Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2010年09月

本「悪霊 〈1〉  Ф. М. Достоевский;“Бесы”, 1871-1872. (光文社古典新訳文庫111)」ドストエフスキー、亀山郁夫 訳5

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悪霊〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
悪霊 〈1〉  Ф. М. Достоевский;“Бесы”, 1871-1872. (光文社古典新訳文庫111)

○著者: フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー亀山郁夫
○出版: 光文社 (2010/9, 文庫 546ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4334752118
おすすめ度: 5.0
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なんだかフシギな雰囲気が、雰囲気ばかりが全編に(といっても全3巻のまだまだ第1巻のみ)ただよって、とらえどことがないような、とりつく島がない?!ような(よく分からない)。きっとひとつひとつの出来事に、登場人物のひとりひとりに、それぞれ意味があって意味がないことなどなにもない、のであろうことから、注意を途切れさせることがないように



最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴォンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった……。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、呼び寄せられるように暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。


≪目次: ≫
悪霊 “Бесы, 1871-1872”. 〈1〉』 3部からなる長編小説
第1部
第1章 序に代えて――われらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より数章
第2章 ハリー王子。縁談
第3章 他人の不始末
第4章 足の悪い女
第5章 賢(さか)しい蛇

読書ガイド/亀山郁夫    『悪霊』の誕生/『悪霊』を読むための基礎知識(1 名前の表記について/2 モデルとなった町と貴族社会の成り立ち/3 『悪霊』の思想的背景/4 本書に登場する歴史上の人物/5 本書に出てくる用語)


≪著者: ≫ フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー Фёдор Михайлович Достоевский [1821-1881] ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた。

[訳者] 亀山郁夫 Kameyama Ikuo 1949年生まれ。東京外国語大学長。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある。著書に『磔のロシア』『熱狂とユーフォリア』『ドストエフスキー父殺しの文学』『「悪霊」神になりたかった男』『大審問官スターリン』『ドストエフスキー共苦する力』ほか多数。訳書に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』(ドストエフスキー)ほか。






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本「日本語表現法 '07 (放送大学教材)」杉浦克己5

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日本語表現法
日本語表現法 '07 (放送大学教材)

○著者: 杉浦克己
○出版: 放送大学教育振興会(2007/3, 単行本 192ページ)
○価格: 2,100円
ISBN: 978-4595307119
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そう、「自分の考えを読む人に納得してもらえるように書く文章」、日本語表現法♪
ぼくだって、もちろん意識していないわけではない、それなりに意識して(かなり意識しまくって、いるつもりだけどきっとピントがずれてずれてずれまくってムラがはげしい、との自覚あり)、可能であればできることならそうしたい(理解してもらえないなんて独り善がりはモノカナシイ)、なんだけど、なかなか素直になれない、理解してもらえなくて構わない、理解してもらわなくてケッコウ、などと言ってしまう、カワイくないね、あんまり相手にしたくない(と、ぼくだったらそう思う)、基本に沿ったレギュラーな、先人が歩んだ(幾度もの多くの人々の失敗の経験からみちびきだされたであろう)確実な途を、法をきまり(規範)をルールを教授されて指し示された通りに、余計なことなどなにも考えずにただただ素直にうけとめて受け容れて従うことができたなら、、、あぁそれはぼくではない



≪目次: ≫
1.考えを書き表す/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/08/05 14:45〜
2.納得してもらえるように説明する/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/08/31 13:25〜
3.根拠を挙げる/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/01 14:45〜
4.構成を考える/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/04 14:00〜
5.全体をまとめる/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/05 10:20〜
6.問題提起と答え/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/05 14:45〜
7.課題作文/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/07 16:45〜
8.字数制限への対応/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/08 13:05〜
9.キーワード作文/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/10 15:10〜
10.読解型作文/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/12 13:35〜
11.効果的な表現・構成/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/15 15:00〜
12.補助資料の利用/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/18 15:25〜
13.要約/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/21 11:55〜
14.口頭発表の技術/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/22 12:25〜
15.様々な表現法/杉浦克己(放送大学教授) CD '10/09/26 10:25〜

付録.現代仮名遣い外来語の表記常用漢字について/送り仮名の付け方/句読点原稿用紙の使い方


杉浦克己 『日本語学 母語のすがたと歴史』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2009年) '10/07/26





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本「ビーグル号世界周航記 ダーウィンは何をみたか  What Mr. Darwin saw in his voyage round the world in the ship“Beagle”, 1880. (講談社学術文庫1981)」チャールズ・ダーウィン、荒川秀俊 訳5

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ビーグル号世界周航記――ダーウィンは何をみたか (講談社学術文庫)
ビーグル号世界周航記 ダーウィンは何をみたか  Charles Robert Darwin; “What Mr. Darwin saw in his voyage round the world in the ship“Beagle””, Harper & brothers, New York, 1880. (講談社学術文庫1981)

○著者: チャールズ・ダーウィン荒川秀俊
○出版: 講談社 (2010/2, 文庫 256ページ)
○価格: 924円
ISBN: 978-4062919814
おすすめ度: 5.0
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なるほど、ダーウィンの著した『ビーグル号航海記』と本書とは厳密な意味では異なるもので、本書は一八八〇年にニューヨークのハーパー・アンド・ブラザーズ書店が、家庭の両親と少年少女向きに抜粋して編集したもの(と「訳者の序」にある)、地図「ビーグル号航路略図・南アメリカ要図」と九九点(一〇〇点近い)の絵が、理解を助ける♪




一八三一年、英海軍の測量船ビーグル号に同乗したダーウィンが南米大陸沿岸や南太平洋諸島で目にした世界の驚異。進化論へと結実する着想を得た調査記録『ビーグル号航海記』はこの旅で誕生した。その記念碑的著作から動物・人類・地理・自然の記述を抜粋、細密な銅版画を豊富に交えて再編集。『航海記』のエッセンスを凝縮し、世界で愛された一冊。


≪目次: ≫
訳者の序 (訳者)
原本改訂第一版の序 (昭和五〇年三月 訳者)

ビーグル号世界周遊記 ダーウィンは何をみたか』 What Mr. Darwin saw in his voyage round the world in the ship“Beagle”, 1880.
第一章 動物    1 馬〔ウルグァイアルゼンチン〕/2 騾馬(らば)〔チリ〕/3 牡牛〔ウルグァイ〕/4 犬〔ウルグァイ〕/5 猿〔ブラジル〕/6 グァナーコ〔パタゴニア〕/7 ピューマ〔チリ〕/8 ジャガー〔ラ・プラタ〕/9 ビスカーチャ〔ラ・プラタ〕/10 アザラシ〔チョノス群島〕/11 鯨(くじら)〔ティエラ・デル・フェーゴ〕/12 イルカ〔大西洋〕/13 トカゲ〔ガラパゴス諸島〕/14 カメ〔ガラパゴス諸島〕/15 ヒキガエル〔ラ・プラタ〕/16 タコ〔ケープ・デ・ベルド諸島〕/17 鵜(う)とペンギン鳥〔フォークランド諸島〕/18 コンドル〔パタゴニア、チリ〕/19 駝鳥(だちょう)〔ウルグァイ、パタゴニア〕/20 カサリータ〔アルゼンチン〕/21 砂漠の島の人なつっこい鳥〔大西洋、ガラパゴス諸島、フォークランド諸島〕/22 キリギリス〔大西洋〕/23 イナゴ〔アルゼンチン〕/14 アリ〔ブラジル〕/25 ハチ〔ブラジル〕/26 クモ〔イギリス〕/27 カニ〔キーリング諸島
第二章 人類    1 フェーゴ人〔ティエラ・デル・フェーゴ、大西洋〕/2 パタゴニア人〔パタゴニア〕/3 パンパス地方のインディオ〔アルゼンチン〕/4 黒人〔アルゼンチン、ブラジル〕/5 ガウーチョ人〔ウルグァイ、ペルー、チリ、アルゼンチン〕/6 ラ・プラタ人〔アルゼンチン〕/7 ウルグァイ人〔ウルグァイ〕/8 チリ人〔チリ〕/9 スペイン人〔チリ〕/10 タヒチ人〔南太平洋〕/11 オーストラリアの黒人〔オーストラリア〕
第三章 地理    1 ウルグァイ〔ウルグァイ〕/2 パラナ河〔ラ・プラタ〕/3 プラタ河〔ラ・プラタ〕/4 ラ・プラタ〔南アメリカ〕/5 パンパス〔ウルグァイ、南アメリカ〕/6 ティエラ・デル・フェーゴ〔南アメリカ〕/7 チーロエー〔チリ〕/8 バルパライーソ〔チリ〕/9 キーリョタ〔チリ〕/10 バルディビア〔チリ〕/11 チリ〔チリ〕/12 リマ〔ペルー〕/13 タヒチ〔南太平洋〕/13 ニュー・サウス・ウェールズ〔オーストラリア〕
第四章 自然    1 森林〔南アメリカ〕/2 カウリ松〔ニュージーランド〕/3 ブナ〔ティエラ・デル・フェーゴ〕/4 ケルプ〔ティエラ・デル・フェーゴ〕/5 山〔ティエラ・デル・フェーゴ〕/6 化石となった木〔パタゴニア〕/7 昔の海底〔パタゴニア〕/8 地震〔チリ〕/9 降雨〔チリ〕/10 動物の冬眠〔アルゼンチン、ウルグァイ〕/11 海洋/12 環礁(アトール)〔インド洋
人名索引    オーデュポン/カウリ/キング/クック/グールド/コッツェブー/サイモンズ/シャミッソー/スタート/ダンピア/バイロン/バーチェル/フィッツ・ロイ/フォークナー/ヘッド/ペルネティ/ボンプランロサス
事項索引

※本書の原本は、一九五八年に築地書館株式会社から刊行されました。学術文庫化にあたっては、同書改訂版(一九七五年、同社刊)を用い、著作権継承者の同意を得て一部、用語の統一などを施しています。


≪著者: ≫ チャールズ・ダーウィン (Charles R. Darwin) 1809〜1882。イギリスの自然科学者。著書に『種の起源』『ビーグル号航海記』『人及び動物の表情について』『ダーウィン自伝』などがある。

[訳者] 荒川秀俊 (あらかわ ひでとし) 1907〜1984。東京帝国大学理学部物理学科卒業。気象学者。気象研究所所長、東海大学教授などを務める。著書に『異国漂流記集』『饑饉の歴史』『気象学発達史』『災害の歴史』『日本気象学史』『日本人漂流記』などがある。

チャールズ・ダーウィン 『種の起源〈下〉  Charles Darwin: “On the Origin of Species by Means of Natural Selection”1859.』(渡辺政隆訳、光文社古典新訳文庫、2009年) '10/01/28
チャールズ・ダーウィン 『種の起源〈上〉  Charles Darwin: “On the Origin of Species by Means of Natural Selection”1859.』(渡辺政隆訳、光文社古典新訳文庫、2009年) '09/10/27
北村雄一 『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人、2009年) '09/03/16





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本「海の文明ギリシア 「知」の交差点としてのエーゲ海 (講談社選書メチエ185)」手嶋兼輔5

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海の文明ギリシア―「知」の交差点としてのエーゲ海 (講談社選書メチエ)
海の文明ギリシア 「知」の交差点としてのエーゲ海 (講談社選書メチエ185)

○著者: 手嶋兼輔
○出版: 講談社 (2000/5, 単行本 253ページ)
○価格: 1,680円(品切)
○ISBN: 978-4062581851
おすすめ度: 4.0
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なかなかどうして、古代ギリシア文明論は、、、


ギリシアは常に海とともにあった。エーゲ海。この、世界のどこにもない海との出会いが、自由で若々しい文明を生み出して行く。クレタの躍動・イオニアの思弁・アテナイの繁華・マケドニアの栄光──比類なき海が育んだ、比類なき文明のドラマを独自の史観で描く。


≪目次: ≫
はじめに――ギリシアエーゲ海の賜物    ギリシアのみのギリシアではなく/エーゲ海がギリシア文明を創った/エーゲ海に開いた四つの窓
序章 河の民エジプト    海にも砂漠はある/ナイル河なしには生きられない/海の民との交流/海にのり出したビュブロス
第一章 クレタの春    1 エーゲ海世界の誕生(エーゲ海最南端の島/春=すべてが開くとき/ペルセポネが解放される時/比類なき豊穣の島/エーゲ海には「磯の香り」がない/海と共生する人々/人類の歴史は移動の歴史/エーゲ海との出会い/エジプトと歴史を共有する/線引きの問題/東地中海文明圏/草原のような海、人々は船で駆ける/クレタ人の鍛錬の場/憧れの先進国エジプト/クレタ文明の誕生)/2 豊穣なる島の文明(平和を好む民族/「神話」と歴史の混同/ミノタウロスの迷宮はなかった/ポリスの祖型/カマレス式陶器の出現/人生への余裕のあらわれ/東方先進地域との交渉/キュプロスとクレタの違い/文字の祖ヒエログリフ/三種類のクレタ文字/独自の文字を考案した/和やかな気質が生んだ高度な文明/ゼウスとの結びつき/エウロペの物語/繁栄のおぼろげな記憶を伝える)
第二章 イオニアの夏    1 ギリシア民族の誕生(エーゲ海フェリーでギリシアからトルコへ/旗が替わると/二つの文明圏を分かつ/陸の民トルコ/ギリシア人はエーゲ海の両岸に住んでいた/侵入者トルコ/ギリシア人も移住者だった/「インド・ヨーロッパ語族に属する集団」の移動/エーゲ海との出会い――「ギリシア人」の誕生/止まらぬ「移動エネルギー」/エーゲ海を挟んで「ギリシア世界」が作られた)/2 花開くポリス(沿岸と島々からなるイオニア/ポリスは「都市国家」ではない/ポリス=独立共同体/フェニキア登場/ポリスはギリシアの独創ではなかった/弱小民族の生きる道/ポリス人としての自負/「海の民」がアルファベットを生み出した/文字に歴史あり/言葉と文字を武器とする民族)/3 エーゲ海から地中海へ――航海と移動の時代(「麗しのイオニア」のさらに向こうへ/フェニキアの海=地中海/交易路としての海/地中海の果てまで/商人は摩擦を避ける/フェニキア人の中核都市カルタゴ地中海の「航海時代」/フェニキア対ギリシア/商業優先のフェニキア/なぜ「航海時代」は始まったのか/あくなき増殖活動/地中海を西へ/海からは離れない/ビュザンティオン建設/アフリカ大陸へも進出/その先に進むフォカイア人/「航海時代」最後の立役者/他民族の間に割りこむ/衝突と敗退/原動力は「英雄精神」)/4 ホメロスギリシア神話アキレウスのように、オデュッセウスのように/イオニアの詩人ホメロス/「オデュッセイア」/魔女と怪物の物語/エーゲ海を出たとたん/非現実の世界/未踏の海、西地中海/荒れ狂う海のイメージ/轟き、波立ち、打ち寄せる/「葡萄酒色の海」はどんな海か/海神ポセイドンとの死闘/不屈の冒険精神/「無謀なお人じゃ」/ギリシア哲学誕生の地/フェニキア・エジプト・イオニアを結んだタレス/全体の把握へと向かう精神のはたらき/「地球は円い」とピュタゴラスはいった/移動が新たな知を呼び覚ました時代)
第三章 アッティカの晩夏    1 「帝国」の時代(シチリア島へ/民族と文明の交叉する島/カルタゴ人ととなり合う/カルタゴ対シラクサ――ヒメラの戦い/覇権主義への道)/2 陸の帝国ペルシアとの戦い(「帝国」とは何か/空前の大帝国ペルシア/帝国は膨張する/帝国の限界/均質性/「辺境の民」ギリシア人/主力はフェニキア海軍/弱小の悲哀/同士打ち/ペルシアの驕り/アテナイ勝つ/だがぺルシアは揺るがない/海が守りの盾になる)/3 エーゲ海帝国アテナイの光と影(アテナイの運命をなぞるアイスキュロスの人生/異例の悲劇『ペルサイ(ペルシア人たち)』/船の破片と屍体で海は見えなくなった/「禍いの大海(カコーン ペラゴス)」/デロス同盟の結成/突出する盟主アテナイ/ついえた伝統/帝国主義の時代へ/「エーゲ海帝国アテナイ」/パルテノン神殿は戦勝記念碑/「帝国」の金庫/アテナイ海上帝国の象徴/「民衆政」による帝国主義国家)/4 アテナイの落日(スパルタ起つ/ペリクレスの自信/「ギリシアの理想」の表裏/孤立への苛立ち/隷属か死か――メロス島攻防戦/海洋制覇こそ力の源/敵は我が身の内にある/民衆が望んだシチリア侵攻/絶頂の傲り/帝国対帝国の決戦/アテナイの「禍いの海」/歴史は繰り返す/没落への第一歩/帝国の終焉)
第四章 マケドニアの秋    1 異端のギリシア=マケドニア(古都ペラ/マケドニアはギリシアか/海から離れた都/異質な体制/『バッカイ(バッコスの女たち)』/オリュンポスから除外される神/アポロンディオニュソス/異質性、ゆえに凌駕する/ポリスを超えた国家/若きアレクサンドロスの即位/人間アレクサンドロスを浮き彫りに/アキレウスの申し子)/2 エーゲ海を去り行くアレクサンドロス(港市アレクサンドリア/飛び越されたエーゲ海/「神の子」/出生の秘密/運命の導きの糸/英雄の時代を自ら生きる/陸へのおそれ/ペルシア帝国の末路/ペルシアを併せ呑んだのか?/限界/「ペルシア王」アレクサンドロス/跪拝礼問題が露呈したもの/カッリステネスの寸鉄/独りギリシアを超える/孤独な世界認識/ディオニュソスとの親近性/カッサンドロスとの因縁/時代は変わる/しぼんでゆくエーゲ海/そして、「ローマの海」へ)
終章 陸の民ペルシア    ペルセポリス/威圧する巨大さ/小さな神殿/海は遥かに遠く
おわりに (平成一二年五月 手嶋兼輔)
参考文献


≪著者: ≫ 手嶋兼輔 (てじま・けんすけ) 1946年、神奈川県生まれ。東京大学文学部西洋古典学科卒業後、ギリシアへ。在アテネ日本大使館勤務ののち、北海道大学文学部大学院言語学研究科博士課程修了。北海道工業大学助教授を経て、東北芸術工科大学教授。専攻は西洋古典文学。著書に、『エーゲ海だより』(共著、日本交通公社出版事業部)、訳書にエウリピデス『メデイア』(日本文化財団)などがある。

手嶋兼輔 『ギリシア文明とはなにか』(講談社選書メチエ、2010年) '10/09/16





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本「進化の設計 (講談社学術文庫1960)」佐貫亦男、木村しゅうじ・画5

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進化の設計 (講談社学術文庫)
進化の設計 (講談社学術文庫1960)

○著者: 佐貫亦男、木村しゅうじ・画
○出版: 講談社(2009/9, 文庫 288ページ)
○価格: 1,008円
ISBN: 978-4062919609
おすすめ度: 4.5
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いわゆる「進化論」を語るには、地球46億年の古生物からヒト(現生人類)までの動物史を語るには、ときにたびたび、造物主であり設計者なんかが登場しちゃうされちゃうと、デザイン(意匠)とかが語られてしまうと、そう、違和感みたいなものを感じないものでもないんだけれど、冒頭から「専門家ではない(アマチュア)」と断っておきながら展開される考察は、いやいやどうして、オモシロイ♪


地球の誕生から四六億年、動物の登場から六億年。じつに多様な「形」をもって地球上に発生した動物たちは、厳しい環境変化の中で淘汰され、またあるものは適応・進化し、今なお地球上に生き続ける。彼らの生存と滅亡を分けたものとは何か。九十余点のイラストをまじえ、航空工学の権威が動物の構造と機能を独自の視点から解明する異色の「進化論」。


≪目次: ≫
序 生命のあけぼの
1 防衛力のない三葉虫の悲哀
2 奇怪な形の魚は長生きしない
3 まず節足動物が海から上陸
4 沈滞期に登場した原始爬虫類
5 大きいことが幸いした恐竜
6 海と空に進出を図った爬虫類
7 多様化の時代だったジュラ紀
8 災いに転じた水陸両用の巨体
9 生き残るのに必要な防衛戦略
10 花の白亜紀にのさばる暴君竜
11 不思議な角は情報収集用?
12 スピードで生き残った角竜
13 役者不足だった哺乳類の幕開け
14 飛ばない怪鳥の一時の栄華
15 海に生活圏を求めたクジラ
16 危うく絶滅を免れた爬虫類
17 氷河期に耐えたマンモスたち
18 巨大な角をもてあましたシカ
19 サルらしさをめざした哺乳類
20 平たい顔で正確な距離測定
21 平原に展開した類人猿たち
22 器用さを見せたエレクツス
23 原人から現代人への胎動
24 人類の新しい未来を求めて

あとがき (佐貫亦男)
解説/小畠郁生(国立科学博物館名誉館員)


※本書は、朝日新聞社から刊行された『進化の設計』(1982年)を改題・改訂した朝日文庫『恐竜たちと遊ぶ1時間』(1994年)を原本にしています。なお、古生物学、とくに恐竜についての研究は、近年、めざましい進捗を見せており、恐竜は尻尾を引きずっていなかったなど、現在の定説では本書の図版と異なるものもありますが、著者の文章との整合性に鑑み、原本のものを掲載しています。(編集部)

カバー写真/クリオロフォサウルス復元 骨格(撮影:林敦彦)


≪著者: ≫ 佐貫亦男 (さぬき またお) 1908〜1997。東京帝国大学工学部航空学科卒業。東京大学教授、日本大学教授を務め、航空宇宙評論家、エッセイストとしても知られる。専攻は航空宇宙工学。著書に『引力とのたたかい』『ヒコーキの心』『人間航空史』『設計からの発想』『発想の航空史』など多数。

[画] 木村しゅうじ (きむら しゅうじ) 1930年生まれ。旧制松山中学卒業。イラストレーター。哺乳動物学会、日本漫画家協会会員。


福田史夫 『頭骨コレクション 骨が語る動物の暮らし』(築地書館、2010年) '10/09/24





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本「源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫1988) 」川合康5

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源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫)
源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫1988)

○著者: 川合康
○出版: 講談社(2010/4, 文庫 288ページ)
○価格: 1,008円
ISBN: 978-4062919883
おすすめ度: 5.0
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すこしまえに、橋本治 『双調平家物語 全16巻』(中公文庫、2009〜10年)をなんとかやっとの思いで読了していて、おさらい(復習?!)の意味でも、その準備段階に事前に読んだ権力の日本人』(双調平家物語ノートI、講談社、2006年)と、院政の日本人』(双調平家物語ノートII、講談社、2009年)を、読んでおきたい、とは思うんだけどカンタンに読める内容でもないことから躊躇していて気になっていて、、、鎌倉幕府の成立にいたる平安時代末期の「源平合戦(治承・寿永内乱)




屍を乗り越え進む坂東武者と文弱の平家公達――。我々がイメージする源平の角逐は、どこまで真実だったのか? 「平家物語史観」に基づく通説に対し、テクストの精緻な読みと実証的な探究によって、鋭く修正をせまる。さらに、源平合戦の実像や中世民衆の動向、内乱の歴史的所産としての鎌倉幕府の成立過程までを鮮やかに解明した、中世史研究の名品。


≪目次: ≫
はじめに    斎藤実盛/親も討たれよ、子も討たれよ/平家物語史観/石母田領主制論の政治史認識/鎌倉幕府は「予期せぬ結末」/手つかずの分野――現実の「戦争」/現実的かつ冷静に
第一章 武士再考    1 歴戦の老武者の嘆き(源充と平良文/理想の「兵」像/通説を疑え!/三浦真光は語る/戦闘様式が変化した/格闘そのもの――組打ちと相撲/馬当て)/2 武士の芸能(芸能者の一類/成立史を見なおす/王朝国家の軍制改革/神出鬼没/武士は都で発展した/武士の真骨頂――騎射と馳射/重さは二〇キログラム以上――大鎧の構造/「馳組み」戦の心得)
第二章 「弓馬の道」の実相    1 壮士等耳底に留むるべし(大庭景能の体験談/教訓は二つ/驚くほどの至近距離――合戦の実態)/2 馬をめぐる諸問題(大きさはポニーなみ/軍記物語に見える名馬/上馬の多かる御館かな、武者の館とぞ覚えたる/駿馬をお借りしたい――鹿岡の書簡/愛馬を殺せなかった知盛/悪馬の条件/NHKの実験/まさに駆けひき/那須与一の扇の的/遠矢では勝負は決まらない/日々是れ鍛錬――高度の専門性/一朝一夕には身につかない――武士の階層性)/3 戦闘様式はなぜ変化したのか(内乱は同時多発/時には万を超える軍勢が/河原兄弟――戦闘員の階層的拡大/素人参加の戦争?/「士風」とは……/頼朝はなぜ「馳射」を奨励したのか)
第三章 源平の「総力戦」    1 治承・寿永内乱期の「城郭」(史料にあらわれる「城郭」/堀をほり、逆茂木引き、高矢倉かき……/生田の森・一の谷合戦は「城郭」攻略戦だった/中世城郭史再考/交通遮断施設こそ/「城を枕に討死」はほんとうか?/武士はもっと柔軟/馬は遮断物に弱い――堀・逆茂木・掻楯の意味/いまやいまやと待ちかけたり/楠木正成だけではない/やはり戦闘員の階層的拡大が背景にあり/阿津賀志山二重堀/全長三キロメートルにわたる空掘と土塁/遺跡が一つでも存在する以上……)/2 中世工兵隊――民衆動員の軍事的意識(杣工を動員せよ――重申状は語る/動員令の通説的理解は?/人夫の徴発/ただ働きはさせられない/工兵隊の編成/武士だけでは戦争を勝ち抜けなかった/「平家物語史観」の克服/さて、鎌倉方は/梶原景時の意外な側面/軍事動員と勧農/戦後処理・復興対策)
第四章 飢饉のなかの兵粮調達    1 軍勢の路次追捕(飢え死ぬるもののたぐい、数も知らず/治承四年の異常気象/人、人を食らう――養和の大飢饉/西も東も/一国平均役――平氏による兵粮調達1/有徳役――平氏による兵粮調達2/かように天下を悩ます事は只事に非ず――平氏による兵粮調達3/いわば現地調達方式――路次追捕/九条兼実は嘆く/刈り取りを組織的に――補給部隊の活動)/2 制札の成立(其の羽音雷を成す/いとなみの火――富士川戦場の情景/穴を掘り、白旗を掲げ――民衆が資財を守る方法/梶原景時、勝尾寺を襲撃す/戦乱時における寺社の役割/制約されたアジール/鎌倉殿御祈祷所なり――現存最古の制札/案文か正文か/制札成立の意義)
第五章 鎌倉幕府権力の形成    1 内乱期の御家人制(頼朝の旗揚げ/恩こそ主よ/ひとえに汝を恃む/千葉上総氏の思惑/佐竹攻め/内乱の推進力/追討宣旨を読み懸ける/主人を替えるのはあたりまえ/草木の風に靡くが如し/軍事動員のなかで――内乱期御家人制の特質)/2 「反乱体制」の一般化――荘郷地頭制の展開(文治勅許守護地頭論争の展開/下文を見てみれば……/敵方所領没収/敵方本拠地の軍事的占領/必然的に展開する戦争行為/平氏の限界/「反乱軍」の強み/そして、朝廷には弱みがあった/御家人の没官活動/鎌倉追認地頭/大橋御園・河田別所武士乱入事件/村々の戦争)
第六章 奥州合戦    1 内乱の延長(軍中将軍の令を聞き、天子の詔を聞かず/なぜ頼朝は奥州に出兵しなければならなかったのか?/建久年間の諸政策/頼朝の「政治」/内乱の政治的延長)/2 空前の大動員(義経逃亡をめぐって/いやがらせ――砂金三万両の要求/潜伏発覚/なぜか頼朝は動かず/誅罰を加えんと欲す/義経問題は口実にすぎない/鎌倉に群集するの輩、巳の一千人に及ぶなり――動員開始/身の安否は、このたびの合戦によるべし――敗者復活戦/頼朝自身が陣頭に/平泉炎上――なぜか厨川をめざす/あわれ頼宗――不参者にたいする制裁/六つの特徴/鎌倉殿のもとに)/3 「神話」の創造――頼義故実と鎌倉殿権威の確立(その興あるべし/過去こそが現在を支える/「源太が産衣」と「髪切」――家門の表徴/是れ曩祖将軍秀郷朝臣の佳例なり/侃々諤々/頼義故実/鎌倉入りもその一環/一門更に勝劣なし――不安定な頼朝の貴種性/前九年合戦の再現/八寸の鉄釘――泰衡梟首/日付まで意識/内乱の総括/「大将軍」号の申請/源氏将軍という「神話」)


参考文献一覧
原本あとがき (一九九六年二月 川合 康)
学術文庫版あとがき (二〇一〇年二月二十日 川合 康)
関東武士団系図(清和(陽成)源氏秀郷流藤原氏 奥州藤原氏桓武平氏
関連年表
解説――征夷大将軍について/兵藤裕己(学習院大学文学部教授)

※本書の原本は、一九九六年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 川合 康 (かわい やすし) 1958年、三重県生まれ。神戸大学文学部卒業。同大大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、日本大学経済学部教授。専攻は日本中世史。著書に『鎌倉幕府成立史の研究』『源平の内乱と公武政権』、編著に『平家物語を読む』などがある。


橋本治 『双調平家物語』(全16巻、中公文庫、2009〜10年) '09/11/03〜'10/08/17





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本「アンナ・カレーニナ 〈2〉  Л. Н. Толстой: “Анна Каренина”, 1877. (光文社古典新訳文庫059)」トルストイ、望月哲男 訳5

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アンナ・カレーニナ〈2〉 (光文社古典新訳文庫)
アンナ・カレーニナ 〈2〉  Лев Николаевич Толстой: “Анна Каренина”, 1877. (光文社古典新訳文庫059)

○著者: レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ望月哲男
○出版: 光文社 (2008/7, 文庫 514ページ)
○価格: 900円
○ISBN: 978-4334751609
おすすめ度: 4.0
販売元:Amazon.co.jp
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愛ってなんだろう??!、よく分からない、まったく分からない、理解不能、ぷいっと背を向ける、興味も関心もない、というか、ぼくにはもうマッタク関係ないんだろうなぁ、とてもとてもウマくできる気がしない、ムリですゴメンナサイ。自分自身を振り返っても、あのとき、ぼくは――いまだに外すことができない結婚指輪をちょっとはずしてリングの内側に刻印された日付を確認するには1995.6.6――25歳で若くてなにも知らなくて、なにも知らないから無鉄砲で勢いだけは余るほどあって、いま考えるとフシギだ、いまとなってはどうしてそんなことになったのか、そう、そのときはこれしかない、これだぁ〜、きたぁ〜〜、ってな感じで、盲目的に一直線、アタリマエのように壁にぶち当たって弾き飛ばされて、ぶつかってぶっ倒れて痛いんだけど、痛みさえ忘れちゃうほどにイッショケンメイだった、なんだかホントにわけ分かんなかったなぁ、いまでも忘れてはいない(ずいぶん薄れちゃったかもしれない)、あの若いときの感覚。ときどき思い起こして、あぁ、なんでなんだろう、どうしてかなぁ、と考えてみるんだけど、もしかしたら、こうだったのかもしれない、ああだったのかもしれない、と思ってみるものの、すでに状況はすっかり変わってしまって失われて久しく、あのときに、時間を巻き戻して遡って、やり直すことはできない(絶望的なほどの不可能性)、あのときの気持ちや考えや状況も背景をも直接相手に確認することさえできないのか。
機械(マシン)のように冷徹に感情を差し挟まずドライに応対する、ことができたら、貫徹できたら、どうなんだろう、できないから(応対に自信がないから、あらかじめ準備して想定して対応を備える)不可能であることをそれなりに承知しているからこそ望むのであって、アタリマエのように揺れ動いて、思う通りにいかないのが、結果がどうあれ、思う通りにコトが進んだからといってすべて状況ががまるくおさまるとも思えないのだが(関係する全員の利益がカンゼンに一致する可能性は、すこし周囲にまで広く見まわすには、アリエナイ、どうなんだろう、総量は一定で、なにかを得た人のそのなにかは、どこかでその分を失っている人のなにかが、ただたんに人と人のあいだを移動している、移動しつづけているだけ、それゆえにイッパンテキに著しく安定性を欠くもののような気がしてならない)、いま与えられた状況を受け容れるにしては、ラクなことではないような、よく分からない



官僚としての体面と世間体を重んじる夫の冷酷な態度に苦しみながらも、アンナはヴロンスキーとの破滅的な愛に身を投じていく。愛するゆえに苦しみ悩んだ結論は……。一方、新しい農業経営の理想に燃えるリョーヴィンは、失意から立ち直ったキティと結婚生活を始めるのだった。


≪目次: ≫
アンナ・カレーニナ 〈2〉』 Анна Каренина, 1877.

第3部
第4部

読書ガイド/望月哲男   1.女性の結婚・離婚/2.リョーヴィンと農業の課題


≪著者: ≫ レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ Лев Николаевич Толстой [1828-1910] ロシアの小説家。19世紀を代表する作家の一人。無政府主義的な社会活動家の側面をもち、徹底した反権力的な思索と行動、反ヨーロッパ的な非暴力主義は、インドのガンジー、日本の白樺派などにも影響を及ぼしている。活動は文学・政治を超えた宗教の世界にも及び、1901年に受けたロシア正教会破門の措置は、今に至るまで取り消されていない。主著に本書『アンナ・カレニーナ』、『戦争と平和』、『復活』など。

[訳者] 望月哲男 Mochizuki Tetsuo 1951年生まれ。北海道大学教授。ロシア文化・文学専攻。著書に『ドストエフスキー・カフェ――現代ロシアの文学風景』、訳書に『ロマン?、?』(ソローキン)、『ドストエフスキーの詩学』(バフチン、共訳)、『自殺の文学史』(チハルチシヴィリ、共訳)、『アレクサンドル?世暗殺』(ラジンスキー、共訳)など。

トルストイ 『アンナ・カレーニナ 〈1〉  Анна Каренина, 1877.』(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '10/09/22
トルストイ 『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ  Смерть Ивана Ильича, 1886./Крейцерова соната, 1889.』(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/08/20
トルストイ 『トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇  Толстой УЕМ ЛЮДИ ЖИВЫ?, 1881.』(中村白葉訳、岩波文庫、1932年) '08/10/11
トルストイ 『光あるうち光の中を歩め』(原久一郎訳、新潮文庫、1952年) '08/08/20
トルストイ 『人生論  O жизни, 1887.』(中村融訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/07/08





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本「歴史と人間 '08 (放送大学教材)」草光俊雄/五味文彦/杉森哲也5

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本「歴史と人間」
歴史と人間 '08 (放送大学教材)

○著者: 草光俊雄/五味文彦/杉森哲也 編著、浜口允子/森田安一/小室正紀/坂本勉/竹中千春
○出版: 放送大学教育振興会 (2008/3, 単行本 224ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4595308215
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どうしても「歴史」にたいする苦手意識というのか、覚えなくちゃ暗記しなくちゃ、といったようなプログラム?!が無意識のうちに起動するからなのかどうなのか。まぁ、オトナ?!になって「よく分からないんだよなぁ」と言えるようになって、あまりカンタンに「分からない」を口にしすぎるのも好ましくはないだろうが、ある意味では分からないことはアタリマエのことで、分からないからこそ、分かろう分かりたいと思って努力する、努力できるのであって、さいきんでは、そう考えるに、分からないことを、むしろ逆説的ではあるのだが、あぁよかったぁ〜♪、などと思うように意識している(かなり無理があることを否めない)。さらには無理に暗記を強いない、そのかわりにコツコツコツコツと、ときに視点や角度を変えて、くりかえしくりかえしくりかえしくりかえし
たとえば、この4月から放送大学に入学したぼくは、そう、これまでに大学教育を受けていない、大学教育を受けたことがないことが、なんとも言いえない劣等感として、というほどに明白なものでもない(それだけが原因なのではない)のだが、意識しないものでもなかった。よそ(40歳)の大学生は、あまりカッコイイものではない(とぼくは思うのだ)けれど、ぼくはとってもウレシイタノシイ♪



≪目次: ≫
1.歴史と人間との関わり〔キーワード:歴史書国家戦争〕/五味文彦(放送大学教授) DVD '10/08/06 12:05〜
2.司馬遷――中国における史学の祖〔キーワード:司馬遷、史記紀伝体〕/浜口允子(放送大学客員教授) DVD '10/08/12 11:25〜
3.聖徳太子(厩戸皇子)〔キーワード:聖徳太子、厩戸皇子、日本書紀、太子信仰〕/五味文彦(放送大学教授) DVD '10/08/13 11:20〜
4.源頼朝北条政子〔キーワード:源頼朝、北条政子、吾妻鏡武家〕/五味文彦(放送大学教授) DVD '10/08/14 16:05〜
5.交流と人間〔キーワード:フビライ北条時政モンゴルの襲来〕/五味文彦(放送大学教授) DVD '10/08/15 16:00〜
6.ルタークラーナハ――宗教改革理念の伝播をめぐって〔キーワード:マルティン・ルター、ルーカス・クラーナハ、宗教改革、プロテスタント〕/森田安一(日本女子大学教授) DVD '10/08/17 16:10〜
7.天正遣欧使節――16世紀の日欧交流〔キーワード:天正遣欧使節、イエズス会ローマ教皇〕/杉森哲也(放送大学教授) DVD '10/08/18 16:35〜
8.梅津政景――秋田藩政の確立者〔キーワード:梅津政景、日記秋田藩〕/杉森哲也(放送大学教授) DVD '10/08/19 16:00〜
9.近代社会と人間〔キーワード:近代、ルネサンス古代中世社交懐疑主義〕/草光俊雄(放送大学教授) DVD '10/08/21 15:55〜
10.ブルネルオスマン〔キーワード:ブルネル、イギリス、産業革命、オスマン、パリ、都市計画〕/草光俊雄(放送大学教授) DVD '10/08/25 11:50〜
11.福澤諭吉〔キーワード:福澤諭吉、19世紀〕/小室正紀(慶応義塾大学教授) DVD '10/08/27 15:40〜
12.山川健次郎――旧会津藩士の東京帝国大学総長〔キーワード:東京帝国大学、教育、会津藩、戊辰戦争〕/杉森哲也(放送大学教授) DVD '10/08/29 15:15〜
13.ケマル=アタテュルク〔キーワード:ケマル・アタテュルク、トルコイスラム〕/坂本勉(慶応義塾大学教授) DVD '10/09/04 12:30〜
14.マハートマ=ガンディー――非暴力と国民の理想〔キーワード:ガンディー、インド独立〕/竹中千春(立教大学教授) DVD '10/09/05 15:30〜
15.まとめ――歴史と人間を考える〔キーワード:歴史、人間〕/草光俊雄(放送大学教授)、五味文彦(放送大学教授)、杉森哲也(放送大学教授) DVD '10/09/07 14:25〜





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本「頭骨コレクション 骨が語る動物の暮らし」福田史夫5

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頭骨コレクション――骨が語る動物の暮らし
頭骨コレクション 骨が語る動物の暮らし

○著者: 福田史夫
○出版: 築地書館(2010/6, 単行本 208ページ)
○価格: 1,890円
○ISBN: 978-4806714026
おすすめ度: 5.0
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コワイモノ見たさ♪、そう、ぼくは基本的にビビりだから、骨、白骨なんか見ちゃうと、そこに歴然と認識せざるをえない死、かつて生物として生きて生存して存在していた個体が、個体としてはそこに存在するのだけれど、その個体には現時点において生命は宿っていない、死してなお身体の一部がそこに在る、存在する、しかし生きていない個体としての骨、骨、死ぬことは、怖くないと言ったら嘘になる、死にたくない生きたい(なにを目的として生きたい?!、ぼくが生きる意義とは??!)、それでもヒトは生物は命があるものは、時期の前後を問わずして死を避けることはできない、絶対的に死ぬときがくる、コワイ、受け容れたくない、直視したくない。と思うのかどうなのか、骨(頭骨)だなんて、子どもの頃だったら、怖くて夜中にひとりでトイレに行きたくないような、夢に出てきてぼくのことを追いかけまわす、追いかけまわされちゃうんじゃないか、とは、冷静に考えれば、ありえない妄想の世界なんだけど。で、気になって気になって仕方がなくって(個性キラめく築地書館の新刊はチェックを欠かせない)、でも骨はやっぱり怖いから見たくない避けたいと思うんだけど、そう、夜トイレに行けなくなっても困るしね(苦笑)、とか言いながら在庫をチェックした自室最寄りの図書館で、なんとちょうど貸出中であったことから、すぐに手に入らないことをいいことにして、予約ボタンをポチッと。少しホトボリが冷めてきた頃にメールで他の予約していた本と一緒に「用意ができました」とメールが届く、便利だなぁ(甘んじてはいけない、いや、甘んじて受け容れよう、活用しない手はない、そうなのかどうなのか??!)、やっぱり、気になる気になると、なにをおいても(じつは写真とイラストが豊富であることが読みたい意欲を刺激する)、ほかの本を差し置いて、まっさきに読みふける、読みふける(オモシロイ、楽しい、愉しい、タノシイ)、読みふける♪♪



著者が野山を歩いて集めた、頭骨約160個のなかから選りすぐりを紹介。頭骨にまつわるエピソードや、骨からわかる動物たちの暮らしぶり、神秘・面白さを、写真やイラストをふんだんに使って語る。


≪目次: ≫
1 アクビは強さの誇示
2 なぜキングコングは頭頂部が盛り上がっているのか?
3 食べ痕はサルの無実の証明
4 田舎のネズミと都会のネズミ
5 オトガイが出ていると歯が弱い?
6 サルは腰かけ姿勢がいちばん楽
7 角はメスと交尾するためのもの
8 華奢な頭骨をもつ動物たち
9 噛みとられても平気な骨
10 野菜を食べると歯がすり減る!
11 ガムを噛みながらバッターボックスに立てる動物・立てない動物
12 ヒトの出っ歯はゾウの牙?
13 スナメリの歯はみんな同じ
14 ヒトの赤ちゃんは頭に穴が開いている
15 子どもの顔はなぜ丸い?
16 首が頑丈な動物たち
17 なぜ、ヒトやサルの下顎骨は一つだけ?
18 歳をとると頭骨も硬くなる?

コラム   頭骨を知る/クジラウシの親戚――最近の系統動物学/どんなところで発見するのか?/どうやって持って帰るのか?/骨って何?/骨が先か中身が先か?/骨はカルシウムの貯蔵庫/宅配便がコワイ!/動物カメラマンからの頭骨のお土産/シカの頭骨は不完全/最小の哺乳類の頭骨/密猟されゾウたちと拾ったゾウの臼歯/オオタカが教えてくれたイノシシの死体/愛犬クロの死と頭骨/マハレでもらったトンビリとチューイの頭骨/野生動物探検隊からのハタネズミのプレゼント/散弾銃で撃たれて死んでいたタヌキ/学生からもらったイヌの頭骨/フラフラ歩いていたキツネ/角がとられたカモシカの死体/頭骨標本の簡単なつくり方

参考文献
頭骨写真索引
付録

※イラスト 平澤瑞穂


≪著者: ≫ 福田史夫 (ふくだ・ふみお) 1946年、北海道釧路市生まれ。横浜市立大学卒業。京都大学博士(理学)。動物社会・生態学・霊長類学専攻。学生のころからニホンザルタイワンザルの調査を行ない、チンパンジーキンシコウの調査に従事する。1994年2月から1997年2月までの3年間、タンザニアのマハレ山塊国立公園でチンパンジーの人づけを試み、2000年から2005年の6年間に7回、中国の国立陜西周至自然保護区の秦嶺山脈でキンシコウの調査を行なう。現在、慶應義塾大学、東京コミュニケーションアート専門学校の非常勤講師や西北大学の招聘教授を務めながら、知人や学生たちと丹沢山塊のニホンザルの調査を行なっている。週に一度は丹沢を歩いている。おもな著書に、『箱根山のサル』(晶文社、1992年)、『アフリカの森の動物たち――タンガニーカ湖の動物誌』(人類文化社、2001年)、『野生動物発見!ガイド――週末の里山歩きで楽しむアニマルウオッチング』(築地書館、2007年)など。
ホームページ: http://members2.jcom.home.ne.jp/fumio.fukuda/index.html





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本「ことばとは何か 言語学という冒険 (講談社学術文庫1942)」田中克彦5

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ことばとは何か  言語学という冒険 (講談社学術文庫)
ことばとは何か 言語学という冒険 (講談社学術文庫1942)

○著者: 田中克彦
○出版: 講談社 (2009/4, 文庫 264ページ)
○価格: 945円
○ISBN: 978-4062919425
おすすめ度: 4.0
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よそ(40歳)にしてドイツ語を学びはじめておよそ半年、オモシロイ♪、今年4月に入学した放送大学の第1学期に「ドイツ語入門1」を受講してアルファベットからはじめて、8月の単位認定試験をなんとか合格して、しかし、暗記がどうにも苦手で、しかも、独和辞典もまだ入手していない不真面目さ、でありながら、10月から始まる第2学期に受講する(単位認定試験は来年1月末)「ドイツ語入門2」の授業のCD視聴(約45分×15回)をひと通り終えて、ドイツ語学習としては次のレヴェルなんだけどすでに昨年度に閉講した「ドイツ語基礎」(次年度いっぱい追加試験用に学習センターにテキストとCDの在庫がある)を11回までの授業のCD視聴を終えてあと4回分を残すのみ。といっても、なるほどドイツ語の特徴はなんとなく分かったような気がしないでもない、が、やっぱり暗記をしないと、それなりに単語を覚えないことには読みこんで慣れないことには、そうカンタンに理解できるものでもない、まだまだまるで分かった気がしていない。単位認定試験を終える来年1月末まではドイツ語に集中して、ほかの言語学習は英語(第1学期「基礎からの英文法」単位認定試験合格、第2学期「英語の基本」と面接授業を受講する)以外には手を出さず、とにもかくにも地道にコツコツコツコツと耳で聞いて目で見て読んで手で書いて口から声に出して耳から聞いて目で見て読んで手で書いて、体で覚えて。そう、いまのところの予定では、ドイツ語の次にフランス語と中国語と、、、いやいや、日本語(第1学期「日本語学 母語のすがたと歴史」単位認定試験合格)をキチンと使えるようにすることをまずは優先すべきなのかもしれない



時の流れや社会規範によって姿を変える「ことば」。地球上にある何千種類もの言語、変化を続けるとらえどころのない対象の本質に、言語学はどこまで迫れたのか。ソシュールをはじめとした近現代の言語学の成果を検証、理論では説明しきれない言語の特別な性質をさらけ出し、グローバリゼーションの中で現代世界が直面する言語問題にも鋭く切り込む。


≪目次: ≫
はしがき
第一章 言語学史から何を学ぶか    言語と言語学史/規範と体系/誤りの中にこそ真実が/近代言語学はことばをどう扱ってきたか/人間の恣意から解放されたことばそのもの/自然科学のようになりたい/単純から複雑へ/膠着から屈折へ/シュライヒャーと進化論/人間の意志から独立した言語/マルクス主義もまた!/ソシュールの求めた脱出口/ドイツ観念論との袂別/共時態(サンクロニー)と歴史の矛盾/ことばは自然か人工か/人工語の思想/クレオール語/言語にとっての自然、エトニスム/自分のことばは比類のないものだ/エスニック言語の神秘性/言葉はなぜ単一でないのかの根拠/言語起源の一元と多元/神が与えた言語/バベルの塔/多言語の賛美もある/!/単一言語の回復の試み/エスペラント/ことばはなぜ一つでないのか――言語起源論/言語が神のつくったものであるとすれば/神のつくったことばにも不完全なものがある
第二章 言語変化の問題――ことばはなぜ変ってはいけないのか    ことばは変ってはいけないか、なぜ変るのか/構造への逃走/「社会的事実」とデュルケム/『講義』比較文献学/構造主義対歴史主義/チョムスキー的言語神授論/言語の変化は原理としては生じえない/ブレスドルフがあげた言語変化の諸原因/変化の技術上の問題/ことばは変わっては困る/動物のことばに変化は起きたか/人間には自由があるからことばが変る/言語変化における人間の意図、目的/自然か社会か――言語「上部構造」論の意義/上部構造と言語の地位/ソビエト言語理論の構築と解体/言語と文化は別もの/自然と人工のあいだの言語/原語は目的をもって作られつつあるもの/言語変化における「見えざる手
第三章 当面する言語問題    言語はコミュニケーションの道具にとどまらない/言語の絶滅にいかに対処すべきか/生物の分類学と言語の分類学/放棄と蘇生/言語の貴重度/方言を育てる/「文章語」とは何か/民族の文章語の誕生/「文明語」の数は増やすべきでない――アントワーヌ・メイエウクライナ語白ロシア語/独立の言語か方言か/アルザスの問題――先住民の意志/Co-Sprache Nebenspracheアウスバウ(拡張)/ハインツ・クロスの大きな貢献/アウスバウの諸相/モンゴル語世界の政治・言語的分断/言語の統一のために命を奪われた言語学者たち/ブリヤート=モンゴルからブリヤートへ――アジアで行なわれた最大のアウスバウ

あとがき (2004年2月24日 国立にて 田中克彦)
講談社学術文庫版へのあとがき (2009年1月 田中克彦)
文献一覧


※本書の原本は、2004年、筑摩書房より刊行されました。


≪著者: ≫ 田中克彦 (たなか かつひこ) 1934年、兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業、一橋大学大学院修了。一橋大学名誉教授。専門は社会言語学、モンゴル学。著書に『ことばと国家』『言語学とは何か』『国家語とこえて』『チョムスキー』『言語学の戦後』、『対談 言語学が輝いていた時代』(共著)など多数ある。





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本「アンナ・カレーニナ 〈1〉  Л. Н. Толстой: “Анна Каренина”, 1877. (光文社古典新訳文庫058)」トルストイ、望月哲男 訳5

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アンナ・カレーニナ〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
アンナ・カレーニナ 〈1〉  Лев Николаевич Толстой: “Анна Каренина”, 1877. (光文社古典新訳文庫058)

○著者: レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ望月哲男
○出版: 光文社 (2008/7, 文庫 602ページ)
○価格: 1,020円
○ISBN: 978-4334751593
おすすめ度: 4.0
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あぁ、いま40歳のぼくは予定ではあと26年間生きる、生きたいと欲する、とりあえずいまのところ、そのあとのことは分からない。ひとりで、積極的な他者との関わりを断って、自立して自活して誰の世話になることなく周囲にメイワクをかけず、いきたい(生きたい)。ひとり暮らしはなにかと不安がともなう、日常の細々がメンドクサイ煩わしい、でも、人付き合いの方がその数倍もメンドクサイ煩わしい、と思ってしまう、だから、ひとり暮らしを選択する。料理も洗濯も掃除もメンドクサイ煩わしい、ぼくに経済的な余裕があったなら、誤解を承知して言ってしまおう、女中を雇う。身の周りの世話を、契約にもとづく雇用の関係、ある意味では明確だ、感情に支配されない??!



青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう。


≪目次: ≫
アンナ・カレーニナ 〈1〉』 Анна Каренина, 1877.

第1部
第2部

読書ガイド/望月哲男   1.アンナの生きた時代/2.地主貴族の生活背景/3.都市の暮らしと田舎の暮らし


≪著者: ≫ レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ Лев Николаевич Толстой [1828-1910] ロシアの小説家。19世紀を代表する作家の一人。無政府主義的な社会活動家の側面をもち、徹底した反権力的な思索と行動、反ヨーロッパ的な非暴力主義は、インドのガンジー、日本の白樺派などにも影響を及ぼしている。活動は文学・政治を超えた宗教の世界にも及び、1901年に受けたロシア正教会破門の措置は、今に至るまで取り消されていない。主著に本書『アンナ・カレニーナ』、『戦争と平和』、『復活』など。

[訳者] 望月哲男 Mochizuki Tetsuo 1951年生まれ。北海道大学教授。ロシア文化・文学専攻。著書に『ドストエフスキー・カフェ――現代ロシアの文学風景』、訳書に『ロマン?、?』(ソローキン)、『ドストエフスキーの詩学』(バフチン、共訳)、『自殺の文学史』(チハルチシヴィリ、共訳)、『アレクサンドル?世暗殺』(ラジンスキー、共訳)など。

トルストイ 『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ  Смерть Ивана Ильича, 1886./Крейцерова соната, 1889.』(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/08/20
トルストイ 『トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇  Толстой УЕМ ЛЮДИ ЖИВЫ?, 1881.』(中村白葉訳、岩波文庫、1932年) '08/10/11
トルストイ 『光あるうち光の中を歩め』(原久一郎訳、新潮文庫、1952年) '08/08/20
トルストイ 『人生論  O жизни, 1887.』(中村融訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/07/08





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本「地球進化論 〔新版〕 (岩波現代文庫 学術203)」松井孝典5

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新版 地球進化論 (岩波現代文庫)

地球進化論 〔新版〕 (岩波現代文庫 学術203)

○著者: 松井孝典
○出版: 岩波書店 (2008/10, 文庫 217ページ)
○価格: 945円
○ISBN: 978-4006002039
おすすめ度: 5.0
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そう、ぼくにはどうにも奇跡としか思えなくって。こうしていま人間がこの地球上で覇権を制して、好き放題にやっちゃっている状態も、、、地球史46億年♪
フツーにヒトは100年も生きられない。ほとんど多くのヒトが100歳までも100年をも生き永らえることなく、死ぬ。まぁ、死なないと、子孫に遺伝子を、遺して伝えて遺伝して、だからこそ自然淘汰であり進化selectionが生じるのであろうことから、死ぬことは存在が死滅してこの世に在らざる状態となることは、みずからのこととして近しい者のこととしても、誰しもよろこばしいことではないのかもしれないけれど、だからといってメカニズムでありシステムとして、ヒトは死なないわけにはいかない、個体としてはかならず死に絶えることが避けられない、宿命?!
宇宙に、地球以外に生命体が存在するのかどうかと考えるに、生命体自体の存在は、なんらか存在するであろうと考える。宇宙の生命体の存在の可能性を考えて、ぼくたちヒトが想像するイメージする生命体は、三葉虫だろうか恐竜だろうか?!、まさかヒトのように相互にコミュニケーションをとる文明・文化を有した生命体!?、となると、どうなんだろう??!。地球が誕生して46億年、そのうちのおよそ40億年以上ものあいだは生物が生存しえなかった惑星で、やっとカンブリアの大爆発で誕生して器官としての眼を生じた三葉虫であり、その後の恐竜であり、生命体として宇宙のほかの惑星に、三葉虫や恐竜のような生命体が確認されて、こちら(ヒト)のコミュニケートを理解しえない意志の疎通を図ることができない生命体を発見して、、、そうかぁ、どうなんだろう?!



地球は奇跡の星だろうか。いかなる偶然によって、生命を育む「青い地球」となりえたのだろうか。微惑星の集積過程の理論的・実験的研究など太陽系形成史の研究を長く続け、地球の進化を理論的に追究してきた著者が、この二〇年の研究の進展を踏まえて新たに大幅加筆した。太陽系の歴史、地球の起源、海の誕生、大気の進化等を踏まえて、地球の未来像を考察する上での豊かな視座を提供する。


≪目次: ≫
はじめに
1 太陽系ができるまで    地球観に時間軸を入れる/へ行ってわかったこと/衝突は爆発だ/クレーターは年代を語る/メキシコに落ちた隕石/隕石はどこからきたのか/チリから惑星へ/系外惑星系/隕石重爆撃期/クレーターの科学
2 太陽系をめぐる    縮んだ惑星――水星金星のテクトニクス/水が流れていた火星木星と火山衛星イオ/無数の粒子がまわる木星のリング/天王星のリングとミランダ地球は個性の強い星である/最新の惑星探査の紹介/マゼランによる金星探査の概要/火星の探査/ガリレオによる木星探査/カッシーニによる土星探査――タイタンエンセラダス/冥王星問題
3 地球はどんな惑星か    地球は層構造をつくっている/地表は何枚ものプレートにわかれている/水が循環している/マルチプレートテクトニクス
4 地球の年齢を求める    年齢の測り方/隕石が手掛かり/地球がアイデンティティーを示したころ
5 地球の誕生のころ    三八億年前の岩/地球は冷たく生まれたか熱く生まれたか/衝突でガスが蒸発する/保温効果で地表が溶ける/海になる分の水が大気にあった/地表に初めて雨が降る/余分の水はコアにはいる/惑星集積過程
6 生命をはぐくむ惑星へ    水蒸気と二酸化炭素の原始大気から/地球には大陸がある/大陸が二酸化炭素をとりこむ/金星はなぜ地球にならなかったのか/地球大気は太陽大気と異なっている/二酸化炭素が多かった証拠/雪玉地球
7 微妙なバランス    生命が酸素を生みだす/生命とオゾンの固くてもろいきずな/二酸化炭素の微妙な動き/地球の息吹に耳を傾ける/地球はありふれた星/巨大隕石の衝突!/チチュルブ・クレーターの発見とその後
8 地球の未来    緑したたる火星?/文明に寿命はあるか/進化の究極/宇宙にあふれる生命/文明とは

岩波現代文庫版あとがき (2008年9月 松井孝典)


※本書はNEW SCIENCE AGEの一冊として1988年8月、岩波書店から刊行された『地球進化論』を、今日の研究の到達点をふまえて補訂し、13の節とあとがきを新規に執筆した新編集版である。


≪著者: ≫ 松井孝典 (まつい たかふみ) 東京大学大学院教授(2009年3月退職、東京大学名誉教授、千葉工業大学惑星探査研究センター所長)。1946年静岡県に生まれる。72年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専攻=複雑理工学・地球惑星科学。理学博士。著書に『再現! 巨大隕石衝突』『地球倫理へ』『お父さんと行く地球大冒険』(全四冊)『宇宙人としての生き方』(以上、岩波書店)『惑星科学入門』(講談社)『一万年目の「人間圏」』(ワック)『地球・宇宙・そして人間』『宇宙誌』(以上、徳間書店)他がある。

サイモン・コンウェイ・モリス 『カンブリア紀の怪物たち 進化はなぜ大爆発したか  Simon Conway Morris: “Journery to the Cambrian: the Burgess Shell and the explosion of animal life”』(木下智子訳、松井孝典監訳、講談社現代新書、1997年) '10/02/11
松井孝典 『地球システムの崩壊』(新潮選書、2007年) '09/12/18





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本「ドン・キホーテ 後篇三   Cervantes: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615. (岩波文庫 赤721-6)」セルバンテス、牛島信明 訳5

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ドン・キホーテ〈後篇3〉 (岩波文庫)
ドン・キホーテ 後篇三   Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615. (岩波文庫 赤721-6)

○著者: セルバンテス牛島信明
○出版: 岩波書店 (2001/3, 文庫 441ページ)
○価格: 840円
○ISBN: 978-4003272169
おすすめ度: 5.0
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死、生命の最期と終焉?!、狂気と正気の、騎士ドン・キホーテと善人アロンソ・キハーダと、現実。
もちろん途なかばにして死なないともかぎられないけれど、どうなんだろう、ぼくの印象としては、あくまでも個人的な印象ではあっても、それなりに長く幼少のころからずっとことあるごとに考えつづけてきたことではあるのだが、途なかばにして中途半端なままには死なせてもらえない(誰に?、神さまに?!)、そうカンタンに死にいたって死んでしまうことはない死ねないんじゃないかなぁ、などと。そう、この世に生きさせていただいている(誰に?、神さまに?!)となんとなくおもっちゃっているぼくとしては、いろんな周囲の人たちに世話になっていながら迷惑をかけつづけて世話になって生きて在るぼく、ことあるごとに日常的に、ぼくなんか居ない方が存在しない方がきっとウマくいく円滑にコトが運ぶに違いない、と考える、考えてしかし、なんでぼくなんか存在しちゃっているんだろう生きているんだろう、とは、もちろん思う、イヤだなぁ、居心地の悪さ、居場所のない肩身の狭い思い、でも、そこ(ココ)に歴然と居て存在している、ぼく。なんでぼくはココ(この世)に居るんだろう??!、ある意味ではぼくの意志や意図に反して?!、この世にココに在りつづけるぼく、必要がある!と明白に感じることはなくとも、オカシナ話だけど、ぼくの存在がこの世に必要がない!とも明白には感じることは思うことはできない、甘い!?のかもしれない、無自覚にすぎるかもしれない、もっともっと自覚すべきなのかもしれない、分からない(気づくことが認知することができない)



物語も終盤にさしかかり、ドン・キホーテ主従は、当時実在のロケ・ギルナール率いる盗賊団と出会い、さらにガレー船とトルコの海賊との交戦を目撃することになる。さて、待望の本物の冒険に遭遇したわがドン・キホーテの活躍は……。(全六冊完結)


≪目次: ≫
機知に富んだ騎士 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ 後篇
第五十章 ここでは老女を打擲(ちょうちゃく)したうえ、ドン・キホーテをつねり、ひっかいた、魔法使いたる刑の執行人が実は誰であったかが明かされ、加えてサンチョ・パンサの妻、テレサ・サンチャのもとへ手紙を持参した小姓の身に起こったことが語られる
第五十一章 サンチョ・パンサの統治の展開、および、そのほかのなかなか愉快な事柄について
第五十二章 ここでは第二の《苦悩の老女》、もしくは《悲嘆の老女》、またの名を、ドニャ・ロドリーゲスと呼ばれる老女の冒険が語られる
第五十三章 サンチョ・パンサの統治の疲弊した終局とその最後について
第五十四章 この物語にかかわりがあって、ほかの物語とは関係のない事柄を扱う章
第五十五章 道中でサンチョの身に起こったこと、および、そのほかの瞠目(どうもく)すべき事柄について
第五十六章 老女ドニャ・ロドリーゲスの娘の名誉を守るために、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャが従僕のトシーロスと交(まじ)えた、前代未聞の、途方もない戦いについて
第五十七章 ドン・キホーテが公爵にいとま乞いをした次第、および。公爵夫人の侍女で、利発にしておちゃめな娘アルティシドーラとドン・キホーテとのあいだに起こったことを扱う章
第五十八章 ドン・キホーテの身、踵(きびす)を接して起こった数々の冒険を扱う章
第五十九章 ここではドン・キホーテの身に起こった、冒険とみなしうる奇妙な出来事が語られる
第六十章 バルセローナへ向かう道中、ドン・キホーテに起こったことについて
第六十一章 バルセローナにやってきたドン・キホーテに起こったこと、ならびに、機知よりは真実に富んでいるそのほかのことどもについて
第六十二章 魔法の首の冒険、および、語らずにすますわけにはいかない、そのほかの些細(ささい)な出来事を扱う章
第六十三章 ガレー船の見物に際してサンチョ・パンサにふりかかった災難、および美しいモーロ娘の数奇な冒険について
第六十四章 それまでドン・キホーテの身に起こったいかなる出来事にもまして、彼に大きな苦痛を与えた冒険を扱う章
第六十五章 ここでは《銀月の騎士》の正体が明かされると同時に、ドン・グレゴリオの救出、および、そのほかの出来事が語られる
第六十六章 これを読む者には見え、人が読むのを聞く者にはその耳に入るであろうことどもを扱う章
第六十七章 ドン・キホーテが、約束した一年間が経過するまでのあいだ、羊飼いとなって田園生活をおくる決意を固めたこと、および、まことにもって楽しくもめでたき出来事について
第六十八章 ドン・キホーテの身にふりかかった豚の冒険について
第六十九章 この雄大な物語の全篇をとおして、ドン・キホーテの身にふりかかった最も数奇にして最も珍しい冒険について
第七十章 この物語をはっきり理解するためには必要不可欠なことどもを、第六十九章にひきつづいて述べる章
第七十一章 サンチョとともに郷里の村へ帰る途中、ドン・キホーテの身に起こったことについて
第七十二章 ドン・キホーテとサンチョがどのようにして郷里の村に帰着したかについて
第七十三章 ドン・キホーテが故郷の村へ入るときに見た凶兆、および、この壮大な物語に彩りをそえると同時に、そこにさらなる信憑性(しんぴょうせい)を与えるそのほかの出来事について
第七十四章 ドン・キホーテが病いに倒れた次第、ならびに彼が口述した遺言書と彼の死について

訳注
解説(二)ドン・キホーテの小説作法について/牛島信明    ドン・キホーテの狂気の変質/自己生成の書としての『ドン・キホーテ』 (二〇〇一年正月)
地図 『ドン・キホーテ』のスペイン

挿絵 ギュスターヴ・ドレPaul Gustave Doré, 1832–1888)

セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇二   Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/12
セルバンテス 『セルバンテス短編集』(牛島信明訳、ワイド版岩波文庫、2010年) '10/09/06
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇一   Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/02
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇三   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/31
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇二   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/26
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇一   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/22
牛島信明 『ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士』(中公新書、2002年) '10/08/15





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本「史記の「正統」 (講談社額学術文庫1853)」平勢隆郎5

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史記の「正統」 (講談社)
史記の「正統」 (講談社学術文庫1853)

○著者: 平勢隆郎
○出版: 講談社 (2007/12, 文庫 360ページ)
○価格: 1,208円
○ISBN: 978-4061598539
おすすめ度:2.5
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語ろうとするときに、言葉の定義(意味、内容、概念、使い方、用い方など)に迷いや悩みがあって、たとえば、歴史を歴史について語ることを試みようと考えたときに、日本とか中国とか、たしかにいまはそう呼ばれていて、なんとなく共通の概念として共通の理解が相互に得られるであろうと考えて、しかしその表現が表記が正しいのか正統?!であるのか、その時その時代に、日本であり中国という概念が、国であり国家という考え方がなされていたのか?(ぼくにはよく分からない)、、、なるほど、紀年(紀年法)、年を数える方法ひとつをとっても、その方法は一つではない、いろんな考え方があって、それなりの理由や根拠があって、共通するものともかぎられない



一千ヵ所にも及ぶ年代矛盾。取り違えられた王侯、隠蔽された「史実」――。司馬遷らによる編纂過程で、いったい何が起きていたのか。そして『史記』自体の「虚像」はどのようにつくられたのか。膨大な年代矛盾の謎をことごとく解明し、中国古代の帝・王・宰相の「正統観」を明らかにした画期的論考。これで春秋戦国時代の「常識」は塗り替えられる!


≪目次: ≫
はしがき
第一章 項羽劉邦の「虚」と「実」
    1 「唯一」の暦と「唯一」の正統(王にすぎない項羽になぜ本紀があるのか/「正朔」を奉じる/項羽の暦と劉邦の暦/諸侯王・列候にも紀年がある)/2 義帝殺害と天下統一の年代(義帝殺害は何月か/楚正の月と丈ュ丈迫・lt;/a>の月/戦国時代における「帝」号と義帝の「帝」号/漢三年、大いに天下を併す――漢の天下統一は前二〇二年ではない/諸侯王の紀年が混在する)/3 「」の正統と天下観(「西楚の覇王」とは何か/なぜ「漢元年」か/「漢元年」と劉邦の元年/楚の暦は南越に継承された/天下は伸縮する――戦国時代以来の天下と南越の天下)/4 『史記』の「形」と漢の正統(どうして「項羽本紀」があるのか――「越」の正統とは何か/『史記』の「形」)/5 封印された越の正統(越の正統の記憶/越の「帝」はなぜ『史記』の「形」から除外されたか/武帝封禅の意味/『漢書』の正統観と封禅/越帝の制度と義帝の制度)
第二章 始皇帝の「虚」と「実」    1 天下統一の道筋(始皇帝はどう領域を拡大したか/秦の恵文王には、いくつかの在位記年が混在した)/2 埋もれた式典(合従連衡の原義/の恵成王の式典/と秦の逢沢の会/即位儀式にひそむ謎――文武の胙)/3 改元しない始皇帝(始皇帝はなぜ改元しなかったのか/木星紀年の問題)/4 文字・貨幣の統一はあったか(秦の始皇帝による文字の統一/『説文解字』に書いてあること/貨幣の統一という誤解――始皇帝はどの程度偉かったか/「坑儒」という誤解/『韓非子』顕学篇が述べる「事実」/戦国秦国の貨幣「半両銭」の「半」とは何か/始皇帝の首都建設と始皇帝陵/中国的正統観の系統性と多元性)
第三章 新しい春秋戦国時代    1 二つの称元法と複数の暦の解明(踰年称元法と立年称元法/称元法と考古遺物の謎解き/暦と年代のずれ/孔子の死去と戦国年表)/2 失われた『竹書紀年』の復元(唐代の学者は『竹書紀年』をどう用いたか/唐代の学者による年代削除)/3 封君紀年の発見(封君紀年と暦/春申君張儀の紀年)/4 誤れる蘇秦像(蘇秦に関する矛盾――人の取り違えの具体例として/錐を股に突き立てたのは弟/「臣秦」か「臣捧」か)
終章 『史記』をどう読むか    1 『史記』年代整理作業の場(年代記事の「整理館」/『史記』年表の構築作業/『史記』十二諸侯年表/『史記』六国年表)/2 「おおやけ」の書『史記』(「おおやけ」と「わたくし」/『漢書』における『史記』の位置づけ/『史記』が述べるみずからの位置づけ/『史記』太史公自序が示す本紀の形)/3 『史記』の材料と「おおやけ」(『春秋』・『公羊伝』と『史記』/『漢書』芸文志の「形」/『漢書』の述べる『論語』/『春秋』・『公羊伝』の作為)/4 『史記』の「実」を読む(『春秋』の書き換え/『左伝』の構造と説話/『史記』と史・史書の伝統)

参考文献
学術文庫版へのあとがき (二〇〇七年九月 平勢隆郎)


※本書の原本は、2000年1月、『『史記』2200年の虚実』として小社より刊行されました。



≪著者: ≫ 平勢隆郎 (ひたせ たかお) 1954年茨城県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻は東洋史。東京大学教授(東洋文化研究所)。主な著書に、『新編史記東周年表』『中国古代紀年の研究』『左伝の史記批判的研究』『中国古代の予言集』『「春秋」と「左伝」』『亀の碑と正統』『都市国家から中華へ――殷周 春秋戦国時代』(講談社「中国の歴史」02)などがある。






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本「コミュニケーション論序説 '07 (放送大学教材)」大橋理枝/根橋玲子5

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コミュニケーション論序説
コミュニケーション論序説 '07 (放送大学教材)

○編著: 大橋理枝/根橋玲子
○出版: 放送大学教育振興会(2007/3, 単行本 244ページ)
○価格: 2,625円
○ISBN: 978-4595307102
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ヒトはひとりでは生きられない、ひとりでは生きていくことができない。まずはこの世に生まれ出るにも、母と父(??!、山極寿一著『父という余分なもの サルに探る文明の起源』)の存在、生殖、その後の養育があってこそ。発達段階を経て(乗り越えられずに積み残して)、いろいろな状況や環境に耐性をえて、ある意味では成功より失敗の方をこそ重視すべきなのかもしれない、ウマくいかないからこそ、どう対応していくのかを考える、現状を打破して、道を拓くべく、いや、道はかならずしも拓かなくてもいいのかもしれない、道を拓くのはタイヘンだ、困難を伴う、誰にでもできちゃうような容易なことではない、みんながみんな切り拓く必要はない、できるヒトが、ヒトには能力には差異がある平等ではない限界があって適性もあるだろう、それを得意とするヒトが得意とするコトを為せば

いろんな学問分野を専門とする先達者(先生)たちの、コミュニケーションをテーマとしたインタビュー、発せられる声の情報、眼で視認することができない、耳をダンボのように大きく聞き耳を立てるCD音源。そう、発話者のことばとして表現される声には、ぼくが受け取って認識する声(言語)の情報以上の、さまざまな情報を含んでいて、話し方、声の高低、話すスピード、抑揚、間合い、言葉尻?!にいたるまで、勝手に想像してしまう印象は、どうなんだろう、発話され表現された言語情報以上に、ぼくはなんとなく感じるモノ無意識のうちに感じてしまったモノをタイセツにしたい、などと考える、もちろんそこには誤解が多分に含まれていることを承知して、なお


≪目次: ≫
1.コミュニケーションとは――伝えること、伝わること/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授) CD '10/08/06 14:00〜
2.自我とコミュニケーション――多様性の向こう側/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:船津衛(放送大学教授) CD '10/08/12 12:15〜
3.身体とコミュニケーション――指差す先にあるものは/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:渡辺保(放送大学客員教授) CD '10/08/13 12:05〜
4.被服とコミュニケーション――ファッションかしきたりか/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:藤原康晴(放送大学客員教授) CD '10/08/14 16:50〜
5.建築とコミュニケーション――ホーム・スィート・ホーム/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:香山壽夫(放送大学客員教授) CD '10/08/15 16:50〜
6.演奏とコミュニケーション――人と人とを繋ぐ音楽/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:徳丸吉彦(放送大学客員教授) CD '10/08/17 16:55〜
7.非言語コミュニケーションのまとめ――メッセージは五感を通して/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授) CD '10/08/19 16:45〜
8.言語学とコミュニケーション――都会で会うタヌキとは/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:坂原茂(東京大学教授) CD '10/08/21 16:40〜
9.マスメディアとコミュニケーション――表舞台の「裏」話/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:柏倉康夫(放送大学客員教授) CD '10/08/22 16:50〜
10.組織とコミュニケーション――理想の上司、嫌な部下/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:山口生史(明治大学教授) CD '10/08/25 12:35〜
11.外国語教育とコミュニケーション――ムニャムニャムニャ・・・・が正しい場合/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:姫野昌子(放送大学客員教授)  CD '10/08/27 16:25〜
12.言語コミュニケーションのまとめ――言葉の背後にあるもの/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授) CD '10/08/29 16:00〜
13.教育とコミュニケーション――納得のための説得/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:岡崎友典(放送大学准教授) CD '10/09/04 13:15〜
14.カウンセリングとコミュニケーション――伴奏(走)つきの自分語り/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授)、ゲスト:佐藤仁美(放送大学准教授) CD '10/09/05 16:15〜
15.文化とコミュニケーション――コミュニケーションの根底にあるもの/根橋玲子(明治大学准教授)、大橋理枝(放送大学准教授) CD '10/09/07 15:10〜

大橋理枝/大石和欣 『基礎からの英文法』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2009年) '10/07/30





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本「博物館概論 〔新訂〕 '07 (放送大学教材)」佐々木利和/松原茂/原田一敏5

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博物館概論 新訂
博物館概論 〔新訂〕 '07 (放送大学教材)

○編著: 佐々木利和/松原茂/原田一敏
○出版: 放送大学教育振興会 (2007/3, 単行本 208ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4595307188
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学芸員になるには、その国家資格を得るには、それを職業にして生活の糧を得ると考えるには、いま40歳のぼくが大学を卒業するのが順調にいって44歳だから、ムリだ、とは言うまい、それでもやっぱり、厳しいものがあろう(人生は短い)、ことから、あぁとっても興味がある分野であることに相違はない、ということで、放送大学の履修科目として選択することなく、放送大学の学習センターの視聴覚資料(DVD)とテキストを活用させていただいて自習(各45分間×15回⇒約12時間+α)。
このところ、いろいろ理由立てして、ひきこもって、行動範囲は限定的で、自室と会社とガッコウと、、、どこへも出掛ける気力が生じなくなって久しい、まぁ、無理を強いるまい、必要があれば必要に求められて出張る(出掛ける)ことになろうし、ある意味ではいま出張る(出掛ける)必要がないのであろう、とも。そう、一時期、ちょうどこのブログの書き記しをはじめたころ、居場所がなくて(久しぶりの、もしかしたら、本質的には初めてのひとり暮らしは、不安で不安で不安で不安で)、人心地のするところ(場所)を求めて、ひとり出歩いたいろいろな場所のひとつとしての美術館


≪目次: ≫
1.博物館とは/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/08/11 13:55〜
2.博物館史/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/08/12 15:45〜
3.博物館資料取扱論1――美術品/松原茂(根津美術館学芸部長) DVD '10/08/14 13:40〜
4.博物館資料取扱論2――彫刻/岩田茂樹(奈良国立博物館学芸課美術室長) DVD '10/08/15 12:50〜
5.博物館資料取扱論3――工芸品1/原田一敏(東京芸術大学教授) DVD '10/08/17 13:50〜
6.博物館資料取扱論4――工芸品2/伊藤嘉章(九州国立博物館企画課長)、原田一敏(東京芸術大学教授)、竹内奈美子(東京国立博物館) DVD '10/08/18 12:50〜
7.博物館資料取扱論5――工芸品3/池田宏(文化庁美術学芸課主任文化財調査官)、原田一敏(東京芸術大学教授)、小山弓弦葉(東京国立博物館) DVD '10/08/19 12:55〜
8.博物館資料取扱論6――考古・歴史資料/井上洋一(東京国立博物館事業企画課長)、佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/08/20 13:30〜
9.博物館資料取扱論8――保存修復/神庭信幸(東京国立博物館) DVD '10/08/21 15:10〜
10.博物館資料取扱論9――資料梱包法/佐々木利和(北海道大学教授)、岩淵 建夫(東京国立博物館) DVD '10/08/25 13:45〜
11.地域博物館の活動1――アイヌ民族博物館/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/08/27 13:25〜
12.地域博物館の活動2――利尻町立博物館・にかほ市象潟郷土資料館/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/08/29 13:00〜
13.地域博物館の活動3――石垣市八重山博物館・与那国民俗博物館/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/09/01 14:00〜
14.地域博物館の活動4――博物館の誕生/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/09/05 14:00〜
15.博物館の現在的課題――教育・普及活動/佐々木利和(北海道大学教授) DVD '10/09/07 16:00〜


小宮輝之 『物語 上野動物園の歴史 園長が語る動物たちの140年』(中公新書、2010年) '10/07/28






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本「ガラスの鍵  Dashiell Hammett: “The Glass Key”,1931. (光文社古典新訳文庫108)」ダシール・ハメット、池田真紀子 訳5

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ガラスの鍵 (光文社古典新訳文庫)
ガラスの鍵  Dashiell Hammett: “The Glass Key”,1931. (光文社古典新訳文庫108)

○著者: ダシール・ハメット、池田真紀子 訳
○出版: 光文社 (2010/8, 文庫 453ページ)
○価格: 880円
○ISBN: 978-4334752101
おすすめ度: 4.0
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たとえば若い人に「まずは読んでみたら!?」とおススメしたい本として、この“光文社古典新訳文庫”シリーズ(全112冊、平成22年9月現在)を筆頭にあげたい、とは、すこしまえから、そう、じつは、ぼく自身がぼくの娘に「読んでみたら!!?」とススメる、というようなシーンを想定して、のことでもあるのだが、叶わない想いは、達することができないがゆえに、オシマイにすることが完結させることができないから、いつまでも溶けてなくなることのない飴玉をしゃぶりつづけているように修正可能で、まぁ、ぼくの頭のまわり目の前の視界のスミの方にウヨウヨウヨウヨ浮遊してチラチラしつづけている〈考えごと〉の短冊(メモ)のいくつかあるうちのひとつとして。ぼく自身が、36歳まで本を読む習慣がマッタクなかったから、本を読むことなく遣り過ごしてきちゃったから、本を読まない読めない人の気持ちや考えが分からないものでもない、必要ないじゃん、メンドクサイ。もしかしたら、本を読む必要に迫られないような生き方、それはそれで




賭博師ボーモントは友人の実業家であり、市政の黒幕・マドヴィッグに、次の選挙で地元の上院議員を後押しすると打ち明けられる。その矢先、上院議員の息子が殺され、マドヴィッグの犯行を匂わせる手紙が関係者に届けられる。友人を窮地から救うためにボーモントは事件の解明に乗り出す。


≪目次: ≫
The Glass Key”,1931.
第1章 チャイナ通りの死体
第2章 帽子のトリック
第3章 ハリケーン・パンチ
第4章 ドッグ・ハウス
第5章 病院
第6章 オブザーヴァー
第7章 右腕
第8章 決別
第9章 裏切り者
第10章 砕けた鍵

解説/諏訪部浩一(東京大学准教授)    「古典」としての地位を得たハメットの小説/簡単には共感できない主人公ネッド・ボーモント/「ノワール小説」の先駆者としてのハメット
ハメット年譜
訳者あとがき


≪著者: ≫ ダシール・ハメット Dashiell Hammett [1894-1961] アメリカの小説家。メリーランド州生まれ。幼いころから貧窮の生活を送り、20歳までは職を転々とする。1915年にピンカートン探偵社に入社、調査員となる。第一次大戦中には陸軍に入隊するも肺結核のため除隊。28歳ころから雑誌に短篇小説を投稿し、1922年のデビュー以来、パルプ・マガジンで活躍する。1929年、「コンチネンタル・オプ」シリーズの長編『赤い収穫』『デイン家の呪い』が立て続けに刊行され、一躍人気作家に。その後も探偵サム・スペードの『マルタの鷹』などを生み出すが、第5長編『影なき男』の刊行後は、創作は事実上停止。1937年には共産党に入党、「赤狩り」の時代には裁判所に召喚されるが証言を拒否、法廷侮辱罪で入獄する。1961年、肺癌により死去。

[訳者] 池田真紀子 Ikeda Makiko 上智大学法学部卒業。翻訳家。訳書に『ボーン・コレクター』『コフィン・ダンサー』など“リンカーン・ライム”シリーズ(ディーヴァー)、『トム・ゴードンに恋した少女』(キング)、『フロイトの雨』(マドセン)、『ファイト・クラブ』(パラニューク)、『雨の掟』(アイスラー)『幼年期の終わり』(クラーク)ほか多数。





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本「善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21 A-120)」中島義道5

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善人ほど悪い奴はいない  ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21)
善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21 A-120)

○著者: 中島義道
○出版: 角川書店 (2010/8, 新書 221ページ)
○価格: 760円
○ISBN: 978-4047102491
おすすめ度: 4.5
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なにが善で善いことでイッパンに善いとされて、なにが悪で悪いことでイッパンに悪いとされて、もっとも、ぼくの考えはイッパンテキではない、どこかズレてるところがあると自覚していることから、ズレを意識した考察に、ズレを前提として考えてみて、見えて分かってくること、一方では明白に、やっぱり見えていない分かっちゃいない理解できていないんだろうなぁ、と思いいたることしばしばしばしば。ものごころついた幼少のころから、ぼくは良い子(オリコウサン)を演じることを常としてきて、親の期待(があったのかどうなのか、ホントのところはよく分からない)に背くことなく?!、身内や親戚のまえで、そう、ぼくはイイ子で、その頃まだぼくよりさらに幼少(4歳差)だった次弟は、互いにオトナになってから、「兄ちゃんはズル賢くて、なぜだかいつも気がつくと、兄ちゃんはイイ子で、ぼく(次弟)はワルイ子で。それは違う、そうじゃないんだ、ホントはね、って言おうと思っても、すでに周りのイメージはできあがっちゃっていて、なんども悔しい思いをした、、、」ようなことを、笑いながら話してくれた、ぼくも否定しない、否定できない、ぼくはぼくなりに必死だったんだよ、でも必死だからと言って周囲の近しい人を力(4年の年齢)の差を悪用して蹴落とすようなことが、ゆるされるものなのかどうかと言えば


≪目次: ≫
はじめに――ニーチェを読む若者たちへ
第一章 善人と弱者    弱者とは何か?/弱者の一変種/弱者=善人/弱者は「弱さ」を生きる理由にする/弱者は悪いことをしない/弱者は人間のうちに潜む「悪」に向き合わない/すぐに仰向けになるイヌ/弱者は加害者である/「優しさ教」の犠牲者/正直者が損をする?/新型の弱者/弱者の好む「強者支配」/弱者は権力と権威を愛する/(公認の)被差別者は弱者ではない
第二章 善人は安全を求める    善人の最高価値は身の保全である/バカ管理放送漬け/後期高齢者/善人はあきらめるふりをする/善人はけっしてあきらめない/ジャーナリズムが善人を指導してきた/善人はすぐに騙される/「くそ真面目な精神」/善人はけっして「没落」しない/野生のイヌ/運命愛と偶然
第三章 善人は嘘をつく    善人が嘘をつくのは必然的である/善人の大好きな「善意の嘘」/善人の示す好意/善人は相手におもねる文章を書く/善人はバカ丁寧な文章を書く/善人はすぐ無礼な態度をとる/善人はすぐ弱い者いじめをする/善人は誠実でありたいと願う/嘘をつく勇気さえない者/女はすぐ嘘をつく/女のところへ行くには鞭を持っていけ!/ルー・ザロメ/女に対する恐れ
第四章 善人は群れをなす    善人は群れをなして権力を握る/善人は公正を求め、法律を遵守する/群れをなす善人は管理されることを好む/弱者は「不正に」扱われることに耐えられない/善人は人間の「平等」を信ずる/「タラントゥラ」という毒蜘蛛ども/テレビ画面という極限的欺瞞空間/善人は例外者を排斥する/善人は自分と異質なものを切り捨てる/善人はエゴイズムを嫌う/群れをなさない弱者
第五章 善人は同情する    善人は誰からも苦痛を与えられたくない/善人は同情されたいから同情する/他人を辛がらせるという権力/同情は自由な人間関係を崩壊させる/同情と羞恥心/噛めば歯が折れるほどの友/ニーチェの「優しさ」
第六章 善人はルサンチマン(恨み)を抱く    道徳の起源/ニーチェとルサンチマン/あまりにも単純な学者批判/身を挺して戦わない男/負け犬の遠吠え?/カエルの遠近法/ニーチェはホモセクシャルか?/ワグナーとの決別/エリーザベト・ニーチェ
おわりに――ニーチェという善人    弱く傷つきやすいニーチェ/卑小な人間たちへの興味/優越者への卑劣な態度/対等な人間関係を結べない/「悪意」のせい?/「ぼくは偉いのだ!」/美しきものは少数者のものなり
あとがき (2010年5月25日 「畜群」にも「超人」にもなりたくないな、と思いつつ  中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじま・よしみち) 哲学者。1946年、福岡県生まれ。前電気通信大学教授。現在は私塾「哲学塾カント」を主宰。東京大学教養学部並びに法学部を卒業。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。著書に『うるさい日本の私』『孤独について 生きるのが困難な人々へ』『醜い日本の私』『ひとを〈嫌う〉ということ』『生きにくい… 私は哲学病。』『ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白』『どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?』『孤独な少年の部屋』『ウィーン家族』など話題作多数。





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本「ギリシア文明とはなにか (講談社選書メチエ478)」手嶋謙輔5

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ギリシア文明とはなにか (講談社選書メチエ 478)
ギリシア文明とはなにか (講談社選書メチエ478)

○著者: 手嶋兼輔
○出版: 講談社 (2010/8, 単行本 260ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4062584791
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地中海世界は「東」と「西」に分かれている。ギリシア文明は、エジプト・ペルシアなどオリエント「先進国」のはざまのローカルな「東地中海文明」だった。その小さなギリシアが歴史の僥倖によりオリエントを征服し、西洋文明の源泉となる。「自由」と「海」の小さな文明が歴史に残した偉大な足跡を辿る。


≪目次: ≫
はじめに
序章 地中海の古代――ペルシア戦争前    ギリシア人の「第一次海外進出」/地中海勢力地図に走る激震――ペルシア帝国の出現/ペルシア戦争へ
第一章 ギリシア対エジプト・ペルシア    1 エジプト・ギリシア(大旅行家ヘロドトス/エジプトへのどこよりも強い思い入れ/サイス朝エジプトとギリシア人/ギリシア人傭兵たち/貧困と勇気の徳/傭兵から商人へ/流行となったエジプト詣で――ギリシアの文明化へ/エジプトとギリシアの絆を結んだサイス朝時代)/2 ペルシア戦争(「ポリス」=「独立共同体」――分断分裂の時代/主権を尊重し合い、干渉を避け合う――ポリス共存の時代/ペルシア陸海両軍による来襲/テルモピュライの戦い/サラミスの海戦/何をもって「勝利」とするか/守勢から攻撃へ転じるギリシア/トゥキュディデスの『歴史』/デロス同盟――「ペルシア戦争第二幕」の幕開き/アテナイ同盟軍のエジプト遠征とペルシアの動き/カリアスの和約――「相打ち」で終わるペルシア戦争)/3 内戦(内部が分裂する病的状態/ギリシア内戦の百年/内戦がもたらす影/スパルタとペルシア間の取り引き/漁夫の利を狙うペルシア/「帝国」の対ギリシア戦略/「統合」は求めない)/4 クセノポン(ノンフィクション作品としての『アナバシス』/なぜクセノポンは叛乱軍に加わったのか/師への相談/アテナイにこだわり続けたソクラテス/対極の師弟/ギリシア傭兵団の賃上げ交渉/ギリシア人傭兵に対する格別な信頼感/キュロスの戦死/傭兵団を救ったクセノポン)/5 傭兵(金銭でもって雇われる傭兵/キュロスとギリシア人傭兵/ギリシア人傭兵隊が有能・強力であった理由/「戦士」と「選手」――尚武の国ギリシア/内戦で生まれた新たな図式/アルカディア傭兵――生死を賭けるなら、金銭と引き換えで/「傭兵と言えば、アルカディア」/存在感を強めていく傭兵)
第二章 アレクサンドロス    1 ギリシア統一(カイロネイアの戦い――統一国家の誕生/ポリス側から見たマケドニア/マケドニア王国によるギリシア化推進策/コリントス同盟――デロス同盟との違い/止まった歯車――ピリッポス二世の暗殺/プルタルコス「アレクサンドロス伝」にみる師弟関係/ソクラテスに重なるアリストテレス/ギリシア/非ギリシアの二項対立/優越意識を育ませた内戦時代/東方遠征にのぞむアレクサンドロス)/2 オピス演説(伝えられるアレクサンドロスの生涯/「伝記」と「歴史」の違い――プルタルコス「アレクサンドロス伝」/軍人政治家アッリアノスの『アレクサンドロス大王東征記』/オピス騒動――ティグリス河畔の町で爆発する不満/アッリアノスが伝える演説/オビス演説と対をなすヒュパシス演説/曝け出された乖離/語られる真実――マケドニア大王の困窮状態/「私が自分用に得たものなど何ひとつない」――噴出する王の感情/もはや埋めがたい深い溝)/3 富と文明(「これが王の生活というものなんだな」/もたらされる東方の莫大な財宝/カエサルのガリア遠征との比較/「宝の山」の古代文明世界/富がもたらした変化/異境を突き進む王と帰還をのぞむ兵士たち)/4 跪拝礼(壁のようにそそり立つペルシア文明/カッリステネスという人物/背後に控えるアリストテレス/跪拝礼とは/バクトリアでの試み/反論するカッリステネス/なぜ「ペルシア化」を目指したのか/物語性に富んだクルティウス『アレクサンドロス大王伝』/アレクサンドロスとアマゾン族の女王/豹変するアレクサンドロス/性悪非道な専制君主――クルティウスの描くアレクサンドロス像/対峙する「哲学」と「政治」、「論」と「策」)/5 弟子と師(「相手から何かを学ぶ姿勢でのみ、適切な統治ができる」/「統治」することの困難さ/好奇心と探求心/ヘロドトスとの親近性/アリストテレスによる民族性の比較/まるで「井の中の蛙」/ギリシア人としての優越/カッリステネスの死――その与えた衝撃/師弟間の軋轢/アレクサンドロスの急死――巷に流布する毒殺説)
第三章 ギリシア対ローマ    1 東地中海文化圏(「第二次国外展開」――旧ペルシア領内への入植/プトレマイオス朝エジプト・港都アレクサンドリア/プトレマイオス一世――統治者としての知恵/エジプト・ペルシア、二大国の異なる体質と足場/「東地中海文化圏」の成立/バビロンへか、アレクサンドリアへか/セレウコス朝の首都「ティグリス河畔のセレウケイア」/追加される王都/ギリシア人入植がすすんだアンティオキア/ヘレニズム朝の新たな潮流)/2 カトー(ギリシアのブランド力――「本場」ギリシアの学問/「アカデミア・プラトニカ」と「スキピオ・サークル」/古代ローマと一五世紀フィレンツェのさらなる類似点/ビサンティン帝国とはどのような国家であったのか/熱狂を苦々しく眺めるカトー/「ギリシアの学問に溺れたら国力を滅ぼす」/誰も議論では太刀打ちできない――二人のアカデメイア学頭/「伝統主義派」対「親ギリシア派」/ギリシア古典文化への畏敬――アエミリウスと小スキピオ)/3 ポリュビオス(「世界史」意識の誕生/ヘレニズム期最高の歴史家/アカイア同盟の運命/ローマ体験/ポリビオスの着眼/驕りの萌芽/明らかに事実に反する記述/反転したペルシア帝国像/「アレクサンドロスの遺産」から生み出された「勝者の奢り」)/4 「新」「旧」ギリシア(ヘレニズム期、二つのギリシア文化圏/発展と停滞/アテナイ――首都から「古都」「学都」への変身/アレキサンドリア――東地中海最大の都市へ/「ギリシア古典文化」とは/「天才の時代」のアテナイの実態/溌剌と生きるアテナイ人/理想郷に美化された「古典期アテナイ」/「先輩」に対するローマの目線/ヘレニズム期アテナイ人の陥った過ち/カトーが蔑んだ「似非古典ギリシア人」)/5 ユダヤ・ローマ・ギリシア(ギリシア人とユダヤ人/『ユダヤ古代誌』の伝える跪拝するアレクサンドロス/ヨセフとポリュビオス――類似点と相違点/『七十人訳聖書』成立事情/「コイネー(共通ギリシア語)」時代の到来/ギリシア語訳が必要とされた理由/マカベア戦争――立ち上がるユダヤ人/王の最期――ギリシアとユダヤ両歴史家の見解/背後のローマ――そして「ただひとつの結末」へ)
終章 生き残る文化圏――西と東のローマ    「新しいギリシア」――古代文明とギリシア文化の合体/前向きな発展/ギリシア文化圏は消滅したか/「東ローマ帝国」=「東地中海文化圏」国家/「イスラームの西、カトリックの東」へ

おわりに (二〇一〇年七月一三日 北海道長沼町「麦の丘」にて 手嶋謙輔)
参考文献
関連年表
巻頭地図(地図1 前6世紀のアケメネス朝ペルシアとギリシア/地図2 ギリシア主要部/地図3 アレクサンドロスの遠征路/地図4 前200年頃の東地中海世界)


≪著者: ≫ 手嶋兼輔 (てじま・けんすけ) 1946年生まれ。東京大学文学部卒業後、ギリシアへ。在アテネ日本大使館勤務。北海道大学文学部大学院言語学研究科博士課程修了。その間、ギリシア政府給費留学生としてアテネ大学に留学。北海道工業大学助教授、東北芸術工科大学教授を歴任後、現在は北海道で晴耕雨読の日々を送る。専門は西洋古典文学。著書に『海の文明 ギリシア』(講談社選書メチエ)、共著書に『エーゲ海 青と白が誘う52の島』(JTBパブリッシング)などがある。






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本「嘔吐 〔新訳〕  Jean-Paul Sartre: “La nausée”, 1938.」ジャン−ポール・サルトル、鈴木道彦 訳5

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嘔吐 新訳
嘔吐 〔新訳〕  Jean-Paul Sartre: “La nausée”, 1938.

○著者: ジャン−ポール・サルトル鈴木道彦
○出版: 人文書院 (2010/7, 単行本 338ページ)
○価格: 1,995円
○ISBN: 978-4409130315
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居心地の悪さというのか、落ち着かない気持ち、違和感(むかつき、吐き気?!)、ハッキリと「なにが」と言えるものでもない、きっと何処かには落ち着ける居心地の好い場所があるんじゃないか、あるはずだ、あって欲しい、、、(あぁ、分からない)。違和、むかつき、吐き気のような言いえぬ「なにか」を感じるからこそ、その「なにか」がなにであるのかを探求して、そのなにかを払拭し解消するため(したいがため)に彷徨う、あえて移動を行動を試みる、ひとつ処に留まることをよしとしない。
そう、図書館、ぼくもいろんなところの図書館に、好んで足を向ける(開拓している)、たとえばファミレス(さいきん利用しなくなって久しい)やファーストフード店は騒々しくて、またどこか(なにか)白々しさ(のようなもの)を感じて、ときどきは利用しないものではないけれど、それなりに重宝する侮れない存在(場所)なのだが、しかし、どうしても違和感を拭えないことから、足が向く先としての図書館。そう、そうではない場合もすくなくないのだが(居場所を探し求める人は、その目的を問わずして多い、図書館の公共性、無償での開放)、本を読む、読書をする、学習を目的とする人たちが好んで利用するために集う場所、場所


港町ブーヴィル。ロカンタンを突然襲う吐き気の意味とは……。一冊の日記に綴られた孤独な男のモノローグ。60年ぶり待望の新訳。存在の真実を探る冒険譚。


≪目次: ≫
嘔吐 〔新訳〕』 La nausée, 1938

刊行者の言葉(刊行者記す)
日付のないページ    十時半
日記    一九三二年一月二十五日 月曜日/一月二十六日 火曜日/木曜日朝、図書館にて/木曜日午後/金曜日/五時半/木曜日、十一時半/三時/金曜日、三時/土曜正午/日曜日/月曜日/午後七時/午後十一時/謝肉の火曜日/水曜日/木曜日/金曜日/土曜日朝/午後/月曜日/火曜日/水曜日/午後六時/夜/金曜日/土曜日/日曜日/火曜日 ブーヴィルにて/水曜日 ブーヴィルにおける私の最後の日/一時間後

訳注
あとがき
(二〇一〇年三月 鈴木道彦)    一、「偶然性の理論」から『嘔吐』へ/二、アントワーヌ・ロカンタンと「存在」の発見/三、「冒険」と「完璧な瞬間」/四、ラグタイムとプルースト的世界/五、伝記と小説/六、翻訳について/七、おわりに


【カバー・絵】 A・デューラーメランコリア」1514年


[訳者] 鈴木道彦 (すずき・みちひこ) 1929年東京生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。一橋大学、獨協大学教授を経て、現在、獨協大学名誉教授。著書に『サルトルの文学』(紀伊國屋書店)、『プルースト論考』(筑摩書房)、『異郷の季節』(みすず書房)、『プルーストを読む』、『越境の時』(共に集英社新書)など。訳書にP.ニザン『陰謀』(集英社)、F.ファノン『地に呪われたる者』(共訳、みすず書房)、J-P.サルトル『植民地の問題』、『哲学・言語論集』(共訳、人文書院)など多数。M.プルースト『失われた時を求めて』(全13巻、集英社)の個人全訳で、2001年度讀賣文学賞、日本翻訳文化賞受賞。

J‐P・サルトル 『嘔吐』(白井浩司訳、人文書院、1951年、改訳新装版1994年) '09/04/06
合田正人 『サルトル『むかつき』ニートという冒険』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/11
長谷川宏 『同時代人サルトル』 (講談社学術文庫、2001年) '09/030/09
合田正人 『サルトル『むかつき』ニートという冒険』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/03/06
サルトル/メルロ=ポンティ、菅野盾樹 訳 『サルトル/メルロ=ポンティ 往復書簡 決裂の証言』(みすず書房、2000年) '09/02/03
海老坂武 『サルトル 「人間」の思想の可能性』(岩波新書、2005年) '08/12/01





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本「岩崎彌太郎 「会社」の創造 (講談社現代新書2051)」伊井直行5

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岩崎彌太郎─「会社」の創造 (講談社現代新書)
岩崎彌太郎 「会社」の創造 (講談社現代新書2051)

○著者: 伊井直行
○出版: 講談社 (2010/5, 新書 352ページ)
○価格: 882円
○ISBN: 978-4062880510
おすすめ度: 5.0
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なるほど、〈不遇〉とは。目的とする人物にその必要から、当方の都合により、意図して、遇い(面会するため)に出向いて、しかし、不在、遇えず、会えず。仕方がないけど、相手にも都合があろうことを承知して、そう、こちらの都合で、ある意味ではこちらの一方的な都合から勝手に出向いて、しかしやっぱり、面会を目的として何らか相対して遂げたい目的があってのこと、憤りを感じないものでもないであろう、やるせないような想いを、わざわざ口外するまでもなく、不満を口にしてみたところで現状に変化が生じるものでも、(なにがどうあってもいまさら)改善されるものでもない、ゆえに?!、端的に〈不遇〉とだけ。
幕末から明治維新にかけての、いわゆる日本の〈近代〉化の、ひとつの、ひとりの



岩崎彌太郎 (いわさき やたろう、天保5年12月11日(1835年1月9日)-明治18年(1885年)2月7日)


≪目次: ≫
凡例
はじめに    妙見山にて/彌太郎のイメージ/二人のライバル/「不遇」の人/生きながら悪役キャラクターに/「通説」に抗して
第一章 その人となり    1 肥大したイメージ(遊郭から縄付きで?/どうも怪しい/出所は同じ?/あの岩崎彌太郎なら……/「海坊主退治」/「この小判に頭を下げると思え」/イメージの向こう側)/2 いけぬ子供(母の回想と岩崎家/困った父、賢い母/いたずら好き/ある可能性/分家との軋轢、学問への志向/勉学と放逸)/3 江戸遊学そして下獄(奥宮慥斎/師弟で詞を賦す/兵庫、大坂、京、江戸/安積艮斎の門に入る/思わぬ知らせ/最初の入獄/人生はわからない)
第二章 世に出むと欲して    1 吉田東洋との出会い(あるはずのないことが/「頑固家老」/藩主容堂藤田東湖/少林寺塾に入門)/2 初めての長崎――「瓊浦(けいほ)日録」(木履十五足、傘十五本/事実だけを記し、行動の動機を語らず/白雪満地、萬瓦失影)/3 蕩遊の夢(狸の解剖、妓楼をはしご/わかっちゃいるけど/いっぱしの遊び人)
第三章 修行時代の終わり    1 動乱の予感(安政戊午の大獄土佐勤王党/「新おこぜ組」/吉田東洋暗殺)/2 命拾い(藩主の参勤にしたがう/武市瑞山と同宿になる/井上佐一郎との面会/土佐へ土佐へと)/3 平穏な日々は短く(目まぐるしい政情/子を授かる/「阿房館」を辞す/ふたたび長崎へ)
第四章 長崎土佐商会    1 希代の「人たらし」――後藤象二郎(出費ばかり/だれも止められない/薩摩藩の優位性とは/初めての洋装/「竹島」探検/「リョウマ」)/2 とんだ貧乏くじ(嵌められた?/心神不安/二種類の日記の意味するもの/日曜日)/3 竜馬と彌太郎(亀山社中の結成/旧知の死/亀山社中――海援隊を「会社」とみるのは無理がある/竜馬と後藤の会見/いろは丸沈没と彌太郎/英国船イカロス号水夫斬殺事件/英艦来航/「岩彌に戦いの機略なし」/反りの合わぬ相手、佐佐木三四郎
第五章 余人を以て代えがたし    1 佐佐木三四郎との確執(渋チンの出納係/佐佐木は大歓迎/英商オールト/カネを用意しろ、土佐へ帰れ/外商の信用を得る/馬に乗る彌太郎/空白の十八日間/戊辰戦争へ)/2 あわや解任(上士の一員に/お互いソッポを向いている?/長崎奉行所崩壊/長崎商会御用、格式馬廻)/3 山内容堂に拝謁(長崎は時代の急所から外れてしまった/外国行きのチャンスを逸す/主君拝謁と出仕への願い/『八犬伝』と『水滸伝』)
第六章 大坂に拠点を移す    1 葛藤の日々(「かねて談合の一条」/「積日の志念」と「土南の事業」/東京へ/志破れたり/商人として生きる)/2 常に崖っぷち(腰を据えて/芸州米の売買/金策、また金策/真辺栄三郎の横やり/彌太郎の苦しみと喜びは疾走する/新しい時代の側に/二本松藩とのトラブル/)/3 藩営商社から私企業へ(大坂土佐商会の位置/馬を賜る/東京の弾正台からの取り沙汰もあり……/藩会計からの分離)
第七章 三菱誕生    1 九十九商会(スキャンダル/無関係ではないが「事件」の張本人ではないだろう/九十九商会/異例の昇進だが/彌太郎、近藤勇渋澤栄一/旧体制が、苦しまぎれに出した答え/速度への嗜好)/2 情報と速度が金を生む(電信を談ず/大北電信会社林有造に接近する/廃藩置県/完全私企業化/川田小一郎の証言)/3 三川から三菱へ(土佐屋善兵衛なる人物/故郷に錦を飾りはしたが/つけいる隙はいくらもあった/接待のピンチ?/挙家上坂/父の死/新参の「廻漕業者」として/「だいぶ見込みがよろしい」/他の事業も)
第八章 「政商」への道    1 台湾出兵と「立社体裁」(なぜか受動的/弟あての手紙には/「征韓論」をめぐって/台湾出兵/政府に念押し/日本最大の海運会社に/「海軍三策」と「第一命令書」/負けなかったからこそ/「立社体裁」/大倉喜八郎とのちがい/漢の高祖は……)/2 三菱の海上制覇(太平洋郵便蒸汽船会社/P&O社との競争/西南戦争大久保内務卿亡き後/高島炭坑/後藤象二郎の窮地/健康不安)/3 最後の戦いへ(親睦会のかげで/上州へ湯治に/北海道開拓使の払い下げ問題/大隈下野/共同運輸会社の設立)
第九章 岩崎彌太郎の残したもの    1 岩崎彌太郎の死(煙突が赤熱するほど/政府がそういう方針ならば……/競争激化/彌太郎、病に倒れる/臨終のとき/合併へ/「日本郵船会社」/答えは沈黙のなかに/人に会うことこそが/愛宕山に登って)/2 日本における「会社」の創造(『西洋事情』と『会社弁』『立会略則』/しかし、理解は十分ではなかった/隅田川上のエピソード/経営史上の議論/初期三菱は驚くほどの国際企業だった/尾崎紅葉ほどの人でさえ)/3 個人の内部で生じた「明治維新」(そもそも「会社」という語に「営利」という含意はなかった/「会社」という言葉をめぐって/個人の内部で生じた「明治維新」/利益追求と自由意志/会社と会社員の誕生の瞬間/三菱は、当時例外に属する存在だった/「皆々夢中になって事務をみた」/働きがい/「丸屋商社之記」/だからこそ、会社は)

あとがき (2010年4月 伊井直行)
参考文献


≪著者: ≫ 伊井直行 (いい なおゆき) 1953年、宮崎県延岡市生まれ。作家、東海大学文学部教授。慶應義塾大学文学部史学科民族学・考古学専攻卒業。出版社勤務を経て、1983年「草のかんむり」で第26回群像新人文学賞を受賞。89年『さして重要でない一日』で野間文芸新人賞受賞を、94年『進化の時計』で平林たい子文学賞を、2001年『濁った激流にかかる橋』で読売文学賞を受賞。その他の著書に『ポケットの中のレワニワ』『三月生まれ』『お母さんの恋人』『愛と癒しと殺人に欠けた小説集』(いずれも講談社)、『湯微島訪問記』『青猫家族輾転録』(いずれも新潮社)、『悲しみの航海』『ジャンナ』(いずれも朝日新聞社)、『本当の名前を探しつづける彫刻の話』(筑摩書房)などがある。2010年6月より「会社員小説」をめぐる論考を「群像」にて連載予定。






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本「沈黙の春 〔新装版〕  Rachel Carson: “Silent Spring”, 1962.」レイチェル・カーソン、青樹簗一 訳5

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沈黙の春
沈黙の春 〔新装版〕  Rachel Carson: “Silent Spring”, 1962.

○著者: レイチェル・カーソン、青樹簗一 訳
○出版: 新潮社 (2001/6, 単行本 403ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4105197032
おすすめ度: 4.5
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ところで、人間(ヒト)はいつまで地球上に生存するのであろう?!、生存することができる(可能な)のか??!、などと考えるに、明白なこととして(言うまでもなく)、人間の生存は永遠のものではない有限なもの、限りがないものではないだろう。すぐ、ではないにせよ、すくなくとも数世代?!は持続可能であろうと思うのだが、しかし、その根拠すら挙げることができないのであって、もしかしたら、明日、いや今夜にも、地球は滅びるかもしれない(そうではないかもしれない、そうではない可能性が俄然高いと思われる、きっと明日は来る、ハズだ、たぶん、きっと)、地球が滅びることがなくとも、人類が地球上から絶滅する可能性を否定することはできないだろう。地球が誕生したのが約46億年前、地球という惑星はあって、しかし、生物が生存するには豊富な生存を満たすには環境的に厳しい状態がながくつづいた後の突然変異、約4億6500万年前くらいかしら、カンブリア大爆発と称される現象が生じて、爆発的に生物が地球上に誕生した、それまでが嘘のよう?!に、生物がにぎわう惑星としての地球はどんなだっただろう、いわゆる三葉虫のたぐいの生物が覇権を制した時代が約3億年くらいかしら、恐竜が覇権を制する前のこと、地球上でかつてもっともながく覇権を制した生物としての三葉虫の覇権の後には、人間が覇権を制する前に、恐竜が覇権を制した時代があって、しかし恐竜も三葉虫と同じく絶滅して地球上から姿を消した、化石として記録されるにとどまる。はたして人類が、約600〜700万年前にチンパンジーから種として枝分かれを果たして、現生人類(ホモ・サピエンス)は約20万年前にアフリカで誕生して、アフリカから全世界に拡散したのが約5万年前といわれる。狩猟採集を中心とする生活から、約1万年前には農業を営むようになって、定住し、人口を生活を拡大するにいたった、人間。人間とて、覇権を制するに、三葉虫とも恐竜とも異なる点が多いと指摘してみたところで、たいして異なる点などありはしない、おなじ地球上で、同じように覇権を制しているという現象に相違はない、制している覇権がやがて終焉するであろうことは、その時期がいつ何時であるかを問わずして、終焉するときが必ず来るということにおいて、それ以外の確証を得ることはできないんじゃないかなぁ、などと




四十年前、癌におかされながら、残り少ない時間との闘いの中で書きあげられ、孤立無援のうちに衝撃的に出版された一冊の本。海洋生物学者としての広い知識と洞察力をもって、自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品の乱用をいちはやく追及、指摘したものだった……現代にあってますます切実なものとなっている20世紀のロングセラー新装版。


≪目次: ≫
まえがき
一 明日のための寓話
二 負担は耐えねばならぬ  The obligation to endure
三 死の霊薬  Elixirs of death
四 地表の水、地底の海  Surface eaters and underground seas
五 土壌の世界  Realms of the soil
六 みどりの地表  Earth's green mantle
七 何のための大破壊?  Needkess havoc
八 そして、鳥は鳴かず  And no birds sing
九 死の川  Rivers of death
十 空からの一斉爆撃  Indiscriminately from the skies
十一 ボルジア家の夢をこえて  Beyond the dreams of the borgias
十二 人間の代価  The human price
十三 狭き窓より  Through a narrow window
十四 四人にひとり  One in every four
十五 自然は逆襲する  Nature fights back
十六 迫り来る雪崩  The rumblings of an avalanche
十七 べつの道  The other road

文献 List of Principal Sources
解説


≪著者: ≫ レイチェル・カーソン (Rachel Carson, 1907-1964) 1907年5月ペンシルヴェニア州生まれ。ペンシルヴェニア女子大学、ジョンズ・ホプキンズ大学に学んだ後、合衆国漁業局(現在の魚類野生生物局)に入る。著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』『センス・オブ・ワンダー』がある。1964年4月ワシントン郊外のシルヴァースプリングにて死去。



Silent SpringSilent Spring
著者: Rachel Carson
出版: Mariner Books (2002/10, English, 400ページ)
ISBN: 978-0618249060
おすすめ度: 4.5
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本「精神分析入門 '07 (放送大学教材)」牛島定信5

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精神分析入門
精神分析入門 '07 (放送大学教材)

○著者: 牛島定信 編著、上別府圭子/生地新/平島奈津子/奥寺崇 著
○出版: 放送大学教育振興会 (2007/3, 単行本 228ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4595307089
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ガッコウ(放送大学)の第2学期がはじまるのは10月1日からで、ぼくが選択して履修する科目の教材(テキスト)が届くのは、だからもうすこしさきのこと(9月下旬から10月初旬ころ)で、さらにさきの単位認定試験(効果測定)は来年の1月のこと(約4カ月半のち)だから、タップリある時間を有効に活用しよう、気分が乗っている?!ときに、できるときにできるかぎりのことを惜しむことなくそそぎこもう♪、とばかりに、興味があるもの(科目)を、ピックアップして優先順位をつけて、自習、学習センターに所蔵してある視聴覚教材(テキストとDVD、CD)を、足繁く通ってフル活用。
じつは、学習方法として、すでに終了した第1学期(今年4月に入学してはじめての学期)には、全15回の授業(DVDまたはCDによる各45分間×15回⇒約12時間+α)を連続して継続的に集中して受講する方法を採用した。ひとつの科目に集中して、ほかの科目の情報が混入して混濁して混乱しちゃわないように、と考えたのかどうなのか、たとえば、いちどに4回分(約3時間)を受講するとすると、計算上は4回あれば(4×4=16>15)ひとつの科目を終了する。その方法が、ウマくいったかのかどうなのか、第1学期に履修した全6科目の単位認定試験で合格の判定を得たことから考えるには、大した問題はないのであろう、なにがどのような方法が正解であるのか、きっと答えはない、いくつのも選択肢が方法があっていいのであろう。で、(だからどうした、わざわざ口外するような大したことでもないのであろうが)、第1学期を終了して、同時並行的に、およそ6〜8科目を受講する方法を試みている。ときに、一見してマッタク分野の異なる授業の内容に、同一とまではいかずとも、視点の位置や方向や角度を違えて、おなじ事柄を授業で解説されることがなんどかあって、なるほどなるほど、むふふふふ♪
どこか、ぼくのなかでは生きることを人生を、時間を費やして取り組む実験的な見方をしている側面があって、いま採り行なっている方法を、たとえば遣り方を変えてみた時にどのような変化が生じるのか、短い時間ではその変化を捉えることに困難があるであろうことから、中長期的に継続して変化を圧力を加えつづけてみて、その変化を現象として結果から捉えることを試みる。もっとも、変化を、変化の現象を結果をどれだけ的確に感じて判別して捉えることができるのか、きっと、あっけなく見逃してしまっちゃうことの方が圧倒的に多くて、その効果と考えるには、効果的とも効率に勝るとも考え難いことを、それなりには承知して、それでも現状に安穏とする気はない



≪目次: ≫
1.フロイトの生涯と精神分析/牛島定信(三田精神療法研究所長) CD '10/08/11 15:30〜
2.深層心理学無意識の発見)/上別府圭子(東京大学大学院准教授) CD '10/08/12 14:55〜
3.深層心理学(無意識へ至る道)/上別府圭子(東京大学大学院准教授) CD '10/08/13 14:45〜
4.リビドー/生地新(北里大学大学院教授) CD '10/08/15 11:50〜
5.エディプス・コンプレックス/平島奈津子(昭和大学准教授) CD '10/08/17 12:35〜
6.神経症/平島奈津子(昭和大学准教授) CD '10/08/18 11:45〜
7.精神病奥寺崇(クリニックおくでら院長) CD '10/08/19 11:40〜
8.パーソナリティを理解する/生地新(北里大学大学院教授) CD '10/08/20 12:25〜
9.精神分析療法の実際/奥寺崇(クリニックおくでら院長) CD '10/08/21 14:25〜
10.文学、芸術を理解する/生地新(北里大学大学院教授) CD '10/08/22 15:20〜
11.精神発達理論をたどる/上別府圭子(東京大学大学院准教授) CD '10/08/26 14:10〜
12.米国における発展/平島奈津子(昭和大学准教授) CD '10/08/29 11:50〜
13.英国における発展/奥寺崇(クリニックおくでら院長) CD '10/09/01 13:15〜
14.わが国における発展/牛島定信(三田精神療法研究所長) CD '10/09/03 14:45〜
15.現代と精神分析/牛島定信(三田精神療法研究所長) CD '10/09/05 13:15〜






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本「ドン・キホーテ 後篇二   Cervantes: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615. (岩波文庫 赤721-5)」セルバンテス、牛島信明 訳5

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ドン・キホーテ〈後篇2〉 (岩波文庫)
ドン・キホーテ 後篇二   Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615. (岩波文庫 赤721-5)

○著者: セルバンテス牛島信明
○出版: 岩波書店 (2001/3, 文庫 437ページ)
○価格: 840円
○ISBN: 978-4003272152
おすすめ度: 5.0
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あぁ、なんだかんだ言ってぼくが日々考えてつづけて悩んで「なんとかしたい!(どうしてこうもなんともならないものなのだろうか??!)」と思うことの大きなひとつとして、娘のことであり娘の母親とのこと(関係)であり。ぼくは、強情っ張り意地っ張りパリパリパリパリおせんべいを食べてぇいたぁ〜♪、素直ではない、他人の言うこと(良かれと思って言ってくれるアリガタイことにさえも)に聞く耳を持たない、心を開かない、争いを厭わない、むしろ好戦的、フツーに敵対する、寛容ではない(赦すことができない)、ゆえに共同生活に著しく適性を欠く。カナシイほどに自分のことでセイイッパイ、ダメダコリャ




鷹狩りの一団の中でひときわあでやかな貴婦人が、挨拶に向ったサンチョ・パンサに言う。「あなたの御主人というのは、いま出版されている物語の主人公で、ドゥルシネーア・デル・トポーソとかいう方を思い姫にしていらっしゃる騎士ではありませんこと?」


≪目次: ≫
機知に富んだ騎士 ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ 後篇
第二十五章 ここでは驢馬(ろば)の鳴きまねの冒険の発端が語られ、次いで人形師の愉快な冒険と占い猨による記憶に値する占いが書きとめられる
第二十六章 ここでは人形使いの愉快な冒険が続けられ、と同時に、そのほかの、まったくもって実に楽しいことが語られる
第二十七章 ここでは、まずペドロ親方とその占い猨の正体が明かされ、次いで、ドン・キホーテが予期したようにも、望んだようにも終わることのなかった驢馬の鳴きまねの冒険において、彼がこうむった災難が語られる
第二十八章 この章を読む人が、注意深く読めばその意味するところが分かるであろうと、ベネンヘーリが言っている種々(くさぐさ)のことについて
第二十九章 世に名高い、魔法の小船の冒険について
第三十章 ドン・キホーテと麗しき女狩人(かりゅうど)とのあいだに起こったことについて
第三十一章 数多くの格別な事柄を扱う章
第三十二章 ドン・キホーテが自分を非難した聖職者に向けた反論、および、厳粛にして愉快なさまざまな出来事について
第三十三章 侯爵夫人と侍女たちが、サンチョ・パンサを相手に交わした、読むにも記すにも値する、味わい深くも愉快な会話について
第三十四章 ここでは比類なきドゥルシネーア・デル・トボーソの魔法をいかにして解くべきか、その方法が明かされることにより、本書のなかでも最も名高い冒険のひとつが展開される
第三十五章 ここではひきつづき、ドン・キホーテに示されたドゥルシネーアの魔法の解き方が、そのほかの驚嘆すべき出来事とともに語られる
第三十六章 ここでは《苦悩の老女》の異名を持つ、トリファルディ伯爵夫人の、人の想像をこえた奇妙な冒険が語られ、それとともに、サンチョ・パンサがその妻テレサ・パンサに宛てた手紙が披露される
第三十七章 ここでは《苦悩の老女》の名高い冒険がひきつづき語られる
第三十八章 ここでは《苦悩の老女》がみずからの不幸について物語ったことが語られる
第三十九章 ここではトリファルディ伯爵夫人が、その記憶に値する驚嘆すべき話を続ける
第四十章 この冒険、およびこの記憶に値する物語にかかわりがあり必要でもある事柄について
第四十一章 木馬クラビレーニョの到来、および、長々と続いたこの冒険の結末について
第四十二章 島の領主として赴任するサンチョ・パンサにドン・キホーテが与えた忠告、および、よく考えぬかれたそのほかのことについて
第四十三章 ドン・キホーテがサンチョ・パンサに与えた、さらなる忠告について
第四十四章 サンチョ・パンサが統治すべき島へ案内された様子、および、公爵の城でドン・キホーテにふってわいた奇妙な冒険について
第四十五章 偉大なサンチョ・パンサが島に赴任した経緯(いきさつ)と、彼がどのように統治を始めたかについて
第四十六章 恋するアルティシドーラの求愛の過程にあって、ドン・キホーテがこうむった、鈴と猫からなる戦慄(せんりつ)的な驚きに満ちた事件について
第四十七章 ここではサンチョ・パンサの統治ぶりの続きが語られる
第四十八章 ドン・キホーテと公爵夫人お付きの老女ドニャ・ロドリーゲスとのあいだにもちあがったこと、および、書き記し、永遠の記憶にとどめるに値するそのほかの出来事について
第四十九章 島を巡視しているさなかに、サンチョ・パンサに起こったことについて

訳注
地図 『ドン・キホーテ』のスペイン

挿絵 ギュスターヴ・ドレPaul Gustave Doré, 1832–1888)

セルバンテス 『セルバンテス短編集』(牛島信明訳、ワイド版岩波文庫、2010年) '10/09/06
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇一   Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/02
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇三   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/31
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇二   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/26
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇一   Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/22
牛島信明 『ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士』(中公新書、2002年) '10/08/15





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本「絵画空間の哲学 思想史のなかの遠近法  Philosophie des Raums in der Malerei, 1992. 〔改装版〕」佐藤康邦5

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絵画空間の哲学―思想史の中の遠近法
絵画空間の哲学 思想史のなかの遠近法  Philosophie des Raums in der Malerei, 1992. 〔改装版〕

○著者: 佐藤康邦
○出版: 三元社 (2008/3, 単行本 267ページ)
○価格: 2,940円
○ISBN: 978-4883032211
おすすめ度: 5.0
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タマアジサイ(Hydrangea involucrata)♪、前夜に思い立って、もっとも、それ以前から欲していてセーブしていたことも、その動機にすくなからず含まれようか。クロスバイクでのトレーニングは、月に1回にしておこう!、とみずからに課して(決めて)いて、ぼくが励むべきはベンキョウ(日々の読書を含む)なのであって、遊んでいるヒマはない(Life is very short!)、しかし、あまり根を詰めすぎて行き詰ってしまっても、それはそれで問題があって、それでなくともキャパ(ニンゲンの器、容量)が小さいのだから、つねに暴発の危険をはらんでいることもあり、適度のガス抜きを積極的に採用しなければならない。仕事の状況を見るには、スパッと休みにしてしまって、そうだ、午前中トレーニングして午後からはガッコウでベンキョウ(視聴覚教材による授業の受講、本日の結果4コマ×約45分⇒約3時間)しよう、そうしよう!、ということで、前夜は早々に布団に這入り、目覚まし時計は朝5時にセット♪、さて、ノンビリしたくを整えて、熱いコーヒーを飲んで、タイヤに空気をパンパンに入れて、入念に準備運動をして、しかし、荷物は携行するのは自室の鍵を1本だけ、それ以外は携帯電話も現金もなにも持たずに、不測の事態が生じたら、パンクしたり事故にあったりしたときには、頭を使ってなんとか乗り切ろうとさまざまなシュミレーションをひとしきりして覚悟を決めて、後は野となれ山となれ?!、安全運転を祈願して出発!、AM5:54。京王線の高尾山口駅をすぎると、甲州街道は山のなか、人家がとたんに少なくなって、沿道の草木が俄然勢いを取り戻す、緑が心地好い。心地好い緑は、人を排除するのか人に排除されたのか、その解釈は一様ではないものの、いずれにしても坂道が上り坂がキツイ、易しくない、ヒ〜フ〜すこし息をあげながら、速度を落としながら、負けてなるものかとペダルをこぐ、クルクルまわせ!、上り坂に落ちた速度で頭上がらず下ばかりを見て、道路わきの山の斜面の、薄紫色のタマアジサイが目に映る、あぁカワイイなぁ、咲いてるなぁ、なんだかウレシイなぁ、あぁシアワセだなぁ、、、 AM5:54〜9:28(3:34)、Tm 3:31'06, Dst 87.84km, Av 24.9km/h, Mx 57.7km/h, Odo 3302.9km、ノンストップ♨



≪目次: ≫
序文
第一部 絵画空間の哲学    第一章 遠近法とは何か(1 遠近法以前の奥行表現/2 遠近法はいつはじまったのか/3 遠近法の諸側面)/第二章 科学革命と遠近法(1 空間の無限性/2 自然の幾何学)/第三章 遠近法の世界観的意義(1 空間の神聖化/2 空間の世俗化/3 遠近法の歴史の見直し/4 イタリア・ルネッサンス期のもう一つの見方/5 バロックの遠近法)/第四章 近代絵画における遠近法からの離反(1 印象派の空間/2 セザンヌと二十世紀絵画の空間/3 近代生活の画家たち/4 相対性理論の時代の絵画)/第五章 奥行の哲学的考察(1 始元的奥行/2 奥行の間主観性)/第六章 東洋の遠近法(1 水墨画の遠近法/2 倭絵の空間)/終章 現代における遠近法
第二部 ルネッサンスの美術    1 ジオットとルネッサンス/2 世界と人間の発見/3 ルネッサンスの普遍性の相対化/4 ミケランジェロの『ロンダリーニのピエタ
第三部 ドイツ観念論における芸術の位置    1 カントの美の哲学/2 シェリングにおける自然と芸術/3 ヘーゲルにおける理念としての芸術/4 芸術の理想/搬痢5 芸術の理想⊃洋僉6 芸術様式の三段階/7 『精神現象学』における芸術/8 芸術作品の創作/9 神々の変貌/10 今日におけるヘーゲルの『美学』
第四部 近代日本における西洋体験――岸田劉生の場合    第一章 西洋の音、西洋の色(1 翻訳文化/2 根付の国/3 縮み志向の日本人)/第二章 岸田劉生(1 洋画の移入/2 白樺派後期印象派/3 ゴッホ/4 クラシックへの回帰/5 北方ルネッサンス/6 絵画論/7 装飾の美/8 写実の美/9 ファン・アイク/10 東洋への回帰/11 初期肉筆浮世絵/12 挫折の物語)

あとがき (1992年2月12日 著者)
改装版『絵画空間の哲学』 あとがき (2008年2月4日 佐藤康邦)


≪著者: ≫ 佐藤康邦 (さとう・やすくに) 1944年、東京生まれ。1968年、東京大学文学部倫理学科卒業。1973年、同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。2005年、同大学院、博士(文学)。現在、東京大学名誉教授、放送大学教授。著書『ヘーゲルと目的論』(昭和堂)、『現代を生きる哲学』(放送大学教育振興会)、『甦る和辻哲郎』(編著、ナカニシヤ出版)、『カント「判断力批判」と現代』(岩波書店)。

佐藤康邦 『哲学への誘い』(放送大学教育振興会、2008年) '10/08/01





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本「失われた時を求めて 〈2〉 第一篇 スワン家の方へ 2 [完訳版] (集英社文庫ヘリテージシリーズ)」マルセル・プルースト、鈴木道彦 訳5

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失われた時を求めて〈2〉第一篇 スワン家の方へ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
失われた時を求めて 〈2〉 第一篇 スワン家の方へ 2 [完訳版]  Marcel Proust: “À la recherche du temps perdu: Du côté de chez Swann, 1913”, 1913-1927. (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

○著者: マルセル・プルースト鈴木道彦
○出版: 集英社 (2006/3, 文庫 570ページ)
○価格: 980円
○ISBN: 978-4087610215
おすすめ度: 5.0
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おもむろに、「幸福」について。
全570ページもの厚みのある本を、前夜から読みはじめて(前夜のうちに約100ページ)、通勤の往復やら、移動やら、なにやらかにやらで都合をつけて読書時間を捻出して労力(集中力)を費やして、自室最寄りの駅のホームのベンチで最後に時間調整して読了(夕飯を自炊して、ひとりで食して、ひとりで安い酒を飲みながらウツウツと書き記す)。全13巻の長大な物語の第2巻だから、まだまだ序盤(はじまったばかり)の、もっとも、その後に重要なモチーフとして欠かせない有意な要素を多く含んでいるであろうことから、注意を怠ることをしないながらも、読む(文字を追う)スピードをゆるめることなく緊張感を保ったままに、いつもにも増して読むスピードをあげる。ぶっちゃけ、どうやらぼくのなかでは、時間をかけてゆっくり丁寧に読んでも、ある程度読む速度をあげて詳細な理解を多少犠牲にしたとしても、その後の結果に大差はない(少なからぬ差はあろうが)、むしろ、じっくり時間を費やして読んだからといって理解がより深まるものでない(変わらない)ことから考えるには。さらには、全13巻の大著で難解と謳われる名著なのであって、その初読みで、どのレヴェルまでの理解がえられるのかと考えるには。で、たぶん細切れながら1時間に100ページ+αくらいの読書スピードだったであろうと想定するに、それでもおよそ5時間くらいを費やしていようか。もっとも、ぼくの自室にはテレビもラジオもないから見ることも聞くこともない、新聞も雑誌も読まない(興味も関心もない)、家族も友人も仕事仲間とも積極的な付き合いを避けて(絶って)いることから、フツーの人よりも読書に費やせる時間は多いのだが、このあたりは価値観の問題にもなろうことから、ましてやぼくの感覚などというものは(性格や人間性まで含めて)レギュラーにあらざるイレギュラーで、ズレていると自覚しちゃっていることから、トクベツに誇るようなことをする気はないのだれども、、、そう、ときに苦しくて辛くて悲しくて、なんで生きちゃっているんだろう?!とか、ぼくなんか存在しない方がいい邪魔者(余計者)なんじゃないか??!とか、考えはじめると、たまには涙がじわっとにじむことだってないわけじゃない、たびたびよくある。じゃぁ、なにがぼくをこんなにも苦しく辛く悲しくさせるのかと考えるには、あぁ考えたくもない、現実を直視したくないという抵抗と闘って、すこし考えるには、みずからになんらかのかたちではすくなからず(おおきく)起因することがらによるものなのであって、みずからの過去の積み残し、本来であれば、立ち向かって乗り越えて克服すべきことがらを、逃避して回避して適切にクリアすることなく遣り過ごしてきてしまったことが少なくない、のかも、との自覚があって、だったら仕方がないなぁ、受け容れるしかないんだろうなぁ、受け容れないわけにはいかないよなぁ、で、苦しくても辛くても悲しくても、不幸ではない、だろう。おまけに、ぼくの過去の不作為によって、ぼく自身がみずからが苦しく辛く悲しいだけならともかくとして、あろうことかぼくは、ぼく以外の、ぼく周囲に存在していた、本来ぼくが守るべき庇護してしかるべき(みずからの勝手なオモイコミなのかもしれない、分からない)、すくなからぬ他人にまで、苦しく辛く悲しい思いをいだかせてしまっているのかもしれない、そうではないかもしれない、よく分からない。よく分からないけれど、可能性は否定できない、なによりぼくとしては(勝手なオモイコミ、自己満足?!)無自覚ではいられない。あぁ、ぼくは、ぼくには、幸福になる権利なんかないだろう、どうしてぼくが(周囲の他者を差し置いて)幸福になることなどできようか。そしてまた、不幸を嘆く権利さえもないだろう、トウゼンに苦しく辛く悲しい思いをみずからうけとめて受け容れるべきだろう、、、こうしてぼくは(かなり展開にムリがあるけど)、不幸ではなくなった。不幸でも幸福でもなくなった。すくなくとも、不幸ではないのだ。そう、ささやかな読書という友!?を得て



語り手が生まれる前後に起こったスワンの恋の物語。ブルジョワ階級のヴェルデュラン夫人のサロンが舞台。スワンは、高級娼婦オデットに関心を持ち、彼女の通うこのサロンにやってくるようになる。やがて二人のあいだに好意が目ざめ、スワンはオデットを通して、恋の喜びや嫉妬を経験する(第一篇第二部)。二人は結婚し、ジルベルトという娘が生まれている。語り手はシャンゼリゼ公園の遊び仲間として彼女を知り、夢中で幼い恋をささげる(第一篇第三部)。


≪目次: ≫
スワン家の方へ 供Du côté de chez Swann, 1913.

凡例
まえがき

第二部 スワンの恋
第三部 土地の名・名

訳注
主な情景(シーン)の索引
本巻の主な登場人物

エッセイ「それぞれのプルースト工藤庸子


※本書は1997年1月、集英社より単行本として刊行されました。


≪著者: ≫ マルセル・プルースト (Valentin Louis Georges Eugène Marcel Proust, 1871.7.10-1922.11.18) フランスの作家。パリ近郊オートゥイユに生まれる。若い頃から社交界に出入りする一方で、文学を天職と見なして自分の書くべき主題を模索。いくつかの習作やラスキンの翻訳などを発表した後に、自伝的な小説という形で自分自身の探究を作品化する独自の方法に到達。その生涯のすべてを注ぎ込んだ大作『失われた時を求めて』により、20世紀の文学に世界的な規模で深い影響を与えた。

[訳者] 鈴木道彦 (すずき・みちひこ) 1929年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。一橋大学、獨協大学教授を経て、獨協大学名誉教授。1954年に渡仏。パリにて三年余りの研究生活を送るあいだに、プルーストの自筆やタイプ原稿を検討する機会を与えられる。それらにもとづいて帰国後にフランス語で発表した「プルーストの“私”」(1959年)は、語り手の無名性を最初に立証する論文となった。プルースト研究のほかに、サルトル、ニザン、ファノンなどの研究・紹介を行う。また1960年代から70年代にかけて、数年のあいだ、反戦運動、在日朝鮮人の立場を擁護する運動などに従事。著書には『プルーストを読む』、『プルースト論考』、『異郷の世界』、『サルトルの文学』、『アンガージュマンの思想』、『政治暴力と想像力』などがあり、編著には『サルトルの全体像』(共編)ほかがある。また翻訳には、プルースト関係のものとして『失われた時を求めて』全13巻、同抄訳上下、同文庫抄訳全三巻、『プルースト文芸評論』(編訳)、『ジャン・サントゥイユ』(共訳)ほかがあり、またそれ以外にニザン『陰謀』、ファノン『地に呪われたる者』(共訳)、サルトル『家の馬鹿息子』(第一・二巻、共訳)その他がある。

マルセル・プルースト 『失われた時を求めて 〈1〉 第一篇 スワン家の方へ 1 [完訳版]』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2006年) '10/09/07
鈴木道彦 『プルーストを読む 『失われた時を求めて』の世界』(集英社新書、2002年) '10/08/25
プルースト 『消え去ったアルベルチーヌ』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '08/12/016





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本「高崎山のサル (講談社学術文庫1977)」伊谷純一郎5

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高崎山のサル (講談社学術文庫)
高崎山のサル (講談社学術文庫1977)

○著者: 伊谷純一郎
○出版: 講談社 (2010/1, 文庫 388ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919777
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すでに、舞台となった高崎山は、1953年3月に高崎山自然動物園が開園しているようだ(なるほど、本書第四章の後半以降)。そうそう、高崎山は大分県にある標高628mの山で、群馬県の高崎ではない(ちなみにぼくは本書のページを開くまで、ボンヤリと群馬県の高崎のイメージしかなくって、それはかつてぼくがJR高崎線沿線に居住していたことがあって、それ以外の「高崎」を思いいだくことができないイメージの貧困)。
そう、すでに今となっては再現できないもの。まずは、やがて霊長類学の権威のひとりともなる著者が、まだ若手研究者(大学院生)だったころの、新たな学問分野としての霊長類学にたいする、未知・未開のモノにたいする興奮や緊張、わずかにノートと鉛筆と、鎌(道なき道を草木を、まさに切り拓くツールのひとつとしての)だけを身につけて、深い樹木が生い茂る急な山肌を、沢を越え、道なき道を、見えない(なかなか姿を現さない、得体の知れない)サルを追って駆けまわる、見えないサルを、サルの行動であり生態を知る手がかりのひとつとしての“くそ”(糞)であったり。それ自体は動かない、みずから移動しない、ある意味では生のホカホカの、動かぬ証拠?!として、貴重な情報源。“くそ”を見れば、じっくり観察することによって、たとえば、なにを食べているのかは(植物にたいする知識も要求されるが)分かることだから、餌(食料)を知ることで、狩猟採集生活をいとなむ行動の一端を読み解くことも可能となろう(たしかあそこにあった、あの植物のあの木の実は!?)。そして、サルとともに急斜面の山中を駆けまわることは、それなりに若くなくてはできない、が、ただただ若いだけでも、やみくもに走りまわるだけでは、適切な着眼点(知識や経験に基づく)を有していなければ、研究としての成果は得られない、ときに冷静な判断力であり、先読みする想像力だって要求されよう。
そしてなにより、本書の舞台のはじまる1950年の日本は、どうやらすでにじゅうぶんに豊かでさまざまな基礎体力?!を有していて、敗戦の混乱をさらにバネとして、急激な経済成長を成し遂げることになるのであって、急速に成長して発展する経済活動は、人間の生活の利便性を高める目的からインフラ、道路や鉄道を敷設して、天然資源が豊かな山野を切り拓いて宅地化したりして利用して、その結果として、自然の生態系は、人間活動に劣後する、ようなことにもなって、、、、いま、野生の(餌付けされていない)サルは、日本にいるのかしら??!、、、「母‐子」関係、強固なつながり、それだけで「組」として成立する最小の単位、サルの集団のなかにあっても、序列や秩序やなんかを超越して、ある意味では確立した



世界最高水準を誇る日本の霊長類学の扉を開いた記念碑的名著。野生のニホンザルを長期間にわたって追跡、観察し、ついに群れの社会構造の全貌を解明するまでの過程を、若き研究者が克明にドキュメント。新しい学問分野が拓かれてゆく興奮と歓びが、大分県高崎山の自然とともに、みずみずしい筆致で描かれる。毎日出版文化賞受賞作。


≪目次: ≫
はじめに    サルの棲む山/高崎山のサル
第一章 群れへの接近――第一回調査(1950.4.13-20)    1 調査の準備(山を望む/聞きこみ)/2 山にはいる(サルとの最初のめぐりあい/神出鬼没)/3 群れのひろがりの中へ(追跡/野生の世界/採食地)4 側面攻撃(別な群れの足どり/見張りザルとのこんくらべ/作戦)/5 群れはたったひとつか?(落石/整理)
第二章 群れの一角をえぐる――第二回調査(1950.6.1-15)    1 初夏の高崎山(若葉の海で/つむじ風を追って)/2 初夏の食物(クサイチゴとクマイチゴ/無尽蔵の若葉/ビワとタケノコ)/3 クサイチゴと若葉の遊牧(遊牧域/遊牧のリズム/遊牧の根拠地)/4 おなじ大きさのものの集まり(若いもの同士/大きなサルも)/5 サブ・グループ説の崩壊(サブ・グループ/家族のような集まり/集まり方の二つの傾向)/6 母と子(出産期/もっとも強い結びつき)/7 音声の世界(耳で群れをとらえる/音声の四つの類型/音声群)/8 見張り(怠惰な見張りザル/木ゆすり)/9 警声(〈アギャー〉という声/〈クワン〉という声/群れ中心的な発声/驚きから怒りへ/警声のもつ社会的機能)/10 警戒者の交替(つねにただ一匹が連呼/バトンは強者へ)/11 リーダーたち(群れの首長はどれか/かねてからの計画/群れを混乱させる/秩序の回復)
第三章 浮かびあがった群れの全貌――第三回調査(1950.9.15-10.27)    1 別院の秋(9.15-10.3, 万寿別院/サルのねぐら)/2 海岸森林(10.4.-12, 一匹一匹のなわばり/谷を渡る群れ)/3 行列(10.13-20, 行列をとらえる/分裂した群れ/最後のチャンスをもとめて/ついに群れの全貌をとらえる)/4 実りの秋はおわる(10.21-27, 夜の高崎山/イモ泥坊)
第四章 個体識別の段階へ――第四回調査(1951.3.18-5.8)とその後(-1953.3)    1 第四回調査(群れをより近くから/新芽からクサイチゴまで/なわばりと順位/ひるねの時間/毛づくろい/馬のり/犬猿の仲)/2 その後1953年3月まで(岩盤につきあてたドリル/餌についたサル/予備調査とその後)
第五章 群れ社会の構造――第五回調査(1953.4.18-5.20)    1 えさ場風景(人間のための柵/サル問答)/2 群れのメンバー紹介(ボス/ボス見習いとヒトリザル/その他のもの)/3 えさ場の一日(えさ場の内外/代用のボス/核のない細胞/メスに追われる若者)/4 順位(ミカンのテスト/尻尾のシンボル/優位・劣位の表情/ハンディキャップをつける/順位をめぐる取り引き)/5 あそび(コドモの領分/コドモのあそび/アカンボのあそび/コドモ対若者とオトナ/乱暴な若者達/あそびの後に来るもの/あそびに似た毛づくろい)/6 群れの統制(無秩序なメスの集まり/こらしめの種類/感情的な攻撃/取りしまりのための攻撃/協調的な攻撃/わけのわからぬ攻撃/攻撃の淡白さと大げささ/侵入者にたいする攻撃/群れと外敵/群れの社会構造)/7 新しい習慣(彼らは変わってゆく/四度目のクサイチゴ)

光文社版へのあとがき (1954年12月 東京にて 伊谷純一郎)
思索社版へのあとがき (1971年8月18日 京都岩倉にて 伊谷純一郎)
『日本動物記』の誕生(光文社版『日本動物記』案内より、1955年6月 今西錦司
講談社文庫版へのあとがき (1973年6月2日 洛北 岩倉にて 伊谷純一郎)
文体・フィールド・構造――『高崎山のサル』が今もおもしろい理由 佐倉統(東京大学大学院情報学環教授)    1 鋼のようにみずみずしく――『高崎山のサル』の文体/2 フィールドを身体化するということ/3 普遍的構造の追及/おわりに


※本書の原本は1973年6月、講談社より刊行されました。


≪著者: ≫ 伊谷純一郎 (いたに じゅんいちろう) 1926年鳥取県生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学教授、同大学アフリカ地域研究センター初代所長等を経て、京都大学名誉教授。神戸学院大学教授。1984年にトーマス・ハックスリー記念勲章受章。主な著書に、『ゴリラとピグミーの森』『アフリカ紀行――ミオンボ林の彼方』『チンパンジーの彼方』などがある。2001年8月没。






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本「その後の仁義なき桃尻娘 (ポプラ文庫)」橋本治5

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その後の仁義なき桃尻娘 (ポプラ文庫)
その後の仁義なき桃尻娘 (ポプラ文庫)

○著者: 橋本治
○出版: ポプラ社 (2010/8, 文庫 447ページ)
○価格: 777円
○ISBN: 978-4591119938
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あぁ、真面目なんだかフマジメなんだか、言動のひとつひとつが、ときに思いっきりトンチンカンで意味不明だったりするのは、すくなからずぼくにも心当たりが明白にある、一所懸命で、とにかくマジメに真剣に夢中になって、そう、イッショケンメイであればあるほどにヒートアップしてしまって、もともと狭い広くない視野がもっともっと狭まって、周囲の状況がマッタク目に入らない、見えていても見えてない視認できていない盲目状態、冷静さを欠いては、周囲への配慮くなくしては、ウマくいく道理があろうはずがない。もっとも、ときどきは、ときに往々にして?!、その盲目的な猪突猛進が障壁を突き破っちゃったりしないものでもなかったりするのだが(若さの特権!?)。思い込んだら一筋、一本道で、BプランもCプランも、リスクヘッジもへったくれもない。いまでもその傾向は、意識していないと、無自覚のままに衝動的に採用しそうになって、あわてておし止める(ときどき制御不能)、すでに若くもないのに


高校を卒業したものの浪人中の榊原玲奈と木川田源一、大学進学した醒井涼子と磯村薫。4人の主人公達を待っていた、「新しい」生活は――。若い世代を中心に圧倒的な支持を得た、大河青春小説、〈桃尻娘シリーズ〉の第二部! 巻末に、著者特別インタビューを収録。


≪目次: ≫
その後の仁義なき桃尻娘(そのごのじんぎなきももじりむすめ) 三年A組 三十八番 榊原玲奈
大学番外地 唐獅子南瓜(だいがくばんがいち からじしかぼちゃ) 法政大学第一教養部 滝上圭介
温州蜜柑姫 鉄火場勝負(おみかんひめ てっかばしょうぶ) 上智大学文学部英文学科 醒井涼子
瓜売小僧 仁義通します(うりうりぼうや じんぎとおします) 無職 木川田源一
無花果少年 戦後最大の花会(いちぢボーイ せんごさいだいのはなかい) 中央大学法学部法律学科 磯村薫
桃尻娘 東京代理戦争(ももじりむすめ とうきょうだいりせんそう) 代々木ゼミナール早慶上智文系BL 榊原玲奈

特別インタビュー「若い主人公達を書くことで大人になった」    主人公達を集めて会議を開く/読者からの手紙――モノローグの危険な罠/二部は失恋輪舞曲(ロンド)/日本の男は「……」である/醒井涼子――過激なピンクの靄(もや)/木川田源一――今の人はここまで一途になれない/磯村薫――書くのが一番難しい/主人公を肯定する (二〇一〇年五月仕事場にて/構成・矢内裕子)


※この作品は一九八五年に講談社文庫より刊行されました。


≪著者: ≫ 橋本 治 Hashimoto Osamu 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。在学中に駒場祭のポスターで話題を集め、イラストレーターを経て、'77年『桃尻娘』で作家デビュー。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイなど、ジャンルを超えた活躍を続けている。『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)など受賞多数。

橋本治 『桃尻娘』(ポプラ文庫、2010年) '10/08/01
橋本治 『桃尻娘』(講談社文庫、1981年) '07/07/11





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本「物質循環と人間活動 '07 (放送大学教材)」東千秋/鈴木基之/濱田嘉昭5

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本「物質循環と人間活動」
物質循環と人間活動 '07 (放送大学教材)

○編著: 東千秋鈴木基之/濱田嘉昭
○出版: 放送大学教育振興会 (2007/3, 単行本 250ページ)
○価格: 2,835円
○ISBN: 978-4595307553
おすすめ度: 4.0
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さて、「物質循環」と「人間活動」と。そう、地球温暖化などの環境問題は、いろいろな意見はあろうが楽観できるものではないだろう。さまざまな地球環境問題の要因の、大きなところのひとつとして、われわれ「人間活動」がある。人口の急増、化石燃料をじゃぶじゃぶ使って、膨大なエネルギーを消費する生活、人間活動。じゃぁ、その人間活動のなにが具体的に問題なのかと考えるには、「物質循環」という捉え方で。

ところで、時間やお金には限りがあって、無限ではない(ということで所属学習センターにて所蔵資料を活用させていただいてのDVD受講による自習 総計12時間+@)。この4月によそ(40歳)にして入学した放送大学の、ぼくのひとつの目標としては4年後の卒業で、卒業資格を得るためには規定された単位を取得しなければならない。単位を取得するには、授業科目を選択してお金(授業料)を支払って、学期末の単位認定試験をクリア(60点以上)しなければならず、単位認定試験を受験するためには、定められた期日に課題を提出しなければならない。すくない労力?!で、あくまでも卒業だけを目的とするのであれば、受講する科目のテキストであり、テキストに沿って講師がテレビ(DVD)またはラジオ(CD)にて行なう授業各45分全15回(総計12時間)を、まったく取り組むことなく、ただただ課題提出と単位認定試験受検だけに注力する方法もあるのかもしれないが、ぼくにはそんなモッタイナイことはできない。みずから対価を費用負担して取得したものは、チャンと使わなければモッタイナイ、使わないなら、使う気がないなら、はじめから取得しない方がいい、と言ってしまうぼくも、この大量消費をトウゼンとする世の中にあって試みる抵抗にもかぎりはあって、ウマくできている気はしていないのだが。
で、いろいろあって縁があって、この7月から、まだまだ安定感に乏しいものの、それゆえに不安感を拭えないで精神的にも著しく安定を欠いている状態のまま(緊張状態の持続、そのことに付随して起因して??!と思われるさまざま混沌!?)なのではあるのだが、勉強をより中心とした、勉強によりウェイトを置いた生活、もちろん生活の糧を得るための仕事に勤しみながら。いろいろなリスクを想定して、もちろん得るモノがあれば、トウゼンのように失うモノがなにかしらある、ないものではない。持続を願いつつ(祈るように)、一方では、持続が絶たれる可能性を考慮して、最悪のリスクに対策を講じたら、リスクを引き受けて受け容れる覚悟だけ決めたら、シンパイの種は尽きないけれど、こればっかりはどうにもしようがない、テンノカミサマノイウトオリ、ワシャシランベ♪、なるようにしかならない、ならないようにはならない。なにかを失うことなくして、なにをも得ることはできない、たとえるなら物質循環?!、存在する総量を同じくして、質量の移動、流動、変移は、消えて失われるものでも、増加するものでもなく、いずれやがて長い時間のスパンで考えるには、循環しているだけであって、質量の総量に変わりはないのかもしれない。



≪目次: ≫
1.物質循環と人間活動の視点鈴木基之(放送大学教授)、濱田嘉昭(放送大学教授)、東千秋(放送大学教授) DVD '10/08/10 13:05〜
2.地球の成り立ち/濱田嘉昭(放送大学教授)、ゲスト:杉浦直治(東大宇宙惑星講座教授) DVD '10/08/12 14:10〜
3.生きている地球/濱田嘉昭(放送大学教授)、ゲスト:井上徹(愛媛大地球深部ダイナミックスセンター准教授) DVD '10/08/13 14:00〜
4.大気と海洋/濱田嘉昭(放送大学教授)、ゲスト:池田元美(北大地球環境科学教授) DVD '10/08/15 11:05〜
5.生命の誕生/濱田嘉昭(放送大学教授)、ゲスト:小林憲正(横浜国大工学部教授) DVD '10/08/17 11:50〜
6.生態系の成り立ち/東千秋(放送大学教授)、ゲスト:濱田隆士(東京大学名誉教授) DVD '10/08/18 11:00〜
7.土と生物/東千秋(放送大学教授)、ゲスト:波多野隆介(北海道大学大学院農学研究科教授) DVD '10/08/19 10:55〜
8.農業の起こり/鈴木基之(放送大学教授)、ゲスト:森田茂紀(東大農学部教授) DVD '10/08/20 11:40〜
9.農業の発展/鈴木基之(放送大学教授)、ゲスト:森田茂紀(東大農学部教授) DVD '10/08/21 13:40〜
10.農業と環境/鈴木基之(放送大学教授)、ゲスト:森田茂紀(東大農学部教授)、ゲスト:稲永忍(国際農業水産研究センター理事長) DVD '10/08/22 14:35〜
11.産業革命と工業化社会/東千秋(放送大学教授)、ゲスト:道家達将(東京工業大学名誉教授) DVD '10/08/26 13:25〜
12.現代産業活動と資源循環/東千秋(放送大学教授)、ゲスト:原田幸明(独立行政法人物質・材料研究機構材料ラボ ラボ長) DVD '10/08/28 14:55〜
13.都市と物質循環/鈴木基之(放送大学教授) DVD '10/08/29 11:05〜
14.都市と水/鈴木基之(放送大学教授)、ゲスト:渡辺義公(北海道大学教授) DVD '10/09/01 11:50〜
15.持続可能な社会を目指して/鈴木基之(放送大学教授)、ゲスト:丹保憲仁(放送大学前学長) DVD '10/09/03 14:00〜






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本「失われた時を求めて 〈1〉 第一篇 スワン家の方へ 1 [完訳版] (集英社文庫ヘリテージシリーズ)」マルセル・プルースト、鈴木道彦 訳5

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失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
失われた時を求めて 〈1〉 第一篇 スワン家の方へ 1 [完訳版]  Marcel Proust: “À la recherche du temps perdu: Du côté de chez Swann, 1913”, 1913-1927. (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

○著者: マルセル・プルースト鈴木道彦
○出版: 集英社 (2006/3, 文庫 495ページ)
○価格: 930円
○ISBN: 978-4087610208
おすすめ度: 4.5
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ハジメマシタ、ハジマリマシタ、、、ダカラドウシタ、ソウイウコトナンデス、ナンノコトヤラ、、、無意志的記憶、プチット・マドレーヌ、、、冒頭の“長いあいだ、私は早く寝るのだった。ときには、蝋燭を消すとたちまち目がふさがり、「ああ、眠るんだな」と考える暇さえないこともあった。……”


語り手が眠りに引き込まれてゆく描写から、小説は始まる。夢現(うつつ)の状態、目ざめ、そのときに思い起こすコンブレーでの幼年時代、母が与えてくれた「おやすみ」のキス……。しかしこれらの記憶は断片的で、本当に生きた過去を返してはくれない。ところが後になって、ある冬の日に、何気なく紅茶に浸したプチット・マドレーヌを口に入れたとたん、幼年時代に味わった同じマドレーヌが思い出され、それと同時に全コンブレーの生きた姿が蘇る(第一篇第一部)。


≪目次: ≫
スワン家の方へ 機Du côté de chez Swann, 1913.

まえがき
文庫版の出版にあたって
凡例

第一部 コンブレー

訳注
主な情景(シーン)の索引

失われた時を求めて』全七篇のあらすじ
系図
登場人物100人

エッセイ「プルーストから吉田健一へ」松浦寿輝


※本書は1996年9月、集英社より単行本として刊行されました。


≪著者: ≫ マルセル・プルースト (Valentin Louis Georges Eugène Marcel Proust, 1871.7.10-1922.11.18) フランスの作家。パリ近郊オートゥイユに生まれる。若い頃から社交界に出入りする一方で、文学を天職と見なして自分の書くべき主題を模索。いくつかの習作やラスキンの翻訳などを発表した後に、自伝的な小説という形で自分自身の探究を作品化する独自の方法に到達。その生涯のすべてを注ぎ込んだ大作『失われた時を求めて』により、20世紀の文学に世界的な規模で深い影響を与えた。

[訳者] 鈴木道彦 (すずき・みちひこ) 1929年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒。一橋大学、獨協大学教授を経て、獨協大学名誉教授。1954年に渡仏。パリにて三年余りの研究生活を送るあいだに、プルーストの自筆やタイプ原稿を検討する機会を与えられる。それらにもとづいて帰国後にフランス語で発表した「プルーストの“私”」(1959年)は、語り手の無名性を最初に立証する論文となった。プルースト研究のほかに、サルトル、ニザン、ファノンなどの研究・紹介を行う。また1960年代から70年代にかけて、数年のあいだ、反戦運動、在日朝鮮人の立場を擁護する運動などに従事。著書には『プルーストを読む』、『プルースト論考』、『異郷の世界』、『サルトルの文学』、『アンガージュマンの思想』、『政治暴力と想像力』などがあり、編著には『サルトルの全体像』(共編)ほかがある。また翻訳には、プルースト関係のものとして『失われた時を求めて』全13巻、同抄訳上下、同文庫抄訳全三巻、『プルースト文芸評論』(編訳)、『ジャン・サントゥイユ』(共訳)ほかがあり、またそれ以外にニザン『陰謀』、ファノン『地に呪われたる者』(共訳)、サルトル『家の馬鹿息子』(第一・二巻、共訳)その他がある。

鈴木道彦 『プルーストを読む 『失われた時を求めて』の世界』(集英社新書、2002年) '10/08/25
プルースト 『消え去ったアルベルチーヌ』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫、2008年) '08/12/016





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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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