Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

2011年10月

本「伊藤博文演説集 (講談社学術文庫2063)」瀧井一博 編5

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伊藤博文演説集 (講談社学術文庫)
伊藤博文演説集 (講談社学術文庫2063)

○著者: 滝井一博 編集
○出版: 講談社 (2011/7, 文庫 464ページ)
○定価: 1,365円
○ISBN: 978-4062920636
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なるほど、文明国とは、憲法、議会、さらには、植民、、、おおきなヴィジョンがあって、そのときどきの時宜におうじた、目前の直近のいまいまの、そして少し先の、さらに先を見据えての、その場面場面における語りかける相手に、、、もちろん洋行(英国留学、使節団)の経験がなせるものなのであろう、ときに「本を読めば分かる」(本を文献を読まずには分かるまい)といったような勤勉を教育(教養)の重要性を必要不可欠のこととして、とくとくととく、かたりかたりかける演説



「我国旗の中央に点ぜる赤き丸形は……昇る朝日の尊き徽章(きしょう)となり……文明諸国の間に伍して前方に且(か)つ上方に動かんとす」と明治四年サンフランシスコで日本の進む途を謳い上げた「日の丸演説」。文明国たらんと憲法制定・議会開設に奔走、政党政治のあるべき姿を説き、台湾・韓国統治の意義を語って国制を彫琢した政治家・伊藤の代表的演説三九篇を収録。


≪目次: ≫
凡例
1 日の丸演説 明治4年12月14日(サンフランシスコ)
2 憲法草案審議開会演説 明治21年6月18日(枢密院)
3 府県会議長に対する憲法演説 明治22年2月15日(枢密院議長官邸)
4 法官に対する演説 明治22年2月17日
5 各親王殿下及貴族に対し 明治22年2月27日
6 第一帝国議会閉会に際して 明治24年3月7日(貴族院議場)
7 上奏案に不同意に就いて 明治26年2月7日(第四議会衆議院)
8 列国の国土侵略主義と日清戦争の意義 明治30年4月(紅葉館での台湾会)
9 本邦憲法制定の由来 明治30年4月30日(上野精養軒での国家学会)
10 憲政党員請待会に於て 明治31年12月10日(帝国ホテル)
11 憲法発布十年紀念祝賀会に於て 明治32年2月11日(帝国ホテル)
12 選挙法改正期成同盟会に於て 明治32年2月20日(帝国ホテル)
13 長野歓迎会に於て 明治32年4月10日(長野城山館)
14 長野答礼会に於て 明治32年4月12日(長野城山館)
15 河内有志者歓迎会に於て 明治32年5月10日(四条畷ホテル)
16 大分県官民聯合歓迎会に於て 明治32年5月15日(大分市蓬莱館)
17 豊国倶楽部発会式に於て 明治32年5月15日(大分市蓬莱館)
18 別府歓迎会に於て 明治32年5月16日(大分県別府紅葉館)
19 行橋歓迎会に於て 明治32年5月18日(福岡県行橋町西福寺)
20 久留米歓迎会に於て 明治32年5月19日(久留米市萃香園)
21 小倉歓迎会に於て 明治32年5月21日(福岡県小倉町偕行社)
22 長府歓迎会に於て 明治32年5月22日(長府功山寺)
23 三田尻歓迎会に於て 明治32年5月30日(宮市宝成庵)
24 山口教育家の懇請に応じて 明治32年5月31日(山口尋常中学校)
25 愛知県官民聯合歓迎会に於て 明治32年6月16日(名古屋市東陽館)
26 富山歓迎会に於て 明治32年10月23日(富山八清楼)
27 国家学会に於て 明治32年12月9日(東京帝国大学法科大学)
28 政友会発会式に於て 明治33年9月15日(帝国ホテル)
29 政友会の統監赴任送別会に於て 明治39年2月5日(芝公園三緑亭)
30 対韓策に就いて 明治40年2月7日(東京芝公園東洋協会大会)
31 普通教育に従事する日本人教師に訓諭 明治40年4月14日
32 韓国施政方針に就いて 明治40年5月30日(統監官邸)
33 新聞記者及通信員招待会に於て 明治40年7月29日(京城日本人倶楽部)
34 各道観察使に対する訓示演説 明治41年6月17日(統監官邸)
35 桂首相の東洋拓殖会社設立委員招待会に於て 明治41年9月24日(桂首相官邸)
36 郡守両班儒生に訓示 明治42年1月12日(大邱理事官官舎)
37 福島歓迎会に於て 明治42年8月20日
38 大連官民驩迎会において 明治42年10月19日(大連公会堂)
39 旅順官民驩迎会に於て 明治42年10月20日


解説 (平成二十三年(二〇一一)五月 編者)


≪著者: ≫ 瀧井一博 (たきい かずひろ) 1967年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。国際日本文化研究センター准教授。専攻は比較法史、国制史。著書に『ドイツ国家学と明治国制』『文明史のなかの明治憲法』『伊藤博文』などがある。


伊藤之雄 『政党政治と天皇』(日本の歴史22、講談社学術文庫、2010年) '11/10/13





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本「図説 ビザンツ帝国 刻印された千年の記憶 (ふくろうの本・世界の歴史)」根津由喜夫5

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図説 ビザンツ帝国---刻印された千年の記憶 (ふくろうの本/世界の歴史)
図説 ビザンツ帝国 刻印された千年の記憶 (ふくろうの本・世界の歴史)

○著者: 根津由喜夫
○出版: 河出書房新社 (2011/2, 単行本 124ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309761596
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そう、西暦395年に古代ローマ帝国が東西に分裂して、いわゆる東ローマ帝国がビザンツ帝国と歴史的には後年において呼称され(もう片割れの西ローマ帝国は早くも西暦480年には100年ももたずして滅亡し、やがておよそその地域にはフランク王国が、やがて神聖ローマ帝国がおこり、いまのフランスでありドイツの礎となるであろう)、かつての古代ローマ帝国が(ある一面においては)そうであったように、地中海世界をひろくあまねくその領域に支配を版図を拡大をもくろみ(もくろまれる対象とされるローマ帝国の偉大なるさま)、、、やがて、西暦1453年にオスマン帝国によって滅亡することになるも、なるほど、〈ビザンツ帝国〉のおよそ千年もの長きにわたるその歴史の痕跡、まさに多用されて(ぼくの理解をたすける)、図説♪


ローマ帝国の版図を継ぎ、地中海に千年に渡って君臨したビザンツ帝国。その今日も消えることのない国家の記憶が刻まれた場所をたどりながら、帝国史を読み解く壮大なる歴史絵巻。


≪目次: ≫
プロローグ

第一章 「新しいローマ」の幕開け――コンスタンティノープル (4〜6世紀、Constantinople)
テオドシウスの城壁/皇帝のパレード/聳え立つ記念柱/ビザンツの港/競馬場とオベリスク/Columun コンスタンティヌスの都

第二章 束の間の曙光――ラヴェンナ (6世紀、Ravenna)
司教マクシミアヌス/大司教の聖座/皇帝ユスティニアヌスのモザイク/モザイク素材の謎/聖アポリナーレ・イン・クラッセ聖堂/Columun 皇妃テオドラの功罪

第三章 スラヴ人の跫音――テサロニキ (6〜8世紀、Thessaloniki)
ローマの戦略拠点/聖デメトリオス聖堂/スラヴ人の脅威/テサロニキの奇蹟/キュリロスメトディオス/春風に揺れるキリスト/他民族の行き交う町/Columun 聖遺物と聖画像

第四章 戦士が瞑想する夜――カッパドキアからアトス山へ (8〜10世紀、Cappadocia -- Mount Athos)
イスラーム襲来/穏修士たちの祈り/ツァマンドスの城塞/サラセン人の蒼ざめた死/ニケフォロス二世の栄光/トカル・キリセ/ニケフォロス二世の死/Columun アルメニア人の貢献

第五章 天上の都の来臨――コンスタンティノープル (10〜12世紀、Constantinople)
ビザンツ盛期の聖ソフィア聖堂/方船と二つのイコン/聖母子のモザイク/神に由来する権力/二つの文化的潮流/救済のモザイク/Columun コンスタンティノープル=「新しいイェルサレル」

第六章 流浪の果ての安息の地――バチコヴォとフェライ (11〜12世紀、Bachkovo Pherai)
揺れる帝国/二人の貴人/グレゴリオス・パクリアノス/戦いの生涯/バチコヴォ修道院/イサキオス・コムネノス/亡命者/コスモソーテイラ修道院主聖堂/Columun コムネノス朝の支配体制

第七章 海上の楽土か牢獄か――キプロス (11〜12世紀、Cyprus)
ビザンツの前哨基地/キッコーの囀り/キプロス島の受難/マナッセスの旅行記/異邦人の支配/Columun ビザンツ帝国と十字軍国家

第八章 黄金の夕映え――コンスタンティノープル (13〜14世紀、Constantinople)
新しいコンスタンティヌス/モンゴルの女主人/二つのデイシス像/テオドロス・メトキテス/メトキテスの落日/Columun パライオロゴス朝ルネサンス

第九章 辺地を照らす光――トレビゾンド (14〜15世紀、Trebizond)
陸の孤島/小さなコンスタンティノープル/聖ソフィア聖堂/ビザンツ帝国の再興/小帝国の生き残り戦略/帝国の滅亡/Columun 小アジアの「ギリシア人」

ビザンツ帝国略年表 (305年〜1461年)
あとがき (根津由喜夫)
参考文献・図版出典一覧


≪著者: ≫ 根津由喜夫 (ねづ・ゆきお) 1961年群馬県生まれ。金沢大学法文学部史学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻、ビザンツ帝国史。金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授(人文学類担当)。主な著書に『ビザンツ 幻影の世界帝国』(講談社、1999年)、 『ビザンツの国家と社会』(山川出版社、2008年)、『夢想のなかのビザンティウム――中世西欧の「他者」認識』(昭和堂、2009年)、訳書に、ジュディス・ヘリン『ビザンツ 驚くべき中世帝国』(共訳、白水社、2010年)などがある。






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本「江戸人の精神絵図 (講談社学術文庫2073)」野口武彦5

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江戸人の精神絵図 (講談社学術文庫)
江戸人の精神絵図 (講談社学術文庫2073)

○著者: 野口武彦
○出版: 講談社 (2011/9, 文庫 320ページ)
○定価: 1,050円
○ISBN: 978-4062920735
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このところ最近では、ずいぶんチェックする回数(関心の度合い)が減った、ヒトの記憶はふたしかで、やがて薄れてゆき、容易に忘れてしまう、もちろん忘れることは記憶が薄れて消失してゆくことについては咎められるだけではなく、ある意味ではその効用を否定することもできないだろう、たとえば、痛みや苦しみがそのキズがいつまでも癒えることがなかったとしたならば、それはそれで大きな負担であり足かせ(カベ)となって、もちろんその負担や足かせやカベを、そうカンタンなものでもないだろうけれども、相対して逃げることなく向き合って受け容れて(乗り越えて)、といったようなことなのかどうなのか、、、負担を痛みやキズや苦しみの大小を問わずして、ヒトは容易に過ちを犯さないものでもない、カンペキ(完全無欠)などではどう考えてみたところでありえないだろう、モチロンあやまち(過ち)のたぐいを犯さないための努力を怠ることは許される(許容、容認される)ものではない、であってしかし、ゼッタイテキに過ちを犯すことを避けることは不可能であって、その可能性を否定するようなことは、むしろ無自覚として咎められてしかるべきであるのであろうけれども、もっとも、どこまでどのレヴェルまで自覚(みずから認知、認識することが)できるのかするべきか、しかしそれは、年齢や社会的な経験の多い少ないのみならず、外的な環境などの要因にも容易に左右されないものでもない、あぁ、なんて不確実(たよりない、ヨルベナイもの)なんだろう、果たしてまともに対応し応対するに値するのか、いやいや、不確実であったとしても、その現象(現実に生じてしまったけ結果としてのコトガラ)にたいして真摯に対応しないことがあってはならないのであろう、けれども、ところで、相手にたいする対応は、どうなんだろう、こう言ってしまってはなんなんだけれども、往々にして裏切られる、裏切られることがないものではないだろう(少なくともぼくには盲目的に無用心に信用することがどうしてもできないのだ)、さてその、裏切られるのは期待するからなのかもしれない、期待することがなければ結果の現象にたいしてなんら思うことはない(関心を思いいだくことがない)のであろうことを考えるには、、、そこでの期待をするのは誰が誰にたいしてのことであって、そこでの期待といったものはなんなんであろう、相手にたいして勝手に(相手の都合や状況などのさまざまを鑑みることなくして)期待をしておきながら、さらにはみずからのその勝手な要望が欲求が満たされないこと(結果、現象)にたいする不快感、なるものをいだくことの
日本列島において、いまだに毎日毎日この列島のどこかで欠かすことなく揺れている生じている感知されてる、まだまだ落ち着いて安定(安静)することがない(忘れることなかれ)地震



禁欲的知識人=定信の倒錯した自己顕示欲、徂徠による政治の虚構性の暴露と絶対的な「聖人信仰」、東湖を殺めた安政大地震期に水戸藩が暴走した理由、慊堂と弟子ネットワークなど、武士的社会の内実を読解。秋成の欠損した指と自意識、源内の山師的精神の背景、銅脈先生の酔生夢死的生活を活写し、江戸時代人の精神構造の前近代性と現代性に迫る。


≪目次: ≫
学術文庫版はしがき (二〇一一年六月 筆者識)

I プロローグ
  松平定信の暗い「昼」

II 武士的なるものの内景
  徂徠政治学の原点
  徂徠のアジビラ
  松平外記一件始末――化政期精神風土の一断面
  生きがいを見つけた旗本――遠山金四郎大田蜀山人
  思想的党派者の悲劇――藤田東湖
  藤田東湖の死

III 江戸文学の光と闇
  江戸人の六つの夢
  自意識と癇癖――諷刺家(サタリスト)上田秋成
  酒鬼登僊――銅脈先生補伝
  源内の笑いと現代の笑い
  花の名は人めきて――萩原広道本居宣長

IV エピローグ
  文政リベラリズムの終焉

初出一覧


※本書は、一九八四年筑摩書房より刊行された『江戸人の昼と夜』に、「花の名は人めきて」を追加しました。


≪著者: ≫ 野口武彦 (のぐち たけひこ) 1937年生まれ。早稲田大学第一文学部、東京大学文学部卒業、東大大学院博士課程中退。神戸大学名誉教授。国文学者、文芸評論家、小説家。著書に『谷崎潤一郎論』(亀井勝一郎賞)、『江戸の歴史家』(サントリー学芸賞)、『「源氏物語」を江戸から読む』(芸術選奨文部大臣賞)、『江戸の兵学思想』(和辻哲郎文化賞)、『幕末気分』(読売文学賞)など多数ある。






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本「聖武天皇 責めはわれ一人にあり」森本公誠5

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聖武天皇 責めはわれ一人にあり
聖武天皇 責めはわれ一人にあり

○著者: 森本公誠
○出版: 講談社 (2010/10, 単行本 450ページ)
○定価: 2,730円
○ISBN: 978-4062161381
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⇔ボク、ワルクナイ(ゼッタイニゼッタイニ、ナニガドウアッテモ、ナニモドウニモナラナカッタトシタトシテモ)


平城遷都1300年・光明皇后1250年御遠忌記念
政変と兵乱、災異と疫病 律令国家草創期の困難な時代。天皇は、そのすべてを背負った。
歴史家として真摯に史料と向き合い、東大寺の住職として人間への洞察を深めてきた著者が描く、〈格闘する天皇〉の実像

長屋王の変」の真相、光明皇后と藤原氏の発展、遣唐使の往還、繰り返される遷都、そして東大寺大仏開眼。

「責めは予(われ)一人に在り」とは、聖武天皇の詔のうち筆者がもっとも心打たれた言葉である。旱魃による不作の連続で飢饉が起こり、民が罪を犯してしまうような事態に至った、その全責任は朕一人にあるとして、聖武天皇は罪人に大赦を与えたのである。危うさのまえから逃げようとする人間は多いが、天皇は逃げなかった。――<本書より>


≪目次: ≫
凡例

序章 作られゆく虚像
1 光明皇后、病人の瘡(かさ)を吮(ねぶ)る(貴種の女性への願望/鎌倉・室町期の説話/光明皇后が東大寺を創建?)/2 、光明皇后を犯し奉る(藤原広嗣の乱の「真相」/『今昔物語集』に起源)/3 ひ弱で優柔不断の天皇か(弁慶の勧進帳/『続日本紀』の一人歩き/聖武天皇の虚像)

第一章 首皇子の帝王学
1 生い立ち(新時代の到来/首皇子の誕生/実母の愛情知らず/父文武との別れ)/2 皇太子時代(故天皇の二人の嬪を貶める/首皇太子、初の拝朝/元明天皇、娘に譲位/不比等の娘が入内/武智麻呂は東宮傅に/十六人の教育係/元明天皇崩御後の不安)/3 帝王学 宗塾鮖砲魍悗屐六芸舎人親王らも学ぶ/五経三史が必須の教科書)/4 帝王学――釈教を学ぶ(大安寺の開基・道慈/『日本書紀』編纂に加わる/天武・持統両天皇による『金光明経』重視/四天王信仰と『金光明経』/『金光明経』に説く「治世の正論」/『金光明経』重視の理由)

第二章 仁徳の帝たらんと
1 即位に臨んで(宣命の文意/神話にもとづく天皇大権/須弥山世界観が影響)/2 新天皇の即位一年(授位と益封/生みの親より育ての親/蝦夷の反乱/平城京内家屋の壮麗化/蝦夷の強制移住)/3 新天皇の政治方針(社寺の清掃/除災と出家三千人/災異思想の呪縛/死刑等刑罰の軽減/前漢文帝の治世に倣う/天下治乱の責めは朕一人に)/4 難波宮の造営(藤原宇合を知造難波宮事に/難波宮前史/難波宮の発掘)/5 官人をいかに掌握するか(官人の勤務評定を下問/評定にもとづく毀誉褒貶/官人制度改革)

第三章 喜びと悲しみと怒りと
1 異例の立太子(皇子誕生/異例の立太子/皇太子の死/那富山墓/菩提所「山房」の造営)/2 長屋王の変の経緯(長屋王密告される/中臣宮処東人殺傷事件/誣告は『続紀』編者の解釈/藤原氏陰謀史観)/3 事件の背景に「左道」(「左道を学ぶ」とは/怪僧・基真の左道/舎利会の盛儀/百官も昇叙に与る/仏舎利信仰/僧基真の失脚)/4 長屋王の名声(長屋王と鑑真/舎人王子と長屋王子/長屋親王の立場/『大般若経』書写――和銅経)/5 長屋王の変の真相(『懐風藻』と長屋王/長屋王の道教的世界観/「神亀経」書写の動機)

第四章 天皇家婚姻の不思議
1 天平改元(変後の特進叙位/変前年の叙位における人心のゆれ/舎人親王への下座を禁ず/天平改元)/2 藤原光明子の立后(光明子は臣下の女/立后の宣命/宣命の真意は/貴族らへの土産)/3 壬申の乱前後の天皇家の婚姻(天皇家族内婚の実態/族内婚と天皇の神格化/皇位継承の現実/聖武天皇をめぐる女性たち)/4 唐令と異なる「継嗣令」(律令編纂事情/大宝律令撰定者/日本固有の律令/後宮官員令の真意)/5 中国における同姓不婚観(中国における婚姻の鉄則/同姓婚に対する不倫観/華夷思想と近親婚への蔑視/求法僧による報告/周辺諸国への同姓不婚観の伝播/近親婚蔑視への忌避)

第五章 民を豊かに公平に
1 国家を支える戸籍(土地は国家のもの/庚午年籍の作成/律令制下天皇の国家観)/2 口分田班給の全面見直し(班田収授のしくみ/班田収授法の実情/天平元年の班田)/3 学問奨励と施薬院設置(皇后宮への行幸/奨学制度の創設/学術後継者の養成/光明皇后の施薬院と悲田院)/4 学習する天皇(雅楽寮の充実/天皇による『雑集』の書写/貴重な『鏡中釈霊実集』/「盧舎那像讃一首并序」/囚人救済の類似譚)/5 皇帝たることを目指す(はじめて冕服を着す/新羅使を接見/十六年ぶりの遣唐使派遣)

第六章 責めは予一人にあり
1 生活弱者への優しいまなざし(旱害に対応した詔/天災は為政者の責任/高齢者・障害者の保護規定/「佐渡国正税帳」にみる弱者救済)/2 打ち続く天災との戦い(旱魃続く/天災の痛手を癒すには/国司に奮起を促す/諸種特別会計の一本化)/3 歌合戦で都人を楽しませる(朱雀門にて歌垣御覧/海柘榴市の歌垣/歌垣の参加者と曲目)/4 責めは予一人にあり(難波宮へ行幸/大規模地震、列島を襲う/窮民対策建言/きめ細かな救貧対策/責めは予一人にと罪人恩赦)

第七章 経史から釈教へ
1 施政の基本に仏教を選択(勅願一切経書写/勅願一切経願文/災異・疫病に伴う恩勅)/2 遣唐使節が帰国する(遣唐使の任務/波浪のなかの帰国/留学の成果を提げて――真備・玄掘法3 天然痘の大流行(遣新羅使の帰国/遣新羅使の報告/疫病と日蝕に大赦の詔/藤原氏兄弟、相次いで死す/聖武天皇の疫病鎮圧策)/4 天平改新への模索(政治の空白を埋める/国号を大養徳国と改称/阿倍内親王を皇太子に)/5 密かに遷都を構想する(七夕の日に梅樹を詠ませる/長屋王の記憶/甕原離宮に行幸/遷都構想の真意/天平貴族の不倫大事件)/6 蘆舎那仏を礼拝する(太政官人事の補充/国力回復策を講ずる/河内の知識寺へ)

第八章 新たな都を求めて
1 藤原広嗣、上表文を送る(光明皇后発願「五月一日経」書写/右大臣の別荘に行幸/寛仁の政のための大赦/七重塔の造建を指示)/2 藤原広嗣の乱(藤原広嗣とは何者か/父親の威光/大宰府とは/広嗣の乱当時の太宰府首脳/広嗣の上表文に激怒/将軍大野東人の報告/あっけない板櫃河の戦い/東国行幸の決行)/3 東国への行幸(陪従せる貴族・官人/都祁山道を行く/広嗣を斬る/天武天皇の行動を追体験/禾津を経て恭仁宮へ)/4 恭仁宮に辿りて(帷帳の囲みで朝賀/広嗣の乱の事後処理/国分寺建立詔のなぞ)/5 国分寺は仏教思想の啓蒙機関(国分寺建立詔の動機/国分寺建立の目的/建立の具体策/国分寺の維持と運営/仏教思想の啓蒙策)/6 恭仁宮の造営進む(広嗣の乱の戦功者らに叙位/宮都の機能は恭仁京に/恭仁京造営の本格化/平城京の大極殿を恭仁京へ)

第九章 画期的な土地制度改革
1 紫香楽宮の造営に向けて(紫香楽への行幸/塩焼王、平城の獄に入れられる/重ねて紫香楽宮に行幸/皇太子、五節舞を舞う)/2 民の生業をいかにして成り立たせるか(国家隆昌とは民を富ますこと/日本農業の中核は水稲耕作/戸籍作成の手順/戸籍に盛り込まれる社会保障/地方行政組織/浮浪人を一身分に認める)/3 民による開墾地は民のもの(天平十四年は班田の年/条里制とは/条里制の成立時期/班田図の作成/墾田永年私財法の発布/墾田永年私財法の意義)

第十章 蘆舎那大仏造立へ向けて
1 蘆舎那仏造顕を発願(金鐘寺における『華厳経』講説/蘆舎那大仏造顕の詔/都の国分寺の本尊は蘆舎那仏)/2 皇都をいずこに定めるか(恭仁京か難波京か/安積親王の死)/3 紫香楽大仏造立に邁進(難波宮を皇都に/紫香楽宮に行幸・東西両京での『大般若経』転読会/大仏造立に向けての行政措置)/4 紫香楽大仏の体骨柱建つ(全国に向けての巡察使を任命/巡察使に別勅三十二条を領布/巡察使に訓戒を垂れる/首都機能は紫香楽宮に/甲賀寺に盧舎那仏像の体骨柱建つ)/5 紫香楽大仏の夢潰えたり(紫香楽宮を新都と宣す/行基法師を大僧正に/山火事の頻発と大地震/大仏の造作物崩壊か/紫香楽宮の放棄)

第十一章 大仏造立を諦めず
1 甲賀宮国分寺の造営(恭仁京の混乱/平城京に遷都する/平城遷都後の甲賀宮/甲賀寺の造営/甲賀宮国分寺の意味)/2 治道に失有り(聖武天皇の煩悶/大仏造立再開へ向けて/蘆舎那大仏土座築造始め/治道に失有り/孫王の召集/玄靴鮹淹腓忘諺)/3 大仏はいかにして造立されたか(東京芸大の大仏調査/大仏殿碑文/盧舎那仏燃灯供養/『巡礼私記』の銅座鋳造記事/正倉院丹裏文書第四号/銅座後鋳説の補強/創建時の大仏鋳造工程)/4 光明皇后、新薬師寺を創建(一度あることは/光明皇后、新薬師寺を創建/大仏造立事業への献物はじまる/礪波志留志の献物)/5 蘆舎那大仏への寄進あいつぐ(国分寺造営を督促/政治の心を取り戻す/知識物献納者の特進)

第十二章 陸奥に黄金の花咲く
1 陸奥で黄金発見(元正太上天皇崩御/行基が遷化/匿名の投書、多々宮廷に投げ込まれる/陸奥守敬福、黄金を発見/百済王敬福の生涯)/2 三宝の奴と仕える天皇(蘆舎那大仏に北面/三宝の奴/蘆舎那仏に感謝の奉告/悦びの具現)/3 国を挙げて民も動く(大伴家持、産金を賀す/国分寺建立にも寄進者/蘆舎那仏への民衆の貢献/造東大寺司の活動/七人で十四文も記録)/4 ごった返す創建時の現場(労働力の集結/雇役による役夫役夫徴用の業務/優婆塞・優婆夷の参加/優婆塞が出家できる第四の道/労役奉仕の日数)

第十三章 太上天皇として臨む
1 出家と譲位(聖武天皇勅書/太上天皇沙弥勝満/聖武天皇の出家/授戒記事への疑問/出家の動機/あわただしい譲位)/2 宇佐八幡大神の入京(新たな政権構造/紫微中台の創設/宇佐八幡神/八幡神の託宣/八幡大神の入京/八幡神の東大寺参拝)/3 唐・新羅への使節派遣(大仏造立の進捗/大郡宮から薬師寺宮へ/揃って東大寺に行幸/遣唐使・遣新羅使の任命)/4 蘆舎那大仏開眼会へ向けて(新たな僧綱の任命/聖武太上天皇の不予/開眼師等の招請)

第十四章 蘆舎那大仏開眼会の盛儀
1 開眼と華厳経講讃(開眼供養会への準備/開眼供養会の次第/華厳経講讃法要)/2 種々の楽舞奏される(勅命による楽頭等配役/伝統と外来双方の歌舞演奏/中宮宮子、東大寺に行幸)/3 新羅大使節団の目的(新羅使入京/東アジアの国際情勢/日羅間の仏教交流/新羅王子金泰廉の奏上/孝謙天皇よりの言葉/新羅交易の実態/新羅使ら大安寺・東大寺にて礼仏/新羅写経の伝存/新羅使人の借用か奉納か/経巻借用の新羅使の目的)

終章 天平最後の輝き
1 鑑真和上の来日(光明皇太后、体調を崩す/鑑真ら来日の吉報届く/遣唐使の奮闘/鑑真渡日の強運/聖武太上天皇・光明皇太后ら受戒/太皇太后藤原宮子崩ず)/2 今生の思い出(左大臣橘諸兄致仕する/聖武・光明・孝謙、難波行幸/聖武太上天皇崩御/大伴古慈斐ら衛士府に拘禁/聖武太上天皇葬送の儀)/3 天平時代の終焉(光明皇后、盧舎那仏へ献納/国家珍宝帳/皇太子道祖王を廃し、大炊王を立てる/橘奈良麻呂の変/大炊王の即位/聖武天皇の跡を追って)

あとがき (平成二十二年七月 光明皇后一二五〇年御遠忌の年に当たりて 森本公誠)
聖武天皇 関連略年表 (686年〜775・宝亀6年)
索引


≪著者: ≫ 森本公誠 (もりもと・こうせい) 1934年、兵庫県生まれ。京都大学卒。文学博士。専攻はイスラム社会経済史。京都大学講師を経て、2004年に東大寺別当・華厳宗管長に就任。東大寺長老、東大寺総合文化センター総長。おもな著書に『初期イスラム時代エジプト税制史の研究』(岩波書店)、『人類の知的遺産22 イブン=ハルドゥーン』(講談社)、『世界に開け華厳の花』(春秋社)ほか。共著に『興亡の世界史20 人類はどこへ行くのか』(講談社)ほか。訳書に、イブン=ハルドゥーン『歴史序説』(全4巻・岩波文庫)。

森本公誠 『イブン=ハルドゥーン』(講談社学術文庫、2011年) '11/0/27





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本「日本古代中世史 '11 (放送大学教材)」五味文彦/佐藤信 編著、佐々木恵介/本郷和人/中島圭一 著5

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日本古代中世史 (放送大学教材)
日本古代中世史 '11 (放送大学教材、専門科目・人間と文化コース)

○著者: 五味文彦佐藤信 編著、佐々木恵介/本郷和人/中島圭一 著
○出版: 放送大学教育振興会 (2011/3, 単行本 270ページ)
○定価: 2,730円
○ISBN: 978-4595312540
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平成23年度第1学期の単位認定試験(2011年7月30日(土)第5時限目)の成績評価はC(69〜60点、かろうじて合格)、、、、、、ずいぶん時間が経ってしまったなぁ、ネクスト・ステージ(平成23年度第2学期の学習プログラム)にすすんで久しい、、、

ジッサイいろいろあれこれ本読んだけど(まとめきれない)、とくに試験はむつかしいモノではなかったとの印象をもったと記憶しているのだが、試験の結果は成績評価はC、まぁまぁギリギリセーフといったようなことなんだろう、たしかに体系的な理解にはほど遠いと自覚している、言うならば、やっとスタートラインにならびつくことが、土俵にあがる準備段階とか、まだまだみちはとおい、みちがとおくてぼくはウレシイ、とおくなくてちかいみちならば、だとしたら、どうなんだろ、むしろ挑むにあたいしない、だれもがスイスイいけちゃうようなみちを、そんなんだったらぼくは好んでいきたくない(じかんにかぎりがないものではない)


日本の古代と中世の歴史を、史跡や史料のあり方や現代との関わりから探る。日本列島の古代中世史像は、発掘調査の成果やさまざまな新資料の発見によって変わりつつある。各地域の歴史の実像が掘り起こされ、古代中世史が多元的に見直されている。こうした動向をふまえ、史跡や史料に焦点を当てながら、日本列島の新しい古代中世史をたどりたい。歴史の流れをつかみ、史跡や史料を調べる中で歴史的事実をどう捉えていくのかを理解する。


≪目次: ≫
まえがき (二〇一一年一月 著者)

1.古代中世史を考える
1 古代中世史の時代区分/2 史料の特徴/3 地域の歴史を探る(古代の博多/博多への進出/都市としての博多/博多の住人)/4 博多の発展とその力(博多の祇園祭/有徳人と石城/戦国時代の博多)
五味文彦(放送大学教授)  DVD '11/04/13

2.列島の原始から倭国
1 旧石器時代から縄文時代へ/2 弥生時代と「邪馬台国」/3 古墳時代倭王権/4 大王と地方豪族
佐藤信(東京大学大学院教授)  DVD '11/04/20

3.飛鳥の王権から律令国家
1 飛鳥の王権(推古天皇時代と遣隋使遣唐使/東アジアの激動)/2 乙巳の変白村江の敗戦壬申の乱(乙巳の変と大化改新/白村江の敗戦/壬申の乱)/3 律令国家の形成(天武天皇持統天皇藤原京大宝律令)/4 七世紀の文化
佐藤信(東京大学大学院教授)  DVD '11/04/24

4.律令国家の実像
1 奈良時代史(長屋王の変/長屋王の変の背景/藤原広嗣の乱国分寺建立と大仏造立/橘奈良麻呂の変恵美押勝の乱宇佐八幡神託事件)/2 平城京(平城京と平城宮木簡/木簡とは何か/文書木簡と荷札木簡)/3 地方官衙と地方豪族(地方官衙/太宰府国府郡家)/4 遣唐使天平文化(遣唐使の人々/平群広成阿部仲麻呂吉備真備/天平文化/正倉院/仏教文化)
佐藤信(東京大学大学院教授)  DVD '11/04/28

5.平安王朝への道
1 長岡遷都(桓武天皇の登場/長岡京への遷都/藤原種継暗殺と早良親王の怨霊)/2 平安遷都(平安京への遷都/徳政論争/平安京の確立)/3 平安初期の文化(弘仁・貞観文化最澄空海/都市・平安京の成熟へ)
佐藤信(東京大学大学院教授)  DVD '11/04/30

6.摂関政治と貴族社会
1 摂関政治の成立と展開(摂関政治の成立/藤原忠平政権/安和の変と摂関政治の確立)/2 摂関期の朝廷と儀式・政務(摂関と公卿の政務/摂関期の年中行事)/3 摂関期の貴族の生活(日記と貴族/寝殿造と儀式)
佐々木恵介(聖心女子大学教授)  DVD '11/05/01

7.平安時代の対外関係と国風文化
1 平安時代の対外関係の推移(孤立主義の時代/孤立主義の修正と僧侶の入宋)/2 「唐物」の受容(貴族の生活と「唐物」/「唐物」の入手)/3 国風文化と仏教(「国風文化」の意義/貴族社会と仏教/貴族文化と地方・庶民)
佐々木恵介(聖心女子大学教授)  DVD '11/05/10

8.受領武士
1 受領と摂関期の財政(受領の成立/受領の任国支配/受領と朝廷・貴族)/2 受領と交通(受領の赴任と境迎え/受領と人の往来/受領と物の往来)/3 平将門の乱と武士の成長(平将門の乱/将門の軍事力/武士と平安京)
佐々木恵介(聖心女子大学教授)  DVD '11/05/11

9.中世の始まりと院政というシステム
1 古代から中世へ/2 院政と荘園/3 武士の登場と保元平治の乱/4 権門体制/5 平家政権治承・寿永の乱鎌倉幕府の成立
本郷和人(東京大学准教授)  DVD '11/05/14

10.鎌倉幕府と武士の成長
1 将軍権力とは何か/2 源氏将軍の滅亡と北条氏の躍進/3 鎌倉武士の生活/4 執権政治/5 モンゴルの来襲永仁徳政令
本郷和人(東京大学准教授)  DVD '11/05/18

11.中世前期の神仏と文化
1 旧仏教の動向/2 やさしい仏教の登場/3 神々と仏の融合/4 鎌倉文化(文学/建築・彫刻・絵画)
本郷和人(東京大学准教授)  DVD '11/05/19

12.中世社会の変質と南北朝内乱
1 鎌倉幕府の滅亡と南北朝分立(両統迭立と鎌倉幕府の滅亡/強権的支配の脆弱な基盤/南北朝の分立)/2 十四世紀の社会変動(分割相続と惣領制/惣領制の解体/内乱の終結)/3 東アジア海上世界の形成(中世前期の対外交流/海上世界に乗り出す人々)
中島圭一(慶應義塾大学教授)  DVD '11/05/22

13.地域社会の形成と応仁の乱
1 将軍と守護大名義満義持義教から義政へ)/2 応仁の乱と明応の政変(応仁の乱/細川政元の挫折)/3 経済社会の自立(流通構造の変動/生産様式の変革)
中島圭一(慶應義塾大学教授)  DVD '11/05/24

14.近世を準備する戦国社会
1 戦国大名の領国支配(今川氏の領国形成と家臣団統制/大名権力浸透のための努力)/2 地域の経済と文化(産業と流通の発展/文化の地方普及)/3 中世の終わり、近世の始まり(東アジア海上世界の曲がり角/中世権力と近世権力)
中島圭一(慶應義塾大学教授)  DVD '11/06/01

15.地域史への展望
1 古代中世史の流れ/2 地域の歴史を探る/3 筑波地域の歴史(筑波山の周辺/兵の活躍の場/武士の成長)/4 地域の力を歴史から探る(仏教の布教の場/布教をめざして)
五味文彦(放送大学教授)  DVD '11/06/05

人名索引
事項索引


≪編著者: ≫ 五味文彦 (ごみ・ふみひこ) 1946年、山梨県生まれ。1968年、東京大学文学部卒業。放送大学教授、東京大学名誉教授。主な著書、『中世のことばと絵』(中公新書、サントリー賞)、『書物の中世史』(みすず書房、角川源義賞)、『院政期社会の研究』(山川出版社)。

≪編著者: ≫ 佐藤 信 (さとう・まこと) 1952年、東京都生まれ。1976年、東京大学文学部国史学科卒業。1978年、東京大学大学院人文科学研究科(国史学)博士課程中退。1979年、奈良国立文化財研究所研究員。1985年、文化庁記念物課。文化財調査官。1989年、聖心女子大学文学部助教授。1992年、東京大学文学部助教授。東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学、東京大学、1997年)。専攻、日本古代史。主な著書、『日本古代の宮都と木簡』(吉川弘文館、1997年)、『古代の遺跡と文字資料』(名著刊行会、1999年)、『出土資料の古代史』(東京大学出版会、2002年)、『日本の古代』(放送大学教育振興会、2005年)、『古代の地方官衙と社会』(山川出版社、2007年)、『木簡から読み解く平城京』(NHK出版、2010年)。

≪分担執筆者: ≫ 佐々木恵介 (ささき・けいすけ) 1956年、東京都生まれ。1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程国史学専門課程単位取得退学。東京大学文学部助手を経て、聖心女子大学文学部教授。主な著書、『受領と地方社会』(山川出版社、2004年)、『天皇の歴史3 天皇と摂政・関白』(講談社、2011年)。主な論文、「『小右記』にみる摂関期近衛府の政務運営」(『日本律令制編集 下』 吉川弘文館、1993年)、「九・一〇世紀の日本――平安京」(『岩波講座日本通史5』 岩波書店、1995年)、「古代における任官結果の伝達について」(笹山晴生編 『日本律令制の展開』 吉川弘文館、2003年)、「牓示札・制札」(平川南ほか編 『文字と古代日本 I』 吉川弘文館、2004年)。

≪分担執筆者: ≫ 本郷和人 (ほんごう・かずと) 1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学大学院情報学環准教授。専攻、日本中世史。主な著書、『中世調停訴訟の研究』(東京大学出版会)。『新・中世王権論』(新人物往来社)、『人物を読む中世史』(講談社)。

≪分担執筆者: ≫ 中島圭一 (なかじま・けいいち) 1964年、東京都生まれ。1987年、東京大学文学部卒業。1995年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学史料編纂所助手などを経て、慶應義塾大学文学部教授。専攻、日本中世史。主要論文、「日本中世の貨幣と国家」(歴史学研究会編 『超越する貨幣』 青木書店)、「室町時代の経済」(『日本の時代史11 一揆の時代』 吉川弘文館)、「十五世紀生産革命論序説」(『中世東アジアにおける技術の交流と移転――モデル、人、技術』 科学研究費補助金研究成果報告書 代表者小野正敏)。


五味文彦 編著、本郷和人/中島圭一 著 『日本の中世 '07』(放送大学教材:専門科目 人間と文化コース、放送大学教育振興会、2007年) '11/05/12
佐藤信 編著 『日本の古代 '05』(倉田一宏/佐々木恵介 著、放送大学教材:専門科目 人間と文化コース、放送大学教育振興会、2005年) '11/05/02





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本「寺山修司全歌集 (講談社学術文庫2070)」寺山修司5

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寺山修司全歌集 (講談社学術文庫)
寺山修司全歌集 (講談社学術文庫2070)

○著者: 寺山修司
○出版: 講談社 (2011/9, 文庫 352ページ)
○定価: 1,155円
○ISBN: 978-4062920704
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だふなむだらふ、5・7・5・7・7→31字、、、たとゑば、なぐゎひなぐゎひ文章を文字を言説を連ねて、あっちからもこっちからも誤解がなひやふに説明的に多方面から多角的に論説を展開して繰り広げて、はたしてしかし(ぼくなんかにして考へてみるには、明白にみずからの能力不足、無知ゆへなんだらふ、が)、どこまでゐっても(果てしもなくもドウドウメグリだふだふめぐりめぐりてメグ・ライアン?!)理解の程度に限界はあって、相互におよそ100%の理解なんてアリエナイ、もっとも、相互の理解にその場面におゐて100%などは求められなひ(ダレも求めちゃぁゐなひ、むしろ求めちゃぁイケナイ)のであらふ、フツーに100%なんかを求めちゃふやふな厳格(潔癖にすぎるやふ)な態度みたひなものは、ときに(少なくなひ場面におゐて)世間で社会的に咎められやふ、摩擦を生じさせて機能不全(滞り)に陥ひる危険をこそ危惧されやふ、か、だふなむだらうふ



短歌、俳句、詩、エッセイ、評論、演劇……。芸術のジャンルを軽々と飛び越え、その鬼才ぶりを発揮した寺山修司。言葉の錬金術師は歌う。故郷を、愛を、青春を、父を、そして祖国を! 短歌の黄金律を、泥臭く、汗臭く、血腥い呪文へと変貌させる圧倒的な言語魔術に酔いしれる。


≪目次: ≫
田園に死す ――1964年
わが一族の歴史「恐山和讃」
 恐山    少年時代/悪霊とその他の視察/長歌 指導と忍従
 犬神    寺山セツの伝記/法医学
 子守唄    捨子海峡/暴に与ふる書/長歌 修羅、わが愛
 山姥    むがしこ/発狂詩集
 家出節    終りなき学校/家畜たち
 新・病草紙    さはるものにみな毛生ゆる病/眼球のうらがへる病/大足の病/時計恐怖症/鬼見る病/案内楽/首吊り病/変身
 新・餓鬼草紙    善人の研究/悲しき自伝/言葉餓鬼/母恋餓鬼/天体の理想
 跋 (1965年7月)

初期歌篇 ――1957年以前 高校生時代
 燃ゆる頬    森番/海の休暇
 記憶する生
 季節が僕を連れ去ったあとに
 夏美の歌    空の種子/木や草のうた/朝のひばり/十五才

空には本 ――1958年
 チエホフ祭
 冬の斧
 直角な空
 浮浪児
 熱い茎
 少年
 祖国喪失    壱/弍
 僕のノオト (1958年5月)

血と麦 ――1961年
 砒素とブルース    壱 彼の場合/弍 肉について/参 Soul, Soul, Soul.
 血と麦    壱/弍
 老年物語
 映子を見つめる
 蜥蜴の時代
 真夏の死
 血    第一楽章/第二楽章/第三楽章/第四楽章
 うつむく日本人    壱 他人の時/弍 小さい支那/参 山羊つなぐ
 私のノオト (1962年夏 小諸にて)

未刊歌集 テーブルの上の荒野 ――1962年
 テーブルの上の荒野
 ボクシング
 煮ゆるジャム
 飛ばない男
 罪
 遺伝
 花札伝綺

(1970年11月)


解説I 「アルカディアの魔王――寺山修司の世界」 塚本邦雄 (昭和庚戌神無月晦日)
解説II 「透明な魔術」 穂村弘 (2011年8月)


※本書は『寺山修司全歌集』(風土社、沖積舎)を底本にした。


≪著者: ≫ 寺山修司 (てらやま しゅうじ) 1935年、青森県生まれ。早稲田大学在学中に「チェホフ祭」で短歌研究新人賞を受賞。『田園に死す』は畢生の代表歌集。また、俳句、詩、エッセイ、評論などでも意欲作を発表。その傍ら、演劇実験室「天井桟敷」を主宰して国内外で活躍。さらには映画を手がけるなど、終生ジャンルを超えて、時代を先取りする表現活動を行った。1983年没。主な著書に、『地獄篇』『誰か故郷を想はざる』『幸福論』『書を捨てよ町へ出よう』など多数。『寺山修司著作集 全五巻』もある。






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本「図説 神聖ローマ帝国 (ふくろうの本・世界の歴史)」菊池良生5

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図説 神聖ローマ帝国 (ふくろうの本/世界の歴史)
図説 神聖ローマ帝国 (ふくろうの本・世界の歴史)

○著者: 菊池良生
○出版: 河出書房新社 (2009/6, 単行本 119ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309761275
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たとえば、日本における〈天皇〉の存在とか、いわゆる万世一系の、どうなんだろう、君主といったような、ジッサイには(その権威や権力といったようなモノは)象徴?!として、なかなかにその理解には困難がともなうカンタンなモノではない(どうにもぼくには語り得ない、まだまだ語れるような自信はもちえない)などと考えて、、、さて、日本の近代化といったようなモノは、これまたどうなんだろう、西欧からやってきたような、もちろんそれ以前にその萌芽は着実に確実に(江戸時代、近世といわれる時代区分にはすでに)存在していたのであって、だから機は熟していた準備万端?!だったのであって、だからだから受け容れられて速やかな対応が応対がその結果の良し悪しやなんかを横に置いたとしても紆余曲折、アタリマエのようにストレートに横道に逸れることなく直線的に最短距離を進み行く!!、なんてことはアリエナイ?!、フツーに失敗して痛い目にあって、あちらこちらに寄り道して回り道して、右に振れ左に振れて壁にぶちあたり急展開を繰り返して軌道修正軌道修正軌道修正、まぁまぁやがてはナルベクシテ、などといったようなことは、どうなんだろう、後から振り返って俯瞰して見るには、言いえるようなことなのであろうけれども、、、はてさて、ヨーロッパの歴史における〈皇帝〉とか〈教皇(ローマ教皇)〉とかって、どうなのよ、どうなっちゃっているの??!、キリスト教とか、古代のローマ帝国とか、、、



皇帝が、王が、教皇が入り乱れて錯綜する戦乱と陰謀。古代ローマ帝国への憧憬を抱き、ヨーロッパ覇権を求め続けた帝国の850年に渡る戦乱絵巻。神に選ばれた帝国の興亡史。


≪目次: ≫
序章
年表「カロリング朝からハプスブルクへ」/年表「神聖ローマ帝国からドイツ帝国へ」/地図「神聖ローマ帝国 12〜13世紀」/地図「神聖ローマ帝国 14〜15世紀」

第一章 金印勅書    帝国の誕生/叙任権闘争大空位時代対立王カール四世の勝利/Column 傭兵の合法化
第二章 カール五世と帝国の運命    二人のよそ者/ルターの聖書/フランスとトルコ/シュマルカルデン戦争/Column 傾国のびんた一発
第三章 ドイツ三十年戦争    ボヘミア反乱ヨハン・ゲオルク/帝国の行方/最悪のシナリオ/Column 郵便先進国から後進国へ
第四章 レオポルト一世の治世    皇帝選挙選/帝国の存続/アウグスト強健侯/フランスの圧力/Column 皇帝家は慢性金欠病
第五章 帝国の消滅    オーストリア継承戦争七年戦争フランス革命ナポレオン
終章

神聖ローマ皇帝系図 (ザクセン家/ザリエリ家/ズッペリンゲンベルク家/ホーエンシュタウフェン家ヴェルフェン家大空位時代ナッサウ家ハブスブルク家ルクセンブルク家ヴィッテルスバッハ家ロートリンゲン家
神聖ローマ帝国略年表 (395年〜1806年)

あとがき

参考文献
図版提供者一覧


≪著者: ≫ 菊池良生 (きくち・よしお) 1948年生まれ。明治大学理工学部教授。専攻は、オーストリア文学。著書に『神聖ローマ帝国』『戦うハプスブルク家――近代の序章としての三十年戦争』『傭兵の二千年史』『ハプスブルク帝国の情報メディア革命――近代郵便制度の誕生』などがある。






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本「風姿花伝 (講談社学術文庫2072)」市村宏 全訳注5

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風姿花伝 (講談社学術文庫)
風姿花伝 (講談社学術文庫2072)

○著者: 市村 宏 全訳注
○出版: 講談社 (2011/9, 文庫 272ページ)
○定価: 966円
○ISBN: 978-4062920728
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カタカナの文を読むことの困難って、目で文字をカタカナの文字列を追うだけでは黙読してみたところでは、ジッサイなんのことやらチンプンカンプン(ワケワカンナィ)、外国語以上に難解で(んじゃぁ母語としての日本語の、どれほどの理解をなし得ていることやらとか考えるにはゼツボウカンあるのみで)、かるく口ずさみながら音読することによって、あぁ語彙が単語がおぼろげながらおおよそのところが、どうなんだろう、、、そもそも、ママ、ママ、ママって、手書きの文は(歴史的な史料のたぐいの多くにはフツーに)、書き間違い記述ミスみたいなもののオンパレードなのかなぁ、はたして正しい(とされるような)ものコトとかって、イッタイゼンタイ、どうにもこうにも、ニッチモサッキモ?!、なんなんなんなんなんなんだろう♪


世阿弥元清が、亡父観阿弥の教えをもとにまとめた『風姿花伝』。「幽玄」「物学(物真似)」「花」など、能楽の神髄を語り、美を理論化した日本文化史における不朽の能楽書を、精緻な校訂を施した原文、詳細な語釈と平易な現代語訳、解釈を深めるための余説で読み解く。息子の観世元雅に幽玄能の奥義を伝えるべく書きつづった『花鏡』の翻刻を併録する。


≪目次: ≫
はしがき (昭和三十八年十一月十日  市村 宏)
凡例

風姿花伝
(序)
風姿花伝第一 年来稽古条々    七歳/十二三より/十七八より/二十四五/三十四五/四十四五/五十有余
風姿花伝第二 物学条々    (総説)/女/老人/ひためん/物ぐるい/法師/修羅/神/鬼/唐事
風姿花伝第三 問答条々    (一) 抑、申楽をはじむるに/(二) 能に序破急をば/(三) 申楽のせうぶの/(四) 是に大なる/(五) のうにゑてゑてとて/(六) のうにくらゐの/(七) 文字にあたる風ぜひとは/(八) 常にひはんにも/(九) のうに花をしる事
風姿花伝第四 神儀云    一、申楽神代のはじまりと伝は/一、仏在所には/一、日本国にをいては/一、平の都にしては/一、当代にをひて
(風姿花伝第五) 奥儀云 私義云    抑、風姿花伝の条々/抑、芸能とは
(風姿)花伝第六 花修云    能の、ほんをかく事/さくしやの、おもひ、わくべき事/能に、つよき、ゆふげん、よわき、あらきを、しる事/能の、よき、あしきに、つけて
(風姿)花伝第七 別紙口伝    コノクデンニ、ハナヲシルコト/コマカナルクデンニイハク/モノマネニ、ニセヌクライアルベシ/ノウ二十テイヲウベキコト/ノウニ、ヨロヅ、ヨウジンヲモツベキコト/ヒスルハナヲシルコト/イングワノハナヲシルコト/抑、イングワトテ/此別紙ノ口伝

解題

付録 花鏡    (一) 一調二機三声/(二) 動十分心動七分身/(三) 強身動宥足踏 強足踏宥身動/(四) 先聞見後/(五) 先能其物成 去能其態似/(六) 舞者為根声/(七) 時節当惑事/(八) 序破急之事/(九) 知習道事/(一〇) 上手之知感事/(一一) 浅深之事/(一二) 幽玄之入界事/(一三) 一劫之入用心之事/(一四) 万能綰一心事/(一五) 妙所之事/(一六) 比判之事/(一七) 音習道之事/(一八) 奥段


※本書の原本は、一九六九年、桜楓社より刊行されました。


≪著者: ≫ 市村 宏 (いちむら ひろし) 1904年、長野県生まれ。東洋大学文学部国文学科卒業。新村出の委嘱により「広辞苑」の編集主任をつとめた。東洋大学国文学科教授、のち東洋大学名誉教授。歌人。著書に『風姿華伝全釈』『万葉集新論』『万葉集と万葉びと』『迯水居漫筆』(全11巻)など多数。1989年没。






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本「ドン・キホーテ 後篇 下  El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha, 1615 」セルバンテス、荻内勝之 訳5

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ドン・キホーテ
ドン・キホーテ 後篇 下  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1615

○著者: セルバンテス、堀越千秋 装画・挿画、荻内勝之
○出版: 新潮社 (2005/10, 単行本 398ページ)
○定価: 14,700円(全4巻組)
○ISBN: 978-4105044022
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ぼくがいま生きて暮らして生活している、2011年。いちにちはみなにいちおうひとしく24時間。ぼくがまいにち読書に費やす時間は、どうだろう、3時間以上かなぁ、通勤や移動や休憩などの細切れの時間を見出してはいそいそと、ホントのところまとまった時間を集中できるマッシロ(真っ白)になれる集中して没入できる時間を欲するのではあるのだが、もっとも、しがないサラリーマンの給与所得者の身にあってワガママは言えない、どうにかこうにか捻り出してツギハギだらけのブカッコウはいたしかたがない、見てくれなんかを他人の目を気にしているヒマも余裕もなく、たとえば、本日は西暦1600年代初頭のスペイン、たしか昨日は19世紀の中国大陸は清朝の時代、その前の日にはフランス(仏語)文化圏、、、 およそ理路整然とはほど遠く、混濁みたいな状況を自覚しながらリアルな意識がどこか遥か彼方にあちらにこちらに(彼岸に此岸に?!)遠のいていくような、ふわりふわふわ、アヴァンチュール♪



『ドン・キホーテ』出版四〇〇周年記念。声に出して読みたくなる画期的な新訳、待望の刊行!

雄大深遠にして血湧き肉おどる物語が、素晴らしい日本語で生まれかわった。荻内訳は、セルバンテスがその序文で「格式ばらず、文章の調子が良い楽しい物語にした」とうたっている精神にのっとり、日本語の語り調子を生かして味わい深く、朗読して文章の美しさ物語の面白さを堪能できる。堀越千秋氏の挿絵各巻一〇点を入れて刊行。


≪目次: ≫
後篇 下 奇想天外の郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ
 
第35章 ドゥルシネアの魔法を解く術についてドン・キホーテの得た情報。他、驚嘆すべきあれこれ。
第36章 涙涙の腰元ドロリーダ、こと、三角腰巻のトリファルディ女伯爵。その身の上の珍奇と想像を絶する出来事。加えて、サンチョ・パンサが妻テレサ・パンサに宛てた手紙。
第37章 涙涙の腰元ドロリーダの数奇な身の上。
第38章 涙涙の腰元ドロリーダが逆境を訴える。
第39章 三角腰巻のトリファルディが物語を続ける。聴けばわくわく、忘れようとて忘れ得ない。
第40章 人の記憶から消え難い本書の、つい先程の章につながるあれこれ。
第41章 クラビレーニョが到着、やがて、長い長い遠征が完遂。
第42章 インスラ統治に赴くサンチョにドン・キホーテが助言。聴いたサンチョの反応が冴える。
第43章 ドン・キホーテがサンチョに授ける助言。まだまだ続く。
第44章 サンチョがインスラの統治者として派遣される。ドン・キホーテの身辺に異変が生じる。
第45章 偉大なサンチョ・パンサがインスラを受領、統治に当たる。
第46章 大鈴小鈴と猫の襲撃。さしものドン・キホーテも動転。加えて、ドン・キホーテに懸想する娘アルティシドーラの求愛作戦。
第47章 サンチョ・パンサのインスラ統治、その後。
第48章 奥方公爵の腰元ドニャ・ロドリゲスとドン・キホーテ。他、特筆し、記憶に留め置くべきあれこれ。
第49章 サンチョがインスラを巡察する。
第50章 何者の仕業か。魔法使いか仕置き人か。腰元を鞭打ち、トン・キホーテを抓って引っ掻いた者の正体。加えて、公爵の近習が、サンチョ・パンサの妻テレサ・パンサに手紙を届けたこと。その後のこと。
第51章 サンチョの太守ぶり、その後。他に、目出度い出来事あれこれ。
第52章 涙涙の腰元ドロリーダの二代目と申そうか、悲嘆に暮れる女がもう一人登場、実は腰元ロドリゲス。
第53章 サンチョ・パンサのインスラ統治、その惨憺たる終焉。
第54章 ここでもサンチョが主人公。
第55章 サンチョの道中。他、見落せない出来事あれこれ。
第56章 ドン・キホーテが、公爵の下僕トシーロスと決闘する。前代未聞、尋常ならぬ勝負である。腰元ドニャ・ロドリゲスの娘の名誉挽回は成るか。
第57章 ドン・キホーテが公爵に暇を告げる。これに、奥方の利発な女中、でしゃばりアルティシドーラが絡む。
第58章 ドン・キホーテの身に異変。立て続けである。
第59章 ドン・キホーテの身の上の一大事。大冒険である。
第60章 バルセローナへ向かうドン・キホーテ。
第61章 ドン・キホーテのバルセローナ入城、他、もっともにして偽らざる、事実あれこれ。
第62章 魔法にかかった頭の像。子供騙しと思いつつ語らずにおけないあれこれ。
第63章 櫂付のガレラ帆船を訪れたサンチョに災難。モーロの血をひく美しい娘の、驚くべき身の上。
第64章 ドン・キホーテを悩ませた最大の椿事。
第65章 銀月の騎士の正体が知れる。ドン・グレゴリオが解放される。その他。
第66章 文字を辿ればすいすい解り、読み聴かされても、ようく解る。
第67章 ドン・キホーテは、約束の一年は羊飼になって山野で暮らす、と決心。他にも、愉快で心温まるあれこれ。
第68章 ドン・キホーテが豚と見(まみ)える頓馬な冒険。
第69章 ドン・キホーテの身の上に出来した、大傑作中、特筆すべき椿事である。
第70章 第69章を承け、物語を分かりよくするのに欠かせない、あれこれ。
第71章 サンチョを供に故郷へ向かうドン・キホーテ。
第72章 ドン・キホーテとサンチョの帰郷。
第73章 故郷の村にさしかかったところで、縁起でもない事件が発生。他、超傑作の本篇に彩りを添えて、流石と、眉唾にあらず、唸らせるあれこれ。
第74章 ドン・キホーテは病床に伏し、遺書を書き、死ぬ。



セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇 上  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/10/12
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 下  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/10/03
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 上  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/09/21
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇三  Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/20
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇二』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/12
セルバンテス 『セルバンテス短編集』(牛島信明訳、ワイド版岩波文庫、2010年) '10/09/06
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇一』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/02
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇三  Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/31
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇二』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/26
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇一』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/22
牛島信明 『ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士』(中公新書、2002年) '10/08/15





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本「清朝と近代世界 19世紀 (シリーズ中国近現代史1、岩波新書1249)」吉澤誠一郎5

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清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書)
清朝と近代世界 19世紀 (シリーズ中国近現代史1、岩波新書1249)

○著者: 吉澤誠一郎
○出版: 岩波書店 (2010/6, 新書 272ページ)
○定価: 861円
○ISBN: 978-4004312499
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清朝(大清、Dàqīng)

《シリーズ中国近現代史》 全6巻


いったんは存亡の危機に直面しながらも、近代世界のなかで自己変革を遂げていった一九世紀の清朝。そこにあった苦しみや迷い、努力や挑戦とはいかなるものだったか。何が体制の立て直しを可能にしたのか。その矛盾に満ち、しかも創造的な過程について、統治や社会の動向、周辺部の状況などもみながら、多面的な世界を生き生きと描く。


≪目次: ≫
はじめに    副島種臣李鴻章ゴードン・ホールにて/近代世界のなかの清朝
地図 「19世紀はじめの清朝

第1章 繁栄のなかにはらまれた危機
1 清朝の隆盛
    清朝の起源/清朝とユーラシア/清朝の統治構造/清代の学問/清朝の対外関係/近隣諸国の動向
2 繁栄と紛争    マカートニー使節団/マカートニーと清朝の儀礼/ロシアと中央アジアの動向/台湾の天地会
3 統治再建の時代    人口の急増/洪亮吉の警鐘/白蓮教徒の反乱嘉慶帝の治世/経世思想の展開/海賊の盛衰/終末論による蜂起/道光帝の即位/積極的な施政の試み
4 アヘン戦争    アヘン貿易の起源/清朝とイギリスの貿易/ネイピアの紛争/アヘンの密貿易と資金の流れ/銀の流出/アヘン政策をめぐる論争/アヘン吸飲への厳罰論議/広東に派遣される林則徐/林則徐のアヘン没収/戦争の序幕/の交渉/条約締結の意味/ペリー提督の意見

第2章 動乱の時代
1 太平天国
    プロテスタント布教/洪秀全のみた夢幻/教団形成から蜂起へ/太平天国の統治/曾国藩湘軍/太平天国の滅亡
2 連鎖する反乱    捻子の活動/捻軍の蜂起/捻軍の鎮圧/雲南の漢対立/漢回対立に苦慮する林則徐杜文秀の蜂起/大動乱の時代
3 第二次アヘン戦争    租界の起源/小刀会の蜂起/海関の外国人税務司制度/アロー号事件から戦争へ/北京への英仏進軍/総理衙門の成立/垂簾聴政の開始
4 西洋との協調・対抗    外国語と科学の教習/軍需工場の設立/洋書の翻訳/天津教案

第3章 近代世界に挑戦する清朝
1 明治日本と清朝
    上海の千歳丸/条約交渉のはじまり/日清修好条規の成立/同治帝に謁見する副島種臣/琉球と台湾/沖縄県の成立/朝鮮の動向/ハワイ国王の清朝訪問
2 ロシアの進出とムスリム反乱    ロシアと清朝の条約/回民の蜂起/中央アジアの動乱/ロシアのイリ占領と返還問題/新疆省の成立
3 海外移民の展開    マリア・ルス号/移民の新時代/クーリー貿易/清朝による華僑への関心/東南アジアへの移民

第4章 清末の経済と社会
1 経済の活況
    人口の変動/蚕糸/茶と樟脳/ミッチェル報告書/銀行と商社/買辦
2 清末社会の動態    会館・公所/ジャーナリズムの形成/都市のなかの女性/弱者救済活動の展開/旱魃への対応/植民地香港の形成
3 地域社会の再編    馮桂芬の提言/士紳の農村支配/儒教民間信仰宗族と礼教

第5章 清朝支配の曲がり角
1 激化する国際対立
    西太后の時代/マーガリ事件郭嵩の英国派遣/コンバウン朝の滅亡/澳門の地位/ベトナムとフランス/清仏戦争/動揺する朝鮮/東南アジアへの密使/列強と清朝
2 学知の転換    曾国藩の自己点検/改革の主張/古文書と書/模索する康有為
3 清朝の終幕にむかって    台湾省の成立/日清戦争と改革の胎動/新政から改革へ

おわりに    清朝の危機と再編/清朝の国民国家理念/中国近現代史の起点としての清朝

あとがき (二〇一〇年五月初旬 連休のある晴れた日に 吉澤誠一郎)

参考文献
略年表 (1616年〜1912年)
索引


≪著者: ≫ 吉澤誠一郎 (よしざわ・せいいちろう) 1968年群馬県沼田市生まれ。1991年東京大学文学部卒業。同大学院を経て、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。専攻、中国近代史。著書、『天津の近代――清末都市における政治文化と社会統合』(名古屋大学出版会)、『愛国主義の創成――ナショナリズムから近代中国をみる』(岩波書店)ほか。


石橋崇雄 『大清帝国への道』(講談社学術文庫、2011年) '11/10/01
岡本隆司 『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年) '11/02/10
岡本隆司 『世界のなかの日清韓関係史 交隣と属国、自主と独立』(講談社選書メチエ、2008年) '10/02/09





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本「Promenades――En France et ailleurs (東京大学フランス語教材、テキスト+CD2枚)」東京大学教養学部フランス語部会 編5

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Promenades En France et ailleurs―東京大学フランス語教材 テキスト+CD2枚
Promenades――En France et ailleurs (東京大学フランス語教材、テキスト+CD2枚)

○著者: 東京大学教養学部フランス語部会 編
○出版: 東京大学出版会 (2006/9, 単行本 134ページ)
○定価: 3,150円
○ISBN: 978-4130821261
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たとえば、〈漢字〉の形をつくりを構成みたいなものを見るにはなんとなく、読み方は分からなくとも(フツーに漢字が読めないことは多い)、およその意味は分からなくもないことから想像できないものでもない、として、立ち止まることなくつぎへさきへと読みすすめることは日常茶飯事。いっぽう〈アルファベット〉は記号っぽくて機械的で無味乾燥?!などと、ぼくのなかに決めつけちゃって思いこんで(嫌悪して忌避して)いたところがあったんだけれども、たしかにそうであって、しかし、ひと文字ひと文字(慣れないことから時間を要することを厭うことなく、しかしやっぱりイライラしないものでもない)アルファベットを目で追いかるく口ずさみ、もちろん分かる(分かった!!)など言いえるほどの理解にはマッタク及ぶことはないのではあるものの



新しいタイプの購読用テキストとして好評のPassagesに続く東京大学のフランス語テキスト新バージョン。レヴィ・ストロースル・クレジオブラッサンス…… 多岐にわたるジャンルについて、魅力的なテクストをセレクトした。フランスとフランス語を楽しむための画期的なテキスト。


≪目次:  Table des matières≫
Préface はしがき    異なる「写し」としての外国語/フランス語という窓から世界を読む、思考する/「いちばん反対のものどうしが、いちばんの友となる」(プラトン)/フランス語の歌、フランス語による詩/より、ゆるやかな共通教材として/難易度の表示と注釈のシステム/大学の語学教材を越えた存在として (2006年夏 宮下志朗
(編者代表: 宮下志朗パトリック・ドゥ・ヴォス、編集・執筆・校閲: 石井洋二郎石田英敬今橋映子小林康夫坂原茂鈴木啓二野崎歓原和之増田一夫三浦篤森山工山田広昭湯浅博雄


1. Quelle planète pour demain? (地球の明日は?)
TEXTE 1  La croissance démographique (人口増加)
TEXTE 2  Les forêts (森林破壊)

2. Un peu, beaucoup, passionnément..., pas du tout (少し、たくさん、熱烈に...全然)
TEXTE 1  Le café devant la gare de Cornavin  Roger Grenier (コナルヴァン駅前のカフェ:ロジェ・グルニエ)
TEXTE 2  De l'amour et de la vie  La Rochefoucauld (愛と人生について:ラ・ロシュフーコー
TEXTE 3  Tous les garçons et les filles  Françoise Hardy (男の子も女の子も、みんな:フランソワーズ・アルディ

3. L'autre et son image (他者とそのイメージ)
TEXTE 1  Le portrait  Henri Matisse (肖像画:アンリ・マティス
TEXTE 2  Le corps  J.M.G. Le Clézio (身体:J.M.G. ル・クレジオ
TEXTE 3  L'image symétrique de nous-mêmes  Claude Lévi-Strauss (われわれ自身の鏡像:クロード・レヴィ=ストロース

4. Le retour des troubadours (帰ってきた吟遊詩人たち)
TEXTE 1  Pauvre Martin  Georges Brassens (あわれなマルタン:ジョルジュ・ブラッサンス
TEXTE 2  Le déserteur  Boris Vian (脱走兵:ボリス・ヴィアン
TEXTE 3  Le dernier repas  Jacques Brel (最後の晩餐:ジャルク・ブレル)

5. Société urbaine, société virtuelle (都市という社会、ヴァーチャルな社会)
TEXTE 1  Informer n'est pas communiquer  Dominique Wolton (情報はコミュニケーションではない:ドミニック・ヴォルトン)
TEXTE 2  Paris――est, ouest et dehors  Monique Pinçon-Charlot et Michel Pinçon (パリ――東、西、そして外部:モニック・パンソン=シャロル、ミシャル・パンソン)

6. Les mots en jeu, l'enjeu du poème (ことばを遊ぶ、詩に賭けられたもの)
TEXTE 1  Paroles  Jacques Prévert (パロール:ジャック・プレヴェール
TEXTE 2  Le Dormeur de Val  Arthur Rimbaud (谷間に眠る男:アルチュール・ランボー
TEXTE 3  Les Chats  Charles Baudelaire (猫:シャルル・ボードレール

7. Vu de loin, vu de près (遠くから見ると、近くから見ると)
TEXTE 1  L'analphabète  Agota Kristof (文盲:アゴタ・クリストフ
TEXTE 2  Le ramadan  Xavier Ternisien (ラマダーン:グザヴィエ・テルニジアン)
TEXTE 3  La tête à l'ombre  Albert Memmi (日射しを避けて:アルベール・メンミ)

Table des illustrations 図版出典一覧



東京大学教養学部フランス語部会 編 『Passages――De France et d'ailleurs』(東京大学フランス語教材、東京大学出版会、2001年) '11/10/18
佐藤 康/山田敏弘 『日本語から考える! フランス語の表現』(シリーズ 日本語から考える!、白水社、2011年) '11/09/15
鈴木啓二/原和之/オディール・デュシュッド 『フランス語入門 I '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '11/09/14
清岡智比古 『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?  Les verbes du français, si faciles à apprendre... 』(白水社、2005年) '11/07/16
清岡智比古 『フラ語練習、楽しいだけじゃだめかしら?  Les exercices de français, utiles et excitants 』(白水社、2005年) '11/07/09
清岡智比古 『フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?  Le te donne un rendez-vous. Un rendez-vous pour la vie...... 〈CD付〉』(白水社、2007年) '11/06/30
清岡智比古 『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!  Les règles du français, si faciles à apprendre... 〈CD付・改訂版〉』(白水社、2009年) '11/06/24
佐藤康 『フランス語のしくみ』(シリーズ 言葉のしくみ、白水社、2005年) '11/04/23
斎藤兆史/野崎歓 『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ  English Plotting, French Playing: L'anglais ou le français: le stratégique ou le ludique ? 』(東京大学出版会、2004年) '11/03/09





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本「うたかたの日々  L'Ecume des jours, 1947 (光文社古典新訳文庫132)」ヴィアン、野崎歓 訳5

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うたかたの日々 (光文社古典新訳文庫 Aウ 5-1)
うたかたの日々  Boris Vian: “L'Écume des jours”, 1947 (光文社古典新訳文庫 Aウ 5-1)

○著者: ヴィアン野崎歓
○出版: 光文社 (2011/9, 文庫 388ページ)
○定価: 960円
○ISBN: 978-4334752200
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うたかたうたかたうたかたうたかたうかたかうたかた



青年コランは美しいクロエと恋に落ち、結婚する。しかしクロエは肺の中に睡蓮が生長する奇妙な病気にかかってしまう……。愉快な青春の季節の果てに訪れる、荒廃と喪失の光景を前にして立ち尽くす者の姿を、このうえなく悲痛に、美しく描き切ったラブストーリー。決定訳ついに登場!


≪目次: ≫
うたかたの日々 L'Écume des jours, 1947

解説/野崎 歓 (〈伝説的生涯〉/〈傑作の誕生〉/〈現実の投射〉/〈不思議の国のただなかへ〉/〈あらかじめ失われた恋人たち〉)
ヴィアン年譜 (1920年〜1959年)
訳者あとがき (二〇一一年七月  野崎 歓)


≪著者: ≫ ボリス・ヴィアン Boris Vian [1920-1959] フランスの作家・ミュージシャン。パリ郊外に生まれる。エリート校の国立中央工芸学校を卒業後、エンジニアとして勤務しながら、ジャズ・トランペッター、翻訳家、批評家、シャンソン作者・歌手としてマルチな才能を発揮した。『うたかたの日々』は没後、真価を認められ、現代恋愛小説の古典として読みつがれている。他の長編に『北京の秋』『心臓抜き』がある。1959年、デビュー作『墓に唾を吐きかけろ』の映画完成の試写上映中に心臓発作を起こし、39歳で人生を終えた。

[訳者: ] 野崎 歓 Nozaki Kan 1959年生まれ。東京大学文学部准教授。フランス文学研究のほか、映画評論、文芸評論、エッセイなど幅広く手がけている。著書に『異邦の香り――ネルヴァル『東方紀行』論』『フランス小説の扉』『赤ちゃん教育』『われわれはみな外国人である――翻訳文学という日本文学』ほか。訳書に『浴室』(トゥーサン)、『素粒子』(ウエルベック)、『幻滅』(バルザック、共訳)、『ちいさな王子』(サン=テグジュペリ)、『赤と黒』(スタンダール)など多数。

斎藤兆史/野崎歓 『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ  English Plotting, French Playing: L'anglais ou le français: le stratégique ou le ludique ? 』(東京大学出版会、2004年) '11/03/09
柴田元幸/沼野充義/野崎歓 編著、若島正/小谷真理 著 『文学の愉しみ '08』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2008年) '10/12/05
フィリップ・グランベール 『ある秘密  Un secret, 2004.』(野崎歓 訳、新潮クレスト・ブックス、2005年) '10/10/19
スタンダール 『赤と黒〈下〉  Le Rouge et le Noir, 1830.』(野崎歓 訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '09/07/30
スタンダール 『赤と黒〈上〉  Le Rouge et le Noir, 1830.』(野崎歓 訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '09/07/28
野崎歓 『カミュ『よそもの』 きみの友だち』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/03/11
サン=テグジュペリ 『ちいさな王子  Le Petit Prince, 1943.』(野崎歓 訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/08/26

東京大学教養学部フランス語部会 編 『Passages――De France et d'ailleurs』(東京大学フランス語教材、東京大学出版会、2001年) '11/10/18





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本「復元安土城 (講談社学術文庫1795)」内藤昌5

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復元安土城 (講談社学術文庫)
復元安土城 (講談社学術文庫1795)

○著者: 内藤 昌
○出版: 講談社 (2006/12, 文庫 360ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4061597952
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そう、、、歴史学・考古学・古文書学・書誌学・美術史学・思想史学・宗教史学・経済史学・技術史学・都市史学・建築史学等多方面(P.341「あとがき」)から


天正7(1579)年。琵琶湖畔、安土の山に峻峭な天主が完成する。黄金の瓦、黒漆の壁、朱の八角円堂。和様、唐様、南蛮風を統合した造形美が、新しい時代の到来を告げる。戦国の世の終焉と平安楽土の現出を託した天才・都市プランナー信長はどんな町作りを実現したのか? 広範な史資料の渉猟と発掘調査の結果をもって、日本初の近世都市の驚くべき全貌を明らかにする。


≪目次: ≫
第一章 城の歴史相    はじめに(ゆがめられた城のイメージ)/1 理想郷思想(都市計画のコンセプト/「正」を求める)/2 天下を正す(「天」の構造/信長の理想)/3 天主の創始(『細川両家記』の問題/新様式としての「主殿」/「天主(守)」初見)/4 研究の軌跡(安土城の幻影/世界的に知られた安土城/具体像の究明)
第二章 安土城の編年    はじめに(「安土」の命名)/1 石塁構築(京・大坂より指示/人夫徴用/都市繁栄)/2 天主作事(信貴山落城・北国攻め・中国征伐/御殿と城下町の整備/天正六年、信長安土を本拠とする)/3 城下殷賑(安土宗論宛寺/安土城下繁栄/ルイス・フロイスの伝えた安土)/4 安土終焉(信長一世一代の栄光/二条御新造の普請/洛中洛外の貴賤を動員/近世武家政権における対朝廷政策の先例/焼亡灰燼に帰す)
第三章 造営関係者    はじめに(室町幕府系技術陣)/1 普請(土木工事)(石工たちと土木技術秘伝書)/2 作事(建築工事)(材木の徴収は未詳/安土城と運命をともにした職人/織田家のテクノクラート=岡部又右衛門/唐様を得意とする熱田社大工=岡部家/奈良・堺・近江の大工/唐人一観の唐様瓦と白金屋の錺(かざり)工事)/3 造作(室内意匠)(狩野永徳光信父子、金工名人=後藤家と鉢阿弥家/天下一の畳刺=蘭阿弥新四郎)
第四章 復元の史料    はじめに(五種類の史料)/1 南蛮関係史料(日本通信と日本年報/『日本史』等の書籍および屏風/南蛮関係史料の信憑性/南蛮関係史料の物語る安土城天主/図像史料のリアリティ)/2 南化玄興「安土山ノ記」(成稿の背景/過飾な文体ではあるが、史料的価値は高い/儒・仏・道の三教が説く理想)/3 大田牛一信長記』(異本の多い『信長記』/I類本――『〜年記』系/II類本――『原本信長記』系/III類本――『信長公記』系/IV類本――『安土記』系/牛一『信長記』をめぐって/I類本ハニの重要性/各異本の変化と史料価値)/4 公刊本『信長記』等(曲解された史実)/5 池上右平『天守指図』(静嘉堂文庫にあった『天守指図』/書誌的所見/写本の徴証/内容的所見/新実測図の作成/実測データと『信長記』および『天守指図』の関係/『天守指図』の史料としての特質/写本伝来の経緯/池上右平/祖本の成立――天正期/成立の謎/寛文末年の透写/建仁寺流の正統意識/唐様の正統派)
付表・付図(各種史料における造営関係者/安土城天主関係史料比較/付図-1 池上右平『天守指図』/付図-2 安土城天主台・本丸実測平面図/付図-3 安土城天主台実測平面図・断面図/付図-4 安土城天主復元地階(一重)平面図/付図-5 安土城天主復元一階(二重)平面図/付図-6 安土城天主復元二階(三重)平面図/付図-7 安土城天主復元三階(四重)平面図/付図-8 安土城天主復元四階(五重)平面図/付図-9 安土城天主復元五階(六重)平面図//付図-10 安土城天主復元六階(七重)平面図/付図-11 安土城天主復元大屋根伏図/付図-12 安土城天主復元東〜西断面図/付図-13 安土城天主復元南〜北断面図/付図-14 安土城天主復元東立面図/付図-15 安土城天主復元南立面図/付図-16 安土城天主復元西立面図/付図-17 安土城天主復元北立面図)
第五章 天主の復元    はじめに(天主建築の全容)/1 天主台(高さ関係寸法/石蔵の深さは13.50尺/「12間余」は総合的な高さ寸法/平面の形状=内辺が不等辺七角形・外辺が不等辺八角形)/2 構造組成(柱寸法および本数/各階の柱数/構造組成=天主高さ107尺の三重構造/各階の高さ)/3 外観組成(南側が格別華美な意匠/屋根および瓦/外壁等の細部仕様)/4 内部組成(「七階を有する城」/地階石蔵/一階(二重目)/二階(三重目)/三階(四重目)/四階(五重目)/五階(六重目)/六階(七重目)/非対称にしてダイナミックな意匠)
第六章 新時代の造形    はじめに(池上右平『天主指図』と天主台遺跡)/1 造形の系譜――まず唐様(天下の政庁としての造形美/禅林の境到/金閣と安土城天主)/2 革新の顕現――南蛮風(伝統文化に習合される南蛮文化/西洋建築への関心/実現される洋風建築/舶来としての「から」)/3 造形の意味――天道思想(天下統一/信長の正統意識/生き神=信長/天道思想)/4 總合絶対神――安土御構(至高者・権力・都市/總合絶対神の霊場/安土御構――近世都市の誕生)

註(参考文献を含む)
あとがき (平成六年四月  内藤 昌)  


※本書の原本『復元安土城』は、一九九四年五月、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 内藤 昌 (ないとう あきら) 1932年生まれ。工学博士。東京工業大学大学院建築学専攻博士課程修了。名古屋工業大学・東京工業大学教授、愛知産業大学学長を歴任。名古屋工業大学名誉教授、元日本建築学会副会長。日本建築学会賞、中日文化賞などを受賞。著書には、『城の日本史』(日本放送出版協会)、『桂離宮』(講談社)、『江戸と江戸城』(鹿島出版会)、『江戸の町』(草思社)、『名古屋城』(小学館)、『伊勢神宮』(ぎょうせい)、『近世大工の美学――環境倫理としての日本古典建築学』(中公文庫)、『日本 町の風景学』(草思社)など、多数ある。

内藤昌 編著、河田克博/麓和善/水野耕嗣/油浅耕三 著 『城の日本史』(講談社学術文庫、2011年) '11/09/10





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本「親米と反米  戦後日本の政治的無意識 (岩波新書1069)」吉見俊哉5

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親米と反米―戦後日本の政治的無意識 (岩波新書)
親米と反米  戦後日本の政治的無意識 (岩波新書1069)

○著者: 吉見俊哉
○出版: 岩波書店 (2007/4, 新書 240ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4004310693
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戦後日本、意識をするもしないも、もちろん意識しているのであって意識しないものではないだろう、あまりにも意識している状態がシゼンなものとなってしまって、〈親しみ・憧憬/反目〉?!、どっちもフツーに相同時に存在する、対〈米〉


日本社会は、特異なまでに深く親米的であり続けたのではないか。その感覚は、「反米」世論が高まったときすら、通奏低音として流れ続けていたのではないか。戦前戦後にわたる、大衆的なレベルでの親米感覚に焦点をあて、日本の近代や戦後天皇制、ナショナリズムの構造との不可分な関係について考察し、それを超えていく視座を模索する。


≪目次: ≫
序章 戦後日本は親米社会?
一 増殖する「反米」のなかで
    「反米」としての9・11/「反米」に傾く世界
二 「親米」日本の歴史的形成    突出する日本の親米意識/戦後日本の繁栄はアメリカのおかげ?
三 「アメリカ」をめぐるまなざしの重層    抱擁する帝国のまなざし/他者意識としてのアメリカニズム

第I章 アメリカというモダニティ――「自由の聖地」と「鬼畜米英」
一 アメリカは黒船に乗って
    漂流民たちのアメリカ/提督の肖像/アメリカと自由民権思想
二 「自由の国」への想いと挫折    キリスト教とアメリカの「自由」/永井荷風有島武郎のアメリカ体験/ヘテロトピーとしてのアメリカ
三 今や、アメリカ的でない日本がどこにあるか    大正デモクラシーと「アメリカ」/浅草オペラとアメリカ大衆文化/アメリカ的都会主義の氾濫/『痴人の愛』のアメリカニズム
四 鬼畜米英とアメリカの誘惑    アメリカに魅せられ続ける日本/日米のまなざしの不均衡/他者としてのモダニティ

第II章 占領軍としての「アメリカ」
一 マッカーサーがやってきた
    マッカーサー、厚木に降り立つ/タラップ上の大見得は空振り?/マッカーサーと天皇の会見写真/会見写真は「敗戦」のシンボル?/マッカーサーの緊張 天皇のとまどい
二 「占領」の消去と人間天皇の現前    メディアのなかのマッカーサー像の不在/占領期の検閲体制――総力戦体制からの継続/検閲の検閲と「占領」の消去
三 元帥、人間天皇、偽天皇    マッカーサー元帥への手紙/巡幸する天皇を出迎える人びと/偽天皇たちのカミングアウト/『真相』のなかの天皇表象
四 こんな女に誰がした    占領の暴力 女たちの身体/RAAと政府公認の占領軍慰安婦/「パンパン」たちのアメリカニズムと男性性の再構築

第III章 米軍基地と湘南ボーイたち
一 基地から滲み出す「アメリカ」
    日本軍基地からアメリカ軍基地へ/占領軍と戦後歌謡曲文化/沖縄における基地文化の継続
二 基地の街から流行の街へ    米軍占領と銀座・六本木・原宿/六本木/麻布における「占領」の記憶/原宿、そして基地から放送局へ
三 基地のアメリカ ビーチのアメリカ    首都周辺における米軍接収地の分布/基地県としての神奈川と湘南海岸/横須賀における売春とジャズ/アメリカン・ビーチへの欲望
四 五〇年代日本の「反基地」と「基地依存」    「アメリカ」の分裂/米軍基地に反対する農民たち/地域史のなかの米軍基地/『限りなく透明に近いブルー』と「基地の街」の反転

第IV章 マイホームとしての「アメリカ」
一 憧れのアメリカン・ウェイ・オブ・ライフ
    デペンデント・ハウスの「アメリカ」/『ブロンディ』のなかの住まいの「豊かさ」/『ブロンディ』からアメリカ製テレビドラマへ
二 テレビが家にやってきた    街頭テレビと力道山プロレス/文化パフォーマンスの重層性とアメリカ/力道山神話の終焉とテレビの脱プロレス化/ミッチー・スマイルとお茶の間の視聴者
三 家庭電化は「奥さま」が主役    家庭空間のなかの「三種の神器」/誰が、いつ、テレビを購買したのか/「モダンガール」から「奥さま」へ/家庭電化=民主化の「主体」としての「主婦」
四 誇り高きメイド・イン・ジャパン    アメリカからまなざされる「日本」の技術/家電における「和風」の成立/インテリア・住まいにおける「和風」の創出

終章 「親米」の越え方――戦後ナショナリズムの無意識
一 冷戦と反米ナショナリズム――朝鮮戦争から反基地闘争へ
    朝鮮戦争と戦闘的反米主義/反基地としての「反米」    
二 ベトナム反戦運動からの問いかけ    ナショナリズムとしての「反米」/べ平連という転換/鶴見良行という実践
三 外なるアメリカ 内なるアメリカ    内なるアメリカの二つの次元/「親米」と「反米」が消失するところ

あとがき (二〇〇七年三月 吉見俊哉)


≪著者: ≫ 吉見俊哉 (よしみ・しゅんや) 1957年東京都に生まれる。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授。専攻、社会学・文化研究・メディア研究。著書、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂)、『博覧会の政治学』(中公新書)、『メディア時代の文化社会学』(新曜社)、『「声」の資本主義』(講談社)、『リアリティ・トランジット』(紀伊國屋書店)、『メディア・スタディーズ』(編著、せりか書房)、『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』(人文書院)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『万博幻想』(ちくま新書)、『メディア文化論』(有斐閣)ほか多数。

吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
吉見俊哉 『大学とは何か』(岩波新書、2011年) '11/08/11
吉見俊哉 『万博と戦後日本』(講談社学術文庫、2011年) '11/08/03
吉見俊哉 『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』(河出文庫、2008年) '10/10/31
吉見俊哉/テッサ・モーリス‐スズキ 『天皇とアメリカ』(集英社新書、2010年) '10/10/23
吉見俊哉 『博覧会の政治学 まなざしの近代』(講談社学術文庫、2010年) '10/10/13





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本「Passages――De France et d'ailleurs (東京大学フランス語教材、テキスト+CD2枚)」東京大学教養学部フランス語部会 編5

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Passages―De France et d’ailleurs 東京大学フランス語教材
Passages――De France et d'ailleurs (東京大学フランス語教材、テキスト+CD2枚)

○著者: 東京大学教養学部フランス語部会 編
○出版: 東京大学出版会 (2001/9, 単行本 164ページ)
○定価: 3,150円
○ISBN: 978-4130821148
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そもそも日本語の、たとえばぼくにとっての母語である日本語の文章だって理解がおぼつかないのに、そう考えるには、だったら入門編をいままさにとりくんでいるフランス語は、文法の初歩的なところはおよそひととおりをことしのはじめからはじめて、どうにかこうにか!?といったところで、だからジッサイなんどかこれまでに、読んでみようかなぁなどとフランス語の文章を例えば本書を図書館で目にして借りてきて手元に置いて読んでみようと試みてみたのだが(たしかこれまでに2回ほどと記憶している)、あたりまえのように目の前に積んで置いてあってもまったく本を開く気になれずに、やがてタイムオーバー時間切れ、結局そのまま返却したことを挫折を経て、、、とりあえずアルファベットのいち文字いち文字を目で追ってかるく口ずさみながら


≪目次:  Table des matières≫
Préface はしがき    世界の多様性にむけて開かれた外国語教育/文系と理系をつなぐ総合教育/フランス語を通して世界を見る/ゆるやかな共通教材/難易度のマークと全体の構成/街の散策にも似た自由な購読法
(編者代表: 工藤庸子、編集委員: 池上俊一石井洋二郎鈴木啓二野崎 歓増田一夫松浦寿輝松村 剛森山 工

1. Le République: de la France à l'Europe (共和国:フランスからヨーロッパへ)
 TEXT 1) Déclaration des droits de l'homme et du citoyen du 26 août 1789 (人権宣言
 TEXT 2) La Constitution de la Ve République Française (第五共和国憲法
 TEXT 3) Traité de Maastricht (マーストリヒト条約

2. Société en mutation (変わりゆく社会)
 TEXT 1) 3minutes de pause chronométrées (休憩はストップウォッチで3分間)
 TEXT 2) Tarif couple pour homosexuels pacsés (PACS同性愛者もカップル料金)
 TEXT 3) La Propagande d'Internet  Paul Virilio (インターネットのプロパガンダ:ポール・ヴィリリオ

3. Les images et les mondes contemporains (イマージュと現代世界)
 TEXT 1) Le cinéma doit être vrai  Lean Renoir (映画は真実でなければならない:ジャン・ルノワール
 TEXT 2) Le regard de l'autre  Claire Denis (他者の眼差し:クレール・ドゥニ)
 TEXT 3) L'Afrique sur l'écran  Gaston Kaboré (スクリーンの上のアフリカ:ガストン・カボレ

4. Qui sommes-nous? Où allons-nous? (われわれは何者か? どこへ行くのか?)
 TEXT 1) Économie et environnement  Sylvie Deraime (経済と環境:シルヴィ・ドレーム)
 TEXT 2) Histoire d'Aurélie  Thanh Lang Carpuat-Ly (オーレリの物語:タン・ラン・カルプアト=リー)
 TEXT 3) L'idéologie des dons  Albert Jacquard (才能というイデオロギー:アルベール・ジャッカール)
 TEXT 4) Quand l'aphasie nous parle  Gaëtane Chapelle (失語症の人が語るとき:ガエタヌ・シャペル)

5. Multiculturalisme, multilinguisme (多文化主義,多言語主義)
 TEXT 1) Les Lingots d'or  Jean-Philippe Toussaint (金塊:ジャン=フィリップ・トゥーサン
 TEXT 2) une pluie à Bruxelles  William Cliff (ブリュッセルの雨:ウィリアム・クリフ)
 TEXT 3) Pour l'antillanite  Édouard Glissant (アンティル性のために:エドゥアール・グリッサン
 TEXT 4) La guerre des langues  Roland Breton (言語戦争:ロラン・ブルトン)

6. Colonisation, décolonisation (植民地化,脱植民地化)
 TEXT 1) Peuple de France!  Ho Chi Minh (フランス人民よ!:ホー・チ・ミン
 TEXT 2) Espoirs guinéens  Patrick De Vos (ギニアの少年の夢:パトリック・ドゥ・ヴォス)
 TEXT 3) Esclavage et colonisation  Aimé Césaire (奴隷制と植民地化:エメ・セゼール
 TEXT 4) Les causes des insurrections――Lettre d'Afrique  Guy de Maupassant (暴動はなぜ起きるか――アフリカからの手紙:ギィ・ド・モーパッサン

7. Au carrefour des civilisations (諸文明の出会いの場)
 TEXT 1) Méditerranée  Albert Camus (地中海:アルベール・カミュ
 TEXT 2) Genèse――Isaac bénit Jacob (創世記――イサク,ヤコブを祝福する)
 TEXT 3) Ennemis complémentaires――Europe et Islam  Fernand Braudel (求めあう敵たち――ヨーロッパとイスラーム:フェルナン・ブローデル

8. De l'immigré an citoyen (移民から市民へ)
 TEXT 1) Discrimination à l'embauche (雇用差別)
 TEXT 2) SOS-Racisme  Yvan Gastaut (SOS-Racisme:イヴァン・ガストー)
 TEXT 3) L'intégration à la française  Jacqueline Costa-Lascoux (フランス的統合:ジャクリーヌ・コスタ=ラスクー)

Table des illustrations 図版出典一覧



佐藤 康/山田敏弘 『日本語から考える! フランス語の表現』(シリーズ 日本語から考える!、白水社、2011年) '11/09/15
鈴木啓二/原和之/オディール・デュシュッド 『フランス語入門 I '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '11/09/14
清岡智比古 『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?  Les verbes du français, si faciles à apprendre... 』(白水社、2005年) '11/07/16
清岡智比古 『フラ語練習、楽しいだけじゃだめかしら?  Les exercices de français, utiles et excitants 』(白水社、2005年) '11/07/09
清岡智比古 『フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?  Le te donne un rendez-vous. Un rendez-vous pour la vie...... 〈CD付〉』(白水社、2007年) '11/06/30
清岡智比古 『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!  Les règles du français, si faciles à apprendre... 〈CD付・改訂版〉』(白水社、2009年) '11/06/24
佐藤康 『フランス語のしくみ』(シリーズ 言葉のしくみ、白水社、2005年) '11/04/23
斎藤兆史/野崎歓 『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ  English Plotting, French Playing: L'anglais ou le français: le stratégique ou le ludique ? 』(東京大学出版会、2004年) '11/03/09





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本「暗渠の宿 (新潮文庫)」西村賢太5

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暗渠の宿 (新潮文庫)
暗渠の宿 (新潮文庫)

○著者: 西村賢太
○出版: 新潮社 (2010/1, 文庫 196ページ)
○定価: 380円
○ISBN: 978-4101312811
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こないだ夜、ぼくのひとりのはずの自室でぼくを出迎えてくれて、ぼくをおどろかしてくれたのは、そう、ゴキブリね(さいきんまたたびたび出没するようになったような気がするなぁ)。暗い玄関にあって、さらに黒く不気味にコソコソカサコソせわしく出迎えられて、ただただまずはおどろいて、やがてヘラヘラと力なく笑みをこぼすにいたったのは、サプライズ、だれも居るはずがないと思っていた場所なのに何者か(ゴキブリ)が居たわけで、いくら口では独り(他者の不存在)が好きだキラクだ(煩わされることがない)と言ってみたところで、まさしくそうであるに違いないのだがしかし


貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清造に熱烈に傾倒し、破滅のふちで喘ぐ男の内面を、異様な迫力で描く劇薬のような私小説二篇。デビュー作「けがれなき酒のへど」を併録した野間文芸新人賞受賞作。


≪目次: ≫
けがれなき酒のへど
暗渠の宿


解説 友川カズキ (平成二十一年十一月、歌手)


※この作品は二〇〇六年十二月新潮社より刊行された。


≪著者: ≫ 西村賢太 Nishimura Kenta 1967(昭和42)年東京都生れ。中卒。2007(平成19)年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞。刊行準備中の『藤澤清造全集』(全五巻別巻二)を個人編輯。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集 一私小説書きの弁』ほか。

西村賢太 『廃疾かかえて』(新潮文庫、2011年) '11/09/26
西村賢太 『小銭をかぞえる』(文春文庫、2011年) '11/09/13
西村賢太 『随筆集 一私小説書きの弁』(新潮文庫、2011年) '11/09/03
西村賢太 『寒灯』(新潮社、2011年) '11/08/28
西村賢太 『二度はゆけぬ町の地図』(角川書店、2007年) '08/01/12
西村賢太 『どうで死ぬ身の一踊り』(講談社、2006年) '07/02/07
西村賢太 『暗渠の宿』(新潮社、2006年) '07/01/17





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本「さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室  Philosophy training for children」中島義道5

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さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室
さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室  Philosophy training for children

○著者: 中島義道、若泉さな絵 画
○出版: 講談社 (2011/7, 単行本 162ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062170901
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ぼくにはどうにも相手の気持ちみたいなものがよく読めない分からないのだが、たとえば、こないだふと思ったんだけど、どうなんだろう、いわゆる日本語で、ぼくの母国語としての日本語を駆使して会話をしている場面とかでね、相手との会話がやりとりが意思の疎通が理解の度合いがどれほどなんだろう?、みたいなことを考えてみたときにね、50%くらいかなぁ、もしかしたら30%も分かっちゃいないのかもしれないなぁ、などと(ぼくはそう考えるのだが、相手がどう考えているのかは分からない)。そもそもぼくには、じぶんじしんのことだって、ジッサイよく分かっていない分からないことだらけで、どうなっちゃっているのやら困っちゃっていないものでもないのであって、その対応にそれなりの労力を費やす必要があると考えるようなところがあって、なかなかじぶん以外の他人にまでおもいたらない


カントの考えと全身で「格闘(かくとう)」してもらいたいんだ。そうした格闘のあとではじめて、どこがどう「わかんない」か正確に言ってもらいたい。それがテツガクすることなんだから。


≪目次: ≫
1章 なぜ、死んではいけないの?    テツガクって何だろう/何が「よい」ことで、何が「悪い」こと?/テツガクの父ソクラテス/カントというテツガク者の考える「よい子」とは/きみが心の底からほんとうに望んでいること/なぜだ、とどこまでも問うこと
2章 なぜ、ウソをついてはいけないの?    善意のウソはいいの?/ウソをついた自分を見つめてみる/人の命は大切だけど……?/「道徳的によい行為」と「美しい行為」
3章 なぜ、人に親切にしなければならないの?    みんな自分で自分をだましている/美しい行為を強制してしまう社会だとしたら……/その親切の動機は何だろう/「役に立つ」ことが「よい」こと?/自分が思っているとおり、という「真実」
4章 なぜ、勉強しなければならないの?    人間は考えるアシである/人生の暗黒面を見なくてはいけないときにそなえて
5章 なんのために、生きてるの?    試練の前にいるきみたちへ/自分の道を自分で選び、それを貫くために
あとがき (二〇一一年一月 粉雪の舞うウィーンで 中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじまよしみち) 1946年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009年、電気通信大学教授を定年前に退官。「哲学塾カント」を主宰。著書に『哲学の教科書』『「時間」を哲学する』『うるさい日本の私』『人生を〈半分〉降りる』『カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ』『差別感情の哲学』『「純粋理性批判」を噛み砕く』など多数。






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本「古代国家はいつ成立したか (岩波新書1325)」都出比呂志5

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古代国家はいつ成立したか (岩波新書)
古代国家はいつ成立したか (岩波新書1325)

○著者: 都出比呂志
○出版: 岩波書店 (2011/8, 新書 224ページ)
○定価: 756円
○ISBN: 978-4004313250
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そうね、国家とか都市とか、その定義がまずはカンタンではないのだが、そこにはいろいろな解釈があるだろう、その成立がはじまりが、はたしていつであるのか?って

ジッサイこのところ現実感がどこか希薄なのであって、なんだか妄想の世界をいつまでも覚めて抜け出ることなく(境界を越えることなく)ボンヤリと漂ったまま地に足が着いていないような、といったところなのかどうなのか、ただただ酒に酔って呑まれて惚けてしまっているだけなのかもしれない


日本列島で「国家」はいつ成立したのか。それを解き明かす一つの鍵が考古学の成果にある。集落の構造、住居間の格差、富を蓄えた倉庫の様子など、社会構造の変遷を追っていったとき、邪馬台国は国家なのか、倭の五王の頃はどうか、あるいは七世紀以降の律令体制を待つのか……。諸外国の集落との比較も交え、わかりやすく語る。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 弥生社会をどう見るか
1 環濠集落の時代
    纒向遺跡の大型建物/「魏志倭人伝」と邪馬台国吉野ヶ里遺跡池上曽根遺跡/環濠集落の盛行する時代/巨大な環濠集落は「国邑(こくゆう)」/環濠集落の内部/都市的要素の萌芽/環濠集落誕生の背景/中国の城郭都市の影響は?/世界各地の城塞集落/リーダーの居館と墓
2 倭国の乱    卑弥呼の登場前夜の乱/弥生時代の初期からあった争い/高地性集落の出現/弥生中期の争いの性格/青銅祭器の分布圏/二世紀末の地域割拠と広域動乱/鉄の供給ルートをめぐる覇権争い/卑弥呼共立以後の争い
3 前方後円墳の源流    前方後円墳とは/九州北部の墳丘墓/畿内の墳丘墓/日本海沿岸の墳丘墓/瀬戸内海沿岸の墳丘墓/前方後円墳と前方後方墳の原形の登場/円丘墓系と方丘墓系のせめぎ合い

第2章 卑弥呼とその時代
1 邪馬台国の登場
    大人・下戸・生口/租税と役人/女王と摂政と外交官/邪馬台国九州説/邪馬台国大和説
2 前方後円墳体制の成立    卑弥呼の墓/前方後円墳と前方後方墳/墳丘と規模とによる身分表示
3 三角縁神獣鏡の謎    鏡と古墳築造年/より古い古墳の発見/製作地論争/朝鮮半島情勢からの推論/解明される三角縁神獣鏡/鏡の編年と分布から

第3章 巨大古墳の時代へ
1 東アジアの大変動
    倭王武の上表文/鉄資源と先進文物の確保/四世紀末の大きな前方後円墳/巨大前方後円墳が河内と和泉に
2 首長系譜の断絶と政変    中央権力の移動と地方首長系譜の変動/一回目の変動/二回目の変動/三回目の変動/倭政権の軍事的性格/吉備と大和/雄略大王継体大王の性格

第4章 権力の高まりと古墳の終焉
1 豪族の居館と民衆の村
    三ツ寺遺跡の居館/政治と祭祀の空間/開発を指揮した首長/墓の階層化/首長居館と民衆/首長居館の構成/日本のポンペイ、黒井峯遺跡/村落内にも階層分化/租税と大型倉庫/首長の倉庫と農民の倉庫/賦役労働の萌芽
2 支配組織の整備    稲荷山古墳の鉄剣/軍制と官人制の整備/急進的な中央集権政策/覇権拡大と流通網整備/韓国の「前方後円墳」/継体大王と磐井の乱
3 前方後円墳の終焉    横穴式石室と群集墓の急増/家族墓が集合した同族墓/親族関係を探る方法/有力氏族による同族編成/前方後円墳の変質/巨大方墳の登場

第5章 律令国家の完成へ
1 律令国家と都市
    徐々に整えられた律令制/飛鳥京は都市か/藤原京の成立/都市の機能/条坊制は都市の必要条件か
2 都市の発達    宮殿と首長居館/須恵器埴輪の生産の場/鉄器加工の開始/交易の市/都市的要素の分散

第6章 日本列島に国家はいつ成立したか
1 国家をめぐる議論
    国家成立時期についての様々な考え/エンゲルスウェーバーの国家論/文化人類学の国家論/国家形成の契機/国家はいつからか/五世紀を画期とする見方/磐井の乱をどう見るか/初期国家は三世紀から/「地域国家」は存在したか/四世紀後半を画期とする説/初期国家と成熟国家との違い
2 民族形成と国家    共通の仲間意識の形成/必需物質と威信財の流通/民衆レベルの生活様式に共通性/北海道と琉球諸島/古墳時代の六地帯区分/日本人の形成/終わりに

あとがきに代えて    私の原体験/戦前戦中の考古学界/小林行雄先生/クラッセンとの出会い/考古学と黒田史学/国家の未来/人に支えられて

図版出典一覧
参考文献
遺跡名・古墳名検索


≪著者: ≫ 都出比呂志 (つで ひろし) 1942年大阪市生まれ。1964年京都大学文学部卒業、68年同大学大学院文学研究科博士課程中退。専攻、考古学・比較考古学。大阪大学名誉教授。著書、『日本農耕社会の成立過程』(岩波書店)、『王陵の考古学』(岩波新書)、『前方後円墳と社会』(塙書房)、『古墳時代の王と民衆』(編著、講談社)、『古代国家はこうして生まれた』(編著、角川書店)ほか。






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本「カメラ・オブスクーラ  Камера Обскура, 1933 (光文社古典新訳文庫134)」ナボコフ、貝澤哉 訳5

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カメラ・オブスクーラ (光文社古典新訳文庫 Aナ 1-1)
カメラ・オブスクーラ  Владимир Набоков: “Камера Обскура”, 1933 (光文社古典新訳文庫134)

○著者: ナボコフ貝澤哉
○出版: 光文社 (2011/9, 文庫 365ページ)
○定価: 940円
○ISBN: 978-4334752361
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なるほど、ラテン語で「暗い部屋」を意味する「カメラ・オブスクーラ」とは、、、

ところで、なんでなにゆえに、ヒトには男と女とに性差があって(役割分担みたいなものでもあるのだろうか?!)、性交して生殖して遺伝して、あぁ家族とか結婚とかって、なんなんだろう??!ってジッサイぼくは考えないものでもなくって考えつづけていて考えることを止める気はない(ず〜っとず〜っと死ぬまでぼくの生命が絶えるまで考えつづけるだろう)のだけれども、もっとも、どうなんだろう、その役割なり立場なり社会的な関係みたいなモノゴトのいろいろがうまく(あたりさわりなく?!)いっているならば、むしろメンドクサイことなんか考えない方がいいのかもしれない、うまくいっているのならばメンドクサイことをいちいち思い悩んで考えることの必要性みたいなものはなんら生じることもないのかもしれない、そのこと(メンドクサイことを考えることがないこと)の方がいいだろうといったような考え方もあって、そうじゃぁないような(メンドクサイことのいちいちをくどくどと考えつづけるような)あり方であり生き方だってあくまでも少数派としてあって存在して、それが否定されるものでもないだろう、あまり歓迎されて積極的に肯定されるものでもないではあろうけれどもね



裕福で育ちの良い美術評論家クレッチマーは、たまたま出会った美少女マグダに夢中になるのだが、そこにマグダの昔の愛人が偶然姿をあらわす。ひそかに縒りを戻したマグダに裏切られているとは知らず、クレッチマーは妻と別居し愛娘をも失い、奈落の底に落ちていく……。


≪目次: ≫
カメラ・オブスクーラ  Камера Обскура, 1933.

解説  貝澤 哉 (『ロリータ』の原型となる小説/英語訳とは異なるロシア語原典/「見る」「見えない」というテーマ/小説を読むことにひそむ盲目/細部を読み解く面白さ)
ナボコフ年譜
訳者あとがき


≪著者: ≫ ウラジーミル・ナボコフ Владимир Набоков [1899-1977] ロシア出身の多言語作家。サンクト=ペテルブルクの貴族の家庭に生まれる。1919年、革命を避けて出国。’20年代から、ベルリンやパリのロシア語新聞、雑誌に「シーリン」の筆名で作品を寄稿し始め、短編から中編、長編と数多くの作品を刊行し、またフランス語、英語での創作にも手を染めた。’37年、ナチス支配のドイツを逃れ、フランスに移住。’40年にはアメリカに移住した。英語で執筆され、’58年にアメリカで刊行した『ロリータ』は大きな話題となり世界的名声を獲得した。’77年、風邪を悪化させ気管支炎となり、ローザンヌの病院で死去。主な作品に『賜物』『アーダ、あるいは情熱――ある家族の年代記』など。また翻訳も多数ある。

[訳者] 貝澤 哉 Kaizawa Hajime ロシア文学者。早稲田大学文学学術院教授。著書に『引き裂かれた祝祭 バフチン・ナボコフ・ロシア文化』、訳書に『ナボコフ全短篇』(ナボコフ、共訳)、『アウェイ ゲーム』(マリーニナ)、『全体主義芸術』(ゴロムシトク)などがある。


ウラジーミル・ナボコフ 『ロリータ  Lolita, 1955.』(若島正 訳、新潮社文庫、2007年) '08/06/12





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本「日本の近現代史をどう見るか (シリーズ日本近現代史10、岩波新書1051)」岩波書店新書編集部 編5

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日本の近現代史をどう見るか〈シリーズ 日本近現代史 10〉 (岩波新書)
日本の近現代史をどう見るか (シリーズ日本近現代史10、岩波新書1051)

○著者: 岩波書店新書編集部 編
○出版: 岩波書店 (2010/2, 新書 256ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4004310518
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ホント、日本?!はこれから(この先)どこへ行っちゃうんだろう?、ってなことを考えるには、ジッサイぼくはそんなことばかり考えないものでもないのだけれども(不安だ不安だ不安なんだよぉ)、ところがしかしぼくなんかが考えてみたところで、ところで果たしてぼくがなんらか(その将来に影響みたいなものを)なにをかなしえるのかなどとは考えるまでもなく、無知(無学)で無力な、すでに初老のぼくがなにをか考えてみたところで、、、そもそも本を読み終えることに日々セイイッパイで、ナンノコトヤラ、あははははぁ



近代の幕開けから一五〇年余、日本は何を求め、どのような歩みを進めてきたのだろうか。そしてこれからどこへ行こうとしているのか。通史を描いた執筆者九名が、各時代の日本を理解する上で欠かせない根本的な問いを掲げ、それに答えながら、総まとめをするシリーズ最終巻。各章ごとに推薦書を紹介。日本近現代史への導入としても最適。


≪目次: ≫
はしがき (二〇一〇年一月 岩波書店新書編集部)

第1章 幕末期、欧米に対し日本の自立はどのように守られたか  井上勝生
「半未開」とみられた日本/ガンボート・ディプロマシー/幕臣の外交努力/和親と永世/嘘と怒り/不平等条約の評価/自由貿易帝国主義と幕府/「諸商民蝟集」する横浜/「半未開」の側に移る想像力/自立の出発点

第2章 なぜ明治の国家は天皇を必要としたか  牧原憲夫
囲い込みと競争/三極構造/文明化の推進役としての天皇/任君としての天皇・皇后/調整役としての天皇/万世一系神話の近代性/過渡期としての明治後期/防御のシステムとしての天皇制

第3章 日清・日露戦争は日本の何を変えたのか  原田敬一
福沢諭吉の悩み/日清戦争が生みだしたマスメディア社会/社会に必要な人材育成へ/社会の内と外/日露戦争が生んだ軍事的社会/都市化を可能にした条件とは/「五〇年戦争」の中の日清戦争/「五〇年戦争」の中の日露戦争

第4章 大正デモクラシーとはどんなデモクラシーだったのか  成田龍一
作造と信次/大正デモクラシーとは/二重の感性/強まるモダニズム/家父長制の揺らぎと抵抗/植民地への姿勢/戦争・ファシズムへの断続と接続/三人の軌跡

第5章 一九三〇年代の戦争は何をめぐる闘争だったのか  加藤陽子
西暦で考える理由/第二次世界大戦終結の地点から/国際法上の「革命」とは/侵略戦争を国際犯罪とみなす必要性/中立の義務、公平性/一方に対する差別的な経済制裁/「中立」アメリカの経済的威力/ジャクソンのハバナ演説/「中立」アメリカと日中戦争/宣戦布告の可否を左右した中立法/奇妙な戦争の現代的意義

第6章 なぜ開戦を回避できなかったのか  吉田 裕
戦争の見直し/開戦決定の背景/繰り返される問い/終わらぬ戦後/無残な死のありよう/問題意識と叙述のスタイル

第7章 占領改革は日本を変えたのか  雨宮昭一
はじめに/占領と改革の時代とは/現在の社会の状況は/占領改革は日本を変えたのか/いかなる方向が導かれるか/これから考えていくこと/協同主義の多様な側面

第8章 なぜ日本は高度成長ができたのか  武田晴人
「後進性」と「特殊性」の呪縛/「経済成長という神話」/国際政治経済のなかの日本という視覚/政治の役割という視覚/基盤としての戦後改革/競争的秩序と政策介入という条件

第9章 歴史はどこへ行くのか  吉見俊哉
歴史の断層とは何だろう/転換点としての一九七〇年代/提起された問題点/歴史記述のデジタルな地殻変動/歴史記述の未来に何が起こるか/ポスト・ポスト戦後社会のゆくえ

終章 なぜ近現代日本の通史を学ぶのか  成田龍一
歴史の書き換えへ/戦後歴史学と民衆史研究――問いかけと回答/「現代歴史学」への継続と変化/通史とは何だろうか/入口としての通史/変わる通史――「国民国家化」への問い/新たな「通」を求めて

総目次
著者紹介


≪著者紹介: ≫
井上勝生 (いのうえ・かつお) 第1章
1945年生まれ。北海道大学文学部教授。幕末・維新史。本シリーズ第1巻『幕末・維新』のほか、『幕末維新政治史の研究』(塙書房)、『日本の歴史18 開国と幕末変革』(講談社)など。

牧原憲夫 (まきはら・のりお) 第2章
1943年生まれ。東京経済大学講師。日本近代史。本シリーズ第2巻『民権と憲法』のほか、『明治七年の大論争』(日本経済評論社)、『客分と国民のあいだ』(吉川弘文館)、『全集 日本の歴史13 文明国をめざして』(小学館)など。

原田敬一 (はらだ・けいいち) 第3章
1948年生まれ。佛教大学文学部教授。日本近代史。本シリーズ第3巻『日清・日露戦争』のほか、『国民軍の神話』(吉川弘文館)、『帝国議会 誕生』(文英堂)、『日清戦争』(吉川弘文館)など。

成田龍一 (なりた・りゅういち) 第4章・終章
1951年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。日本近現代史。本シリーズ第4巻『大正デモクラシー』のほか、『近代都市空間の文化経験』(岩波書店)、『歴史学のポジショナリティ』(校倉書房)、『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房)など。

加藤陽子 (かとう・ようこ) 第5章
1960年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。日本近代史。本シリーズ第5巻『満州事変から日中戦争へ』のほか、『模索する一九三〇年代』(山川出版社)、『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)など。

吉田 裕 (よしだ・ゆたか) 第6章
1954年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。日本近現代史。本シリーズ第6巻『アジア・太平洋戦争』のほか、『昭和天皇の終戦史』 『日本の軍隊』(以上、岩波新書)、『日本人の戦争観』(岩波現代文庫)など。

雨宮昭一 (あめみや・しょういち) 第7章
1944年生まれ。獨協大学法学部教授。政治学・日本政治外交史・地域政治論。本シリーズ第7巻『占領と改革』のほか、『戦時戦後体制論』(岩波書店)、『近代日本の戦争指導』(吉川弘文館)、『総力戦体制と地域自治』(青木書店)など。

武田晴人 (たけだ・はるひと) 第8章
1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授。経済史。本シリーズ第8巻『高度成長』のほか、『日本の歴史19 帝国主義と民本主義』(集英社)、『日本人の経済観念』(岩波現代文庫)、『新版 日本経済の事件簿』(新曜社)など。

吉見俊哉 (よしみ・しゅんや) 第9章
1957年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。社会学・文化研究・メディア研究。本シリーズ第9巻『ポスト戦後社会』のほか、『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『親米と反米』(岩波新書)など。


吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13
シリーズ日本近現代史 全10巻





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本「政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)」伊藤之雄5

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政党政治と天皇  日本の歴史22 (講談社学術文庫)
政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 講談社 (2010/4, 文庫 416ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919227
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マエハタガンバレマエハタガンバレ、、、1936(昭和11)年8月11日のベルリン・オリンピックの200メートル平泳ぎで、日本人女性として初の金メダリストとなった前畑秀子(1914-1995)、その七年前の全米女子水泳競技大会日本予選(1926.6.30)の目前の東京市の玉川プールでの連日の猛練習中、夏型の好天気の 1926.6.27


張作霖爆殺事件後、昭和天皇はなぜ田中義一首相を問責したか――。東アジアをめぐる国際環境のうねりのなか、変容していく近代日本の君主制。「天皇の政治関与」の理想と危うさとは。のびやかな大正時代が閉塞の昭和を迎える過程で、庶民は何を感じ、どう行動したか。明治天皇崩御から五・一五事件による政党政治の崩壊までを、斬新な視角で活写する。


≪目次: ≫
序章 一九二九年六月二十七日    天才スイマー前畑の登場/昭和天皇の田中首相問責/田中内閣総辞職/西園寺の政治的判断/明治天皇と昭和天皇
第1章 大正政変    1 明治天皇崩御(早い死/大喪儀/大正新帝)/2 閥族打破のうねり(桂太郎の渡欧/桂太郎の誤算/西園寺内閣倒る/桂内閣への世論の反発/第一次護憲運動の盛り上がり/地域における大喪と護憲運動/山本権兵衛首相・原敬内相の改革路線/シーメンス事件のインパクト/元老の復活と限界)
第2章 第一次世界大戦と日本の跳躍    1 大隈内閣と世界大戦の「天佑」(大隈内閣の実力/参戦と青島攻略/二十一ヵ条要求の反響/好況・総選挙/即位の御大礼/大隈内閣の後継問題/大正天皇をめぐる争い)/2 寺内内閣の迷走(山県系官僚内閣と西原借款/政友会の復活、憲政会の没落/大正天皇の発病/ロシア革命とシベリア出兵/シベリア出兵の検討と山県有朋の影響力/シベリア出兵の実施/米騒動と暑く長い夏)
第3章 原敬首相の信念――「秩序」の再生と漸進的改革    1 政党政治と協調外交の成立(原敬内閣の成立/新状況への模索/積極政策と秩序の維持/国際協調外交の成立/パリ講和会議/反植民地運動と「文化政治」/米・英と日本)/2 普選運動と労働争議の時代(都市の普選熱と原首相/山県系官僚閥の衰退/普選運動の盛り上がり/一九二〇年総選挙/政友会勝利の要因/労働者の生活を守れ)
第4章 天皇と立憲君主制    1 宮中問題の浮上(宮中某重大事件の発生/山県の宮中支配の崩壊/皇太子妃選定の最後の揺らぎ/皇太子裕仁の渡欧/摂政の設置)/2 巨星落つ――原・大隈・山県の死(原首相の暗殺/原の「盛岡市民葬」/大隈の「国民葬」/山県の国葬/明治という「理想」の始まり)/3 日本とイギリスの立憲君主制(日本とイギリスの近代君主/近代イギリスの君主の政治関与/十四歳の天皇の即位と明治憲法/立憲君主制の父・明治天皇/天皇機関説と天皇主権説/吉野作造と民本主義)
第5章 改革のうねり――国際協調とデモクラシー    1 ワシントン体制の形成と政治改革(ワシントン会議と幣原外交/政友会の改革路線の形成/高橋是清内閣と改革路線/関東大震災と山本権兵衛内閣)/2 デモクラシー運動と女性開放(農村にも浸透したデモクラシー/農村青壮年の改革への期待/融和運動と解放運動/紡績女工と製糸女工/看護婦・女性の小学校教員と車掌/女性の最高学府/女性に政治的自由を/婦人参政権獲得期成同盟会)
第6章 護憲三派内閣    1 第二次護憲運動と普選法(官僚内閣を打倒せよ/斎藤隆夫の立候補と青年党の結成/勝利へ向けての青年党の活躍/加藤内閣と普選法の成立/政党間構想の本格化)/2 牧野内大臣・元老西園寺の連携(牧野内大臣の摂政教育と政治関与/牧野内大臣の危機と元老西園寺)/3 ワシントン体制の限界と幣原外交(排日移民法と幣原協調外交の展開/北京関税会議と協調のゆくえ)
第7章 北伐と御大礼    1 田中内閣の暴走(北伐と金融恐慌/田中外交の始まり/北伐への対抗/第一回普選への道/不人気内閣と三・一五事件)/2 即位の御大礼と「理想」の明治(大正天皇の死と昭和天皇の政治関与/秩父宮と昭和天皇/即位の御大礼)
第8章 世界恐慌と立憲君主制の危機    1 ロンドン海軍軍縮条約と浜口内閣(浜口内閣への期待/増幅された憎悪/鈴木侍従長の上奏阻止/調停をしり込みする昭和天皇/軍部・国粋主義者の絶望と西園寺)/2 昭和恐慌と帝国の諸相(都市の失業/農村の窮乏/朝鮮・台湾の独立への思い/朝鮮・台湾の産業の成長と生活/教育と本国言語の普及)/3 満州事変と昭和天皇・元老西園寺(柳条湖事件の発生/林朝鮮軍司令官の統帥権干犯/事変の拡大と天皇の苦悩/見捨てられた若槻内閣/犬養毅内閣の困惑と満州国建国/淡い期待の行方/五・一五事件/西園寺の神通力の限界)
終章 庶民文化と天皇    市民文化と庶民文化/『キング』の成功/庶民文化の中の天皇像と明治/天才スイマー前畑秀子のその後

明治後半から昭和戦前期の政党政治の系譜


学術文庫版あとがき (二〇一〇年一月 伊藤之雄)

年表 (1911・明治44年〜1932・昭和7年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952年福井県生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。名古屋大学文学部助教授等を経て、京都大学大学院法学研究科教授。1995〜97年、ハーヴァード大学イェンチン研究所・同ライシャワー日本研究所で研究。専攻は近・現代日本政治外交史。主な著書に『大正デモクラシーと政党政治』『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『元老 西園寺公望』『山県有朋』(文春新書)、『伊藤博文』(講談社)などがある。

佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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本「ドン・キホーテ 後篇 上  El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha, 1615 」セルバンテス、荻内勝之 訳5

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ドン・キホーテ
ドン・キホーテ 後篇 上  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1615

○著者: セルバンテス、堀越千秋 装画・挿画、荻内勝之
○出版: 新潮社 (2005/10, 単行本 374ページ)
○定価: 14,700円(全4巻組)
○ISBN: 978-4105044022
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てくり、てくり、歩いて歩いて、歩を進めたその先、森を出て二日後、、、(P.309)
歩こう、歩こう、わたしはゲンキ〜、歩くのダイスキ〜、ドンドンゆこう〜〜♪



セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 下  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/10/03
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 上  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/09/21

『ドン・キホーテ』出版四〇〇周年記念。声に出して読みたくなる画期的な新訳、待望の刊行!

雄大深遠にして血湧き肉おどる物語が、素晴らしい日本語で生まれかわった。荻内訳は、セルバンテスがその序文で「格式ばらず、文章の調子が良い楽しい物語にした」とうたっている精神にのっとり、日本語の語り調子を生かして味わい深く、朗読して文章の美しさ物語の面白さを堪能できる。堀越千秋氏の挿絵各巻一〇点を入れて刊行。


≪目次: ≫
後篇 上 奇想天外の郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ

売買価格
原本版本合致証明
承認書
印刷および販売の許可証
認可証
検閲証明
レモス伯爵閣下に献上。
読者諸賢に。

第1章 神父と床屋がドン・キホーテを見舞う。
第2章 サンチョがドン・キ・ホーテの姪とその乳母を相手に口論。
第3章 ドン・キホーテとサンチョに予科学士サンソン・カラスコが加わっての愉快な会話。
第4章 サンチョが予科学士サンソン・カラスコの問いに答える。他、知って損なく、語るに値するあれこれ。
第5章 サンチョ・パンサと妻テレサ・パンサの、心床しく、愉快な会話。他に、記憶に留めておいて損のないあれこれ。
第6章 ドン・キホーテが、姪と乳母を相手に一くさり。物語中、もっとも重要な章の一つ。
第7章 と従者のあいだにあったこと。他にも、語るべきあれこれ。
第8章 恋しい恋しいドゥルシネア・デル・トボーソに会いに行くドン・キホーテ。途上の出来事。
第9章 読めばおのずと知れること。
第10章 サンチョがドゥルシネア様に魔法をかけた手口。および、嘘か真か、真か嘘か、真にあればこそ滑稽極まりないあれこれ。
第11章 勇者ドン・キホーテが、死神の一行の二輪馬車か牛車かと出喰わし、事件となる。
第12章 勇者ドン・キホーテと果敢な鏡の騎士の珍奇な出会い。
第13章 森の冒険が続く。従者同士の対話。思慮深く珍妙なやりとりが穏やかに進む。
第14章 森の騎士の活躍が続く。
第15章 森の騎士とその従者の正体が明らかになる。
第16章 ドン・キホーテが、地元ラ・マンチャの分別ゆたかな騎士と出会う。
第17章 ドン・キホーテの天下無類の肝っ玉が、獅子を相手に驚天動地、ここまでやるか、のまさかをやってのけ、冒険が目出度く完結する。
第18章 緑色の外套の騎士の城、としておく、その邸宅でドン・キホーテが遭遇することども。他、見過ごせないあれこれ。
第19章 恋の道に踏み迷う羊飼のこと。他、愉快なあれこれ。
第20章 金持ちカマチョの婚礼。貧乏バシリオのこと。
第21章 カマチョの婚礼、続。他、愉快なあれこれ。
第22章 ラ・マンチャの真ん真ん中、モンテシーノスの洞窟の大冒険。度胸満点のドン・キホーテが洞窟の底を徹底究明、そして幕となる。
第23章 勇士ドン・キホーテが、モンテシーノスの洞窟深く目撃した、と言う驚異の数々。余りの壮大稀有ゆえ眉唾とされる。
第24章 傑作極まりない本篇の真髄に触れるには不可欠のようで、余計なようでもある、瑣末なことあれこれ。
第25章 驢馬のぶうぶう啼き事件。人形劇の旅芸人がもたらす椿事。加えて、猿公の謎解き。
第26章 人形芝居の親方の大騒動。珍妙なり。他にも滑稽なあれこれ。
第27章 ペドロ親方と猿公の正体。驢馬啼きにからむドン・キホーテの冒険は意外や惨惨。
第28章 注意深く読めばおのずと知れる、と作者のベネンヘリの言う。
第29章 魔法にかかった舟の冒険。
第30章 狩をする美しい女性と出会う。
第31章 思いがけないことの連続。
第32章 叱られたドン・キホーテの返答。他にも愉快な大騒動。
第33章 奥方公爵と腰元サンチョの談笑。興味津々、見逃せない。
第34章 類無いドゥルシネア・デル・トボーソの魔法は、どうすれば解けるか、その術が告げられる。本書の、数多の冒険中、すこぶる盛り上がる場の一つである。


セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 下  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/10/03
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇 上  Miguel de Cervantes Saavedra: “El Ingenioso Hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(荻内勝之訳、新潮社、2005年) '11/09/21
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇三  Miguel de Cervantes Saavedra: “Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”, 1615.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/20
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇二』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/12
セルバンテス 『セルバンテス短編集』(牛島信明訳、ワイド版岩波文庫、2010年) '10/09/06
セルバンテス 『ドン・キホーテ 後篇一』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/09/02
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇三  Miguel de Cervantes Saavedra: “El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”, 1605.』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/31
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇二』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/26
セルバンテス 『ドン・キホーテ 前篇一』(牛島信明訳、岩波文庫、2001年) '10/08/22
牛島信明 『ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士』(中公新書、2002年) '10/08/15





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本「荘子 内篇 (講談社学術文庫2058)」福永光司5

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荘子 内篇 (講談社学術文庫)
荘子 内篇 (講談社学術文庫2058)

○著者: 福永光司
○出版: 講談社 (2011/7, 文庫 448ページ)
○定価: 1,365円
○ISBN: 978-4062920582
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ジッサイ、漢文は読み飛ばした。およそ、みじかく文節ごとに、よみくだされた文、そして解説をのみ(どうにかこうにか)読みすすめて、いやいや、やっぱりどうにも難解で、よみくだされた文だって、もちろん解説だってカンタンなものではない、のであって、その前部に冒頭にかかげられる漢文には、あぁどうなんだろう、分からくても少なくとも文字くらいはいち文字いち文字を目でカクジツに(欠落することなく)追ったほうがいいのではないか(読み飛ばして読了すことの是非みたいなこと)との迷いはあってしかし、あぁあぁあぁ



自由無碍の境地を語る「鵬鯤(ほうこん)」の物語、一切肯定を謳う「荘周夢に胡蝶となる」――。老子とともに道教の始祖とされる、中国が生んだ鬼才・荘子が遺し、後世に多大な影響を与えた、無為自然を基とし人為を拒絶する思想とはなにか。荘子自身の手によるとされる「内篇」を、老荘思想研究の泰斗が実存主義的に解釈、荘子の思想の精髄に迫った古典的名著。


≪目次: ≫
新訂本はしがき (昭和四十年十二月末日 福永光司)

逍遥遊(しょうようゆう)篇 第一
斉物論(さいぶつろん)篇 第二
養生主(ようせいしゅ)篇 第三
人間世(じんかんせい)篇 第四
徳充符(とくじゅうふ)篇 第五
大宗師(だいそうし)篇 第六
応帝王(おうていおう)篇 第七


解説
あとがき (昭和三十年十月一日 洛東北白川の寓居にて 福永光司)
索引


※本書の原本は、一九六六年、朝日新聞社より刊行されました。


≪著者: ≫ 福永光司 (ふくなが みつじ) 1918年生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。東京大学文学部教授、京都大学人文科学研究所長を経て関西大学、北九州大学で教授を歴任。京都大学名誉教授。専門は中国思想史、とくに老荘思想・道教研究。著書に『荘子 古代中国の実存主義』『老子』『列子』『道教と古代日本』ほか。2001年没。






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本「ポスト戦後社会 (シリーズ日本近現代史9、岩波新書1050)」吉見俊哉5

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ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉 (岩波新書)
ポスト戦後社会 (シリーズ日本近現代史9、岩波新書1050)

○著者: 吉見俊哉
○出版: 岩波書店 (2009/1, 新書 254ページ)
○定価: 819円
○ISBN: 978-4004310501
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ん〜、高度成長のあと


バブルとその後の長期不況、深まる政治不信、そして高まる社会不安。列島が酔いしれた高度成長の夢のあと、何が待ち受けていたのか。崩れゆく冷戦構造のなかで、この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか。六〇年代半ばから現在まで、政治・経済・社会・家族…… すべてが変容し崩壊していく過程をたどる。


≪目次: ≫
はじめに    「戦後」の終わりとは/「戦後」という準戦時/「夢」の時代と「虚構」の時代/家族・都市・産業の変化/グローバリゼーション/新しい歴史の主体へ

第1章 左翼の終わり
1 あさま山荘事件と一九七〇年代
    リゾートの辺境で/ポスト戦後への臨界点/連合赤軍の誕生/「革命戦士の共産主義化」/死に至る自己否定/スペクタクル社会の淵で/消費社会のなかの連合赤軍事件
2 「運動」する大衆の終わり    「運動」の時代の末路/六〇年代安保と「運動」/ベトナム戦争と文化大革命/高度成長と若者の苛立ち/政治的象徴主義/集団的自己閉塞へ/労働運動の脱政治化/労使協調路線
3 ベ平連とウーマンリブ、反復帰論    べ平連の誕生/四人の脱走兵/ネットワーク型市民運動/全国に広がるウーマンリブ/「革命」から「開放」へ/沖縄の反戦・反基地運動/沖縄返還へ/反復帰論/コザ騒動/社会運動のポスト戦後

第2章 豊かさの幻影のなかへ
1 高度経済成長の頂点で
    日本企業が演出する「未来」/産業のオリンピック/人、人、人の万博/メディアが演出した大衆意識/主催者となったマスコミ/いざなぎ景気/「豊かさ」と平準化のなかで
2 消費社会と都市の若者たち    「流通革命」/消費空間の演出へ/イメージの劇場/広告の環境化/トレンディドラマの流行/イメージの培養器/東京ディズニーランドの誕生/テーマパーク化する都市空間
3 重厚長大から軽薄短小へ    「今太閤」田中角栄/列島改造計画/ニクソン・ショック/一ドル=三六〇円時代の終焉/石油ショックと狂乱物価/時代遅れの開発主義/ロッキード事件と田中派支配/ロッキードからリクルートへ/福祉国家体制の危機/沖縄海洋博と沖縄の変貌

第3章 家族は溶解したか
1 変容する日本人の意識
    家族観の変容/男女雇用機会均等法の成立/「家族」の呪縛/弱まる家族の結合力/社会的結合の弛み/〈未来〉からの開放
2 郊外化と核家族の閉塞    都市としての農村/ロードサイド・ビジネスの増殖/どこまでも広がる「郊外」/新住民と旧住民/人生最大の買い物/プレハブ住宅のイメージ戦略/個室のネットワーク
3 虚構の世界へ    二つの事件/他者からのまなざしの侵入/N・NからMへ/虚構への内閉/他者の身体と空白の自己/震災の街の郊外で/「透明」な存在/不登校・ひきこもりの時代/コミュニケーション願望/昭和から平成へ/「祖父の死」のあとに

第4章 地域開発が遺したもの
1 反公害から環境保護へ
    最後の抵抗運動/水俣という原点/「豊かな社会」の裏で/長びく公害病訴訟/環境庁の誕生/「環境」という時代/環境行政の進展/環境行政の後退
2 地域開発とリゾート開発の結末    自己目的化する公共事業/大規模工業基地化の計画/「重工両全」の裏で/開発計画の挫折/「原子力のメッカ」/方向転換の模索と限界/世界都市・東京の整備/民活法とリゾート法/炭鉱から観光へ/自治体株式会社/夕張からの教訓
3 農村崩壊と地域自治への模索    集落が消えていく/切り捨てられる農業/反開発運動からまちづくりへ/小樽の「運河戦争」/地域住民の「目覚め」/巻町の住民投票/自己決定する地域住民/緩やかなネットワーク

第5章 「失われた一〇年」のなかで
1 震災・オウム・バブル崩壊
    神戸崩壊の打撃/土建国家の臨界/オウム真理教事件の衝撃/メディア社会の臨界/バブル崩壊と高まる政治不信/混迷の停滞時代
2 国鉄民営化から郵政民営化へ    大平政権から中曽根政権へ/「小さな政府」と財界/中曽根政権と小泉政権/第二臨調/国鉄の破綻/スト権スト/国鉄分割民営化/国労の解体/労働組合の再編/連合の発足/郵政民営化へ
3 拡大する格差    中間層の消滅/新「階層社会」/格差社会化としての九〇年代/格差の質的な拡大/拡大する非正規雇用/「豊かな社会」の崩壊/少子高齢社会の到来/限界社会の出現?

第6章 アジアからのポスト戦後史
1 企業の海外進出と産業空洞化
    日本企業のアジア進出/直接投資の増大/アジア通貨危機/中国の躍進/東アジアの「三角貿易」/企業移転から産業空洞化へ/地域の崩壊・技術力の崩壊
2 「海外」の経験・「日本」の消費    海外旅行の大衆化/駐在員の増加/文化移民たち/急増する流入外国人/異種混淆化する都市/エスニック・ビジネスの発達/「日本」を消費する
3 「戦後」の問い返しと日米関係    日本史の終焉?/問い返される戦時暴力/国際的なフェミニズムの連帯/保守派vs国際的連帯?/再び、沖縄からの声/辺野古沖ヘリポート建設計画/安保再定義と周辺事態法/日米同盟の変質

おわりに    孤立する北朝鮮/ポスト戦後史の彼方へ

あとがき (二〇〇八年一二月 吉見俊哉)
参考文献
略年表 (1970・昭和45年〜2003・平成15年)
索引


≪著者: ≫ 吉見俊哉 (よしみ・しゅんや) 1957年東京都に生まれる。1987年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授。専攻、社会学・文化研究・メディア研究。著書、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂)、『博覧会の政治学』(中公新書)、『メディア時代の文化社会学』(新曜社)、『「声」の資本主義』(講談社)、『リアリティ・トランジット』(紀伊國屋書店)、『メディア・スタディーズ』(編、せりか書房)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『万博幻想』(ちくま新書)、『メディア文化論』(有斐閣)、『親米と反米』(岩波新書)ほか多数。

吉見俊哉 『大学とは何か』(岩波新書、2011年) '11/08/11
吉見俊哉 『万博と戦後日本』(講談社学術文庫、2011年) '11/08/03
吉見俊哉 『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』(河出文庫、2008年) '10/10/31
吉見俊哉/テッサ・モーリス‐スズキ 『天皇とアメリカ』(集英社新書、2010年) '10/10/23
吉見俊哉 『博覧会の政治学 まなざしの近代』(講談社学術文庫、2010年) '10/10/13


武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13
シリーズ日本近現代史 全10巻





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本「中華人民共和国誕生の社会史 (講談社選書メチエ510)」笹川裕史5

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中華人民共和国誕生の社会史 (講談社選書メチエ)
中華人民共和国誕生の社会史 (講談社選書メチエ510)

○著者: 笹川裕史
○出版: 講談社 (2011/9, 単行本 240ページ)
○定価: 1,575円
○ISBN: 978-4062585132
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中華人民共和国中华人民共和国)、1949年建国




国共内戦下の四川省、そこで何が起こり、生まれたか。人と食糧の苛烈な徴発、富裕者への敵対的世論、行政の空洞化、そして、その危機を生き抜こうとする人々の営み。「革命」を育んだ土壌としての地域社会を描く。


≪目次: ≫
プロローグ    本書のねらい/戦争が産み落とした革命/戦時中国社会のとらえ方/本書の構成と論点/本書の舞台

第1章 「惨勝」を生きる
1 戦後基層社会の出発点
    歓喜の渦――1945年8月10日、成都/戦時徴発のシステム/末端行政の実態/農村社会の動向/新興地主の台頭/地主制のもう一つの変化/社会変容の比較――中国と日本
2 退役兵士たちの戦後    異郷に取り残される兵士たち/流亡の背景/流亡兵士たちの救済/帰郷兵士を待ち受けていた現実/帰郷兵士の内なる敵たち/冷ややかな視線

第2章 繰り返される悪夢
1 戦時徴発の再開と抵抗
    内戦の本格化/内戦期の戦時徴発/「民意」表出の重層性/民意機関の位置/戦時徴発反対決議
2 抵抗の屈折と内向化    暗転/食糧徴発の改善に向けて/兵役負担の均等化要求
3 社会のきしみと不信感    異常現象の再現・拡大/議場での質疑応答/衆目を意識したパフォーマンス/分裂する「民意」/膨らむ不信感/戦時徴発の爪痕――ある郷の人口動態

第3章 富裕者を一掃せよ
1 都市貧民の救済と管理
    軍隊と都市のパニック/都市における貧民の収容/収容能力の拡大/食料の安価放出/都市と農村の「綱引き」
2 富裕者への厳しい視線    過去の負担逃れの追及/富裕者の良心を試験する/富裕者の実態
3 敵意のたどりつく場所    追い詰められる富裕者たち/ある大地主の選択/民意機関の命運/究極の姿――共産党統治区の場合

第4章 滅びゆく姿
1 社会秩序の崩壊へ
    農村秩序が危ない/武装組織の蔓延がもたらす結果/自衛組織の形骸化/戦時徴発の末期的様相
2 難民流入とその対策    難民100万人受け入れ計画/難民が難民を作り出す/難民受け入れを拒む
3 末端行政の空洞化    百人の首、千個の足枷・手錠/職場放棄に走る職員たち/「替玉兵士」から「幽霊兵士」へ

第5章 革命後に引き継がれた遺産
1 食糧徴発の継続と強化
    食糧徴発の緊急性/立ちはだかる困難/流血と戦闘のなかの徴税/流血の背景と代償/富裕者を標的とした徴税/強制買い付けの再登場/食糧獲得能力の質的な飛躍
2 土地改革とその社会的条件    地主の側からみた土地改革/地主たちの運命/個人的怨恨と階級的怨恨/土地改革の三類型/戦後処理としての土地改革

エピローグ


参照文献一覧
あとがき (二〇一一年六月 笹川裕史)
索引


≪著者: ≫ 笹川裕史 (ささがわ・ゆうじ) 1958年、大阪府に生まれる。広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退。埼玉大学教養学部教授。博士(文学)。専攻は、中国近現代史。主な著書に、『中華民国期農村土地行政史の研究 国家――農村社会間関係の構造と変容』(汲古書院)、『銃後の中国社会 日中戦争の総動員と農村』(共著、岩波書店)などがある。






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本「格差社会と新自由主義 '11 (放送大学教材)」坂井素思/岩永雅也 編著、山岡龍一/宮本みち子/田淵六郎 著5

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格差社会と新自由主義 (放送大学教材)
格差社会と新自由主義 '11 (放送大学教材、総合科目)

○著者: 坂井素思岩永雅也 編著、山岡龍一宮本みち子/田淵六郎 著
○出版: 放送大学教育振興会 (2011/3, 単行本 267ページ)
○定価: 2,730円
○ISBN: 978-4595312779
クチコミを見る




差は、差異は違いは歴然とある、ないものではないだろう。みなが同じではなくって、みな同じではないからこそ、、、とは思うのだけれども、どうなんだろう、ぼくは比較的ほんのすこしまえまでかたくなに、明確な根拠があったわけではなく、そう思いたかった信じたかったといったレヴェルでの勘違い(無知!?)のたぐいだったんだろうといまでは考えているのだが、平等?!というのかなぁ、その能力のさまざまに差異などどうしてあろうか、あってはならない、同じであってしかるべし!、みたいな


平成23年度第1学期の単位認定試験(2011年7月28日(木)第5時限目)の成績評価はマルA(100〜90点、合格)



格差は、今日の日本社会において最大の関心事の一つである。現在の格差の有り様は、形態的、表面的には多岐にわたっているが、実はすべてそのおおもとのところで「新自由主義」という共通の要因と関わりを持っている。新自由主義自体は既に見直しの時期に入っているが、そうした時期であるからこそ、前世紀末から今世紀初頭にかけて世界を席巻した新自由主義とその結果としての格差社会を、冷静に検証していくことが重要なのである。


≪目次: ≫
まえがき (2011年1月 坂井素思・岩永雅也)
1.平成という時代
1 戦後最大の転換点(自由主義経済のジレンマ/経済ナショナリズムの崩壊/新自由主義と新保守主義)/2 日本社会の変化(協調から競争へ/格差社会の見方)
岩永雅也(放送大学教授)  DVD '11/04/13
2.冷戦の終わりと新自由主義
1 新自由主義(neo liberalism)とは何か/2 歴史の終わり/3 新自由主義の時代/4 イデオロギーとしての新自由主義/5 ガバメント(government)からガバナンス(governance)へ
山岡龍一(放送大学教授)  DVD '11/04/21
3.新自由主義の台頭
1 新自由主義の出現/2 新自由主義はどのような考え方か/3 「個人の自由」と「他者への介入」/4 新自由主義とその類型/5 なぜ新自由主義はこの時代に求められたのか/6 新自由主義の限界
山岡龍一(放送大学教授)  DVD '11/04/24
4.規制緩和と市場化
1 新自由主義政策の現実/2 新自由主義政策とは何か/3 欧米と日本の規制緩和/4 多様な経済政策との比較/5 規制緩和とは何か
坂井素思(放送大学教授)  DVD '11/04/27
5.所得と格差規準
1 経済格差は何で測るか/2 なぜ所得格差は拡大したのか/3 経済格差はなぜ生じるか/4 アリストテレスの規準/5 貢献原則と必要原則/6 必要原則と成員資格/7 経済格差をみる規準
坂井素思(放送大学教授)  DVD '11/05/01
6.階層間格差の拡大
1 階層とその諸要素(社会の階層構造/階層的地位を構成する要素/経済的階層格差/ローレンツ曲線ジニ係数)/2 階層移動とその変化(階層の移動/転換期をめぐる知見)
岩永雅也(放送大学教授)  DVD '11/05/10
7.変わる労働市場
1 グローバリズムと労働市場(日本型経営の変容と派遣労働/進む雇用の流動化/派遣労働の拡大)/2 不安定雇用の拡大(若年層における不安定雇用の拡大/女性の非正規雇用・非典型雇用の実態/増加する低所得者/正社員の長時間労働)/3 新しい労働の模索(雇用の柔軟性と安定性:フレキシキュリティ・モデル/ワークシェアリングとパートタイム労働/積極的労働市場政策/労働市場の流動化と生活保障の課題)
宮本みち子(放送大学教授)  DVD '11/05/13
8.教育の自由化と学力格差
1 教育における転換点(日本的「教育改革」/戦後教育体制と「46答申」/中曽根臨教審と「ゆとり」教育)/2 教育改革の影響(「ゆとり」教育の登場/家庭への影響/学力の低下と格差/教育機会の格差/格差の背景/振り子は戻ったのか)
岩永雅也(放送大学教授)  DVD '11/05/14
9.社会に背を向ける人々
1 逸脱と規範(逸脱とは何か/逸脱の類型/逸脱の原因)/2 現代社会における逸脱の状況(刑法犯罪の現状/非行行為の現状/自殺率の推移)/3 新自由主義と逸脱(逸脱する自由/格差から逸脱へ)
岩永雅也(放送大学教授)  DVD '11/05/15
10.子どもと女性の貧困
1 現代の貧困(現代の貧困/貧困の実態を把握する/進む子どもの貧困化)/2 子育て世帯の貧困(低所得層の増加/母子世帯の貧困/弱体化する子育て世帯の生活基盤/学校教育段階における子供の貧困化)/3 子どもへの能動的社会政策(日本の課題)
宮本みち子(放送大学教授)  DVD '11/05/18
11.高齢者と格差
1 高齢者と格差(ライフコースと高齢期/なぜ高齢期における格差が問題なのか)/2 高齢者と経済的格差(経済的格差の拡大と高齢化/高齢者の間にみられる経済的格差)/3 高齢者と健康格差(高齢期の健康格差/高齢期の健康格差と社会的格差)/4 まとめ
田淵六郎(上智大学准教授)  DVD '11/05/19
12.福祉における格差
1 福祉における格差を問う視点(福祉における格差とは何か/福祉の変容がもたらす問題)/2 自治体間格差の問題(子育てをめぐる格差/介護をめぐる格差)/3 いま求められる対応は何か
田淵六郎(上智大学准教授)  DVD '11/05/22
13.格差社会と正義
1 格差社会と平等/2 正義と平等/3 新自由主義と正義/4 〈公正としての正義(justice as fairness)〉と平等/5 格差原理の解釈
山岡龍一(放送大学教授)  DVD '11/05/24
14.国際化と自由化の克服
1 グローバリゼーションと新自由主義/2 グローバリゼーションと金融危機/3 雇用のフレキシビリティと新自由主義/4 自由化の功罪
坂井素思(放送大学教授)  DVD '11/05/29
15.新たな連帯と共生の創造
1 社会関係資本・社会的包摂・共生社会(共生的関係/社会的排除と社会的包摂/共生社会)/2 生活の保障と社会保障制度(グローバル化と新自由主義が破壊したもの/これまでの生活保障のタイプ/従来の社会保障の構成)/3 包括的社会サービスへの転換(人生前半期の社会保障の強化/新しいパーソナル・サポート・サービスの構想)
宮本みち子(放送大学教授)  DVD '11/06/01

索引


≪編著者: ≫ 坂井素思 (さかい・もとし) 1950年、長野県に生まれる。1975年、横浜国立大学経済学部卒業。1980年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。放送大学教授、人間科学博士(大阪大学)。専攻、社会経済学、消費社会・産業社会論。主な著書、『家庭の経済』(放送大学教育振興会)、『経済文明論』(放送大学教育振興会)、『社会科学入門』(編著、放送大学教育振興会)、『産業社会と消費社会の現代』(放送大学教育振興会)、『経済社会の考え方』(放送大学教育振興会)、『社会の中の芸術』(編著、放送大学教育振興会)、『社会経済組織論』(放送大学教育振興会)。Website、http://u-air.net/sakai/

≪編著者: ≫ 岩永雅也 (いわなが・まさや) 1953年、佐賀県に生まれる。1977年、東京大学経済学部経済学科卒業。1982年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。放送大学教授。専攻、教育社会学、生涯学習論。主な著書、『創造的才能教育』(共編著、玉川大学出版会)、『生涯学習論』(放送大学教育振興会)、『教育社会学』(共編著、放送大学教育振興会)、『大人のための「学問のススメ」』(共著、講談社)、『教育と心理の巨人たち』(共著、放送大学教育振興会)、『才能と教育』(共著、放送大学教育振興会)。

≪分担執筆者: ≫  山岡龍一 (やまおか・りゅういち) 1963年、東京都に生まれる。1997年、ロンドン大学(LSE)博士課程修了。放送大学教授・Ph. D。専攻、政治理論、政治思想史。主な著書、『西洋政治理論の伝統』(放送大学教育振興会)、『公共哲学』(共編著、放送大学教育振興会)、『政治学入門』(共編著、放送大学教育振興会)。

≪分担執筆者: ≫ 宮本みち子 (みやもと・みちこ) 1947年、長野県に生まれる。1975年、お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。放送大学教授・社会学博士。専攻、家族社会学、青年社会学、生活経営学。主な著書、『雇用流動化のなかの家族』(共編著、ミネルヴァ書房)、『ポスト青年期と親子戦略』(勁草書房)、『若者が「社会的弱者」に転落する』(洋泉社)、『人口減少社会のライフスタイル』(編著、放送大学教育振興会)、『現代社会の結婚と家族』(共編著、放送大学教育振興会)、『家族生活研究』(共編著、放送大学教育振興会)。

≪分担執筆者: ≫ 田淵六郎 (たぶち・ろくろう) 1968年、東京都に生まれる。1996年、東京大学大学院人文社会系研究科社会学専門分野博士課程退学。上智大学准教授・修士(社会学)。専攻、家族社会学、福祉社会学。主な著書、『グローバリゼーションと家族・コミュニティ』(共編著、文化書房博文社)、『福祉社会の価値意識』(共著、東京大学出版会)。


青山昌文/坂井素思 編著 『社会の中の芸術 '10』(宮下規久朗 著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
岩永雅也/星薫 編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子 著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23
坂井素思 『経済社会の考え方 '07』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2007年) '11/01/17

吉見俊哉 『大学とは何か』(岩波新書、2011年) '11/08/11
中山元 『正義論の名著』(ちくま新書、2011年) '11/07/06
根井雅弘 『経済学はこう考える』(ちくまプリマー新書、2009年) '11/06/20
志水宏吉 『学校にできること 一人称の教育社会学』(角川選書、2010年) '11/06/14
根井雅弘 『入門 経済学の歴史』(ちくま新書、2010年) '11/06/08
志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25
青砥恭 『ドキュメント高校中退 いま、貧困がうまれる場所』(ちくま新書、2009年) '11/05/23
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10
工藤庸子+岩永雅也 『大人のための「学問のススメ」』(講談社現代新書、2007年) '11/02/16
杉原厚吉 『大学教授という仕事』(水曜社、2010年) '10/12/30
門脇厚司 『社会力を育てる 新しい「学び」の構想』(岩波新書、2010年) '10/06/30





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本「図説 朝鮮戦争 (ふくろうの本・世界の歴史)」田中恒夫5

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図説 朝鮮戦争 (ふくろうの本/世界の歴史)
図説 朝鮮戦争  History of The Korean War (ふくろうの本・世界の歴史)

○著者: 田中恒夫
○出版: 河出書房新社 (2011/4, 単行本 144ページ)
○価格: 1,890円
○ISBN: 978-4309761626
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マジでジッサイ、ぼくは歴史のたぐいが大のニガテでね、ホントにまるでなにも知らない分かってない理解が及ばない不勉強、だから分からないを前提として、いま現在のところは分からなくても(どうにも)仕方がないのだけれども、いずれやがて(いまさらながらに?!とも思わなくもないのだが)分かるためには正しく深く理解するためには、すくなくともぼくは真剣に分かりたい理解したいと欲しているんだよ、その気持ちだけで、どうなんだろう、ごくごく細い切れてしまいそうな糸をたぐって、切れてしまわないかしらと気を揉みながらも、切れてしまってなるものか、あぁ切り捨てられてしまいたくない、、、もっともぼくが仮にぼくに相対する立場だったとするならば、有無を言わさずにスパッと切り捨てちゃうだろうなぁ、とするとすると


南北分断を生み、未だ休戦中の朝鮮戦争の全体像を豊富な図版とともに描く。勃発の背景、戦争の経緯、日本に与えた影響を、旧ソ連文書の公開によって明らかになった新事実とともに解説する。


≪目次: ≫
はじめに (二〇一一年三月 田中恒夫)

序章 朝鮮戦争の背景 1943年末〜1950年6月24日
――米ソの状況変化、スターリンが南進を承認――
南北分断国家の樹立(日本の敗戦と米ソ両軍の進駐/各抗日勢力の帰国/南北分断国家の樹立)/戦争に至る経緯(「国土完整」と「北進統一」/南北朝鮮の状況/国境紛争/北朝鮮による武力南侵の決定/南侵計画の樹立/南侵計画/南侵準備/開戦直前の韓国の状況)
【コラム】 アチソン演説/ソ連軍事顧問団が作成した南侵計画

第一章 北朝鮮軍の奇襲南侵とソウル陥落 1950年6月25日〜28日
――怒涛の進撃で首都を陥落――
ソウル攻略計画/韓国政府・軍の対応(開城・汶山正面(第1師団)/春川・洪川正面(第6師団)/東海岸正面(第8師団))/議政府正面の混乱/白石川〜倉洞の戦い(北朝鮮軍のソウル突入)/漢江橋の爆破/北朝鮮占領下のソウル(謎の停止三日間)
【コラム】 緒戦の対戦車戦闘の三様/人民蜂起はなぜ起きなかったのか

第二章 国連軍の介入と遅滞作戦 1950年6月29日〜7月31日
――北の破竹の進撃に追いつめられる国連軍――
米国の介入/戦争初期の海上作戦/初期の航空作戦/米地上軍の投入/漢江線の防御/米地上軍の緒戦――烏山の戦い/天安・全義〜鳥到院の戦い/韓国軍の再建と鎮川・陰城・忠州・堤川の戦い/国連軍の編成/時間との戦い/米軍、予想外の苦戦――錦江・大田の戦い/韓国軍の奮戦/韓国軍の第二次再編
【コラム】 マッカーサーと韓国軍軍曹/韓国軍の激闘――化寧場の戦闘/河東の罠

第三章 釜山橋頭堡の攻防 1950年8月1日〜9月14日
――固守か死か、国連軍決死の攻防戦――
釜山橋頭堡(固守か死か/国連軍の作戦環境/両軍の戦力)/八月の攻防霊山の戦いキーン作戦(米第25師団vs北朝鮮第6師団)/錦舞峰の戦い(米第1騎兵師団vs北朝鮮第3師団)/盈徳の海上撤退(韓国第3師団vs北朝鮮第5師団)/杞渓・安康里・浦項の戦い(韓国第1軍団vs北朝鮮第5・第12師団・第776部隊)/多富洞の戦い(韓国第1師団vs北朝鮮第1・3・13・15師団))/九月の攻防(霊山・昌寧・玄風地区の戦い(米第2師団vs北朝鮮第2・4・9・10師団)/馬山の戦い(米第25師団vs北朝鮮第6・7師団)/杞渓・安康里・浦項の戦い(韓国首都・第3師団vs北朝鮮第5・12師団)/多富洞の戦い(米第1騎兵師団vs北朝鮮第1・3・13師団)/永川の戦い(韓国第2軍団vs北朝鮮第15師団))
【コラム】 北朝鮮軍の実態

第四章 仁川上陸作戦と国連軍の反撃 1950年9月15日〜30日
――奇跡の作戦成功でソウルを奪還――
スレッジ・ハンマー作戦/国連軍の作戦準備/北朝鮮軍の状況/仁川上陸/ソウルへの進撃/ソウル奪還/烏山北側高地の占領――鉄床の完成/第八軍の攻勢転移/総追撃
【コラム】 クラーク海軍大尉の情報収集/上陸作戦を成功させた日本製の梯子/戦火の中の還都式/北朝鮮の残した傷跡

第五章 国連軍の北進 1950年10月1日〜10月24日
――38度線突破を命ずる! 直ちに北進せよ!――
38度線突破問題/韓国の立場/国連軍の北進作戦計画と韓国軍の北進/国連決議と国連軍北進の開始/元山攻略戦/平壌攻略戦/新マッカーサー・ライン/鴨緑江への総追撃

第六章 中共軍参戦と国連軍の後退 1950年10月25日〜51年1月24日
――人海戦術に翻弄され、国連軍まさかの撤退――
中共軍の介入/中共軍の一次攻勢(第一次戦役)(雲山、温井、煕川の戦い/黄海正面の戦況/楚山の占領と撤退作戦/東海岸正面/清川江の戦い)/中共軍の二次攻勢(第二次戦役)(国連軍のクリスマス攻勢/中共軍二次攻勢の開始/平壌防衛線/平壌撤退/米第10軍団の興南撤退/前線と後方)/中共軍の正月攻勢(第三次戦役)(国連軍の38度線陣地/中朝軍の正月攻勢/ソウル撤退(1・4撤退))
【コラム】 彭徳懐金日成史上初のジェット戦闘機同士の対戦――ミグセイバー/提督の反乱

第七章 国連軍の再反攻と中朝軍の春季攻勢 1951年1月25日〜6月30日
――ソウルを再奪還し、国連軍さらに北進――
国連、中共を侵略者と規定/国連軍の北進(サンダーボルト作戦(1月25日〜)/ラウンドアップ作戦(2月5日〜))/中朝軍の二月攻勢(2月11〜18日)(横城戦線/砥平里の戦い/中朝軍の攻勢止む/キラー作戦(2月21日〜)/リッパー作戦(3月7日〜)/マッカーサー解任)/中朝軍の四月攻勢(第五次戦役第一段階)(ラギッド作戦(4月9日〜)/中朝軍の四月攻勢(4月22〜30日)/ソウル防衛戦)/中朝軍の五月攻勢(第五次戦役第二段階)(中朝軍の五月攻勢(5月15〜23日)/第八軍の反撃/パイルドライバー作戦(5月22日〜))/五月攻勢の影響とマリク提案

第八章 休戦会談と陣地戦 1951年7月1日〜1953年7月27日
――休戦交渉、それは形を変えた戦争だった――
休戦会談の開始(協議事項/無期休会/国連軍の夏季攻勢と秋季攻勢(51年)(国連軍の夏季攻勢/国連軍の秋季攻勢)/暫定軍事分界線の妥協と陣地戦(休戦交渉の再開/防衛線の塹壕化/前哨陣地の争奪戦/智異山のゲリラ討伐/陣地戦における海空作戦/手詰まりの戦線と整備)/捕虜交換問題の紛糾と陣地戦(休戦交渉の行方)/中朝軍の秋季攻勢と国連軍の反撃(52年)(白馬高地の戦い/三角高地・狙撃稜線の戦い)/休戦(スターリンの死と交渉の再開/中朝軍の金城攻勢/休戦をめぐる金日成と李承晩)/休戦協定の調印
【コラム】 送還捕虜の様相

第九章 朝鮮戦争の影響
――今も続く南北分断の痛みと悲しみ――
戦争の被害(人的被害/物的被害)/南北朝鮮に及ぼした影響(北朝鮮/金日成独裁体制の確立/反米教化と総動員体制/軍事優先国家/対中近接/韓国/反共主義と米韓安全保障体制/経済成長/軍部の影響力の増大と軍事政権の樹立)/世界に及ぼした影響(米ソ冷戦構造の激化/米中対立の起源/中ソ対立の発端/国連の地位の向上)
【コラム】 朝鮮戦争の呼称

第一〇章 朝鮮戦争と日本
――米国のアジア戦略に組み込まれていく日本――
米軍占領下の日本/日本の戦争協力(第一期(1950年6月下旬〜8月中旬:戦争勃発直後の二カ月間)――精神的協力/第二期(1950年8月中旬〜1952年4月:講和条約発効)――積極的協力/第三期(1952年4月〜1953年7月:講和条約発効後)――協力の継続)/日本の国連軍への協力(協力の概要/間接的軍事的協力)/朝鮮戦争が日本に及ぼした影響(早期講和と日米安保体制の確立/再軍備の始まり/経済復興の第一歩――特需/朝鮮半島に関する戦略的関心の喪失)
【コラム】 「後世の歴史は必ず諸君の行動を評価してくれるものと信ずる」/李承晩ライン

付録年表 (1945年〜1954年)
主要参考文献
写真提供および転載


≪著者: ≫ 田中恒夫 (たなか・つねお) 1949年生まれ。防衛大学校卒。第一線部隊勤務の後、陸上自衛隊幹部候補生学校・富士学校戦史教官、防衛大学校助教授。2004年退官。著書『朝鮮戦争 多富洞の戦い』、共著『戦場の名言』、『大国ロシアになぜ勝ったのか――日露戦争の真実』、共訳『韓国戦争』全6巻、『白善回顧録 戦争と平和』など。






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本「高度成長 (シリーズ日本近現代史8、岩波新書1049)」武田晴人5

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高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉 (岩波新書)
高度成長 (シリーズ日本近現代史8、岩波新書1049)

○著者: 武田晴人
○出版: 岩波書店 (2008/4, 新書 256ページ)
○価格: 861円
○ISBN: 978-4004310495
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月夜があかるい時期にタイミングに周期にはいって、日に日に満ちてゆく月が夜の闇をあかるく照らして、果たして夜の闇が暗さがどれほどのものであり(人工的な照明がまったくないところを探すことの困難みたいなものは、およそぼくなんかの日常的な生活圏においてはないものでもないことから、闇夜のイメージは、どうなんだろう、ない)、月に照らされる夜のあかるさといったものが、もちろん昼の太陽の明るさとは異なるものであってしかし、同じものではなく異なるからこそ
上空を月夜をみあげて、顔をあげてね、うつむくことがなく、、、そう、気がつくと無意識のうちに、もしかしたら意識して積極的に視線を合わせることを可能なかぎりで忌避してね(無用な争いを含むいろいろな交渉をとにもかくにも避けたい)、そうするとシゼンに顔をマインドを下向きにすることが場面が少なくない、ものなのかどうなのか

そうね、高度成長ってね、成長って


日本経済の「後進性」が問題にされ、近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から、「経済大国」としての地位を確立する時代まで。「経済成長への神話」はどのように浸透し、また「ゆがみ」を生じさせていったのか。人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い、あるいはすれ違い続けたのか。通説に大胆に切り込む意欲作。


≪目次: ≫
はじめに――経済成長神話の誕生    経済成長の理論/国民所得概念の導入/予測された「未来像」/スピード狂の時代

第1章 一九五五年と一九六〇年――政治の季節
1 転機としての一九五五年
    国際的な緊張緩和/バンドン精神
2 独立後の政治不安    講和条約の背景/講和の残した問題/追放解除と政局不安/対立の構図/相次ぐ疑獄事件/特需消滅の不安
3 保守合同五五年体制    政界再編成の動き/吉田首相の退陣/鳩山内閣の成立/保守合同の実現/政策決定過程の変化
4 国際社会への復帰    日ソ交渉の妥協/国連加盟と国際機関参加/通商関係の回復と経済外交/賠償問題と経済協力/経済協力への取組み
5 春闘三池争議    生産性向上運動/春闘方式の成立/政・労の対立/三池争議/三池労働組合の敗北
6 日米安全保障条約改定問題    死の灰――第五福竜丸事件/「ちょっとした油断」/原水爆禁止運動石橋内閣の積極政策構想/岸内閣の対決姿勢/勤務評定反対闘争/警職法問題/安保改定交渉/安保条約改定阻止の運動/強行採決と自然承認/岸内閣の退陣/テロの台頭
7 五五年体制と戦後民主主義    改憲論の挫折――憲法問題調査会/独占禁止法問題懇談会/日銀法改正問題

第2章 投資競争と技術革新――経済の季節
1 経済自立から所得倍増
    経済計画の時代/完全雇用のための高成長志向/長期経済計画の策定/所得倍増への期待と成果
2 投資とその制約要因    外貨制約と成長率循環/投資が投資をよぶ経済/石炭政策の迷走/産業基盤整備の視点
3 「技術革新」と新産業育成    基幹産業の近代化・合理化/石油化学工業の誕生/機械工業の振興/電子工業の振興/二重構造と中小企業/集団就職の時代
4 「みせびらかしの消費」の時代    エネルギー革命/変わる生活の場とスタイル/「消費改革」/「一生の買い物」テレビ/「洗多苦」と「カカア電化」/「見せびらかしの消費」/流通革命/経済の季節

第3章 開放経済体制への移行――経済大国日本
1 ベトナム戦争下のアジア
    東京オリンピックの二週間/ベトナム戦争の激化/アメリカの政策転換/中国の文化大革命/激動の六八〜六九年/日韓国交正常化/日韓交渉と歴史認識/教科書裁判とアジア認識
2 開放体制への移行    貿易・為替の自由化/資本自由化
3 証券恐慌と大型合併    投資信託ブームの悪夢/六五年証券恐慌/日銀特融と金融緩和/赤字国債発行
4 大型合併と企業システム    産業・貿易構造の高度化/「第二の黒船」論/株式持合いの強化/大型合併の進展/日本的経営の形成/貿易黒字大国へ
5 「成長志向」への異議申し立て    佐藤内閣の政治姿勢/政治腐敗/「黒い霧解散」/革新都政の誕生/環境破壊と公害紛争/公害国会大学紛争/国立大学の入試中止/成長政策の見直し/過疎のなかの農村

第4章 狂乱物価金権政治――成長の終焉
1 二つのニクソン・ショック
    ニクソン訪中/ ドル防衛政策/佐藤内閣の対中国政策/変動相場制への移行
2 沖縄返還    沖縄返還問題/七〇年安保問題/沖縄返還の実現/沖縄の基地問題/日米繊維交渉/佐藤首相の退陣
3 列島改造狂乱物価    田中内閣の成立/日中国交回復/円高不況の不安/列島改造論と土地投機
4 二つの石油危機    第一次産品の高騰/コンビナート事故の続発/アラブ産油国の石油戦略/買い占め騒動/総需要抑制政策への転換/高度成長の終焉
5 企業の社会的責任と金権政治    石油闇カルテル/企業の社会的責任/金権批判/金大中事件とアジアの反日/田中内閣の退陣/三木内閣の挫折/首相の犯罪――ロッキード事件

おわりに――経済大国の陥穽    安定成長への転換/減量経営と省エネ/保守政権基盤の動揺/行財政改革と財政再建/アメリカとの貿易摩擦調整/プラザ合意と円高対策/経済大国の陥穽

あとがき (二〇〇八年三月 武田晴人)
参考文献
略年表 (1954・昭和29年〜1985・昭和60年)
索引


≪著者: ≫ 武田晴人 (たけだ・はるひと) 1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。専攻、経済史。著書、『日本の歴史19 帝国主義と民本主義』(集英社)、『談合の経済学』(集英社)、『日本経済の事件簿』(新曜社)、『財閥の時代』(新曜社)、『日本人の経済観念』(岩波書店)、『仕事と日本人』(ちくま新書)ほか。


雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13
シリーズ日本近現代史 全10巻





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本「エネルギーと社会 '11 (放送大学教材)」鈴木基之/柏木孝夫5

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エネルギーと社会 (放送大学教材)
エネルギーと社会 '11 (放送大学教材、総合科目)

○著者: 鈴木基之/柏木孝夫
○出版: 放送大学教育振興会 (2011/3, 単行本 205ページ)
○価格: 3,045円
○ISBN: 978-4595312830
クチコミを見る



ぼく、オールドスタイル。世の中の流行というのか、ながれなんかには、なかなかついていくことの困難、というか、そもそもむやみやたらに追従するような考えには、むしろ批判的な姿勢を採用したい、などと。たとえば、石橋を叩いて渡る、みたいな考え方があって、ときには、あえて叩かずにチャレンジして無理を強いても渡るべし、渡りきる前に橋が落ちたらその時はその時のことで、まさにその時にその対応を考えればいいわけで(まぁまぁ、なんともならないものでもないだろう)、とらぬタヌキの皮算用、心配しすぎて身を縮め足がすくんで行動を躊躇して結果的になにもしないことの方をこそ咎められよう、といったような考え方だってあろう。であってしかし、石橋を叩いて叩いてあぁあ〜壊しちゃった♪、あえて渡らない渡ることをしない、積極的な行動をなんら採用しない、みたいな考え方だって、ほめられることがなかったとしたって、あっちゃぁいけないわけじゃぁないだろう


平成23年度第1学期の単位認定試験(2011年7月27日(水)第1時限目)の成績評価はC(69〜60点、合格)
なかなかカンタンではないモンダイで、まぁまぁじっくりじっくり考えていきまひょ



エネルギーに関する国内外の情況を把握するとともに、将来ますます深刻化していく地球環境の変化とエネルギーについて、多角度からその関連性を解説する。化石燃料から非化石燃料へ、さらには化石燃料の高度利用やクリーン化技術など、エネルギーを取り巻く社会的背景や国際動向並びに技術の現状や将来展望まで含め、真に持続可能な社会を実現するための基本的な考え方を身につけ、国際的にも対応できる種々の知識を修得させる。


≪目次: ≫
口絵
まえがき (2011年3月20日 鈴木基之)
1.私たちの社会におけるエネルギー
1 はじめに/2 身近なところでのエネルギー消費/3 エネルギー源と最終消費/4 地球温暖化の現状/5 化石燃料から二酸化炭素の発生/6 おわりに――本講義の構成
鈴木基之(東京大学名誉教授)  DVD '11/04/13
2.エネルギーを身近なものに
1 はじめに/2 エネルギーの大きさの表記/3 太陽からのエネルギー(太陽の発生エネルギー/地表への到達エネルギー/地球表面の温度)/4 水の循環/5 地球上の植物の光合成/Box 1. 太陽エネルギー発電の提案例/6 エネルギーの消費量/7 おわりに
鈴木基之(東京大学名誉教授)  DVD '11/04/21
3.世界のエネルギー需給とエネルギー資源
1 増え続ける世界の人口とエネルギー消費/2 エネルギーの貧困に苦しんでいる人々/3 世界の地域別エネルギー需要の見通し/4 世界のエネルギー資源の確認埋蔵量
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/04/24
4.主要国のエネルギー需給
1 アメリカ:石油依存、中東依存からの脱却/2 ロシア:資源の国家管理強化/3 ヨーロッパ:エネルギー戦略の見直し(イギリス/フランス/ドイツ)/4 アジア:エネルギー需要の急増(中国/インド/インドネシア、ベトナム)
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/04/27
5.日本のエネルギー需給
1 ライフスタイルと社会構造の変化(少子高齢化時代の到来)/2 部門別にみたエネルギー消費(民生部門のエネルギー消費/運輸部門のエネルギー消費/産業部門のエネルギー消費)/3 供給サイドからみたエネルギーの安定供給(エネルギー自給率)/4 2030年に向けるエネルギー需要予測(エネルギー基本計画(2010年6月)の概要)
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/01
6.原子力核燃料サイクル
1 原子力推進の意義/2 世界的な原子力見直しの動きと日本の原子力政策/3 原子力利用に関する日本の政策/4 核燃料サイクル(核燃料サイクルとは/プルサーマル高速増殖炉(FBR)/放射性廃棄物の処理・処分)
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/10
7.化石エネルギーのクリーン化技術とCCS
1 クリーンコール技術と石炭ガス化複合発電(石炭に主点をおいた日本のエネルギー/世界のエネルギーと石炭利用/日本のクリーン・コール)/2 CO2回収・貯蔵技術(CCS; Carbon Capture and Storage)/3 グリーン・リファイナリー・システム技術/4 海洋バイオマスによるCO2資源化技術
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/13
8.省エネルギーとエネルギーマネージメント
1 省エネルギーの現状/2 強力に進められてきた日本の省エネルギー施策/3 革新的省エネルギー技術とエネルギーマネジメント
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/14
9.ヒートポンプとその応用
1 ヒートポンプとは/2 多様化するヒートポンプシステムと省エネルギー効果/3 究極のヒートポンプ式濃縮・蒸発装置
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/15
10.再生可能エネルギーシステム
1 再生可能エネルギーとは/2 再生可能エネルギーの導入実績と見直しとコスト比較/3 1kWh当たりの電源別発電コストの比較/4 大量導入に伴う系統対策システム/5 新エネルギー普及のための施策/6 再生可能エネルギー導入に伴う世論
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/18
11.太陽電池スマートハウス
1 進化する太陽電池システム/2 自然エネルギ発電とスマートハウス(太陽光発電でゼロ・エネルギーハウス化/エネルギーの見える化とスマートメーター/EVによる家庭内のエネルギー制御)/3 持続可能な社会を実現するエネルギーマネジメント
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/19
12.燃料電池と水素社会
1 水素社会の意義と燃料電池/2 燃料電池による統合型エネルギーネットワーク
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/22
13.自動車とエネルギー
1 運輸エネルギーの次世代化/2 次世代自動車・燃料イニシアティブにみる五つの戦略/3 自動車の電化と蓄電池(蓄電池の現状と取り組み/次世代自動車用蓄電池の方向性/燃料電池自動車関連事業者による取り組み)
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/24
14.スマートエネルギーネットワークシステム
1 スマートエネルギーの意義/2 スマートグリットとスマートハウス/3 スマートシティの実証――横浜、京都、豊田、北九州で未来都市の実験を開始/4 スマートコミュニティ・アライアンスによる日本の成長戦略
柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/05/29
15.将来の低炭素型社会とエネルギー
1 はじめに/2 スマートコミュニティ構想/3 低炭素社会に向かう社会的なしくみ/4 おわりに
鈴木基之 (東京大学名誉教授)、柏木孝夫 (東京工業大学大学院教授)  DVD '11/06/01

索引
著者紹介


≪著者: ≫ 鈴木基之 (すずき・もとゆき) 1941年、東京都に生まれる。1968年、東京大学大学院工学系研究科程修了、工学博士。1984年、東京大学生産技術研究所教授、95年同所長。1998年、国連大学副学長(2003年まで)。放送大学教授、中央環境審議会会長、東京工業大学監事(東京大学名誉教授)。専攻、環境化学工学。学会等、日本水環境学会会長、環境科学会会長、日本吸着学会会長、国際吸着学会(IAS)会長等を歴任。主な著書、Adsorption Engineering(Kodansha-Elsevier、1990)、『ゼロエミッション型産業を目指して』(CMC出版、2001)、『人間活動の環境影響』(放送大学教育振興会、2005)、『環境工学』(放送大学教育振興会、2007)、『続く世代に何を渡すのか』(武田計測先端知識財団編、2008)、『環境と社会』(放送大学教育振興会、2009)。受賞歴、環境科学会学会賞(1990)、化学工学会学会賞(2000)、国際水学会(IWA)Jenkins Medal(2000)、環境保全功労者表彰(2000)、日本水環境学会学会賞(2003)等。

≪著者: ≫ 柏木孝夫 (かしわぎ・たかお) 1946年、東京生まれ。1970年、東京工業大学工学部卒業。1979年、博士号取得。1980年、米国商務省NBS招聘研究員(1981年まで)。1988年、東京農工大学教授。2007年、国立大学法人東京工業大学大学院理工学研究科教授。2009年、国立大学法人東京工業大学先進エネルギー国際研究センター長。国立大学法人東京工業大学大学院教授。専門分野、エネルギー・環境システム、エネルギーシステム解析、冷凍・空気調和。審議会等、総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長(経済産業省、2010年3月まで)、経済産業省、内閣府の燃料電池評価・助言会議議長ほか、各種審議会委員。日本機械学会フェロー、日本エネルギー学会会長(21代)など。主な著書、『2050年への挑戦』、『地球からの贈り物』、『エネルギーシステムの法則』、『マイクロパワー革命』(平成14年3月エネルギーフォーラム優秀賞受賞)、『スマート革命』(平成22年7月)など。受賞歴、平成15年2月 日本エネルギー学会より学会賞(学術部門)受賞、平成16年5月 「炎で冷やした半世紀」の監修にあたり日本冷凍空調学会より学術賞受賞、平成20年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)受賞、平成21年3月 日本太陽エネルギー学会論文賞受賞、平成22年9月 電気学会部門優秀論文賞受賞など。


鈴木基之/植田和弘 編著 『環境と社会 '09』(大塚直 著、放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2009年) '11/04/22
東千秋/鈴木基之/濱田嘉昭 編著 『物質循環と人間活動 '07』(放送大学教材;基礎科目、放送大学教育振興会、2007年) '10/09/08





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本「純粋理性批判 〈6〉  Kritik der reinen Vernunft, 1787 (光文社古典新訳文庫133)」カント、中山元 訳5

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純粋理性批判 6 (光文社古典新訳文庫 Bカ 1-7)
純粋理性批判 〈6〉  Immanuel Kant: “Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage”1787. (光文社古典新訳文庫133)

○著者: イマヌエル・カント中山元
○出版: 光文社 (2011/9, 文庫 375ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4334752354
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きせつのかわりめ、ということにしておいて欲しんですけど、スンマセン。可能なかぎりで従順に、真意はともかくとしても表面的には表向きは見える部分は対外的には、演じることを積極的に意識しておこなって、決して迷惑をおかけすることはいたしませんので、アシカラズ。心がけとしては、ぼくがトクをする気はプラスを一方的に享受するような考えなどは、そもそも有していないのでありまして、ある意味では愚直なほどに忠実に、お金儲けはヘタクソなんです、たとえば仕入れ価格と売値との差額が利益になるわけで、ボランティアでやってるわけではないのですから、安く仕入れて高く売るのが基本の原理原則なんだろうけれども、頭ではモチロン理解しているとは思っているんだけれどもね、しかしジッサイ、ぼくはダメなんだよなぁ、ぼくにはできないんだよなぁ、ぼくは困っていないからさぁ、ぼくから他者への譲渡をおこなうにあたっては、ぼくはその時点において、ぼくが譲渡する相手方との関係においてね、ぼくが相手に譲渡するモノについてね、ぼくが取得した価格以上に高額な価格で取り引きをおこなうことに、そんなことは基本中の基本なんんだろうけれども、どうにもぼくにはそのポイントをスルリとなんらの抵抗感を抱くことなくスルーすることが困難なのであって、偽善だよ、エエカッコシイィだなぁ、などといったような、いかなる批判も否定できない(甘んじて受け容れましょ)、そうなんだろうなぁ、キレイゴトではキレイゴトだけではこの世をときに世知辛い世の中、世間、社会を生きて生活して生き抜いていくことは、あぁどうなんだろう



第6巻は「超越論的な弁証論」の第三章「純粋理性の理想」を扱う。ここでは神の現実存在の議論が検討され、デカルト以来の伝統的な近代哲学の神の存在証明が分類され、すべてが批判される。そしてこの存在証明に基づく神学の考察と批判が展開されることになる。


≪目次: ≫
凡例

純粋理性批判Kritik der reinen Vernunft)6』

第一部 超越論的な原理論
第二部門 超越論的な論理学
第二部門の第二部 超越論的な弁証論

第二篇 純粋理性の弁証論的な推論について
第三章 純粋理性の理想

第一節 理想一般について    658 カテゴリーと理念における客観的な実在性の欠如/659 理想における客観的な実在性の欠如/660 完璧な人間の理想/661 完璧な人間の理念と理想/662 理性の理想と感性の理想/663 理性の理想の意図
第二節 超越論的な理想(超越論的な原型)について    664 規定可能性の原則/665 〈あまねき規定性〉の原則/665n 可能性の総体/666 あまねき規定という概念/667 〈原概念〉としての〈すべての可能性の総体〉の理念/668 論理的な否定と超越論的な否定/669 派生的な概念としての否定/669n 無知の深淵/670 実在性の全体の理念/671 〈もっとも実在的な存在者〉という理想/672 超越論的な理想の原理と超越論的な理念/673 原型としての理想/674 最高の実在者の三つの呼び名/675 単純なもの/676 物の〈根拠〉としての根源的な存在者/677 超越論的な意味での〈神〉/678 虚構の実体化/679 最高の実在性についての問い/680 経験的な原理についての自然な錯覚/681 超越論的な搾取/681n 理想の実在化、実体化、人格化のプロセス
第三節 思索を営む理性が、最高の存在者の現存を推論する証拠根拠について    682 理性の土台としての無条件的なものの理念/683 根源的な存在者にいたる論拠/684 無条件的に必然的な存在者にいたる推論/685 無条件的な存在者に必要な特徴/686 無条件的に必然的な存在者の概念をもっとも満たす概念/687 理性の自然な進みゆき/688 決定の選択肢/689 制約された存在者と絶対的に必然的な存在者/690 理性の実践的な動機/691 最高原因と一神教
思索を営む理性によって神の現実存在を証明するための三種類の方法    692 三種類の神の存在証明/693 証明の順序
第四節 神の現実存在についての存在論的な証明が不可能であることについて    694 知性の矛盾/695 「無条件的なもの」という概念への疑問/696 「無条件的なもの」という概念への省察の欠如/697 概念から存在への推論/698 分析的な命題の必然性とその限界/699 絶対的に必然的な主語――矛盾と不可能性/700 〈もっとも実在的な存在者〉という概念による反論/700n 論理的な可能性と実在的な可能性の違い/701 哀れなトートロジー/702 論理的な分析命題と事物を規定する総合命題の違い/703 「ある」は実在的な術語ではない/704 「存在する」という述語の効果/705 経験の領域の外部での〈現存〉の可能性/706 最高の存在者の理念/707 神の存在論的な証明の挫折
第五節 神の現実存在についての宇宙論的な証明が不可能であることについて    708 理性の二つの要求/709 存在論的な証明と宇宙論的な証明の違い/710 宇宙論的な証明の呼び名について――存在論的な証明や自然神学的な証明との違い/710n 因果関係の終端/711 もっとも実在的な存在者による証明/712 宇宙論的な証明のごまかし/713 推論の欺瞞を暴く/714 宇宙論的な証明のごまかし/715 宇宙論的な証明の誤謬/716 詭弁の巣窟/717 四つの誤謬推論/718 宇宙論的な証明の不可能性の証明/719 宇宙論的な証明の越権/720 超越論的な理想の課題/721 理性の深淵/722 理想の占める場所
必然的な存在者が現実存在するというすべての超越論的な証明に含まれる弁証論的な仮象の発見と説明    723 超越論的な証明における仮象の原因/724 宇宙論的な証明の背後にある推論/725 必然性の原則と偶然性の原則/726 絶対的に必然的なものは世界のうちには存在できない/727 物質は〈絶対に必然的な存在者〉ではない/728 超越論的な虚偽の避けがたさ
第六節 自然神学的な証明が不可能であることについて    729 自然神学的な証明とは/730 自然神学的な証明の不可能性/731 最高の存在者にいたる〈橋〉/732 最高の存在者の要請/733 自然神学的な証明と自然研究/734 自然神学的な証明の恩恵/735 自然神学的な証明の欠陥/736 自然神学的な証明の四つの段階/737 自然神学の証明メカニズム/738 自然神学的な証明の限界――世界建築者の存在証明にすぎない/739 自然神学的な証明の欠陥/740 この欠陥の根拠/741 自然神学的な証明の不可能性/742 自然神学的な証明と存在論的な証明/743 自然神学者たちの失敗/744 存在論的な証明の優位
第七節 理性の思弁的な原理によって行われるすべての神学の批判    745 神学の分類/746 超越論的な神学の二つの道/747 自然的な神学の二つの道/747n 道徳的な神学と神学的な道徳の違い/748 理神論と有神論の違い/749 理論的な認識と実践的な認識の定義とその違い/750 理論的な認識における絶対的な必然性の認識/751 思索に基づく認識と自然的な認識/752 思索に基づく認識の〈濫用〉/753 原因性の原則の濫用/754 ふたたび自然神学的な証明の無効性について/755 まとめ/756 神の存在についての問い/757 思索を営む理性の利用の効用/758 超越論的な神学の効用/759 完璧な理想としての神

超越論的弁証論 付録
純粋理性の理念の統制的な使用について    760 理性の自然な傾向/761 理念の二つの使用方法/762 対象にかんする知性と理性の役割/763 虚焦点としての理念――理念の統制的な使用について/764 理性の目的/765 理性の確定的な使用と仮説的な使用/766 理性の仮説的な使用の目的/767 認識の統一の機能/768 理性の超越論的な原則の役割/769 根源的な力の理念の導出の手続き/770 根源的な力の仮説の目的/771 統一の試みの必然性/772 自然の体系的な統一を裏づける超越論的な原理の必要性/773 概念の体系と生物体系の類比/774 自然における統一の試み/775 類の原理の必然性/776 類の原理と種の原理/777 下降の方法と上昇の方法/778 類比の法則の意味/779 人間の認識の条件としての同種性と多様性/780 理性の三つの原理/781 地平の概念/782 種についての二つの原則/783 三つの法則の役割/784 自然解釈の論理的な法則と自然の客観的な法則/785 形式の連続性の概念が経験に適用できない理由/786 天体の軌道の実例/787 この原理の二面性/788 純粋理性の原理の統制的な使用の意味/789 感性の図式の類似物としての理性の理念/790 理性の主観的な原理/791 統制的な原則と主観的な原理/792 主観的な原理の応用/793 主観的な原理としての親和性の原則
人間の理性に固有の自然の弁証論の究極の意図について    794 理念の使命/795 理念の根拠づけの課題/796 理念の客観的な実在性と図式/797 この原理の三つの課題/798 宇宙論的な理念の問題点/799 観念的な存在者の性格/800 理神論的な神の概念/801 神の存在と人間の理性の関係/808 自立した理性/803 最高の存在者の位置/804 曖昧な原理/805 理性的な存在者の二義性/806 理性的な存在者の理念の〈使い道〉/807 心という実体の理念が理性にたいしてもつ意味/808 世界概念の理念が理性にたいしてもつ意味/809 神の理念が理性にたいしてもつ意味/810 神の理念のもたらす〈恩恵〉/810n 地球が長球形であることの利益/811 理性の眩暈/812 理念の誤用の第一の誤謬――理性の怠慢/812n 「理性の怠慢」という名称について/813 理念の誤用の第二の誤謬――理性の倒錯/814 自然研究の目的/815 理性の〈学校〉/816 理性の本性への問い/817 超越論的な神学への三つの問い/817n 心理学的な理念にまつわる幻想の批判の手続き/818 世界創造者の存在についての問い/819 最高の存在者と自然研究の方法/820 神と自然/821 永遠の論争の原因/822 思索を営む理性の訴訟

訳注

 
純粋理性批判Kritik der reinen Vernunft)6』 解説/中山元
第一章 理念の理想とあまねき規定性
第一節 理念の理想について    超越論的な弁証論の課題/理想とは/イデアと理念/理念と理想
第二節 あまねき規定性    本文第二節「超越論的な理想(超越論的な原型)について」の構成/あまねき規定性/論理的な規定と実在的な規定/あまねき規定性の理想/ライプニッツの神、モナド、充足理由律/否定の概念/根源的な存在者
第二章 神の存在証明の検討
第一節 神の存在証明の道徳的な価値    神の存在証明の批判/理性の切実な要求/神の三種類の存在証明
第二節 神の存在論的な証明の歴史    アンセルムストマス・アクィナスデカルトのアポステリオリな証明/デカルトの証明とアンセルムスの証明の違い/デカルトのアプリオリな証明/スピノザとライプニッツの神の存在証明
第三節 カントの批判    カントの存在論的な証明の批判/分析命題と総合命題/現実存在と実在性は異なる
第四節 宇宙論的な神の存在証明    世界の偶然性による証明/「わたし」の存在の不思議さ/四つの超越論的な誤謬/超越論的な証明/必然的なものと偶然的なもの/統制的な原理としての神
第五節 自然神学的な神の存在証明    世界の設計者/この証明の長所/この証明の欠陥
第六節 道徳的な神学への道    神の存在証明と神学/合理的な神学の分類/道徳神学
第三章 超越論的な弁証論の総括
第一節 理念の性格について    虚偽の「巣窟」/理念の課題
第二節 理念の超越論的な根拠づけ    虚焦点/認識を体系化する理念/理性の〈確定的な〉使用と〈仮説的な〉使用/理性の〈仮説的な〉使用の役割/理性の三つの原理/理性の図式/理念と図式の違い/三つの理念/心についての理念/世界についての理念/神についての理念
第三節 理性の錯誤    理性の怠慢/理性の倒錯/神の存在の必要性/結論




訳者あとがき 中山元


≪著者: ≫ イマヌエル・カント Immanuel Kant [1724-1804] ドイツ(東プロイセン)の哲学者。近代に最も大きな影響を与えた人物の一人。『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』のいわゆる三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における「コペルニクス的転回」を促した。フィヒテ、シェリング、ヘーゲルとつながるドイツ観念論の土台を築いた。

[訳者] 中山 元 Nakayama Gen 1949年生まれ。哲学者、翻訳家。主著に『思考のトポス』『フーコー入門』『はじめて読むフーコー』『思考の用語辞典』『賢者と羊飼い』『フーコー 生権力と統治性』『フーコー 思想の考古学』ほか。訳書に『自我論集』『エロス論集』『幻想の未来/文化への不満』『人はなぜ戦争をするのか』『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの』(以上、フロイト)、『パピエ・マシン(上)』(デリダ)、『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』『純粋理性批判 1』(共にカント)、『人間不平等起源論』『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(共にルソー)、『職業としての政治 職業としての学問』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(共にウェーバー)、『善悪の彼岸』『道徳の系譜学』(共にニーチェ)ほか多数。

カント 『純粋理性批判〈5〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787.』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2011年) '11/02/08
カント 『純粋理性批判〈4〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787.』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2011年) '11/02/08
カント 『純粋理性批判〈3〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787.』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/10/05
カント 『純粋理性批判〈2〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787.』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/06/24
カント 『純粋理性批判〈1〉  Kritik der reinen Vernunft, 2. Auflage, 1787.』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2010年) '10/02/21
カント 『永遠平和のために』(宇都宮芳明 訳、ワイド版岩波文庫、2005年) '08/11/25
カント 『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』(中山元 訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/09/02

竹田青嗣 『完全解読 カント『実践理性批判』』(講談社選書メチエ、2010年) '11/01/05
中島義道 『『純粋理性批判』を噛み砕く』(講談社、2010年) '10/10/26
竹田青嗣 『完全解読 カント『純粋理性批判』』(講談社選書メチエ、2010年) '10/06/09
ジル・ドゥルーズ 『カントの批判哲学  La philosophie critique de Kant, 1963.』(國分功一郎 訳、ちくま学芸文庫、2008年) '09/08/11
中島義道 『カントの自我論』(岩波現代文庫、2007年) '09/06/24
中島義道 『カントの法論』(ちくま学芸文庫、2006年) '09/02/09
中島義道 『カントの人間学』(講談社現代新書、1997年) '09/02/07
中島義道 『カントの時間論』(岩波現代文庫、2001年)'09/01/28
中島義道 『カントの読み方』(ちくま新書、2008年) '09/01/23





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