ、東国への下向途中捕えられた三男・頼朝は伊豆へ流される。一方、大和に身を隠していた妾常盤は幼な子達と共に六波羅の清盛のもとに赴く。御世には、近衛帝の皇后であった太皇太后藤原多子の再度の入内を巡って後白河院二条帝の新たなる角逐が生まれ、その狭間で摂関家は復活を果たす……。乱後の政局は動き、欲を知らぬ清盛は己れの意志と関係なく栄華の道を駆け上る。


≪目次: ≫
平家(へいけ)の巻(承前)
悪源太漂泊(あくげんたひょうはく)/清盛変貌(きよもりへんぼう)/二代后(にだいのきさき)/分水嶺(ぶんすいれい)/御親子相剋(ごしんしそうこく)/頼朝命乞(よりともいのちごい)/桟敷諍(さじきあらそい)/御幸(みゆき)/二卿追放(にきょうついほう)/嘆願常盤(たんがんときわ)/頼朝東下付常盤転変(よりともあずまくだりつけたりときわてんぺん)/厳島(いつくしま)/公家平氏時忠(くげへいしときただ)/女院崩御(にょいんほうぎょ)/夢想上皇(むそうじょうこう)/院政終焉(いんせいしゅうえん)/忠通往生(ただみちおうじょう)/望月朧(もちづきおぼろ)/清水寺炎上(せいずいじえんじょう)/時忠再謀(ときたださいぼう)/吾身栄花(わがみえいが)/東宮立(とうぐうだち)


※本書は『双調 平家物語11  平家の巻(承前)』(二〇〇三年十二月 中央公論新社刊)を、改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





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本「フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌  Jonathan Weiner: “The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time”1994. (ハヤカワ文庫NF260)」ジョナサン・ワイナー、樋口広芳/黒沢令子 訳5

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フィンチの嘴―ガラパゴスで起きている種の変貌 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌  Jonathan Weiner: “The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time”1994. (ハヤカワ文庫NF260)

○著者: ジョナサン・ワイナー、樋口広芳/黒沢令子 訳
○出版: 早川書房 (2001/11, 文庫 483ページ)
○価格: 987円
○ISBN: 978-4150502607
おすすめ度:4.5
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カラスのね、まちでカラスを見掛けるには“嘴(クチバシ)”に目が向いて、太いのか細いのか、ハシブトガラスかハシボソガラスか判別しようと試みているのだが(よく分からない)。

1973年からガラパゴス諸島のダフネ島でダーウィンフィンチ類にかんする研究をつづける、グラント夫妻


≪目次: ≫
第一部 現生に見る進化
1 ダフネ島/2 ダーウィンが見たこと/3 限りない変異/4 ダーウィンのくちばし/5 天の摂理/6 ダーウィンの法則/7 二万五〇〇〇ダーウィン
第二部 新たなる生物
8 プリンストン大学/9 変異による創造/10 回る炎の剣/11 見えない岸辺/12 大いなる別離/13 分裂と融合の狭間で/14 新しい生物
第三部 G・O・D
15 見えない文字/16 巨大な実験/17 外来の力/18 抵抗運動/19 伴侶/20 考えるイスカ
エピローグ 神とガラパゴス
謝辞

訳者あとがき (一九九五年七月七日 訳者を代表して、樋口広芳
文庫収録にあたっての訳者あとがき (二〇〇一年一〇月一五日 樋口広芳
索引

※本書は、一九九五年八月に早川書房より単行本として刊行された作品を文庫化したものです。


≪著者: ≫ ジョナサン・ワイナー Jonathan Weiner 1953年ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学を卒業後、科学雑誌〈The Sciences〉の編集者を経て、現在は科学ジャーナリストとして活躍。『プラネット・アース:地球再発見の旅』『次の百年:地球はどうなる?』などの著作があり、本書で1995年ピュリッツァー賞を受賞。2000年には『時間・愛・記憶の遺伝子を求めて』(早川書房刊)を発表、高い評価を受け、全米書評家協会賞を受賞した。

トマス・C・グラッブ, Jr. 『野外鳥類学への招待 〈新装版〉  Thomas C. Grubb Jr. : “Beyond Birding: Field Projects for Inquisitive Birders.”The Boxwood Press, 1986.』(樋口広芳/小山幸子 訳、新思索社、2006年) '10/03/09
樋口広芳・森下英美子 『カラス、どこが悪い!?』(小学館文庫、2000年) '10/03/09
樋口広芳 『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス、日本放送出版協会、2005年) '10/02/28
樋口広芳 『生命にぎわう青い星 生物の多様性と私たちのくらし』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/27


The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our TimeThe Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time
著者: Jonathan Weiner
出版: Knopf (1994/5, English, 332ページ)
ISBN: 978-0679400035
おすすめ度: 4.5
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The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time (Vintage)The Beak of the Finch: A Story of Evolution in Our Time (Vintage, ペーパーバック)
著者: Jonathan Weiner
出版: Vintage (1995/5, English, 352ページ)
ISBN: 978-0679733379
おすすめ度: 4.5
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本「動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書002)」長谷川眞理子5

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動物の生存戦略--行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書)
動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書002)

○著者: 長谷川眞理子
○出版: 左右社 (2009/3, 単行本 221ページ)
○価格: 1,800円
○ISBN: 978-4903500119
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「2年生の部活の先輩がイヤなんだ」とは、まもなく中学2年生に進級する当時中学1年生のわが娘の言葉で、たぶん昨年秋から冬にかけてのことであったと記憶しているのだが、最年長の3年生が高校受験で引退して、部活動にも慣れてきて周囲を見る余裕が生じる頃だったかと(結果的にやめることなく続いているということは)。1年生から見る3年生は大きな存在で、ずいぶんとかけ離れて距離感があって近くない。3年生から見れば1年生は小さくて、ときに保護すべき存在。1年生と2年生の距離?!は近い、大した差異はない。


≪目次: ≫
まえがき (2008年11月29日 長谷川眞理子)
第一章 動物の行動と生態 研究の目的と歴史    はじめに/動物に必要な情報処理/四つの「なぜ」/行動研究の歴史――エソロジー行動生態学/行動研究の意味
第二章 自然淘汰適応 理論的枠組み    はじめに/生物の適応/自然淘汰のプロセス/変異の源泉/自然淘汰の実例/遺伝子と行動と自然淘汰
第三章 行動の進化と適応    はじめに/遺伝子と行動――行動を司る遺伝子はあるか?/行動に対する自然淘汰の結果/戦略という言葉/行動の利益と損失――最適化
第四章 ゲーム理論による行動の分析    はじめに/頻度依存淘汰ESS/一対一の性比の進化/スキアシガエルの餌選択/条件つき戦略/さまざまな条件つき配偶戦略
第五章 血縁淘汰包括適応度    はじめに/遺伝子の複製と行動/群淘汰の誤り/ハミルトンの法則と血縁淘汰/包括適応度/真社会性の進化
第六章 協力行動の進化    はじめに/互恵的利他行動/囚人のジレンマゲーム/肉食動物における共同狩猟/ライオンの雌のなわばり行動/ヒヒの雄たちの連合形成/ミーアキャットの共同生活/協力行動の進化の見直し
第七章 親による子の世話    はじめに/配偶子の大きさと性/受精後の世話(無脊椎動物魚類両生類爬虫類鳥類哺乳類)/親による子の世話の進化
第八章 性淘汰と配偶の機会をめぐる競争    はじめに/性差の存在/ダーウィン性淘汰の理論/潜在的繁殖速度と性淘汰/繁殖の機会をめぐる競争/さまざまな代替戦略
第九章 配偶者選択    はじめに/評判の悪かったダーウィンの考え/雌による配偶者選択の証拠/雄から雌への資源提供がある場合/雄からの資源提供がない場合/配偶者選択の進化――「優良遺伝子仮説」/配偶者選択の進化――「ランナウェイ仮説」/一夫一妻の種における両方向性の配偶者選択
第十章 配偶者防衛と雌雄の対立    はじめに/精子間競争と雌の多数回交尾(受精確率の向上/資源獲得の直接的利益)/一夫一妻の鳥のつがい外交尾/配偶者防衛/雌雄の対立
第十一章 配偶システム    はじめに/雄が子の世話をしない場合/一夫一妻/一夫多妻(雌防衛型一夫多妻/資源防衛型一夫多妻/一夫多妻の閾値モデル/スクランブル競争型一夫多妻)/レック繁殖/一妻多夫
第十二章 共進化と進化的軍拡競争    はじめに/共進化と軍拡競争/植物と動物の共進化(食う、食われる、食われない、の軍縮競争/花の送受粉と動物/アリとアリ植物)/擬態托卵
あとがき


≪著者: ≫ 長谷川眞理子 (はせがわ・まりこ) 生物学者。専門は行動生態学。総合研究大学院大学教授。 著書に『オスとメス=性の不思議』講談社現代新書、『科学の目 科学のこころ』岩波新書、『生き物をめぐる4つの「なぜ」』集英社新書、など。1952年 東京に生まれる。83年 東京大学大学院博士課程単位取得退学(理学博士)、東京大学理学部助手。92年 イェール大学人類学部客員准教授。96年 専修大学法学部教授。2000年 早稲田大学政治経済学部教授。06年より現職(総合研究大学院大学教授)。08年 日本進化学会会長。






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本「窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔 (中公文庫)」橋本治5

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窯変 源氏物語〈1〉
窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1995/11, 文庫 368ページ)
○価格: 1,200円
○ISBN: 978-4122024748
おすすめ度: 4.5
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というわけで(ドウイウワケナンダカ??)、全14巻の古典長編物語を読みは


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈1〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 1
1 桐壺(きりつぼ)  Autrefois, la lumière est née des ténèbres. その昔 闇の中から光が生まれる
2 帚木(ははきぎ)  Nuit dormante, nuit languissante. 眠れぬ夜 つれづれなる夜
3 空蟬(うつせみ)  Et commence le combat entre l'homme et la femme. そして 男と女の戦さが始まる
4 夕顔(ゆうがお)  Fleur blanche à la fin de l'été de tes jeunes années, fleur blanshe. 白い花よ 十代の夏の終わりに短くも咲け

※本書は紫式部が書いたという王朝の物語『源氏物語』に想を得て、新たに書き上げた、原作に極力忠実であろうとする一つの創作(フィクション)、一つの個人的な解釈である。 橋本 治

※『窯変 源氏物語』1 一九九一年五月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





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本「比較技術でみる産業列国事情 アメリカ、中国、インド、そして日本 (放送大学叢書005)」森谷正規5

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比較技術でみる産業列国事情 アメリカ、中国、インド、そして日本(放送大学叢書 5)
比較技術でみる産業列国事情 アメリカ、中国、インド、そして日本 (放送大学叢書005)

○著者: 森谷正規
○出版: 左右社 (2009/7, 単行本 236ページ)
○価格: 1,600円
○ISBN: 978-4903500157
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カネとモノ(つくり)と。グローバリゼーション
なるほど、比較技術学(Comparative Technology)として。


≪目次: ≫
まえがき (二〇〇九年六月 森谷正規)
第一章 産業列国にどのようにして進んできたか    技術大量生産、大量サービスを生み出した/金融工学が世界を壊した/産業革命の成果は、大衆には縁がなかった/ドイツが大規模産業化を進めた/技術と産業が大衆に向かう/米国は革新から低迷へ/日本が「ハイテク大衆化文明」を開いた/東アジア諸国が急激に追い上げてきた/産業列国の時代に入った
第二章 比較技術でいかにして産業列国を読むのか    比較技術学とは何か/比較技術学の意義/武か文か/美意識、集団行動の相違/比較技術学の体系と要因/需要も技術を大きく変える/国による相性の違いがある
第三章 米国のモノつくりはどうなるのか    世界恐慌は、米国をモノに向かわせるか/米国の組織と個人/大衆消費社会へ/技術革新を起こしたパワーは/基幹産業の低迷へ/基幹産業から熱狂と活力は去った/ベンチャー企業の活力に頼る革新/革新技術に挑戦するが、産業は支えられない/ITは威勢よく伸びるが、貿易収支は赤字/生み出したEMSは、むしろ輸入を増やした/楽をして儲けるのに走ったGM/熱狂する方向が変わった/社会が活気に溢れて、モノの需要は増える/米国依存から、どれほど離れるか
第四章 EUはいかに力を回復するか    EUの統合は、産業発展に強い追い風となるか/産業革命を担った英国/なぜ英国に産業革命が生じたのか/後を追い始めたドイツ/ドイツはなぜ英国を抜いたか/多様性のある国々/米国との大きな技術格差が生じた/なぜ革新技術の導入に遅れたか/堅実な経営をする伝統的な大企業/環境保護関連と中欧が新たな展開/日本にとって手ごわいライバルに
第五章 中国はどこまで発展するか    多くの問題を抱えて、高い成長は続くのか/中央集権下の諸侯経済/手工業者は労働集約から脱しなかった/“紅”と“又紅又専”の揺れ動き/赤い皇帝から、白猫、黒猫でもへ/カネが導いたモノつくり大国/諸侯経済の復活/圧倒的にトップの鉄鋼生産国へ/インドに並ぶソフトウェア大国へ/国産化に懸命に努力する/実を取り、面子を重んじる技術指向/緩やかに時代に合った政治体制へ/したたかな中国としたたかに付き合う
第六章 インドは発展の軌道に乗るのか    経済発展の条件は中国と大きく異なる/いまも古来の文明が生きているインド/分割統治されたインド/中国に一〇年遅れて開放政策/自動車、鉄鋼の外資進出はあるが/単純労働力は豊富と言えるか/工業用地の拡大に難問がある/分割が招いている政治の分裂
第七章 韓国台湾の勢いは続くのか    異なっている発展の方向/財閥によって発展した韓国/超大企業五社しかない/「」はこれからも効くか/強すぎないか、海外への指向/中堅、中小企業が育った台湾/中国に吸引される台湾/政府が狙いを定めて強力に支援/日本、中国、台湾で、モノつくりを分担する
第八章 東南アジアはいかなる存在になるのか    日本の工場進出による産業発展/三つの文明を混交して受け入れた/華僑に握られた産業/政治によって国の間に大きな格差が生じた/電機と自動車の生産基地へ/海外のカネに振り回される/自らの確かな存在を探るべき時
第九章 ブラジルロシアは資源を発展に活かせるか    鉱物資源に加えて植物資源にも恵まれている/白人黒人インディオとその混血の複雑な人種構成へ/英国に従属しての産業発展へ/安定しない政治体制が続いた/第三次の外資ブームによって、再び発展へ/多様な豊富な資源を持つ有利/政治の安定がカギ/冷戦にカネで敗れた/アラブの力によって再生/鈍重な車、火を吹くテレビ/砂の国ロシアの行くへは
第十章 日本は確かな存在をいかに維持していくか    民芸に見る日本のモノつくりの伝統/真正面からぶつかってくるライバルが現れた/これからもモノつくりの時代/カネの余剰の悪さをいかに防ぐか/日本に相性が良い分野に進む/いっそう大きくなる日本の役割
参考文献


≪著者: ≫ 森谷正規 (もりたに・まさのり) LCA大学院大学副学長。専攻は現代技術論。著書に『日本・中国・韓国産業技術比較』東洋経済新報社(第1回大平正芳記念賞受賞)、『日本はこれからも経済一流国だ』PHP研究所、『5年後、企業・技術はこう変わる』ビジネス社、『政治は技術にどうかかわってきたか』朝日新書、『戦略の失敗学』東洋経済新報社、など。1935年 旧朝鮮生まれ。1960年 東京大学工学部卒業、日立造船入社。1967年 野村総合研究所入所。1989年 東京大学客員教授。1994年 放送大学教授。2007年 LCA大学院大学副学長。





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本「生物と無生物のあいだ (講談社現代新書1891)」福岡伸一5

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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書1891)

○著者: 福岡伸一
○出版: 講談社 (2007/5, 新書 286ページ)
○価格: 777円
○ISBN: 978-4061498914
おすすめ度: 4.0
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♪やっぱりぼくはタイヤキさ、すこしコゲあるタイヤキさ♪

生命を、自己複製を行なうシステムとして。


≪目次: ≫
プロローグ
第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク    マンハッタンの片隅で/ロックフェラー大学図書館の胸像/相反する野口英世像/見ようとして見えなかったもの/病原体特定のプロセス
第2章 アンサング・ヒーロー    容疑者xが真犯人であるためには?/ウイルスの発見/ウイルスは生物か?/アンサング・ヒーロー/オズワルド・エイブリー遺伝子の本体を求めて
第3章 フォー・レター・ワード    たった四文字しかない/純度のジレンマ/「ふるまい」の相関性/研究の質感/生命現象全般を貫く構造/DNAはどのようにして形質を運ぶのか
第4章 シャルガフのパズル    シャルガフのパズル/DNAは単なる文字列ではない/対構造が意味するもの/DNAを増やすには?/PCRマシンが起こした革命/PCRの原理/特定の文字列を探して増やす
第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ    死んだ鳥症候群/ポスドクという名の傭兵/ラボ・テクニシャン、スティーブ/マリスの伝説
第6章 ダークサイド・オブ・DNA    同業者による論文審査/防ぎきれない誘惑/二十世紀最大の発見にまつわる疑惑/ロザリンド・フランクリンX線解析/帰納と演繹/盗み見られたX線写真
第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ    ウィルキンズの言い分/「準備された心」を持っていたのは誰か/クリックの静かな情熱/ラセン構造解明の真実/シュレーディンガーの問い
第8章 原子が秩序を生み出すとき    小さな貝殻はなぜ美しいか/原子の「平均」的なふるまい/われわれの身体がこれほど大きい理由/生命現象を縛る物理的な制約/生命はなぜ動的な秩序を維持できるのか
第9章 動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)とは何か    砂上の楼閣(サンド・キャッスル)/シェーンハイマーのアイデア/重窒素の行方/ダイナミックな「流れ」/絶え間なく壊される秩序――動的平衡
第10章 タンパク質のかすかな口づけ    絵柄のないジグソーパズル/タンパク質のかたち/張り巡らされた相補性/くっついたり離れたり/異常たんぱく質を取り除く/生命の可変性/「生物学的数字」のジグソーパズル
第11章 内部の内部は外部である    ポスドクの過酷な暮らし/トポロジーの科学/パラーディのターゲット/タンパク質の流れを可視化する/内部の内部は外部である/もうひとつの内部がある理由
第12章 細胞膜のダイナミズム    ニューヨークの振動/細胞膜のなぞ/多様で精妙な膜動態/未知の“蝶”を求めて/タンパク質を「採集」する方法/さらなる精製
第13章 膜にかたちを与えるもの    ライバルチームとの競争/GP2の奇妙なふるまい/膜の秩序はいかに組織化されるのか/ローラー作戦/ささやかなワン・ピース
第14章 数・タイミング・ノックアウト    あるパーツの役割を知るには?/設計図を破壊する/ノックアウト実験の障壁/129系マウス/ES細胞とは何か/GP2ノックアウトマウス誕生
第15章 時間という名の解けない折り紙    ノックアウトしたのに……/狂牛病プリオンタンパク質の場合/不完全な遺伝子をノックインすると/生命は機械ではない/動的平衡系の許容性/ドミナント・ネガティブ現象/解くことができない折り紙/
エピローグ

※初出『本』2005年7月号、2006年3月号〜2007年6月号


≪著者: ≫ 福岡伸一 (ふくおか しんいち) 1959年東京生まれ。京都大学卒。ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。専攻は分子生物学。著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)などがある。2006年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞。





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本「ひらがな日本美術史 〈1〉」橋本治5

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ひらがな日本美術史
ひらがな日本美術史 〈1〉

○著者: 橋本治
○出版: 新潮社 (1995/7, 単行本 229ページ)
○価格: 3,150円
○ISBN: 978-4104061013
おすすめ度: 4.5
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そう、「仏教」はインドから中国を経由して渡来したもので、日本古来の信仰として「神道」。
埴輪粘土
鎌倉時代慶派以降、日本の美術史から姿を消した「仏像」「彫刻」。


≪目次: ≫
その一 まるいもの 「埴輪
その二 きれいなもの 「銅鐸
その三 不可思議な世界を誕生させたもの 「
その四 顔の違うもの 「法隆寺釈迦三尊像」前編
その五 聖徳太子でもあるようなもの 「法隆寺釈迦三尊像」後編
その六 不思議に人間的なもの 「中宮寺菩薩半跏像」
その七 夢のようなもの 「法隆寺金堂旧壁画
その八 自由であるようなもの 「法隆寺金堂天井板落書
その九 無慈悲に美しいもの 「源氏物語絵巻
その十 豊かさというもの 「神功皇后坐像
その十一 ふくよかなものの変遷 「鳥毛立女屏風」と「源氏物語絵巻
その十二 物語であるようなもの 「伴大納言絵巻
その十三 マンガであるようなもの 「信貴山縁起絵巻」と「伴大納言絵巻
その十四 テーマパークであるようなもの 「平等院鳳凰堂
その十五 ポルノではないもの 「餓鬼草紙」と「病草紙
その十六 恐ろしいもの 「教王護国寺講堂の彫像群」
その十七 愛すべき美しいもの 「三嶋大社の梅蒔絵手箱」
その十八 鎌倉時代的なもの 康慶作「法相六祖坐像
その十九 人として共感出来るもの 運慶作「無著菩薩・世親菩薩立像」
その二十 古典的であるようなもの 快慶作 「浄土寺阿弥陀三尊像
その二十一 コミュニティを感じさせるもの 「東大寺南大門

ひらがな日本美術史年表

※本書は、芸術新潮一九九三年七月号から一九九五年四月号までの連載に加筆、改稿したものです。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生れ。東京大学国文科卒業。卒業論文は「鶴屋南北論」。全共闘運動華やかなりし頃の東大五月祭のポスターで、「とめてくれるなおっかさん、背中のいちょうが泣いている」のコピーとイラストを担当し注目を集めた。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降の執筆活動は多彩を極め、橋本的世界の読み解きの対象はあらゆるジャンルに及ぶ。『桃尻語訳・枕草子』や『窯変源氏物語』は古典の現代口語訳として評価が高い。近著に『生きる歓び』『浮上せよと活字は言う』『美男へのレッスン』などがある。

橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈7〉』(新潮社、2007年) '07/10/25





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本「野外鳥類学への招待 〈新装版〉  Thomas C. Grubb Jr. : “Beyond Birding: Field Projects for Inquisitive Birders.”The Boxwood Press, 1986.」トマス・C・グラッブ, Jr. 、樋口広芳/小山幸子 訳5

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野外鳥類学への招待
野外鳥類学への招待 〈新装版〉  Thomas C. Grubb Jr. : “Beyond Birding: Field Projects for Inquisitive Birders.”The Boxwood Press, 1986.

○著者: トマス・C・グラッブ, Jr. 、樋口広芳/小山幸子 訳
○出版: 新思索社 (2006/6; 新装版, 単行本 255ページ)
○価格: 2,625円
○ISBN: 978-4783502418
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答え(のようなもの)のない入門書〈野外鳥類学〉。
観察や分類なんかの方法が、観察記録を書き記す「表」がいくつも(各章ごとに)掲げられて、もちろん表はすべて空白。なんとなく答え(のようなもの)がないと、オチツカナイ気がして、たとえばそれは、期待したものが得られない不満足感なのかもしれない。ひっくり返して考えるならば、答えが得られる(提示される)ことで、満足して安心する(思考停止)とも考えられる。
統計学
学としての、科学としての鳥類学として、まずは着眼点、どこをどのように見(観察し)たらいいのか?、の入り口部分だけいくつかを提示して、さぁ、最終章で「これから何をするか」??


≪目次: ≫
日本語版への序 (1988年10月 オハイオ州コロンバス トマス・C・グラッブ・Jr.)

序 (1986年9月 オハイオ州コロンバスにて トマス・C・グラッブ・Jr.)
1章 科学としての鳥類学
2章 分析鳥類学
3章 キツツキは穴を掘るのに木の高さを選ぶか
4章 鳥たちはどの高さでさえずるか
5章 ムクドリモドキは水の上に巣づくりする傾向があるか
6章 コマツグミはどうやってミミズを探すか
7章 オオアオサギはいつあきらめるか
8章 コンドルは臭いで獲物に近づけるか
9章 ミサゴはなぜ停空飛翔をするのか
10章 ハチドリの味覚はどれだけ洗練されているか
11章 鳥はエネルギー効率に基づいて食べものを選んでいるか
12章 アマサギはなぜウシといっしょにいるのか
13章 ゴジュウカラのオスとメスは違う場所で食べものを探すか
14章 ゴジュウカラはどこに食べものを隠すか
15章 個体間距離は何で決まるか
16章 大きい鳥の方がいつもいじめっ子?
17章 おなかのすいている鳥ほど社交的?
18章 お隣どうしは不可侵条約を結ぶ
19章 子育てを助けたらコマツグミはもっと大きななわばりを守るか
20章 都市の光は夜渡る鳥に影響するか
21章 森の大きさは冬の鳥の種数を決めるか
22章 二種のコガラの分布境界は何によって決まるか
23章 これから何をするか

付録1 カイ二乗検定と中央値検定
付録2 スピアマンの順位相関検定
付録3 本文に登場した鳥の和名と学名

訳者あとがき (1989年6月1日 訳者を代表して 樋口広芳)


≪著者: ≫ トマス・C・グラッブ, Jr. (Thomas C. Grubb Jr.) 1944年米国メリーランド州ボルチモアに生まれる。スワースモア大学生物学科卒業後、ウィスコンシン大学マディソン校にてPh.D.取得。オハイオ州立大学教授。森林にすむ鳥の生態研究を幅広くおこなっている。

[訳者] 樋口 広芳 (ひぐち・ひろよし) 1948年横浜に生まれる。宇都宮大学農学部卒業後、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。東京大学農学部助手、米国ミシガン大学動物学博物館客員研究員。日本鳥学会前会長。同大学大学院農学生命科学研究科・教授(生物多様性科学専攻)。日本野鳥の会研究センター理事。主著に『鳥の生態と進化』、『赤い卵の謎』(思索社)、『鳥たちの生態学』(朝日新聞)、『バードウォッチング』(平凡社)、『これからの鳥類学』(哀華房)、『鳥たちの旅――渡り鳥の衛星追跡』(NHK出版)など、主訳書に『ダーウィンフィンチ』、『進化』(思索社、共訳)、『猛獣はなぜ数が少ないか』(早川書房、共訳)、『キリンの首』(平凡社、共訳)などがある。

[訳者] 小山 幸子 (こやま・さちこ) 1955年東京に生まれる。東京女子大学文理学部心理学科卒業後、大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了。博士(東大、理学)。Indiana大学化学科研究員。著書に『教育心理学辞典』(教育出版、分担執筆)、『ヤマガラの芸』(法政大学出版局)など、訳書に『乳幼児のヒューマン・エンソロジー』(ブレーン社、共訳)、『盲導犬の科学』(有斐閣、共訳)などがある。

樋口広芳・森下英美子 『カラス、どこが悪い!?』(小学館文庫、2000年) '10/03/09
樋口広芳 『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス、日本放送出版協会、2005年) '10/02/28
樋口広芳 『生命にぎわう青い星 生物の多様性と私たちのくらし』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/27





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本「日本陸軍と内蒙工作 関東軍はなぜ独走したか (講談社選書メチエ440)」森久男5

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日本陸軍と内蒙工作 関東軍はなぜ独走したか (講談社選書メチエ)
日本陸軍と内蒙工作 関東軍はなぜ独走したか (講談社選書メチエ440)

○著者: 森久男
○出版: 講談社 (2009/6, 単行本 306ページ)
○価格: 1,890円
○ISBN: 978-4062584401
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いわゆる十五年戦争のはじまりとされる満州事変は1931年(昭和6年)。


≪目次: ≫
凡例
主要登場人物   日本陸軍軍人(高級将官)/日本陸軍軍人(中堅幕僚・出先軍部)/特務機関(現役軍人)/外務省職員/満蒙独立運動・内蒙工作に関与した日本人/王公・総管/内蒙自治運動・蒙政会に参加した人々/蒙古軍関係者/満蒙地域・満州国関係者/南京国民政府の軍・政府の要人/その他
地図-1 欧亜連絡航空路・日中連絡航空路(1936年)/地図-2 綏遠事件前後のチャハル省と綏遠省

序章 帝国国防方針と中国一撃論   
満州事変から盧溝橋事件にいたる歴史をどうみるか/十五年戦争論と日本陸軍の中国侵略/陸軍軍人の中国観をどう理解するのか/帝国国防方針と中国/陸軍革新派軍人の国防研究/中国一撃論の登場/本書の構成

第一章 日本陸軍の革新運動と対中国政策
1 陸軍革新運動と支那通軍人(東京裁判における田中証言/支那通軍人/陸軍革新運動/第三世代の支那通/「無天」の支那通軍人/陸軍革新派軍人の国防研究と満蒙問題)/2 陸軍派閥抗争と中国一撃論(満州事変/満州組の左遷/熱河作戦と省部会議/満州組の復活/関東軍で台頭する対中国強硬論/陸軍中央部の対中国政策/林陸相一行の満州国旅行視察と梅津・何応欽協定/永田鉄山の中国一撃論/外務省東亜局の守島第一課長と軍部との交渉/支那ハ統一セラルベキモノニ非ズ)/3 陸軍中央部の出先軍部に対する指導(永田暗殺事件後の陸軍の対中国政策/北支処理要綱/石原莞爾の国防国策/北支主要公館長会議)/4 関東軍の内蒙工作と日独防共協定(対支蒙諜報関係者会同(大連会議)/関東軍の中国一撃論/関東軍の南京国民政府に対する姿勢/ソ連・外蒙古方面から赤化防止/中国との国交調整と共同防共問題/中央アジア防共回廊の建設/田中隆吉参謀が語る日満独航空連絡計画/綏遠事件と日独防共協定の締結)

第二章 内蒙高度自治運動
1 南京国民政府への請願(伝統的盟旗制度/辛亥革命と盟旗制度の存続/国民革命と内蒙古国民党/南京国民政府の全国統一と蒙古代表団の自治請願/呉鶴齢と蒙藏委員会委員会/蒙古会議と蒙古盟部旗組織法/第九世パンチェンラマ/蒙古各盟旗連合駐京弁事処の改組問題/内蒙古へ戻って自治をやろう)/2 百霊廟会議(蒙古知識青年の政治的活路/徳王の周辺に結集した蒙古知識青年/第一回百霊廟会議/「外部勢力」が存在するという疑惑/第二回百霊廟会議/蒙藏委員会における呉鶴齢の活躍/黄紹雄・趙丕廉一行の百霊廟への派遣/黄紹雄と徳王の三回の会談/難航した徳王と黄紹雄との協議)/3 百霊廟蒙政会(盟旗代表の南京への派遣/呉鶴齢・郭王と中央指導者との交渉/蒙古自治弁法原則八項/百霊廟蒙政会の成立/韓鳳林暗殺事件と蒋介石の綏遠視察/蒙政会第二回委員会総会)/4 徳王の対日接近と蒙政会の分野(関東軍の索王・徳王に対する政治工作/徳王の関東軍への接近/徳王と笹目恒雄との交流/盛島角房の諜報活動/善隣協会・特務機関の西スニト旗への進出/石本寅三第二課長と田中隆吉参謀の西スニト旗訪問/徳王と何応欽との会見/土肥原・秦徳純協定/板垣参謀副長の西ウジュムチン旗訪問/蒙政会第三回委員会総会/徳王の第一回満洲国訪問/雲王の呉鶴齢への委嘱/綏境蒙政会の成立/百霊廟蒙政会保安隊の反乱/百霊廟蒙政会の分裂)

第三章 満州国と初期内蒙工作    
1 満州国興安省(大正期の満蒙独立運動/満州事変と蒙古独立軍の成立/日系軍事顧問の指導/内蒙古自治軍の開魯への進撃の頓挫/関東軍による各種独立運動の援助/蒙古知識青年と蒙古王公による二種類の民族運動/蒙古自治構想/関東軍の蒙古問題処理方針/満州国興安省の成立/興安軍の編成)/2 熱河作戦(熱河省の軍事占領/長城線突破作戦/塘沽停戦協定と善後交渉/満州国軍の利用計画/承徳特務機関の東北軍帰順工作/崔興部軍の投降/興安遊撃師のドロン進出/ドロン県の確保と李守信軍の処遇/松室孝良大佐の搭乗機遭難事件/チャハル民衆抗日同盟軍とのドロン攻防戦/察東地区に及ぶ塘沽停戦協定の影響/北平会議とドロン県の帰属問題)/3 察東特別自治区(ドロン県の沿革/ドロン特務機関/察東警備軍/ドロン県公署と日本勢力の進出ドロン県の経済構造/財政問題)/4 チャハル工作(内蒙工作の発端/親日満の緩衝地帯/岡村寧次参謀副長時代の内蒙工作/関東軍参謀部の初期の内蒙施策/ドロン機関長浅田弥五郎少佐の提言/ドロン会議/蒙古国建設に関する意見/特務機関網の拡充/張家口特務機関/満鉄経済調査会のドロン県兵要資源調査/東亜産業協会のチャハル商業調査/蒙古貿易会社設立構想/文化工作/内蒙工作方針の転換)

第四章 関東軍の内蒙工作の展開    
1 察東事変(大灘事件/土肥原・秦徳純協定/対内蒙施策要領/特務機関網の拡充と蒙古人部隊の編成/徳王・李守信・チョトバジャブの連携/松井・張允栄協定/察東事変/察北六県の接収/陸軍中央部の関東軍に対する統制強化)/2 チャハル盟公署(チャハル部の改盟/察哈爾盟処理案/チョトバジャブへの政治工作/国民党系蒙古要人の動向/チャハル盟公署成立式典/チャハル盟公署の機構/日系顧問、指導官によるチャハル盟の直接支配/チャハル右翼四旗の帰属問題)/3 蒙古軍政府(対蒙(西北)施策要領/陸軍中央部の関東軍に対する指導/統一指揮機構の成立/蒙古軍総司令部の成立/第一回蒙古大会/蒙古軍政府の成立/徳王の第二回満洲国訪問/熱河各盟旗における蒙古軍の募兵/蒙古軍の戦闘序列/軍政府の経済問題/冀東防共自治政府との防共通商協定)/4 綏遠事件(綏遠の傳作義工作/王道一部隊の綏遠侵攻とメリゲン廟事件/蒙古軍の閲兵と徳化軍事会議/板垣参謀長一行の綏遠・アラシャン視察/関東軍と支那駐屯軍の合同幕僚会議/綏遠侵攻計画の準備/徳化作戦会議/徳王と傳作義の電報による非難の応酬/ホンゴルト攻略の失敗/傳作義軍の百霊廟攻略/シャラムリン兵変/関東軍司令部の声援/陸軍中央部の指導/西安事件と軍事行動の停止/綏遠事件後の蒙古軍政府の改組/陸軍中央部による蒙古軍政府の承認/対支蒙情勢判断/関東軍司令部の人事異動)

第五章 欧亜連絡航空路    
1 日独航空協定(欧米航空会社の中国進出と日中航空連絡/満州航空の設立と熱河作戦/内蒙工作と満州航空/徳王機の贈呈/関東軍による欧亜連絡航空路の建設構想/板垣・土肥原・永渕の三者会談/恵通航空公司の設立/日中共同防共と日中航空連絡をめぐる交渉/中央アジア防共回廊の建設/日独航空協定の締結/日本政府の閣議決定)/2 ゴビ砂漠に出現した航空補給基地(関東軍の蒙古航空計画/アラシャン飛行場の設営/板垣参謀長一行のアラシャン・オジナ訪問/満航包頭出張所/包頭事件/オジナ先遣調査隊の派遣/オジナ飛行場の設営/第一次ガソリン輸送隊/労農紅軍の北上と西路軍の覆滅/西北地方の中央化とアラシャン特務機関の撤退要求/アラシャン特務機関の撤退/達王の運命)/3 オジナ特務機関と第二次ガソリン輸送隊の最後(范長江のオジナ訪問/孤立したオジナ特務機関/大迫武夫の出現と池田書記生の粛州調査/国光号(AT機)のオジナ連絡飛行/江崎機関長のオジナ帰還と第二次ガソリン輸送隊/暁号のオジナ連絡飛行/寧夏省民政庁長李翰園のオジナ派遣/蘭州における日本人の処刑)/4 日満独航空連絡計画の終焉(満州航空特航部と航空路の整備/日独航空協定と安西飛行場設置問題/日中航空連絡交渉をめぐる外務省と陸軍省の方針/関東軍の日中航空交渉への期待/独ソ戦勃発後の日満独航空連絡計画の終焉)

第六章 外務省池田書記生の「中国一撃論」批判    
1 綏遠事件の失敗(田中隆吉参謀の中国一撃論/関東軍支那通幕僚の独走/関東軍の独走を観察していた外交官)/2 張家口領事館と池田書記生(張家口領事館/池田書記生のチャハル現地調査/池田書記生の新疆調査計画/池田書記生の調査旅行ルート/中根領事代理と池田書記生)/3 池田書記生の関東軍批判(蒙古及西北辺境経営に関する第一次意見書/蒙古及西北辺境経営に関する第二次意見書/西蒙旅行中の池田書記生の報告/池田書記生の懺悔/関東軍の大陸政策に対する疑問/外務省の対中国政策のジレンマ/池田書記生が洞察した日中関係史の盲点)

終章 辺境が照射する日本陸軍の対中国政策の特質    陸軍革新運動と国防研究/辺境から見た帝国国防方針/ソ連・外蒙古方面からの赤化防止/内蒙工作から蒙疆建設へ/昭和期日本陸軍の対中国政策に潜む深層の動機/関東軍による「独走」の根源


あとがき (平成二〇年一〇月  森 久男)
索引


≪著者: ≫ 森久男 (もり・ひさお) 1949年愛知県生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程満期退学。農学博士。愛知大学経済学部教授。専攻は日本殖民史、満州国興安省・蒙疆政権の研究。訳書に『徳王自伝』(岩波書店、1994年)、著書に『徳王の研究』(創土社、2000年)などがある。





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本「生きる歓び (角川文庫)」橋本治5

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生きる歓び (角川文庫)
生きる歓び (角川文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 角川書店 (2001/2,文庫 277ページ)
○価格: 559円 (品切れ 重版未定)
○ISBN: 978-4043567010
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コルクの部屋に閉じ籠もり、音を遮断する目的で、吸音効果に優れるコルクを床に敷き壁に貼り、長編『失われた時を求めて』を執筆した(とぼくの不確実な記憶にある)プルースト
音、音、おと、オト、気になる気になる気に障る。もしかしたら(などと言うまでもなく)、音そのものは問題ではなく、音を理由にかかげて。自覚がないわけではない。問題となる音が解消(消音)したところで、状態(不快、怒り、イライラ)の改善は、ほんの一時的なもので持続しない。時をおかずして新たな不快の源が生じる(気になる気になる気に障る)。


≪目次: ≫
にしん
みかん
あんぱん
いんかん
どかん
にんじん
きりん
みしん
ひまん


解説:橋本治と『生きる歓び』

※本書は、1994年12月、小社より刊行された単行本を文庫化したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。79年青春小説『桃尻娘』で作家デビュー以来、SF『暗夜』、評論『宗教なんかこわくない!』ほか、『窯変源氏物語』『双調平家物語』など、その非常に巧みで多彩な作風には定評があり、幅広く人気を得ている。

橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





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本「人間の性はどこから来たのか (平凡社・自然叢書22)」榎本知郎5

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人間の性はどこから来たのか (平凡社 自然叢書)
人間の性はどこから来たのか (平凡社・自然叢書22)

○著者: 榎本知郎
○出版: 平凡社 (1994/3, 単行本 228ページ)
○価格: 2,300円 (品切)
○ISBN: 978-4582546224
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どこから来たのか(そしてどこへ行くのか)?
ヒトを含めたサルの性現象の進化のありさま


≪目次: ≫
第一章 サルはセックスで何を語り合うか    
第二章 形のなりたち    オスとメスの体つきがちがうのはなぜか/メスとオスのちがい=性差ネオテニー/オスはメスからつくられる
第三章 なぜ男は女より大きいのか    いろんなサルの性差/オスが大きくなる過程/テナガザルはオス・メスの区別がつきにくい/ゴリラのオスはなぜ巨大になったのか/強姦をするオランウータン/乱婚のチンパンジー集団/最古の人類、アウストラロピテクス現生人類
第四章 メスの魅力――発情とは何か    発情とは/性周期/発情の長さ比べ/人の性行動の周期
第五章 性皮    性皮とは何か/いろんなサルの性皮/マカクザルの性皮/ニホンザルベニガオザル/性皮の役割
第六章 エロスの贈り物――オルガズム    オルガズムとは/ボノボ/ベニガオザル/ヒト/売春
第七章 女らしさのシンボル――乳房    乳房は保育器?/乳房は宣伝装置/乳房はお尻のイミテーション?/安産の守神、皮下脂肪/乳房は母性のシンボル
第八章 匂いのコミュニケーション    コピュリン/体臭
第九章 エロスの宣伝装置――ペニス    精液尿が同じ出口を使うわけ/ペニスの役目は何?/ペニスの適正サイズは?/ペニスの使い道/マスターベーションをしてメスを誘う/チベットモンキーのペニスの使用法/ヒトには陰茎骨がない/霊長類最大のペニス
第一〇章 睾丸    睾丸は精子をつくる装置である/睾丸の大きさ比べ/宣伝装置としての陰嚢/睾丸は急所である
第一一章 性行動のルーツを探る    性は社会的な通貨としても働く/繁殖のための性/コミュニケーションのための性
第一二章 人間の性    セックスとジェンダー/オルガズムの繁殖からの遊離/同性愛/売春/結婚/愛/みずからを知る道

あとがき (一九九三年一二月 榎本知郎)


≪著者: ≫ 榎本知郎 (えのもと・ともお) 1947年鳥取県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在東海大学助教授。ニホンザルとボノボの行動研究に従事。著書に『愛の進化』(どうぶつ社)、『サルの文化誌』(共著、平凡社)、訳書に『人とヒヒはどこまで同じか』『攻撃とは何か』(どうぶつ社)などがある。
榎本知郎のホームページ

榎本知郎 『ボノボ 謎の類人猿に性と愛の進化を探る』(丸善ブックス、1997年) '10/03/13
榎本知郎 『ヒト 家をつくるサル』(学術選書、京都大学学術出版会、2006年) '10/03/05
榎本知郎 『性器の進化論 生殖器が語る愛のかたち』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/28







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本「宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ459)」神田千里5

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宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ)
宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ459)

○著者: 神田千里
○出版: 講談社 (2010/2, 単行本 250ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4062584593
おすすめ度: 5.0
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マジで歴史は苦手意識がつよくて、知らなければ知らないで困ることはなにもない、40年間知らないままに生きてきた(ゴマカシゴマカシ)。
橋本治『双調平家物語』あたりから“古代”について読み進めていて、明治維新からの“近代”もボチボチと読み進めていて、ボンヤリと“中世”“近世”あたりが抜けて(欠落して)いる、、、などと思ったのかどうなのか。
戦国時代を、宗教(キリスト教であり仏教だって外から来た)で読む♪


≪目次: ≫
戦争と宗教――序にかえて    画期となる戦国時代/武力行使の否定/宗教への注目/

第一章 宣教師の見た日本の宗教
1 宣教師の見た日本 (イエズス会宣教師の京都布教/一つの言葉・一つの国家/戦国の国王と皇帝/天皇は「教皇」/現場での日本認識・ヨーロッパでの日本認識)/2 仏教とキリスト教との出会い (京都の宗教環境/教義に通じた聴聞者/信仰と物語伝承/「悪魔」の「偽造」/イエスの俤/「主」の許し給うた雨)/3 魂は永遠か――禅宗との論争 (論争にそなえて/来世の賞罰なし/禅僧の反論/「悪魔」の支配する国)

第二章 戦国びとの信仰
1 「天道」思想の浸透 (「天道」とキリシタン/「天道」の恩寵と武運/「天道」と神仏/世俗道徳の尊守/通俗道徳と恩寵・冥罰/「天道」と内面倫理/一神教か多神教か)/2 聖俗の棲み分け――戦国時代の「王法」と「仏法」 (仏法は一つのもの/諸宗は同一/一向一揆の教説/神仏習合禅宗/神仏習合と真宗本願寺派/葬祭への関わり/外面の「王法」・内面の「仏法」)

第三章 一向一揆の実像
1 教団のための戦い (一向一揆は宗教一揆か/山門との抗争/文明六年の加賀一向一揆/長享二年の加賀一向一揆)/2 政治抗争の中の一向一揆 (永正の争乱/享禄天文の争乱/石山合戦の勃発/義昭追放と本願寺/足利義昭と大坂籠城)/3 一向一揆の特質 (織田信長と一向一揆/一向一揆像の形成/寺院と一揆/本山本願寺と門徒の一揆/聖俗棲み分けの社会生活)

第四章 戦国大名・統一政権と宗教
1 戦国大名と教団の自治 (一揆の教団/自治の法と大名/教団の紛争と大名の裁定/統一政権と寺院の自治)/2 アジールの統制 (戦国大名のアジール禁止/近世に続くアジール)/3 諸教団の共存 (真宗本願寺派と戦国大名/宗論の停止/安土宗論の実像/伴天連追放令キリシタン大名の仏教迫害/大伴宗麟の受洗/畿内のキリシタンの動向/禁教令の「邪法」観)

第五章 島原の乱と禁教
1 宗教一揆としての島原の乱 (キリシタンへの「立ち帰り」/「立ち帰り」の作法/飢饉・苛政と信仰/寺社の破壊・僧侶の迫害/「天人」の来臨/デウスへの代替り)/2 島原の乱の宗教的背景 (飢饉による「立ち帰り」/現世利益の信仰/信仰を承認せよ/幕府軍の対応)/3 禁教と日本の宗教 (非キリシタンの動向/「日本宗」の村々/共存の論理・対立の論理/宗門改めと寺院・僧侶)

国家と宗教――むすびにかえて    乱世の価値観/見えない「国教」/三つの指輪/不幸な出会い


あとがき (二〇一〇年一月 神田千里)
索引


≪著者: ≫ 神田千里 (かんだ・ちさと) 1949年生まれ。東京大学大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東洋大学文学部教授。博士(文学)。専門は日本中世史(中世後期の宗教社会史)。主な著書に『信長と石山合戦』『一向一揆と戦国社会』(ともに吉川弘文館)、『島原の乱』(中公新書)が、編著書に『蓮如』(吉川弘文館)がある。







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本「『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく (講談社選書メチエ455)」中野美代子5

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『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく (講談社選書メチエ)
『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく (講談社選書メチエ455)

○著者: 中野美代子
○出版: 講談社 (2009/12, 単行本 250ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4062584555
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花粉症の薬がほどよく効いているのか(言い訳として)?!
ぼくが服用しているのはエーザイのハイガードで、今年購入したのは3月に入ってから(昨年2月に購入したレシートが出てきた)で、去年から服用していて副作用が少ないことから今年も指名買い。薬を飲まずにはいられない。かつて、皮膚に赤いブツブツが出ちゃった薬もあった。強すぎず弱すぎず(ナントカヤリスゴシタイ)。
チラチラと2〜3件のドラッグストアの陳列棚を見て在庫がなかったのは、第一類医薬品にカテゴリされたかららしい。薬剤師がいて処方箋の窓口のある自室近くのドラッグストアで購入した。指定された容量の半分の量で、本来1日2回、1回2錠服用すべきところを、1日2回の1回1錠にとどめている。カンゼンに薬に依存するつもりはない(などと抵抗をこころみるが、そもそも服用している時点で依存している)。
もしかしたらキッカケが、アレルギーの薬としてドラッグストアですすめられたのかもしれない。花粉症の時期ではないときに皮膚に出たブツブツ対策として。ちょっとツヨイ塗り薬(に起因すると解釈したのだ)が全身に湿疹を拡げて、皮膚科の診療を受けて、またなんだかよく分からない薬をいろいろ処方されて不信感。薬を否定するつもりない、そんなに強靭ではない、体力や身体能力に勝るとの自信はない。しかし、他人に我が身(体調)を委ねる気もない。


西遊記』を読み解く。たしかに、迷路を歩くが如くに、XYZは未知、未知、未知で終点ではなく。


≪目次: ≫
はじめに
登場人物とは何か?
1 史実から虚構への三蔵の旅 (史実の玄奘/玄奘の顔つき/《虎を伴う行脚僧図》/《サルと馬を伴う玄奘取経図》/なぜ虎からサルへ?/宋代の物語『大唐三蔵取経詩話』/「桃を偸(ぬす)んでこい」/聖僧イメージの復活/いつもねらわれる三蔵の肉と精)/2 だれがお経を授けたのか? (手ぶらでお経はもらえない/日本における深沙大将像/能のシテ役としての深沙大将/『多心経』を授かる玄奘/東千仏洞の《玄奘取経図》/海を渡って取経したか?/盤津国とはスマトラ?/河中府とはサマルカンド?/楡林窟の《玄奘取経図》/むしろ史実に近い?/南海経由で西天(インド)へ?/仏教的世界観をずらす/解体された楽園/秘密を守った孫悟空)/3 シンボル体系としての孫悟空 (孫悟空の姓名/孫悟空はサルかな?/奪い取った龍の超能力/「河童駒引」と孫悟空/刀が苦手の孫悟空/銅頭鉄額・銅筋鉄骨の石ザル/孫悟空の弱点/猴行者と「東海火龍太子」の会話/鍛治・金工と雷/サルそっくりの雷の顔/陽の期がぶつかって雷となる/雷と龍と鶏の関係/孫悟空と龍・馬・雷の関係/雷公みたいな口/全員集合まで/三人弟子の異名/金・火の悟空と木・水の八戒/二土と刀圭の悟浄/三人弟子の力関係/悟空は男で八戒は女??/登場人物とは何か?/死のない世界の記号(シンボル)たち/登場人物(キャラクター)は記号(キャラクター))

「ならべる」世界
1 万暦はおもしろい (万歴年間のできごと/シェイクスピアガリレイも……/ひきこもりの万歴帝)/2 百科事典もどきの詩詞 (通天河の雪景色/明刊本と清刊本/典故の列挙/雪の結晶/中国の百科事典――類書/分類して、また分類する/知識のタテ割りと官僚機構)/3 事典からウラの迷路へ (列挙また列挙/コメニウスの『世界図絵』/薬草愚痴詩(?)/宣和牌愚痴詩(?)/予告する野菜詩/女怪園林詞の怪/列挙して解体する)/4 網の目状の迷路 (神は細部に宿る/蜘蛛の養子ども/七羽の宣戦布告/枯れ柴の戦況報告/獅子のまごたち/坊さんがこうがい挿している/老僧の奸計)/5 「地口(じぐち)」好きの猪八戒 (精進料理のしたくでもして/「ふざけた話」の正体/歇后語(しゃれことば)/猪八戒の背中とは?/猪八戒の女性関係)/6 「余分な孫」は役立たず (退屈な話/太宗寵臣たちの列挙/長孫無忌が見えない!/『百家姓』の順序/「余分な孫(そん)」は役立たず/最後の列挙/観音よりえらくなった悟空/仏教的秩序の解体)/7 「ならべる」けれども立体構造 (エピソードを「ならべ」また「ならべる」/ふたつの「半分」/相似形の詐術/「ならべ」つつ建築する)

「もぐりこむ」世界
1 洞窟のなかの洞窟 (鐃鈸(にょうばち)に閉じこめられた悟空/洞窟に洞角を挿しこむ)/2 「閉じこめられる」器物(うつわ) (空間の相似性/母胎としての石のすきま/吸いこまれたひさごと宝瓶/ことばと母胎/再生をくり返す)/3 「もぐりこむ」他者のからだ (妖怪の腹に「もぐりこむ」/肝臓にぶらさがってぶらんこ/女性の体内は胎内/「上の口」と「下の口」/釈迦如来は孔雀の子?/めでたいプクプク/がらんどうの空間/再生の装置としての洞窟/変身の装置としての洞窟/洞窟と地球空洞説/猪八戒の耳の孔)/4 モチーフ「もぐりこむ」 (玄奘受難詩/烏鶏国王の受難/紅孩児のあわれな身の上話/父母のなれそめ/李卓吾本と真詮本のちがい/玄奘受難物語の分散化/皇后たちの貞操の危機/受難物語の「微分化」/器物の雌雄/寇員外家での受難/寇のかみさんの「手引き」で)

むすび (「魏徴斬龍」にはじまる/X――登場人物(キャラクター)は記号(キャラクター)だが/Y――列挙の政治学と迷路/Z――「入れ子」構造の戦略/おもしろみは細部(ディテール)にこそ)


あとがき (2009・11・9・0:02 著者識)


≪著者: ≫ 中野美代子 (なかの・みよこ) 1933年生まれ。北海道大学文学部卒業。オーストラリア国立大学助手・講師、北海道大学教授を歴任。現在、北海道大学名誉教授。専門は、中国文学、シノロジー図像学。評論・エッセイに『孫悟空の誕生』(岩波現代文庫)、『肉麻図譜』(作品社)、『乾隆帝』(文春新書)、小説に『カスティリオーネの庭』(文藝春秋)、『ザナドゥーへの道』(青土社)、戯曲に『鮫人』(日本文芸社)、翻訳に『西遊記』全10巻(岩波文庫)など、多数の著書がある。







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本「双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻 (中公文庫)」橋本治5

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双調平家物語〈10〉平治の巻2 平家の巻 (中公文庫)
双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/1, 文庫 417ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122052758
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平治の乱

≪目次: ≫
平治(へいじ)の巻
信西逃亡(しんぜいとうぼう)/戦勝除目(せんしょうじもく)/信西入定(しんぜいにゅうじょう)/左衛門佐重盛(さえもんのすけしげもり)/清盛狼狽(きよもりろうばい)/義朝変貌(よしともへんぼう)/信西梟首(しんぜいきょうしゅ)/公卿背叛(くぎょうはいはん)/惟方呻吟(これかたしんぎん)/流言(りゅうげん)/主上奪取(しゅじょうだっしゅ)/上皇脱出(じょうこうだっしゅつ)/六波羅行幸(ろくはらぎょうこう)/六波羅内裏(ろくはらだいり)/腑抜中納言(ふぬけちゅうなごん)/信頼出陣(のぶよりしゅつじん)/待賢門合戦(たいけんもんかっせん)/市中乱戦(しちゅうらんせん)/頼政参戦(よりまささんせん)/六波羅決戦(ろくはらけっせん)/逃避行(とうひこう)

平家(へいけ)の巻
行賞平家(こうしょうへいけ)/義朝最期(よしともさいご)/上皇還幸付常磐道行(じょうこうかんこうつけたりときわみちゆき)


※本書は『双調 平家物語10  平治の巻(承前) 平家の巻』(二〇〇三年三月 中央公論新社刊)を、改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12







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本「奇跡のエコ集落 ガビオタス  Alan Weisman: “Gaviotas: A Village to Reinvent the World”1998.」アラン・ワイズマン、高里ひろ 訳5

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奇跡のエコ集落 ガビオタス
奇跡のエコ集落 ガビオタス  Alan Weisman: “Gaviotas: A Village to Reinvent the World”1998.

○著者: アラン・ワイズマン、高里ひろ 訳
○出版: 早川書房 (2008/12, 単行本 315ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4152089892
おすすめ度: 3.0
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教育、
学習、勉強、研究、技術開発、
平和、
貧困、発展途上国、後進国、
南、楽園、ユートピア、
貧乏、、、


橋本治は対談(著書)で、
「70歳以上の医療費をすべて無料に」などとかかげた対談相手に、すでに手元に著書がないので詳細は不詳ながら記憶しているかぎりでは、「それはそれで問題がある」と困惑を隠さない。橋本治自身は「病院に行かないから…」などと対談相手に配慮して多くを語ることをしない。考えるべくは「はたらく」と。
医療を必要とする人の困難に配慮し、社会保障というのか弱者を切り捨てない、いわゆる健常者だけが正しくて善で、それ以外を排除すべきではないだろう。この世に生まれた者はみな、生きる権利があって、与えられたフィールドで(ときにアタリマエのように超越して)、よりよく生きるべきだろう。ところで、個体に差異はあって、差異は差異として、同一ではない個性として認知されよう(否定すべきではない)。
なにごとにもなにものにも、限りはある。すでに経済成長が鈍化して久しく、たとえるならば、老化が進行して、代謝が衰え、ひざが痛くなり、歯ぐきがやせて、思うように(若いときのような)機敏な動きはできない。もっとも、年齢を重ねてなお、活発な俊敏な活動をする必要があるのかどうか。若い頃には、不足する経験や知識の未熟を補う必要があって、戦略としてより活動的である必要があったのかもしれない。むしろ、成熟した後に求められる働きは、未熟(をカバーすべく活動的)な若者と同一ではないのだろう(異なると思いたい、そう在りたい)。
経済成長が望めない熟成した社会にあって、そう、市場の拡大(成長・発展)は多くは望めない、むしろ成長しない可能性をも考慮すべきかも。少子高齢化で、高齢者ばかりが増え、労働力は減る傾向に。充実した社会保障が求められて、求められる社会保障の原資とは。「無料に!」とはなんだろうと考えるに、なるほど、大きな問題があるかもしれない。無料とは、たしかに個人は費用負担をしない。本来負担すべき費用を、本来負担すべき個人が負担しないで、しかし、その負担が消失することはない。負担は歴然と在って、負担すべき費用は、そう、他人が負担する。医療費とは、医師の診療報酬であり、「医療費を無料に」したところで、医師は診療報酬を、本来受け取るべき個人から受領せずとも、そう、診療報酬が一切減免されることなく、国民が負担する税金がつかわれる、のかどうなのか、ぼくには詳細は、真相はよく分からない。


1967年、南米コロンビア。政情不安定なこの国で、しかも誰もかえりみないような不毛な大平原の中に、若き活動家のパオロ・ルガーリは最初の居を定めた。
「ここで人が暮らせるなら、どこででも暮らせる」
理想に燃え、または言葉巧みに連れてこられた学者、技術者、音楽家、農民たちは、資源に乏しい土地で知恵を絞り、次々と画期的な環境技術を編み出し、コミュニティを発展させていく。クリーンな水とエネルギー、水耕栽培の新鮮な野菜を手に入れ、学校や病院を建てた彼らは、のべ600万本にのぼる植樹で砂漠の中に森を生み出し、そこからまた新たな産業をも生み出している──
エネルギーの自給自足と炭素の排出量ゼロをなしとげ、人々が平和に幸せに暮らしている奇跡の集落ガビオタス。知られざる、そして驚くべきその歴史と、そこから見出せる人類の希望を鮮烈にレポートした傑作ノンフィクション。


≪目次: ≫
序曲
第一部 サバンナ
第二部 道具
第三部 森


あとがき
10周年記念版への後記 (2008年5月 アラン・ワイズマン)
http://www.friendsofgaviotas.org
訳者あとがき (2008年12月)


≪著者: ≫ アラン・ワイズマン (Alan Weisman) ジャーナリスト。1947年ミネソタ生まれ。《ハーパース》《ニューヨーク・タイムズ・マガジン》《ディスカバー》など数多くの新聞、雑誌に寄稿している。アリゾナ大学で国際ジャーナリズム学を教えるほか、ホームランズ・プロダクションでドキュメンタリー番組制作を手がけている。代表作『人類が消えた世界』(早川書房刊)は、タイム誌の2007年ベストノンフィクションに選ばれたほか、AmazoniやTunesオーディオブックの年間ベスト(ノンフィクション部門)でも第一位となっている。日本でもベストセラーとなり、多くのメディアに取り上げられた。1998年に刊行された本書『奇跡のエコ集落 ガビオタス』(Gaviotas)は、ガビオタスの歴史を初めて世に紹介する書であると同時に、的確で美しい記述に定評があり、2008年には刊行10周年を記念した後記を付した新版が刊行されている(本書にも収録)。現在は、彫刻家の妻とともにマサチューセッツに住んでいる。

[訳者] 高里ひろ (たかさと・ひろ) 1966年生まれ。上智大学卒。訳書にソーンズ&ソーンズ『ぼくたちも妊娠できますか?』(ハヤカワ文庫)、ジェンキンズ編『大冒険時代』(共訳、早川書房)、ジョンストン『図説 監獄の歴史』、ラヴ&ブラウン『盲目の信念』、フラウリー=ホラー『アイランド・ワイズ』、ボーバ『道徳の練習帳』ほか。

アラン・ワイズマン 『人類が消えた世界  The World Without Us, 2007.』(鬼澤忍訳、早川書房、2008年) '08/07/10







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本「TALK 橋本治対談集」橋本治5

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TALK 橋本治対談集
TALK 橋本治対談集

○著者: 橋本治
○出版: ランダムハウス講談社 (2010/1, 単行本 200ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4270005545
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≪目次: ≫
まえがき 「六人の橋本治」とその謎について

対談 橋本治×高橋源一郎短編小説を読もう』    登場人物のワークショップ/人形浄瑠璃フローベール/小説は述べればいい/解剖学から新派へ/すべての文章は小説に通じる (2007年2月22日)

対談 橋本治×浅田彰日本美術史を読み直す』    弥生的なものこそ/本居宣長的な構造/骨董屋の丁稚の手習い/高橋由一の可能性/個人を超えた美術史/俵屋宗達は匿名である/躾けのなくなった日本 (2007年4月14日)

対談 橋本治×茂木健一郎小林秀雄」とはなにものだったのか』    上田秋成は「イヤな人」/職人の言葉と「感じる」言葉/『七人の侍』の美しさとは/黒澤明小津安二郎の違いとは/知識人の宿命/宣長の「漢意」とは/ダーウィン等伯/『本居宣長の恵み』/小林秀雄は仏様である/何故小説を断念したか/「近代」を学び直すために (2008年1月15日)

対談 橋本治×三田村雅子紫式部という小説』    情景によって語られるもの/我こそは光源氏の心/浮舟に至るまでの物語/母と娘のすれ違い (2008年7月8日)

対談 橋本治×田中貴子王朝を終焉に導く男たちの闘い』    固定されない歴史/『平家』における悪とは何か/院政の芽のありか/孝謙女帝の現代性/清盛は朝廷の被害者/“イヤなやつ”忠通が面白い/不思議な権力構造/『平家』が叙事詩でいいのか/建礼門院の悲劇/「国はあって、国はないのか」/坩堝のような時代

対談 橋本治×天野祐吉二〇〇九年の時評』    千年前が絡んだ時評/2行のコメント/「どうしていいのかわからない」/マスは分裂していく/グローバリズムより「貧乏は正しい」/ 季語としての「首相辞す」/欲望に走ると知恵は死ぬ


※初出一覧
『短編小説を読もう』「考える人」2007年春号(新潮社)掲載
『日本美術史を読み直す』「新潮」2007年8月号(新潮社)掲載
『小林秀雄とはなにものだったのか』「文学界」2008年3月号(文藝春秋社)掲載
『紫式部という小説家』「新潮」2008年10月号(新潮社)掲載
『王朝を終焉に導いく男たちの闘い』「中央公論」2008年3月号(中央公論社)掲載
『二〇〇九年の時評』「通販生活」2009年春号(カタログハウス)掲載


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。在学中に書いた駒場祭のポスターで一躍、世間に知られ、イラストレーターとして活躍していたが、77年に発表した『桃尻娘』で作家に転進、以後評論、エッセイ、戯曲と幅広く執筆活動を展開。『桃尻語訳枕草子』で、これまでにない現代語訳を開拓し、『源氏物語』、『平家物語』、『徒然草』などを手がける。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞している。







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本「ボノボ 謎の類人猿に性と愛の進化を探る (丸善ブックス059)」榎本榎本知郎5

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ボノボ―謎の類人猿に性と愛の進化を探る (丸善ブックス (059))
ボノボ 謎の類人猿に性と愛の進化を探る (丸善ブックス059)

○著者: 榎本知郎
○出版: 丸善 (1997/3, 単行本 228ページ)
○価格: 1,937円 (品切)
○ISBN: 978-4621060599
おすすめ度: 4.0
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≪目次: ≫
まえがき (一九九七年一月 伊勢原にて 榎本知郎)
序章
1 ワンバの森    ジョル空港へ/ワンバ村へ/ザイール共和国/ワンバの気候/ワンバの森/3Kの職場
2 ボノボの生態    ボノボのメニュー/固体識別/ボノボの集団/E集団/集団の関係/集団の維持/なぐさめ/同種殺し/ボノボの発達/ボノボの移動の仕方
3 ボノボの発見物語    人に似たボノボ/比較法/ボノボの学名/ボノボの発見/ボノボとネオテニー/ザイールの混乱がボノボ研究を遅らせた/ザイールでのボノボ調査史
4 セックスがだいすきなサル    性行動の意味/ボノボの交尾の誘い/交尾のかたち/性皮/発情/交尾の順番待ち/交尾とオスの優劣/ペニスの勃起/「売春」/未成熟固体の「交尾」/テスティング?/マスターベーション/尻つけ・マウンティング/「ホカホカ」/ヒトの同性愛/交尾の相手の選択/ボノボの性の特徴
5 ピーターパン・ボノボ    遊び/ごっこ遊び/年齢と遊び/子どもの遊び/母親と子どもの行動/オスと子どもの行動/世代間の遊びと行動伝播/交尾遊び/いろいろな交尾の誘い/オス同士の緊張緩和に働くやりとり/大人の駄々コネ/おとなのオスとその母親/オスは母親を頼る/母子の交尾
6 英語のわかるカンジ    ボノボたちの音声/ボノボの音声伝達/チンパンジーは言葉をしゃべれない/手話を覚えたワシュー/サラ/カンジ/聴覚言語の理解力/音韻の認識/唯物論的な脳
7 結婚の起源    羞恥心/わいせつ/インセント・タブー/結婚はだれのためにするのか/結婚はだれが財産を受け継ぐかを決める/結婚はおとなのもの/分配と分業/結婚と愛/配偶者の性的囲い込み/家族と階層的な集団/結婚の起源
8 ボノボの保護    大型類人猿の研究/ボノボの特徴/ルオ学術保護区/ボノボ保護の問題点
あとがき
参考文献


≪著者: ≫ 榎本知郎 (えのもと・ともお) 1947年鳥取県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。東海大学助教授(准教授)。ニホンザルとボノボの行動研究に従事。学術論文多数。著書『愛の進化』(どうぶつ社)、『サルの文化誌』(共著、平凡社)、『人間はどこから来たのか』(平凡社)、訳書に『攻撃とは何か』(どうぶつ社)、『仲直り戦術』(共訳、どうぶつ社)などがある。
榎本知郎のホームページ

榎本知郎 『ヒト 家をつくるサル』(学術選書、京都大学学術出版会、2006年) '10/03/05
榎本知郎 『性器の進化論 生殖器が語る愛のかたち』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/28







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本「地球白書 2009-10  Worldwatch Institute:“State of the World 2009: Into a Warming World”」ワールドウォッチ研究所、クリストファー・フレイヴィン 編著5

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地球白書2009-10
地球白書 2009-10  Worldwatch Institute:“State of the World 2009: Into a Warming World”

○著者: ワールドウォッチ研究所、クリストファー・フレイヴィン 編著
○出版: ワールドウォッチジャパン (2009/12, 単行本 391ページ)
○価格: 2,993円
○ISBN: 978-4948754355
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新築の建売住宅が売れなくなって、相対的に中古マンションの流通(売買契約)が増えているような。
住宅着工件数は大幅にダウン。大手マンションデベロッパーがバタバタと倒産し、建売業者もずいぶんつぶれた。
住宅ローンの延滞者の増加。金融機関のローン審査は厳しくなる。

新築の建売住宅はオイシイ。
ぼくの仕事は売買の仲介(契約業務)だから、まずはプロの業者が商品化してくれているから取引上の不安が少ない。後で問題になりそうなところ(瑕疵)はすべてクリアに解消してある、安心のお任せパッケージ商品。
購入する側にしてみても、やっぱり新しいモノは気持ちがいい。新品でピカピカ、最新の機器が装備されて快適で便利で、、、


≪目次: ≫
はじめに (気候変動に関する政府間パネル議長 インド・エネルギー資源研究所所長 ラジェンドラ・パチャウリ
本書について (ロバート・エンゲルマン ミカエル・レナー ジャネット・サウィン)
環境界の一年間の主要動向

第一章 人類文明の存続に「不都合な真実:温暖化  “The Perfect Storm” Christopher Flavin and Robert Engelman
第二章 温暖化を「安全な」レベルに抑制する  “A Safe Landing for the Climate” W. L. Hare
第三章 農林業を環境保全型に転換して「地球を冷やす」  “Farming and Land Use to Cool the Planet” Sara J. Scherr and Sajal Sthapit
第四章 再生可能エネルギーへの確固たる変換  “An Enduring Energy Future” Janet L. Sawin and William R. Moomaw
第五章 生態系と世界の人々の暮しを守る対応策  “Building Resilience” David Dodman, Jessica Ayers, and Saleemul Huq
第六章 敵国のない「世界気候戦争」における協闘体制  “Sealing the Deal to save the Climate” Robert Engelman

温暖化対策:論壇と取り組み事例
1 二酸化炭素以外の温室効果ガスのリスク/2 温室効果の大きいブラックカーボンの排出削減/3 ジェンダーの視点からの気候変動対策/4 安全保障への脅威としての気候変動/5 気候変動が生物多様性に与える影響/6 モルディブ:「生き残る人権」をかけて温暖化防止の前面に/7 気候変動における都市の役割/8 健康を脅かす気候変動/9 インド:政府よりも積極的な産業界のビジネス感覚/10 中国:風力とソーラー・エネルギー産業で世界のリーダーへ/11 貿易と気候変動、そして持続可能性/12 フィジー:地域コミュニティ主導型管理海域で実践される適応策/13 スーダン:干ばつと気候変動へのレジリアンスを構築する/14 ジオ・エンジニアリングで地球を薄暗くする/15 炭素の回収と貯留/16 市場を利用して気候変動に対応する/17 発展途上国への技術移転とそのための資金供与で、気候変動に対応する/18 動くバッテリー・電気自動車が開く、再生可能エネルギーの時代/19 低炭素社会のグリーン・ジョブ/20 機運高まる「クライメト・ジャスティス(気候の公正性を確保する)運動」/21 価値観の転換で、「危険な」レベルの気候変動を阻止しよう/22 「いまからでも決して遅くない、行動を起こそう」

付録 気候変動関連の主要概念と用語解説
用語解説(50音順)  安定化(stabilization)/温室効果ガス(GHGs)/温室効果ガス開発権(greenhouse development rights)/回復力/緩和(mitigation)/気候変動に関する政府間パネル(IPCC)/技術移転(technology transfer)/キャップ・アンド・トレード(cap and trade)/吸収源(sink)/強制力(forcing)/共同実施(J1)京都議定書(Kyoto Protocol)クリーン開発メカニズム(CDM)/経路(pathways)/黒色炭素/国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)/人為的排出(anthropogenic emissions)/森林の減少・劣化に由来する排出の削減(REDD)/脆弱性(vulnerability)/大気中濃度(atmospheric concentration)/炭素回収・貯留(CCS)炭素税(carbon tax)地球温暖化係数(GWP)/地表温度(surface temperature)/追加性(additionality)/締約国会議(COP)/適応(adaptation)/土地利用、土地利用変化および林業(LULUCF)/二酸化炭素(CO2)/二酸化炭素換算値(carbon dioxide equivalent)/二酸化炭素集約度および一人当たり二酸化炭素排出量(carbon dioxide intensity, carbondioxide per capita)/排出権取引(emission trading)/排出削減単位(ERU)/ピーク年(peak date)/一人当たり二酸化炭素排出量/100万分率(ppm)/付属書国(annex countries)/ブラック・カーボン(black carbon)/平均海面位(mean sea level)/ベースライン(baseline)/放射強制力(radiative forcing)/モデル、予測および経路(models, predictions, and pathways)/予測(predictions)/レジリアンスまたは回復力(resilience)

原注
索引


≪編著者: ≫ クリストファー・フレイヴィン Christopher Flavin  1955年、カリフォルニア州に生まれる。ウィリアムズ大学で経済学と生物学を専攻して1977年に卒業。同年、ワールドウォッチ研究所へ。1990年に研究担当副所長に就任、2000年にレスター・ブラウンにつぐ第2代の所長に就任。『地球白書』の創刊年次版より、毎年執筆。

[日本語版監修] エコ・フォーラム21世紀
環境監査研究会代表幹事 後藤敏彦/国連大学副学長 武内和彦/地球環境戦略研究機関 理事長 浜中裕徳/東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授 林良博/早稲田環境塾 塾長 原剛/日本環境財団 理事長 福岡克也/京都大学大学院 地球環境学堂 教授 松下和夫/日本気候政策センター 理事長 森島昭夫/国連大学名誉副学長 安井至(五十音順)/事務局 織田創樹 四條舞美
[日本語版編集協力] 環境文化創造研究所

ワールドウォッチ研究所 『地球白書 2008-09 持続可能な社会への『変革』』(ワールドウォッチジャパン、2008年) '09/02/01
ワールドウォッチ研究所 『地球白書 2007-08』(ワールドウォッチジャパン、2007年) '08/02/23


State of the World 2009: Into a Warming WorldState of the World 2009: Into a Warming World
著者: Worldwatch Institute (Corporate Author)
出版: W W Norton (2009/1, 304ページ)
ISBN: 978-0393334180
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State of the World 2010State of the World 2010: Transforming Cultures: From Consumerism to Sustainability
著者: Worldwatch Institute (Corporate Author)
出版: W W Norton (2010/1, 244ページ)
ISBN: 978-0393337266
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本「途上国ニッポンの歩み 江戸から平成までの経済発展  OHNO Kenichi: “The Path Traveled by Japan as a Developing Countyr: Economic Growth from Edo to Heisei.”」大野健一5

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途上国ニッポンの歩み―江戸から平成までの経済発展
途上国ニッポンの歩み 江戸から平成までの経済発展  OHNO Kenichi: “The Path Traveled by Japan as a Developing Countyr: Economic Growth from Edo to Heisei.”

○著者: 大野 健一
○出版: 有斐閣 (2005/3, 単行本 256ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4641162310
おすすめ度: 5.0
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おもいこみ、カンチガイ。恥ずかしいなんてもんじゃない、知ったかぶりしてペロッと(調子に乗って)書いちゃうもんじゃない。もっとも、口外することによって正しい知識を習得するキッカケを得た、などと考えるには、これまで知らずにカンチガイしつづけてきたことをこそ恥じるべきかも(ヒラキナオリ)。
日本経済の高度成長期とは、1950年代半ばから70年代の初めまでのことをいい、1945年〜49年の戦後復興期と1950年〜53年の朝鮮戦争を経て、実質成長率が10%前後を記録した時期。ぼくが生まれた1970年は、すでに高度成長期の末期。成熟して、成長は鈍化する。
高度成長期を、戦後復興期と朝鮮戦争を契機として、高度成長の萌芽は、花ひらくのは突然であっても、花ひらくまでにはそれなりの過程を経て。ざくっとした見方ではなく、ひとつひとつの出来事の詳細を、江戸時代から明治、大正、昭和、、、


≪目次: ≫
はじめに (2004年12月 著者)
第1章 後発国の近代化とは    1 社会の内的展開と外来の影響/2 翻訳的適応/3 日本の成功の理由/4 日本史観/経済発展と政治社会の遅れ
第2章 江戸時代――工業化条件の準備    1 江戸時代――1603〜1867年/2 幕藩体制/3 農業の発展/4 財政と貨幣/5 運輸と商業の発達/6 手工業/7 教育/プロト工業化と人口動態
第3章 明治(1)――新政府の政策目標    1 開港と幕府の崩壊/2 明治政府とその政策目標/3 殖産興業/4 憲法と議会/5 外交政策/夏目漱石の講演
第4章 明治(2)――輸入技術の内部化    1 明治の工業化概観/2 マクロ経済状況/3 貿易構造/4 西洋技術の移転/5 在来と近代の併行的発展/明六雑誌
第5章 明治(3)――主要産業の歩み    1 生糸/2 在来の綿工業/3 近代的な綿工業/4 機械産業/5 鉄道車両と機関車/6 造船/7 電気機械/明治をつくったエンジニアたち
第6章 明治(4)――財政・金融    1 二つの戦争と「戦後経営」/2 為替政策/3 銀行システムの構築/4 貯蓄動員/5 外資の役割/近代化の成功につれ世界の脅威となった日本
第7章 第一次大戦と1920年代――輸出ブームと不況    1 第一次大戦の衝撃/2 バブルの崩壊/3 重化学工業の発展/4 為替問題/5 1920年代の協調外交/大正デモクラシー
第8章 1927年の銀行危機    1 機関銀行の乱立/2 関東大震災と震災手形問題/3 銀行危機の第1波/4 鈴木商店と台湾銀行/5 日銀が政府補償を要求/6 金融恐慌の帰結/浜口雄幸小泉純一郎
第9章 1930年代と戦争経済    1 昭和経済恐慌の到来/2 社会の疲弊とファッショ化/3 政友会民政党/4 政治テロと中国侵略/5 1937〜45年の戦争経済/日本型経済システムの源流
第10章 戦後復興    1 戦争の物理的被害/2 物不足とインフレ/3 1946年の基本問題/4 物価安定策/5 1947〜48年の傾斜生産方式/6 アメリカの日本占領政策/7 1949年のドッジ・ライン有沢広巳大来佐武郎、戦後復興政策を語る
第11章 高度成長期    1 合理化の時代/2 マクロ経済運営/3 通商産業省と産業政策/4 世界経済への再統合/5 成長の社会的インパクト/本田宗一郎――戦後日本のビジネス・ヒーロー
第12章 経済の成熟と成長鈍化    1 キャッチアップの完成/2 2度発生した石油危機/3 原因か結果か/4 主要通貨のフロート/5 時機を逸した構造改革?/6 対米貿易摩擦/7 財政拡張、緊縮、そして拡張/小宮教授と日本貿易摩擦
第13章 バブル崩壊と長期不況    1 失われた十年と「改革」論争/2 資産バブルの発生/3 なぜ不況は続くのか/4 銀行危機と金融政策/5 財政政策/日本企業の生きる道

参考文献
問題集
学生問答集
写真提供、出典一覧
索引


≪著者: ≫ 大野健一 (おおの・けんいち) 政策研究大学院大学教授。1981年 一橋大学経済学部卒業。1983年 一橋大学経済学研究科修士課程修了。1987年 スタンフォード大学経済学大学院修了。国際通貨基金調査局・中東局エコノミスト、筑波大学社会工学系助教授を経て、1996年4月〜97年9月 埼玉大学大学院政策科学研究科教授、1997年10月〜 政策研究大学院大学教授。主要著書『国際通貨体制と経済安定』東洋経済新報社、1991年(毎日新聞社エコノミスト賞受賞)。『IMFと世界銀行』(共著)日本評論社、1993年。『市場移行戦略』有斐閣、1996年(アジア太平洋賞・特別賞受賞)。『東アジアの開発経済学』(共著)日本経済新聞社、1998年。Japanese Views on Economic Development, Routledge, 1998.(共著)。『途上国のグローバリゼーション』東洋経済新報社、2000年(サントリー学芸賞、大佛次郎論壇賞受賞)

大野健一 『途上国のグローバリゼーション 自立的発展は可能か』(東洋経済新報社、2000年) '10/03/04
坂野潤治+大野健一 『明治維新 1858-1881』(講談社現代新書、2010年) '10/02/23







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本「桃尻語訳 百人一首 (新装版)」橋本治5

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桃尻語訳百人一首
桃尻語訳 百人一首 (新装版)

○著者: 橋本治
○出版: 海竜社 (2009/10, 単行本 117ページ)
○価格: 1,800円
○ISBN: 978-4759310931
おすすめ度: 5.0
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百人一首について】 百人一首は、鎌倉時代にできました。これを選んだのは、当時の貴族で、有名な歌人でもあった藤原定家と言われています。
定家は、鎌倉時代までの百人の和歌の作者と、その作品を一首ずつ選んで、『百人秀歌』というタイトルをつけました。和歌の「オールタイム・ベスト100」で、時代順に並べました。これが百人一首の原型と言われています。……  (P.3)



≪目次: ≫
百人一首について
カルタになった百人一首
百人一首の現代語訳
百人一首の遊び方

1 天智天皇/2 持統天皇/3 柿本人麿/4 山部赤人/5 猿丸大夫/6 中納言家持(大伴家持)/7 阿倍仲麿/8 喜撰法師/9 小野小町/10 蝉丸/11 参議篁(小野篁)/12 僧正遍昭(良岑宗貞)/13 陽成院(陽成天皇)/14 河原左大臣(源融)/15 光孝天皇/16 中納言行平(在原行平)/17 在原業平朝臣/18 藤原敏行朝臣/19 伊勢/20 元良親王/21 素性法師/22 文屋康秀/23 大江千里/24 菅家(菅原道真)/25 三条右大臣(藤原定方)/26 貞信公(藤原忠平)/27 中納言兼輔(藤原兼輔)/28 源宗于朝臣/29 凡河内躬恆/30 壬生忠岑/31 坂上是則/32 春道列樹/33 紀友則/34 藤原興風/35 紀貫之/36 清原深養父/37 文屋朝康/38 右近/39 参議等(源等)/40 平兼盛/41 壬生忠見/42 清原元輔/43 権中納言敦忠(藤原敦忠)/44 中納言朝忠(藤原朝忠)/45 謙徳公(藤原伊尹)/46 曾禰好忠/47 恵慶法師/48 源重之/49 大中臣能宣朝臣/50 藤原義孝/51 藤原実方朝臣/52 藤原道信朝臣/53 右大將道綱母(藤原道綱母)/54 儀同三司母(高階貴子)/55 大納言公任(藤原公任)/56 和泉式部/57 紫式部/58 大弐三位/59 赤染衛門/60 小式部内侍/61 伊勢大輔/62 清少納言/63 左京大夫道雅(藤原道雅)/64 権中納言定頼(藤原定頼)/65 相模/66 前大僧正行尊/67 周防内侍/68 三条院/69 能因法師/70 良暹法師/71 大納言経信(源経信)/72 祐子内親王家紀伊/73 前権中納言匡房(大江匡房)/74 源俊頼朝臣/75 藤原基俊/76 法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠通)/77 崇徳院(崇徳天皇)/78 源兼昌/79 左京大夫顕輔(藤原顕輔)/80 待賢門院堀河/81 後徳大寺左大臣(藤原実定)/82 道因法師(藤原敦頼)/83 皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)/84 藤原清輔朝臣/85 俊恵法師/86 西行法師/87 寂蓮法師/88 皇嘉門院別当/89 式子内親王/90 殷富門院大輔/91 後京極摂政前太政大臣(藤原良経)/92 二条院讃岐/93 鎌倉右大臣(源実朝)/94 参議雅経(藤原雅経)/95 前大僧正慈円/96 入道前太政大臣(藤原公経)/97 権中納言定家(藤原定家)/98 従二位家隆(藤原家隆)/99 後鳥羽院(後鳥羽天皇)/100 順徳院(順徳天皇)

『新装版 桃尻語訳 百人一首 カルタ

※切り絵 塚原一郎

※本書は、2003年11月に小社より刊行された『桃尻語訳 百人一首』を再編集したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。1977年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。







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本「ハムレット Q1  William Shakespeare:“Hamlet Q1”1603. (光文社古典新訳文庫)」シェイクスピア、安西徹雄 訳5

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ハムレットQ1 (光文社古典新訳文庫)
ハムレット Q1  William Shakespeare:“Hamlet Q1”1603. (光文社古典新訳文庫)

○著者: ウィリアム・シェイクスピア安西徹雄
○出版: 光文社 (2010/2, 文庫 181ページ)
○価格: 560円
○ISBN: 978-4334752019
おすすめ度: 5.0
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めずらしく、娘の方から「電話してもいい?」とのメールがあって、もちろん喜び勇んでぼくからすぐに電話をした、すこしまえの夜のこと。中学校の吹奏楽部のスプリングコンサートがあるから来て!、とのお誘い。ぼくの仕事の休みはシフト制で、その日は出勤日なんだなぁ、カクジツな約束はできないけど、なんとか都合をつけよう♪、いろいろあって一緒に暮らしていない中学一年生の娘とゆっくりおしゃべりしたのは、正月休みのスキー旅行以来のこと。もともとぼくは依存心がつよくて、極端で支離滅裂で気分に大きく左右されるのだが、干渉されることを嫌いつつ、干渉されないと不安を覚え、無意識のうちに他者に干渉してしまう。最近では心掛けて、ぼくから連絡をしなかった。なにか用事があれば連絡してくるだろう、連絡がないのは無事のしるし、、、とはいうものの、そう、学習発表会なる学校行事の展示会の、わが娘の作品に「上手いなぁ」と感心して、その翌日に「なかなかセンスがいいなぁ♪♪」とのタイトルのメールを、作品のひとつひとつをあげてコメントしたりしちゃうのだ。


≪目次: ≫
訳者解説――『ハムレット Q1』について 安西徹雄

ハムレット Q1』“Hamlet Q1”1603.

解題 小林章夫(上智大学教授)    1 『ハムレット』の三つのテクスト/2 「Q1」とはどのようなテクストか/3 「Q1」はどのように生まれたのか/4 大幅なカットによる上演   
シェイクスピア略年譜
上演台本としてのQ1の魅力
 河合祥一郎(東京大学准教授)    魅力の第一は構成/魅力の第二はガートルードの人物造形/バッド・クオート?


≪著者: ≫ ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare [1564-1616] イギリスの劇作家、詩人。若くして故郷を出、ロンドンで役者となった後、座付作者として活躍。『ハムレット』『オセロウ』『リア王』『マクベス』の四大悲劇など、37編の劇を残し、エリザベス時代を代表するばかりか、時代と国境を超えて、世界文学史上最大の作家の一人に数えられている。

[訳者] 安西徹雄 Anzai Tetsuo [1933-2008] 1933年生まれ。元上智大学名誉教授。また、「演劇集団〈円〉」を拠点に、シェイクスピアをはじめ、多くの芝居の翻訳・上演にたずさわった。2008年5月死去。著書に『彼方からの声』『シェイクスピア劇四〇〇年』ほか。訳書に『リア王』『ジュリアス・シーザー』『ヴェニスの商人』『十二夜』『マクベス』(シェイクスピア)、『シェイクスピアの謎を解く』(イアン・ウィルソン)ほか多数。

シェイクスピア 『マクベス  Macbeth, 1606頃.』(安西徹雄訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '08/11/21
シェイクスピア 『十二夜  Twelfth Night, 1601-1602.』(安西徹雄訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '08/11/15
シェイクスピア 『ジュリアス・シーザー  Julius Caesar, 1599.』(安西徹雄訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '08/11/11
シェイクスピア 『リア王  King Lear, 1604-1606.』(安西徹雄訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/11/10
シェイクスピア 『ヴェニスの商人  The Merchant of Venice, 1594-1597.』(安西徹雄訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '08/11/03

河合祥一郎 『『ロミオとジュリエット』恋におちる演劇術』(理想の教室、みすず書房、2005年) '09/03/18







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本「カラス、どこが悪い!? (小学館文庫)」樋口広芳・森下英美子5

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カラス、どこが悪い!? (小学館文庫)
カラス、どこが悪い!? (小学館文庫)

○著者: 樋口広芳・森下英美子
○出版: 小学館 (2000/9, 文庫 222ページ)
○価格: 499円 (絶版)
○ISBN: 978-4094174816
おすすめ度: 3.0
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そう、“カラス”を掲げて、その生態や特性を調べれば調べるほどに見えてきて、見逃せないのが“ゴミ問題”であり、人間のライフスタイル、このままでいいのか?!(いいはずないだろう)
ぼくが居住する行政庁は、燃やせるゴミと燃やせないゴミの回収が有料で、それぞれ指定のゴミ袋を購入して費用を負担する方式が採られている。もっとも、ビン、カン、ペットボトル、古紙・古布、プラスチックについては無料のままであり、分別にいつも頭を悩ませるのだが、ぼくが排出するゴミのほとんどがプラスチック。レジ袋をもらわなくなって久しいのだが、お店で売ってる商品のほとんどすべてがキレイに包装されている。最近では、カンやペットボトルって、なんだかモッタイナイと思うようになって、意識して購入を控えている。
ショウジキなところ、ゴミの回収って、ぼくが意識してからはず〜っと無料だったから、無料で回収してくれることがトウゼンだという概念(オモイコミ)があって、はじめて有料化と聞いたときには、「え〜っ、なんで??!」って不満に思った。ところが、ゴミの回収であり処理にかかる費用は無料ではなく、言うまでもなくソウトウな費用(もちろん労力も)を要するであろうことは想像に難くない。
みずからの消費活動の結果として排出されたゴミを、ゴミの回収が無料であると、ゴミを排出することに対する抵抗を感じることはないだろう。大量消費をトウゼンのこととして、まだ食べられるもの、まだ使えるものが、平気でゴミとして廃棄される、大量消費。
ゴミとして人間により廃棄されたとはいえ、ゴミのなかには栄養に富んだ食料(エサ)が多量に含まれる。それを食さない手はない。捕食はタイヘンな労力を要する行為だ、エサを獲得できなければ死滅する、死活問題だ。
豊富なエサはエネルギーを増大させ、増大したエネルギーは活発な生殖活動を呼び起こすだろう。活発な生殖活動により個体数が増大しても、それを支えて余りある豊富なエサは、決まった場所に毎日かならず豊富に差し出される(とカラスは感じるかもしれない)。また、エサ場に近い場所に営巣することも理に適っている、ヒトの生活圏と近接すれば、なるほど、摩擦は避けられない。


≪目次: ≫
まえがき
カラスと人間生活との摩擦    1 ゴミを食い散らかす (銀座のカラス/カラスのゴミの散らかし方/住宅街では/大規模処分場では/ゴミとカラス)/2 人を襲う (攻撃のパターン/攻撃のメカニズム/カラスの立場になってみれば)/3 カラス置き石事件 (置き石の発生状況/置き石の実態/置き石事件の仕組み)/4 カラスと交通事故 (航空機との衝突/列車事故や車との衝突)/5 停電を起こす (ほんとうの問題点)/6 カラスをめぐる人々
供.ラスのくらし    1 都会のカラス、田舎のカラス/2 カラスの一日 (PHS利用への道/ウェアラブルコンピューティングの世界/PHS追跡システム/追跡実験の結果)/3 カラスの四季/4 ねぐら/5 食生活/6 カラスの知恵 (硬いものを割る知恵/車利用の仕組み/車利用方法の伝播/小道具を使って虫を取り出す/釣りの達人)/7 羽毛の手入れ (水浴び/カラスの浴びる不思議なもの/浴びたあとは)/8 カラスも食われる (カラスとオオタカ/カラスとフクロウ)/9 カラスの遊び (なぜ遊ぶのか?)
掘.ラスとどう共存するか    1 摩擦の構造/2 カラスの数/3 今後どうなるか/4 目先の解決、根本的解決 (対症療法的解消/ゴミ問題/カラスが襲う問題/置き石事件/航空機への衝突/鉄塔営巣の問題/根本的解決/研究の必要性)/5 行政への提言 (東京都の取り組み/ゴミ収集側の改善/ゴミを出す側に選択肢をもたせる/運搬法の変革/ゴミの処理法と環境問題)/6 ライフスタイルの改善 (個人でできる生ゴミ処理/生ゴミの少ないライフスタイル)
あとがき (二〇〇〇年七月二五日 著者を代表して 樋口広芳)
カラスと人間年表
アンケート
本書を書くにあたって参考にした主な図書および資料

※本書は、当文庫のための書き下ろし作品です。

本文イラスト:重原美智子、カバーイラスト〔ハシブトガラス〕:岡崎立


≪著者: ≫ 森下英美子 (もりした・えみこ) 1958年新潟県生まれ。愛媛大学農学部環境保全学科卒業。(財)日本野鳥の会研究センター勤務をへて、現在、東京大学大学院生物多様性科学研究室非常勤職員として勤務。
≪著者: ≫ 樋口広芳 (ひぐち・ひろよし) 1948年横浜生まれ。東京大学大学院博士課程修了。農学博士。現在、東京大学大学院教授。主著『鳥たちの生態学』(朝日新聞)、『飛べない鳥の謎』(平凡社)、編著『保全生物学』(東京大学出版会)他。

樋口広芳 『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス、日本放送出版協会、2005年) '10/02/28
樋口広芳 『生命にぎわう青い星 生物の多様性と私たちのくらし』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/02/27







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本「キリストの身体 血と肉と愛の傷 (中公新書1998)」岡田温司5

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キリストの身体―血と肉と愛の傷 (中公新書)
キリストの身体 血と肉と愛の傷 (中公新書1998)

○著者: 岡田温司
○出版: 中央公論新社 (2009/5,新書 278ページ)
○価格: 882円
○ISBN: 978-4121019981
おすすめ度: 5.0
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なんだろうなぁ、、、すこしまえに娘の中学校の「学習発表会」なる展示会があって行ってきた。一年間の授業で表現し制作したものの発表の場とのこと。たとえば、国語で詩作「虹」だったかな、英語で「私のお気に入りの場所」伊豆・大瀬崎でのスクーバダイビング、家庭科は「トートバッグ」製作、技術科は「木製本立て」、美術科で「一版多色木版画」でモアイ像、「デザインマーク」は五線譜に並ぶ音符に“saxophone”の英文字がシンプルな二色のハーモニー(吹奏楽部所属)。まるで親バカだなぁ、なかなかセンスがいい♪、丁寧に一所懸命にたのしんで創作に取り組んでいるような雰囲気が感じられた。そう、ぼくは不器用でね、ぶっちゃけ、夏休みとかの創作課題を自力で仕上げた記憶がない。娘の「木製本立て」を見ていておもいかえした、中学生だったのかなぁ、学校の授業でのことだろう、角ばった木の板を滑らかにやすりをかける作業が、ぼくにはじょうずにできなくて、どんどんおかしな形になっていって、終了時間が迫ってきて、慌てて、ホントはそんなに慌てることなんかなかったんだろうといまにしては思うのだが、とにかく慌てちゃうんだよなぁ、どうにも取り乱しちゃって、、、そのあとどうなったんだろう、ひどく慌てた記憶と「本立て」の記憶だけがハッキリとあって、もっとも、ぼくはけっこうカンタンに慌てて取り乱しちゃって冷静な判断能力を失っちゃうことが、いまでもときどきある。


≪目次: ≫
はじめに    
第犠蓮“しいキリスト、醜いキリスト    口を閉ざすテクスト/「無数の想念によって限りなく多数描かれる」/「カメレオン」としてのキリスト/魔術師のようなキリスト/外典『ヨハネ行伝』の証言――変幻自在のキリスト/双面のヤヌスのようなキリスト/見る人によって異なるキリスト、鏡としてのキリスト/美男か醜男か?/醜いがゆえに美しい/オーラとしてのキリストの美しさ/美の擁護派、醜の擁護派/醜いキリスト/美しいキリスト
第蕎蓮.僖鵑肇錺ぅ鵝△△襪い魯リストの血と肉    カニバリズム?/食べることの両義性/過越の祝いと最後の晩餐/人類学者フレイザーの大胆な仮説/フレイザー説の先取り――ミケランジェロフレスコ画/キリストの二つの身体/せめぎあう諸説/「異端」の発想/トマス・アクィナスの説明/聖体の奇跡/聖グレゴリウスのミサ/聖体と反ユダヤ主義
第珪蓮‐啻と形見    イメージの力/イメージへの不信/イコンの正当性/イメージの分類/「グラフェー」と「ペリグラフェー」/「マンディリオン」――写真の遠い起源/「人の手によらないもの」と複製可能性/「ヴェロニカ」と聖遺物/ローマの「ヴェロニカ」/血で描く/バロックの変奏
第絃蓮.リストに倣って(イミタティオ・クリスティ)    「自己成型(セルフ・ファッショニング)」のモデルとしてのイエス/人間キリストへの関心――アンセルムスベルナルドゥス/第二のキリスト、アッシジのフランチェスコ/聖痕拝受/模倣の連鎖――シエナのカテリーナの場合/受難の瞑想から脱我の境地へ――ハインリヒ・ゾイゼの場合/血と傷の瞑想――ボナヴェントゥラの勧め/マルク・クリスティ(キリストの受難具)/悲しみの人(イマーゴ・ピエターティス)
第江蓮^Δ僚        パッション/愛の矢/キューピッドとしてのキリスト/ハートの交換/キリストを磔にする女性寓意像/傷(ウルヌス)と子宮(ウルファ)/血と乳/心の傷、心に刻む/本としての心臓/バロックの心臓
おわりに (二〇〇九年三月 岡田温司)
参考文献


≪著者: ≫ 岡田温司 (おかだ・あつし) 1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書『もうひとつのルネッサンス』(人文書院)、『ミメーシスを超えて』(勁草書房)、『カラヴァッジョ鑑』(人文書院、編著)、『モランディとその時代』(同、吉田秀和賞受賞)、『マグダラのマリア』(中公新書)、『処女懐胎』(中公新書)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア』(同、読売文学賞受賞)など。訳書『スタンツェ――西洋文化における言葉とイメージ』(アガンベン著、ちくま学芸文庫)、『規範と形式』(ゴンブリッチ著、共訳、中央公論美術出版)、『修復の鑑――交差する美学と歴史と思想』(コンティ著、共訳、ありな書房)、『開かれ――人間と動物』(アガンベン著、共訳、平凡社)など。

岡田温司 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析  Italia di Freud: Arre, Viaggio, Psicoanalist』(平凡社、2008年) '09/12/14
ロベルト・エスポジト 『近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治  Termini della politica, Comunità, immunità, biopolitica』(岡田温司訳、講談社選書メチエ、2009年) '09/11/25
岡田温司 『イタリア現代思想への招待』(講談社選書メチエ、2008年) '09/11/14
岡田温司 『『ヴィーナスの誕生』視覚文化への招待』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/18







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本「エスキモーになった日本人」大島育雄5

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本「エスキモーになった日本人」大島育雄
エスキモーになった日本人

○著者: 大島育雄
○出版: 文藝春秋 (1989/8, 単行本 237ページ)
○価格: 1,400円 (絶版)
○ISBN: 978-4163435008
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毎日毎朝決まった時間に家を出て電車に乗って会社に行ってタイムカードを押してそれなりの時間を費やして労働を提供して、毎月決まったときに決まった金額が給与として支給されて、そう、安定した生活と言えようか。もっとも、毎月決まった日には住宅ローンや家賃や借金の返済や諸々の支払い期限がカクジツにやってきて、毎月ごとに決められた期限までに支払わなければならない(と強迫的にかんじる)ことを考えるには、毎月ごとに支払いの原資となる給与が毎月決まって支給されると、なんとなく流れが確定して滞りなく流れているような安心感なるものがあるのか(少なくともぼくにはどうやらそう思う)。
ところで、サラリーマン(給与所得者)とは、考えれば考えるほどにフシギなあり方をしている。たとえば、年俸とか年収という考え方があって、出来高に応じて(雇用契約ではなく業務委託契約に基づく)報酬として支給を受ける方法もぼくにはなじみがある(かつて20代後半をそうして過ごしてきた)のだが、まぁ、会社が利潤を追求するものであり、会社が企業体としての組織を構成して維持するには、それなりのコストを必要とするのだけれども、直接的な収益力を有しないホワイトカラー(ぼくもココに含まれる)がゴロゴロいながらも機能している。


≪目次: ≫
一 最北の村    二十五歳で最北の村へ/植村直己さんの笑顔に安心/まず排便作法/カナック/キビヤの洗礼/真上に輝く北極星/極地の魅力/子供たちが言葉の先生/生活技術を学ぶ/オヒョー釣りで意外な獲物/発酵と腐敗
二 見習い猟師    ふらりとプラット/表現の特徴/ある失敗/犬橇をもつ/初めての獲物/風下を向いて寝るアザラシ/植村さんが怒った/「植村語」/五百点近く民具を収集/ピアリーの孫
三 結婚    運命をわけた日大山岳部/TV取材班に同行して/エスキモーという呼称/エスキモーの歴史/無線連絡で結婚話/最北の村の長老/銛頭と柄/赤ん坊の命名法
四 北極点遠征    大きなヘソ/犬百十六頭が酸欠死/犬の事故で計画変更/悪戦苦闘/エスキモーと隊員の摩擦/植村さんと「競争」/わが家族の“里帰り”/盆栽と北極/大学紛争の日々/ポンポン船「沈み丸」
五 嵐    酔っぱらいの横行/ピーターの急死/五本牙のセイウチ/「ないよ、どこにも」/借金生活/でっかい獲物/植村さんの悲報/失敗と教訓
六 照る日 曇る日    雷鳥に化かされる/イミーナ老人の昔話/怪談・伝承/カナダからの移住顚末/犬と結婚した娘の話/猟師の妻/金星の伝説/方向をさがす方法/極北で生きる知恵/猟のライセンスは三種類/自然を相手に
七 四季の猟 春夏    犬橇白クマ狩り/ウサギ猟/セイウチ猟/アッパリアス獲り/アザラシ猟/イッカク猟/白イルカ猟/トナカイ狩り
八 四季の猟 秋冬    氷/アザラシの網猟/キツネ罠猟/ウサギの罠猟/セイウチを獲る/セイウチの解体/皮の値段
九 村の生活    ……のようなもの/ナイフを片手に車座で/酒の制度/半数が持ち家/キリスト教の浸透/初日の出の会/ピクニック/村に一台の電話/夜ふかしの子供たち/絵はだめでも工芸家/猟の実習もある義務教育/神経痛と虫歯/猟師列伝
十 発電所計画    犬の伝染病が猛威/私は猟師なのだ/文明圏の垂れ流しのツケが/ダッコバル/二重国籍/身体髪膚はキズだらけ/発電所建設組合『最北』/夢にみる光景/いま思うこと
あとがき (シオラパルクにて 大島育雄)

※写真撮影/和泉雅子


≪著者: ≫ 大島育雄 (おおしま いくお) 1947年、東京・東久留米生まれ。日本大学在学中に山岳部活動で北アルプス等の山山に親しむ。1971年、同大生産工学部卒業。翌年、極地への夢を胸に、探検家の植村直己さんが住みこんでいたグリーンランドのシオラパルク村へ赴き、以来、その世界最北の村に永住。1974年、同村のアンナ・トンゲ・ニビッカングア・マノミーナと結婚し、一男四女の父である。職業、猟師(ピニヤット)。

武田剛 写真・文 『地球最北に生きる日本人 イヌイット大島育雄との旅』(グラフィックドキュメント・シリーズ、フレーベル館、2009年) '10/03/02







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コミック「テラ・ルネッサンス供ゝ幹歉嗣蕕気鵑猟戦 (『心を育てる』感動コミック VOL.6)」田原実 作、西原大太郎 画5

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テラ・ルネッサンス 鬼丸昌也さんの挑戦 (『心を育てる』感動コミック VOL.6)
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書評/



インフィニティから、本が好き!PJを経由して献本いただいた、「感動コミック」シリーズ第6弾
地雷・小型武器・子ども兵・平和教育に取り組むNPO法人 テラ・ルネッサンスは、2001年10月設立、カンボジア、ラオス、ウガンダ、コンゴで支援・啓発活動を行う。

ぶっちゃけ、ぼくなんかはじぶんが生きるのに家族の養育費を捻出するのに精いっぱいで、他人のことにまで注意が向くことがない、恥ずかしいくらいに現実的な問題として。なんでこんなにお金がないんだろう、どうしていつもいつもお金の心配ばかりしなくちゃならないんだろう、と思うと、ふと、なんのために生きているんだろう、未来になにがあるんだろうか、などと不安を覚えないものでもない。気がついたら借金体質にどっぷり浸かって、クルクルクルクル自転車操業、無意識のうちに今日より明日がきっとよくなることを前提として、未来?!を担保に先行投資よろしく経済活動にせっせと貢献?!して、手にするモノは増えて豊かさ(とイッパンに言われるもの)を享受してるんだろうけれど、さらにもっともっとと欲望には果てしがない。
たとえば、ぼくだって戦争はイヤだなぁ平和がいいなぁ、と思う。実際の戦争を経験したことがなくとも、テレビなどでミサイルとかが飛んで街が爆撃されてヒトが死んでる映像やニュースを目耳にするには、コワイなぁ、と思うものの、なかなか現実の身近なものとして考えることができない、ショウジキなところ自国ではない、あくまでも余所の他国での出来事として。
ところで、日本の歴史を振り返ってみるには、欧米中心の近代化に、たまたま日本は乗じることができたけど、近代化のそもそもが欧米を中心とする動きだったこともあって、日本は長く途上国だった。そして、近代化のあり方のひとつとして、植民地支配があった。産業革命で培われた圧倒的な技術力をもってして、力を誇示して、まるで当然の権利であるがごとくに支配する植民地を拡大した欧米先進国、帝国主義。日本もまた、欧米先進国に倣って、富国強兵政策をとった。どうやら、日本においては近代化の際のいわゆる明治維新が、ひとりの独裁者に権力が集中することなく、富国・強兵・公議・輿論をそれぞれ掲げる優れたリーダーたちが複数登場しての無血革命であったこと、すでに江戸時代に高度な教育が行き渡って近代化の萌芽が育まれていたこと、などが、早期に近代化を遂げられた下地としてあったようだ。いずれにしても、欧米中心の近代化に極東の小さな島国である日本が乗じることができたフシギ、として個人的には興味をいだいているのだが。
そう、近代化によって植民地支配を受けた後、すでにいちど他国の支配を受け容れたら、自主独立を果たしたとしても、どうなんだろう、けっして元に戻ることはないのかもしれない、近代化。それまでに連綿と培われてきた持続可能な文化生活は、近代化の名のもとに暴力的に外から持ち込まれたものに踏みにじられる。たしかに、近代化とは便利なのかもしれないけれど、果たして便利は優れているのか、はたまた便利を受け容れて根付かせる下地はその地にあったのか、なんらかの配慮がなされたのかどうなのか。支配者として、上から目線で有無を言わさずに行われたことは、その状況や時代背景などを想像するには仕方がないことなのであろうけれども。
便利で快適な近代化を進めたことによって、その利を享受しているぼくたちは、近代化を進めたことによってぼくたちが得ている利益分以上の負担を、どうやら結果的に強いてしまっている(などと考えるのは飛躍しすぎで自虐的にすぎるかもしれないが)ことについて、なんらかの責任がないとは言えないだろう。
あまり身近ではないことから、なかなか現実のものとして連関を見出すことに困難があるだろう。知らなかったら仕方がないけれど、知ったならば、とくに高度な情報化社会にあっては排除しなければさまざまな情報は入手できるのだから、また、関与の仕方には個人差があってしかるべきで、積極的に関与できる人がいて、積極的には具体的な行動としては参画できない人だって、それぞれいろんな事情はあるだろうけれど、画一的に、みんながみんな揃いも揃って、これをしなければならない!、などというものでもないだろうが、無関心ではすまされまい。


≪目次: ≫
第一話 ウガンダ事務所スタッフ トシャ・マギー
第二話 元・子ども兵の社会復帰をめざして
第三話 カンボジア
第四話 広がる絆
第五話 未来へ向けて


≪著者: ≫ 作:田原 実 1965年広島県広島市生まれ。関東学院大学経済学部経営学科卒業。1992年、株式会社インフィニティ代表取締役に就任。「志の確立と実現」と「思いやり・優しさ・感謝」をキーワードに、「いい人づくり、いい会社づくり」に取り組んでいる。社員数30名だったクライアントが、9年間で東証一部上場を果たすなどの実績があり、現在は関東地区を中心に日本全国で経営サポート業務を行っている。

画: 西原 大太郎  1971年広島県広島市生まれ。広島県瀬戸内高等学校卒業。1991年に、第8回月刊ジャンプ少年漫画大賞佳作受賞。2000年に、第46回小学館新人コミック大賞佳作受賞。主な連載作品、『筋肉番付外伝 怪傑! 金剛くん』『劇場版ポケットモンスター 七夜の願い星 ジラーチ』など。


沖縄教育出版 全員主役の感動創造企業』(インフィニティ、2009年) '10/01/06
かっこちゃん 山元加津子さんのねがい』(山元加津子、インフィニティ、2009年) '09/09/04
テラ・ルネッサンス 一人ひとりに未来を創る力がある』(インフィニティ、2008年) '08/12/31
愛と感謝の美容室 バグジー』(インフィニティ、2007年) '08/01/05
愛と感謝の美容室 バグジー』(インフィニティ、2007年) '07/12/03







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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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