Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2010年05月

本「日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか」藤島弘純5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか
日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか

○著者: 藤島弘純
○出版: 築地書館 (2003/10, 単行本 234ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4806712732
おすすめ度: 4.0
クチコミを見る



あぁ、このままではいけない、なんとかしなけらばならないだろうなぁ、と思わないものでもないのだけれど、なにをどうしていいものやら、かんがえあぐねてなにもしない(行動をおこさない)のは、もっとも好ましくないような気がしているが、、、じつは最近になってボンヤリと感じていることとして、すこしだけ行きすぎた(と感じるような)あたりで、完全に行き過ぎてしまってどうにもならない状態になるすこし手前あたりで、なんとも不思議な力が働いて(だれかがなにかをしている!?)、あれよあれよという間に(あぁそんなこともあったかもしれないなぁ)。




≪目次: ≫
「理科」はなぜ必要か?――「はじめに」にかえて
第1章 さまざまな自然観    日本の自然(箱庭のような地形/春・夏・秋・冬/雨と森に恵まれた自然)/日本人の自然観(古代日本の神々――古事記から/マタギの生活/祈りの言葉/田の神と相撲をとる/山岳宗教/日本の昔ばなし――たにし長者/武田信玄のかすみ堤)/西洋人の自然観(ギリシャ神話の自然観/聖書にみる自然観)
第2章 自然科学の自然観・理科の自然観    自然科学はどのように自然をみているか(キリスト教的な自然観をもつ自然科学/科学技術は自然を破壊する/科学は万能か――日本人の科学信仰)/「理科」のなかみ/「理科」の自然観(小学校「理科」で求められているもの/中学校理科――「自然に親しむこと」と「科学的な目を養う」/高校の理科では?)/日本の「理科」は自然科学教育か(日本の「理科」は自然科学教育か/「理科」の誕生/現在の学校教育のなかでの「理科」の性格)
第3章 百姓仕事がささえた「理科」    身近にあった自然(異界との接点/生き物とのふれあい/農村がささえた「理科」/農村文化の崩壊)/自然が育む感性(感性とは何か/多様な感性は、多様な生活経験から/五〇年前の子どもの生活/子どもは外遊びが好き/理科の実験はおもしろい)
第4章 理科の変遷〜一九四五年から現在〜    問題解決力を重視した戦後の「理科」(戦後にはじまった「生活単元学習」/「系統学習」が生んだ「落ちこぼれ」/理科ぎらいが増えた「探究学習」/新しい「問題解決学習」と「総合学習」)/学力とは何か(学校教育のなかでの学力/「強制」を排除する学力観/「知識」の軽視)
第5章 理科ばなれの現実    理科がきらい(「理科ばなれ)と「理科の学力低下」/なぜ理科ばなれは起きたのか?/小・中学校の「理科ぎらい」は物理と化学)/理科の「学力の低下」はほんとうか(「わかった」ということ/もうひとつの「わかった」ということ――科学的観念の形成/理科の学力は低下していない?/二極分化、二重構造の学力/大学生の学力はどのくらい低下しているか/理科の学力低下は、ほんとうか)/子どもの理科ぎらいは、教師の理科ぎらいから(証拠その1 高校時代、そして進学/証拠その2 学生時代、野外実習への参加/証拠その3 卒業、そして教員時代)
第6章 何を、何で、どう教えるか〜理科教育の三つの要素〜    「何を」教えるか(易から難へ――系統性と順次性/教科間および校種間の問題)/「何で」教えるか(「何で」教えるか――教材と教育内容との関係/アブラナの花は教材にふさわしいか?――教材研究/ハナダイコンとアブラナの花――教材研究/教師の教材研究が、理科を楽しくする)/どう教えるか――教師の力量/理科教師の条件
第7章 「理科」のなかの環境教育    子どもは地域の自然とどうかかわっているのか(自然環境の変化と環境教育/激変する自然環境/公害教育から環境教育へ/子どもの自然認識/体験がともなわない環境汚染への子どもの認識)/理科における環境教育の視点(土地倫理の提唱/国際環境教育ワークショップ)
第8章 「理科」がになう心の教育    「心」をどう見るか(分子生物学的な生命観/サンタクロースはいるの?)/ニワトリを殺して食べる――心の教育の実践(命の重み/ニワトリを殺して食べる/「ニワトリを殺して食べる」のは、残酷か)/小学校で牛を飼う――鳥取県泊村立泊小学校の実践/生命の躍動(ミミズの解剖が教える命の神秘/生命の誕生と躍動――ウニの発生実験)
おわりに (二〇〇三年八月一日 藤島弘純)
引用文献
巻末資料 1 日本国憲法(抜粋)/2 教育基本法(抜粋)/3 幼稚園教育要領(抜粋)/4 小学校学習指導要領(抜粋)/5 中学校学習指導要領(抜粋)/6 高等学校学習指導要領(抜粋)


≪著者: ≫ 藤島 弘純 (ふじしま ひろすみ) 1933年愛媛県松山市生まれ。1962年愛媛大学教育学部卒業。理学博士。高校教諭を経て、鳥取大学教育学部助教授、教授、附属教育実践研究指導センター長(併任)などを歴任し、1999年停年退官。現役時代は、田畑の雑草の種分化についての生体遺伝学的研究のほかに、附属小学校の教師と共同で五感に働きかける理科授業や、生命の神秘を実感する社会人向けの理科講座などを実践。本書は、こうした研究や教育実践の体験から、理科再生の願いをこめて、理科本来のもつ意味を問いかけている。現在は、雑草として除草されながらもたくましく生きている、ツユクサやキツネノボタン等の種分化の機構を遺伝学的・生態学的にもっと解明したいと、中国や韓国の研究者たちと共同研究を進行中。また、メダカやホタル、カエル、トンボなど生き物がにぎわい、子どもの歓声がこだまする水田環境の再生にも取り組んでいる。主な著書に、『新しい教材生物の研究』(共著、講談社)、『生物観察ハンドブック』(共著、朝倉書店)、『鳥取砂丘の住人たち』(編著、富士書店)、『重信川の自然』(編著、創風社出版)、『地域社会に育ち・学び・生きる』(共著、多賀出版)など多数。

藤島弘純 『雑草の自然史 染色体から読み解く雑草の秘密』(築地書館、2010年) '10/05/18





人気ブログランキングへ


本「フーコー 思想の考古学」中山元5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
フーコー思想の考古学
フーコー 思想の考古学

○著者: 中山元
○出版: 新曜社 (2010/4, 単行本 372ページ)
○価格: 3,570円
○ISBN: 978-4788511927
クチコミを見る



あぁでもなくこうでもなく、もしかしたらそうなのかもしれない、どうなんだろう、まぁそういうことなんだろうなぁ、、、などと、とめどなくかんがえてかんがえてかんがえてかんがえて


≪目次: ≫
第一章 フーコーの初期――『精神疾患とパーソナリティ』    第一節 精神医学の問題点(フーコーの処女作の意味/フーコーの最初の問題/心理学の擬似‐科学性)/第二節 精神の疾患の主観性の分析(意識の地層モデル――発達論とその難点/意識の歴史性のモデル――不安の発生/意識の実存論的なモデル)/第三節 実存分析と人間学(現存在分析の意味/夢の体験と実存/現存在分析の限界/夢の価値狂気の逆説)/第四節 疾患の客観性の分析(狂気の社会的な意味/パブロフ理論/ソ連と精神医学)
第二章 狂気の経験――『狂気の歴史』    第一節 狂気の歴史の可能性(二つの歴史/狂気の歴史の可能性/精神医学という学問への疑念)/第二節 狂気の批判性と悲劇性(中世における非理性/非理性の三つの形象――愚者、道化、怪物)/狂気の悲劇性・狂気の批判的な性格/悲劇的なものの衝撃)/第三節 古典主義の時代の狂気(デカルトにおける切断/大いなる閉じ込め/狂気と道徳)/第四節 狂気の新しい分類(医学と道徳の「同じ夢」/狂気についての新しい感受性/新しい自然狂気の分割/狂者の「解放」)/第五節 心理学の誕生(狂気と法の新しい関係/理性の他者/ヘーゲルの人間学/心理学という学問の限界)
第三章 狂気と文学――『レイモン・ルーセル』    第一節 作品の不在(作品の可能性/言語の力)/第二節 ルーセルにおける三つの逆説(ルーセルの魅力/三つの逆説/「わたしは嘘をついている」/ルーセルの手法/黒い太陽/「わたしは死んでいる」/「わたしは狂っている」/三つの逆説の意味)/第三節 アルトーにおける三つの逆説(「わたしは狂っている」/「わたしは死んでいる」/アルトーの苦闘/演劇と身体/「わたしは嘘をついている」/カバン語と残酷の演劇/舌語/晩年のアルトー)
第四章 死と科学――『臨床医学の誕生』    第一節 医学のまなざしの意味(『レイモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』の隠れた結びつき/科学としての医学の誕生/三つの時代区分)/第二節 近代的な医学の誕生(都市の統治/近代的な臨床医学の登場/解剖学的なまなざし/死の特権的な地位/医学的まなざしの転換/見えるものと見えないもの)
第五章 考古学の方法――『知の考古学』    第一節 考古学とは(考古学のねらい/道具の考古学)/第二節 『知の考古学』(考古学の方法論的な解明/考古学とエピステモロジー/不連続性の概念/対象領域の拡大/ディスクール/エノンセの定義/エノンセの機能/エノンセとディスクールの関係/歴史的なアプリオリ/真理のうちにあること/知/三つの領域における知――生物学、経済学、言語学/知への意志と真理への意志/アルシーヴ/作者の死/同時代の診断)
第六章 思想の考古学――『言葉と物』    第一節 『言葉と物』の方法(物と秩序/中間の領域/エピステーメーの切断)/第二節 エピステーメーの秩序(「世界の散文」/ベーコンとデカルト/タブローの空間/古典主義時代の知の方法論/古典主義時代における三つの基本的な学問/欲望の時代/考古学と現代の診断)/第三節 近代のエピステーメーの登場(経済学の誕生/生物学の誕生/文献学の誕生)/第四節 〈人間〉の誕生(人間の有限性と知/近代の知の特徴)
第七章 人間学の「罠」と現代哲学の課題――「カント『人間学』の序」    第一節 カントの人間学(カントの人間学の位置/起源としてのカントの哲学/現代哲学の諸潮流)/第二節 カント批判の論拠(『人間学』と批判前期/『人間学』と批判期/『人間学』と批判後期/家族の人間学――第二の問題系/嫉妬の人間学/理性の逸脱――第三の問題系/『人間学』と『批判』書の関係/『人間学』における問題の深化/カントの『遺稿』の位置/世界の三重の構造)/第三節 カントと現代哲学(現代哲学への批判/神、世界、人間/アプリオリの概念の逆転/人間学の罠)/第四節 人間学の四辺形(哲学の可能性/二組の線分/存在論と動詞の理論/言語の起源と指示/アルファベットと派生の理論/近代のエピステーメー/人間学の四辺形の成立)/第五節 人間の有限性(有限性の分析論/経験的=超越論的な二重性/二つのまなざし/コギトと考えられぬもの/〈盲目的なしみ〉と哲学/起源への回帰/起源に回帰する二つの道/人間学の四辺形を超えて
注 
あとがき (二〇一〇年一月 中山 元) 
索引


≪著者: ≫ 中山 元 (なかやま げん) 1949年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。主な著書に、『思考の用語辞典』『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』『フーコー入門』『賢者と羊飼い』(いずれも筑摩書房)、『はじめて読むフーコー』(洋泉社)、『思考のトポス』(新曜社)、『フーコー 生権力と統治性』(河出書房新社)などがある。また訳書に、デリダ『パピエ・マシン』、フーコー『わたしは花火師です』(以上、ちくま学芸文庫)、ウッド『資本の帝国』(紀伊國屋書店)、ルソー『社会契約論/ジュネーブ草稿』、ニーチェ『道徳の系譜学』(以上、光文社古典新訳文庫)、ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(日経BP社)など多数あり。





人気ブログランキングへ

本「図解で早わかり 商業登記法」安部高樹5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
図解で早わかり 商業登記法
図解で早わかり 商業登記法

○監修: 安部高樹
○出版: 三修社 (2009/4, 単行本 224ページ)
○価格: 1,785円
ISBN: 978-4384039719
クチコミを見る



いわゆる「会社」に要求される、その目的としての、営利性、明確性、(具体性)、適法性。


≪目次: ≫
はじめに (司法書士 安部 高樹)
1 登記のしくみ    1 登記とはどんな制度か/2 登記簿は法務局にある/3 登記申請にはどんな方法があるのか/4 登記は法務局に申請する/5 商業登記とは何か/6 商業登記にはどんな効力があるのか/7 会社は株式会社と持分会社に区分される/8 公開会社について知っておこう/9 非公開会社について知っておこう/10 親会社と子会社の関係について知っておこう/11 持分会社の特色を知っておこう/12 商業登記にはどのような種類があるのか/13 商業登記の分類について知っておこう/14 商号区と株式・資本区の見方を知っておこう/15 目的区と役員区の見方を知っておこう/16 支店区や合名・合資会社の登記簿の見方を知っておこう/17 登記事項要約書を取得するにはどうしたらよいのか/18 登記事項証明書を取得するにはどうしたらよいのか/[書式]登記事項証明書交付申請書/19 登記事項証明書の種類について知っておこう/[書式]登記事項証明書(履歴事項証明書サンプル)/[書式]代表者事項証明書サンプル/20 履歴事項証明書で取引先を調査する/21 閉鎖事項証明書で会社の過去を調査する/22 登記内容はインターネットで調べられる
2 登記簿の読み方のしくみ    1 商号区のしくみについて知っておこう/2 商号のつけかたについて知っておこう/3 目的区のしくみについて知っておこう/4 目的を登記する場合の注意点をつかんでおこう/5 株式・資本区のしくみについて知っておこう/6 役員区のしくみについて知っておこう/7 取締役について知っておこう/8 取締役の選任と任期について知っておこう/9 取締役会について知っておこう/10 取締役会を設置しない会社について知っておこう/11 代表取締役とはどんな機関なのか/12 監査役・監査役会について知っておこう/13 会計参与・会計監査人について知っておこう/14 社外取締役や社外監査役・職務代行者について知っておこう/15 委員会設置会社について知っておこう/16 三委員会の権限にはどんなものがあるのか/17 役員に関する規定について知っておこう/18 役員らの会社に対する賠償責任を免除できるか/19 役員らの第三者に対する責任について知っておこう/20 新株予約権区のしくみについて知っておこう/21 その他の区について知っておこう/22 各区を読む際はここに注意しよう/23 目的区と株式・資本区の見方について知っておこう/24 役員区の見方について知っておこう/Column 役員に科せられる罰則
3 登記申請手続きのしくみ    1 登記申請書を作成してみる/2 申請書の記載方法を知っておこう/[書式]印鑑届書サンプル/3 印鑑証明と印鑑登録について知っておこう/[書式]印鑑証明書交付申請書/4 申請書類のとじ方について知っておこう/5 登記申請書の添付書類について知っておこう/6 その他の添付書類について知っておこう/7 登記申請から完了までの流れをつかんでおこう/8 申請書の取下げについて知っておこう/[資料]会社の登記に関するおもな登録免許税
4 株式会社の登記のしくみ    1 株式会社の設立方法を知っておこう/2 会社設立の流れをつかんでおこう/3 登記すべき事項を知っておこう/4 定款の記載事項を知っておこう/5 定款の認証について知っておこう/[書式]発起設立における設立登記申請書の書き方/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクにて提出する場合(取締役1人)/6 株主総会について知っておこう/7 商号を変更する/8 商号の変更手続について知っておこう/9 商号変更に必要な添付書類について知っておこう/[書式]登記申請書(商号の変更)/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクで提出する場合(商号の変更)/10 定款の目的を変更するには/11 目的の変更手続について知っておこう/[書式]登記申請書(目的の変更)/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクにて提出する場合(目的の変更)/12 株式の譲渡制限をするには/13 譲渡制限の変更手続について知っておこう/[書式]登記申請書(株式譲渡制限の設定)/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクにて提出する場合(株式譲渡制限の設定)/14 本店を移転する/15 同じ管轄区域での移転方法について知っておこう/16 他の管轄区域への移転方法について知っておこう/17 役員変更はどんな場合にするのか/[書式]登記申請書(役員全員の重任)/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクにて提出する場合(役員全員の重任)/18 役員変更に必要な添付資料について知っておこう/[書式]就任承諾書サンプル
5 持分会社の登記のしくみ    1 持分会社について知っておこう/2 持分会社の特徴を知っておこう/3 合同会社にはどんな規制があるのか/4 合名会社の設立登記はこうする/5 合名会社の登記事項はどんなものがあるのか/6 合同会社の設立登記はこうする/7 合同会社の登記事項にはどんなものがあるのか/8 持分会社から株式会社への組織変更について知っておこう/9 株式会社への具体的な変更手続について知っておこう/10 株式会社から持分会社への組織変更について知っておこう/11 持分会社への具体的な変更手続について知っておこう/12 有限会社はどうなったのか/13 特例有限会社について知っておこう/14 通常の株式会社に組織変更する/15 株式会社への移行手続について知っておこう/[書式]株式会社への移行による会社設立登記申請書(取締役1名)/[書式]登記すべき事項を磁気ディスクで提出する場合(取締役1名)/[書式]株式会社への移行による解散登記申請書(取締役1名)
巻末資料    登記・供託インフォメーションサービスについて/全国法務局・地方法務局一覧


≪監修者: ≫ 安部 高樹 (あべ たかき) 司法書士(簡裁訴訟代理関係業務認定)。1957年、大分県出身。成城大学大学院文学研究科修士課程修了。コピーライター、雑誌ライターを経て、司法書士となる。現在、長崎県長崎市で開業中。不動産登記、商業登記、債務整理、訴訟などを幅広く手がける。著作(監修、編著)に、『図解で早わかり 不動産登記法』、『最新版 会社役員の法律と役員規程・変更登記文例集』、『個人民事再生のしくみ実践マニュアル』、『改訂新版 商業登記のしくみと手続き』、『改訂新版 すぐに役立つ登記のしくみと手続き』、『不動産登記法のしくみがわかる辞典』、『不動産登記の法律と申請手続き実践マニュアル』(以上、三修社)、『不動産登記簿の見方と法律知識』、『商業登記簿の見方と法律知識』(ともに同文舘出版)、『株式会社の変更登記手続きと書式一切』(日本実業出版社)がある。
司法書士安部高樹事務所サイト(ホームページ)”http://www.shihoo.com/

安部高樹 『図解 不動産登記法のしくみがわかる事典 改訂新版』(三修社、2010年) '10/05/27
竹永亮 『新・民法(財産法)入門 ここから読む・こう覚える』(同友館、2009年) '10/05/12
山野目章夫/横山美夏/山下純司 『ひとりで学ぶ民法 Do iti Yourself! Exercise of Civil Law』(有斐閣、2008年) '10/05/02
神田将 『図解による 民法のしくみ 改訂4版』(図解による・しくみシリーズ、自由国民社、2009年) '10/04/25
小河原寧 『民事再生法 通常再生編』(商事法務、2009年) '10/04/23
小笹勝章 『ガイドブック 民事再生法』(法学書院、2009年) '10/04/22
大門則亮 『図解で早わかり 契約のしくみ』(三修社、2008年) '10/04/19
千葉博 『図解 法律のしくみと手続きがわかる事典 改正法対応』(三修社、2009年) '10/04/19
伊藤真 『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー、2005年) '10/04/17
伊藤真 『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書、2009年) '10/04/15
三木邦裕 『よくわかる土地建物の法律 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/04/11
千賀修一 『図解 土地建物の法律がわかる事典』(三修社、2009年) '10/04/08
海老沼利幸 『図解で早わかり 土地建物の法律』(三修社、2008年) '10/04/07
三木邦裕 『図解 土地建物の法律 第2版』(ナツメ社、2005年) '10/04/05
千葉博 『常識としての民法』(ナツメ社、2005年) '10/04/02
鎌野邦樹 『民法 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/03/31
三木邦裕/豊田啓盟 『六法 第二版』(図解雑学、ナツメ社、2007年) '10/03/30





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈9〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/5, 文庫 502ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122026094
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



若さって(はたまた老いとは)、沈黙って♪
そう、若さも老いも、相対的に比較するものではなく。ただただ若い、であり、すでに若くない(老い)なのであろう。しかし、単純に年齢によるものでもないだろう。ある年齢になったら一律に、といったものでもなく(ではなにに起因しよう?)。
そして、“「ただ黙せよ」と。(P.342)”
なんだろうなぁ、沈黙の効果、といってみていいのだろうか、意識してあえて言葉を発しない、説明しない(言い訳しない)、実験中。誤解されるリスクをすべて引き受けちゃう(しかたがない)。他者にたいする、他者がみずからにたいする、正しい理解(分かる)とはなんだろう。他者は他者のことを他者について、果たして精確に理解しうるのか(説明は可能か?、ぼくには自信がないなぁ)。


執筆中は光源氏が、原稿を書く僕の右手のところにいて、それをコントロールしている僕がいるという感じだ。だから、源氏物語を書いている万年筆で他のものは書けない。(若菜下/柏木)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈9〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 9
35 若菜下(わかな)  L'approche de la déchéance. 闇の訪れ
36 柏木(かしわぎ)  Le bourgeon d'une feuille morte sur un arbre dépouillé par l'hiver. 散り果てて再び芽吹く 冬の病葉(わくらば)


※『窯変 源氏物語』9 一九九二年三月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「図解 不動産登記法のしくみがわかる事典 改訂新版」安部高樹 監修5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
図解 不動産登記法のしくみがわかる事典 改訂新版
図解 不動産登記法のしくみがわかる事典 改訂新版

○監修: 安部高樹
○出版: 三修社 (2010/1, 単行本 256ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4384042894
クチコミを見る



そう、民法の理解があってこその不動産登記法、なのであろう。不動産登記法のしくみを理解するには、民法の理解が欠かせない。民法からすこし離れて視野を拡げて(逃れたい?!)、などと画策したのだが(まぁ、そういうことなのだろう)。民法は、ある意味では、基本の「き」♪


≪目次: ≫
はじめに (司法書士 安倍 高樹)
1 不動産登記の基本について知っておこう    本章のポイント(不動産登記はなぜ必要なのか/登記には3つの効力がある)/1 登記制度/2 登記される不動産/3 登記の効力/4 登記できる権利/5 登記はだれがする/6 登記が必要になる時/7 不動産登記の用語/8 登記の種類/9 表示に関する登記/10 有効な登記となる要件/11 法務局登記所)/12 登記事項要約書/13 登記事項証明書/14 表示に関する登記 陛效蓮法15 表示に関する登記◆雰物)/16 区分建物の表題部/17 甲区/18 乙区/19 登記の順位/20 各種の図面による調査
2 オンラインによる登記申請    本章のポイント(オンライン申請/書面申請)/1 登記申請のポイント/2 書面申請/3 オンライン申請の概要/4 オンライン申請の流れ/5 電子署名の取得/6 登記原因証明情報の提供/7 権利証の廃止/8 登記識別情報の管理/9 事前通知制度/10 事前通知の省略/11 登記完了通知制度/12 登記簿・地図・建物所在図のIT化/13 オンラインによる表示登記の申請
3 登記申請の方法について見てみよう    本章のポイント(登記申請までの流れ/登記印紙と収入印紙の違い/登記申請は管轄法務局で行う/登記は自分でもできる)/1 共同申請主義/2 共同申請主義の例外/3 登記申請書の記載内容/4 添付情報・添付書類/5 登記原因証明情報/6 登記識別情報/7 その他の添付書類・添付情報/8 登録免許税/9 代理権限証書/10 原本還付/11 補正/12 登記申請の却下/13 表題登記/14 保存登記/15 登記名義人の氏名等の変更/16 分筆・合筆の登記/17 筆界特定手続き/資料 登録免許税一覧
4 登記法を知るために民法の基本について知っておこう    本章のポイント(民法が想定する法律関係のモデル/財産法の構造について)/1 民法とはどんな法律か/2 民法の基本原則/3 権利義務関係の基本となる能力/4 制限能力者制度/5 法人とは/6 法律行為とは/7 意思表示 心裡留保虚偽表示)/8 意思表示◆錯誤)/9 意思表示(詐欺強迫)/10 代理 11 代理◆12 表見代理/13 無効と取消/14 時効/15 債務不履行/16 契約の成立契約の種類/17 解除/18 不法行為/19 民法上の特殊な不法行為
5 売買贈与と登記について知っておこう    本章のポイント(売買契約とは/不動産の購入は慎重に行うべき/不動産売買に関わる法律とは/マンションについての法律/不動産登記法や税法など/贈与契約とは)/1 物権債権/2 所有権占有権/3 物権の効力/4 物権変動と対抗問題/5 動産の物権変動/6 即時取得/7 所有権の登記/8 売買/9 手付/10 瑕疵担保責任/11 贈与による所有権移転登記
6 賃借権地上権地役権と登記について知っておこう    本章のポイント(賃貸借契約/賃貸借契約で発生しやすいトラブル …体舛梁敘 賃借権の譲渡・転貸/地上権とは/地役権とは)/1 賃借権 2 賃借権◆3 賃借権の登記/4 地上権・地役権の登記/Column 定期借地権とは
7 担保と登記について知っておこう    本章のポイント(消費貸借契約担保権抵当権とは何か/譲渡担保とは/仮登記担保所有権留保質権とは)/1 担保とは何か/2 留置権先取特権/3 質権/4 抵当権/5 抵当権の効力/6 抵当権の処分/7 共同抵当/8 根抵当権/9 非典型担保/10 仮登記/11 抵当権の登記 12 抵当権の登記◆13 根抵当権の登記 14 根抵当権の登記◆15 質権・先取特権の登記/Column 包括根保証の禁止
8 相続と登記について知っておこう    本章のポイント(相続は被相続人の死亡と同時に始まる/遺産の分割とは何か/遺言とは何か/特定遺贈と包括遺贈/相続の登記)/1 相続/2 親族/3 親子/4 養子縁組/5 相続人になれるかどうか/6 法定相続分と指定相続分/7 遺留分/8 代襲相続/9 相続欠格廃除/10 相続分の譲渡/11 相続の放棄/12 単純承認と限定承認/13 特別受益/14 寄与分/15 相続人がいない場合の遺産の処置/16 遺言/17 遺言書の検認/18 遺言の方式/19 遺贈/20 遺言執行人/21 遺産分割の方法/22 不動産を相続した場合の登記/23 相続登記の登記原因証明情報/Column 公正証書とはどんなものか
9 訴訟・執行手続きについて知っておこう    本章のポイント(訴訟とは/抵当権を実行する)/1 通常訴訟の流れ 2 通常訴訟の流れ◆3 仮差押え仮処分の申立て/4 判決による登記/5 強制執行/6 執行手続/7 不動産担保権の実行 8 不動産担保権の実行◆9 担保権の私的実行/10 担保不動産の収益執行/11 担保提供のタイミング
10 これは使える不動産登記書式集    申請書を作成する/売買による所有権移転の登記申請書類/贈与による所有権移転の登記申請書類/相続による所有権移転の登記申請書類/抵当権設定登記の登記申請書類/根抵当権設定登記の登記申請書類/抵当権抹消の登記申請書類/住所変更の登記申請書類/その他の申請書類
巻末 不動産登記用語集


≪監修者: ≫ 安部 高樹 (あべ たかき) 司法書士(簡裁訴訟代理関係業務認定)。1957年、大分県出身。成城大学大学院文学研究科修士課程修了。コピーライター、雑誌ライターを経て、司法書士となる。現在、長崎県長崎市で開業中。不動産登記、商業登記、債務整理、訴訟などを幅広く手がける。著作(監修、編著)に、『図解で早わかり 不動産登記法』、『図解で早わかり 商業登記法』、『債務整理の手続きと申請書式』、『少額訴訟・支払督促のしくみと手続き実践文例47』、『最新版 会社役員の法律と役員規程・変更登記文例集』、『個人民事再生のしくみ実践マニュアル』、『改訂新版 商業登記のしくみと手続き』、『改訂新版 すぐに役立つ登記のしくみと手続き』、『改訂新版 不動産登記の法律と申請手続きマニュアル』(以上、三修社)、『不動産登記簿の見方と法律知識』、『商業登記簿の見方と法律知識』(ともに同文舘出版)、『株式会社の変更登記手続きと書式一切』(日本実業出版社)がある。
司法書士安倍高樹事務所サイト(ホームページ)”http://www.shihoo.com/

竹永亮 『新・民法(財産法)入門 ここから読む・こう覚える』(同友館、2009年) '10/05/12
山野目章夫/横山美夏/山下純司 『ひとりで学ぶ民法 Do iti Yourself! Exercise of Civil Law』(有斐閣、2008年) '10/05/02
神田将 『図解による 民法のしくみ 改訂4版』(図解による・しくみシリーズ、自由国民社、2009年) '10/04/25
小河原寧 『民事再生法 通常再生編』(商事法務、2009年) '10/04/23
小笹勝章 『ガイドブック 民事再生法』(法学書院、2009年) '10/04/22
大門則亮 『図解で早わかり 契約のしくみ』(三修社、2008年) '10/04/19
千葉博 『図解 法律のしくみと手続きがわかる事典 改正法対応』(三修社、2009年) '10/04/19
伊藤真 『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー、2005年) '10/04/17
伊藤真 『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書、2009年) '10/04/15
三木邦裕 『よくわかる土地建物の法律 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/04/11
千賀修一 『図解 土地建物の法律がわかる事典』(三修社、2009年) '10/04/08
海老沼利幸 『図解で早わかり 土地建物の法律』(三修社、2008年) '10/04/07
三木邦裕 『図解 土地建物の法律 第2版』(ナツメ社、2005年) '10/04/05
千葉博 『常識としての民法』(ナツメ社、2005年) '10/04/02
鎌野邦樹 『民法 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/03/31
三木邦裕/豊田啓盟 『六法 第二版』(図解雑学、ナツメ社、2007年) '10/03/30





人気ブログランキングへ


本「海から見た日本人 海人で読む日本の歴史 (講談社選書メチエ463)」後藤明5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
海から見た日本人−海人で読む日本の歴史 (講談社選書メチエ)
海から見た日本人 海人で読む日本の歴史 (講談社選書メチエ463)

○著者: 後藤 明
○出版: 講談社 (2010/4, 単行本 258ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4062584630
クチコミを見る



海♪
日本人って、日本(国家・国境・民族)って、なんだろう♪♪



≪目次: ≫
はじめに
序章 和洋洋折衷の島――小笠原から    (小笠原諸島/ミクロネシア領・八丈・小笠原/ハワイ直輸入小笠原式カヌー/海の十字路・小笠原/和洋洋折衷式カヌーの誕生/中心主義のプリズム)
第一章 ホモ・サピエンスと日本列島    1 人類の起源と最初の移動(人類の起源/ホモ・サピエンスはどこから?)/2 日本人の起源論争(人骨学/医学・生理学的なアプローチ)/3 近年の見解(遺伝子と人骨の新解釈/ミトコンドリアDNAと日本人/Y染色体/遺伝子的特質は何を表すか)/4 日本語の系譜(日本語の特徴/ビジン・クレオール現象/ビジン・クレオール現象としての日本語の成立)/5 「日本人」をどう考えるか(矛盾した日本人の特質/「ルーツ」とは)
第二章 海を越える黒い石と白い貝    1 人類の海上渡航(最初の海上渡航? サフル大陸/さらに離島へ/地中海から)/2 海を越える黒い石(なぜ黒曜石か/メラネシアのビスマルク諸島の黒曜石交易)/3 日本列島と黒曜石(人類最古の黒曜石の渡海/神津島/南方に渡った黒曜石)/4 海を渡った貝(礼文島・船舶遺跡/続縄文時代/南海産の貝/戦史時代の舟と航海術)/5 南太平洋のイモガイ製腕輪(南海の財宝・イモガイ製腕輪/動きながら作れる腕輪/貝とは)/6 旅というハビトゥス(探すという性/日常性の中の儀礼)
第三章 海を渡ってきた稲    1 海を越えた稲(海から来る稲魂/中国大陸と朝鮮半島における稲/縄文時代弥生時代のはじまり)/2 稲の遺伝子、ヒトの遺伝子(ジャポニカの二種類/弥生人の形質学的特徴)/3 弥生時代の景観(弥生時代の水際風景/なぜ飛鳥が/江南の水人文化)/4 倭の水人(水郷の民/太平洋に浮かぶ竹筏/徐福伝説)/5 倭人の心象風景(稲穂を運ぶ鳥/水郷ラオスの民俗/倭人の思想/海を越えた水郷景観)
第四章 海人の比較考古学    1 海を越える人々(作物を伝える集団/ラピタの海人/地中海の海人/北海の海人/北の海人オホーツク)/2 海人の民俗考古学(漂海民の民族考古学/海人の定義)/3 日本古代の海人(弥生時代の海人集団/北陸の職能的海人/白水郎の専業漁民的海人/瀬戸内の製塩業・水先案内人的海人/黒潮域の海人集団/変わりゆく海人)/4 海人という生き方(海人のコスモロジー/海人というハビトゥス)
第五章 海を越える魂    1 魂を運ぶ舟(舟形木棺/水辺の死)/2 東南アジアにおける船のシンボリズム(船、棺、家/東南アジア死者の船表象/船の形態とシンボリズム/ヨーロッパ古代文明における魂船)/3 海辺の聖地(海辺聖地/釜山から難波へ/三河湾や富山湾)/4 星の航海士(海駆ける船・天翔る船/星と航海)/5 儀礼としての航海(常世への旅/東シナ海の海上世界/古代ゲルマン世界の海、彼楽園/補陀落渡海/海を渡るケルトの聖人/ブレンダン航海記/残された謎)
第六章 海人列島残照    1 海人列島(再び宮本常一周防大島/ハワイの紀州漁師/日本のハワイ式漁船)/2 琉球から(ニライカナイと黄金の海/与那国島/台湾海峡の三つの山)/3 海人文化ルネッサンス(ホクレア号の始動/カヌー・ルネサンス/未来への航海/広がる海人文化ルネサンスの輪/海洋文化のマニフェスト)
おわりに (2010年3月 今日も黒潮が洗う、よなくににて。 後藤 明)
引用文献
索引


≪著者: ≫ 後藤 明 (ごとう・あきら) 1954年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程・ハワイ大学人類学学部大学院博士課程修了。同志社女子大学現代社会学部教授を経て、南山大学人文学部教授・同大学人類学研究所所長。専攻は海洋人類学および物質文化や言語文化の人類学的研究。主な著書に『海の文化史』(未来社)、『「物言う魚」たち』(小学館)、『南島の神話』(中央公論新社)、『海を渡ったモンゴロイド』(講談社選書メチエ)、『カメハメハ大王』(勉誠出版)などがある。





人気ブログランキングへ

本「土の文明史 ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話  David R. Montgomery: “Dirt: The Erosion of Civilizations” University of California Press, 2007.」デイビッド・モントゴメリー、片岡夏美 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
土の文明史
土の文明史 ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話  David R. Montgomery: “Dirt: The Erosion of Civilizations” University of California Press, 2007.

○著者: デイビッド・モントゴメリー片岡夏美
○出版: 築地書館 (2010/4, 単行本 368ページ)
○価格: 2,940円
○ISBN: 978-4806713999
クチコミを見る



土♪
ムチャクチャ切ない切ない、下手なラブロマンスよりも数万倍も。結果も切ない、経過もその歴史も切ない。あぁ〜切ない(涙涙涙)。他に途はなかったのか?、もし仮に他の途が可能性があったとしても、人間の欲望には果てしがないことを考えるには、遅かれ早かれ、どうにも避けられない?!、のかもしれない、そうじゃないのかもしれない。なにもできないのか?、なにもしなくていいのか?、はたして、なにかなしえるのか?(なにもできないものではないだろうが)


≪目次: ≫
第一章 泥に書かれた歴史    文明の未来を握る泥/土――軽視される天然資源/文明の寿命を決めるもの/文明の歴史が取るパターン/ますます重要になる土壌管理
第二章 地球の皮膚    ダーウィンのミミズ/土壌を作るミミズの消化能力/土壌侵食と土壌生成のバランス/生態系において土が果たす役割/土壌が作られるいくつかのプロセス/土壌生成の要素/土壌浸食に影響を与えるもの/土層の区別ABC/主要な穀物生産地域となる土の条件/予測困難な土壌生成と土壌侵食の速度
第三章 生命の川    くり返し起きた大規模な氷河作用/人種を作り出した気候変動/氷河が溶けて、新しい生活様式が始まった/オアシス仮説vs文化進化論/最初の半農耕民/行き場のない人々が農耕を発展させた/定住化と町/農業と畜産の進行/農業社会がもたらした人口の爆発的な増加/革命的な農システム/都市の誕生、階級の発生/灌漑の罠/シュメールのように衰退しなかったエジプトの農業/ダム建設がナイル川にもたらした悲劇/中国の農業/壊滅的な侵食はどのように引き起こされるか/農耕文明の発展、そして衰退のルート
第四章 帝国の墓場    反復されてきたティカルの物語/プラトンとアリストテレスの警告/鋤が侵食のスピードを加速させた/はっきりとわかるほどの侵食速度/ローマ社会が土壌侵食を加速させてしまった理由/鉄の使用/侵食に対するローマ人の挑戦/農学者たちの出現/輪作、肥料、耕すこと/ローマの農場管理は成功したか/みずからを使い果たしたローマ/穀倉地帯だった北アフリカ/土壌の生産性の低下は一般的なものだったか/避けられなかった土壌の劣化/マーシュの発見と警鐘/農業社会の原因は気候変動ではなかった/フェニキア文明を滅ぼした過放牧/イスラエル人が残した土/アメリカ大陸において崩壊した文明/焼き畑式農業と肥料不足によって生産性を落としたマヤ/人口増加と森林伐採/メキシコの土が語ること/薪と耕作適地の喪失/農業慣行が社会を衰退させるとは限らない
第五章 食い物にされる植民地    土壌の質と人口の基本サイクル/新石器時代の遺物から読み取れるサイクル/景観に影響を与えたのは気候ではなく人だった/1000年かかったローマ帝国崩壊からの回復/河川工学と洪水調節の技術を復活させたダ・ビンチ/中世村落共同体の土地利用と所有の形態/「共有地の悲劇」ではなく/ヨーロッパ農業システムの臨界、黒死病/土地所有の不定性が土地の改良を妨げた/土地への欲求が宗教改革を後押しした/農業実験、土壌改良の理論の広がり/ヨーマンの農業革命/土壌管理の秘訣は、肥沃土を維持し、侵食を防ぐこと/土を知ることは何を植えるかを知ることである/土地の性格に合わせて、改良の方法を探る/農地の私有化、社会の工業化、飢饉/耕作地を求めて植民地化を押し進める/森林の伐採と急流との関係を解明した道路技師/フランスの森林伐採/侵食が地形を作る/人口抑制の理論的かつ現実的な裏づけ/ジャガイモ疫病がもたらした大変動/社会制度と食糧分配の不公正が飢饉の原因/食糧を輸入し、人間を輸出したヨーロッパ/食糧と土地をめぐる争い/ヨーロッパ農法がグアテマラの土壌を奪う
第六章 西へ向かう鍬    アマゾン川で発見したこと/アルミニウムと鉄の鉱石の自然生成/ジャングルでも見られる土壌悪化のサイクル/ニューイングランドでは集約的栽培が土壌を急速に枯渇させた/喫煙の流行と奴隷労働/並外れて魅力的だったタバコという商品/土地の消耗、開拓の拡大/ニューイングランドでの土壌改良の試み/ヨーロッパの視点から見る、アメリカ農業の愚かさ/アメリカ農業方式への批判意識/等高線耕作の流行/肥料の重要性が認識される/止まらない土地の浪費/ラフィンの爆発的な成功/嵐に流される土/土の有害な農法を取らせてしまう社会/奴隷制度をめぐる北部と南部の争い/拡大か、崩壊か/泥から読み取れる侵食の証拠/終わることのない南部の荒廃/テラ・プレタの教訓
第七章 砂塵の平原    土地、労働力、資本/労働力の増大/土地ブームに浮かれた農民たち/土壌を守る義務/国家的な問題となった土壌侵食/侵食被害を止めるインセンティブがない/暴風が飛ばす砂塵の害/農地拡大の終焉/アメリカはどれだけの泥をなくしたのか/50年で表土を裸にした綿花栽培/機械化の進展と農業の大規模化/企業経営の工場式農業の支配/20世紀の農耕方法の失敗/アメリカ農業の神話/消え続ける自営農場/工業化された農業、商品化された土/侵食防止への無策が表土を奪った/風食被害/社会主義経済でも存在した土壌浸食という問題/砂の海と化したカルムイク/世界的な土壌侵食/NASAが撮影した緑の五角形/土地の回復は可能である/環境難民という巨大な問題/不安定な穀物価格/温暖化が農業システムに及ぼす影響/都市が農地を呑み込んでいく/持続不可能な土地利用/あと一世紀で表土がなくなる?/改善された農業慣行/土を守るためのコスト/社会的かつ長期的な利益を守る
第八章 ダーティ・ビジネス    持続可能な旧来の農業システムの一例/過度の耕作という問題は先送りにされる/中国の驚くべき習慣/土壌化学の大いなる発展/窒素とリンの強い影響力/グアノという肥料の分析/鳥の糞で土壌を蘇らせる/化学肥料を作りだす/ヒルガードの警告/画期的な土壌形成の報告/ヒルガードvsホイットニー/戦略資源としてのリン/農業生産、肥料に関するホイットニーの見解/まだ解決していない飢餓問題/ハーボッシュ法の価値/アンモニア生産量の増大/化学肥料の重要性の高まり/緑の革命とは何だったのか/石油に依存する農業の始まり/飢餓がなくならない理由/健康な土壌は健康な植物を育てる/ハワードとフォークナーが到達した結論/集約的農業に希望を見たハワード/フォークナーの偉大な実験/バイオテクノロジーの可能性/ジャクソンの考える農業システム/有機農業は無視できない/持続可能な農法である有機農業/慣行農法に対する有機農法の優位/現代の農業はどうあるべきか/不耕起農法の成長/有毒廃棄物の不合理なリサイクル/土をどのように扱うべきか
第九章 成功した島、失敗した島    イースター島の緩やかな崩壊/巨石像の謎/衰退の原因/鳥の絶滅/マンガイア島の資源争奪戦/ティコピアの文化的適応/マンガイア島とティコピア島の違い/アイスランドの森林伐採と侵食/アイスランドの砂漠化/ハイチの絶望的な表土喪失/限られた農地の奪い合いがハイチを損なった/キューバの食糧危機/キューバの驚くべき農業革命/キューバの転換が象徴しているもの
第十章 文明の寿命    地球はどれだけ人を養えるか/土壌保全の利益とコストの構造/経済理論の中の農業/社会が持続する条件/食糧供給のシナリオ/食糧生産の増加は可能か/求められる新しい農業哲学/農業を現実に適応させる/都市農業の可能性/生態系・生命系として土壌を考える/飢餓問題への対処法/土という財産

引用・参考文献
索引
著者・訳者略歴
索引


Dirt: The Erosion of CivilizationsDirt: The Erosion of Civilizations (ハードカバー)
著者: David R. Montgomery
出版: Univ of California Pr. (2007/5, English, 295ページ)
ISBN: 978-0520248700
クチコミを見る


Dirt: The Erosion of CivilizationsDirt: The Erosion of Civilizations (ペーパーバック)
著者: David R. Montgomery
出版: Univ of California Pr. (2008/10, English, 296ページ)
ISBN: 978-0520258068
クチコミを見る


≪著者: ≫ デイビッド・モントゴメリー David R. Montgomery ワシントン大学地球宇宙科学科・地形学研究グループ教授。地形の発達、および地形学的プロセスが生態系と人間社会に与える影響を主要な研究テーマとする。主著は本書のほか、絶滅に瀕したサケについての調査報告書 King of Fish: The Thousand-Year Run of Salmon があり、ともに科学、歴史、政治の観点から環境と人間の関わりに深い洞察を加えている。本書は一般ノンフィクション部門で2008年度ワシントン州図書賞を受賞した。

[訳者] 片岡夏実 (かたおか なつみ) 1964年神奈川県生まれ。マーク・ライスナー『砂漠のキャデラック――アメリカの水資源開発』、アルンダティ・ロイ『わたしの愛したインド』、エドワード・アビー『爆破――モンキーレンチギャング』 、キース・ブラッドシャー『SUVが世界を轢きつぶす』ボビー・ヘンダーソン『反★進化論講座』(いずれも築地書館)などさまざまなジャンルの翻訳を手がける。

キース・ブラッドシャー 『SUVが世界を轢きつぶす 世界一危険なクルマが売れるわけ  Keith Bradsher: “High and Mighty”Public Affairs, 2004.』(片岡夏実訳、築地書館、2004年) '09/01/05
ボビー・ヘンダーソン 『反★進化論講座 空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書』(片岡夏実訳
、築地書館、2006年)
'07/12/25

吉田太郎 『「没落先進国」キューバを日本が手本にしたいわけ』(築地書館、2009年) '09/11/04
吉田太郎 『世界がキューバの高学力に注目するわけ』(築地書館、2008年) '09/01/02
吉田太郎 『1000万人が反グローバリズムで自給・自立できるわけ――スローライフ大国キューバ・リポート』(築地書館、2004年) '08/08/28
吉田太郎 『200万都市が有機野菜で自給できるわけ――都市農業大国キューバ・リポート』(築地書館、2002年) '08/07/01
吉田太郎 『有機農業が国を変えた――小さなキューバの大きな実験』(コモンズ、2002年) '08/06/28
ジュールス・プレティ 『百姓仕事で世界は変わる――持続可能な農業とコモンズ再生  AGRI-CALTURE: Reconnecting People, Land and Nature』(吉田太郎訳、築地書館、2006年) '08/06/04
吉田太郎 『世界がキューバ医療を手本にするわけ』(築地書館、2007年) '07/08/18





人気ブログランキングへ


本「洋服・散髪・脱刀 服制の明治維新 (講談社選書メチエ464)」刑部芳則5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
洋服・散髪・脱刀 服制の明治維新 (講談社選書メチエ)
洋服・散髪・脱刀 服制の明治維新 (講談社選書メチエ464)

○著者: 刑部芳則
○出版: 講談社 (2010/4, 単行本 246ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4062584647
クチコミを見る



いわゆる「近代」なるものが、どかどかずかずかと、前近代の日本的(そもそも日本のオリジナルはあるのだろうか?!)なものを、西洋から輸入されたものに侵蝕されて(たとえば「洋服・散髪・脱刀」!?)、、、なのかどうなのか。
なるほど、冒頭にアニメ「サザエさん」を、磯野波平・舟とフグ田マスオ・サザエの服装差異を着眼点として掲げて。
国家による服装の制度としての「服制」から説く近代史「明治維新」♪


≪目次: ≫
序章    なぜ日本人は洋服に着替えたのか/身近で遠い洋服の歴史/「服制」という視角
第一章 王政復古の服制    衣冠と裃――公家と武家のフォーマル・スタイル/「王政復古」に相応しい服制をもとめて/大久保利通の狙い/公武それぞれの意見/秩序の外見/天皇東幸の威厳を台無しにした服装の不統一/脱刀論争への猛反発/嵯峨実愛の服制考案/消えゆくもの/様式軍服に反対する江藤新平/さらに先延ばしされる議論/「非常並旅行服」と陸海軍服の制定/一変した官員と学生のスタイル/維新官僚たちは洋服を好んだのか/「散髪脱刀勝手」と「服制変革内勅」
第二章 文明開化の服制    岩倉使節団の服装/古い日本と新しい日本/木戸孝允の苦悩/宮島誠一郎大礼服調査/制定された大礼服の欠陥/大礼服のデザイン/明治天皇も洋服に着替える/メディアとしての制服/福沢諭吉と洋服店の誕生/外交官夫人と遊女/フランス製大礼服のインパクト/官員の風貌――帽子・蝶ネクタイ・ヒゲ
第三章 無視される服制    守られない文官大礼服制/どうせ変わる大礼服なら/島津久光の怒り/直垂を着たい老華族たち/祭服と大礼服制/河童頭・曲突頭・自由頭/不平士族の帯刀/島津久光の失脚/久邇宮朝彦の不満/「開化」と「陋習」/帯刀禁止令神風連の乱/華族の改心
第四章 対立する服制    警察官の制服/明治六年・八年の陸軍制服/西南戦争――和服の西郷軍vs.洋服の政府軍/凱旋者の叙勲/警察官と兵隊のトラブル/憲兵の服制/サーベルが欲しい/遊郭での大乱闘/民権家の服装/民権運動と農民騒擾/陸軍服制の改正――フランス式からドイツ式へ/警察官服制の改正――国家警察の威厳
第五章 大日本帝国の服制    大礼服制の見直し/国家の礼服・喪服――大久保利通ら要人たちの国葬/本格的な西洋式儀礼/明治天皇に献上された肖像写真/文官大礼服の混乱/海外在勤者の悩み/等級標条の問題/出席を忌避する女子華族/伊藤博文の女子制服改革/有爵者・侍従職・式部職大礼服の制定/文官大礼服の改正/大礼服の都と洋服の地方都市/「皇后陛下思食書」/森有礼の学生服構想/婦人束髪会と束髪の流行/女子洋服に対する批判/鹿鳴館の夜会と女子の洋服事情/洋式学生服と紺絣袴/女子学生の服装/勲章制度の拡充と宮内省の制服整備/大日本帝国憲法発布の記念式典/東京美術学校の制服/黒川真頼と裁判官服制/服制と服装の二面性
終章 「王政復古の服制」から「大日本帝国の服制」

あとがき (2010年3月 刑部芳則)
参考文献


≪著者: ≫ 刑部芳則 (おさかべ・よしのり) 1977年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。現在、中央大学文学部兼任講師。専攻は日本近代史。主な論文に「栄典制度の形成過程――官僚と華族の身分再編を中心に――」(『日本史研究』553号、2008年)、「麝香間祗候の歴史編纂事業」(『日本史研究』734号、2009年)など。





人気ブログランキングへ



本「窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈8〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/4, 文庫 493ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122025882
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



光源氏、37歳の従一位大政大臣准太上天皇・六条院の41歳まで。



カバー・口絵写真はおおくぼひさこのモノクロ写真。50年代ヴォーグの雰囲気でいきたかったから。ハーフトーンで、エロチックでしかも透明度があってイメージぴったりの出来上がりだ。(真木柱/梅枝/藤裏葉/若菜上)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈8〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 8
31 真木柱(まきばしら)  Douces séparations. 緩やかな 別れ
32 梅枝(うめがえ)  Senteur des préparatifs du printemps. 燻り立つ春の仕度
33 藤裏葉(ふじのうらは)  Heureux dénouement, peut-être? あるいは一つの大円団
34 若菜上(わかな)  Long crépuscule avant la tombée du jour. 落日への距離


※『窯変 源氏物語』8 一九九二年一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「ニーチェからスターリンへ トロツキー人物論集 1900-1939 (光文社古典新訳文庫)」トロツキー、森田成也・志田昇 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
ニーチェからスターリンへ―トロツキー人物論集 1900‐1939 (光文社古典新訳文庫)
ニーチェからスターリンへ トロツキー人物論集 1900-1939 (光文社古典新訳文庫)

○著者: トロツキー、森田成也・志田昇 訳
○出版: 光文社 (2010/3, 文庫 456ページ)
○価格: 1,000円
○ISBN: 978-4334752026
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



革命か


≪目次: ≫
凡例
1.ニーチェ――「超人」の哲学  『東方評論』284、286、287、289号 1900年10月22、24、25、30日
2.ヘンリク・イプセン――小市民群像の偉大な表現者  『東方評論』121、122、126号 1901年6月3、4、9日
3.ゴーゴリ――没後五〇年によせて  『東方評論』43号 1902年2月21日
4.レフ・トルストイ――詩人と道徳家  『ノイエ・ツァイト』1908年9月
5.エヴノ・アーゼフ――あるテロリストの肖像  『キエフスカヤ・ムイスリ(キエフ思潮)』第126号 1911年5月8日
6.ゲルツェンと西方――生誕一〇〇周年によせて  『キエフスカヤ・ムイスリ』第87号 1912年3月29日
7.ロシアとヨーロッパ――マサリク教授のロシア論  『キエフスカヤ・ムイスリ』第158号 1914年6月2日
8.ジャン・ジョレス――死後一年によせて  『キエフスカヤ・ムイスリ』第196号 1915年7月17日
9.プレハーノフ――先駆者の運命  1919年3月18日、モスクワ―シンビルスク 1922年4月25日、モスクワ
10.カール・カウツキー――改良と革命のあいだ  1919年3月18日、モスクワ―シンビルスク 1922年4月24日、モスクワ
11.カール・リープクネヒトローザ・ルクセンブルク  1919年1月18日にペトログラード・ソヴィエト会議でなされた演説
12.スヴェルドルフの思い出  1925年3月13日『ヤーコフ・ミハイロヴィッチ・スヴェルドロフ――回想と論文集』(1926年)より
13.マヤコフスキーの自殺  『反対派ブレティン』第11号 1930年5月
14.国家社会主義とは何か――ヒトラーナチズムの肖像  L・トロツキー プリンキポ、1933年6月10日
15.マクシム・ゴーリキー――革命の衛星  L・トロツキー 1936年7月9日『反対派ブレティン』第51号
16.ヨシフ・スターリン――性格規定の試み  1939年9月22日 コヨアカン

解説 二重思考と遠近法――トロツキー『ニーチェからスターリンへ』に寄せて 杉村昌昭(龍谷大学教授)
トロツキー人物論・文学論年譜
訳者あとがき (森田成也)
人名一覧


≪著者: ≫ レフ・トロツキー Л. Д. Троцкий [1879-1940] ロシアの革命家、第4インターナショナルの創設者。南ウクライナの自営農の家に生まれ、10代の頃より革命運動に従事。最初の逮捕と亡命後にレーニンらの『イスクラ』に寄稿。1905年革命で指導的役割を果たした。1917年革命の際にはレーニンと密接に協力して10月革命を指導。レーニンの政治的離脱後、官僚主義の克服と工業化を訴えるがスターリン派によって弾圧される。1929年に国外追放。1940年8月、スターリンの刺客にピッケルで頭を打ちぬかれて死亡。著書に『総括と展望』『ロシア革命史』『わが生涯』など多数。

[訳者] 森田成也 Morita Seiya 1965年生まれ。大学非常勤講師。主な著書に『資本主義と性差別』『資本と剰余価値の理論』『価値と余剰価値の理論』など。訳書は『新自由主義』(ハーヴェイ、共訳)、『わが生涯〈上〉』『レーニン』『永続革命論』(すべてトロツキー)など多数。

[訳者] 志田 昇 Shida Noboru 1950年生まれ。大学非常勤講師。共著に『美学理論の展望』など。訳書に『わが生涯〈下〉』(トロツキー)、『セクシャル・ハラスメント・オブ・ワーキング・ウィメン』(マッキノン、共訳)など。

レーニン 『帝国主義論』(角田安正訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/09/18
トロツキー 『永続革命論』(森田成也訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '08/09/14
トロツキー 『レーニン』(森田成也訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '08/09/05





人気ブログランキングへ


本「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神  Max Weber: “Die protestantische Ethik und der Geist des Kapitalismus”」マックス・ウェーバー、中山元 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(日経BPクラシックス)
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神  Max Weber: “Die protestantische Ethik und der Geist des Kapitalismus” (日経BPクラシックス)

○著者: マックス・ウェーバー中山元
○出版: 日経BP社 (2010/1, 単行本 531ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4822247911
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



プロ論などと呼ばれる?!らしい。マックス・ウェーバーの著名な、刊行(1904-1905年)以来、今もなお、研究と論争の対象となりつづけ、問いを生みつづけている傑作(と訳者 中山元が評する P.530-531「訳者あとがき」)、論文。1920年の第2版の全訳。


≪目次: ≫
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 Die protestantische Ethik und der Geist des Kapitalismus

第1章 問題提起 Das Problem
第1節 信仰と社会的な層の分化 Konfession und soziale Schichtung    資本家と上層の労働者におけるプロテスタンティズム信仰/高等教育におけるプロテスタントの生徒の比率/ドイツのカトリックの異例性/カトリックとプロテスタントの対比について/プロテスタントにおける世俗と宗教/本書の課題
第2節 資本主義の「精神」 Der »Geist« des Kapitalismus    「資本主義の精神」の概念の定義/資本主義のエートス――フランクリンの文章から/フッガーとフランクリンの違い/フランクリンの道徳/職業の義務の思想/資本主義の倫理と「前資本主義的な」倫理/伝統主義――労働者の実例/出来高賃金の問題/労働意欲と宗教教育の関係/伝統主義――実業家の実例/「資本主義の精神」再考/「資本主義の精神」の担い手/資本主義の精神を導入する〈革命〉/〈革命〉の実例/事業の形式と精神の齟齬/倫理的な資質としての資本主義の精神/変革の担い手/資本主義の精神と宗教性/資本主義と「呪われた金銭欲」/倫理に反する営利活動/資本主義の合理主義/天職の思想の系譜への問い
第3節 ルターの天職の観念――研究の課題 Luthers Berufskonzeption. Aufgabe der Untersuchung    天職としての職業の語について/天職の概念の新しさ/ルターと天職の概念/職業の道徳的な性格/ルターと資本主義/ルターの思想の変遷/ルターの伝統主義/カルヴィニズムの影響/ピューリタニズムの現世重視/宗教と倫理/研究の方法論について/研究の目的

第2章 禁欲的プロテスタンティズムの職業倫理 Die Berufsethik des asketischen Protestantismus
第1節 世俗的な禁欲の宗教的な基礎 Die religiösen Grundlagen der innerweltlichen Askese    プロテスタンティズムの四つの担い手/予定説の要約/予定説の発生とその影響/脱呪術化のプロセスの完成/カルヴィニズムにおける個人と倫理/救いの確証の問い/予定説の問いに対処するための二つの勧告/職業労働の価値/善行と救い/中世のカトリックとの違い/生活の完全な方法化/西洋の禁欲の特徴/カルヴィニズムの特異性/カルヴィニズムと旧約聖書/商取引の比喩/予定説のもつ力とルター派との違い/カルヴィニズム以外の禁欲の運動/敬虔派のもたらした帰結/ドイツの敬虔派の意味/ツィンツェンドルフ/カルヴァン派とドイツ敬虔派の違い/メソジスト派/メソジスト派の天職概念/禁欲の第二の担い手/再洗礼派の道徳の帰結/教会の規制と禁欲/禁欲的な天職概念のもたらしたもの/世俗内的な禁欲のもたらしたもの
第2節 禁欲と資本主義の精神 Askese und Kapitalistischer Geist    宗教のもつ力/ピューリタニズムの代表としてのバクスター/富と禁欲/労働と性交渉の目的/労働と怠惰/経済秩序と労働/ピューリタンの職業概念/実業家の倫理的な輝き/〈神の選民〉/娯楽の排斥/ピューリタニズムと感覚芸術/娯楽のための支出の制約/〈枷〉の破壊/禁欲の逆説的な「力」/近代の「経済人」の誕生/大衆と労働の倫理/禁欲と労働意欲/鋼鉄の〈檻〉/今後の課題

訳注
訳者あとがき (中山 元)


≪著者: ≫ マックス・ウェーバー (Max Weber) 1864〜1920。19世紀から20世紀初頭に活躍したドイツの社会科学者。本書『プロデスタンティズムの倫理と資本主義の精神』や『儒教と道教』『古代ユダヤ教』を中核とする比較宗教社会学と、『支配の社会学』『社会学の基礎概念』『法社会学』など、死後、『経済と社会』としてまとめられた膨大な研究を残した。また、社会科学の方法論でも有名な『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』を書いている。

[訳者] 中山 元 (なかやま・げん) 思想家・翻訳家。1949年生まれ。東京大学教養学部中退。著書に『フーコー入門』(ちくま新書)、『思考の用語辞典』(ちくま学芸文庫)、『賢者と羊飼い』(筑摩書房)、訳書にウェーバー『職業としての政治/職業としての学問』(日経BP社)、カント『永遠平和のために』、ニーチェ『善悪の彼岸』、ルソー『社会契約論/ジュネーブ草稿』(以上、光文社古典新訳文庫)、フーコー『わたしは花火師です』(ちくま学芸文庫)ほか。インターネットの哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。

マックス・ウェーバー 『職業としての政治/職業としての学問  Politik als Beruf/Wissenschaft als Beruf, 1919』(中山元訳、日経BPクラシックス、日経BP社、2009年) '09/05/08
マックス・ウェーバー『職業としての学問』(尾高邦雄 訳、岩波文庫、1936年) '08/09/16
マックス・ヴェーバー『職業としての政治』(脇圭平 訳、岩波文庫、1980年) '08/09/08





人気ブログランキングへ


本「ひらがな日本美術史 〈6〉」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
ひらがな日本美術史 6
ひらがな日本美術史 〈6〉

○著者: 橋本治
○出版: 新潮社 (2004/10, 単行本 207ページ)
○価格: 2,940円
○ISBN: 978-4104061082
おすすめ度: 4.5
クチコミを見る



近代」の前、「日本?!的」なもの♪


≪目次: ≫
その九十 前近代的なもの 葛飾北斎の読本挿絵
その九十一 ドラマするもの 葛飾北斎筆「絵本隅田川両岸一覧」
その九十二 天っ晴れなもの 葛飾北斎筆「冨嶽三十六景
その九十三 非日常的で日常的なもの 喜多川歌麿筆「歌まくら」
その九十四 不思議に我慢をしているもの 五渡亭国貞渓斎英泉の錦絵
その九十五 うねるもの 歌川国芳筆「宮本武蔵の鯨退治
その九十六 うねるもの續篇 歌川国芳筆「宮本武蔵の鯨退治」
その九十七 うねるもの残篇 歌川国芳筆「荷宝蔵壁のむだ書」他
その九十八 文化なもの 京都島原角屋
その九十九 遠いもの 小田野直武筆「不忍池図
その百 前を向くもの向かないもの 渡辺崋山筆「鷹見泉石像」「市河米庵像
その百一 横を向くもの 月岡芳年落合芳幾筆「英名二十八衆句」と落合芳幾筆「真写月花乃姿絵」
その百二 芝居の質を変えたもの 歌川広重筆「東海道五拾三次
その百三 弥生的ではないもの 縄文土器


ひらがな日本美術史6 年表

※本書は、芸術新潮二〇〇二年十一月〜二〇〇三年七月、九月、十一月、十二月、二〇〇四年一月号の連載に加筆、改稿し、「その百三 弥生的ではないもの」を書き下ろしたものです。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生れ。東京大学国文科卒業。卒業論文は「鶴屋南北論」。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説、評論、エッセイ、古典の現代語訳など、旺盛な執筆活動はとどまるところを知らない。96年『宗教なんかこわくない!』で「新潮学芸賞」を受賞。現在、大長篇の『双調平家物語』全14巻を刊行中。小説に『桃尻娘シリーズ』『つばめの来る日』他、エッセイに『ぼくらのSEX』『恋愛論』『戦争のある世界――ああでもなくこうでもなく4』他、評論に『江戸にフランス革命を!』『いま私たちが考えるべきこと』『上司は思いつきでものを言う』など、著書多数。

橋本治 『ひらがな日本美術史 〈5〉』(新潮社、2003年) '10/05/05
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈4〉』(新潮社、2002年) '10/04/24
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈3〉』(新潮社、1999年) '10/04/11
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈2〉』(新潮社、1997年) '10/03/31
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈1〉』(新潮社、1995年) '10/03/22
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈7〉』(新潮社、2007年) '07/10/25





人気ブログランキングへ

本「はじめてのトポロジー つながり方の幾何学 (PHPサイエンス・ワールド新書011)」瀬山士郎5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
はじめてのトポロジー (PHPサイエンス・ワールド新書)
はじめてのトポロジー つながり方の幾何学 (PHPサイエンス・ワールド新書011)

○著者: 瀬山士郎
○出版: PHP研究所 (2009/12, 新書 210ページ)
○価格: 840円
○ISBN: 978-4569774848
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



そう、「証明とはいかに相手に納得してもらうかの方法 (P.061)」なのだから、簡明と思われる記号と計算を使って、ときに絵図をも多用して、言葉(文字)で説かれる、トポロジー(topology、位相幾何学)


≪目次: ≫
はじめに
第1章 とはなんだろうか    1 最古の学問としての数学(数学の誕生/数学ってなんの役に立つの?/幾何学の歴史は古い/シュナイター・レームスの定理)/2 形とはなにか(形に親しむことが幾何学学習の第一歩/身の回りにある形で多いものとは/論理的に証明するということ/「三角形をかいてください」)/3 相似という形(「正三角形をかいてください」/2つの図形が「相似である」こと)/4 射影という考え方(五円玉の穴で月を見る/楕円と円が重なって見えるとき/三角形はたった1つの形になる)/5 ライプニッツオイラー(三角形と四角形を同じ形と見る視点があるか/オイラーはトポロジーの直接的な創始者)
第2章 つながり方の幾何学    1 幾何学が扱うこと――ひもの形と輪ゴムの形(1本のひもを見てみよう/ひもと輪ゴムは形が違う)/2 オイラーの発見 一筆書きとその仲間(ケーニヒスベルクの橋渡りの問題/トポロジーにおける「グラフ」とは/出発点に戻る一筆書きが成立する必要条件/オイラー路、オイラー回路)/3 部屋渡りの問題 ハミルトン回路/4 美術館の巡回路の問題(ハミルトンの世界一周パズル)
第3章 曲線のトポロジー――オイラー・ポアンカレの定理    1 つながっている? いない?(連結の定義/0次元ベッチ数とは)/2 グラフと1次元ベッチ数(1次元ベッチ数を計算する)/3 植木算とベッチ数(植木算とツリー/オイラー・ポアンカレの定理/オイラー・ポアンカレの定理の証明/鉄道線路網のベッチ数を数える)
第4章 曲面のトポロジー――曲面を設計する    1 曲面とはなにか(コーヒーカップがドーナツに変身/トポロジーの手品/曲面に共通な性質)/2 トーラスと球面(折紙の貼り合わせと曲面/トーラスの貼り合わせ図/「私はだれでしょう?」)/3 クライン管メビウスの帯/再挑戦! クライン管登場/空間の輪ゴム、内側と外側がない)/4 射影平面(十字帽/切り貼りクライン管)/5 複雑な曲面の展開図(5つが同じ頂点の図/種数2のトーラス/まずは部品に分ける/種数3のトーラス/リンゴと虫の図、本間の局面)/6 クライン管再考(ねじれパイピング/メビウスの帯、再登場/クライン管はメビウスの帯2つ/まとめ:曲面の分類)
第5章 曲面のホモロジーホモトピー    1 曲面上の牧場(トーラス星の牧場/牛が逃げ出した理由)/2 曲面を切ってみる(ホモローグ0の切断面/トーラス上のホモローグ0でない切断面/群とはなんだろう)/3 曲面のホモロジー群(種数2のトーラスの切断/クライン管の切断/射影平面の切断と曲面の分類)/4 ホモトピー:円周を縮めてみる(一番大きな面積を囲う円周/トーラス上のホモトープ0でない閉曲線/ホモロジーとホモトピー/曲面の違いを見るために/曲面をより精密に分類する)
第6章 次元を超えて    1 次元とはなにか(ユークリッド空間における次元の定義/4次元空間を想像する)/2 3次元の球面(1次元の円は2次元空間で見える/球面を裏側から見る/高次元のトポロジーへ)/3 ポアンカレ予想(次元の高い場合は証明できた/ペレルマンの登場)
第7章 いろいろな話題    1 トポロジー玩具(メビウスの帯には裏・表がない/メビウスの帯の宇宙旅行/再びクライン管へ)/2 結び目(結び目がほどける/数学で結び目を考える/結び目の3色塗り分け)
終わりに


≪著者: ≫ 瀬山士郎 (せやま・しろう) 1946年群馬県生まれ。東京教育大学の理学部数学科を卒業。同大学院の修士課程を修了後、70年より群馬大学で数学を教えている。数学に親しんでもらうことをモットーに、数独、虫食い算、論理パズルや数学玩具などを使った楽しい授業をしている。専門は位相幾何学(トポロジー)だが、微分積分や線形代数のほか、集合論、論理学、算数学、数論も含む幅広い分野の数学を教えている。大学の研究室には、趣味で集めた数学パズル玩具がいっぱい。数学教育協議会会員。現在、群馬大学教授。著書には『はじめての現代数学』(ハヤカワ文庫)のほか、『トポロジー 柔らかい幾何学』『数学者シャーロック・ホームズ』(以上、日本評論社)、『幾何物語』(ちくま学芸文庫)、『ゼロから学ぶ数学の1、2、3』(講談社)、『これでなっとく! 数学入門』(ソフトバンククリエイティブ)など多数がある。

瀬山士郎 『はじめての現代数学』(数理を愉しむシリーズ、ハヤカワ文庫、2009年) '09/08/20
瀬山士郎 『はじめての現代数学』(講談社現代新書、1988年) '09/05/22





人気ブログランキングへ


本「雑草の自然史 染色体から読み解く雑草の秘密」藤島弘純5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
雑草の自然史ーー染色体から読み解く雑草の秘密
雑草の自然史 染色体から読み解く雑草の秘密

○著者: 藤島弘純
○出版: 築地書館 (2010/3, 単行本 208ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4806713975
クチコミを見る



雑草を、おもに田んぼに生える雑草♪
ところで、田んぼに植えられるイネ(栽培植物の代表とされる)は、「初夏に人が新苗を育て、世代をつなぐ。栽培植物は人の手を借りてはじめて、この世に生きる。 (p.15)」、さて、われらが雑草は?!、人が手をかけるとしたら、育てる(生かす)のではなく刈られ抜き捨てる!、あぁ〜、ヤッパリボクナンカソンザイシナイホウガイインダロウナァ


≪目次: ≫
はじめに
第1章 田んぼの雑草、キツネノボタンの種分化    雑草と呼ばれる植物たち(栽培植物雑草/人里植物/野草)/キツネノボタンとは、どんな草?/日本の雑草の成立/なぜキツネノボタンの染色体を調べるのか?(染色体とは/キツネノボタンの染色体は色素に染まらない/column キツネノボタンの染色体研究/染色体を染める新しい方法の開発/調査のスタート!)/日本のキツネノボタンの核型は四つある(四つの核型の地理的分布)/それぞれの核型の特徴(松山型と牟岐型の染色体を直接的に比較する/column 減数分裂とは/牟岐型と小樽型との関係/松山型と小樽型との関係/松山型と唐津型との関係/唐津型と小樽型との関係/松山型から唐津型への核型変化は激変的で跳躍的)/日本列島でのキツネノボタンの地理的分布は、どのようにして完成したのか(column 今は夢物語なのだが……/サイトタイプ内の遺伝的多様性/疑問の多い松山型の地理的分布/古瀬戸内海の誕生からキツネノボタンを考える――多湖沼化時代/松山型と牟岐型の分化はいつ起きたのか/ソハヤキ地域が種分化の出発点/column ジャワ島のキツネノボタン/日本のキツネノボタンの祖先型は松山型/牟岐型は古瀬戸内水系を迂回して広がった/小樽型/唐津型の誕生/column ヤマキツネノボタンからキツネノボタンが形態的分化)
第2章 屋久島の固有種、ヒメキツネノボタンの誕生    屋久島の成り立ち/幸屋火砕流/ヒメキツネノボタンとは、どんな植物?/(過去の記録/屋久島での探索)/ヒメキツネノボタンの染色体(ヒメキツネノボタンの核型の確認/野外での観察)/ヒメキツネノボタンの種分化の道筋(キツネノボタンの屋久島への侵入/ヒメキツネノボタンの分化/column 世界遺産に登録された屋久島)
第3章 ケキツネノボタンは多型的な複合種、種の起源は複雑だ    ケキツネノボタンの外部形態/ケキツネノボタンとキツネノボタンの生態的な分布/ケキツネノボタンの核型の特徴/朝鮮半島のケキツネノボタンの特異な核型(column ケキツネノボタンの核型は複雑/唐津型染色体をもつケキツネノボタン)/日本産ケキツネノボタンの核型から(遺伝学的な検証(その1)/遺伝学的な検証(その2)/column ゲノムという概念)
第4章 ツユクサは有史以前にヒトとともに日本列島へやって来た    ツユクサの染色体数/ツユクサ研究のスタート/染色体数の違うツユクサの地理的分布と生態的分布/ツユクサの外見と染色体数(なぜツユクサの染色体数は、みんな偶数なのか?/人為的に雑種をつくってみる/ツユクサは倍数体と異数体とから成る複合種)
染色体の核型から分化の道筋をたどる(染色体数が同じなら核型も同じか?/ツユクサの核型は単純ではない/祖先型の核型はどれか?/2n=44シリーズの核型分化の方向性/2n=44植物の核型の多様性は、どのようにして生じた?)/朝鮮半島や中国大陸のツユクサ(朝鮮半島のツユクサ/中国大陸のツユクサ/大陸産2n=44ツユクサの核型)/日本固有のツユクサ(2n=46ツユクサと88ツユクサの生態的分布/そのほかのツユクサ)/日本でいちばん多いツユクサ(日本海側と太平洋側とでは違う染色体の形/2n=86と2n=90ツユクサの核型)/ツユクサは、稲作とともに日本へやって来た?(史前帰化植物という考え/ツユクサの分類学と染色体数との関係)/栽培型ツユクサ「オオボウシバナ」は、どのようにしてつくられたか?(オオボウシバナの起源伝説/染色体からオオボウシバナの起源をさぐる)
第5章 マルバツユクサの故郷はアフリカのサバンナ地方    日本でのマルバツユクサの形態(地上に雄花と両性花、地下に閉鎖花/他家受粉と自家受粉、どちらが得か?)/染色体数と核型/マルバツユクサの核型の多様性とその特徴(標準型の核型と変異型/核型の地理的分布/外国産マルバツユクサの核型)/核型変異と減数分裂、そして種分化との関係は?(核型は多様だが、減数分裂は正常/スイバでの事例、核型の多様性)/マルバツユクサの地理的分布圏拡大の戦略(遺伝学的戦略/生殖方法の多様性/マルバツユクサの早熟性)
第6章 圃場整備で田んぼの生き物が変わった    日本の田んぼは多様な生き物の宝庫/圃場整備事業/column キツネノボタンが見つからない/田んぼの多様性の保全と復元/田んぼはイネのほかに子どもも育てた
おわりに (二〇〇九年一二月 藤島弘純)
引用文献


≪著者: ≫ 藤島弘純 (ふじしま・ひろすみ) 1933年 愛媛県松山市生まれ。1962年 愛媛大学教育学部卒業。理学博士。高校教諭を経て、鳥取大学教育学部助教授、教授、附属教育実践研究指導センター長(併任)などを歴任し、1999年定年退官。現役時代は、田畑の雑草の種分化についての生態遺伝学的研究のほかに、附属小学校の教師と共同で五感に働きかける理科授業や、生命の神秘を実感する社会人向けの理科講座などを実践。本書は、ライフワークとして中国や韓国の研究者と共同で取り組んできた、キツネノボタンやツユクサなど雑草の種分化の機構を遺伝学的・生態学的に解明する研究の現時点での成果をまとめたもの。よく目にする雑草の染色体から、彼らが日本の風土にどのように適応して生きてきたのかを明らかにするとともに、雑草がもたらす豊かな自然を概観する。主な著書、『日本人はなぜ科学ではなく理科を選んだのか』(築地書館)、『新しい教材生物の研究』(共著、講談社)、『生物観察ハンドブック』(共著、朝倉書店)、『鳥取砂丘の住人たち』(編著、富士書店)、『重信川の自然』(編著、創風社出版)、『地域社会に育ち・学び・生きる』(共著、多賀出版)など多数。






人気ブログランキングへ


本「徒然草 (ちくま学芸文庫)」兼好、島内裕子 校訂・訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
徒然草 (ちくま学芸文庫)
徒然草 (ちくま学芸文庫)

○著者: 兼好島内裕子 校訂・訳
○出版: 筑摩書房 (2010/4, 文庫 494ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4480092861
クチコミを見る



つれづれなるままに、、、
全244段(243段+序段、校訂原文→注→訳→評)、ゆらゆらとゆれながら(一本道ではない)。どうなんだろう?!、まっすぐに最短距離を進むことが、人生における、必ずしも「近道で正しいことだ!」とは、まぁそうなんだろうけれど、あえていちいち否定することをしないのだけれど、ぼくにはどうしてもストンと落ちない、承服しかねる。まわり道したって、遠まわりしたって(もちろん後悔したって)いいじゃない♪


≪目次: ≫
はじめに
凡例

徒然草』 序段/第一段〜第二四三段

徒然草を生きた人々(響映する徒然草/四天王寺の鐘の音/歌曲になった徒然草/世界の中の徒然草/徒然草を生きるということ)
解説 島内裕子(兼好の人生と徒然草/徒然草の流布とイメージの変貌/徒然草を読むために/徒然草の達成と現代)二〇一〇年二月十五日

※本書は「ちくま学芸文庫」のために新たに書き下ろされたものです。


≪著者: ≫ 兼好 (けんこう) 1283年頃-1352年頃。鎌倉時代末期から南北朝にかけての激動期を生きた文学者。神道の家柄である卜部家の出身。若き日に後二条天皇に仕えたが、三十歳頃までに出家。無常の認識と人生の生き方を、とらわれのない目で綴った『徒然草』は、日本文学史上屈指の名品。また、歌人としても活動して、「和歌四天王」の名声を博す。晩年は、古典の書写にも名筆を揮った。

[校訂・訳者] 島内裕子 (しまうち・ゆうこ) 1953年生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。同大学院修了。博士(文学)。放送大学教授。著書に『徒然草の変貌』(ぺりかん社)、『徒然草の内景』『徒然草の遠景』(放送大学教育振興会)、『兼好』(ミネルヴァ書房)、『徒然草をどう読むか』(左右社)、『徒然草文化圏の生成と展開』(笠間書院)、『美しい時間――ショパン・ローランサン・吉田健一』(書肆季節社)ほか多数。

島内裕子 『徒然草をどう読むか』(放送大学叢書、左右社、2009年) '10/03/29





人気ブログランキングへ


本「すぐに役立つ はじめてのドイツ語 (NHK CDブック)」関口一郎5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
本「すぐに役立つ はじめてのドイツ語」関口一郎
すぐに役立つ はじめてのドイツ語 (NHK CDブック)

○著者: 関口一郎
○出版: 日本放送出版協会 (1992/2, 単行本 150ページ)
○価格: 3,262円 (品切れ)
○ISBN: 978-4140392003
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



そう、記憶力について。
加齢(老化)にともう「記憶力の減退」に同意を求められて(なにげない会話のなかで)、ついつい「年齢を重ねることによって記憶力の使い方というか、記憶力にたいして、みずからが求めるところが、周囲から求められることが、ずいぶん変わってきた」などと力説して反論するには、明確に記憶力の減退を意識している、ハッキリと自覚がある。記憶力の減退を認知するか否かは、ともかくのこととして。
ドイツ語をはじめて、いちおう全15回の講義「ドイツ語入門」をひととおり終了して、二巡目に着手して(並行して英文法と日本語学!?)。もっとも、一巡目を、とにかく一度最後まで終わらせることを主目的として、理解を二の次として。ぼくのなかでは、すでに若くないぼくの語学学習の目的は、そのひとつには単位取得があることを意識しながら、ドイツ語で書かれた文献を原語で読みたい!、であり、まぁ、そう考えるには、分かるまで、分からない理解できないことを前提として、分かるまでくりかえしくりかえし、とにかく分かるまでくりかえしくりかえし、分かるまでくりかえしくりかえし、、、日常的に使用されている言語であり、廃れることなく現在も使われている言語であること考えるには、まぁなんとかなるだろう、あの手この手と頭も使って、時間と労力を惜しまなければ、いずれやがて


≪目次: ≫
はじめに (1992年2月 関口一郎)
本書の使い方 (発音と「カタカナ表記」、付属のCDについて/キーセンテンスとその応用/応用対話例/単語と応用表現のコーナー/文法のまとめ)

1 文字と発音/2 あいさつの表現/3 自己紹介/4 飲食の好み/5 レストランで(1)/6 レストランで(2)/7 ワインとビール/8 趣味を語る/9 道をたずねる/10 持ち物と品定め/11 買い物/12 お金の表現/13 鉄道の旅/14 ホテルで/15 質問と申し出/16 郵便/17 体験を語る/18 経歴を語る/19 待ち合わせの約束/20 自動車/21 入場券を買う/22 芸術について語る/23 観光地で/24 写真を撮る/25 天気の話/26 からだの具合/27 招待(1)/28 招待(2)

文法のまとめ
-1 人称(人称代名詞/2人称親称のduとihr)/-2 動詞の現在人称変化(規則動詞の現在人称変化/seinとhaben/seinの基本的な意味/habenの基本的な意味/fahren型の不規則動詞/sprechenの不規則動詞/その他の不規則な動詞/werdenの3つの用法)/-3 命令・願望の表現(Sieに対して/duに対して)/-4 分離動詞/-5 語法の助動詞(話法の助動詞の現在人称変化/助動詞の構文/話法の助動詞の独立用法/未来・推量の助動詞 werden/使役の助動詞 lassen/「〜がほしい」「…したい」のmöchte[n])/-6 動詞の3基本形(規則動詞/不規則動詞1/不規則動詞2/分離動詞の過去分詞/過去分詞にge-のつかない動詞/重要な不規則動詞)/-7 現在完了形(現在完了形の基本構文/haben支配とsein支配/過去完了形)/-8 過去形(過去形の人称変化)/-9 受動文(状態受動)/-10 再帰動詞(再帰代名詞/再帰動詞)/-11 非人称動詞/-12 zu不定句(zu不定句のいくつかの用法)/-13 接続法
-1 名詞の性格と冠詞(名詞の性と冠詞/名詞の「格」)/-2 冠詞の用法と格変化(定冠詞・dieser型の格変化/定冠詞/dieserなど/不定冠詞・否定冠詞/所有冠詞)/-3 名詞の複数形(同尾式、e式/er式/n式、s式/s式/n式、s式以外/student型の名詞(男性弱変化名詞))/-4 人称代名詞の格変化/-5 指示代名詞の不定代名詞(指示代名詞/不定代名詞/man)/-6 関係代名詞(定関係代名詞/関係副詞のwo/不定関係代名詞のwasとwer)/-7 形容詞と副詞/-8 形容詞の格変化/-9 形容詞の比較変化(最高級の用法)/-10 形容詞の名詞化(形容詞の中性名詞化)
-1 動詞と文の語順(定形(定動詞)と不定形/定形2位の原則)/-2 疑問文の語順(Ja/neinで答える疑問文は定形1位/疑問詞のついた疑問文)/-3 副文と接続詞(並列の接続詞/副文と従属の接続詞)/-4 前置詞(3格支配の前置詞/4格支配の前置詞/3・4格支配の前置詞/前置詞と定冠詞の融合形)
duを使う会話(海外旅行/ドイツ語研修/ドイツ留学/仕事でのドイツ滞在/duとihrを主語とした動詞の基本的人称変化)
数/年号/月/季節/曜日


≪著者: ≫ 関口一郎 (せきぐち いちろう, 1946-2001) 1946年 長野県茅野市に生まれる。上智大学卒業。早稲田大学大学院博士課程修了。1976〜78年 アーヘン大学に留学。慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパス 総合政策学部(言語コミュニケーション研究所)教授。著書「マイスター・ドイツ語コース」(全3巻〈文法〉〈表現〉〈語法〉、大修館書店)、「慶應湘南藤沢キャンパス・外国語教育への挑戦」(三修社)、「役に立つドイツ語会話」(三修社)、「ドイツ語表現ハンドブック」(白水社)、ほか。

関口存男、関口一郎改訂 『関口・新ドイツ語の基礎  Bausteine der deutchen Sprache (復刻版・CD付)』(三修社、2008年) '10/05/03





人気ブログランキングへ



本「歴史〈下〉 Herodotus, HISTORIAE (ワイド版岩波文庫296)」ヘロドトス、松平千秋 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
歴史〈下〉 (ワイド版岩波文庫)
歴史〈下〉 Herodotus, HISTORIAE (ワイド版岩波文庫296)

○著者: ヘロドトス松平千秋
○出版: 岩波書店 (2008/4, 単行本 519ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4000072960
クチコミを見る







マタマタマタマタマタカキエナイ♪(トホホホホ)

再度のふたたびギリシア侵入を企てギリシアにおしよせた新王クセルクセス率いる大遠征軍と、これを迎え撃つギリシア軍は激しい戦いを展開する。テルモピュライの戦いサラミスの海戦など、のちの人々の語りぐさとなった両者攻防の激戦があますところなく語られる。 (全三冊完結)

≪著者: ≫ ヘロドトス (Ἡρόδοτος, Herodotus, 前484ごろ-430以後)
[訳者] 松平千秋 (まつだいら・ちあき, 1915-2006)


≪目次: ≫
『歴史』(ἱστορίαι, historiae) 〈下〉
 巻七 ポリュムニアの巻
 巻八 ウラニアの巻
 巻九 カリオペの巻

訳注

≪詳細目次(巻七〜巻九): ≫
巻七    クセルクセスのギリシア遠征 巻七.1-巻八.129/ダレイオス、遠征準備中に死す 1-4/クセルセスの遠征準備 5-25/重臣会議――アルタバノスの諫止と夢見 5-19/アトスにおける運河開鑿等のこと 20-25/遠征軍の出発――発進よりサルディスを経てヘレスポントスに至る 26-53/ヘレスポントス渡洋からドリスコスに至る――全軍の点呼――海陸両軍の部隊別記述 54-100/クセルクセスとデマラトスの会話――トラキア、マケドニアを経てテルメに至る 101-127/クセルクセス、ペネイオス河口を視察 128-130/ギリシア側の抗戦準備 131-170/クセルクセス軍、テッサリアを進撃 171-200/テルモピュライの戦い 201-239
巻八    アルテミシオンの海戦 1-22/ペルシア陸上軍の進撃――アテナイ占領に至る 23-55/サラミスの海戦 56-96/クセルクセスの退却 97-129/マルドニオスによるギリシア本土作戦 巻八.130-巻九.98/ギリシア水軍の準備態勢――マルドニオスの対アテナイ交渉 130-144
巻九    マルドニオス、アッティカ侵入後ボイオティアに引き返す 1-18/プラタイアの戦い 19-98/ペルシア艦隊の全滅――イオニアの解放およびその後の事件 99-122/ミュカレの戦い 99-107/クセルクセスの邪恋 108-113/ギリシア軍によるセストス攻略 114-121/キュロスの訓戒 122

解説 (昭和四十七年一月記 松平千秋)
索引

ヘロドトス 『歴史〈中〉 HISTORIAE』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2008年) '10/05/06
ヘロドトス 『歴史〈上〉 HISTORIAE』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2008年) '10/04/28
ソポクレス 『オイディプス王』(藤沢令夫訳、ワイド版岩波文庫、2009年) '09/12/16
ホメロス 『イリアス〈下〉 ILIAS』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2004年) '09/10/23
ホメロス 『イリアス〈上〉 ILIAS』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2004年) '09/10/19
ホメロス 『オデュッセイア〈下〉 ODYSSEIA』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2001年) '09/10/04
ホメロス 『オデュッセイア〈上〉 ODYSSEIA』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2001年) '09/10/02
プラトン 『パイドロス ΦΑΙΔΡΟΣ』(藤沢令夫訳、岩波文庫、1967年) '09/04/27





人気ブログランキングへ


本「哲学・航海日誌 供(中公文庫)」野矢茂樹5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)
哲学・航海日誌  (中公文庫)

○著者: 野矢茂樹
○出版: 中央公論新社 (2010/3, 文庫 259ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4122053007
クチコミを見る



他者を、自らの意思によって自由に行為する他者を、他者の行為を、理解


野矢茂樹 『哲学・航海日誌 』(中公文庫、2010年)

≪目次: ≫
行為の意味    20 行為のアポリア/21 身体と環境/22 意図の在りか/23 行為の構造/24 理解と裁き/25 殺害時刻問題/26 行為における身体/27 行為する他者
他者の言葉    28 コミュニケーションという行為/29 グライスのパラドクス/30 根元的解釈/31 デイヴィドソンの「墓碑銘」/32 意味と使用/33 常識という神話/34 解釈かゲームか/35 言語ゲーム間コミュニケーション

文献
文庫版のあとがき (二〇一〇年二月 野矢茂樹)
解説――二人称の哲学 下條信輔(カリフォルニア工科大学教授)
索引

※『哲学・航海日誌』1999年4月 春秋社刊 文庫化にあたり、二分冊としました。


≪著者: ≫ 野矢茂樹 (のや しげき) 1954年(昭和29年)、東京に生まれる。1985年、東京大学大学院博士課程修了。北海道大学文学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学。著書に、『論理学』(東京大学出版会)、『心と他者』(勁草書房)、『大森荘蔵――哲学の見本』(講談社)、『哲学の謎』『無限論の教室』(講談社現代新書)、『論理トレーニング』(産業図書)、『無限論の教室』(講談社現代新書)、『はじめて考えるときのように』(PHP文庫)、『論理トレーニング』『論理トレーニング101題』(産業図書)、『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』(哲学書房/ちくま学芸文庫)、『ここにないもの』(大和書房)、『同一性・変化・時間』(哲学書房)、『入門!論理学』(中公新書)がある。

野矢茂樹 『哲学・航海日誌 』(中公文庫、2010年) '10/05/12
野矢茂樹 『入門!論理学』(中公新書、2006年) '10/02/02
ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考  Ludwig Wittgenstein: “Tractatus Logico-Philosophicus”1921.』(野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年) '10/01/31
ロバート・フォグリン 『理性はどうしたって綱渡りです  Robert Fogelin: “Walking the Tightrope of Reason: The Precarious Life of a Rational Animal”2003.』(野矢茂樹/村上祐子/塩谷賢訳、春秋社、2005年) '10/01/30
野矢茂樹 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(ちくま学芸文庫、2006年) '10/01/22





人気ブログランキングへ


本「貧しき人々  Ф. М. Достоевский: “Бедные люди” 1846. (光文社古典新訳文庫)」ドストエフスキー、安岡治子 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
貧しき人々 (光文社古典新訳文庫)
貧しき人々  Фёдор Михайлович Достоевский: “Бедные люди” 1846. (光文社古典新訳文庫)

○著者: フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー安岡治子
○出版: 光文社 (2010/4, 文庫 334ページ)
○価格: 720ページ
○ISBN: 978-4334752033
クチコミを見る



そう、「お金ですよ、大事なのはお金です。 (P.274)」、大事じゃないことはない。大事じゃないとは言いえない。大事だけど、イチバンではない、それだけではチト、なんだろうか?!、それこそ、貧しい?!!?
お金のことについては、ぼく自身もいろいろ考える、考えさせられる。そりゃ、あった方がいい、たくさんあった方がいい、あって困ることはない(だろう、そうかなぁ、どうかなぁ、どうなんだろう??)。なくて困るか??!、ホントになにもなくなったら、お金がまったく手元になかったら、たしかに途方に暮れるだろうけれど、一方では、なければないでなんとかなるかも!?、などと思わないものでもない(なるようになる、なるようにしかならない、ならないようにはならない)。
ない袖は振れない。じゃぁ、ないなら袖を振らなければいい(ぼくがみんなと同じである必要はない、いわゆる社会イッパンの要求みたいなものに応えなくてもいいんじゃないかなぁ)。袖があるから、ある袖は、ある意味では振るために袖は存在していて、振ることを前提とした袖を、持ちえるものだから、そりゃやっぱり、袖を振るのはカッコイイし気持ち好い(羨望のまなざしを浴びて)ものだろうから


≪目次: ≫
訳者まえがき

貧しき人々』“Бедные люди” 1846.

解説  安岡 治子
ドストエフスキー年譜
訳者あとがき


≪著者: ≫ フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー Фёдор Миха́йлович Достое́вский [1821-1881] ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた。

[訳者] 安岡治子 Yasuoka Haruko 1956年生まれ。東京大学大学院教授。主な訳書に『マリヤのための金』『マチョーラとの別れ』(ラスプーチン)、『酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』(エロフェーエフ)、『デルス・ウザラ』(アルセニエフ)、『地下室の手記』(ドストエフスキー)。共訳に『フョードロフ伝』(セミョーノヴァ)、『チェゲムのサンドロおじさん』(イスカンデル)。共著に『新版 ロシア文学案内』、『岩波講座 文学8・超越性の文学』などがある。

ドストエフスキー 『地下室の手記  Записки из подполья, 1864.』(安岡治子訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '08/08/16





人気ブログランキングへ


本「哲学・航海日誌 機(中公文庫)」野矢茂樹5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)
哲学・航海日誌  (中公文庫)

○著者: 野矢茂樹
○出版: 中央公論新社 (2010/3, 文庫 253ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4122052994
クチコミを見る



「他人(ひと、相手、わたし)の痛み」が分からない人、とは、ぼくは何回か面と向かってハッキリと言われたことがあって。否定できない、まったく否定できなかった。そう、分からない、分からなかった、いまでも分からない、どう考えても分かりえない(だろうと思う)。もっとも、どうなんだろう?!、言葉をそのまま額面通りにだけ、ただただ額面通りに捉えてしまって、果たしてそれでいいのだろうか??!(まずはキチンと正面から受け止める、受け容れることをしなければならないということに異論はない)
個人的なことを言うならば、私はあまり他者が好きではないし得意でもない。ウィトゲンシュタインは不意打ちが嫌いだったというようなことを読んだ覚えがあるが、その点に関してぐらいは、私もウィトゲンシュタインに似ているかもしれない。私も不意打ちは嫌いというか苦手であり、他者はまさに私に不意打ちを食わせるのである。だからといって他者を排除して独我論に立つ気にはならない。私にとっての他者は、確かに私の周りにごろごろいる。それは、なんだか分からないくせに圧倒的なリアリティで私の前に立つ。彼らは私と同じものを見ているのだろうが、まったく違うものを見ているとも言いたくなる。彼らは私と同じ世界に住んでいるのだろうが、まったく違う世界に住んでいるとも言いたくなる。なんなんだ、こいつは、と私は思う。これが、他者を巡る哲学的考察の、私の非哲学的な出発点である。  (P.堯嵎幻鉾任里泙┐き」)



≪目次: ≫
文庫版のまえがき
他我問題    1 他者という謎/2 「他人の痛み」の意味/3 大森荘蔵の「他我の意味制作」論/4 フッサールの「他我構成」と大森の「意味制作」/5 「自我から他我へ」という袋小路/6 逆転スペクトルの懐疑/7 無痛人間の「痛み」理解/8 世界の眺め/9 感覚と知覚/10 身体の人称性/11 知覚因果説の誤り
規範の他者    12 「意味」という幻想/13 クリプキの誤謬/14 根元的規約主義/15 論理の作成/16 言語ゲームと他者/17 アスペクト論/18 反転する世界/19 自己知の謎

文献
索引

※『哲学・航海日誌』1999年4月、春秋社刊 文庫化にあたり、二分冊としました。


≪著者: ≫ 野矢茂樹 (のや しげき) 1954年(昭和29年)、東京に生まれる。1985年、東京大学大学院博士課程修了。北海道大学文学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。教養学部助教授。専攻は哲学。著書に、『論理学』(東京大学出版会)、『心と他者』(勁草書房)、『大森荘蔵――哲学の見本』(講談社)、『哲学の謎』『無限論の教室』(講談社現代新書)、『論理トレーニング』(産業図書)、『無限論の教室』(講談社現代新書)、『はじめて考えるときのように』(PHP文庫)、『論理トレーニング』『論理トレーニング101題』(産業図書)、『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』(哲学書房/ちくま学芸文庫)、『ここにないもの』(大和書房)、『同一性・変化・時間』(哲学書房)、『入門!論理学』(中公新書)がある。

野矢茂樹 『入門!論理学』(中公新書、2006年) '10/02/02
ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考  Ludwig Wittgenstein: “Tractatus Logico-Philosophicus”1921.』(野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年) '10/01/31
ロバート・フォグリン 『理性はどうしたって綱渡りです  Robert Fogelin: “Walking the Tightrope of Reason: The Precarious Life of a Rational Animal”2003.』(野矢茂樹/村上祐子/塩谷賢訳、春秋社、2005年) '10/01/30
野矢茂樹 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(ちくま学芸文庫、2006年) '10/01/22





人気ブログランキングへ


本「新・民法(財産法)入門  ここから読む・こう覚える」竹永亮5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
新・民法(財産法)入門―ここから読む・こう覚える
新・民法(財産法)入門 ここから読む・こう覚える

○著者: 竹永亮
○出版: 同友館 (2009/4, 単行本 278ページ)
○価格: 2,940円
○ISBN: 978-4496045189
クチコミを見る



目的を、試験・検定の対策とする、ではなくして。
ところで、「公法」と「私法」の比較が図表に説かれる(P.9)。その指導原理として、「私法」に「自由と平等」、「公法」には「支配と服従」♪♪
手放しに「自由と平等」をたたえる気はない、そんなにカンタンでタンジュンなものでもないだろう。もちろん「自由と平等」は担保されるべきであることに何らの疑いもない。トウゼンに認められてしかるべきであろう、認められなくてはならない。じゃぁ、なにゆえに、そんなアタリマエの権利(と言ってしまっていいのだろうか?!)を、わざわざ明文化(法定)しなければならないのか。アタリマエのコンコンチキ?!だったら、わざわざ明文化する必要はない、んじゃないのかなぁ♨


≪目次: ≫
はしがき (2009年3月 株式会社経営教育総合研究所 竹永 亮)
PART1 民法とは何か
1 ビジネス法務の学び方(ビジネス法務の勉強をはじめよう/ビジネス法務を学ぶうえでの6つのポイント)/2 民法の全体像を見渡す(民法とは何か/法の分類と民法の位置づけ/法源とは何か/民法典の体系/民法の基本原則/私権と公権/私権の分類/人の行為/法律関係)/3 物件と債権はどう違うか(物権/債権/契約/物権と債権)
PART2 民法総則には基本事項が満載
1 通則で民法の原則を押さえる(民法総則/権利を行使するときの原則)/2 権利の主体と客体を確認する(権利の主体と客体/人(自然人)/法人/物)/3 法律行為とは何か(法律行為総則/意思表示/意思表示の効力発生/無効と取消し/意思と表示の不一致/瑕疵ある意思表示/代理/条件および期限)/4 期間はちょっとだけ読む(期間)/5 時効という概念を理解する(時効/取得時効/消滅時効)
PART3 物件は担保物件を中心に学ぶ
1 物権総則で物権の基礎を押さえる(物権/物権の種類/物権の設定と移転/物権の効力/物権の消滅)/2 占有権という不思議な権利を理解する(占有権の取得/占有権の効力/占有権の消滅/準占有)/3 所有権は最強の物権である(所有権の範囲/所有権の取得/共同所有)/4 用益物権は軽く眺める(用益物権)/5 担保物権はじっくり学ぶ(担保物権/担保物権の効力/留置権/先取特権/質権/抵当権/非典型担保)
PART4 物件総論はすべてが重要
1 債権とは何か(債権と債務/債権の発生事由/給付・弁済・履行/民法における債権法の規定)/2 債権の目的・種類を知る(債権の目的/債権の種類/種類債権の特定(集中)/選択債権)/3 債権の効力は債務不履行がポイント(債権の効力/債務不履行/債務不履行に基づく損害賠償請求/債権の対外的効力)/4 当事者が多数いる場合の債権債務関係はどうなるか(多数当事者の債権債務関係/分割債権債務関係/不可分債権債務関係/連帯債務/保証債務)/5 債権はどのようにして譲渡されるか(債権の譲渡と引受け/指名債権の譲渡/証券的債権の譲渡/債務引受け)/6 債権は弁済以外にの要因によっても消滅する(債権の消滅要因/弁済/相殺/更改・免除・混同)
PART5 債権各論は売買契約を中心に学ぶ
1 契約の基本を押さえる(契約の成立/契約の効力/契約の解除)/2 契約各則は売買契約を中心に学ぶ(売買/消費契約/賃貸借/請負/委任/寄託/その他の契約)/3 その他の債権発生事由も見逃さない(その他の債権発生事由/事務管理/不当利得/不法行為)

巻末付録(過去問題の抜粋)
中小企業診断士第1次試験 経営労務/ビジネス実務法務検定試験3級・2級
索引


≪著者: ≫ 竹永 亮 (たけなが まこと) TBC受験研究会主任講師、株式会社経営教育総合研究所取締役主任研究員。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科委嘱講師。中小企業診断士。経営学修士(MBA)。法人向け企業大学設立コンサルティングを中心に活動。TBC受験研究会竹永塾を主宰、多数の中小企業診断士輩出に貢献。『中小企業診断士 新ストレート合格法』(同友館)、『経営法務クイックマスター』(同友館)、『新・会社法入門 ここから読む・こう覚える』(同友館)、『CTM理論で変わるマーケティング・スタイル』(創己塾出版)、『マネジメント能力測定試験』(スバル舎)等、執筆・著作多数。

山野目章夫/横山美夏/山下純司 『ひとりで学ぶ民法 Do iti Yourself! Exercise of Civil Law』(有斐閣、2008年) '10/05/02
神田将 『図解による 民法のしくみ 改訂4版』(図解による・しくみシリーズ、自由国民社、2009年) '10/04/25
小河原寧 『民事再生法 通常再生編』(商事法務、2009年) '10/04/23
小笹勝章 『ガイドブック 民事再生法』(法学書院、2009年) '10/04/22
大門則亮 『図解で早わかり 契約のしくみ』(三修社、2008年) '10/04/19
千葉博 『図解 法律のしくみと手続きがわかる事典 改正法対応』(三修社、2009年) '10/04/19
伊藤真 『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー、2005年) '10/04/17
伊藤真 『中高生のための憲法教室』(岩波ジュニア新書、2009年) '10/04/15
三木邦裕 『よくわかる土地建物の法律 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/04/11
千賀修一 『図解 土地建物の法律がわかる事典』(三修社、2009年) '10/04/08
海老沼利幸 『図解で早わかり 土地建物の法律』(三修社、2008年) '10/04/07
三木邦裕 『図解 土地建物の法律 第2版』(ナツメ社、2005年) '10/04/05
千葉博 『常識としての民法』(ナツメ社、2005年) '10/04/02
鎌野邦樹 『民法 改訂新版』(図解雑学、ナツメ社、2005年) '10/03/31
三木邦裕/豊田啓盟 『六法 第二版』(図解雑学、ナツメ社、2007年) '10/03/30





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈7〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/3, 文庫 495ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122025660
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



「成程、物語に心を奪われる人の気働きとはこのようなものか」と、私は思う。
人は、人の話を聞くのではない。人の面(おもて)に書かれた物語を読み取って、それで各自(おのがじし)の得るべき話として作り直すのだ。  (P.142)
「思いこみ」などと言ってみていいのだろうか。「思いこみ」が歴然と存在していて、人が往々にして「思いこみ」に大きく左右されること。そう、ぼく自身も相手のことを(ひとり勝手に)思いこみ、ぼく自身はまた相手に(相手の好き勝手に)思いこまれる。思いこみは、意識レヴェルのものだから、よくもわるくも、ダメともイイとも言いえるものでもなく、正しいか間違っているかどうか??、思うに、思いこむ(思いこまれる)には、それなりのなにかがなければそのキッカケをえないものであり、本人の意識無意識にかかわらず、さらには、本人にだって意識できていない、自分ことでみずからが分かっていないことは、どうなんだろ、少なくないような気がしている。


源氏物語をただの王朝美学の話ではなく、日本にあまりない、きちんと書きこんだ人間の物語にしたかった。だから僕は『赤と黒』のスタンダールでやろうと思った。(胡蝶/螢/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈7〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 7
24 胡蝶(こちょう)  Après la fête des fleurs, réveil douloureux dans l'obscurité de la nuit. 夜に目覚める 花の果て
25 (ほたる)  Sous la lueur des lucioles, quelle vérité? 照らし出すのは誰の真実?
26 常夏(とこなつ)  Deux pères inquiets, ah! leurs filles en été. 男心を騒がせて ああ 娘達の夏
27 篝火(かがりび)  Les soucis de l'été, s'éteignent avec les étincelles des torchères. 思いの夏は 火の粉と共に
28 野分(のわき)  Bourrasque d'un typhon, le store soulevé découvre deux visages embarrassés. 風に戸惑う 素顔と素顔
29 行幸(みゆき)  Allez! vole de tes propres ailes! さァ 自身の足で歩きなさい
30 藤袴(ふじばかま) Une femme seule. Dans la brume de l'automne. 女は一人 霧の中


※『窯変 源氏物語』7 一九九一年一一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「戦後世界経済史 自由と平等の視点から (中公新書2000)」猪木武徳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)
戦後世界経済史 自由と平等の視点から (中公新書2000)

○著者: 猪木武徳
○価格: 中央公論新社 (2009/5, 新書 406ページ)
○価格: 987円
○ISBN: 978-4121020000
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



世の中が、ある意味ある部分(小さくない部分)では「まとも」すぎるほどに「まとも」な方向に進んでいるような印象を、最近つよくいだいていて、、、もっとも、「まとも」な世の中は、ただただ「まとも」なのであって、「まとも」に面白味や想定外のハプニングが起こる可能性は低い。あんまり「まとも」とはいえないような、安定していない不安なくらいの状態の方が、むしろ、なにが起こっても不思議はないような可能性を、あくまでも可能性ではあるが、その善悪(好悪)を問わずして、可能性みたいなものは多分に秘めていたりするのかもしれない。
ところで、「フォードのモデルTが開発されたのは1908年であったし、ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功したのも20世紀初頭の1903年であった(P.52)」「電信電話の発明と実用化は19世紀であるが、その普及は20世紀初頭からであり、通信に関する基礎的な革新も20世紀の初頭であった(P.52)」「20世紀は交通や通信手段の発達によって、生活のスピード感が格段に変化した世紀でもあった(P.52)」
ぼく(たち)は、アタリマエのように便利で快適な生活を享受している。すでに生まれたときから、便利で快適な生活をアタリマエのものとして


≪目次: ≫
はしがき
第一章 あらまし    第1節 五つの視点(市場の浸透と公共部門の拡大/グローバリゼーションと米国の時代/所得分配の不平等/グローバル・ガヴァナンス/市場の「設計」と信頼)/第2節 不足と過剰の六〇年(生活と意識/技術力と豊かさ/公共精神の過剰から不足へ/アジアの興隆/人口・エネルギー・技術の変化/人口の増大、高齢化そして少子化/資源と食糧/エネルギーの転換/科学の発展と技術革新)
第二章 復興と冷戦    第1節 新しい秩序の模索(終戦と復興/モルゲンソー・プラン/マーシャル・プランの意味/マーシャル・プランの効果/貿易の枠組みと国際通貨体制)/第2節 ソ連の農業と科学技術(スプートニク・ショック)/第3節 通貨改革と「経済の奇跡」(通貨改革/ドイツの分断/マルクの切り上げ)
第三章 混合経済の成長過程    第1節 日米の経済競争(鉄鋼業の場合/自動車産業をモデルとする労使関係/「デトロイト条約」から「ワシントン・コンセンサス」へ)/第2節 雇用法とケインズ政策(基軸通貨国の責任/米国のインフレーション/「偉大な社会」/貧困との戦争/ベトナム戦争の経済的帰結)/第3節 欧州経済の多様性(英国/フランス/イタリア/ヨーロッパ共同市場の形成/スウェーデン)
第四章 発展と停滞    第1節 東アジアのダイナミズム(中国へのソ連型計画手法の導入/大躍進政策/文化大革命と中国経済/東アジアの土地改革/香港とシンガポール)/第2節 社会主義経済の苦闘(戦後の混乱と共産化/ポーランドとカトリック教会/ハンガリーの改革/チェコスロヴァキア/ユーゴスラヴィアの独自の道/共通の致命的欠陥)/第3節 ラテンの中進国(ブラジル/アルゼンチン/メキシコ)/第4節 脱植民地化(decolonization)とアフリカの離陸(インド・パキスタン/英国とアメリカ/英国の政策/フランス領の場合)
第五章 転換    第1節 石油危機と農業の停滞(基軸通貨国のインフレーション/石油危機/東側経済への影響/生産性の低下とスタグフレーション/食糧問題の顕在化/途上国の農業の停滞)/第2節 失業を伴う均衡(失業率の上昇/インフレーションとの闘い/ヨーロッパの技術革新力の低下/女性の社会参画)/第3節 「東アジアの奇跡」(アジアNIEsとASEAN/政府か市場か/NIEsの貿易/ASEANの輸出振興/日本の直接投資/輸出志向工業化/クルーグマンの誤り?/成長と不平等/アジアの社会主義国/ベトナム/北朝鮮)/第4節 新自由主義と「ワシントン・コンセンサス」(規制緩和/民営化の進展/財政支出削減と税制改革/製造業における米国の地位低下)
第六章 破綻    第1節 国際金融市場での「破裂」(累積債務危機の構図/ラテン四ヵ国/IMFへの批判/アジアの通貨危機)/第2節 社会主義経済の帰結(ドイツの混乱/移行過程の困難)/第3節 経済統合とグローバリズム(経済の「ボーダレス化」の進行/ヨーロッパの統合/共通通貨「ユーロ」の導入/憲法のない国家/アジアの地域統合/環境のグローバル化)/第4節 バブルの破裂
むすびにかえて    自由と平等/人的資本の役割/エートスの問題
謝辞
参考文献
人名索引/事項索引


≪著者: ≫ 猪木武徳 (いのき・たけのり) 1945年滋賀県生まれ。京都大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。大阪大学教授、国際日本文化研究センター教授等を経て、同センター所長。1987年に『経済思想』(岩波書店)で日経経済図書文化賞、サントリー学芸賞、2002年に『自由と秩序』で読売・吉野作造賞、2004年に『文芸にあらわれた日本の近代』で桑原武夫学芸賞を受賞。著書『日本の近代7 経済成長の果実』(中央公論新社、2000年)、『大学の反省』(NTT出版、2009年)他多数。

ジョージ・フリードマン 『100年予測 世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図  George Friedman: “The Next 100 Years: A Forecast for the 21st Century”, Doubleday, 2009.』(櫻井祐子訳、早川書房、2009年) '10/04/30





人気ブログランキングへ


本「鳥脳力 小さな頭に秘められた驚異の能力 (DOJIN選書032)」渡辺茂5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
鳥脳力―小さな頭に秘められた驚異の能力(DOJIN選書32)
鳥脳力 小さな頭に秘められた驚異の能力 (DOJIN選書032)

○著者: 渡辺茂
○出版: 化学同人 (2010/4, 単行本 232ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4759813326
クチコミを見る



タイトル「ちょうのうちょく」は、鳥の脳(鳥脳)の力♪
研究(心理学、実験)の対象としてのハト(鳥)、ネズミやマウスではなく。ネズミ(マウス)が嗅覚優位であるのにたいして、視覚優位であり色覚をもつハト。


≪目次: ≫
まえがき――鳥脳に挑む    なぜ心理学者が動物の研究をするのか/モデル動物から行動の多様性へ/鳥脳の魅力
第1章 鳥――絶滅しなかった恐竜    一 始祖鳥の発見とその後の鳥たち(始祖鳥から遼寧鳥へ/現代鳥への系譜)/二 始祖鳥以前の話(鳥の祖先/現代鳥へ)/三 羽は見せるためのものか、飛ぶためのものか(始祖鳥は飛んだか/羽根はなんのためにあるのか)/四 恐竜を復元するには
第2章 鳥脳とはなにか    一 鳥脳と哺乳類脳――どこが似ているか(大脳が大きい)/二 これが鳥脳の謎だ! その1――DVRとはなにか(鳥脳の特徴/中脳が発達することの利点/鳥脳はなぜ中脳が発達したか)/三 これが鳥脳の謎だ! その2――鳥型視覚脳(鳥の視覚システム/視覚認知に重要な部位)/四 なぜ鳥脳は誤解されたのか
第3章 鳥脳はものを憶えられないか    一 生まれてすぐの経験と親子の絆/二 刻印づけによる自種認知(自種に対する愛着は生得的か/記憶形成の脳内部位)/三 短い記憶と長い記憶(ハトは一〇秒過ぎれば忘れる?/餌の位置の記憶/二年近く記憶できるハト)/四 長期空間記憶と海馬(脳細胞は新生する/海馬損傷と空間記憶の関係/海馬の役割)/五 過去への心的時間旅行――鳥の思い出(記憶の種類/カケスのエピソード記憶/鳥にも思い出はあるか)/六 未来への心的時間旅行――朝食の支度をするカケス
第4章 道具をつくる鳥脳    一 道具を使う動物たち/二 道具使用の古典的実験(棒でスイッチを押すカラス/踏み台を使うハト)/三 ニューカレドニアカラスの道具使用と道具作成(木の枝を細工するカラス/針金を加工するカラスのベティ/学習・経験の可能性/ニューカレドニアカラスだけなのか)/四 なにが道具の作成に必要か
第5章 鳥脳のナヴィゲーション・システム    一 伝書鳩の歴史(伝書鳩の盛衰/伝書鳩の脳)/二 太陽コンパスによるナヴィゲーション/三 磁気ナヴィゲーション(時期弁別実験/磁気検出装置は体のどこにあるか/磁気感覚の本体)/四 視覚ナヴィゲーション・システム(帰巣航路の測定/GPSの利用/路線情報/夜間飛行とクラスターN)/五 鳥脳に地図はあるのか(聴覚地図/嗅覚地図/地図のための脳内機構)
第6章 鳥脳に「美」を教える    一 鳥脳を解放する(ハト脳の解放実験――コロンバン・シュミレーション/生物学的制約から解放できるか)/二 美の進化的基盤(美しさはなぜ好まれるか/動物たちの芸術活動)/三 絵画を見分けさせる(ハトにモネとピカソの絵を見分けさせる/弁別の手がかりはなにか/ゴッホとシャガールではどうか/水彩画とパステル画の区別/上手か下手かの判断)/四 鳥農は絵画を楽しむか/五 やはりヒトとは違う(ハト脳はバラバラになったチャーリー・ブラウンがわかる/二次元の刺激から三次元の世界を構成する)
第7章 鳥脳に「音楽」を教える    一 音楽の理解または弁別(バッハとストラヴィンスキーを聴き分ける/ブンチョウはバッハとシェーンベルクを聴き分ける/和音と不協和音が手がかり?)/二 鳥脳は音楽を楽しむか(ハトは音楽を楽しまない/ブンチョウはシェーンベルクが苦手?)/三 小鳥の歌は音楽か?――音楽の産出/四 音楽に合わせて踊るオウム
第9章 鳥脳に「論理」を教える    一 適応、合理、論理(鳥脳のコンコルド効果/ハトのカード分類作業)/二 鳥は人間の論理を理解するか(「AはAである」/「AはBである」と「AならばB」/推論/推移的推論/刺激等価性)
第9章 鳥脳に「言語」を教える    一 ハトどうしのコミュニケーション/二 鳥脳に音声言語を聞き分けさせる/三 鳥脳に英語を教える(オウムの言語能力/オウムのおしゃべりに意味はあるか)/四 鳥脳に文法はあるか(ジュウシマツとキンカチョウのもつ文法/鳥の文法、ヒトの文法/音声文法は学習するもの/文法の起源)
第10章 鳥脳に「自己」を教える    一 内部環境の認知/二 哺乳類は鏡のなかの自分がわかるか/三 鳥に鏡を見せる(ハトとカラスは自己像を認識できるか/鏡のなかの自分がわかるカササギ/鳥は鏡を好むか/鳥脳に鏡像認知を訓練する)/四 ハトにモニター自己像認知を訓練する
エピローグ 鳥脳への挑戦はつづく    
あとがき (二〇一〇年二月  渡辺 茂)
参考文献


≪著者: ≫ 渡辺 茂 (わたなべ しげる) 1948年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程修了。文学博士(心理学)。現在、慶応義塾大学文学部人間関係学系教授。専門は比較認知神経科学。著書に『ヒト型脳とハト型脳』(文藝春秋)、『ハトがわかればヒトがみえる』(共立出版)、『脳科学と心の進化』(共著、岩波書店)など多数ある。





人気ブログランキングへ


本「父という余分なもの サルに探る文明の起源」山極寿一5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
父という余分なもの―サルに探る文明の起源
父という余分なもの サルに探る文明の起源

○著者: 山極寿一
○出版: 新書館 (1997/8, 単行本 269ページ)
○価格: 2,100円
○ISBN: 978-4403230516
クチコミを見る




つまり、男が父親になるためにはまず女から持続的な配偶関係を結ぶ相手として選ばれ、次にその母親を通じて子どもたちから選ばれるという、二重の選択を経なければならないのである。どちらが欠けても父親にはなれない。出産・授乳という行為をもてない男にとって、自分の意思だけでは親になれないという宿命がある。 (P.18)




≪目次: ≫
プロローグ
父という余分なもの
    父親を内在する文化/サルに父親はいない/ゴリラに見る父親の起源/初期人類の父親像


直立歩行は舌から始まった
    舌の特別な能力/食事という社会交渉/味覚の推理能力/人類が立ち上がった理由/見つめ合う行為から生まれたもの
異国の女性が美人に見えるわけ    群れで旅する動物たち/霊長類の旅は個体単位/母系、父系で異なる旅/遊びがパスポート
同性愛はあるか    遊びと同性愛/マウンテンゴリラの観察事例/オスたちの相姦図/異性間交尾との比較/純粋に性的なもの/のぞき込み行動の意味/想像力による性の演出/ゴリラの動性愛と人類の同性愛


家族という複雑系
    変わりゆく進化論と世界観/進化と共生/多様性とホミニゼーション/アフリカ類人猿の共存関係/複雑な世界の認知/共食と家族
父系の二つの源流    父性社会の進化/果実食の世界/分類様式の類似と相違/性差に現れる社会関係/類人猿の社会と性/クモザルたちの不思議な性交渉/多様な性/二つの社会進化


ゴリラと暮らす
    受難の歴史/背中の威厳/竹の子の季節/最後の楽園/菜食主義者/遊動生活/密猟/ゴリラとの握手/オス同士の反発/アンクル・バート物語/オスの魅力と集団の盛衰/オスの一生――一人旅の宿命/メスの一生――集団から集団へ/子別れ/性の世界――誘惑の方法/嬰児殺し/子育てをする父親/父親と息子のきずな/配偶関係の確立


サルに探る文明の起源 [対話=三浦雅士(文芸評論家・新書館編集主幹)]
    サルとの出会い/ニホンザルのルーツを追って/ヒトとゴリラの距離は近い/ヒトとチンパンジーの混血は不可能か?/なぜゴリラを選んだか?/現代人と原人は共存していた/人類は熱帯雨林で進化した/サルにない人類の能力/人間の能力としてのシャーマニズム/食事とセックスの関係/ゴリラは食用/お尻がパスポート/異邦人に惹かれる/発情をかくす戦略/「愛」の起源/サルは自殺しないか?/チンパンジーの自我/母であり恋人であること/ゴリラのユーモア/言語の起源/なぜヒトは大人になっても遊ぶか?/集団催眠という文化

エピローグ
ゴリラがヒトを救うとき
    ヒトの窮地を理解/ヒトはゴリラかチンパンジーか

あとがき (一九九七年七月 山極 寿一)
初出一覧


≪著者: ≫ 山極 寿一 (やまぎわ じゅいち) 1952年生まれ。京都大学霊長類研究所助手(刊行当時。現在、京都大学大学院理学研究科教授、日本霊長類学会会長)。専門は霊長類学・人類学。アフリカのコンゴでゴリラと暮らし、屋久島にニホンザルを追い、一年の半分をヒト以外の霊長類と一緒に生活する。類人猿の観察から人類の起源を考察。いまもっとも刺激的な文明論を展開するサル学者。おもな著書に『家族の起源――父性の登場』『ゴリラとヒトの間』『ゴリラの森に暮らす』『サルはなにを食べてヒトになったか』など。監修したビデオに『ゴリラ――滅びゆく森の巨人』『森の王者マウンテンゴリラ』などがある。

山極寿一編 『ヒトはどのようにしてつくられたか』(シリーズ ヒトの科学、岩波書店、2007年) '10/05/03
山極寿一 『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』(NHKブックス、日本放送出版協会、2007年) '10/04/26





人気ブログランキングへ


本「明治期におけるドイツ医学の受容と普及 東京大学医学部外史」吉良枝郎5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
明治期におけるドイツ医学の受容と普及―東京大学医学部外史
明治期におけるドイツ医学の受容と普及 東京大学医学部外史

○著者: 吉良枝郎
○出版: 築地書館 (2010/3, 単行本 216ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4806713982
クチコミを見る



ぼくのなかでは「アリガタイハナシ」と崇め拝聴し奉る、理解や(場合によっては)内容の詳細を要求されない(してはいけない!?)、その行為自体に大きな意味がある、みたいな位置づけ(カテゴライズ)が、なんとなくハッキリとあったりする(ナンノコトヤラ♪)。
たとえば、ぼくはサラリーマン(給与所得者)として、会社という組織内における居場所を確保する(喪失しない、除外されない)ことに、どこかで明確に腐心している(意識している)。ときに(空気を読んで??!)、分かろうとしちゃいけない(ありえない、ゆるせない、受け容れられない!!?)、分からないままで詳細を問うことをしない(やっぱり、ありえない、ゆるせない、受け容れられない!??)、を、フツーに演じることは、そう、やっぱりぼくにはじょうずにできる自信がないなぁ、きっと、ド下手くそなんだろう、仕方がない、できる範囲で努力を怠るまい。
基礎的な理解能力に著しく劣ると自負しているぼくが、ただただ理解できない、理解する能力を持ちえていない、だけなんだろうというような可能性を一定のレヴェルで認知しつつ。


≪目次: ≫
1 序文
2 ミュルレル、ホフマンの着任   ミュルレルのみた東校/ドイツ人医学教師着任時の東校の学制
3 明治四、五年の医学校の変革   ドイツ式医学教育カリキュラムの導入/旧藤堂邸内東京医学校の改築
4 動き出したドイツ人医学教師   後続ドイツ人医学教師/動き出した医学教育課程/ドイツ人教師申報でみた当時の医学教育
5 当時の予科、本科医学生
6 医学校教育の拡大
   医学通学生制度の導入とその影響/各府県における医学校の設立
7 卒業生及び医学士の各府県立医学校への赴任   医学士の受け入れ/府県立医学校の甲乙二種への選別
8 府県立医学校の廃止と医学校の改編   高等中学校医学部、高等学校医学部そして医学専門学校に/高等中学校医学部の教員
9 県立医学校廃止後も各県に彼らは赴任した   医学校廃止の各県への影響/医学士の赴任(北海道/第二区の各県/第四区の各県/第一区の各県/第三区の各県/第五区)
10 医学士の赴任先は国内だけではなかった   日露戦争と医学士
11 医学校廃止後の県での医学士の活動成果
12 近代医学の国内への普及に貢献した医師達
13 おわりに

参考文献
人名索引


≪著者: ≫ 吉良枝郎 (きら しろう) 1930年生まれ。医学博士。専門は呼吸器内科。東京大学医学部医学科卒業。東大医学部第三内科研究生を経て、フルブライト交換学生として米国へ留学。その後、順天堂大学医学部助教授、自治医科大学教授、順天堂大学医学部教授、日本胸部疾患学会会長、APSR(Asian Pacific Society of Respirology)会長、順天堂大学医学部長、学校法人順天堂理事などを歴任。現在、順天堂大学名誉教授、自治医科大学名誉教授。著書 『日本の西洋医学の生い立ち 南蛮人渡来から明治維新まで』『幕末から廃藩置県までの西洋医学』(築地書館)。





人気ブログランキングへ

本「歴史〈中〉 Herodotus, HISTORIAE (ワイド版岩波文庫295)」ヘロドトス、松平千秋 訳5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
歴史〈中〉 (ワイド版岩波文庫)
歴史〈中〉 Herodotus, HISTORIAE (ワイド版岩波文庫295)

○著者: ヘロドトス松平千秋
○出版: 岩波書店 (2008/3, 単行本 385ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4000072953
クチコミを見る



それなりの時間(と労力?!)を費やせば、読みはじめた本はいずれ読了する。いつからか、気がついたら無意識のうちに、毎日一冊以上の本を読了することを自分自身にたいして課している。それがどうした?!、ポメラニアン


イオニア反乱を制圧したペルシアはギリシア遠征の軍を発し,ペルシア戦争の幕は切って落とされた.アテナイはマラトンに軍を集結して迎え撃つ.自らの足で資料を集め正確公正を期した,今日なお高い価値を持つ史書.(全三冊)

≪著者: ≫ ヘロドトス (Ἡρόδοτος, Herodotus, 前484ごろ-430以後)
[訳者] 松平千秋 (まつだいら・ちあき, 1915-2006)


≪目次: ≫
『歴史』(ἱστορίαι, historiai) 〈中〉
 巻四 メルポメネの巻
 巻五 テルプシコレの巻
 巻六 エラトの巻

訳注
≪詳細目次(巻四〜巻六): ≫
巻四    ダレイオスのスキュティア遠征 1-144/遠征の動機 1-4/スキュティアの古史 5-15/スキュティア北方の諸民族 16-36/世界(地球)の形態と構造 37-45/スキュティアの河川 46-58/スキュティアの風俗習慣 59-82/ダレイオスの遠征 83-144/アリュアンデスによるリビア攻撃 145-205/前史 145-156/キュレネ植民の由来 157-167/リビア記 168-199/バルケ占領 200-205
巻五    メガバゾスによるトラキアおよびマケドニア攻略――トラキアの習俗――マケドニア人によるペルシア人謀殺 1-22/イオニアの反乱 巻五.23-巻六.42/ヒスティアイオスとアリスタゴラス 23-38/スパルタの情勢――クレオメネスとドリエウス 39-48/アリスタゴラス、スパルタの援助を要請して成らず 49-51/スサに至る「王道」の叙述 52-54/イオニア、アテナイと同盟を結ぶ 55-93/ペイシストラトス一族の放逐 55-65/クレイステネスとイサゴラス 66-73/クレオメネスのこと 74-76/アテナイとアイギナ 77-90/スパルタにおけるヒッピアス――コリントス人の独裁制反対の演説 91-93/シゲイオンの戦い 94-97/ギリシア同盟軍の東征――サルディスの破壊 98-103/キュプロスの離反とその鎮圧 104-115/イオニア人の敗北、アリスタゴラスの死 116-126
巻六    ヒスティアイオスの活動――その逃亡から死に至るまで 1-30/エーゲ海諸島およびヘレスポントス沿岸諸市の攻略 31-42/マルドニオスによるギリシア本土攻撃 43-45/ダティスおよびアルタプレネスによるギリシア本土侵入 46-140/タソスの屈服 46-140/ギリシアの情勢――特にスパルタの政情、クレオメネスとデマラトス 48-93/ペルシア遠征軍、諸島を経てマラトンに達す 94-102/マラトンの戦い 103-131/ミルティアデスのこと 132-140

ヘロドトス 『歴史〈上〉 HISTORIAE』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2008年) '10/04/28
ソポクレス 『オイディプス王』(藤沢令夫訳、ワイド版岩波文庫、2009年) '09/12/16
ホメロス 『イリアス〈下〉 ILIAS』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2004年) '09/10/23
ホメロス 『イリアス〈上〉 ILIAS』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2004年) '09/10/19
ホメロス 『オデュッセイア〈下〉 ODYSSEIA』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2001年) '09/10/04
ホメロス 『オデュッセイア〈上〉 ODYSSEIA』(松平千秋訳、ワイド版岩波文庫、2001年) '09/10/02
プラトン 『パイドロス ΦΑΙΔΡΟΣ』(藤沢令夫訳、岩波文庫、1967年) '09/04/27





人気ブログランキングへ


本「DNA鑑定は万能か その可能性と限界に迫る (DOJIN選書031)」赤根 敦5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
DNA鑑定は万能か―その可能性と限界に迫る(DOJIN選書31)
DNA鑑定は万能か その可能性と限界に迫る (DOJIN選書31)

○著者: 赤根敦
○出版: 化学同人 (2010/4, 単行本 226ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4759813319
クチコミを見る



嘘発見器」とかって、原始的で非科学的なシステムかもしれないけれど、なにをどうして、考えようによっては案外ハズさないシステムのかもしれない(それゆえに度々開発されて使用されてきた?!)。
じつは、すでに「嘘発見器」にかけられている時点で嫌疑をもたれている事実は明白なのであって(直接「そのこと」ではなくとも、むしろ直接「そのこと」じゃない場合のがすくなくない!?)、火のないところに煙はたたない、などと言ってしまうと、恐怖政治?!さながら、つねにビクビクおびえて小さくなって目立つことがないようにしていなければならなくなって、自由も主権(人間の尊重?!)も担保されないことにもなりかねない、のかどうなのか。ときに権力者たるもの、アタリマエのように気まぐれで暴力的だったりもする(だろう)。

ところで、「DNA」って、いったいなんであるのか?!、どうしてもぼくにはいまだに理解ができていないんだけど、優れた科学技術で、ある意味でいろんなものが科学的に精確に解明される、「鍵」となるようなものなんだろうか。
そして、そのぼくになんだかよく分からない「DNA」を検査することによって鑑定(識別)する「DNA鑑定」とは??!
最先端の科学技術の恩恵を享受して便利な日常生活をアタリマエのものとしてしまっているぼくに、科学技術を否定する気は、ないわけではないのだが、積極的な関与を避けるといったような消極的な態度に止めるのが精一杯のところで、とは言え、気がつかないところで無意識の(知らず知らずの)うちに絶対的に科学技術の恩恵を享受しちやっている、避けられない、逃れられない。
さて、婚姻関係にある夫婦から生まれる子どもの、父親が夫ではない、夫以外の子を出産する確率の、具体的な数値は失念したのだが(調べればきっとすぐに分かるだろう)、「えっそんなに高い確率なの!!?」と驚いて言葉を失ってしまうような数字だったことだけはハッキリと記憶にある。もっとも、男と女がすること(性交)をして、精子と卵子がなるようになったら(詳しいことは説明できない)、子どもができる。子どもができることに、そのもととなる卵子と精子が、その男と女が婚姻関係にあるか否かは、まったく関係がない。そもそも、婚姻とはなんであろう?、それまでまったく赤の他人であった男と女が、たまたま偶然、ホントに考えれば考えるほどに不可思議としか言いようがない、とぼくには思えてならないのだが、互いを欲して意気投合して「結婚」する、法的な?!、手続き的な?!、契りを交わす(ということなのか?!)。
だからなのかどうなのか、たしか法律(民法?!)では、「婚姻関係にある夫婦に生まれた子どもは、(疑いがあったとしても)夫の子」と規定される。優先すべきは守られるべきは保護すべきは「子ども(の養育)が放置されないこと」であり、子の父親が誰であるか?!は後の話(だったはず)。


≪目次: ≫
まえがき――足利事件DNA鑑定
第1章 法医学鑑定と個人識別    一 法医学鑑定/二 個人識別法の変遷
第2章 DNA鑑定でなにができるか    一 なぜDNA鑑定なのか/二 DNA鑑定の現場
第3章 DNAとはなにか――名称と構造と分析方法    一 DNAの構造/二 DNAの分析方法
第4章 〈DNA鑑定の検査対象1〉塩基配列の反復STRと塩基の変異SNP    一 個人差の大きい領域――反復配列多型(タンデムリピート)/二 塩基配列そのものの個人差――一塩基多型(SNP、スニップ)
第5章 〈DNA鑑定の検査対象2〉父親由来のY染色体と母親由来のミトコンドリアDNA    一 父から子へ受け継がれるY染色体DNA多型/二 母から子へ受け継がれるミトコンドリアDNA多型/三 ミトコンドリアDNAで歴史の謎に挑む
第6章 DNA鑑定は万能か――その限界と問題点    一 DNA鑑定を阻む要因――検査技術上の問題/二 分析結果の解釈に潜む問題/三 刑事裁判におけるDNA鑑定
あとがき
参考文献・引用文献
用語解説


≪著者: ≫ 赤根 敦 (あかね あつし) 1960年島根県生まれ。84年島根医科大学卒業、88年島根医科大学大学院医学系研究科博士課程修了。医師、医学博士。島根医科大学法医学講座助手を経て、現在、関西医科大学法医学講座教授。専門は法医学、とくに法医遺伝学。「研究や鑑定は発掘のようなもの。地道な作業を続けたり、見方を変えたりすることにより隠れた事実を発見することができる」という考えのもと研究を進める。





人気ブログランキングへ


本「ひらがな日本美術史 〈5〉」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
ひらがな日本美術史5
ひらがな日本美術史 〈5〉

○著者: 橋本治
○出版: 新潮社 (2003/9, 単行本 207ページ)
○価格: 2,940円
○ISBN: 978-4104061068
おすすめ度:5.0
クチコミを見る



さて、まずは「盆栽」。これまでぼく自身、「盆栽」にトクベツな興味や関心をいだくことはなかったのだが、本書「その八十三」で盆栽の、樹齢150年とか樹齢100年とか樹齢350年とかの盆栽の写真を見て、橋本治の著述(解説?!)を耽読して、そう、本書の123ページに「東京の市ヶ谷には、世界で唯一とされる睫數澪枠術館というのがあって、そこに大人八百円(ドリンク代込み)の入場料を払って入ると、盆栽を見ることができる。・・・(P.123)」とあって、ぼくは素直に「あっ、行ってみたいな!、行ってみよう♪」と思って、web検索したのだが、見あたらない。いろいろ調べてみるには、どうやら市ヶ谷の睫數澪枠術館はすでに閉館して久しいらしく、めぐりめぐって(その過程にはいろいろあったようだが)、今年(2010年)開館した“さいたま市大宮盆栽美術館”にその多くが移されて公開されているようだ。
栄枯盛衰、個人の力や生命や、会社の経営にだって、なにごとにも限りがある、限りがない(永久不滅?!な)ものなどは存在しえないのかもしれない、などと、分かったようなことを思わず口にしたくなってしまうのだが、なにはともあれ、文化としての「盆栽」が、貴重なコレクションたちが、公(さいたま市)によって伝承されるようだ。
そして、“さいたま市大宮盆栽美術館”が世界で初めての公立の「盆栽美術館」であるとして、ぼくの記憶にヒットした、昭和記念公園(東京都立川市)の“盆栽苑(Bonsai Garden)”は、わが国では初の国営盆栽展示施設として、平成16年のオープン。ずいぶん前に(たしか娘と自転車で)行ったときに、入園料(大人400円)を払ったのだから見ないとモッタイナイから、などと思いながら急ぎ足での鑑賞ながら、そこでの「盆栽」たちは不思議と印象に残っていた、すぐにその「盆栽」たちの記憶が起きあがってきた。

そして、このあたりを、薄っぺらにカンタンにではなく、体系的に理解して語れるようになりたいなぁ、と思っていて思いつづけていて(だから本を読む、読まずにはいられない)、中山元のフーコー(Michel Foucault, 1926-1984)の、洋の東西を問わず日本に限られず、「宗教」とは??
室町時代から安土桃山時代、そして江戸時代と進んで行って、日本の美術史から消えて行くものが一つある。それは「宗教美術」である。・・・ (P.137)
ひとつには、すでに宗教が、広く大衆に普及して、布教を目的とする「宗教美術」を必要としなくなったのかもしれない。宗教が、それまでその存在を権利や自由を、アタリマエのように認められることがなかった大衆庶民に、光をあてて、開放(自由や平等や権利といった概念)をもたらしたのかどうなのか。ある日突然、天地がひっくり返ったような大変化や大変革が起こるものでもなく、あっちこっちとゆらゆら揺れながらときどき力が溜まっては爆発してみたりして、三歩進んで二歩下がる、みたいなことを繰り返しながら、しかし着実に漸進。江戸時代以前の安土桃山時代には、すでに人びとの暮らしはそれなりに豊かでバブリーで、都市と都市を結ぶ交通網も整備されて活発な経済活動が物流があって、富をなし財を蓄える者もあり(武士は力も富も管理され、その結果として平和で)、余暇というのか、それまで一部の特権階級だけが愛でていた美術だって、じわじわと大衆庶民に浸透、したのかどうなのか。


≪目次: ≫
その七十五 “終わり”の始まりとなるもの 円山応挙筆「雪松図屏風
その七十六 へんなもの 曽我蕭白筆「群仙図屏風」「商山四皓図屏風」
その七十七 もしかしたらそうかもしれないもの 曽我蕭白筆「群仙図屏風」「唐獅子図」
その七十八 曲がり角に来ていたもの 長沢蘆雪筆「龍虎図襖」と与謝蕪村筆「夜色楼台図」他
その七十九 ひとりぼっちなもの 伊藤若冲筆「動植綵絵」「群鶏図押絵貼屏風」
その八十 前衛的なもの 浦上玉堂筆「奇峯連聳図」
その八十一 全盛なもの 喜多川歌麿筆「当時全盛美人揃滝川」
その八十二 ルネサンスになる前のもの 喜多川歌麿筆「婦人相學十躰ポッピンを吹く娘」
その八十三 歴史のようなもの 「盆栽
その八十四 キーワードがないもの 「葵紋散牡丹唐草蒔絵乗物」「初音の調度
その八十五 携帯電話が学ぶべきもの 「印籠」「根付
その八十六 「似ている」が問題になるもの 東洲斎写楽の役者絵
その八十七 「似ている」が問題になるもの 第二番目 東洲斎写楽の役者絵
その八十八 「似ている」が問題にならないもの 勝川春英筆「七世片岡仁左衛門の高師直」
その八十九 時代を二つに分けるもの 初世歌川豊国筆「役者舞台之姿絵」


ひらがな日本美術史5 年表

※本書は、芸術新潮二〇〇一年一〜四、六、七、十一、十二月号から二〇〇二年一〜七月号までの連載に加筆、改稿したものです。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生れ。東京大学国文科卒業。卒業論文は「鶴屋南北論」。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説、評論、エッセイ、古典の現代語訳など、旺盛な執筆活動はとどまるところを知らない。96年『宗教なんかこわくない!』で「新潮学芸賞」を受賞。現在、大長篇の『双調平家物語』全14巻を刊行中。小説に『桃尻娘シリーズ』『生きる歓び』『つばめの来る日』など、エッセイに『ぼくらのSEX』『恋愛論』『貧乏は正しい!』など、評論に『江戸にフランス革命を!』『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』『二十世紀』『浮上せよと活字は言う』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』など著書多数。02年9月には、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で「第一回小林秀雄賞」を受賞。

橋本治 『ひらがな日本美術史 〈4〉』(新潮社、2002年) '10/04/24
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈3〉』(新潮社、1999年) '10/04/11
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈2〉』(新潮社、1997年) '10/03/31
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈1〉』(新潮社、1995年) '10/03/22
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14
橋本治 『ひらがな日本美術史 〈7〉』(新潮社、2007年) '07/10/25





人気ブログランキングへ

本「賢者と羊飼い フーコーとパレーシア」中山元5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
賢者と羊飼い―フーコーとパレーシア
賢者と羊飼い フーコーとパレーシア

○著者: 中山元
○出版: 筑摩書房 (2008/2, 単行本 505ページ)
○価格: 5,250円
○ISBN: 978-4480842770
クチコミを見る



期せずして三連休をえて(すでに消化した)。
初日に昨年10月以来しばらく行ってなかった大垂水峠クロスバイクトレーニング(90.38kmノンストップ, 6:20-10:09, av24, mx55、久しぶりでバテた、途中の相模湖駅のすこし手前あたりでなぜか右手の小指を交通標識にヒットさせて流血)、三日目には墓参り(清掃、36.94km, av22, mx53、お隣さんに「はじめまして」と挨拶された、黙々と雑草と枯れた枝葉の除去をしていたら、あいかわらず線香も花も供え物もなんの用意もせず)、いずれも午前中には終了し、あとは読書三昧(というほどには読めなかったが、まぁそんなもんだろうなぁ)♪


≪目次: ≫
序に代えて マルクスと賢者
第一部 賢者の伝統
第一章 賢者の登場
    第一節 フーコーと真理を語ること(フーコーの壮大な試み)/第二節 神が奪いとる真理(『イリアス』における真理の告白)/第三節 神判の歴史(ギリシアにおける神判/中世における残響/ユダヤ教の神判/真理の儀礼/占星術/フーコーと真理のゲーム)
第二章 『オイディプス王』における真理    第一節 真理の三つの審級(真理を語る三つの審級/第一の真理のドラマ――神と預言者の審級/第二の真理のドラマ――英雄の審級/第三の真理のドラマ――奴隷と伝令の審級/悲劇の位置)
第三章 パレーシア    第一節 政治的なパレーシア(パレーシアと自由/イセーゴリア、イソノミア、パレーシア/パレーシアと民主制)/第二節 悪しきパレーシア
第四章 道徳的なパレーシア    第一節 パレーシアステースとしてのソクラテス/第二節 『弁明』におけるパレーシア(裁判の言語とパレーシア/『弁明』の構造/吟味における三つの審級/道徳的なパレーシア/挑発としてのパレーシア)/第三節 試金石としてのソクラテス(『ラケス』におけるパレーシア/試金石としてのパレーシアステース/生の吟味)
第五章 エロスの弁証法    第一節 エロスと真理(アルキビアデスの髭/二つのエロス論/ヒーメロスの形而上学)/第二節 若者愛とパレーシア(若者愛の存在論)/第三節 ソクラテスと自己への配慮(良心と恥/身体と魂の二元論/自己の発見)
第六章 王と賢者――プラトンの試み    (プラトンのシケリア訪問/ポリテイアの声/カイロス/説得の条件/プラトンの吟味/エクリチュールの理論/真理の理論/プラトンの吟味)
第七章 ヘレニズム時代における賢者    第一節 〈園〉の思想(パレーシアと友愛/エピクロスのパレーシア)/第二節 ストア派の自己の技術(自己への配慮の黄金時代/プネウマの概念/■魂の鍛錬/心像の点検/想像力のレッスン/三つの還元/就寝前の儀式と夢解釈/記憶すること/■身体を通じた鍛錬/聞くこと/書くことと読むこと/手帖(ヒュポムネーマタ)/書簡)/第三節 自然研究の弁証法(ヘレニズムの自然研究の特徴/エピクロスの自然研究/初期ストア派の自然研究/キケロの宇宙論/ヘレニズムと宇宙論/後期ストア派――セネカ/マルクス・アウレリアス/ストアのアスケーシスとキリスト教の禁欲)

第2部 羊飼いの権力
第一章 司牧者の権力
    第一節 ギリシアとヘブライ(民の羊飼い/司牧者の権力)/第二節 イスラエルの政治構造(オリエントの国家類型/イスラエルの特殊性/祭司の地位/王の地位/預言者の地位/預言者とパレーシアステース)/第三節 ユダヤ教の形成(教団国家の形成)
第二章 キリスト教と司牧    第一節 イスラエルの宗教における分派の成立/第二章 荒野へ/第三節 イエスの登場(罪深い女の譬え/異邦人の譬え/奴隷の譬え/イエスの二つの命)/第四節 教団のキリスト像(新しいイエス像/救済型と救出型のキリスト像/真珠の歌/グノーシスの人間像/肉の概念/アガペー)/第五節 キリスト教とパレーシア(パウロと政治的なパレーシア/良心とパレーシア/新約聖書の良心とパレーシア/ヨハネのパレーシア)
第三章 キリスト教と異教世界    第一節 キリスト教の魅力(キリスト教の新しさ/諸刃の剣/迫害と殉教/女性の重要性)/第二節 殉教とパレーシア――ペルペトゥアの物語/第三節 子宮のボイコット――ローマ世界における女性の抵抗(パウロとテクラ/宗教と政治)/第四節 ローマと政治闘争――『ペトロ行伝』(パトロネージの組み替え/信徒の結集/ベッドの上での抵抗)/第五節 死者の弔い
第四章 結婚をめぐる三つの逆説    第一節 古典古代の逆説(主体の逆転/クセノフォンにおける不均衡/プラトンにおける不均衡/イソクラテスにおける不均衡/イスコマコスの妻)/第二節 帝政期の逆説(ストア派における結婚の相互性/女奴隷問題/快楽の活用/生殖という目的/帝政期の結婚の逆説)
第五章 キリスト教における結婚の逆説――ギリシア教父の伝統    第一節 ユダヤのラビの伝統における結婚観(ユダヤ教の新しい展開)/第二節 ベッドという闘技場――クレメンス(アレクサンドレイアにおける生活/結婚の位置/ベッドの上で)/第三節 格闘としての節制――オリゲネス(身体という格闘場/魂の不滅と善悪/オリゲネスの結婚観)/第四節 結婚の不安――ニュッサのグレゴリオス/第五節 結婚の神学者――クリュソストムス(古代の享楽の都市にあって/結婚という「砦」/キリスト教の結婚観の逆説)/第六節 処女の饗宴――メトディオス
第六章 キリスト教における結婚の逆説――ラテン教父の伝統    第一節 情欲の抑圧――テルトゥリアヌス(純潔の掟/テルトゥリアヌスの結婚観)/第二節 処女の価値――ノウァティアヌス/第三節 聖母マリアと処女の身体――アンブロシウス(結婚の罠/処女の身体/マリアの位置)/第四節 処女の身体――ペラギウス、ヒエロニュムス(ペラギウスの書簡/ヒエロニュムスの書簡)/第五節 結婚の両義性――アウグスティヌス(純潔と貞節/結婚の善/性と告白)
第七章 キリスト教における司牧権力    第一節 砂漠の師父の闘い(修道士の闘い)/第二節 一般信徒の告白(エクソモロゲーシス/改悛としてのエクソモロゲーシス/エクソモロゲーシスのモデル)/第三節 自己の解釈学/第四節 司牧関係における逆説(師の側の逆説/弟子の側の逆説/修道士の性の闘い)
おわりに 結びに代えて
あとがき (中山元)
人名索引・著作索引


≪著者: ≫ 中山 元 (なかやま・げん) 1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家、翻訳家。著書に『思考のトポス』『フーコー入門』『思考の用語辞典』『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』などがある。フーコー『真理とディスクール』、カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』、バタイユ『呪われた部分 有用性の限界』、デリダ『パピエ・マシン』()など訳書も多数。





人気ブログランキングへ


訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

since 2007.11.19

Categories
じゃらんnet 宿・ホテル予約

Amazon
honto
TagCloud
本が好き!
本が好き!
記事検索
管理人・連絡先
管理人 Gori が書き記しています。 不適切な表現及び解釈などありましたら連絡ください。
ppdwy632@yahoo.co.jp
livedoor プロフィール

Gori

主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
父が子に語る近現代史 (本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館])
本「父が子に語る日本史」小島毅
BlogRanking
  • ライブドアブログ